JPH08270937A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH08270937A JPH08270937A JP11353496A JP11353496A JPH08270937A JP H08270937 A JPH08270937 A JP H08270937A JP 11353496 A JP11353496 A JP 11353496A JP 11353496 A JP11353496 A JP 11353496A JP H08270937 A JPH08270937 A JP H08270937A
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- Japan
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- exhaust gas
- combustion
- exhaust
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガスの屋内側への逆流を検出して燃焼の継
続を停止させることにより安全性を向上させた燃焼装置
を提供する。 【解決手段】 屋内への排ガスの流出部（逆流防止部
６）を備えた燃焼装置であって、屋内側への排ガスの流
れ出しを温度によって検出し、その検出温度や検出温度
の異常の継続時間を以て逆流判別を行い、排ガスの逆流
時には燃焼を停止させることとしたものである。
続を停止させることにより安全性を向上させた燃焼装置
を提供する。 【解決手段】 屋内への排ガスの流出部（逆流防止部
６）を備えた燃焼装置であって、屋内側への排ガスの流
れ出しを温度によって検出し、その検出温度や検出温度
の異常の継続時間を以て逆流判別を行い、排ガスの逆流
時には燃焼を停止させることとしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂釜等に使用される
燃焼装置に関する。
燃焼装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、屋内に設置される燃焼装置にお
いて、完全燃焼は安全上、不可欠な要素であり、そのた
めには、燃焼生成物の排除と、新鮮な空気の供給が円滑
になされることが条件となる。例えば、従来より使用さ
れている風呂釜においては、図４に示すように、燃焼用
の空気を屋内よりとり、排ガスを自然ドラフトを利用し
て排気筒で排出するようにしており、そのために、吸排
気が円滑になされるように排気筒及び換気口が設計され
ている。ところで、近年においては、家屋の気密化が進
み、なんらかの理由で、屋内が屋外に比較して気圧が低
くなることがあり、そのため、排気筒を介して外気が流
入して燃焼部に至り、炎が吹き消されてしまうおそれが
あるために、外気を屋内に逃がすようにした逆風防止部
が設けられている。
いて、完全燃焼は安全上、不可欠な要素であり、そのた
めには、燃焼生成物の排除と、新鮮な空気の供給が円滑
になされることが条件となる。例えば、従来より使用さ
れている風呂釜においては、図４に示すように、燃焼用
の空気を屋内よりとり、排ガスを自然ドラフトを利用し
て排気筒で排出するようにしており、そのために、吸排
気が円滑になされるように排気筒及び換気口が設計され
ている。ところで、近年においては、家屋の気密化が進
み、なんらかの理由で、屋内が屋外に比較して気圧が低
くなることがあり、そのため、排気筒を介して外気が流
入して燃焼部に至り、炎が吹き消されてしまうおそれが
あるために、外気を屋内に逃がすようにした逆風防止部
が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この逆風防
止部は、排ガスを屋内に流すため、その排ガスが屋内に
充満して不完全燃焼を引き起こすおそれがある。また、
なんらかの原因で排気筒が閉塞された場合も、排ガスが
逆風防止部を通して屋内に逆流し、この排ガスで屋内が
汚染されるおそれがある。
止部は、排ガスを屋内に流すため、その排ガスが屋内に
充満して不完全燃焼を引き起こすおそれがある。また、
なんらかの原因で排気筒が閉塞された場合も、排ガスが
逆風防止部を通して屋内に逆流し、この排ガスで屋内が
汚染されるおそれがある。
【０００４】そこで、本発明は、排ガスの屋内側への逆
流を検出して燃焼の継続を停止させることにより安全性
を向上させた燃焼装置を提供することを目的とする。
流を検出して燃焼の継続を停止させることにより安全性
を向上させた燃焼装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は、図
１及び図２に例示するように、屋内への排ガスの流出部
（逆流防止部６）を備えた燃焼装置（１）であって、屋
内側への排ガスの流れ出しを温度によって検出し、その
検出温度や検出温度の異常の継続時間を以て逆流判別を
行い、排ガスの逆流時には燃焼を停止させることとした
ものである。
１及び図２に例示するように、屋内への排ガスの流出部
（逆流防止部６）を備えた燃焼装置（１）であって、屋
内側への排ガスの流れ出しを温度によって検出し、その
検出温度や検出温度の異常の継続時間を以て逆流判別を
行い、排ガスの逆流時には燃焼を停止させることとした
ものである。
【０００６】本発明の燃焼装置は、電磁弁（１１）を介
して供給される燃料を燃焼させるバーナを有する燃焼器
具（３）と、この燃焼器具に取り付けられて排ガスを屋
外に放出する排気手段（一次排気筒４及び二次排気筒
５）と、この排気手段から前記排ガスが逆流した際に、
前記燃焼器具側への流入を抑制して屋内に流出させる流
出部（逆流防止部６）と、この流出部の温度検出によ
り、前記排ガスの逆流を検出する逆流検出手段（温度セ
ンサ１５）と、この逆流検出手段が前記排ガスの逆流を
検出したとき、前記電磁弁を遮断することを特徴とす
る。このように構成したことにより、排ガスの逆流時に
生じる温度上昇を以て、速やかに排ガスの逆流を検出し
て燃焼を停止させ、排ガスによる危険性を防止できると
ともに、不完全燃焼の誘発を防止でき、安全性の高い燃
焼状態を維持することができる。
して供給される燃料を燃焼させるバーナを有する燃焼器
具（３）と、この燃焼器具に取り付けられて排ガスを屋
外に放出する排気手段（一次排気筒４及び二次排気筒
５）と、この排気手段から前記排ガスが逆流した際に、
前記燃焼器具側への流入を抑制して屋内に流出させる流
出部（逆流防止部６）と、この流出部の温度検出によ
り、前記排ガスの逆流を検出する逆流検出手段（温度セ
ンサ１５）と、この逆流検出手段が前記排ガスの逆流を
検出したとき、前記電磁弁を遮断することを特徴とす
る。このように構成したことにより、排ガスの逆流時に
生じる温度上昇を以て、速やかに排ガスの逆流を検出し
て燃焼を停止させ、排ガスによる危険性を防止できると
ともに、不完全燃焼の誘発を防止でき、安全性の高い燃
焼状態を維持することができる。
【０００７】即ち、本発明の燃焼装置において、前記逆
流検出手段は、前記流出部に設置した温度検出手段（温
度センサ１５）によって構成し、検出温度が所定温度を
越えたことを以て、前記排ガスの逆流とすることを特徴
とする。このような設定により、排ガスの逆流を迅速に
判別することができる。
流検出手段は、前記流出部に設置した温度検出手段（温
度センサ１５）によって構成し、検出温度が所定温度を
越えたことを以て、前記排ガスの逆流とすることを特徴
とする。このような設定により、排ガスの逆流を迅速に
判別することができる。
【０００８】また、本発明の燃焼装置は、電磁弁を介し
て供給される燃料を燃焼させるバーナを有する燃焼器具
（３）と、この燃焼器具に取り付けられて排ガスを排気
する排気手段（一次排気筒４及び二次排気筒５）と、こ
の排気手段から前記排ガスが逆流した際に、前記燃焼器
具側への流入を抑制して屋内に流出させる流出部（逆流
防止部６）と、前記排気手段側で温度を検出する第１の
温度検出手段と、前記流出部で温度を検出する第２の温
度検出手段とを備えて、前記第１の温度検出手段で検出
された第１の温度と前記第２の温度検出手段で検出され
た第２の温度とを比較し、第２の温度が第１の温度以上
である場合に前記排ガスの逆流であると判別し、前記電
磁弁を遮断することを特徴とする。このように構成した
ことにより、排気側の温度と流出部側の温度とを比較す
ることで、流出部側の温度上昇により排ガスが屋内に流
れ出していることを速やかに検出でき、その結果、電磁
弁を遮断させることができる。
て供給される燃料を燃焼させるバーナを有する燃焼器具
（３）と、この燃焼器具に取り付けられて排ガスを排気
する排気手段（一次排気筒４及び二次排気筒５）と、こ
の排気手段から前記排ガスが逆流した際に、前記燃焼器
具側への流入を抑制して屋内に流出させる流出部（逆流
防止部６）と、前記排気手段側で温度を検出する第１の
温度検出手段と、前記流出部で温度を検出する第２の温
度検出手段とを備えて、前記第１の温度検出手段で検出
された第１の温度と前記第２の温度検出手段で検出され
た第２の温度とを比較し、第２の温度が第１の温度以上
である場合に前記排ガスの逆流であると判別し、前記電
磁弁を遮断することを特徴とする。このように構成した
ことにより、排気側の温度と流出部側の温度とを比較す
ることで、流出部側の温度上昇により排ガスが屋内に流
れ出していることを速やかに検出でき、その結果、電磁
弁を遮断させることができる。
【０００９】そして、本発明の燃焼装置において、前記
検出温度が所定温度を越えた時間が所定時間に到達した
とき、又は、前記第２の温度が前記第１の温度以上であ
る時間が所定時間に到達したとき、前記電磁弁を遮断状
態に制御する制御手段（１６）を備えたことを特徴とす
る。このように、時間の継続や積算時間を以て電磁弁を
遮断すれば、瞬間的な温度上昇による燃焼停止を防止で
きる。
検出温度が所定温度を越えた時間が所定時間に到達した
とき、又は、前記第２の温度が前記第１の温度以上であ
る時間が所定時間に到達したとき、前記電磁弁を遮断状
態に制御する制御手段（１６）を備えたことを特徴とす
る。このように、時間の継続や積算時間を以て電磁弁を
遮断すれば、瞬間的な温度上昇による燃焼停止を防止で
きる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した一実
施形態を参照して詳細に説明する。
施形態を参照して詳細に説明する。
【００１１】図１は、本発明の燃焼装置の実施の形態を
示している。燃焼装置１は風呂装置を構成している。こ
の燃焼装置１は、屋内に設置された燃焼器具本体たる風
呂釜２と、この風呂釜２に内蔵された燃焼器具３からの
排ガスを屋外に排出するための一次排気筒４と二次排気
筒５との間に介在された逆流防止部６とを具備するもの
である。
示している。燃焼装置１は風呂装置を構成している。こ
の燃焼装置１は、屋内に設置された燃焼器具本体たる風
呂釜２と、この風呂釜２に内蔵された燃焼器具３からの
排ガスを屋外に排出するための一次排気筒４と二次排気
筒５との間に介在された逆流防止部６とを具備するもの
である。
【００１２】風呂釜２には、燃焼器具３を加熱するメイ
ンバーナ７と、ガスコック８が内蔵される。ガスコック
８は、点火つまみ９の操作によって、パイロットバーナ
１０を点火して電磁弁１１を開とし、メインバーナ７に
燃料ガスを供給して燃焼を行うものである。
ンバーナ７と、ガスコック８が内蔵される。ガスコック
８は、点火つまみ９の操作によって、パイロットバーナ
１０を点火して電磁弁１１を開とし、メインバーナ７に
燃料ガスを供給して燃焼を行うものである。
【００１３】一次排気筒４は、燃焼器具３に取り付けら
れ、二次排気筒５は、屋内から屋外に突出している。
れ、二次排気筒５は、屋内から屋外に突出している。
【００１４】逆流防止部６には、一次排気筒４との間に
開放された流出部としての逆風流出部１２が設けられ、
中間部に流れを変える手段として変流板１３が設けられ
る。かかる逆流防止部６において、変流板１３より上部
に、排ガスの温度を検出する第１の温度検出手段である
温度センサ１４が設けられ、逆風流出部１２近傍に屋内
に流出する外気または排ガスの温度を検出する第２の温
度検出手段として温度センサ１５が設けられる。なお、
温度センサ１４と温度センサ１５は、サーミスタの他、
他の温度検出手段であるバイメタル、温度ヒューズ等従
来のいずれのものも適用可能である。
開放された流出部としての逆風流出部１２が設けられ、
中間部に流れを変える手段として変流板１３が設けられ
る。かかる逆流防止部６において、変流板１３より上部
に、排ガスの温度を検出する第１の温度検出手段である
温度センサ１４が設けられ、逆風流出部１２近傍に屋内
に流出する外気または排ガスの温度を検出する第２の温
度検出手段として温度センサ１５が設けられる。なお、
温度センサ１４と温度センサ１５は、サーミスタの他、
他の温度検出手段であるバイメタル、温度ヒューズ等従
来のいずれのものも適用可能である。
【００１５】この燃焼装置１は、温度センサ１４と排ガ
スの逆流検出手段として温度センサ１５によって温度を
検出し、逆流防止部６と逆風流出部１２近傍の温度を比
較するか、温度センサ１５からの検知信号により逆風流
出部１２近傍の温度が所定温度を越えたか否かを判断す
ることにより排ガスの屋内流出を監視し、排ガスが屋内
流出状態にある場合、電磁弁１１を遮断する手段とし
て、電磁弁１１の電気回路をＯＦＦとする制御手段１６
が設けられる。なお、所定温度とは、燃焼器具の燃焼性
能により定まり、測定によって得られたものである。
スの逆流検出手段として温度センサ１５によって温度を
検出し、逆流防止部６と逆風流出部１２近傍の温度を比
較するか、温度センサ１５からの検知信号により逆風流
出部１２近傍の温度が所定温度を越えたか否かを判断す
ることにより排ガスの屋内流出を監視し、排ガスが屋内
流出状態にある場合、電磁弁１１を遮断する手段とし
て、電磁弁１１の電気回路をＯＦＦとする制御手段１６
が設けられる。なお、所定温度とは、燃焼器具の燃焼性
能により定まり、測定によって得られたものである。
【００１６】制御手段１６は、温度センサ１４及び温度
センサ１５による検知信号を比較し、（温度センサ１４
の検出温度（第１の温度））≦（温度センサ１５の検出
温度（第２の温度））である場合、または温度センサ１
５からの検知信号により逆風流出部１２近傍の温度が所
定温度を越えた場合を異常状態とし、この異常状態にあ
る時間が所定時間に達した際、電磁弁１１の電気回路を
ＯＦＦとし、燃料ガスの供給を遮断するように動作を行
う。
センサ１５による検知信号を比較し、（温度センサ１４
の検出温度（第１の温度））≦（温度センサ１５の検出
温度（第２の温度））である場合、または温度センサ１
５からの検知信号により逆風流出部１２近傍の温度が所
定温度を越えた場合を異常状態とし、この異常状態にあ
る時間が所定時間に達した際、電磁弁１１の電気回路を
ＯＦＦとし、燃料ガスの供給を遮断するように動作を行
う。
【００１７】また、制御手段１６は、異常状態にある時
間が一定時間内に累積的に所定時間に達した際、電磁弁
１１の電気回路をＯＦＦとし、燃料ガスの供給を遮断す
るように動作を行うものである。なお、所定時間とは、
屋内に排ガスが流出し始めてから不完全燃焼が発生する
までの時間であり、メインバーナ７の性能及び屋内の容
積等により算出される値である。
間が一定時間内に累積的に所定時間に達した際、電磁弁
１１の電気回路をＯＦＦとし、燃料ガスの供給を遮断す
るように動作を行うものである。なお、所定時間とは、
屋内に排ガスが流出し始めてから不完全燃焼が発生する
までの時間であり、メインバーナ７の性能及び屋内の容
積等により算出される値である。
【００１８】この燃焼装置１の動作を説明する。燃焼装
置１が正常状態にあるときは、燃焼器具３からの燃焼に
よる排ガスは、一次排気筒４から逆流防止部６の変流板
１３を介して二次排気筒５に至り、屋外へ排出される。
このため、温度センサ１４近傍は逆風流出部１２近傍よ
り高温化し、温度センサ１４による排ガス温度にかかる
検知信号は、温度センサ１５による検知信号に比較して
大である。正常状態にあるときは、そのまま燃焼が継続
する（図１参照）。
置１が正常状態にあるときは、燃焼器具３からの燃焼に
よる排ガスは、一次排気筒４から逆流防止部６の変流板
１３を介して二次排気筒５に至り、屋外へ排出される。
このため、温度センサ１４近傍は逆風流出部１２近傍よ
り高温化し、温度センサ１４による排ガス温度にかかる
検知信号は、温度センサ１５による検知信号に比較して
大である。正常状態にあるときは、そのまま燃焼が継続
する（図１参照）。
【００１９】ここで、屋内が屋外に比較して気圧が低く
なっていて、負圧となると、外気が二次排気筒５を介し
て逆流防止部６の逆風流出部１２から屋内に流出し、こ
れと共に排ガスは屋内に流出する（図２参照）。このた
め、温度センサ１４近傍の温度と逆風流出部１２におけ
る温度センサ１５近傍の温度とは等しいか又は後者の方
が高温化する。制御手段１６は高温状態を異常状態とす
ると共に、この異常状態にある時間が所定時間に達した
際、電磁弁１１の電気回路をＯＦＦとして燃料ガス供給
の遮断を行う。これにより、風呂釜２は、直ちに燃焼停
止することになる。
なっていて、負圧となると、外気が二次排気筒５を介し
て逆流防止部６の逆風流出部１２から屋内に流出し、こ
れと共に排ガスは屋内に流出する（図２参照）。このた
め、温度センサ１４近傍の温度と逆風流出部１２におけ
る温度センサ１５近傍の温度とは等しいか又は後者の方
が高温化する。制御手段１６は高温状態を異常状態とす
ると共に、この異常状態にある時間が所定時間に達した
際、電磁弁１１の電気回路をＯＦＦとして燃料ガス供給
の遮断を行う。これにより、風呂釜２は、直ちに燃焼停
止することになる。
【００２０】また、二次排気筒５がなんらかの理由で閉
塞された場合も、排ガスは排出路が遮断されたことによ
り、逆風流出部１２を介して屋内に流出する（図３参
照）。この場合、排ガスは先ず、二次排気筒５及び逆流
防止部６近傍に滞留して逆風流出部１２から屋内に流出
するため、逆風流出部１２近傍は所定温度（例えば１０
０℃）を越える。制御手段１６は高温状態を閉塞によっ
て排ガスが屋内に逆流していると判断し、この状態が所
定時間に達した際、電磁弁１１の電気回路をＯＦＦとし
て燃料ガスの供給を遮断し、直ちに燃焼停止を行う。
塞された場合も、排ガスは排出路が遮断されたことによ
り、逆風流出部１２を介して屋内に流出する（図３参
照）。この場合、排ガスは先ず、二次排気筒５及び逆流
防止部６近傍に滞留して逆風流出部１２から屋内に流出
するため、逆風流出部１２近傍は所定温度（例えば１０
０℃）を越える。制御手段１６は高温状態を閉塞によっ
て排ガスが屋内に逆流していると判断し、この状態が所
定時間に達した際、電磁弁１１の電気回路をＯＦＦとし
て燃料ガスの供給を遮断し、直ちに燃焼停止を行う。
【００２１】このように温度センサ１４及び温度センサ
１５による検知信号を比較し、（温度センサ１４の検出
温度）≦（温度センサ１５の検出温度）の際、さらに、
逆風流出部１２近傍が所定温度（例えば１００℃）を越
えた場合異常状態にあると判断すると共に、この異常状
態が所定の時間に達した場合、排ガスが屋内に逆流して
いるとして、燃料ガスを供給するための電磁弁１１の遮
断がなされるため、排ガスが屋内に充満して不完全燃焼
を引き起こすのを、未然に防止することができる。
１５による検知信号を比較し、（温度センサ１４の検出
温度）≦（温度センサ１５の検出温度）の際、さらに、
逆風流出部１２近傍が所定温度（例えば１００℃）を越
えた場合異常状態にあると判断すると共に、この異常状
態が所定の時間に達した場合、排ガスが屋内に逆流して
いるとして、燃料ガスを供給するための電磁弁１１の遮
断がなされるため、排ガスが屋内に充満して不完全燃焼
を引き起こすのを、未然に防止することができる。
【００２２】さらに、排ガスの逆流が、継続して発生し
ていないときでも、累積的に所定時間に達した場合、制
御手段１６は同様に電磁弁１１の遮断を行う。
ていないときでも、累積的に所定時間に達した場合、制
御手段１６は同様に電磁弁１１の遮断を行う。
【００２３】従って、一次的に排ガスの逆流状態となっ
ても、所定時間に達しなければ燃焼停止することはない
ので、不必要な燃焼停止を回避することができ、実用
上、支障がないものとする。
ても、所定時間に達しなければ燃焼停止することはない
ので、不必要な燃焼停止を回避することができ、実用
上、支障がないものとする。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 ａ．排ガスが排気手段から外気に放出されない場合、即
ち、屋内の流出部から排ガスが屋内に流出した際に速や
かに検出し、電磁弁の遮断により燃焼を停止させること
ができる。 ｂ．所定温度の継続や累積を以て排ガスの屋内流出とす
るため、急な温度上昇による判別を避けることができ、
正常時の燃焼遮断を防止できる。
次のような効果が得られる。 ａ．排ガスが排気手段から外気に放出されない場合、即
ち、屋内の流出部から排ガスが屋内に流出した際に速や
かに検出し、電磁弁の遮断により燃焼を停止させること
ができる。 ｂ．所定温度の継続や累積を以て排ガスの屋内流出とす
るため、急な温度上昇による判別を避けることができ、
正常時の燃焼遮断を防止できる。
【図１】本発明の燃焼装置の一実施形態を示す図であ
る。
る。
【図２】本発明の燃焼装置における排ガスの逆流時の動
作を示す図である。
作を示す図である。
【図３】本発明の燃焼装置における排ガスの逆流時の動
作を示す図である。
作を示す図である。
【図４】従来の燃焼装置を示す図である。
１ 燃焼装置 ２ 風呂釜 ３ 燃焼器具 ４ 一次排気筒（排気手段） ５ 二次排気筒（排気手段） ６ 逆流防止部（流出部） ７ メインバーナ １１ 電磁弁 １２ 逆風流出部 １４ 温度センサ（第１の温度検出手段） １５ 温度センサ（逆流検出手段、第２の温度検出手
段） １６ 制御手段
段） １６ 制御手段
Claims (4)
- 【請求項１】 電磁弁を介して供給される燃料を燃焼さ
せるバーナを有する燃焼器具と、 この燃焼器具に取り付けられて排ガスを屋外に放出する
排気手段と、 この排気手段から前記排ガスが逆流した際に、前記燃焼
器具側への流入を抑制して屋内に流出させる流出部と、 この流出部の温度検出により、前記排ガスの逆流を検出
する逆流検出手段と、 この逆流検出手段が前記排ガスの逆流を検出したとき、
前記電磁弁を遮断することを特徴とする燃焼装置。 - 【請求項２】 前記逆流検出手段は、前記流出部に設置
した温度検出手段によって構成し、検出温度が所定温度
を越えたことを以て、前記排ガスの逆流とすることを特
徴とする請求項１記載の燃焼装置。 - 【請求項３】 電磁弁を介して供給される燃料を燃焼さ
せるバーナを有する燃焼器具と、 この燃焼器具に取り付けられて排ガスを排気する排気手
段と、 この排気手段から前記排ガスが逆流した際に、前記燃焼
器具側への流入を抑制して屋内に流出させる流出部と、 前記排気手段側で温度を検出する第１の温度検出手段
と、 前記流出部で温度を検出する第２の温度検出手段と、 を備えて、前記第１の温度検出手段で検出された第１の
温度と前記第２の温度検出手段で検出された第２の温度
とを比較し、第２の温度が第１の温度以上である場合に
前記排ガスの逆流であると判別し、前記電磁弁を遮断す
ることを特徴とする燃焼装置。 - 【請求項４】 前記検出温度が所定温度を越えた時間が
所定時間に到達したとき、又は、前記第２の温度が前記
第１の温度以上である時間が所定時間に到達したとき、
前記電磁弁を遮断状態に制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする請求項２又は請求項３記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11353496A JPH08270937A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11353496A JPH08270937A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 燃焼装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26713190A Division JPH04143513A (ja) | 1990-10-04 | 1990-10-04 | 燃焼器具からの排ガスの屋内流出による危険防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08270937A true JPH08270937A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14614767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11353496A Pending JPH08270937A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08270937A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3418525A1 (en) * | 2017-06-22 | 2018-12-26 | General Electric Company | Backflow prevention system for a gas turbine engine |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04139309A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-13 | Noritz Corp | 屋内設置型燃焼器具 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP11353496A patent/JPH08270937A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04139309A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-13 | Noritz Corp | 屋内設置型燃焼器具 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3418525A1 (en) * | 2017-06-22 | 2018-12-26 | General Electric Company | Backflow prevention system for a gas turbine engine |
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