JPH082704Y2

JPH082704Y2 - 面状液晶表示装置

Info

Publication number: JPH082704Y2
Application number: JP1989144241U
Authority: JP
Inventors: 正信松村; 淳白子; 健児島
Original assignee: T Chatani and Co Ltd
Current assignee: T Chatani and Co Ltd
Priority date: 1989-12-16
Filing date: 1989-12-16
Publication date: 1996-01-29
Anticipated expiration: 2004-12-16
Also published as: JPH0384887U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、ポータブルタイプの小型パーソナルコンピ
ュータのディスプレイ等に利用される面状液晶表示装置
に関する。

（従来の技術）従来、この種の表示装置は、例えば特開昭63−309918
号公報等に開示され、かつ、第５図に示すように、前面
部に板状の液晶モジュール（Ｄ）を、その背面部に、裏
面側に光の乱反射面（Ｆ）を形成した光透過板（Ｅ）を
もつバックライトモジュール（Ｂ）を各々備え、前記バ
ックライトモジュール（Ｂ）における光透過板（Ｅ）の
側方に光源（Ｌ）を配設して、この光源（Ｌ）から前記
光透過板（Ｅ）に側方に向けて照射する光を前記乱反射
面（Ｆ）で乱反射させて、前記液晶モジュール（Ｄ）の
背面にバックライトとして当てるようにしている。

そして、通常、前記光源（Ｌ）をバックライトモジュ
ール（Ｂ）における前記光透過板（Ｅ）の板厚中心上の
側方位置に保持させるため、箱形形状のランプハウス
（Ａ）を形成して、これに前記光源（Ｌ）を保持するラ
ンプホルダー（Ｈ）を嵌込み、このランプハウス（Ａ）
の端部を、バックライトモジュール（Ｂ）と、液晶モジ
ュール（Ｄ）の駆動素子を実装する背面配置の基板
（Ｐ）とにネジ等により固定するようにしている。

（考案が解決しようとする課題）以上のような光源（Ｌ）の取付構造では、該光源
（Ｌ）がバックライトモジュール（Ｂ）に一体的に保持
されるため、小型パーソナルコンピュータの薄形ケース
等への組付けが容易になるが、ランプホルダー（Ｈ）を
把持する特殊形状のランプハウス（Ａ）をを形成して、
光源（Ｌ）を光透過板（Ｅ）の板厚中心上の側方位置に
位置決めし、更に、このランプハウス（Ａ）を、バック
ライトモジュール（Ｂ）と基板（Ｐ）とに固定する必要
があるため、部品点数が多くなると共に組付け工数も多
く、コスト高になる問題がある。

本考案の目的は、光源の取付構造を簡易化することに
よりコストダウンが図れると共に、バックライトモジュ
ールの板厚中心と光源の中心とをずらせて、全体厚みの
薄肉化も図れる面状液晶表示装置を提供することにあ
る。

（課題を解決するための手段）そこで、本考案は、上記目的を達成するために、液晶
モジュール（１）と、該液晶モジュール（１）の背面部
に配置するバックライトモジュール（２）と、該バック
ライトモジュール（２）の側方に配置する光源（３）と
を備え、前記バックライトモジュール（２）の背面に、
前記液晶モジュール（１）の駆動素子（60）を実装する
基板（６）を積層状に近接配置すると共に、前記光源
（３）を保持するランプホルダー（30）を、該ホルダー
（30）に設けるホック（９）を介して前記基板（６）に
取付ける一方、前記光源（３）における反バックライト
モジュール側の外方部を覆い、端部を前記バックライト
モジュール（２）の前面部及び背面部に接触させるシー
ト状のリフレクタ（34）を設け、かつ、前記バックライ
トモジュール（２）の板厚中心を、前記光源（３）の中
心よりも前記基板（６）側に近づけている構成にした。

（作用）ホック（９）を基板（６）に係合することにより光源
（３）を簡易に取付ることができ、従来要した特別なラ
ンプハウスも不要にできる。又、シート状のリフレクタ
（34）により光源（３）の背方への光の漏れを防止でき
る。

更に、バックライトモジュール（２）の前面部及び背
面部にその端部を接触させるシート状のリフレクタ（3
4）を設け、かつ、バックライトモジュール（２）の板
厚中心を、光源（３）の中心よりも基板（６）に近づけ
るという構成を組合わせることにより、基板（６）上に
ランプホルダー（30）を介して固定され、中心位置が比
較的高くなる光源（３）に対し、バックライトモジュー
ル（２）の板厚中心を基板（６）に近づけて、光源
（３）の中心とバックライトモジュール（２）の板厚中
心とをずらせるにも拘らず、バックライトモジュール
（２）の側面に良好に光を入射させることができ、液晶
モジュール（１）の輝度を向上できながら、しかも、液
晶モジュール（１）、バックライトモジュール（２）及
び基板（６）の三者の積層厚みつまり全体の厚みを薄く
することができる。

（実施例）第１図及び第２図に示す液晶表示装置は、開蓋式のパ
ーソナルコンピュータのディスプレイケース（100）に
収納されるものであり、前面枠（10）側に位置する前面
部に、液晶モジュール（１）を、その背面部に、バック
ライトモジュール（２）をそれぞれ備え、前記バックラ
イトモジュール（２）の側方に光源（３）を配設すると
共に、前記バックライトモジュール（２）の背面に前記
液晶モジュール（１）の駆動素子（60）を実装する基板
（６）を配設したものである。

前記液晶モジュール（１）は、薄型平板状の基板
（４）に、前記前面枠（10）に開口する窓穴（11）に対
応する大きさの液晶パネル（５）を備える。

又、前記バックライトモジュール（２）は、前記液晶
モジュール（１）に対面する表面側に平坦面（71）を、
その裏面側にスクリーン印刷等により多数のドット（72
a）を形成した光の乱反射面（72）をそれぞれもつ薄肉
透明状のアクリル板で構成する光透過板（７）を備え、
この光透過板（７）の前記乱反射面（72）側に、反射率
の高い白色シート等から成る反射板（８）を密着させる
と共に、前記平坦面（71）側に、表面に梨子模様等の凹
凸を付けてすりガラス状とした２枚のシート状の光拡散
板（81）（82）を積層して密着させている。

更に、前記光源（３）は、例えば冷陰極管を用いてお
り、前記バックライトモジュール（２）を構成する光透
過板（７）の短辺側の側端部外方に配設している。

そして、前記バックライトモジュール（２）の上部に
液晶モジュール（１）を積み重ねて、前記前面枠（10）
の側壁部下方に設ける複数の係止爪（12）を前記基板
（６）の下面内方側に屈曲させることにより各部を一体
化している。尚、第２図において（13,14,15）は両面テ
ープやゴムシート等から成るスペーサである。

以上の構成で、前記光源（３）の両端を保持する各ラ
ンプホルダー（30）の反バックライト側の下部に、下端
部に係止爪（91）をもつホック（９）を一体形成して、
該ホック（９）における前記係止爪（91）を基板（６）
の端部に係合することにより前記ランプホルダー（30）
を基板（６）に取付ける。

このように、前記ランプホルダー（30）をホック
（９）を介して前記基板（６）に取付ける構造にしたか
ら、光源（３）の組付けが極めて簡単となり、従来要し
た特別のランプハウスも不要にでき、コストダウンが図
れる。

尚、前記各ランプホルダー（30）の反バックライト側
にはリード線の取出部（31）を設けている。

又、前記各ランプホルダー（30）の間でむき出し状態
となる前記光源（３）の外周部には、柔軟性を有するエ
ンビフィルム（32）の内面に銀フィルム（33）をはり合
わせて構成したシート状のリフレクタ（34）を介装し、
該リフレクタ（34）の端部をバックライトモジュール
（２）の前面部及び背面部に接着により接触させて、前
記光源（３）からの光を前記透過板（７）に案内するよ
うにしていると共に、第２図に明示するように、バック
ライトモジュール（２）の板厚中心を、光源（３）の中
心よりも基板（６）側に近づけている。こうして、光源
（３）から背方つまり反バックライトモジュール側に漏
れる光をリフレクタ（34）で乱反射させてバックライト
モジュール側に向け、光源（３）から放たれる光のほぼ
全量を有効に利用できるようにしていると共に、バック
ライトモジュール（２）の板厚中心と光源（３）の中心
とをずらせるにも拘らず、光源（３）からの光をバック
ライトモジュール（２）の側面に良好に案内させること
ができるようにしている。

以上説明した実施例では、前記ホック（９）を基板
（６）の端部肉厚方向に嵌み込むようにしたが、その
他、第３図に示すように、前記ランプホルダー（30）の
下面に、先端部に径大な係合部（92）を形成したホック
（９′）を設けて、このホック（９′）を前記基板
（６）に開口する係合穴（61）に差し込むことにより、
前記ランプホルダー（30）を基板（６）に取付けるよう
にしてもよい。

又、第４図（イ）（ロ）に示すように、ホルダー（3
0）の下部に２つのホック（9a）（9b）を設けて、各ホ
ック（9a）（9b）を基板（６）に開口する係合穴（61
a）（61b）にそれぞれ係合させるようにしてもよい。
尚、この第４図のものは、ホルダー（30）の側面に光源
（３）の窓部（300）を形成している。

更に、以上の実施例では、前記光源（３）を光透過板
（７）の短辺側外方に１つだけ配設したが、この短辺側
外方にそれぞれ１つづつ計２つ配置してもよいし、又、
長辺側外方に１つ又は２つ配設したり、４辺又は任意の
３辺に配設する等その配置の組み合わせはいずれであっ
てもよい。

（考案の効果）以上のように、本考案によれば、ホック（９）付きの
ランプホルダー（30）により光源（３）を簡易に取付け
ることができ、シート状のリフレクタ（34）により光源
（３）の背方への光の漏れを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案にかかる面状液晶表示装置の第１実施例
を示す分解斜視図、第２図はその要部断面図、第３図は
第２実施例を示す要部断面図、第４図（イ）（ロ）は第
３実施例を示す図であって、同図（ロ）は（イ）のＸ−
Ｘ線断面図、第５図は従来例の断面図である。（１）……液晶モジュール（２）……バックライトモジュール（３）……光源（６）……基板（９）……ホック（30）……ランプホルダー（60）……駆動素子（34）……リフレクタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭60−252322（ＪＰ，Ａ) 特開昭64−60902（ＪＰ，Ａ)

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】液晶モジュール（１）と、該液晶モジュー
ル（１）の背面部に配置するバックライトモジュール
（２）と、該バックライトモジュール（２）の側方に配
置する光源（３）とを備え、前記バックライトモジュー
ル（２）の背面に、前記液晶モジュール（１）の駆動素
子（60）を実装する基板（６）を積層状に近接配置する
と共に、前記光源（３）を保持するランプホルダー（3
0）を、該ホルダー（30）に設けるホック（９）を介し
て前記基板（６）に取付ける一方、前記光源（３）にお
ける反バックライトモジュール側の外方部を覆い、端部
を前記バックライトモジュール（２）の前面部及び背面
部に接触させるシート状のリフレクタ（34）を設け、か
つ、前記バックライトモジュール（２）の板厚中心を、
前記光源（３）の中心よりも前記基板（６）側に近づけ
ていることを特徴とする面状液晶表示装置。