JPH08270028A - 浄水供給方法 - Google Patents
浄水供給方法Info
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- JPH08270028A JPH08270028A JP7334895A JP7334895A JPH08270028A JP H08270028 A JPH08270028 A JP H08270028A JP 7334895 A JP7334895 A JP 7334895A JP 7334895 A JP7334895 A JP 7334895A JP H08270028 A JPH08270028 A JP H08270028A
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- pipe
- purified
- water purifier
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 浄水器よりも下流側の配管内において細菌の
繁殖を防いで浄水を供給する。 【構成】 浄水器1で浄化した浄水を供給する浄水供給
方法において、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入
った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入する。このこと
により浄水器1の下流側の配管2内における細菌の繁殖
を防ぐ。
繁殖を防いで浄水を供給する。 【構成】 浄水器1で浄化した浄水を供給する浄水供給
方法において、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入
った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入する。このこと
により浄水器1の下流側の配管2内における細菌の繁殖
を防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄水器で浄化した浄水
を家屋内の1乃至複数箇所に供給する浄水供給方法に関
するものである。
を家屋内の1乃至複数箇所に供給する浄水供給方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水器で浄化した浄水を家屋内の
複数箇所に供給するに当たっては、原水を全て浄水器に
通していた。このため、配管の先端の吐水弁を閉じる
と、浄水器で浄化された浄水が浄水器よりも下流側の配
管内に封水されることになる。しかして、浄水器におい
ては原水(水道水)に含まれた残留塩素が除去されるの
ものであり、したがって、浄水器よりも下流の配管の先
端に設けた吐水弁を閉じた状態では、浄水器の下流側の
配管内に浄水が封入されるが、この封水された浄水は殺
菌力がなく、該浄水器の下流側の配管内に細菌が繁殖
し、水道水の基準である100個/リットル以上になる
ことがある。
複数箇所に供給するに当たっては、原水を全て浄水器に
通していた。このため、配管の先端の吐水弁を閉じる
と、浄水器で浄化された浄水が浄水器よりも下流側の配
管内に封水されることになる。しかして、浄水器におい
ては原水(水道水)に含まれた残留塩素が除去されるの
ものであり、したがって、浄水器よりも下流の配管の先
端に設けた吐水弁を閉じた状態では、浄水器の下流側の
配管内に浄水が封入されるが、この封水された浄水は殺
菌力がなく、該浄水器の下流側の配管内に細菌が繁殖
し、水道水の基準である100個/リットル以上になる
ことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、浄水器よりも下流側の配管内において細菌
の繁殖を防いで浄水を供給できる浄水供給方法を提供す
るにある。
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、浄水器よりも下流側の配管内において細菌
の繁殖を防いで浄水を供給できる浄水供給方法を提供す
るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の浄水供給方法
は、浄水器1で浄化した浄水を供給する浄水供給方法に
おいて、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入った流
体を供給して殺菌剤を浄水に混入することを特徴とする
ものである。また、浄水器1で浄化した浄水を供給する
浄水供給方法において、浄水器1よりも下流側の配管2
に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させるようにして
もよい。
は、浄水器1で浄化した浄水を供給する浄水供給方法に
おいて、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入った流
体を供給して殺菌剤を浄水に混入することを特徴とする
ものである。また、浄水器1で浄化した浄水を供給する
浄水供給方法において、浄水器1よりも下流側の配管2
に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させるようにして
もよい。
【0005】また、浄水器1で浄化した浄水を供給する
浄水供給方法において、浄水器1の下流側の配管2に殺
菌剤の入った流体を封入するようにしてもよい。また、
浄水器1で浄化した浄水を供給する浄水供給方法におい
て、浄水器1よりも下流側の配管2の先端に吐水弁4を
設け、該吐水弁4を開いた後、止水するに当たり、止水
直前に吐水弁4の近くの配管2に殺菌剤の入った流体を
供給するようにしてもよい。
浄水供給方法において、浄水器1の下流側の配管2に殺
菌剤の入った流体を封入するようにしてもよい。また、
浄水器1で浄化した浄水を供給する浄水供給方法におい
て、浄水器1よりも下流側の配管2の先端に吐水弁4を
設け、該吐水弁4を開いた後、止水するに当たり、止水
直前に吐水弁4の近くの配管2に殺菌剤の入った流体を
供給するようにしてもよい。
【0006】また、浄水器1で浄化した浄水を供給する
浄水供給方法において、浄水器1よりも下流側の配管2
を浄水が循環する環状の流路3とし、該環状の流路3に
殺菌用浄水器5を設けると共に環状の流路3から分岐し
て吐水弁4を設け、環状の流路3内の浄水を循環させて
殺菌用浄水器5を通過させるようにしてもよい。
浄水供給方法において、浄水器1よりも下流側の配管2
を浄水が循環する環状の流路3とし、該環状の流路3に
殺菌用浄水器5を設けると共に環状の流路3から分岐し
て吐水弁4を設け、環状の流路3内の浄水を循環させて
殺菌用浄水器5を通過させるようにしてもよい。
【0007】
【作用】上記のような方法の本発明によれば、原水を浄
水器1により浄化して家屋内の1乃至複数箇所に浄水を
供給する際、浄水器1により原水に含まれた残留塩素が
除去されるが、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入
った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入することで、浄
水器1より下流側において配管2内で細菌が繁殖するの
を抑制することができる。
水器1により浄化して家屋内の1乃至複数箇所に浄水を
供給する際、浄水器1により原水に含まれた残留塩素が
除去されるが、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入
った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入することで、浄
水器1より下流側において配管2内で細菌が繁殖するの
を抑制することができる。
【0008】また、浄水器1よりも下流側の配管2に一
時的に殺菌剤の入った流体を通過させることで、浄水器
1よりも下流側の配管2内が殺菌できて配管2内で細菌
が繁殖するのを予防することができる。また、浄水器1
の下流側の配管2に殺菌剤の入った流体を封入すること
で、吐水弁4を閉じて浄水を使用しない際に、浄水器1
の下流側の配管2内において細菌が繁殖するのを予防す
るようになっており、風呂等の長時間不使用の場合には
特に有効となる。
時的に殺菌剤の入った流体を通過させることで、浄水器
1よりも下流側の配管2内が殺菌できて配管2内で細菌
が繁殖するのを予防することができる。また、浄水器1
の下流側の配管2に殺菌剤の入った流体を封入すること
で、吐水弁4を閉じて浄水を使用しない際に、浄水器1
の下流側の配管2内において細菌が繁殖するのを予防す
るようになっており、風呂等の長時間不使用の場合には
特に有効となる。
【0009】また、浄水器1よりも下流側の配管2の先
端に吐水弁4を設け、該吐水弁4を開いた後、止水する
に当たり、止水直前に吐水弁4の近くの配管2に殺菌剤
の入った流体を供給することで、吐水弁4からの細菌の
侵入が防止できて、吐水弁4から侵入した細菌が浄水器
1の下流側の配管2内において繁殖するのを予防するこ
とができる。
端に吐水弁4を設け、該吐水弁4を開いた後、止水する
に当たり、止水直前に吐水弁4の近くの配管2に殺菌剤
の入った流体を供給することで、吐水弁4からの細菌の
侵入が防止できて、吐水弁4から侵入した細菌が浄水器
1の下流側の配管2内において繁殖するのを予防するこ
とができる。
【0010】また、浄水器1よりも下流側の配管2を浄
水が循環する環状の流路3とし、該環状の流路3に殺菌
用浄水器1を設けると共に環状の流路3から分岐して吐
水弁4を設け、環状の流路3内の浄水を循環させて殺菌
用浄水器5を通過させることで、浄水器1で浄化された
浄水は環状の流路3内において循環し、この環状の流路
3内で循環する際に殺菌用浄水器5により殺菌して、環
状の流路3内での細菌の繁殖を予防することができる。
水が循環する環状の流路3とし、該環状の流路3に殺菌
用浄水器1を設けると共に環状の流路3から分岐して吐
水弁4を設け、環状の流路3内の浄水を循環させて殺菌
用浄水器5を通過させることで、浄水器1で浄化された
浄水は環状の流路3内において循環し、この環状の流路
3内で循環する際に殺菌用浄水器5により殺菌して、環
状の流路3内での細菌の繁殖を予防することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明を実施例により詳述する。図1に
は本発明の一実施例が示してある。この実施例において
は、家屋内の複数箇所に浄水を供給するための配管図が
示してあり、配管2の途中に浄水器1が接続してある。
浄水器1よりも下流側の配管2は複数に分岐していて分
岐した配管2の先端にはからんのような吐水弁4が設け
てある。つまり、浄水器1で浄化した浄水を家屋の1乃
至複数箇所に設けた吐水弁4に供給するようになってい
る。浄水器1よりも下流側の配管2の浄水器1の近くの
部分には逆止弁6が設けてある。また、浄水器1の上流
側の配管2と逆止弁6よりも下流側の配管2とはバイパ
ス管7により接続してあり、このバイパス管7には流量
調整弁8が設けてある。
は本発明の一実施例が示してある。この実施例において
は、家屋内の複数箇所に浄水を供給するための配管図が
示してあり、配管2の途中に浄水器1が接続してある。
浄水器1よりも下流側の配管2は複数に分岐していて分
岐した配管2の先端にはからんのような吐水弁4が設け
てある。つまり、浄水器1で浄化した浄水を家屋の1乃
至複数箇所に設けた吐水弁4に供給するようになってい
る。浄水器1よりも下流側の配管2の浄水器1の近くの
部分には逆止弁6が設けてある。また、浄水器1の上流
側の配管2と逆止弁6よりも下流側の配管2とはバイパ
ス管7により接続してあり、このバイパス管7には流量
調整弁8が設けてある。
【0012】しかして、本実施例においては、原水が浄
水器1に供給され、浄水器1で浄化されて浄水として浄
水器1よりも下流の配管2に供給されるのであるが、こ
の際浄水器1において原水中の残留塩素が除去されて殺
菌力のない浄水が浄水器1よりも下流側の配管2に供給
されることになる。一方、バイパス管7を通じて残留塩
素を含んだ原水を逆止弁6よりも下流の配管2に供給す
る。したがって、浄水器1から浄水器1の下流側の配管
2に供給された浄水中に残留塩素を含んだ原水が混入さ
れることになる。この場合、浄水への原水の混入量は混
合水の残留塩素が水道水の基準である0.1ppmにな
るように流量調整弁8により調整するものである。この
結果、浄水器1以降の配管2(実施例では逆止弁6以降
の配管2)を流れる浄水に一定の残留塩素を保持させる
ことができて、浄水器1の下流側の配管2内において細
菌の繁殖を抑制することができるものである。この実施
例においては、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入
った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入する例として、
殺菌剤の入った流体として残留塩素を含んだ原水を利用
した場合を示している。
水器1に供給され、浄水器1で浄化されて浄水として浄
水器1よりも下流の配管2に供給されるのであるが、こ
の際浄水器1において原水中の残留塩素が除去されて殺
菌力のない浄水が浄水器1よりも下流側の配管2に供給
されることになる。一方、バイパス管7を通じて残留塩
素を含んだ原水を逆止弁6よりも下流の配管2に供給す
る。したがって、浄水器1から浄水器1の下流側の配管
2に供給された浄水中に残留塩素を含んだ原水が混入さ
れることになる。この場合、浄水への原水の混入量は混
合水の残留塩素が水道水の基準である0.1ppmにな
るように流量調整弁8により調整するものである。この
結果、浄水器1以降の配管2(実施例では逆止弁6以降
の配管2)を流れる浄水に一定の残留塩素を保持させる
ことができて、浄水器1の下流側の配管2内において細
菌の繁殖を抑制することができるものである。この実施
例においては、浄水器1の下流側の配管2に殺菌剤の入
った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入する例として、
殺菌剤の入った流体として残留塩素を含んだ原水を利用
した場合を示している。
【0013】図2には浄水器1の下流側の配管2に殺菌
剤の入った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入する例と
して、殺菌剤の入った流体として殺菌剤溶液を供給する
例が示してある。すなわち、この実施例においては、浄
水器1よりも下流側の配管2に殺菌剤供給管10を接続
し、殺菌剤供給管10に接続した殺菌剤溶液供給部11
からポンプ12により殺菌剤溶液を浄水器1よりも下流
側の配管2内に供給して、浄水器1で浄化された浄水に
殺菌剤溶液を混入し、浄水器1より下流側の配管2内の
殺菌を行うようになっている。ここで、配管2には流量
計14が設けてあり、流量計14で計測した流量に対応
してポンプ12の運転を制御するようになっており、流
量計14の情報を制御部15に入力し、制御部15から
の出力信号によりポンプ12を制御するようにしてあ
る。ここで使用される殺菌剤溶液としては例えば、次亜
塩素酸ナトリウム溶液や次亜塩素酸カルシウム溶液等の
塩素系の殺菌剤溶液が用いられる。
剤の入った流体を供給して殺菌剤を浄水に混入する例と
して、殺菌剤の入った流体として殺菌剤溶液を供給する
例が示してある。すなわち、この実施例においては、浄
水器1よりも下流側の配管2に殺菌剤供給管10を接続
し、殺菌剤供給管10に接続した殺菌剤溶液供給部11
からポンプ12により殺菌剤溶液を浄水器1よりも下流
側の配管2内に供給して、浄水器1で浄化された浄水に
殺菌剤溶液を混入し、浄水器1より下流側の配管2内の
殺菌を行うようになっている。ここで、配管2には流量
計14が設けてあり、流量計14で計測した流量に対応
してポンプ12の運転を制御するようになっており、流
量計14の情報を制御部15に入力し、制御部15から
の出力信号によりポンプ12を制御するようにしてあ
る。ここで使用される殺菌剤溶液としては例えば、次亜
塩素酸ナトリウム溶液や次亜塩素酸カルシウム溶液等の
塩素系の殺菌剤溶液が用いられる。
【0014】次に、図3に基づいて本発明の他の実施例
につき説明する。本実施例においては、浄水器1よりも
下流側の配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過さ
せて配管2内を殺菌するようにしたものである。すなわ
ち、浄水器1の上流側の配管2と下流側の配管2とはバ
イパス管7により接続してあり、該バイパス管7は浄水
器1の下流側の配管2との接続部においては3方切換弁
16を介して接続してある。浄水器1よりも下流側の先
端部の吐水弁4の近くには電磁弁よりなる排出弁17が
設けてあり、3方切換弁16の切り換え及び電磁弁17
の開閉は制御部15からの制御信号により行われるよう
になっている。通常は3方切換弁16は浄水器1と吐水
弁4とが連通する流路を形成するようになっていると共
に排出弁17が閉じていて、吐水弁4を開くと浄水器1
で浄化された浄水のみが配管2を流れるようになってい
る。ここで、制御部15にはタイマ手段が設けてあり、
一定時間毎に所定時間(例えば24時間毎に数分間、具
体的には毎日夜中の数分間)3方切換弁16を切換て浄
水器1からの浄水が3方切換弁16以降の配管2に流れ
ないようにするとともにバイパス管7から浄水器1を通
らない原水が3方切換弁16以降の配管2に供給される
ようになっている。この時同時に制御部15からの信号
により排出弁17を開き、原水をバイパス管7→3方切
換弁16→3方切換弁16以降の配管2→排出弁17と
いう径路で流通させて排水し、このようにして残留塩素
を含んだ原水を流通させることで配管2内を殺菌し、所
定時間が経過すると3方切換弁16を切り換えて3方切
換弁16以降の配管2にバイパス管7からの原水の流れ
込みを停止すると共に浄水器1で浄化された浄水を3方
切換弁16を介して3方切換弁16以降の配管2に流
し、上記3方切換弁16の切り換えから少し遅れて排出
弁17を閉じて、該配管2内に浄水を封水するものであ
る。このようにすることで、一定時間毎に定期的に配管
2内の殺菌を行うことができて細菌の繁殖を予防するこ
とができると共に、殺菌に使用した原水は排出弁17か
ら排水して、一定時間経過後は配管2内には浄水が封入
されていることになり、以後の吐水弁4を開いての使用
時には浄水のみが吐水されることになる。
につき説明する。本実施例においては、浄水器1よりも
下流側の配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過さ
せて配管2内を殺菌するようにしたものである。すなわ
ち、浄水器1の上流側の配管2と下流側の配管2とはバ
イパス管7により接続してあり、該バイパス管7は浄水
器1の下流側の配管2との接続部においては3方切換弁
16を介して接続してある。浄水器1よりも下流側の先
端部の吐水弁4の近くには電磁弁よりなる排出弁17が
設けてあり、3方切換弁16の切り換え及び電磁弁17
の開閉は制御部15からの制御信号により行われるよう
になっている。通常は3方切換弁16は浄水器1と吐水
弁4とが連通する流路を形成するようになっていると共
に排出弁17が閉じていて、吐水弁4を開くと浄水器1
で浄化された浄水のみが配管2を流れるようになってい
る。ここで、制御部15にはタイマ手段が設けてあり、
一定時間毎に所定時間(例えば24時間毎に数分間、具
体的には毎日夜中の数分間)3方切換弁16を切換て浄
水器1からの浄水が3方切換弁16以降の配管2に流れ
ないようにするとともにバイパス管7から浄水器1を通
らない原水が3方切換弁16以降の配管2に供給される
ようになっている。この時同時に制御部15からの信号
により排出弁17を開き、原水をバイパス管7→3方切
換弁16→3方切換弁16以降の配管2→排出弁17と
いう径路で流通させて排水し、このようにして残留塩素
を含んだ原水を流通させることで配管2内を殺菌し、所
定時間が経過すると3方切換弁16を切り換えて3方切
換弁16以降の配管2にバイパス管7からの原水の流れ
込みを停止すると共に浄水器1で浄化された浄水を3方
切換弁16を介して3方切換弁16以降の配管2に流
し、上記3方切換弁16の切り換えから少し遅れて排出
弁17を閉じて、該配管2内に浄水を封水するものであ
る。このようにすることで、一定時間毎に定期的に配管
2内の殺菌を行うことができて細菌の繁殖を予防するこ
とができると共に、殺菌に使用した原水は排出弁17か
ら排水して、一定時間経過後は配管2内には浄水が封入
されていることになり、以後の吐水弁4を開いての使用
時には浄水のみが吐水されることになる。
【0015】上記実施例では、浄水器1よりも下流側の
配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させて配管
2内を殺菌するに当たって、殺菌剤の入った流体として
原水を使用した例を示したが、原水のみに限定されず、
殺菌ガス、或いは殺菌剤溶液を用いてもよい。すなわ
ち、図4の実施例においては、3方切換弁16に殺菌剤
供給管10を接続し、該殺菌剤供給管10に接続した殺
菌ガス供給部20からポンプ12により塩素ガスのよう
な殺菌ガスを供給するようにした例であり、図5の実施
例においては、3方切換弁16に殺菌剤供給管10を接
続してあり、該殺菌剤供給管10に接続した殺菌剤溶液
供給部11からポンプ12により殺菌剤溶液を供給する
ようにした例である。そして、これら図4、図5の実施
例においては、いずれも3方切換弁16の切り換え及び
排出弁17の開閉は制御部15からの制御信号により行
われるようになっている。通常は3方切換弁16は浄水
器1と吐水弁4とが連通する流路を形成するようになっ
ていると共に排出弁17が閉じていて、吐水弁4を開く
と浄水器1で浄化された浄水のみが流れるようになって
いるが、制御部15に設けたタイマ手段により一定時間
毎に所定時間3方切換弁16を切り換えて浄水器1から
の浄水が3方切換弁16以降の配管2に流れないように
するとともに殺菌ガス供給部20又は殺菌剤溶液供給部
11から供給される殺菌ガス又は殺菌剤溶液をポンプ1
2により殺菌剤供給管10から3方切換弁16以降の配
管2に供給するのである。この時同時に制御部15から
の信号により排出弁17を開き、殺菌剤供給管10→3
方切換弁16→3方切換弁16以降の配管2→排出弁1
7という径路で流通させて排出し、このようにして殺菌
ガス又は殺菌剤溶液を流通させることで配管2内を殺菌
し、所定時間が経過すると3方切換弁16を切り換え
て、3方切換弁16以降の配管2に殺菌ガス又は殺菌剤
溶液の供給を停止すると共に浄水器1で浄化された浄水
を3方切換弁16を介して3方切換弁16以降の配管2
に流し、上記3方切換弁16の切り換えから少し遅れて
排出弁17を閉じて、該配管2内に浄水を封水するもの
である。このようにすることで、一定時間毎に定期的に
配管2内の殺菌を行うことができて細菌の繁殖を予防す
ることができると共に、殺菌に使用した殺菌ガス又は殺
菌剤溶液は排出弁17から排水して、一定時間経過後は
配管2内には浄水が封入されていることになり、以後の
吐水弁4を開いての使用時には浄水のみが吐水されるこ
とになる。
配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させて配管
2内を殺菌するに当たって、殺菌剤の入った流体として
原水を使用した例を示したが、原水のみに限定されず、
殺菌ガス、或いは殺菌剤溶液を用いてもよい。すなわ
ち、図4の実施例においては、3方切換弁16に殺菌剤
供給管10を接続し、該殺菌剤供給管10に接続した殺
菌ガス供給部20からポンプ12により塩素ガスのよう
な殺菌ガスを供給するようにした例であり、図5の実施
例においては、3方切換弁16に殺菌剤供給管10を接
続してあり、該殺菌剤供給管10に接続した殺菌剤溶液
供給部11からポンプ12により殺菌剤溶液を供給する
ようにした例である。そして、これら図4、図5の実施
例においては、いずれも3方切換弁16の切り換え及び
排出弁17の開閉は制御部15からの制御信号により行
われるようになっている。通常は3方切換弁16は浄水
器1と吐水弁4とが連通する流路を形成するようになっ
ていると共に排出弁17が閉じていて、吐水弁4を開く
と浄水器1で浄化された浄水のみが流れるようになって
いるが、制御部15に設けたタイマ手段により一定時間
毎に所定時間3方切換弁16を切り換えて浄水器1から
の浄水が3方切換弁16以降の配管2に流れないように
するとともに殺菌ガス供給部20又は殺菌剤溶液供給部
11から供給される殺菌ガス又は殺菌剤溶液をポンプ1
2により殺菌剤供給管10から3方切換弁16以降の配
管2に供給するのである。この時同時に制御部15から
の信号により排出弁17を開き、殺菌剤供給管10→3
方切換弁16→3方切換弁16以降の配管2→排出弁1
7という径路で流通させて排出し、このようにして殺菌
ガス又は殺菌剤溶液を流通させることで配管2内を殺菌
し、所定時間が経過すると3方切換弁16を切り換え
て、3方切換弁16以降の配管2に殺菌ガス又は殺菌剤
溶液の供給を停止すると共に浄水器1で浄化された浄水
を3方切換弁16を介して3方切換弁16以降の配管2
に流し、上記3方切換弁16の切り換えから少し遅れて
排出弁17を閉じて、該配管2内に浄水を封水するもの
である。このようにすることで、一定時間毎に定期的に
配管2内の殺菌を行うことができて細菌の繁殖を予防す
ることができると共に、殺菌に使用した殺菌ガス又は殺
菌剤溶液は排出弁17から排水して、一定時間経過後は
配管2内には浄水が封入されていることになり、以後の
吐水弁4を開いての使用時には浄水のみが吐水されるこ
とになる。
【0016】上記実施例においては、制御部15に設け
たタイマ手段により一定時間毎に所定時間3方切換弁1
6を切り換えて浄水器1よりも下流側の配管2に一時的
に殺菌剤の入った流体を通過させて配管2内を殺菌する
例を示したが、上記図3、図4、図5に示す各実施例に
おいて、操作スイッチ(図示せず)を設けて、操作スイ
ッチを操作した場合に、3方切換弁16や排出弁17や
ポンプ12等が上記と同様の動作をするように制御する
ようにしてもよい。また、上記操作スイッチが吐水弁4
に備わっていてもよい。すなわち、吐水弁4が閉じると
操作スイッチが動作して3方切換弁16や排出弁17や
ポンプ12等が上記と同様の動作をするように制御する
ようにしてもよい。
たタイマ手段により一定時間毎に所定時間3方切換弁1
6を切り換えて浄水器1よりも下流側の配管2に一時的
に殺菌剤の入った流体を通過させて配管2内を殺菌する
例を示したが、上記図3、図4、図5に示す各実施例に
おいて、操作スイッチ(図示せず)を設けて、操作スイ
ッチを操作した場合に、3方切換弁16や排出弁17や
ポンプ12等が上記と同様の動作をするように制御する
ようにしてもよい。また、上記操作スイッチが吐水弁4
に備わっていてもよい。すなわち、吐水弁4が閉じると
操作スイッチが動作して3方切換弁16や排出弁17や
ポンプ12等が上記と同様の動作をするように制御する
ようにしてもよい。
【0017】また、上記実施例においては、排出弁17
を設けた例を示しているが、吐水弁4を排出弁として兼
用してもよい。つまり、上記図3、図4、図5の各実施
例において排出弁17を設けず、吐水弁4に上記排出弁
17の役割をさせるものである。また、上記各実施例に
おいては、制御部15の制御により行うものの例を示し
たが、上記各実施例において制御部15を設けることな
く(したがって、この場合には排出弁17は電磁弁を用
いることなく手動開閉弁を用いる)、手動により3方切
換弁16の切り換えや排出弁17の開閉やポンプ12の
オン・オフを操作して、任意の時に浄水器1よりも下流
側の配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させて
配管2内を殺菌するようにしてもよいものである。
を設けた例を示しているが、吐水弁4を排出弁として兼
用してもよい。つまり、上記図3、図4、図5の各実施
例において排出弁17を設けず、吐水弁4に上記排出弁
17の役割をさせるものである。また、上記各実施例に
おいては、制御部15の制御により行うものの例を示し
たが、上記各実施例において制御部15を設けることな
く(したがって、この場合には排出弁17は電磁弁を用
いることなく手動開閉弁を用いる)、手動により3方切
換弁16の切り換えや排出弁17の開閉やポンプ12の
オン・オフを操作して、任意の時に浄水器1よりも下流
側の配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させて
配管2内を殺菌するようにしてもよいものである。
【0018】次に、本発明の更に他の実施例につき説明
する。すなわち、前述の実施例では浄水器1よりも下流
側の配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させて
配管2内を殺菌し、該殺菌剤の入った流体は配管2内に
封入することなく直ぐに排出しその後は浄水を配管2内
に封入する例を示したが、本実施例においては、浄水器
1の下流側の配管2に殺菌剤の入った流体を供給するこ
とにおいては同じであるが、供給された殺菌剤の入った
流体を吐水弁4を閉じた状態で浄水器1よりも下流側の
配管2に殺菌剤の入った流体を封入することに特徴があ
る。なお、本実施例の配管図は図3や図4や図5と同じ
であってもよいが、3方切換弁16や排出弁17やポン
プ12等の制御は上記実施例と異なるものである。すな
わち、図3の配管図の場合、通常は3方切換弁16は浄
水器1と吐水弁4とが連通する流路を形成するようにな
っていると共に排出弁17が閉じていて、吐水弁4を開
くと浄水器1で浄化された浄水のみが流れるようになっ
ている。ここで、制御部15にはタイマ手段が設けてあ
り、一定時間毎に所定時間(例えば24時間毎に数分
間、具体的には毎日夜中の数分間)3方切換弁16を切
換て浄水器1からの浄水が3方切換弁16以降の配管2
に流れないようにするとともにバイパス管7から浄水器
1を通らない原水が3方切換弁16以降の配管2に供給
されるようになっている。この時同時に制御部15から
の信号により排出弁17を開き、原水をバイパス管7→
3方切換弁16→3方切換弁16以降の配管2→排出弁
17という径路で流通させて3方切換弁16以降の配管
2内の浄水を排出弁17から押し出して3方切換弁16
以降の配管2内を原水に置換し、置換が完了すると、排
出弁17が閉じ、その後、3方切換弁16を切り換えて
浄水器1と吐水弁4とを連通させる。この場合、吐水弁
4は次回の使用まで閉じているため、配管2内には原水
が封入された状態となり、原水中に含まれている残留塩
素により配管2内の殺菌を行うことができて細菌の繁殖
を予防することができることになる。
する。すなわち、前述の実施例では浄水器1よりも下流
側の配管2に一時的に殺菌剤の入った流体を通過させて
配管2内を殺菌し、該殺菌剤の入った流体は配管2内に
封入することなく直ぐに排出しその後は浄水を配管2内
に封入する例を示したが、本実施例においては、浄水器
1の下流側の配管2に殺菌剤の入った流体を供給するこ
とにおいては同じであるが、供給された殺菌剤の入った
流体を吐水弁4を閉じた状態で浄水器1よりも下流側の
配管2に殺菌剤の入った流体を封入することに特徴があ
る。なお、本実施例の配管図は図3や図4や図5と同じ
であってもよいが、3方切換弁16や排出弁17やポン
プ12等の制御は上記実施例と異なるものである。すな
わち、図3の配管図の場合、通常は3方切換弁16は浄
水器1と吐水弁4とが連通する流路を形成するようにな
っていると共に排出弁17が閉じていて、吐水弁4を開
くと浄水器1で浄化された浄水のみが流れるようになっ
ている。ここで、制御部15にはタイマ手段が設けてあ
り、一定時間毎に所定時間(例えば24時間毎に数分
間、具体的には毎日夜中の数分間)3方切換弁16を切
換て浄水器1からの浄水が3方切換弁16以降の配管2
に流れないようにするとともにバイパス管7から浄水器
1を通らない原水が3方切換弁16以降の配管2に供給
されるようになっている。この時同時に制御部15から
の信号により排出弁17を開き、原水をバイパス管7→
3方切換弁16→3方切換弁16以降の配管2→排出弁
17という径路で流通させて3方切換弁16以降の配管
2内の浄水を排出弁17から押し出して3方切換弁16
以降の配管2内を原水に置換し、置換が完了すると、排
出弁17が閉じ、その後、3方切換弁16を切り換えて
浄水器1と吐水弁4とを連通させる。この場合、吐水弁
4は次回の使用まで閉じているため、配管2内には原水
が封入された状態となり、原水中に含まれている残留塩
素により配管2内の殺菌を行うことができて細菌の繁殖
を予防することができることになる。
【0019】同様に、図4の配管図の場合ににおいて
は、殺菌剤を含んだ流体が殺菌ガスとなるだけで、上記
実施例と同じようにして配管2内に殺菌ガスが封入され
る。同様に、図5の配管図の場合においては、殺菌剤を
含んだ流体が殺菌剤溶液となるだけで、上記実施例と同
じようにして配管2内に殺菌剤溶液が封入される。この
ように殺菌剤を含んだ流体を浄水器1よりも下流側の配
管2内に封入することで、封入した殺菌剤を含んだ流体
により確実に細菌の繁殖を予防することができることに
なり、特に、風呂のように長時間使用しない配管の場合
には有効である。
は、殺菌剤を含んだ流体が殺菌ガスとなるだけで、上記
実施例と同じようにして配管2内に殺菌ガスが封入され
る。同様に、図5の配管図の場合においては、殺菌剤を
含んだ流体が殺菌剤溶液となるだけで、上記実施例と同
じようにして配管2内に殺菌剤溶液が封入される。この
ように殺菌剤を含んだ流体を浄水器1よりも下流側の配
管2内に封入することで、封入した殺菌剤を含んだ流体
により確実に細菌の繁殖を予防することができることに
なり、特に、風呂のように長時間使用しない配管の場合
には有効である。
【0020】これら、殺菌剤を含んだ流体を浄水器1よ
りも下流側の配管2内に封入する実施例においても、図
3、図4、図5において、操作スイッチ(図示せず)を
設けて、操作スイッチを操作した場合に、3方切換弁1
6や排出弁17やポンプ12等が上記と同様の動作をす
るように制御するようにしてもよい。また、上記操作ス
イッチが吐水弁4に備わっていてもよい。すなわち、吐
水弁4が閉じると操作スイッチが動作して3方切換弁1
6と排出弁17とが上記と同様の動作をするように制御
するようにしてもよい。
りも下流側の配管2内に封入する実施例においても、図
3、図4、図5において、操作スイッチ(図示せず)を
設けて、操作スイッチを操作した場合に、3方切換弁1
6や排出弁17やポンプ12等が上記と同様の動作をす
るように制御するようにしてもよい。また、上記操作ス
イッチが吐水弁4に備わっていてもよい。すなわち、吐
水弁4が閉じると操作スイッチが動作して3方切換弁1
6と排出弁17とが上記と同様の動作をするように制御
するようにしてもよい。
【0021】また、上記実施例においても、排出弁16
を設けることなく吐水弁4を排出弁として兼用してもよ
い。つまり、上記図3、図4、図5において排出弁17
を設けず、吐水弁4に上記排出弁17の役割をさせるも
のである。また、上記各実施例においては、制御部15
の制御により行うものの例を示したが、上記各実施例に
おいて制御部15を設けることなく(したがって、この
場合には排出弁17は電磁弁を用いることなく手動開閉
弁を用いる)、手動により3方切換弁16の切り換えや
排出弁17の開閉やポンプ12のオン・オフの操作し
て、任意の時に浄水器1よりも下流側の配管2に殺菌剤
の入った流体を封入するようにしてもよい。
を設けることなく吐水弁4を排出弁として兼用してもよ
い。つまり、上記図3、図4、図5において排出弁17
を設けず、吐水弁4に上記排出弁17の役割をさせるも
のである。また、上記各実施例においては、制御部15
の制御により行うものの例を示したが、上記各実施例に
おいて制御部15を設けることなく(したがって、この
場合には排出弁17は電磁弁を用いることなく手動開閉
弁を用いる)、手動により3方切換弁16の切り換えや
排出弁17の開閉やポンプ12のオン・オフの操作し
て、任意の時に浄水器1よりも下流側の配管2に殺菌剤
の入った流体を封入するようにしてもよい。
【0022】次に、図6に基づいて本発明の更に他の実
施例につき説明する。すなわち、本実施例では浄水器1
よりも下流側の配管2の先端に吐水弁4を設け、該吐水
弁4を開いた後、止水するに当たり、止水直前に吐水弁
4の近くの配管2に殺菌剤の入った流体を供給するよう
にしたものである。図6の実施例では浄水器1の上流側
の配管2と浄水器1よりも下流の配管2の吐水弁4のす
ぐ手前の位置とをバイパス管7により接続してあり、該
バイパス管7の吐水弁4側の端部付近には電磁弁よりな
る開閉弁25が設けてある。そして、本実施例において
は吐水弁4の止水直前の状態を検知手段により検知し、
該検知手段により検知した検知信号を制御部15に入力
し、制御部15からの出力信号により開閉弁25を開
き、原水を吐水弁4及び吐水弁4の直前の配管2内に混
入し、吐水弁4を閉じることで吐水弁4及び吐水弁4近
くの配管2内に原水が混入された状態で封入され、これ
により吐水弁4近くの配管2、吐水弁4が殺菌され、吐
水弁4の吐水口から細菌が侵入して配管2内で繁殖する
のが予防されることになる。
施例につき説明する。すなわち、本実施例では浄水器1
よりも下流側の配管2の先端に吐水弁4を設け、該吐水
弁4を開いた後、止水するに当たり、止水直前に吐水弁
4の近くの配管2に殺菌剤の入った流体を供給するよう
にしたものである。図6の実施例では浄水器1の上流側
の配管2と浄水器1よりも下流の配管2の吐水弁4のす
ぐ手前の位置とをバイパス管7により接続してあり、該
バイパス管7の吐水弁4側の端部付近には電磁弁よりな
る開閉弁25が設けてある。そして、本実施例において
は吐水弁4の止水直前の状態を検知手段により検知し、
該検知手段により検知した検知信号を制御部15に入力
し、制御部15からの出力信号により開閉弁25を開
き、原水を吐水弁4及び吐水弁4の直前の配管2内に混
入し、吐水弁4を閉じることで吐水弁4及び吐水弁4近
くの配管2内に原水が混入された状態で封入され、これ
により吐水弁4近くの配管2、吐水弁4が殺菌され、吐
水弁4の吐水口から細菌が侵入して配管2内で繁殖する
のが予防されることになる。
【0023】上記実施例では殺菌剤を含んだ流体として
原水の例を示したが、原水のみに限定されず、殺菌ガ
ス、或いは殺菌剤溶液を用いてもよい。すなわち、図7
の実施例においては、殺菌剤供給管10を接続してあ
り、吐水弁4を閉じる直前に該殺菌剤供給管10に接続
した殺菌ガス供給部20からポンプ12により塩素ガス
のような殺菌ガスを供給して混入するようにした例であ
り、図8の実施例においては、3方切換弁16に殺菌剤
供給管10を接続してあり、吐水弁4を閉じる直前に該
殺菌剤供給管10に接続した殺菌剤溶液供給部11から
ポンプ12により殺菌剤溶液を供給して混入するように
した例である。
原水の例を示したが、原水のみに限定されず、殺菌ガ
ス、或いは殺菌剤溶液を用いてもよい。すなわち、図7
の実施例においては、殺菌剤供給管10を接続してあ
り、吐水弁4を閉じる直前に該殺菌剤供給管10に接続
した殺菌ガス供給部20からポンプ12により塩素ガス
のような殺菌ガスを供給して混入するようにした例であ
り、図8の実施例においては、3方切換弁16に殺菌剤
供給管10を接続してあり、吐水弁4を閉じる直前に該
殺菌剤供給管10に接続した殺菌剤溶液供給部11から
ポンプ12により殺菌剤溶液を供給して混入するように
した例である。
【0024】上記した全ての実施例においては、殺菌剤
が入った流体を浄水器1よりも下流の配管2内に混入し
たり、流通させたり、封入した例を示しているが、この
場合、殺菌剤が入った流体として原水を使用するものに
おいては、原水以外に特別に殺菌剤が入った流体を用意
する必要がなく、殺菌剤が入った流体を補給するための
メンテナンスが不要となる。
が入った流体を浄水器1よりも下流の配管2内に混入し
たり、流通させたり、封入した例を示しているが、この
場合、殺菌剤が入った流体として原水を使用するものに
おいては、原水以外に特別に殺菌剤が入った流体を用意
する必要がなく、殺菌剤が入った流体を補給するための
メンテナンスが不要となる。
【0025】次に、図9に基づいて本発明の他の実施例
につき説明する。すなわち、上記実施例においては浄水
器1の下流側の配管2に殺菌剤を入れた流体を混入した
り、流通させたり、あるいは封入したりする例を示した
が、本実施例においては殺菌剤を入れた流体を用いるこ
となく浄水器1の下流の配管2内を殺菌するようにした
点に特徴がある。すなわち、図9に示すように、浄水器
1よりも下流側の配管2を浄水が循環する環状の流路3
としてあり、この環状の流路3に殺菌用浄水器5が設け
てあり、更に環状の流路3から分岐して吐水弁4を設け
てある。また、環状の流路3には逆止弁6と循環用ポン
プ27が設けてある。しかして、浄水器1に供給された
原水は浄水器1で浄化されて環状の流路3に図9の矢印
のように供給される。そして、吐水弁4を開くと吐水弁
4から浄水が吐水される。一方、吐水弁4が閉じた状態
では環状の流路3内に浄水が滞留することになるが、こ
の場合、循環ポンプ27を循環させることで、環状の流
路3を浄水が循環し、滞留時に環状の流路3内で繁殖し
ようとする細菌が殺菌用浄水器5により殺菌され、この
結果、環状の流路3内で細菌が繁殖するのが防止できる
ことになる。この実施例においては、循環ポンプ27の
運転は操作スイッチを設けて手動により行ってもよい
が、一定時間毎に所定時間自動的に運転するようにして
もよいものである。
につき説明する。すなわち、上記実施例においては浄水
器1の下流側の配管2に殺菌剤を入れた流体を混入した
り、流通させたり、あるいは封入したりする例を示した
が、本実施例においては殺菌剤を入れた流体を用いるこ
となく浄水器1の下流の配管2内を殺菌するようにした
点に特徴がある。すなわち、図9に示すように、浄水器
1よりも下流側の配管2を浄水が循環する環状の流路3
としてあり、この環状の流路3に殺菌用浄水器5が設け
てあり、更に環状の流路3から分岐して吐水弁4を設け
てある。また、環状の流路3には逆止弁6と循環用ポン
プ27が設けてある。しかして、浄水器1に供給された
原水は浄水器1で浄化されて環状の流路3に図9の矢印
のように供給される。そして、吐水弁4を開くと吐水弁
4から浄水が吐水される。一方、吐水弁4が閉じた状態
では環状の流路3内に浄水が滞留することになるが、こ
の場合、循環ポンプ27を循環させることで、環状の流
路3を浄水が循環し、滞留時に環状の流路3内で繁殖し
ようとする細菌が殺菌用浄水器5により殺菌され、この
結果、環状の流路3内で細菌が繁殖するのが防止できる
ことになる。この実施例においては、循環ポンプ27の
運転は操作スイッチを設けて手動により行ってもよい
が、一定時間毎に所定時間自動的に運転するようにして
もよいものである。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法にお
いて、浄水器の下流側の配管に殺菌剤の入った流体を供
給して殺菌剤を浄水に混入するので、浄水器により残留
塩素が除去されるにもかかわらず、混入という簡単な方
法で浄水器下流の配管内において細菌が繁殖するのを抑
制できるものである。
は、浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法にお
いて、浄水器の下流側の配管に殺菌剤の入った流体を供
給して殺菌剤を浄水に混入するので、浄水器により残留
塩素が除去されるにもかかわらず、混入という簡単な方
法で浄水器下流の配管内において細菌が繁殖するのを抑
制できるものである。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、浄
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器よりも下流側の配管に一時的に殺菌剤の入った流
体を通過させるので、浄水器により残留塩素が除去され
るにもかかわらず、簡単な方法で浄水器下流の配管内の
殺菌ができて細菌が繁殖するのを抑制できると共に、殺
菌剤の入った流体は一時的に通過させるだけなので、殺
菌剤の入った流体を通過させた後は、配管内には再び浄
水が封入されることになって、次回に吐水弁を開いて浄
水を使用する際に、殺菌剤が混入されていない浄水を使
用できるものである。
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器よりも下流側の配管に一時的に殺菌剤の入った流
体を通過させるので、浄水器により残留塩素が除去され
るにもかかわらず、簡単な方法で浄水器下流の配管内の
殺菌ができて細菌が繁殖するのを抑制できると共に、殺
菌剤の入った流体は一時的に通過させるだけなので、殺
菌剤の入った流体を通過させた後は、配管内には再び浄
水が封入されることになって、次回に吐水弁を開いて浄
水を使用する際に、殺菌剤が混入されていない浄水を使
用できるものである。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、浄
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器の下流側の配管に殺菌剤の入った流体を封入する
ので、封入した殺菌剤の入った流体により配管内を確実
に殺菌できて、配管内において細菌が繁殖するのを確実
に抑制できるものであり、長時間浄水を使用しない例え
ば風呂の配管などにおいて特に有効である。
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器の下流側の配管に殺菌剤の入った流体を封入する
ので、封入した殺菌剤の入った流体により配管内を確実
に殺菌できて、配管内において細菌が繁殖するのを確実
に抑制できるものであり、長時間浄水を使用しない例え
ば風呂の配管などにおいて特に有効である。
【0029】また、請求項4記載の発明にあっては、浄
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器よりも下流側の配管の先端に吐水弁を設け、該吐
水弁を開いた後、止水するに当たり、止水直前に吐水弁
の近くの配管に殺菌剤の入った流体を供給するので、浄
水器よりも下流の配管内に吐水弁の吐水口から細菌が入
るのを予防できるものである。
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器よりも下流側の配管の先端に吐水弁を設け、該吐
水弁を開いた後、止水するに当たり、止水直前に吐水弁
の近くの配管に殺菌剤の入った流体を供給するので、浄
水器よりも下流の配管内に吐水弁の吐水口から細菌が入
るのを予防できるものである。
【0030】また、請求項5記載の発明にあっては、浄
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器よりも下流側の配管を浄水が循環する環状の流路
とし、該環状の流路に殺菌用浄水器を設けると共に環状
の流路から分岐して吐水弁を設け、環状の流路内の浄水
を循環させて殺菌用浄水器を通過させるので、環状の流
路内を循環させて、殺菌用浄水器を通すという簡単な方
法により、殺菌剤を用いることなく配管内での細菌の繁
殖を予防できるものである。
水器で浄化した浄水を供給する浄水供給方法において、
浄水器よりも下流側の配管を浄水が循環する環状の流路
とし、該環状の流路に殺菌用浄水器を設けると共に環状
の流路から分岐して吐水弁を設け、環状の流路内の浄水
を循環させて殺菌用浄水器を通過させるので、環状の流
路内を循環させて、殺菌用浄水器を通すという簡単な方
法により、殺菌剤を用いることなく配管内での細菌の繁
殖を予防できるものである。
【図1】本発明の一実施例の配管図である。
【図2】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図3】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図4】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図5】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図6】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図7】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図8】同上の更に他の実施例の配管図である。
【図9】同上の更に他の実施例の配管図である。
1 浄水器 2 配管 3 環状の流路 4 吐水弁 5 殺菌用浄水器
Claims (5)
- 【請求項1】 浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供
給方法において、浄水器の下流側の配管に殺菌剤の入っ
た流体を供給して殺菌剤を浄水に混入することを特徴と
する浄水供給方法。 - 【請求項2】 浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供
給方法において、浄水器よりも下流側の配管に一時的に
殺菌剤の入った流体を通過させることを特徴とする浄水
供給方法。 - 【請求項3】 浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供
給方法において、浄水器の下流側の配管に殺菌剤の入っ
た流体を封入することを特徴とする浄水供給方法。 - 【請求項4】 浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供
給方法において、浄水器よりも下流側の配管の先端に吐
水弁を設け、該吐水弁を開いた後、止水するに当たり、
止水直前に吐水弁の近くの配管に殺菌剤の入った流体を
供給することを特徴とする浄水供給方法。 - 【請求項5】 浄水器で浄化した浄水を供給する浄水供
給方法において、浄水器よりも下流側の配管を浄水が循
環する環状の流路とし、該環状の流路に殺菌用浄水器を
設けると共に環状の流路から分岐して吐水弁を設け、環
状の流路内の浄水を循環させて殺菌用浄水器を通過させ
ることを特徴とする浄水供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334895A JPH08270028A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 浄水供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7334895A JPH08270028A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 浄水供給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270028A true JPH08270028A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13515574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7334895A Pending JPH08270028A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 浄水供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270028A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249785A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Max Co Ltd | 浄水装置 |
EP2762646A1 (de) * | 2013-01-30 | 2014-08-06 | Franke Aquarotter GmbH | Sanitäranordnung |
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-
1995
- 1995-03-30 JP JP7334895A patent/JPH08270028A/ja active Pending
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