JPH08269933A - 導水路敷設工法 - Google Patents

導水路敷設工法

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JPH08269933A
JPH08269933A JP7583295A JP7583295A JPH08269933A JP H08269933 A JPH08269933 A JP H08269933A JP 7583295 A JP7583295 A JP 7583295A JP 7583295 A JP7583295 A JP 7583295A JP H08269933 A JPH08269933 A JP H08269933A
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JP
Japan
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water
blocks
driving channel
block
water conduit
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Withdrawn
Application number
JP7583295A
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English (en)
Inventor
Junichi Nakajima
淳一 中島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダムの利用上に支障を来さずに、また水中作
業を必要とせずに、導水路を水中に設置できる。 【構成】 複数の導水路用ブロック1をピン3と連結部
材4とにより屈曲可能に連結した後、同各導水路用ブロ
ック1内に設けた浮室2の空気を抜いて、水中の導水路
敷設箇所に設置する。その際、各導水路用ブロック1の
内部に形成した浮室内の排出空気量を弁11により調整
して、同各導水路用ブロック1の沈下速度を制御するこ
とにより、各導水路用ブロック1を水中の導水路敷設箇
所に設置するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導水路敷設工法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、ダム湖の濁水対策を示してい
る。20が主ダムで、この主ダム20の上流端に、堆砂
除去、水質浄化、及び親水性向上のために、副ダム21
が設けられている。この副ダム21では、栄養塩類が
少ない平常時の流入水を主ダム20の循環混合層部(温
水、清浄水部)23へ流入させる。また栄養塩類が多
い平常時の流入水や小洪水時の高濁水を管水路(図示せ
ず)を経て主ダム20の上記循環混合層部23へ流入さ
せる。また大洪水時の高濁水は、導水路22を経て循
環混合層23よりも下方の深層部(冷水、高濁水部)2
4へ流入させて、循環混合層23に流入させないように
している。
【0003】洪水時の高濁水には、掃流土砂及び浮遊土
砂が多く含まれているが、掃流土砂は、副ダム21によ
りカットされるため、導水路22や上記管水路には、浮
遊土砂しか通過しない。この浮遊土砂は、フラッシュに
より除去できるので、水路の管理維持が容易になる。上
記導水路22を主ダム20の水中に設ける場合、(1)
一旦、水位を下げて、管路を埋設したり、コンクリート
を打設して水路を作り、その後、水位を元の状態に戻す
か、(2)水中トンネル用凾体を1ブロックずつ沈め
て、水中作業により沈めた各ブロックを連結するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図8に示すダム湖
の濁水対策では、導水路22を主ダム20の水中に設け
る場合、(1)一旦、水位を下げて、管路を埋設した
り、コンクリートを打設して水路を作り、その後、水位
を元の状態に戻すか、(2)水中トンネル用凾体を1ブ
ロックずつ沈めて、水中作業により沈めた各ブロックを
連結するようにしているので、(1)の場合には、工事
期間中、ダム水位を大幅に低下させる必要があって、ダ
ムの利用上に支障を来す。また(2)の場合には、連結
のための水中作業が必要になって、既設ダムに導水路2
2を設置し難いという問題があった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、ダムの利用上に支障を来
さずに、また水中作業を必要とせずに、導水路を水中に
設置できる導水路敷設工法を提供しようとする点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の導水路敷設工法は、内部に浮室を形成し
た複数の導水路用ブロックを屈曲可能に連結した後、上
記各浮室の空気を抜いて、同各導水路用ブロックを水中
の導水路敷設箇所に設置することを特徴としている(請
求項1)。
【0007】前記導水路敷設工法において、各導水路用
ブロックの内部に形成した浮室内の排出空気量を弁によ
り調整して、同各導水路用ブロックの沈下速度を制御す
ることにより、各導水路用ブロックを水中の導水路敷設
箇所に設置するようにしてもよい(請求項2)。
【0008】
【作用】本発明の導水路敷設工法は前記のように構成さ
れており、複数の導水路用ブロックを屈曲可能に連結し
た後、同各導水路用ブロック内に設けた浮室の空気を抜
いて、水中の導水路敷設箇所に設置する。その際、各導
水路用ブロックの内部に形成した浮室内の排出空気量を
弁により調整して、同各導水路用ブロックの沈下速度を
制御することにより、各導水路用ブロックを水中の導水
路敷設箇所に設置するようにしてもよい。
【0009】
【実施例】次に本発明の導水路敷設工法に使用する導水
路用ブロックの一実施例を図1により説明すると、1が
断面凹型の導水路用ブロックで、同導水路用ブロック1
の内部には、浮室2が設けられている。3が隣接する一
方の導水路用ブロック1に設けたピン、4が隣接する他
方の導水路用ブロック1に固定した連結部材で、各導水
路用ブロック1がピン3と連結部材4とにより屈曲可能
に連結されるようになっている。
【0010】図2は、導水路用ブロック1の他の実施例
を示している。この場合には、各導水路用ブロック1が
ピン3と枢支したリンク5とにより屈曲可能に連結され
るようになっている。図3は、図1、図2に示す各導水
路用ブロック1を水面上に浮かべて、屈曲可能に連結し
てゆく状態を示している。また図4は、各導水路用ブロ
ック1を連結した後、各導水路用ブロック1の浮室2の
空気を抜いて、水中に設置した状態を示している。図5
は、上記各状態を示す斜視図である。
【0011】図6は、他の実施例を示している。この場
合には、10が浮室2から延びた排気管、11が同排気
管10に設けた排気弁で、各浮室2内の排出空気量を排
気弁11により調整して、同各導水路用ブロック1の沈
下速度を制御することにより、各導水路用ブロックを水
中の導水路敷設箇所に設置する。図7は、さらに他の実
施例を示している。この場合には、各導水路用ブロック
1を断面角型に形成し、同各導水路用ブロック1の内部
に浮室2を形成するとともに同各導水路用ブロック1を
屈曲可能に連結しており、前記と同じ要領で水中に設置
される。
【0012】
【発明の効果】本発明の導水路敷設工法は前記のように
複数の導水路用ブロックを屈曲可能に連結した後、同各
導水路用ブロック内に設けた浮室の空気を抜いて、水中
の導水路敷設箇所に設置する。その際、各導水路用ブロ
ックの内部に形成した浮室内の排出空気量を弁により調
整して、同各導水路用ブロックの沈下速度を制御するこ
とにより、各導水路用ブロックを水中の導水路敷設箇所
に設置するようにしてもよく、ダムの利用上に支障を来
さずに、また水中作業を必要とせずに、導水路を水中に
設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導水路敷設工法に使用する各導水路用
ブロックの一実施例を示す斜視図である。
【図2】同各導水路用ブロックの他の実施例を示す斜視
図である。
【図3】上記各導水路用ブロックを水面上に浮かべて屈
曲可能に連結してゆく状態を示す側面図である。
【図4】上記各導水路用ブロックを連結した後、各導水
路用ブロックの浮室の空気を抜いて、水中に設置した状
態を示す側面図である。
【図5】上記各状態を示す斜視図である。
【図6】上記各導水路用ブロックの他の実施例を示す斜
視図である。
【図7】上記各導水路用ブロックのさらに他の実施例を
示す斜視図である。
【図8】従来のダム湖の濁水対策を示す側面図である。
【符号の説明】
1 導水路用ブロック 2 浮室 3 ピン 4 連結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に浮室を形成した複数の導水路用ブ
    ロックを屈曲可能に連結した後、上記各浮室の空気を抜
    いて、同各導水路用ブロックを水中の導水路敷設箇所に
    設置することを特徴とした導水路敷設工法。
  2. 【請求項2】 前記各導水路用ブロックの内部に形成し
    た浮室内の排出空気量を弁により調整して、同各導水路
    用ブロックの沈下速度を制御することにより、各導水路
    用ブロックを水中の導水路敷設箇所に設置する請求項1
    記載の導水路敷設工法。
JP7583295A 1995-03-31 1995-03-31 導水路敷設工法 Withdrawn JPH08269933A (ja)

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