JPH08268491A - パック式コンテナーバッグ - Google Patents

パック式コンテナーバッグ

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JPH08268491A
JPH08268491A JP8004972A JP497296A JPH08268491A JP H08268491 A JPH08268491 A JP H08268491A JP 8004972 A JP8004972 A JP 8004972A JP 497296 A JP497296 A JP 497296A JP H08268491 A JPH08268491 A JP H08268491A
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JP
Japan
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container bag
tubular body
flange
dish member
type container
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JP8004972A
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Masaki Yamamoto
真揮 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要時には折り畳みが可能で持ち運び出来、
また使用時にはバッグ本体を伸張してコンテナーとして
利用する事が出来るコンパクトで、簡易タイプの液状体
を収容するパック式コンテナーバッグを提供することを
目的とする。 【解決手段】 コンテナーバッグ本体1は、補強用の帆
布の表裏面にポリマーを含浸またはラミネートした可撓
性膜体シートにより折り畳み可能な筒状体2を形成し、
前記筒状体2の上端側開口縁部2aには、固定フランジ
3と、この固定フランジ3の内側に開閉可能な蓋部材4
とが設けてある。筒状体2の下端側開口部2bには、フ
ランジ5が装着され、このフランジ5にシール材6a及
びカップリング部材6を介して断面凹状の皿部材7の固
定フランジ7aを着脱可能に装着してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パック式コンテ
ナーバッグに係わり、更に詳しくは生牛乳や,醤油,果
汁等の食品用液状体、或いは可燃物や危険物を除く工業
用の液状体や、ペレットまたは粉体等を収容して輸送す
ることを可能とした折り畳み式のパック式コンテナーバ
ッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、食品用または工業用の液状体ま
たは粉体等の運搬用容器としては、タンクローリの他、
大型ドラム缶や石油缶,或いは紙袋の他、ポリエチレン
製またはダンボール製等によるワンウエイ方式の容器、
更に折り畳み式構造の箱の中に使い捨て用のアルミ箔や
ポリエチレン製の袋を内袋として利用した二層構造のツ
ゥウエイ方式のコンテナー等が使われており、更にこの
他にゴム製コンテナー等も使われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記の容
器のうち、特に、ゴム製コンテナーの場合、コンテナー
の中では、袋状で補強帯を周囲に回した形の吊式タイ
プ、またはゴム引き布等からなる底付きの円筒状の縦型
バッグの胴上部にスチールパイプでリング状の外枠を組
んで胴部上部シートの端部を外側に折り返し、これに蓋
を被せてクランプにより締めつけてコンテナーとして使
用するタイプ等があった。
【0004】しかし、これらは繰り返し使用は可能であ
っても組み立てや取扱に多くの労力と時間を要し、また
バッグ内部の洗浄等も大変困難であった。この発明は、
かかる従来の課題に着目して案出されたもので、この発
明にかかるパック式コンテナーバッグ本体は、従来の定
置式タンクやタンクローリー車,或いは、既存の大型コ
ンテナーに替わり、不要時には折り畳みが可能で持ち運
び出来、また使用時には、バッグ本体を伸張してコンテ
ナーとして利用する事が出来るコンパクトで、簡易タイ
プの液状体または粉体等を収容するパック式コンテナー
バッグを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、補強用の帆布の表裏面にポリマーを含浸ま
たはラミネートした可撓性膜体シートにより折り畳み可
能な筒状体を形成し、前記筒状体の上端側開口縁部に固
定フランジを設けると共に、この固定フランジの内側に
開閉可能な蓋部材とを設け、前記筒状体の下端側開口部
に設けた固定フランジに、カップリング部材を介して断
面凹状の皿部材を着脱または固定可能に装着し、前記皿
部材の底板に傾斜角を設け、この底板の最低位部の皿部
材の側面または底部に、給排液用ノズルを設け、前記筒
状体を折り畳んで、蓋部材を皿部材上に重合させた際、
前記折り畳んだ筒状体が断面凹状の皿部材内に収容出来
るように構成したことを要旨とするものである。
【0006】前記筒状体の上端側開口縁部に設けた固定
フランジの周方向に、先端にガイドリング部材を備えた
複数の支持部材を所定の間隔を隔てて、かつ水平方向に
突設させ、前記ガイドリング部材の貫通穴を、前記皿部
材に立設した支柱に摺動可能に嵌挿させ、また、前記皿
部材に立設した支柱は折り畳み可能に構成することも可
能である。
【0007】また、前記筒状体の長手方向の中間部に、
流体収容時に胴部シートの膨出防止及び張力緩和のため
の規制部材を設けるものである。この発明は上記のよう
に構成され、液状体を収容する容器としてのコンテナー
バッグ本体は、不要時には折り畳んで格納することが出
来る構造となっているため、種々の液状体の流通過程の
段階に於ける保管或いは輸送手段としての幅広い用途、
即ち、従来の定置式タンクに代わってスペースの多目的
有効利用、或いは、トラックと本コンテナーバッグとを
組合せることによってトラックの帰り便の有効利用によ
る輸送コストの大幅な引下げの実現等により、経済性の
向上を図ることが出来、従来のタンクローリー車や専用
コンテナーに代わって新たな輸送システムを確立するこ
とが可能となる。
【0008】従って、工場や流通段階における液体の受
け入れ用或いは仮保管用の容器、また、防災用の飲料水
の応急用容器等にも幅広く利用できる。同時に冷凍車を
利用して輸送することにより輸送液体の品質保持を図る
ことも可能となる。例えば、食品衛生法上最も厳格で困
難であった生乳の輸送等にも繰り返し使用を可能とする
画期的なものである。同時に、本体胴部や蓋或いは受け
皿の材質を自在に選定する事が出来るため、内溶液によ
って耐蝕性を要求される場合にも充分対応が可能であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1はこの発明を実施したパ
ック式のコンテナーバッグ本体1の全体斜視分解図、図
2は組立たコンテナーバッグ本体1内に液状体Wを下部
ノズルから注入した状態の半断面正面図、図3は一部拡
大縦断面図、図4は図2のAーA矢視平面図を示し、前
記コンテナーバッグ本体1は、補強用の帆布の表裏面に
ポリマーを含浸またはラミネートした可撓性膜体シート
により折り畳み可能な筒状体2を形成し、前記筒状体2
の上端側開口縁部2aには、固定フランジ3と、この固
定フランジ3の内側に開閉可能な蓋部材4とが設けてあ
る。
【0010】また筒状体2の下端側開口部2bには、フ
ランジ5が装着され、このフランジ5にシール材6a及
びカップリング部材6を介して断面凹状の皿部材7の固
定フランジ7aを着脱可能に装着してある。前記コンテ
ナーバッグ本体1の筒状体2の胴部は、充分な破断強度
を有し、また筒状体2の内溶液に適した仕様の折り畳み
可能な内外面は、上述したようにゴム又は樹脂を補強体
に含浸させ、またはラミネートした構造の可撓性膜体シ
ートにより構成してある。
【0011】従って、前記筒状体2を折り畳んで、皿部
材7上に重合させた際、前記折り畳んだ筒状体2が断面
凹状の皿部材7内に十分に収容出来る深さに形成してあ
る。前記筒状体2の上端側開口縁部2aに設けた固定フ
ランジ3の周方向には、先端にガイドリング部材8を備
えた複数(この実施形態では4本)の支持部材9を所定
の間隔を隔てて、かつ水平方向に突設させ、前記ガイド
リング部材8の貫通穴8aを、パレット10上に載置さ
れた皿部材7の固定フランジ7aの外周部に支持部材9
を介して立設した複数本(この実施形態では4本)の支
柱ホルダー11の支柱11aに摺動可能に嵌挿させて構
成するものである。
【0012】なお、パレット10は、フォークリフト使
用可能な専用パレットを用いて組み立てるのが好まし
い。また、支柱11aをパレット10上に直接立設させ
て固定させることも可能である。また、前記皿部材7
は、その底板7bに傾斜角を設け、この底板7bの最低
位部の皿部材7の側面にバルブ12aを備えた給排液用
ノズル12を設けることで、排液時の残留を皆無とする
ことが出来る。
【0013】なお、カップリング部材6は、図5
(A),(B)に示すように、フランジ5の形状と合わ
せて断面形状が略V型のワンタッチカップリングを利用
するのが好ましい。以下、上記パック式のコンテナーバ
ッグ本体1の構成を更に詳細に説明する。前記筒状体2
の胴部シート1aの下部の皿部材7に設けた給排液用ノ
ズル12から液状体Wの充填によって、自立しながら伸
長する際の手段として、支柱ホルダー11に設けた支柱
11aを筒状体2の固定フランジ3に設けたガイドリン
グ部材8に摺動可能に貫通させて摺動できるように構成
してある。
【0014】なお、支柱ホルダー11の内部には、支柱
11aを固定するためのボルト14を植え込み、かつコ
ンテナーバッグ本体1を積み重ねる場合の受け台として
利用するための袴部15が設けてある。従って、ガイド
リング部材8の内径は、支柱ホルダー11の外径よりも
大きく、支柱ホルダー11の高さは、蓋部材4と皿部材
7とがパックされた状態の高さよりも高くなるように構
成されている。
【0015】前記支柱11aの上部には、図1及び図2
に示すように、ガイドリング部材8を受けるためのスト
ッパー16が取付けられ、更にバネ17を介して固定用
治具18が設けられている。更に、固定用治具18の上
部には、固定用治具18を受けるための固定リング19
が設けられている。前記支柱11aと支柱用ホルダー1
1との結合は、支柱11aの上部の操作で植設すること
の可能なネジ式になっており、そのため、ボルト14が
設けられている。
【0016】なお、上記の実施形態では、筒状体2の下
端側開口部2bに設けたフランジ5と皿部材7の固定フ
ランジ7aとをカップリング部材6を介して結合装着し
てあるが、このカップリング部材6の代わりに、図7及
び図8に示すように、スウイングボルト21aまたはフ
ック3a等にて行うことも可能である。また、図13に
示すように、胴部シート1aを抑えリング29a及びビ
ス29bを用いて固定フランジ3,5と機械的に接合し
て一体とすることも可能である。また、胴部シート1a
と抑えリング29a及びビス29bとの外間には、目地
材35が施してある。
【0017】また、筒状体2の胴部シート1aと蓋部材
3及び胴部シート1aと皿部材7の固定フランジ7aと
の接合方法としては、図9及び図10に示すように、棒
状の弾性体リング22を胴部シート1aで包み込んで成
形することによりシール機能を持たせ、シール受け固定
フランジ23及び加締リング24及びリテーナー固定フ
ランジ25を用いて同じ目的を達することも出来ことも
可能である。更に、胴部シート1aを固定フランジ3及
び皿部材7に直接接着することも可能である。
【0018】更に、図11に示すように、胴部シート1
aの中間部に液状体Wの注入時にシートの膨らみ防止及
び張力緩和の為の中間固定フランジ26を設けた構造と
することも可能である。この場合、中間固定フランジ2
6にもガイドリング部材8を設けることが望ましい。ま
た、図12に示すように、胴部シート1aの補強体をワ
イヤー27或いはロープを用いて帆布の代わりに用いた
り、帆布と併用することも可能であり、この場合、シー
ル用ストリップ28にてワイヤーを固定するものであ
る。また、前記支柱ホルダー11を専用パレット側に、
またその代わりに、支柱11aを直接専用パレット或い
は床部に直接植設する構造とすることも可能である。
【0019】またこの発明の実施形態におけるコンテナ
ーバッグ本体1は、支柱11に設けられた固定用治具1
8を用いてガイドリング部材8を固定して胴部シート1
aを上部方向に伸張させておき、初期より容器としての
完成された形態を整えることもできる。また、上記のよ
うなコンテナーバッグ本体1をトラック輸送する場合、
図14に示すようにコンテナーバッグ本体1の支柱11
を補強するため、長手方向と横方向の組み立てをした状
態の補強枠30を箱型トラック31の荷台32の上部に
格納しておき、使用時にこれを降ろして各支柱11aと
結合して運送中の揺れ防止を施すことも可能である。ま
た、この補強枠30は組み立て方式とすることもでき、
更に別途コンテナーバッグ本体1を積み重ねする場合の
懸垂装置をトラックの所定位置に設けておくと更に便利
に使用することが可能である。
【0020】また、図11における角型も可能であり、
この場合、同時に支柱11aを車両側に固定することも
出来る。更に、この場合、ガイドリング部材8を支柱1
1a側に設け、支持部材9を用いてコンテナーバッグ本
体1と結束することも可能である。更に、トラック輸送
に於ける帰り便では、他の荷物等を荷台に積載させるこ
とが出来るように、図15に示すように、液状体Wを排
出させて折り畳んだコンテナーバッグ本体1を、荷台3
2の側面に立設させて固定したり、また図示しないが、
運転席の背部の荷台32上に積載させて荷台32を利用
するようにしても良い。
【0021】なお、上記の実施形態において、コンテナ
ーバッグ本体1の支柱11は、棒状のものを使用してい
るが、例えば、図16に示すように皿部材7の周囲に所
定の間隔を隔てて固定フランジ40を突設させ、この固
定フランジ40に支柱11xの下端部をピン41を介し
て揺動可能に連結し、またこの支柱11xは、長手方向
の少なくとも一箇所以上に設けたヒンジ42により折り
畳み可能に構成してあり、コンテナーバッグ本体1の折
り畳みと同時に支柱11xも周方向に折り畳まるように
構成することで、収納時にはコンパクトとなるものであ
る。
【0022】また、図17は図16の変形例を示すもの
で、折り畳み可能な支柱11xの下端を、コンテナーバ
ッグ本体1の専用パレット10上にブラケット43及び
ピン44を介して揺動可能に連結させたものである。な
お、専用パレット10上に支柱11xのホルダー47が
設けてある。また専用パレット10の巾以内に収まる棒
状の支柱を使用することも出来る。
【0023】なお、上記実施形態における支柱11xの
上端は、上端側開口縁部2aに設けた固定フランジ3か
ら突設させた支持部材9にブラケット45及びピン46
を介して揺動可能に連結するものである。次に、この発
明のパック式のコンテナーバッグ本体1の組み立て手順
について説明する。
【0024】予めコンテナーバッグ本体1と皿部材7と
のそれぞれに設けられたフランジ5,7aをシール材6
aを介してカップリング部材6を用いて締結し、コンテ
ナーバッグ本体1の胴部シート1aを皿部材7の中に折
り畳んで収納してパック状にして用意しておく(図6参
照)。これを、使用時又は荷役時に所定の位置にセット
した後、支柱11aを蓋部材4の外周部に設けられたガ
イドリング部材8の穴に通しながら下部の支柱ホルダー
11に植設し、更に、各コンテナーの下部ノズル12を
バルブを介して配管に連結することによって組み立てを
完了する。この時、架台としてフォークリフト用の挿入
穴を設けた専用パレット10を利用すると良い。
【0025】次にバルブ操作によって液体をパック状の
コンテナーの下部ノズル12からポンプアップにより注
入することにより徐々に蓋部材4が液圧によって液面で
持ち上げられ、泡立ちもなく筒状体2がガイドリング部
材8を介して支柱11aに沿って自立しながら伸長して
容器として形成される。また、コンテナーバッグ本体1
内の液状体Wを排出するときもバルブを開くことによっ
て蓋部材4が液面に浮遊したまま下方へ自然移動するた
め、大変スムースな液出しが可能であり、わざわざエア
ー吸入のために蓋部材4を空けなくても良いという省力
化のメリットもある。
【0026】なお、コンテナーバッグ本体1のセット時
に於いてガイドリング部材8を支柱11aに設けた固定
用治具18で固定してコンテナーバッグ本体1の筒状体
2を初期から伸長した形状の容器として用いる事もでき
る。この場合には蓋部材4から液体を注入することが出
来る。また、各コンテナーバッグ本体1は配管で連結し
たり、また個々にバルブを設けておく事が出来る。
【0027】荷役が終えた後は、カップリング6を外し
てコンテナーバッグ本体1の筒状体2と皿部材7とを分
解して洗浄するか、或いは、ひとまず解体せずに組み立
てたまま蓋部材4を開いて、ここからシャワーを用いて
内部を軽く水洗いをして、図6に示すように、支柱11
aのみを外し、カップリング6共全体をセットしたまま
胴部シート1aを皿部材7のなかに収めて上下を重ねて
コンパクトな形にし、更に、これを積み重ねて仮格納し
ておく。
【0028】その後、所定の場所または基地でカップリ
ング6を外して分解し入念に洗浄し直すこともできる。
また洗浄後は、次の使用に備えて事前に仮組み立てをし
格納しておくと便利である。洗浄を特に必要としない液
体の場合には分解しなくても良い。また粉体等にも利用
できる。また、積み重ねは支柱用ホルダー11を受け台
として利用する事が出来るためコンテナーバッグ本体1
に荷重を掛けずに安定した積み重ねが可能である。
【0029】また万一、胴部シート1aが損傷或いは破
損した場合に軽傷の場合には、補修を行い、損傷の程度
が大の時には胴部シート1aの交換が可能であるため大
変経済的であり安心して繰り返しの使用をすることが出
来る。また内溶液によって胴部シート1aの材質、或い
は、蓋部材4及び皿部材7や固定フランジ等の素材選定
を行う事が出来ることはもとより、これらの表面処理を
する事も可能であり極めて広範囲な用途に利用する事が
可能である。更に、穀類の場合には、胴部を帆布そのも
のとすることも可能である。
【0030】
【発明の効果】この発明は、上記のように補強用の帆布
の表裏面にポリマーを含浸またはラミネートした可撓性
膜体シートにより折り畳み可能な筒状体を形成し、前記
筒状体の上端側開口縁部に固定フランジを設けると共
に、この固定フランジの内側に開閉可能な蓋部材とを設
け、前記筒状体の下端側開口部に設けた固定フランジ
に、カップリング部材を介して断面凹状の皿部材を着脱
または固定可能に装着し、前記筒状体を折り畳んで、蓋
部材を皿部材上に重合させた際、前記折り畳んだ筒状体
が断面凹状の皿部材内に収容出来るように構成したの
で、以下のような優れた効果を奏するものである。 .パック式コンテナーバッグは長期にわたる繰り返し
使用が可能な上、可燃物及び危険物以外、食品を含むあ
らゆる液体の容器として利用することが出来、通常の容
器としての他、災害時の飲料水用容器としても活用出来
る。 .特に、輸送面において、この発明にかかるパック式
コンテナーバックとトラックとの組合せにより、従来の
液体や粉体用のタンクローリー車の帰路の空便の有効利
用が可能となるばかりか、ドラム缶の様な使い捨ての容
器や内袋等の資源の節約も可能となり産業廃棄物の量を
極少化出来るメリットがある。また、冷凍車との組合せ
により、輸送液体の品質の保持を図ることが可能であ
る。 .従って、他のどの容器よりも単位当たりのコストダ
ウンが可能となり物流費トータルとしての大きなメリッ
トか期待でき、また、本コンテナーバッグの折り畳んだ
時の姿は伸長時の1/5〜1/6程度に迄厚みを小さく
する事が出来るため積み重ねて格納するのにも大変便利
である。組み立てや洗浄も従来と比べて大変容易に出来
る。 .組み立て作業の殆どを地上作業で済ませることが出
来るため、トラックや設置場所には、既に組み立てられ
た該バッグを所定の位置に置いて支柱を立て、配管と接
合するだけの作業で済み、組み立て時間を大幅に短縮で
きるメリットがある。 .液の注入および吐出用の配管を下部ノズル1ケ所で
行うことも可能な為配管装置そのものも簡素化出来るメ
リットがある。 .下部充填方式の為液の泡立ちが無く、且つ、充填さ
れた液の液面に蓋が絶えず接し空気層が殆ど出来ないた
め、蒸発作用或いは輸送中の液面における泡の発生がな
く、品質の保持にも役立つ事が出来る。 .皿部材の底面に傾斜角を設けてあるため、残留液を
皆無とすることが出来も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したパック式のコンテナーバッ
グ本体の全体斜視分解図である。
【図2】組立たコンテナーバッグ本体内に液状体を下部
ノズルから注入した状態の半断面正面図である。
【図3】一部拡大縦断面図である。
【図4】図2のAーA矢視平面図である。
【図5】(A)は組み立て用カップリングの平面図、
(B)は一部断面図である。
【図6】支柱を取り外してシートを受け皿の中に収め、
コンテナーバッグ本体を積み重ねて格納した状態を示す
一部縦断正面図である。
【図7】筒状体と皿部材とをスゥイングボルトを用いて
組みつけた一部切欠した拡大正面図である。
【図8】筒状体と皿部材とをフック式固定フランジにて
組みつけた状態の一部拡大断面図である。
【図9】弾性体からなる棒状リングを胴部シートの上下
両端部で包み込んでシール機能を持たせた筒状体の一部
片側断面図である。
【図10】ガイドリング部材と固定用治具及び支柱ホル
ダーとの嵌合状況を示す一部断面図である。
【図11】筒状体に中間固定フランジを設けた角形コン
テナーで、上部固定フランジをボルトで、下部固定フラ
ンジをスウィングボルトで組み付けた状態の全体斜視図
で、支柱をパレットまたは車両側に植設する構造を示し
ている。
【図12】ワイヤーまたはロープを本体胴部補強材とし
て用いて、外側からシールストリップにて固定するよう
にして構成された半断面正面図で、ノズルが受け皿の底
部に取付けられている状態を示している。
【図13】胴部シートの上下端末部を固定してシール機
能を持たせて取付けらた状態の他の実施形態を示す断面
図で、支柱が支柱ホルダーの外側に植設されている状態
を示している。
【図14】箱型トラックの荷台上にコンテナーバッグ本
体を搭載した状態を示す背面図である。
【図15】角型コンテナーバッグ本体を折り畳んでトラ
ックの荷台両サイドに立設した状態を示す説明図であ
る。
【図16】皿部材に設けた支柱を折り畳み可能に構成し
た場合の他の実施形態を示す斜視図である。
【図17】コンテナーバッグ本体の専用パレットに支柱
を折り畳み可能に構成した場合の他の実施形態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 コンテナーバッグ本体 1a 胴部シー
ト 2 筒状体 2a 上端側開
口縁部 2b 下端側開口部 3 固定フ
ランジ 4 蓋部材 5 固定フラ
ンジ 6 カップリング部材 6a シール材 7 皿部材 7a 固定フラ
ンジ 7b 底板 8 ガイド
リング部材 8a 貫通穴 9 支持部
材 10 パレット 11 支柱ホ
ルダー 11a 支柱 12 給排
液用ノズル 12a バルブ 14 ボル
ト 15 袴部 16 ストッ
パー 17 バネ 18 固定用
治具 19 固定リング 21a スゥイ
ングボルト 22 弾性体リング 23 シール
受け固定フランジ 24 加締リング 25 リテー
ナー固定フランジ 26 中間固定フランジ 27 ワ
イヤー 28 シール用ストリップ 29a 抑え
リング 29b ビス 30 補強
枠 31 箱型トラック 32 荷台 47 ホルダー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 88/22 B65D 88/22 A 90/04 90/04 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強用の帆布の表裏面にポリマーを含浸
    またはラミネートした可撓性膜体シートにより折り畳み
    可能な筒状体を形成し、前記筒状体の上端側開口縁部に
    固定フランジを設けると共に、この固定フランジの内側
    に開閉可能な蓋部材とを設け、前記筒状体の下端側開口
    部に設けた固定フランジに、カップリング部材を介して
    断面凹状の皿部材を着脱または固定可能に装着し、前記
    皿部材の底板に傾斜角を設け、この底板の最低位部の皿
    部材の側面または底部に、給排液用ノズルを設け、前記
    筒状体を折り畳んで、蓋部材を皿部材上に重合させた
    際、前記折り畳んだ筒状体が断面凹状の皿部材内に収容
    出来るように構成したことを特徴とするパック式コンテ
    ナーバッグ。
  2. 【請求項2】 前記筒状体の上端側開口縁部に設けた固
    定フランジの周方向に、先端にガイドリング部材を備え
    た複数の支持部材を所定の間隔を隔てて、かつ水平方向
    に突設させ、前記ガイドリング部材の貫通穴を、前記皿
    部材に立設した支柱に摺動可能に嵌挿させた請求項1に
    記載のパック式コンテナーバッグ。
  3. 【請求項3】 前記皿部材に立設した支柱が折り畳み可
    能である請求項1または請求項2に記載のパック式コン
    テナーバッグ。
  4. 【請求項4】 前記筒状体の長手方向の中間部に、流体
    収容時に胴部シートの膨出防止及び張力緩和のための規
    制部材を設けた請求項1ないし請求項3に記載のパック
    式コンテナーバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013018543A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Raisen:Kk 液体用拡縮コンテナー及びライナー装着脱装置
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CN118004495A (zh) * 2024-04-08 2024-05-10 四川同人泰药业股份有限公司 一种用于食品药品包装的可定量出料的铝塑包装装置
CN117985321B (zh) * 2024-04-03 2024-06-04 山东妙迪食品有限公司 一种可改变容积的海产品运输容器

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