JPH08267420A - セラミックス成形体の製造方法 - Google Patents
セラミックス成形体の製造方法Info
- Publication number
- JPH08267420A JPH08267420A JP7072777A JP7277795A JPH08267420A JP H08267420 A JPH08267420 A JP H08267420A JP 7072777 A JP7072777 A JP 7072777A JP 7277795 A JP7277795 A JP 7277795A JP H08267420 A JPH08267420 A JP H08267420A
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- JP
- Japan
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- molding
- drying
- pts
- gypsum
- strength
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- Withdrawn
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミックス成形体の製造方法に関する。
【構成】 セラミックス粉末:100重量部に対して、
シリカゾル:30〜100重量部、石膏:10〜100
重量部を配合、混練したスラリを型に流し込み成型し、
スラリが硬化後に型から成形体を取出して乾燥、焼成し
てセラミックス成形体を製造する方法。
シリカゾル:30〜100重量部、石膏:10〜100
重量部を配合、混練したスラリを型に流し込み成型し、
スラリが硬化後に型から成形体を取出して乾燥、焼成し
てセラミックス成形体を製造する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックス成形体の製
造方法に関する。
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流し込み方法によるセラミックス
成形体の製造方法はバインダを硬化剤によりゲル化さ
せ、セラミックス粉末をつなぐことにより、型内より成
形体を取り出し、乾燥、焼成を行っていた。しかしなが
ら、このような方法はゲル化時間が遅い、取り出し時の
強度が低い、寸法収縮が大きいため複雑形状には困難で
ある、厚肉になると乾燥が困難である等の欠点をもって
いる。
成形体の製造方法はバインダを硬化剤によりゲル化さ
せ、セラミックス粉末をつなぐことにより、型内より成
形体を取り出し、乾燥、焼成を行っていた。しかしなが
ら、このような方法はゲル化時間が遅い、取り出し時の
強度が低い、寸法収縮が大きいため複雑形状には困難で
ある、厚肉になると乾燥が困難である等の欠点をもって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記技術水準
に鑑み、成形時間の短縮、取り出し時の強度向上、寸法
収縮が小さい、短時間乾燥、焼成が可能なセラミックス
成形体の製造方法を提供しようとするものである。
に鑑み、成形時間の短縮、取り出し時の強度向上、寸法
収縮が小さい、短時間乾燥、焼成が可能なセラミックス
成形体の製造方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はセラミックス粉
末:100重量部に対して、シリカゾル:30〜100
重量部、石膏:10〜100重量部を配合、混練したス
ラリを型に流し込み成型し、スラリが硬化後に型から成
形体を取出して乾燥、焼成することを特徴とするセラミ
ックス成形体の製造方法である。
末:100重量部に対して、シリカゾル:30〜100
重量部、石膏:10〜100重量部を配合、混練したス
ラリを型に流し込み成型し、スラリが硬化後に型から成
形体を取出して乾燥、焼成することを特徴とするセラミ
ックス成形体の製造方法である。
【0005】本発明で使用しうるセラミックス粉末とし
ては溶融シリカ、アルミナ、ムライト、ジルコニア、チ
タニア、ジルコンサンドなどがあげられる。
ては溶融シリカ、アルミナ、ムライト、ジルコニア、チ
タニア、ジルコンサンドなどがあげられる。
【0006】
【作用】石膏は水と反応して精度の高い成形体を製作す
ることが可能なことは一般的に知られている。しかしな
がら、高温時(例えば1000℃)に石膏は長時間、形
状を保持することはできない。そこで、本発明において
はシリカゾルを水の替りに混練することにより、硬化反
応を起こさせ、1000℃のような高温に焼成しても形
状を保持することができるようにしたものである。
ることが可能なことは一般的に知られている。しかしな
がら、高温時(例えば1000℃)に石膏は長時間、形
状を保持することはできない。そこで、本発明において
はシリカゾルを水の替りに混練することにより、硬化反
応を起こさせ、1000℃のような高温に焼成しても形
状を保持することができるようにしたものである。
【0007】セラミックス粉末:100重量部に対して
シリカゾル:30〜100重量部、石膏:10〜100
重量部にする理由は硬化速度、強度、寸法精度を考慮し
て限定したものである。
シリカゾル:30〜100重量部、石膏:10〜100
重量部にする理由は硬化速度、強度、寸法精度を考慮し
て限定したものである。
【0008】
【実施例】濃度:20%のSiO2 含有シリカゾル:8
0重量部に対して、石膏を70重量部混練し、その中に
平均粒径:22μmの溶融石英を100重量部投入混練
し、幅:100mm×長さ:100mm×厚さ:30m
mの金型内へ流し込みをした。30分後成形体を取り出
し24時間自然乾燥した後110℃×3時間低温乾燥を
した。その後、図1に示した条件で焼成した。
0重量部に対して、石膏を70重量部混練し、その中に
平均粒径:22μmの溶融石英を100重量部投入混練
し、幅:100mm×長さ:100mm×厚さ:30m
mの金型内へ流し込みをした。30分後成形体を取り出
し24時間自然乾燥した後110℃×3時間低温乾燥を
した。その後、図1に示した条件で焼成した。
【0009】その結果成形体のヘアークラックは確認さ
れず健全で精密鋳造用中子として充分使用できるもので
あった。また、乾燥後の強度及び焼成後の3点曲げ強度
を図2に示す。
れず健全で精密鋳造用中子として充分使用できるもので
あった。また、乾燥後の強度及び焼成後の3点曲げ強度
を図2に示す。
【0010】
【発明の効果】本発明により以下の効果が発揮される。 (1)約10分程度で硬化し短時間で成形体を取り出す
ことが可能である。 (2)取り出し時の強度が高い。 (3)寸法収縮がほとんどなく精度のよい成形体を得る
ことができる。 (4)短時間で乾燥、焼成ができる。
ことが可能である。 (2)取り出し時の強度が高い。 (3)寸法収縮がほとんどなく精度のよい成形体を得る
ことができる。 (4)短時間で乾燥、焼成ができる。
【図1】本発明の一実施例のセラミックス成形体の焼成
条件の一例を示す図表。
条件の一例を示す図表。
【図2】本発明の一実施例のセラミックス成形体の乾燥
及び焼成後の強度を示す図表。
及び焼成後の強度を示す図表。
Claims (1)
- 【請求項1】 セラミックス粉末:100重量部に対し
て、シリカゾル:30〜100重量部、石膏:10〜1
00重量部を配合、混練したスラリを型に流し込み成型
し、スラリが硬化後に型から成形体を取出して乾燥、焼
成することを特徴とするセラミックス成形体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7072777A JPH08267420A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | セラミックス成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7072777A JPH08267420A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | セラミックス成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267420A true JPH08267420A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13499163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7072777A Withdrawn JPH08267420A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | セラミックス成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08267420A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079702A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | F Consultant:Kk | 無機質組成物、及びそれを用いた無機質成形体 |
JP2019099442A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | 愛知県 | 粘土組成物 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7072777A patent/JPH08267420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079702A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | F Consultant:Kk | 無機質組成物、及びそれを用いた無機質成形体 |
JP2019099442A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | 愛知県 | 粘土組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |