JPH08266459A - 食器収納篭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食器自動洗浄機用の食器収納篭に於いて、食
器の積み重ねに対して、食器が一定の間隔を以て収納さ
れ、食器収納篭が蓋部を有して移動に際しての安定を図
り、且つ食器収納篭に最後の一枚まで安定して出し入れ
できることを目的とする。 【構成】周辺を間隔を有する縦横の金属の枠にて囲んだ
長方形の篭に於いて、その内部に単数または複数列のお
椀、お皿、ランチ皿、トレイ等の食器を収納する為に、
食器の中央部付近を支える折れ曲がりの仕切り用の金属
棒を複数個数、長方形の食器収納篭の長手方向に有し、
長方形の長手方向の左右の上端部には左右に開口自在の
間隔を有する押さえカバーが、食器篭の上端部に可動自
在に連結されていて、その上端の一方の端部は蓋より少
しく片方が突出し、長方形の篭の前端部には横の金属棒
が、上部から中程までの横棒のみであつて、食器篭の底
部は汁受けパンを収納しうる空間部を有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、食後に於いて、食器
を食器収納篭に収納して、自動食器洗浄機までに搬送す
るときの食器収納篭に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の食器自動洗浄機にあつては、食器
は通例のお椀、お皿、ランチ皿、トレー等である為に、
これらをまとめて、食器収納篭に収納して自動洗浄する
にあたつても、たんに食器を収納するだけであつて、食
器と食器を互いに離して収納するための手段が食器収納
篭に施されていないために、食器は収納篭等に積み重ね
る如く収納されて、食器と食器とは互いに接触して、洗
浄が噴射の様なものであつても食器に付着している残滓
等を、完全に洗い落とすことは殆ど不可能であつた。

【０００３】このために同一出願人より、平成６年６月
２０日に食器篭として、食器を分離して収納し得る食器
収納篭が出願されている。更に、平成６年９月１日に食
器収納篭の中央部付近に於いて、折れ曲がる金属部分を
有して、食器がこの仕切り用折れ曲がり金属部分にて間
隔を有して収納される食器篭が、食器収納篭として出願
されている。

【０００４】

【発明が解決しょうとする課題】自動洗浄機に於いて、
食器を充分に洗浄するためには、食器篭に収納されてい
る食器が互いに接触せずに、充分に洗浄されることが必
要である。このために食器篭に収納される食器が互いに
接触しない食器収納篭であることが必要であるが、又、
食器自体が接触しない構造となっている必要がある。こ
の為のものとして同一氏出願人より、使用する食器に多
少の突起等を施した食器が平成６年６月６日に「食器」
として出願されている。又、この目的のための食器収納
篭が平成６年６月２０日に出願されている。

【０００５】しかし、この食器はそれぞれに特種の構造
となっていて、通常の食器を使用しては、食器篭での食
器の接触は防げなかつた。この為に、食器収納篭に食器
の中央部付近に複数個の仕切り用折れ曲がりの金属棒を
有する食器収納篭が平成６年９月１日に出願されてい
る。しかも、この出願では収納される食器から垂れる汁
等を食器篭から垂れない用に収納する汁受けパンも食器
篭に収納されるよう構成されている。

【０００６】しかし、この収納篭にては食器篭の上部が
解放されているために、食器篭の移動に対して、不安定
さは免れなかつた。又、周辺を金属の枠にて囲のでいる
が、この囲みが食器収納篭の全部の周囲に於いて同一の
高さに枠があるために、例えば長方形の長手方向に於い
て、最前部の食器はともすれば収納に困難さがあつた。
本発明はこれらの欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】周辺を間隔を有する縦横
の金属の枠にて囲んだ長方形の篭に於いて、その内部に
単数または複数列のお椀、お皿、ランチ皿、トレイ等の
食器を収納する為に、食器の中央付近を支え仕切り用折
れ曲がりの金属棒を複数個数、長方形の食器収納篭の長
手方向に有し、長方形の長手方向の左右の上端部には左
右に開口自在の間隔を有する蓋部が、食器篭の上端部に
可動自在に連結されていて、その上端の一方の端部は蓋
より少しく片方が突出し、長方形の篭の前端部には横の
金属棒が、上部から中程までの横棒のみであつて、食器
篭の底部は汁受けパンを収納しうる空間部を有せしめ
る。

【０００８】

【作用】本発明の食器篭を使用するときは、食器篭の周
辺が単なる金属の枠であつて、その内部に単数または複
数列の食器が収納される部分があつて、収まる食器の中
央より下の部分を支える金属棒が仕切り用としてあるた
めに、収納される食器は互いにある間隔を以て収納され
る。しかも収納篭の上面は左右に開口する金属棒の枠の
蓋であるので、搬送にも便利である。

【０００９】しかも上面の金属枠の左右の端部は、金属
枠より少しく片方が突出しているので、搬送の途中にて
ふたが開く問うの恐れもない。又、食器篭の一方の端面
の横の金属棒は逆さの中途間でになっているので、食器
を他の端面より挿入していつても、最後まで極めて容易
に挿入することが可能となる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例に付いて、図面を参照
して詳細に説明する。図１は本発明の食器篭の食器を挿
入したときの一端が端面の中途までの金属棒であるとき
の、蓋となる押さえカバーを開口したときの斜視図であ
る。１は食器篭であつて、周辺を縦横の金属枠２にて囲
まれている。その内部には単数または複数列のお椀、お
皿、ランチ皿、トレイ等の食器３を収納する為の、食器
の中央部付近を支える仕切り用の折れ曲がり金属棒４で
あつて、長方形の長手方向に複数個ある。

【００１１】長方形の食器篭の長手方向の左右の上端部
には左右に開口自在の金属の縦枠を有する押さえカバー
５がある。押さえカバーの端部は一方が少しく突出した
突出部６となっている。押さえカバーの縦枠の下端は図
に示す如く長方形の食器篭１の上枠にそれぞれ係合部７
となつて係合している。

【００１２】長方形の食器篭１の一端は横枠が上部から
縦枠の中途までの横枠８であつて、その上部には横枠８
はない。又、食器篭１の底部は汁受けパン９を収納する
底部１０であつて、枠を通して自在に汁受けパン９を出
し入れする。図２は食器篭１に食器２が挿入されて、且
つ、押さえカバー５の開口状態を示す状態説明図であ
る。

【００１３】本発明は以上の如き構成であるので、これ
を使用するときは次ぎの如くなる。本発明は、使用目的
による色々の食器３を食器篭１に挿入するのであるが、
食器篭１の内部に食器３の中央部付近を支える仕切り用
の折れ曲がりの金属棒４が複数個数、食器篭１の長手方
向にあるので、収納する各種の食器２を互いに接触する
ことなく、ある間隔を以て収納し得る。この為に多数の
食器２を一度に、しかも洗浄に際しての食器間の一定の
間隔を保つて収納し得る。

【００１４】しかも、食器篭１の上部は左右に開口する
間隔を持った金属枠２の押さえカバー５であつて、押さ
えカバー５の上端の一方の端部は少しく突出した突出部
６である。この為に食器篭１に食器３を収納しての移動
や搬送等に際して、この突出部６が食器篭の上端の金属
枠２の横枠に係合して押さえカバー５が開く等のことが
ない。必要に際しては突出部が前後にあつても良い。押
さえカバーは通例は収納されている食器の上端部に軽く
接触しているので落ち込むことはない。押さえカバー５
の下端部は押さえカバー５の縦の金属棒の下端に於い
て、食器篭の上端の金属枠３に係合しているので、自在
に開閉し得る。係合は押さえカバー５の安定の為に、押
さえカバーの縦枠の下端が円状であつて、この円のを通
して押さえカバー５の最下端の横枠が貫いているので、
抜け落ちる心配がなく安定して開閉できる。

【００１５】長方形の食器篭の一方の端部の横枠は、縦
枠の中途、通例では半分程度にあるのみで、その上の部
分に横枠はついていない。この為に、食器収納篭１の他
の端部から順に挿入された食器３の内、最後の食器３も
出し入れに充分に空間部があるので、容易に出し入れが
可能である。

【００１６】食器篭１の底部１０は汁受けパン９が十分
に収納されて、且つ、空間は汁受けパンを自在に出入が
可能の空間を有する底部である。この為に、使用済みの
食器３にある残滓よりの汁等は汁受けパン９に流れて、
自動食器洗浄機に収納される時に、適宜に始末されるこ
とになる。

【００１７】本発明の食器篭は、多数の食器を収納する
のであるが、その構成が周辺を間隔のある金属棒にて形
成しているために比較的に軽量であるので扱いに便利な
構造となつている。本発明の枠等は通例は金属枠で、し
かも対腐食性に富んだものとなつている。又、構成する
材料も本発明の目的に沿うものであれば、必ずしも金属
てなく、例えば合成樹脂等の材質であつてもよい。又、
食器篭の長手方向の上端部の左右の中間部付近に、この
食器篭１の移動を容易にする為の把手部を付けてもよ
い。

【００１８】

【発明の効果】本発明は以上の如き構成であるので、次
ぎに記載する如きと特有の効果を有するものである。本
発明の食器収納篭は、間隔を有する金属の枠にて構成さ
れているので、比較的に軽量であつて、取り扱いに便利
である。しかもその上端は左右に開口する蓋部であつて
押さえカバーの一方の端部は押さえカバーより少しく突
出しているために、食器篭の移動に際しても、収納した
食器の安定を保つことができる。

【００１９】しかも食器が挿入されているときは、押さ
えカバーが食器の上端に軽く触れる為に、蓋が下に落ち
込む等のことがない。しかも蓋部の下端は食器篭の上端
の金属枠に係合していてその開閉を始め動作が容易に行
うことが出来る。食器収納篭の長手方向の一方の端部
は、その横枠が縦枠の中程までに止どまつているため
に、収納してゆく食器の最後の一枚まで、食器篭から容
易に出し、入れすることが出来る。しかも、底部に汁受
けパンの出し入れが容易である空間部があるので使用に
際して便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の食器挿入の使用状態説明斜視図

【図２】本発明の食器挿入の使用状態側面図

【符号の説明】

１ 食器篭 ２ 金属枠 ３ 食器 ４ 折れ曲がり金属棒 ５ 蓋部 ６ 突出部 ７ 係合部 ８ 横枠 ９ 汁受けパン １０ 底部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】周辺を間隔を有する縦横の金属の枠にて囲
   んだ長方形の篭に於いて、その内部に単数または複数列
   のお椀、お皿、ランチ皿、トレイ等の食器を収納する為
   に、食器の中央部付近を支える仕切り用の折れ曲がりの
   金属棒を複数個数、長方形の食器収納篭の長手方向に有
   し、長方形の長手方向の左右の上端部には左右に開口自
   在の間隔を有する押さえカバーが 食器篭の上端部に可
   動自在に連結されていて、その上端の一方の端部は蓋よ
   り少しく片方が突出し、長方形の篭の前端部には横の金
   属棒が、上部から中程までの横棒のみであつて、食器篭
   の底部は汁受けパンを収納しうる空間部を有することを
   特徴とした食器篭。