JPH08265723A - スクランブル制御方法およびスクランブル装置およびデスクランブル装置 - Google Patents

スクランブル制御方法およびスクランブル装置およびデスクランブル装置

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JPH08265723A
JPH08265723A JP6774395A JP6774395A JPH08265723A JP H08265723 A JPH08265723 A JP H08265723A JP 6774395 A JP6774395 A JP 6774395A JP 6774395 A JP6774395 A JP 6774395A JP H08265723 A JPH08265723 A JP H08265723A
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JP
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video
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video data
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Application number
JP6774395A
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English (en)
Inventor
Noboru Katsuta
昇 勝田
Hironori Murakami
弘規 村上
Susumu Ibaraki
晋 茨木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、データの伝送あるいは保管に際
し、再生者を限定するスクランブル制御に関するもので
ビデオレベルでのスクランブルとシステムレベルでのス
クランブルの鍵の一元化、再生時間の短縮等を目的とす
る。 【構成】 スクランブル鍵は、CAパケット中で送られ
る。また、スクランブル処理は、オーディオデータには
パケット単位でスクランブル処理を行い、ビデオデータ
にはビデオレベルのスクランブル処理を行う。パケット
単位のスクランブルの制御は、スクランブルの対象とな
るパケットのスクランブルコントロールコードパターン
の"11"と"10"の変わりめで更新する。ビデオレベルスク
ランブルの鍵更新タイミングは、ビデオシーケンスの先
頭であり、そのときTSスクランブルの有効鍵をビデオ
スクランブルの有効鍵とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル符号化され
た信号の伝送あるいは保管に際し、信号を撹拌し、復号
手順を許可されたものだけに与えることによって、再生
できる者を限定するためのものであり、主に有料放送な
どにおける番組へのアクセス制御あるいはVTRやディ
スク等の蓄積メディアにおける著作権保護のための不正
な複製防止などに用いられるスクランブル制御に関する
もので特に送信データがMPEG標準(ISO 1175-1,2,3
(MPEG1)およびISO 13818-1,2,3(MPEG2))の1部の規格
に準拠したデータに対するものに関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG標準に準拠したデータについて
のスクランブル制御については、ISO13818-1のMPEG
2のシステムレイヤ規格における記述がある。図11
は、MPEG標準のトランスポートストリームの構成の
説明図である。トランスポートストリームは、188バ
イトの固定長のパケットで構成されたビットストリーム
であり、ビデオデータやオーディオデータあるいはその
他のデータおよびこれらデータを逆多重化するためのデ
ータ(図では簡単のため省略)およびコンディショナル
アクセス情報等のデータをそれぞれ固定長のパケットに
変換して多重したデータである。
【0003】ビットストリーム中のビデオデータについ
て説明するとビデオデータを構成する読み取りの為の同
期ビットをもった最小単位がスライスであり、数個のス
ライスでもってピクチャを構成する。さらに、複数のピ
クチャでグループオブピクチャを構成し、1つ以上のグ
ループオブピクチャでビデオシーケンスを構成する。各
データの単位には、図では省略しているが同期ビットと
ヘッダ情報が存在する。ビデオシーケンスは、再生でき
るデータをすべてを含んだデータ単位であり、ビデオシ
ーケンスの最初のデータから読み取ることで再生可能と
なる。以上のように構成されたビデオデータを先頭から
分割してトランスポートパケットを形成するビデオをパ
ケット化する。
【0004】オーディオやコンディショナルアクセス情
報等も同じく188バイトの固定長パケット化されて多
重され、トランスポートストリームが形成される。な
お、トランスポートストリームの規定では、複数のビデ
オやオーディオの信号も多重できるがここではそれぞれ
1つずつの場合を説明した。
【0005】以上のようにトランスポートストリームに
おいて従来のスクランブル制御方法を説明する。スクラ
ンブル鍵の更新タイミングとしては、各パケットの先頭
部にあるスクランブルコントロールコード2ビットを用
いて行うことが可能である。図12は、従来のスクラン
ブル制御方法による鍵の更新タイミングの説明図であ
る。スクランブルコントロールコードのパターンとし
て"10",と"11"をもつパケットを作りスクランブルされ
るパケットを示す。
【0006】同じパターンのパケットが連続する間を同
じスクランブル鍵を用いていることを示し、鍵の更新タ
イミングでパターンを反転させることでスクランブル鍵
更新タイミングを示す。すなわち、コンディショナルア
クセス情報パケット中でスクランブル鍵が伝送されてき
て、その鍵は、次にスクランブルコントロールコードが
反転するタイミングで有効鍵となる。また、スクランブ
ルコントロールフラグのパターンが"00"のパケットはス
クランブルしていなパケットである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな方法では、パケット単位でスクランブルの再生同期
を管理することになるので、スクランブル鍵の検出して
パケットのデータを再生可能になってもパケット中のデ
ータ自体の再生の同期がとれる位置と必ずしも一致しな
いため、実際に再生可能になる時間までに遅延が生ずる
問題点があった。
【0008】また、スクランブル処理自体がトランスポ
ートパケット単位の制御では、十分行えないような処
理、例えばスクランブル効果制御を行いビデオデータレ
ベルでの処理が必要な場合(例えば、特願平4ー259540号
等のスクランブル装置がある。)、単なるパケットヘッ
ダー上のフラグだけでは、スクランブル鍵の更新の同期
がとれない問題があった。
【0009】以上お点に鑑み本発明では、スクランブル
処理によって、再生に遅延が生じることなく、また、ビ
デオデータに対してパケット単位ではないスクランブル
処理を行った場合でもスクランブルの鍵更新の管理がパ
ケット単位のスクランブル処理に対する処理と同様に行
えるスクランブル制御方法およびそれを実現するスクラ
ンブル装置デスクランブル装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
MPEG標準に準拠したディジタル信号をトランスポー
トパケット単位で送信し、各データにスクランブルを施
してなるスクランブル制御方法において、MPEG標準
に準拠したビデオデータ中のビデオシーケンスの先頭を
スクランブル鍵の更新タイミングとして用いる方法であ
る。
【0011】本発明の第2の発明は、ビデオデータをト
ランスポートパケット単位でスクランブル処理するスク
ランブル制御方法において、ビデオデータのビデオシー
ケンスの先頭を含むパケットを鍵更新タイミングとする
方法である。
【0012】本発明の第3の発明は、少なくとも1ピク
チャーより長い更新周期で伝送されるスクランブル鍵と
ピクチャテンポーラルリファレンスより決定されるパラ
メータをスクランブルを行うパラメータとしてピクチャ
の先頭において前記パラメータを更新する方法である。
【0013】本発明の第4の発明は、少なくとも1スラ
イスより長い更新周期で伝送されるスクランブル鍵とピ
クチャテンポラルリファレンスおよびスライスバーティ
カルポジションより決定されるパラメータをスクランブ
ル行うパラメータとしてスライスの先頭において前記パ
ラメータを更新する方法である。
【0014】本発明の第5の発明は、ビデオデータにス
クランブル処理するビデオスクランブル手段とトランス
ポートパケット単位でスクランブル処理を施すトランス
ポートスクランブル手段と前記ビデオスクランブル手段
とトランスポートスクランブル手段にスクランブル鍵を
更新させるスクランブル鍵更新手段からなり、スクラン
ブル鍵更新手段は、ビデオスクランブル処理手段にビデ
オデータのビデオシーケンスの先頭毎にスクランブル鍵
を更新させ、前記更新されるスクランブル鍵は、前記ビ
デオシーケンスにおいてスクランブルされたビデオデー
タ中のビデオシーケンスコードを含むパケット以前に伝
送されたパケットで最も最近スクランブルされたパケッ
トのスクランブル処理に用いられた鍵と等しい鍵である
構成である。
【0015】本発明の第6の発明は、トランスポートパ
ケット単位でデスクランブル処理するトランスポートデ
スクランブル手段とスクランブルを施されてなるビデオ
データをデスクランブル処理してなるビデオデスクラン
ブル処理と前記二つのデスクランブル手段のスクランブ
ル鍵を更新する鍵更新手段を具備し、ビデオデスクラン
ブル処理部がビデオシーケンスの先頭で鍵を更新し、鍵
更新手段は、ビデオデスクランブル手段が鍵を更新する
際、その更新鍵を前記ビデオシーケンスの先頭が含まれ
ていたトランスポートパケットの直前でスクランブルさ
れてパケットをデスクランブル処理する鍵と同じ鍵とす
る構成である。
【0016】本発明の第7の発明は、MPEG標準に準
拠したビデオデータをスクランブル処理するビデオデー
タ撹拌処理手段とスクランブルパラメータ生成手段とピ
クチャテンポーラルリファレンス検出手段を具備し、ピ
クチャの先頭において、スクランブル鍵およびテンポー
ラルリファレンスにより規定されるスクランブルパラメ
ータを生成し、ビデオデータ撹拌処理部は、前記スクラ
ンブルパラメータを用いてスクランブル処理する構成で
ある。
【0017】本発明の第8の発明は、スクランブルが施
されてなるMPEG標準に準拠したビデオデータをデス
クランブル処理するビデオデータデスクランブル処理手
段とスクランブルパラメータ生成手段とピクチャテンポ
ーラルリファレンス検出手段を具備し、ピクチャの先頭
において、スクランブル鍵およびテンポーラルリファレ
ンスにより規定されるスクランブルパラメータを生成
し、ビデオデータデスクランブル処理部は、前記スクラ
ンブルパラメータを用いてデスクランブル処理する。
【0018】本発明の第9の発明は、MPEG標準に準
拠したビデオデータをスクランブル処理するビデオデー
タ撹拌処理手段とスクランブルパラメータ生成手段とピ
クチャテンポーラルリファレンス検出手段とスライスバ
ーティカルポジション検出手段を具備し、スライスの先
頭において、スクランブル鍵およびスライスが属してい
るピクチャのテンポーラルリファレンスおよびスライス
バーティカルポジションにより規定されるスクランブル
パラメータを生成し、ビデオデータ撹拌処理部は、前記
スクランブルパラメータを用いてスクランブル処理する
ことを特徴とするスクランブル装置。
【0019】本発明の第10の発明は、スクランブルが
施されてなるMPEG標準に準拠したビデオデータをデ
スクランブル処理するビデオデータデスクランブル処理
手段とスクランブルパラメータ生成手段とピクチャテン
ポーラルリファレンス検出手段とスライスバーティカル
ポジション検出手段を具備し、スライスの先頭におい
て、スクランブル鍵およびスライスが属しているピクチ
ャのテンポーラルリファレンスおよびスライスバーティ
カルポジションにより規定されるスクランブルパラメー
タを生成し、ビデオデータデスクランブル処理部は、前
記スクランブルパラメータを用いてデスクランブル処理
する構成である。
【0020】本発明の第11の発明は、トランスポート
パケット単位でスクランブル処理するスクランブル手段
とビデオデータ中のビデオシーケンスの先頭を検出する
シーケンス先頭検出手段を具備し、シーケンス先頭検出
手段により見いだされたビデオシーケンスの先頭を含む
パケットにおいてスクランブル手段がスクランブル鍵を
更新する構成である。
【0021】
【作用】本発明のスクランブル制御方法によれば、スク
ランブル鍵の更新タイミングが単独で再生可能であるビ
デオのデータの単位であるビデオシーケンスの先頭であ
るのでスクランブル鍵が受信側で与えられデータの再生
が可能になった時点よりビデオデータも再生が可能とな
り遅延が生じずスクランブルを解除できる。また、ビデ
オデータ以外のデータがトランスポートパケット単位で
スクランブル処理されている場合、ビデオシーケンスの
先頭のタイミングでトランスポートレベルのスクランブ
ルで使用されているスクランブル鍵に更新してやれば、
トランスポートレベルのスクランブルによる再生制御で
スクランブル鍵の一元管理が行える。
【0022】また、第2の発明によれば、ビデオシーケ
ンスヘッダを含むパケットをスクランブル鍵の更新タイ
ミングとして用いることで、トランスポートパケットレ
ベルのスクランブル処理の管理だけでもビデオの再生遅
延を起こさないスクランブル制御が行える。
【0023】また、第3および第4の発明によれば、ス
クランブル鍵があれば再生途中でデータ誤り等でスクラ
ンブルの再生が一次的に不能になってもビデオデータ中
の次のピクチャあるいはスライスの単位でスクランブル
の更新周期に比べ短い期間でスクランブルの再生を復帰
できる。
【0024】また、第5および第6の発明によれば、第
1の発明のスクランブル制御方法によるスクランブル装
置およびデスクランブル装置が構成できる。
【0025】また、第7および第8の発明によれば、第
3の発明のスクランブル制御方法によるスクランブル装
置およびデスクランブル装置が構成できる。
【0026】また、第9および第10の発明によれば、
第4の発明のスクランブル制御方法によるスクランブル
装置およびデスクランブル装置が構成できる。
【0027】また、第11の発明によれば、第2の発明
のスクランブル制御方法によるスクランブル装置が構成
できる。
【0028】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例におけるスクラ
ンブル制御方法の説明図である。以下、本実施例のスク
ランブル制御方法におけるスクランブル鍵の更新タイミ
ングを説明する。トランスポートストリームには、1つ
のビデオデータとオーディオデータおよびこれらのコン
ディショナルアクセスコントロール情報と図中では、省
略しているが逆多重化するための情報が含まれている。
スクランブル鍵は、コンディショナルアクセス情報パケ
ット(以下CAパケット)中で送られる。
【0029】また、スクランブル処理は、オーディオデ
ータに対してはトランスポートのパケット単位でスクラ
ンブル処理が行われ(以下TSスクランブル)、ビデオ
データについては、ビデオのビットストリームに依存し
たスクランブル処理を行う(以下ビデオスクランブ
ル)。TSスクランブルの制御は、従来例と同様に行
う。すなわち、スクランブルの対象となるパケットにス
クランブルコントロールコードのパターンを"11"と"10"
としてスクランブル処理する。
【0030】その際、スクランブル鍵はCAパケット中で
与え、その鍵は、次のスクランブルコントロールコード
の反転したパケットから有効になる。次にビデオスクラ
ンブルについて説明する。ビデオスクランブルする場合
は、トランスポートパケット中のスクランブルコントロ
ールコードは、"00"とする。また、スクランブル鍵の更
新タイミングは、ビデオシーケンスの先頭であり、その
ときTSスクランブルの有効鍵をビデオスクランブルの
有効鍵とする。すなわち、CAパケット中のスクランブル
鍵は、次のスクランブルコントロールコードの反転した
パケットの出現によって有効となり、さらに、ビデオデ
ータ中のビデオシーケンスの先頭でビデオスクランブル
の鍵として有効になる。
【0031】以上のように、本発明の第1の実施例にお
けるスクランブル制御方法によれば、ビデオデータ中の
ビデオシーケンスの先頭を新たに鍵更新タイミングとし
て設けることでトランスポート単位でのスクランブル処
理とビデオデータレベルでのスクランブル処理のスクラ
ンブル鍵を一元管理できるとともに、ビデオシーケンス
が、ビデオデータが再生できる単位になっていることか
ら、デスクランブルを行う際に、スクランブル鍵を取得
してから再生が可能になるまでに要する時間を短くすく
ことができる。
【0032】図2は、第2の実施例におけるスクランブ
ル装置の構成図である。前記スクランブル装置は、第1
の実施例のスクランブル制御方法に基づくスクランブル
信号を生成するものである。図2において、1は、デー
タを所望のアクセス制御を行うための信号を出力し、各
処理部を制御するコンディショナルアクセス処理部、2
はビデオスクランブル処理部、3は、データを多重化処
理する多重化処理部、4は、TSスクランブルを行うT
Sスクランブル処理部である。
【0033】以上のような構成において以下その動作を
説明する。コンディショナルアクセス処理部1は、ビデ
オスクランブル処理部2およびTSスクランブル処理部
4へスクランブル鍵Ksを送るとともに、Ksを含んだCAデ
ータを多重化処理部3へ送る。CAデータは、スクランブ
ル鍵Ksとどのデータにスクランブル処理を行うかを示す
信号が含まれる。ビデオデータは、ビデオスクランブル
処理部2でコンディショナルアクセス処理部1からのス
クランブル鍵Ksでスクランブル処理され多重化処理部3
へ送られる。
【0034】この際、ビデオスクランブル処理部2は、
ビデオシーケンスの先頭を検出し、コンディショナルア
クセス処理部1へ検出信号を送る。コンディショナルア
クセス処理部1では、現在TSスクランブルで有効にし
ているスクランブル鍵を送る。ビデオスクランブル処理
部2では、受け取り後直ちに有効鍵としてスクランブル
処理する。多重化処理部3は、CAデータで示されている
データのパケットのスクランブルコントロールコード
に"11"あるいは"10"をつけてパケット化し多重するとと
もに、CAデータからCAパケットデータを生成しパケット
化して多重する。図3は、多重化処理部の構成図であ
る。
【0035】図3において、5は、ビデオデータ中のシ
ーケンスヘッダを検出するシーケンスヘッダ検出部、6
は、パケット生成多重化部である。多重化されるデータ
パケット生成多重化部6に入力される。この際ビデオデ
ータは、シーケンスヘッダ検出部5への入力される。シ
ーケンスヘッダ検出部5では、ビデオシーケンスの先頭
を検出し、検出信号をパケット生成多重化部6へ送る。
パケット生成多重化部6では、CAデータに従ってスクラ
ンブルコントロールコードを各パケットにつける。ただ
し、ビデオスクランブル処理のみを行うビデオパケット
のスクランブルコントロールコードは"00"とする。
【0036】この際、シーケンスヘッダ検出部5からの
検出信号を受けビデオシーケンスの先頭を含んだパケッ
トを多重化した後毎にスクランブルコントロールコード
を"11"から"10"あるいは"10"から"11"につけるコードを
反転するとともに、次の検出信号を受け取るまでスクラ
ンブルの対象となるパケットには、同じパターンをつけ
る。さらに、検出信号を受け取り後、直ちにCAリクエス
ト信号を送り、新たなCAデータを受け取る。受け取った
CAデータは、TSスクランブルを行ったパケットのPIDお
よびビデオスクランブルを行ったかを示す信号をCAデ
ータより変換してパケット化し多重化し、多重化したCA
データは、次のシーケンスの先頭検出後のスクランブル
コントロールコードをつける作業に用いる。
【0037】TSスクランブル処理部4では、スクラン
ブルコントロールコードが"10"あるいは"11"となってい
るパケットのヘッダ部を除いたペイロードにスクランブ
ルを行う。この際用いるスクランブル鍵Ksは、コンディ
ショナルアクセス処理部1が多重化処理部3へCAデー
タを送った際のCAデータに含まれるKsと同じものをコ
ンディショナルアクセス処理部1が多重化処理部3にC
Aデータを伝送した直後にTSスクランブル処理部4に
送る。受け取ったKsは、スクランブルコントロールコー
ドが反転したパケットから有効鍵となり、スクランブル
処理に用いられる。スクランブル処理とりては、ブロッ
ク暗号でもよいし、乱数加算を行うものでもよく公知の
技術で実現できる。
【0038】以上のように本実施例のスクランブル装置
によれば、実施例1のスクランブル制御方法にしたがっ
た鍵更新をおこなったスクランブルデータを生成でき、
ビデオレベルのスクランブルとTSレベルのスクランブ
ルを同時に行える。
【0039】図4は、本発明の第3の実施例におけるデ
スクランブル装置である。これは、第2の実施例により
生成されたスクランブルデータをデスクランブル処理す
るものである。図4において、7は、コンディショナル
アクセス処理部、8は、TSデスクランブル処理部、9
は、逆多重化処理部、10は、ビデオデスクランブル処
理/ビデオ再生処理部、11は、オーディオ再生処理部
である。
【0040】以上のように構成されたこの実施例のデス
クランブル装置において、以下その動作を説明する。コ
ンディショナルアクセス処理部7は、逆多重化処理部9
よりCAデータをうけとるとTSデスクランブル処理部
8へ直ちに送信する。逆多重化処理部9は、多重化され
てきたデータをビデオデータオーディオデータにそれぞ
れ逆多重化する。その際、ヘッダ中のスクランブルコン
トロールフラグが"10"または"11"のパケットについて
は、そのパケット全体をTSデスクランブル処理部8伝
送し、デスクランブル処理されたパケットを受け取り逆
多重化処理する。
【0041】TSデスクランブル処理部8では、コンデ
ィショナルアクセス処理部7から送られてきたスクラン
ブル鍵Ksで逆多重化処理部9から送られてくるパケット
中のペイロードをデスクランブル処理するとともに、ス
クランブルコントロールコードを"00"に変更し、逆多重
化処理部9へ返送する。この際、コンディショナルアク
セス処理部7から送られてきるKsは一次記憶され、スク
ランブルコントロールコードの反転の際に有効鍵となる
とともに、TSデスクランブル処理部は、コンディショ
ナルアクセス処理部7に鍵更新されたことを示す更新タ
イミング信号を送る。
【0042】ビデオスクランブル処理/ビデオ再生処理
部10では、ビデオデータ中のビデオシーケンスの先頭
を検出する毎にスクランブル鍵要求信号をコンディショ
ナルアクセス処理部7へ送り、TSスクランブル処理で
有効になっているスクランブル鍵Ksを受け取り、受け取
った鍵を直ちに用いてデスクランブル処理とビデオデー
タ再生処理を行う。オーディオ再生処理部11は、逆多
重化処理部9から送られてくるデスクランブル処理され
た音声データを再生する。
【0043】以上のように本実施例のデスクランブル装
置によれば、第1の実施例のスクランブル制御方法にし
たがって生成されたスクランブルデータをデスクランブ
ル処理できる。
【0044】図5は、本発明第4の実施例のスクランブ
ル制御方法の説明図である。本実施例は、第1の実施例
のようにビデオスクランブルにおいてビデオシーケンス
毎に鍵の更新を行った場合の制御方法を示している。ス
クランブル鍵Ksは、ビデオシーケンスあたり1つの鍵が
有効鍵として与えられる。そして、この有効鍵をもとに
ピクチャヘッダおよび1スライス期間中以下のスクラン
ブルパラメータを生成してスクランブル処理する。ま
ず、ピクチャヘッダ期間では、有効鍵とピクチャヘッダ
中のテンポラルリファレンスを2の64乗を法として加
算した結果をスクランブルパラメータとする。また、ス
ライス中では、有効鍵とそのスライスが含まれているピ
クチャのテンポラルリファレンスおよびスライスバーテ
ィカルポジションを2の64乗を法として加算したもの
を各々スクランブルパラメータとすし、それぞれの値を
スクランブル処理する際の乱数発生器の初期値として利
用する。
【0045】以上のように本実施例のスクランブル制御
方法によれば、1ビデオシーケンスで1回スクランブル
鍵でスクランブルパラメータを変換する場合がビデオシ
ーケンス中伝送エラー等で再生の同期がはずれると以
後、ビデオシーケンスの最後まで再生ができなくなるの
に対して、ピクチャヘッダおよびスライス毎にスクラン
ブルパラメータを更新するのでエラー等で再生ができな
くなってもスライス単位で再生の同期を復帰させること
ができる。また、特に、各同期の取れる位置でのスクラ
ンブルパラメータは、ピクチャのテンポラルリファレン
スおよびスライスバーティカルポジションで簡易に計算
できるので、エラーが複数のスライスにわたる場合でも
再生同期を復帰させることができる。
【0046】図6は、本発明の第5の実施例のスクラン
ブル装置における構成の説明図である。これは、第4の
実施例のスクランブル制御方法によるスクランブル信号
を生成するスクランブル装置であり、また、第2の実施
例におけるビデオスクランブル処理部2を構成すること
ができるものである。図6において、12は、入力信号
中のビデオシーケンスの先頭を検出し、検出信号を出力
するシーケンスヘッダ検出部、13は、スライスのヘッ
ダ部を検出し、スライスバーティカルポジションの値を
出力するスライス検出部、14は、ピクチャ先頭を検出
し、テンポラルリファレンスの値を出力すピクチャヘッ
ダ検出部、15は、入力データ中のスクランブル処理す
るビットを検出するスクランブル位置検出部、16は、
乱数発生器を初期化する値を生成する乱数初期値生成
部、17は、乱数発生器、18は排他的論理和回路であ
る。
【0047】以上のように構成された本実施例のスクラ
ンブル装置について以下その動作を説明する。入力信号
は、MPEG標準に準拠したビデオデータである。スク
ランブル鍵Ksは、シーケンスヘッダ検出部12が検出信
号を出力する毎に乱数初期値生成部に入力される。そし
て、ピクチャヘッダ検出部14からのテンポラルリファ
レンス信号をうけとると図5のFpの処理にしたがって、
スクランブルパラメタを計算し、乱数の初期値として乱
数発生器17へ出力する。
【0048】また、スライス検出部13がスライスのバ
ーティカルポジションを送ってきたとき、乱数初期値生
成部16は、その直前に送られてきたピクチャのテンポ
ラルリファレンス値と今送られてきたバーティカルポジ
ションをから図5のFsの処理に従ってスクランブルパラ
メータを計算し、乱数発生器17へ送る。以上の処理で
乱数発生器17は初期化される。スクランブル位置検出
部15は、入力信号中の"dct_type"および"DCT係数
のDC成分の値を示す信号を検出し、そのタイミングを
乱数発生器17へ送る。乱数発生器17は、スクランブ
ル位置検出部15からの信号があるときのみ乱数を出力
し、排他的論理和回路18で入力信号に排他的論理和さ
れる。
【0049】以上の実施例によれば、実施例4のスクラ
ンブル制御方法によるスクランブル信号を生成すること
ができる。
【0050】図7は、本発明の第6の実施例におけるデ
スクランブル装置の構成図である。これは、第5の実施
例のスクランブル装置で生成されたスクランブル信号を
再生するものであり、第3の実施例におけるビデオデス
クランブル処理/ビデオ再生処理部10の詳細を示した
図である。図7において、19は、入力信号中のビデオ
シーケンスの先頭を検出し、検出信号を出力するシーケ
ンスヘッダ検出部、20は、スライスのヘッダ部を検出
し、スライスバーティカルポジションの値を出力するス
ライス検出部、21は、ピクチャ先頭を検出し、テンポ
ラルリファレンスの値を出力すピクチャヘッダ検出部、
22は、入力データ中のスクランブル処理されたビット
を検出するスクランブル位置検出部、23は、乱数発生
器を初期化する値を生成する乱数初期値生成部、24
は、乱数発生18と同じ乱数発生器、25は排他的論理
和回路、26はビデオ再生処理部である。
【0051】以上のように構成された本実施例のスクラ
ンブル装置について以下その動作を説明する。スクラン
ブル鍵Ksは、シーケンスヘッダ検出部19が検出信号を
出力する毎に乱数初期値生成部23に入力される。そし
て、ピクチャヘッダ検出部21からのテンポラルリファ
レンス信号をうけとると図5のFpの処理にしたがって、
スクランブルパラメタを計算し、乱数の初期値として乱
数発生器24へ出力する。また、スライス検出部20が
スライスのバーティカルポジションを送ってきたとき、
乱数初期値生成部23は、その直前に送られてきたピク
チャのテンポーラルリファレンス値と今送られてきたバ
ーティカルポジションをから図5のFsの処理に従ってス
クランブルパラメータを計算し、乱数発生器24へ送
る。
【0052】以上の処理で乱数発生器24は初期化され
る。スクランブル位置検出部22は、入力信号中の"dct
_type"および"DCT係数のDC成分の値を示す信号を
検出し、そのタイミングを乱数発生器24へ送る。乱数
発生器24は、スクランブル位置検出部22からの信号
があるときのみ乱数を出力し、排他的論理和回路25で
入力信号に排他的論理和される。したがって、同じ乱数
発生器の出力が同じ位置にもう一度排他的論理和加算さ
れたことになりデスクランブル処理された信号をえる。
その信号はビデオ再生処理部26で再生される。
【0053】以上の実施例によれば、実施例4のスクラ
ンブル制御方法により生成されたスクランブル信号をデ
スクランブル処理できる。
【0054】図8は、本発明の第7の実施例におけるス
クランブル制御方法の説明図である。同図は、トランス
ポート単位でスクランブルを行うシステムにおけるスク
ランブル鍵の更新タイミングを示している。スクランブ
ルコントロールコードによってスクランブルの有無およ
び鍵の更新タイミングを示すのは、従来例と同様であ
る。ただ、スクランブルフラグ反転位置をビデオシーケ
ンスの先頭とする。
【0055】以上の制御方法によれば、スクランブル鍵
の取得からビデオの再生までに要する時間を短くでき
る。図9は、鍵更新による新しい鍵の取得からビデオ再
生までに要する時間を説明したものである。鍵更新タイ
ミングが特に規定せず適当に発生させた場合、鍵更新位
置から各パケットは、デスクランブル処理されるがデー
タを最初に受信したときなどのように以前のデータが再
生されていない場合、シーケンスヘッダ内の再生に必要
なデータ等がなくビデオデータが再生可能になるには最
も近いビデオシーケンスの先頭からとなり、図9のTd
だけの鍵更新時刻よりも再生が遅れてしまうことになり
最大1ビデオシーケンス分の遅れを見積もる必要があ
る。一方、本実施例のようにビデオシーケンスと鍵更新
位置を一致させておくとTdが0になりビデオデータの
再生の遅れを解消できる。
【0056】図10は、本発明の第8の実施例のスクラ
ンブル装置の構成図である。これは、第7の実施例のス
クランブル制御方法にしたがってスクランブル信号を生
成するスクランブル装置である。図10において、27
はコンディショナルアクセス処理部、28は、シーケン
スヘッダ検出部、29は、多重化処理部、30は、TS
スクランブル処理部である。
【0057】以上のように構成されたスクランブル装置
において以下その動作を説明する。まず、ビデオデータ
は、MPEG標準に準拠したデータである。コンディシ
ョナルアクセス処理部27は、スクランブル処理を行う
データおよびスクランブル鍵を含んだCAデータを多重化
処理部29に送る。多重化処理部29では、CAデータを
パケット化して多重すると共にCAデータの指示にしたが
って、スクランブル処理を指示されたデータを含むパケ
ットのヘッダ中のスクランブルコントロールコードを"1
1"あるいは"10"とし、スクランブルしないパケットは"0
0"として多重化処理する。
【0058】この際、シーケンスヘッダ検出部28は、
ビデオデータ中のビデオシーケンスの先頭を検出し、多
重化処理部29およびコンディショナルアクセス処理部
27へ検出信号を送る。多重化処理部29では、検出信
号を受け取ると現在までに送られてきた内の最新のCAデ
ータに基づきスクランブルを行うパケットにつけていた
スクランブルコントロール信号を"11"から"10"あるい
は"10"から"11"にビット反転させて以後、次の検出信号
を受け取るまで一定のパターンをつけ続ける。
【0059】また、検出信号を受けたのちコンディショ
ナルアクセス処理部27から新たなCAデータが送られて
くるとそのデータをパケット化し、多重処理するととも
にCAデータを保持し、次の検出信号時のスクランブルコ
ントロールコードの制御の際に有効にする。以上の処理
を行いながらビデオとオーディオおよびCAデータをパケ
ット化し多重数し、TSスクランブル処理部30へ送
る。コンディショナルアクセス処理部27では、シーケ
ンスヘッダ検出部28からの検出信号毎にCAデータを多
重化処理部29へ送ると共に、TSスクランブル処理部
30からの鍵要求信号を受ける毎に送る。
【0060】したがって、送られるKsは、多重化処理部
29に送った同じKsを含むCAデータが有効になっている
期間と有効期間が一致するように送られることになる。
TSスクランブル処理部30では、スクランブルコント
ロールコードが反転したパケットを受け取る毎にスクラ
ンブル鍵要求信号をコンディショナルアクセス処理部へ
送りスクランブル鍵Ksを受け取り、Ksでスクランブルコ
ントロールコードが"10"または"11"になっているパケッ
トをスクランブル処理する。
【0061】以上の実施例のスクランブル装置により、
実施例7のスクランブル制御方法にしたがったスクラン
ブル信号を生成するスクランブル装置が実現できる。シ
ーケンスヘッダ検出部28を設けてビデオシーケンスの
先頭を含むパケットを容易に検出できると共に。多重化
処理部でスクランブルの対象となるパケットに予めスク
ランブルコントロールフラグをつけることでTSスクラ
ンブルの機能は、デスクランブル処理する場合と同様の
処理を行うことで実現できる。
【0062】なお、本実施例では、伝送データとして、
ビデオデータとオーディオデータを1つずつ含んだビッ
トストリームを考えたが、さらに複数のデータを含むも
のでもよいし、複数のプログラムを多重化したデータに
ついても同様に考えられる。
【0063】また、本実施例においては、CAデータにつ
いての暗号化について触れなかったが、通常これら一部
は暗号化して送ることが多く、これらは、従来のディジ
タルデータの暗号化技術により実現化能である。
【0064】また、第1の実施例において、TSスクラ
ンブルについてその鍵更新周期をスクランブルコントロ
ールコードとしたが、それ以外の方法であってももよ
く、ビデオデータのシーケンスヘッダ時にTSスクラン
ブルで有効な鍵をビデオスクランブルにも使うならばT
Sスクランブルの鍵更新方法は他の方法でもよい。
【0065】また、第2の実施例において、TSスクラ
ンブル処理を多重化処理の後で行っているが多重化処理
の時点で同時にスクランブルする構成も考えられる。ま
た、TSスクランブルの鍵の更新タイミングをビデオデ
ータ中のビデオシーケンスの先頭のタイミングを利用し
て行ったが、単に一定時刻毎に行うものでもよいし、全
く異なる方法を用いてもよい。
【0066】また、第3の実施例において、TSスクラ
ンブル処理部は、逆多重化処理部からスクランブルされ
たデータを受け取りデスクランブル処理してそれを再び
逆多重化処理部にかえす構成であるが、デスクランブル
処理部でデスクランブル処理したビットストリームを生
成し、逆多重化処理部におくるような直列に接続された
構成も考えられる。
【0067】また、第4の実施例において、スクランブ
ルパラメータを生成する関数としてFpとFsを用いたが、
他の発生方法を用いてもよい。また、ピクチャヘッダ中
にスクランブルの対象となるコードがない場合には、ス
ライス毎にスクランブルパラメータを生成するだけの構
成も考えられるし、また、ピクチャ単位での再生同期で
十分と考えられる場合には、ピクチャ単位でスクランブ
ルパラメータを生成し、1ピクチャ間これを有効にする
ことでもよい。
【0068】また、第5の実施例において、スクランブ
ル処理する位置をdct_typeとDCT係数のDC成分とし
たが、それ以外のコードを選択することも考えられし、
全く異なったスクランブル処理でもよい。また、スクラ
ンブルパラメータの用い方も乱数発生器を初期化する以
外の方法でも処理を規定するものであればよい。
【0069】また、第6の実施例においては、デスクラ
ンブル処理とビデオ再生処理を直列に配置しているが、
ビットストリーム中の特定のコードを検出する処理など
は、ビデオ再生処理部にも必要な処理であり、これらの
部分を共通化することによる一体化した構成も考えられ
る。
【0070】また、第7の実施例のおいてスクランブル
鍵更新タイミングをスクランブルコントロールコードを
用いて行っているが、鍵の更新タイミングをビデオシー
ケンスを含むパケットに一致させるのであれば別の方法
でもよい。また、第8の実施例以外の構成でも実施例8
のスクランブル制御方法を実現するのであれば別の構成
も考えられる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
MPEGのトランスポートストリーム中のデータのスク
ランブル制御を行う際に、スクランブル鍵の更新タイミ
ングとしてビデオシーケンスの先頭の位置を用いること
でビデオデータの再生開始に必要な時間を短縮でき、ま
た、ビデオ特有のスクランブル処理をする場合でもトラ
ンスポートパケット単位でのスクランブル処理と鍵の管
理を一元化でき、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるスクランブル制
御方法の説明図
【図2】本発明の第2の実施例におけるスクランブル装
置の構成図
【図3】同実施例の多重化処理部の構成図
【図4】本発明の第3の実施例におけるデスクランブル
装置の構成図
【図5】本発明の第4の実施例におけるスクランブル制
御方法の説明図
【図6】本発明の第5の実施例におけるスクランブル装
置の構成図
【図7】本発明の第6の実施例におけるデスクランブル
装置の構成図
【図8】本発明の第7の実施例におけるスクランブル制
御方法の説明図
【図9】本発明の第7の実施例における鍵更新による新
しい鍵の取得からビデオ再生再生に要する時間の説明図
【図10】本発明の第8の実施例におけるスクランブル
装置の構成図
【図11】MPEG標準のトランスポートストリームの
構成の説明図
【図12】従来のスクランブル制御方法の説明図
【符号の説明】
1、7、27 コンディショナルアクセス処理部 2 ビデオスクランブル処理部 3、29 多重化処理部 4、30 TSスクランブル処理部 5、12、19、28 シーケンスヘッダ検出部 6 パケット生成多重化部 8 TSデスクランブル処理部 9 逆多重化処理部 10 ビデオデスクランブル処理/ビデオ再生処理部 11 オーディオ再生処理部 13、20 スライス検出部 14、21 ピクチャヘッダ検出部 15、22 スクランブル位置検出部 16、23 乱数初期値生成部 17、24 乱数発生器 18、25 排他的論理和回路 26 ビデオ再生処理部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MPEG標準に準拠したディジタル信号を
    トランスポートパケット単位で送信し、各データにスク
    ランブルを施してなるスクランブル制御方法において、 MPEG標準に準拠したビデオデータ中のビデオシーケ
    ンスの先頭をスクランブル鍵の更新タイミングとして用
    いることを特徴とするスクランブル制御方法。
  2. 【請求項2】送信データがビデオ以外のデータを少なく
    とも1つ含み、ビデオ以外のデータの少なくとも1つが
    トランスポートパケット単位でスクランブルの処理が施
    され、そのスクランブル鍵の更新タイミングがトランス
    ポートパケットヘッダ中のスクランブルコントロール信
    号により制御されており、 ビデオデータのビデオシーケンスのヘッダにより規定さ
    れたビデオデータに対するスクランブル鍵更新タイミン
    グにおいてビデオデータに対するスクランブル鍵を、前
    記トランスポート単位で施されているデータに対して使
    用中のスクランブル鍵に更新することを特徴とする請求
    項1記載のスクランブル制御方法。
  3. 【請求項3】ビデオデータをトランスポートパケット単
    位でスクランブル処理するスクランブル制御方法におい
    て、ビデオデータのビデオシーケンスの先頭を含むパケ
    ットを鍵更新タイミングとすることを特徴とするスクラ
    ンブル制御方法。
  4. 【請求項4】少なくとも1ピクチャーより長い更新周期
    で伝送されるスクランブル鍵とピクチャテンポラルリフ
    ァレンスより決定されるパラメータをスクランブルを行
    うパラメータとしてピクチャの先頭毎に適用することを
    特徴とするスクランブル制御方法。
  5. 【請求項5】少なくとも1スライスより長い更新周期で
    伝送されるスクランブル鍵とピクチャテンポラルリファ
    レンスおよびスライスバーティカルポジションより決定
    されるパラメータをスクランブルを行うパラメータとし
    てスライスの先頭において前記パラメータを更新するこ
    とを特徴とするスクランブル制御方法。
  6. 【請求項6】前記請求項5のスクランブル制御方法にお
    いて、さらに、ピクチャの先頭でスクランブル鍵とピク
    チャテンポラルリファレンスより決定されるパラメータ
    によりスクランブルを行うパラメータを更新することを
    特徴とするスクランブル制御方法。
  7. 【請求項7】ビデオデータにスクランブル処理するビデ
    オスクランブル手段とトランスポートパケット単位でス
    クランブル処理を施すトランスポートスクランブル手段
    と前記ビデオスクランブル手段とトランスポートスクラ
    ンブル手段にスクランブル鍵を更新させるスクランブル
    鍵更新手段からなり、スクランブル鍵更新手段は、ビデ
    オスクランブル処理手段にビデオデータのビデオシーケ
    ンスの先頭毎にスクランブル鍵を更新させ、前記更新さ
    れるスクランブル鍵は、前記ビデオシーケンスにおいて
    スクランブルされたビデオデータ中のビデオシーケンス
    コードを含むパケット以前に伝送されたパケットで最も
    最近スクランブルされたパケットのスクランブル処理に
    用いられたスクランブル鍵と等しい鍵であることを特徴
    とするスクランブル装置。
  8. 【請求項8】トランスポートパケット単位でデスクラン
    ブル処理するトランスポートデスクランブル手段とスク
    ランブルを施されてなるビデオデータをデスクランブル
    処理するビデオデスクランブル手段と前記二つのデスク
    ランブル手段のスクランブル鍵を更新する鍵更新手段を
    具備し、ビデオデスクランブル手段がビデオシーケンス
    の先頭で鍵を更新し、鍵更新手段は、ビデオデスクラン
    ブル手段が鍵を更新する際、その更新鍵を前記ビデオシ
    ーケンスの先頭が含まれていたトランスポートパケット
    の直前でスクランブルされているパケットをデスクラン
    ブル処理したスクランブル鍵と同じ鍵とすることを特徴
    とするデスクランブル装置。
  9. 【請求項9】MPEG標準に準拠したビデオデータをス
    クランブル処理するビデオデータ撹拌処理手段とスクラ
    ンブルパラメータ生成手段とピクチャテンポーラルリフ
    ァレンス検出手段を具備し、ピクチャの先頭において、
    スクランブル鍵およびテンポーラルリファレンスにより
    規定されるスクランブルパラメータを生成し、ビデオデ
    ータ撹拌処理部は、前記スクランブルパラメータを用い
    てスクランブル処理することを特徴とするスクランブル
    装置。
  10. 【請求項10】スクランブルが施されてなるMPEG標
    準に準拠したビデオデータをデスクランブル処理するビ
    デオデータデスクランブル処理手段とスクランブルパラ
    メータ生成手段とピクチャテンポラルリファレンス検出
    手段を具備し、ピクチャの先頭において、スクランブル
    鍵およびテンポーラルリファレンスにより規定されるス
    クランブルパラメータを生成し、ビデオデータデスクラ
    ンブル処理部は、前記スクランブルパラメータを用いて
    デスクランブル処理することを特徴とするデスクランブ
    ル装置。
  11. 【請求項11】MPEG標準に準拠したビデオデータを
    スクランブル処理するビデオデータ撹拌処理手段とスク
    ランブルパラメータ生成手段とピクチャテンポーラルリ
    ファレンス検出手段とスライスバーティカルポジション
    検出手段を具備し、スライスの先頭において、スクラン
    ブル鍵およびスライスが属しているピクチャのテンポー
    ラルリファレンスおよびスライスバーティカルポジショ
    ンにより規定されるスクランブルパラメータを生成し、
    ビデオデータ撹拌処理部は、前記スクランブルパラメー
    タを用いてスクランブル処理することを特徴とするスク
    ランブル装置。
  12. 【請求項12】スクランブルが施されてなるMPEG標
    準に準拠したビデオデータをデスクランブル処理するビ
    デオデータデスクランブル処理手段とスクランブルパラ
    メータ生成手段とピクチャテンポーラルリファレンス検
    出手段とスライスバーティカルポジション検出手段を具
    備し、スライスの先頭において、スクランブル鍵および
    スライスが属しているピクチャのテンポーラルリファレ
    ンスおよびスライスバーティカルポジションにより規定
    されるスクランブルパラメータを生成し、ビデオデータ
    デスクランブル処理部は、前記スクランブルパラメータ
    を用いてデスクランブル処理することを特徴とするデス
    クランブル装置。
  13. 【請求項13】トランスポートパケット単位でスクラン
    ブル処理するスクランブル手段とビデオデータ中のビデ
    オシーケンスの先頭を検出するシーケンス先頭検出手段
    を具備し、シーケンス先頭検出手段により見いだされた
    ビデオシーケンスの先頭を含むパケットにおいてスクラ
    ンブル手段がスクランブル鍵を更新することを特徴とす
    るスクランブル装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003065726A1 (en) * 2002-01-30 2003-08-07 Sony Corporation Streaming system for distributing encrypted compressed image data and streaming method thereof
US7706412B2 (en) 2003-01-31 2010-04-27 Sony Corporation Data processing apparatus and method, and digital broadcasting receiver

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