JPH08265357A - 縦続接続されたハブを有するネットワークにおけるエラー復旧方法 - Google Patents

縦続接続されたハブを有するネットワークにおけるエラー復旧方法

Info

Publication number
JPH08265357A
JPH08265357A JP8045905A JP4590596A JPH08265357A JP H08265357 A JPH08265357 A JP H08265357A JP 8045905 A JP8045905 A JP 8045905A JP 4590596 A JP4590596 A JP 4590596A JP H08265357 A JPH08265357 A JP H08265357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
packet
network
error
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8045905A
Other languages
English (en)
Inventor
Alan R Albrecht
アラン・アール・アルブレッチ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH08265357A publication Critical patent/JPH08265357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0078Avoidance of errors by organising the transmitted data in a format specifically designed to deal with errors, e.g. location
    • H04L1/0083Formatting with frames or packets; Protocol or part of protocol for error control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/1607Details of the supervisory signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1812Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
    • H04L1/1819Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ] with retransmission of additional or different redundancy
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end
    • H04L1/1848Time-out mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • H04L1/188Time-out mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/44Star or tree networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/40Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass for recovering from a failure of a protocol instance or entity, e.g. service redundancy protocols, protocol state redundancy or protocol service redirection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L2001/0092Error control systems characterised by the topology of the transmission link
    • H04L2001/0093Point-to-multipoint

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の縦続接続されたハフ゛に接続
されているエント゛・ノート゛を含むネットワーク・システムにおいて、各ハフ
゛が、タイムアウトを検出した際にネットワーク・エラー・ハ゜ケットを生成可
能な前記システムを提供する。 【解決手段】 より詳しくは、第1のハフ゛が、第1のハフ゛の
第1のホ゜ートに接続された第1の装置に承諾を行う際に、第
1のタイマを起動する。第1のハフ゛が、第1のホ゜ートで第1のネットワ
ーク・ハ゜ケットの受信を開始する前に、第1のタイマがタイムアウトにな
った場合、第1のハフ゛が第1のエラー・ハ゜ケットを第1のハフ゛に接続
された第2の装置に送信開始する。第1のタイマがタイムアウトに
なった後でかつ、第1のハフ゛が第1のエラー・ハ゜ケットの送信を完
了する前に、第1のハフ゛が第1のホ゜ートで第2のエラー・ハ゜ケットを
受信する場合、第1のハフ゛は第2のエラー・ハ゜ケットを第1のエラー・ハ
゜ケットに追加する。第1のハフ゛が、第1のエラー・ハ゜ケットの送信を
完了する前に、第1のホ゜ートでエラー・ハ゜ケットの受信を開始しな
い場合、第1のハフ゛は第1のホ゜ートを故障としてマークする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦続接続されたハ
ブを有するネットワークにおけるエラー復旧に関する。
【0002】
【従来の技術】ローカル・エリア・ネットワークにネッ
トワーク・ステーションを一緒に接続するためにさまざ
まなトポロジが用いられる。あるトポロジでは、ハブが
いくつかの、エンド・ノードと呼ばれるネットワーク・
ステーションに直接接続される。ハブに接続されたそれ
ぞれのエンド・ノードは、そのハブにネットワーク・パ
ケットを送り、そのハブがそのネットワーク・パケット
を1つ、またはそれ以上の他のエンド・ノードに送信す
ることによって、そのハブに接続された他のエンド・ノ
ードと通信する。
【0003】2つ以上のエンド・ノードが、ハブにネッ
トワーク・パケットを同時に送信しようとするとき、一
時点においてネットワーク上で送信可能なパケットは1
つだけであるため、送信内容が失われたり、歪曲が行わ
れたりしないことを保証する、ある形式の調停体系が必
要である。ローカル・エリア・ネットワーク内にハブが
1つしかない場合、そのハブは制限されたオーバヘッド
で、公平かつ効果的な調停体系を実施することができ
る。
【0004】しかし、ハブの追加によってハブ・ネット
ワークの拡張を可能にすることが望ましい。これは例え
ば、ハブを縦続接続することによって行なわれる。これ
については、Remi Despresの、米国特許第5,018,139号
“Communication Network Between User Equipment”ま
たはStuart O'Connor他の、米国特許第4,716,408号“Da
ta Transmission System of the Star Type with Enabl
ement Passing”を参照されたい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】優先順位、縦続接続さ
れたハブ、及び公平かつ効果的な調停を同時に提供す
る、調停体系を提供することが好ましい。公平な調停体
系とは、全てのエンド・ノードからの要求を同じ方法で
扱う体系を意味する。即ち、いかなるエンド・ノード
も、どのハブに接続されているかによって不利益をこう
むるようなことはない。効果的な調停体系とは、ネット
ワークのスループットが最大になるような調停体系を意
味する。即ち、エンド・ノード間でネットワーク資源の
競合がある場合に、ネットワークのアイドル時間、即ち
調停時間が最小限に抑えられる。
【0006】調停の問題に加えて、縦続接続されたネッ
トワークにおいて、信号欠落、パケット損失、及びハブ
接続の切断といったエラーから復旧する能力を提供する
ことが重要である。こうしたエラーからの復旧能力がな
いと、ネットワークの円滑な動作を阻害することにな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の好適実施例で
は、ネットワーク・システムは複数の縦続接続されたハ
ブに接続されたエンド・ノードを含む。各ハブは、タイ
ムアウトが検出されると、ネットワーク・エラー・パケ
ットを生成することができる。より詳細には、第1のハ
ブは、その第1のポートに接続された第1の装置を承諾
したときに、第1のタイマを起動する。第1のハブが、
第1のポートで第1のネットワーク・パケットの受信を
開始する前に、第1のタイマがタイムアウトになると、
第1のハブは、そのハブに接続された第2の装置に、第
1のエラー・パケットを送信し始める。第1のタイマの
タイムアウト後でかつ、第1のハブの第1のエラー・パ
ケット送信完了前に、第1のハブが第1のポートで第2
のエラー・パケットを受信し始めると、第1のハブは、
第2のエラー・パケットを第1のエラー・パケットに追
加する。第1のエラー・パケットの送信完了前に、第1
のハブが第1のポートで任意のエラー・パケットの受信
を開始しない場合、第1のハブは、第1のポートを故障
としてマークする。
【0008】好適実施例では、エラー・パケットは空(v
oid)データを含む。例えば、エラー・パケット内のデー
タは全て0であることがある。第1のハブが、第1のエ
ラー・パケットに第2のエラー・パケットを追加する場
合、これは例えば、第2のエラー・パケットの実際の内
容を、第1のエラー・パケットに追加することによって
行なうこともできるし、また単に第1のエラー・パケッ
トを第2のエラー・パケットの長さと同じに(例えば空
データを加えることによって)することによって行なう
こともできる。
【0009】本発明の好適実施例では、第2のエラー・
パケットは、第1のエラー・パケットが、第1のハブが
第2のエラー・パケットの受信を開始する前に、第1の
ハブによって送信された第1のエラー・パケットの一部
を含み、かつ第2のエラー・パケット全体を含むよう
に、第1のエラー・パケットに追加される。
【0010】本発明は、ハブが複数使用されたネットワ
ーク内で効果的に機能する。例えば、第1の装置が第2
のハブである場合、その第2のハブは、第2のハブの第
1のポートに接続された第3の装置を承諾する際に、第
2のタイマを起動する。その第2のハブが第3の装置か
ら第1のネットワーク・パケットの受信を開始する前
に、第2のタイマがタイムアウトになると、第2のハブ
は第1のハブに第2のエラー・パケットを送信し始め
る。第2のエラー・パケットの送信が完了する前に、第
2のハブが第3の装置からの第3のエラー・パケットを
受信し始めると、第2のハブは第3のエラー・パケット
を、第2のエラー・パケットに追加する。第2のエラー
・パケットの送信が完了する前に、第2のハブが第3の
装置から、いかなるエラー・パケットも受信し始めてい
ない場合、第2のハブは第2のハブの第1のポートを故
障としてマークする。
【0011】本発明の好適実施例では、第2のエラー・
パケットが、第2のハブが第3のエラー・パケットの受
信を開始する前に、第2のハブによって送信された第2
のエラー・パケットの一部を含み、かつ第3のエラー・
パケットを含むように、第2のエラー・パケットに第3
のエラー・パケットが追加される。例えば、第3の装置
はエンド・ノード、または他のハブであってもよい。
【0012】本発明は、ネットワーク・パケットが欠落
するエラーに関し、ネットワークの復旧を可能にする。
本発明は更に、そのエラーの影響を、実際にそのエラー
を発生させたエンド・ノードまたはハブに限定するよう
隔離する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、エンド・ノード11、エン
ド・ノード12、及びエンド・ノード13に接続されたハブ
10を示す。図1に示す実施例では、エンド・ノード11、
12及び13が、それぞれ4本のツイストペア線を用いてハ
ブ10に接続されている。エンド・ノードとハブの接続の
詳細な情報については、Alan Albrecht、Steven Harold
Goody、Michael Peter Spratt、Joseph Anthony Crci
o, Jr.及びDaniel Joseph Doveの“HIGH SPEED DATA TR
ANSFER OVER TWISTED PAIR CABLING”と題する1992年11
月6日出願の米国における同時係属出願、第07/972,694
号を参照されたい。
【0014】メッセージを送信するためのプロトコルの
概要は以下の通りである。ハブ10と各エンド・ノードの
間の4つのツイストペア線のリンクのそれぞれは、3つ
の安定状態を有する。
【0015】第1の安定状態では、ハブ10は4本のツイ
ストペア線の全てのエンド・ノードにパケットを送信し
ている。好適実施例では、この送信において、全体で10
0メガビット/秒(Mb/s)の帯域幅がある。第2の安定
状態では、エンド・ノードが4本のツイストペア線の全
てにパケットを送信している。好適実施例では、この送
信においても、全体の帯域幅は100Mb/sである。第3の
安定状態では、エンド・ノードは2本のツイストペア線
(ツイストペア線1、及びツイストペア線2)上に低周
波数トーンを送信し、ハブは他の2本のツイストペア線
(ツイストペア線3、及びツイストペア線4)上に低周
波数トーンを送信している。
【0016】各ツイストペア線で2つのトーン周波数の
送信が可能である。従って、エンド・ノードはツイスト
ペア線1、及びツイストペア線2上で4つの、トーンの
組み合わせを送信することができる。例えば、第1のト
ーンの組み合わせとして、1メガヘルツ(MHz)のトー
ンをツイストペア線1上に送信し、1MHzのトーンをツ
イストペア線2上に送信するという組み合わせが可能で
ある。第2のトーンの組み合わせとして、1MHzのトー
ンをツイストペア線1上に送信し、2MHzのトーンをツ
イストペア線2上に送信するという組み合わせが可能で
ある。第3のトーンの組み合わせとして、2MHzのトー
ンをツイストペア線1上に送信し、1MHzのトーンをツ
イストペア線2上に送信するという組み合わせが可能で
ある。第4の組み合わせとして、2MHzのトーンをツイ
ストペア線1上に送信し、2MHzのトーンをツイストペ
ア線2上に送信するという組み合わせが可能である。
【0017】同様に、ハブはツイストペア線3、及びツ
イストペア線4上に4つの、トーンの組み合わせを送信
することができる。第1のトーンの組み合わせとして、
1メガヘルツ(MHz)のトーンをツイストペア線3上に
送信し、1MHzのトーンをツイストペア線4上に送信す
るという組み合わせが可能である。第2のトーンの組み
合わせとして、1MHzのトーンをツイストペア線3上に
送信し、2MHzのトーンをツイストペア線4上に送信す
るという組み合わせが可能である。第3のトーンの組み
合わせとして、2MHzのトーンをツイストペア線3上に
送信し、1MHzのトーンをツイストペア線4上に送信す
るという組み合わせが可能である。第4の組み合わせと
して、2MHzのトーンをツイストペア線3上に送信し、
2MHzのトーンをツイストペア線4上に送信するという
組み合わせが可能である。
【0018】こうしたトーンの組み合わせは、クロスト
ーク発生の大きな要因を排除できるような低い周波数か
ら選択される。これらのトーンの組み合わせを用いて、
非常に明確な、一定の情報が伝達される。例えば、好適
実施例では、エンド・ノード11、12、または13からハブ
10へのトーンの組み合わせは、「アイドル(Idle)」、
「高優先順位要求(ReqH)」、または「通常優先順位要求
(ReqN)」のうちの1つを表わす。第4のトーンの組み合
わせは将来の用途に確保されている。ハブ10からエンド
・ノード11、12、または13へのトーンの組み合わせは、
「アイドル(Idle)」メッセージ、「着信」メッセージ、
または「強制排除」メッセージのうちの1つを表わす。
残りのトーンの組み合わせは将来の用途に確保されてい
る。好適実施例では、このメッセージ信号は、以下で説
明するように用いられる。
【0019】更に、ハブ10からエンド・ノード10、11、
12への特殊なトーンの組み合わせとして「受信可能」が
ある。この特殊なトーンの組み合わせは、ツイストペア
線3、及びツイストペア線4上の無音(トーン無し)に
よって表わされる。この「受信可能」は、エンド・ノー
ド10、11、または12のうちの1つから受信された要求に
対するハブ10の肯定応答(Ack)として機能する。
【0020】図2は、ネットワーク・パケットの転送に
用いられるプロトコルの動作を示している。線21で表わ
される第1のエンド・ノードが、線20で表わされるハブ
10に、矢印31で表わされる要求を送信する。この要求
は、そのネットワーク・パケットケットの優先順位に応
じ、高優先順位要求、または通常優先順位要求のいずれ
かである。この要求を受信すると、ハブ10はこれに応答
して、矢印32で示されるように肯定応答を送信する。上
述したように、これはツイストペア線3、及びツイスト
ペア線4上の無音である。従って、このエンド・ノード
はツイストペア線1、及びツイストペア線2上に能動的
にその要求(高優先順位要求または通常優先順位要求)
を送信する。ツイストペア線3、及びツイストペア線4
上の肯定応答を検出すると、第1のエンド・ノードはパ
ケット開始(SOP)の矢印33で示されるように、ハブ10
に対してネットワーク・パケットの送信を開始する。
【0021】ハブ10はネットワーク・パケットの受信を
開始し、ハブ10が宛先アドレスを完全に受け取るまで、
そのネットワーク・パケットの最初の部分を一時的に記
憶する。このとき、そのパケットが送信されるべき宛先
ポートが迅速に確認されうる。ネットワーク・パケット
の最初の部分を受信すると、ハブ10は他の全てのエンド
・ノードに対して、矢印34で示すように着信メッセージ
・トーンを送信する。これによって、他のエンド・ノー
ドはツイストペア線1、及びツイストペア線2上への要
求(高優先順位要求または通常優先順位要求)またはア
イドル・メッセージの送信を停止する。従って、矢印35
で示すように、ハブ10が4本のツイストペア線の全てに
関するネットワーク・パケットを、ある宛先エンド・ノ
ードに送信し始めるとき、その宛先エンド・ノードはど
のツイストペア線上にも送信を行なっていない。この宛
先エンド・ノードは線22で表わされる。矢印36は第1の
エンド・ノードからハブ10に送信されるパケットの終わ
り(EOP)を表わす。矢印37は、ハブ10から宛先エンド
・ノードに送信されるパケットの終わり(EOP)を表し
ている。
【0022】エンド・ノードで隣接したネットワーク・
パケットが送信できるようになったことによって、ネッ
トワークのスループットを向上させることができる。こ
のことが図3に示されている。図3において、第1のエ
ンド・ノードが、図2について上述したように、第1の
ネットワーク・パケットの送信を完了した後で、第1の
エンド・ノードが、矢印41で示されるようにハブ10に別
の要求を送信する。この要求は、第2のネットワーク・
パケットの優先順位に応じるもので、高優先順位要求ま
たは通常優先順位要求のいずれかである。矢印37で示さ
れるように、宛先エンド・ノードにネットワーク・パケ
ットの最後の部分を送信し終わった直後に、ハブ10は矢
印42に示すように第1のノードに他の肯定応答を送信す
る(好適実施例では、ハブが縦続接続されている場合、
第2のメッセージはすぐには送られず、このエンド・ノ
ードは次に順番が来るのを待って第2のメッセージを送
信する)。上述したように、ハブ10はツイストペア線
3、及びツイストペア線4上の無音によって、第1のノ
ードに肯定応答を送信する。ツイストペア線3、及びツ
イストペア線4上に肯定応答を検出すると、第1のエン
ド・ノードはパケット開始(SOP)の矢印43で示される
ように、ハブ10への第2のネットワーク・パケットの送
信を開始する。
【0023】ハブ10は、この第2のネットワーク・パケ
ットの受信を開始し、ハブ10が宛先アドレスを完全に受
信するまで、この第2のネットワーク・パケットの最初
の部分を一時的に記憶する。このとき、第2のネットワ
ーク・パケットが送信されるべき宛先ポートが、迅速に
確認されうる。図3に示す例では、第2のネットワーク
・パケットが同じ宛先に送信されるが、その宛先は、ハ
ブ10に接続された、第1のエンド・ノード以外の任意の
エンド・ノードとすることができる。
【0024】第2のネットワーク・パケットの最初の部
分を受信すると、ハブ10は矢印44で示されるように、他
の全てのエンド・ノードに着信メッセージ・トーンの組
み合わせを送信する。その結果、他のエンド・ノード
は、ツイストペア線1、及びツイストペア線2上への要
求(高優先順位要求または通常優先順位要求)またはア
イドル・メッセージの送信を停止する。従って、矢印45
に示すように、ハブ10が4本のツイストペア線の全てに
関する第2のネットワーク・パケットを、宛先エンド・
ノードに送信し始めると、宛先エンド・ノードはどのツ
イストペア線上にも送信を行なわない。矢印46は、第1
のエンド・ノードからハブ10に送信される第2のネット
ワーク・パケットの終わりを表わす。矢印47は、ハブ10
から宛先エンド・ノードに送信される第2のネットワー
ク・パケットの終わりを表わす。
【0025】図4は、第1のネットワーク・パケットの
終わりと第2のネットワーク・パケットの始まりの間の
パケット間ギャップにおけるネットワークの動作を、更
に詳細に示した図である。パケット間ギャップは、2つ
の並列動作する機能を有する。まず、第2のネットワー
ク・パケットが送信されるべきエンド・ノードを判定す
るために、ハブ10はパケット間ギャップを用いて第2の
ネットワーク・パケットの最初の部分を一時的に記憶
し、第2のネットワーク・パケットの宛先アドレスを検
索する。
【0026】第2に、このパケット間ギャップにおい
て、宛先エンド・ノードが、ハブ10からの着信信号によ
って遮断されることなく要求を送信することができる。
このことは矢印52に表わされている。宛先エンド・ノー
ドがネットワーク・パケットを送信しない場合、この宛
先ノードはハブ10にアイドル信号を送信する。また、第
1のネットワーク・パケットを受信しないエンド・ノー
ドもまた、パケット間ギャップの間にハブ10に対して要
求を送信することができる。しかし、更に、第1のネッ
トワーク・パケットを受信しないエンド・ノードもま
た、第1のネットワーク・パケットが宛先エンド・ノー
ドに送信されるのと同時に、ハブ10に要求を送信するこ
とができる。
【0027】要求ウインドウは、ハブ10が第1のパケッ
トの終わりを送信する時間(矢印37で表わされる)か
ら、ハブ10が着信信号の送信を開始する時間(矢印44で
表わされる)にわたって広がる。この要求ウインドウの
間に、ハブ10は、矢印53で表わされるように、エンド・
ノードに対してアイドル信号を連続的に送信する。要求
ウインドウが終了すると、ハブ10は、ネットワーク・パ
ケットを送信するエンド・ノードを除く全てのエンド・
ノードに、矢印44及び矢印54で示されるように着信信号
を送信する。各エンド・ノードは、ハブ10からの着信信
号を受信すると、ハブ10からのネットワーク・パケット
を受信できるようにアイドル信号または要求信号の送信
を停止する。
【0028】要求ウインドウは、宛先エンド・ノード
が、ハブ10が要求を認識するのに十分な期間をとって、
その要求を送信できる長さであればよい。従って、その
要求ウインドウの期間は、主としてハブがこの要求を受
信するのに要する時間によって決まり、ハブ10からエン
ド・ノードへのメッセージの送信に要する伝搬時間には
無関係である。例えば、好適実施例では、要求ウインド
ウの期間は、約850nSである。ハブ10がエンド・ノード
に着信信号を送信する期間(ライン・ターンアラウンド
期間と呼ばれる)は、主としてハブ10とエンド・ノード
間の最大往復伝搬遅延と宛先アドレスを判定するのに十
分な着信パケットの受信に要する時間によって決まる。
ハブ10からエンド・ノードまでの往復伝搬遅延は、本発
明では180メートルのケーブル長で約1.8マイクロ秒であ
る。
【0029】要求ウインドウとライン・ターンアラウン
ド期間は、半二重リンクを用いる本発明の実施例におい
てのみ重要である。例えば、縦続接続されたハブの間の
光ファイバー・リンクの場合、接続はデュアル・シンプ
レックスであり、従って第2レベルのハブがルート・ハ
ブに要求を送信するための時間を別に設ける必要がな
い。これは、ルート・ハブが第2レベルのハブにパケッ
トを送信している間に、第2レベルのハブがルート・ハ
ブに要求を返送することができるためである。
【0030】代替実施例では、ハブ10は「肯定応答」信
号が送信されるのと同時に「着信」信号を送信する。こ
の場合、パケットを有するあらゆるエンド・ノードが、
たとえ「着信」信号の受信中であっても、その前のパケ
ットの終了直後に「要求」信号を送信する。こうしたエ
ンド・ノードはごく短期間だけ「要求」信号を送信し続
け、その後パケットの受信に備えて「要求」信号の送信
を停止する。
【0031】図5は、本発明の好適実施例による、縦続
接続されたハブを有するネットワーク・システムの一例
を示している。図5において、ルート・ハブ60がエンド
・ノード71、エンド・ノード72、エンド・ノード81、及
びエンド・ノード82に接続されている。ルート・ハブ60
はまた、第2レベルのハブ61、第2レベルのハブ62、及
び第2レベルのハブ63に接続されている。第2レベルの
ハブ61はエンド・ノード73、エンド・ノード74、及びエ
ンド・ノード75に接続されている。第2レベルのハブ62
は、エンド・ノード76及びエンド・ノード77に接続され
ている。第2レベルのハブ63は、エンド・ノード78、エ
ンド・ノード79、及びエンド・ノード80に接続されてい
る。
【0032】好適実施例では、相互接続は、非バンドル
4対のカテゴリー3以上の非シールド・ツイストペア
線、あるいは2対のシールド・ツイストペア線、あるい
は光ファイバーを用いて行なうことができる。第2レベ
ルのハブは、図3及び図4に示すプロトコルを用いて、
ルート・ハブ60と半二重リンク上で通信する。または、
ルート・ハブ60と第2レベルのハブの間の距離が長い場
合は、デュアル・シンプレックス光ファイバー・リンク
を用いることもできる。好適実施例では、ハブ間の接続
にはバンドル線を用いない。
【0033】エンド・ノード71、72、81、及び82からの
ネットワーク・パケットの送信に用いられるプロトコル
は、上述した単一ハブの場合のものと同じである。エン
ド・ノード73、74、及び75から第2レベルのハブ61への
ネットワーク・パケットの送信、エンド・ノード76、及
び77から第2レベルのハブ62へのネットワーク・パケッ
トの送信、及びエンド・ノード78、79、及び80から第2
レベルのハブ63へのネットワーク・パケットの送信に用
いられるプロトコルもまた、上述した単一ハブの場合の
ものと同じである。第2レベルのハブ61、62、及び63か
らルート・ハブ60へのネットワーク・パケットの転送に
用いられるプロトコルも、上述した単一ハブの場合のも
のと同じであるが、以下に説明する若干の変更が必要で
ある。
【0034】図5に示すネットワークに関するアドレス
指定の概要は以下の通りである。全てのネットワーク・
パケットは全てのハブから見える。しかし、それぞれの
ハブは、ネットワーク・パケットの宛先アドレスが、エ
ンド・ノードのアドレスと一致する場合に、ユニキャス
ト・ネットワーク・パケットのみがエンド・ノード上に
送信されるように、アドレス・フィルタを使用する。こ
のネットワークにブリッジあるいはネットワーク・モニ
タが接続されると、全てのパケットがこのブリッジ、ま
たはネットワーク・モニタにも送信される。
【0035】本発明の好適実施例では、縦続接続された
ハブは、拡張された、2優先順位ラウンドロビン調停を
用いる。この2優先順位ラウンドロビン調停では、エン
ド・ノードが優先順位の高い要求、または通常の優先順
位の要求を送信する。要求が受信されると、高優先順位
のネットワーク・パケットを有する各エンド・ノード
は、順次そのネットワーク・パケットを送信することが
できる。これは、全ての高優先順位のネットワーク・パ
ケットが送信されるまで続けられる。次に、高優先順位
ネットワーク・パケットの送信要求がなくなると、通常
優先順位のネットワーク・パケットを有するそれぞれの
エンド・ノードが、順次1つのネットワーク・パケット
を送信することができる。好適実施例では、送信される
ネットワーク・パケットは1つだけであるが、本発明の
代替実施例では、2つ以上のネットワーク・パケットを
送信することも可能である。
【0036】動作中、全てのネットワーク・パケット
は、ルート・ハブ60に送信され、次にルート・ハブ60は
これらのネットワーク・パケットを、接続された第2レ
ベルのハブに送信する。パケット間ギャップの間、エン
ド・ノードとルート・ハブの間、エンド・ノードと第2
レベルのハブの間、及び第2レベルのハブとルート・ハ
ブ60の間で、要求やその他のトーンの組み合わせが送信
されうる。このパケット間ギャップは、プロトコルによ
って少なくとも要求、及びその他のトーンの組み合わせ
の送受信を行なえるだけの最小限の期間であるよう設定
される。
【0037】例えば、あるパケット間ギャップの要求ウ
インドウの間に、それぞれの第2レベルのハブに接続さ
れたエンド・ノードは、その第2レベルのハブに要求ト
ーンの組み合わせを送信する。要求を受信したそれぞれ
の第2レベルのハブは、その要求をルート・ハブ60に転
送する。第2レベルのハブからルート・ハブ60に転送さ
れた要求は、その第2レベルのハブがそのエンド・ノー
ドから受信した要求の最も高い優先順位レベルを反映す
る。第2レベルのハブが1つ、またはそれ以上の高優先
順位要求をエンド・ノードから受信すると、この第2レ
ベルのハブはルート・ハブ60に高優先順位要求を送信す
る。第2レベルのハブがそのエンド・ノードから高優先
順位要求を受信せず、1つまたはそれ以上のエンド・ノ
ードから1つまたはそれ以上の通常優先順位要求を受信
する場合、第2レベルのハブはルート・ハブ60に通常優
先順位要求を送信する。第2レベルのハブが、接続され
たエンド・ノードからどんな要求も受信しない場合、第
2レベルのハブはパケット間ギャップの要求ウインドウ
の間にアイドル信号を送信する。
【0038】ルート・ハブ60が第2レベルのハブに肯定
応答(即ち無音)を送信すると、第2レベルのハブは承
認された第2レベルのハブとなる。承認された第2レベ
ルのハブがルート・ハブ60に高優先順位要求を送信して
いた場合、第2レベルのハブは、高優先順位要求を行な
ったそのエンド・ノードの1つに肯定応答を送信する。
この肯定応答を受信したエンド・ノードは、ネットワー
ク・パケットを送信し、これを第2レベルのハブがルー
ト・ハブ、及びそのネットワーク・パケットの宛先であ
る第2レベルのハブに接続された任意のエンド・ノード
に送信する。承認されたエンド・ノードがネットワーク
・パケットの送信を完了したとき、第2レベルのハブ
は、高優先順位要求を行なった全てのエンド・ノードが
高優先順位ネットワーク・パケットを送信する機会が1
回与えられるまで、そのエンド・ノードの走査を継続す
る。
【0039】第2レベルのハブはネットワーク・パケッ
トの送信が完了すると、上位レベルのハブに2トーン信
号シーケンスを送信する。この2トーン・シーケンスは
上位レベルのハブに下位レベルのハブ内のラウンドロビ
ンの状態を知らせる。これによって、公平さと効率の向
上が可能となる。例えば、この2トーン・シーケンス
は、高レベルのパケット送信ができるように、下位レベ
ルのハブによって、通常優先順位パケットの送信が強制
排除されたとき、下位レベルのハブが通常優先順位ネッ
トワーク・パケットを有するエンド・ノードの走査を終
了しているかどうかを上位レベルのハブに知らせる。2
トーン信号シーケンス内の情報は、全ての高優先順位ネ
ットワーク・パケットが既に送信されているとき、強制
排除された下位レベルのハブに戻る必要があるか、また
は通常優先順位ネットワーク・パケットの処理を、他の
下位レベルのハブで継続する必要があるかを、上位レベ
ルのハブに知らせる。
【0040】好適実施例では、2トーン信号シーケンス
は2つのトーンを含む。第1トーンは72のクロック・サ
イクルの間に送信される。第2トーンは下位レベルのハ
ブが上位レベルのハブからの着信信号、または許可を受
信するまで送信される。エラーが発生した場合、そのシ
ーケンスが繰り返される。また、好適実施例では、72の
クロック・サイクルを設定するのに用いられるクロック
は30メガヘルツで動作する。
【0041】下位レベルのハブが高優先順位ネットワー
ク・パケットを処理しているとき、送信されるべき高優
先順位パケットが残っているかぎり、下位レベルのハブ
は、それぞれの高優先順位ネットワーク・パケットの後
に、高優先順位要求の後に高優先順位要求が続く2トー
ン・シーケンスを上位レベルのハブに送信する。下位レ
ベルのハブが通常優先順位ネットワーク・パケットを処
理しているとき、送信されるべき通常レベルのパケット
が残っており、下位レベルのハブが強制排除されていな
いかぎり、下位レベルのハブは、それぞれの通常優先順
位ネットワーク・パケットの後に、通常優先順位要求の
後に通常優先順位要求が続く2トーン・シーケンスを上
位レベルのハブに送信する。
【0042】下位レベルのハブが送信すべき通常優先順
位ネットワーク・パケットを有するエンド・ノードの走
査を完了し、下位レベルのハブ内の未処理の要求が全て
満たされた場合、アイドル信号の後にアイドル信号が続
く、2トーン・シーケンスが下位レベルのハブから上位
レベルのハブに送信される。
【0043】下位レベルのハブが送信すべき高優先順位
ネットワーク・パケットを有するエンド・ノードの走査
を完了し、下位レベルのハブから送信すべき高優先順位
ネットワーク・パケットがまだ残っている場合、下位レ
ベルのハブから上位レベルのハブに、アイドル信号とそ
れに続く高優先順位要求からなる2トーン・シーケンス
が送信される。これによって、下位レベルのハブが走査
を完了したものの、まだ送信すべき高優先順位ネットワ
ーク・パケットが残っていることを上位レベルのハブに
示している。全ての他のハブが、高優先順位ネットワー
ク・パケットの走査を行った後、上位レベルのハブが、
下位レベルのハブに許可を戻す。
【0044】下位レベルのハブが、送信すべき高優先順
位ネットワーク・パケットを有するエンド・ノードの走
査を完了し、下位レベルのハブから送信すべき通常優先
順位ネットワーク・パケットがまだ残っている場合、下
位レベルのハブから上位レベルのハブに、アイドルとそ
れに続く通常優先順位要求からなる2トーン・シーケン
スが送信される。これによって、下位レベルのハブが走
査を完了したものの、まだ送信すべき通常優先順位ネッ
トワーク・パケットが残っていることを、上位レベルの
ハブに示している。他のハブに、未処理の通常優先順位
ネットワーク・パケットの走査を実行する機会が与えら
れた後、上位レベルのハブが下位レベルのハブに許可を
戻す。
【0045】高優先順位ネットワーク・パケットが送信
できるように、通常優先順位ネットワーク・パケットの
走査が強制排除されたときに、走査を行なっていた下位
レベルのハブが走査を完了しなかった場合、下位レベル
のハブから上位レベルのハブに送信される2トーン・シ
ーケンスは、アイドル信号とそれに続くリターン信号で
ある。リターン信号は、ツイストペア線1、及びツイス
トペア線2上の無音(トーン無し)で送信される。これ
によって、下位レベルのハブによる通常優先順位ネット
ワーク・パケットの走査が、完了前に中断されたことが
上位レベルのハブに示される。従って、未処理の全ての
高優先順位ネットワーク・パケットが処理されたとき
に、下位レベルのハブが通常優先順位ネットワーク・パ
ケットの走査を完了できるように、上位レベルのハブは
下位レベルのハブを承認する。
【0046】例えば、走査中に、高優先順位ネットワー
ク・パケットを送信する機会のなかった第2レベルのハ
ブに接続されたエンド・ノードがまだある場合、第2レ
ベルのハブによってルート・ハブ60にネットワーク・パ
ケットが送信された後、第2レベルのハブはルート・ハ
ブに、上述したような2トーンの高レベル要求シーケン
スを送信する。また、第2レベルのハブはルート・ハブ
60からの肯定応答を待つことなく、次のエンド・ノード
に高優先順位ネットワーク・パケットを送信するための
肯定応答も送信する。
【0047】第2レベルのハブが、そのエンド・ノード
の信号走査を完了すると、第2レベルのハブは、上述し
たようにルート・ハブ60に2トーンのアイドル・シーケ
ンスを戻す。ルート・ハブ60は、この2トーンのアイド
ル・シーケンスを受け取ると、第2レベルのハブが高優
先順位ラウンドロビン・シーケンスの部分を終了したと
認識する。次に、ルート・ハブ60は、(順に)次の第2
レベルのハブ、または高優先順位要求を行なったルート
・ハブに直接接続されたエンド・ノードに肯定応答を送
信する。これは高優先順位ネットワーク・パケットが全
て送信されるまで続けられる。ここで、高優先順位ネッ
トワーク・パケットの送信要求がなくなると、通常優先
順位ネットワークを有するそれぞれのエンド・ノード
は、順次そのネットワークを送信することができる。
【0048】図5に示すネットワークの要求及び肯定応
答動作を例を挙げて更に詳細に説明する。この例では、
エンド・ノード71、エンド・ノード73、エンド・ノード
75、エンド・ノード77、及びエンド・ノード78はそれぞ
れ、高優先順位を有するネットワーク・パケットの送信
を要求する。同様に、エンド・ノード72、エンド・ノー
ド74、エンド・ノード76、エンド・ノード78、エンド・
ノード79、エンド・ノード80、及びエンド・ノード81は
それぞれ、通常優先順位を有するネットワーク・パケッ
トの送信を要求する。
【0049】従って、上述した例では、ルート・ハブ60
がそのサイクルの始めであると仮定すると、高優先順位
要求は、エンド・ノード71、エンド・ノード73、エンド
・ノード75、エンド・ノード77、及びエンド・ノード81
の順で行われる。エンド・ノードでキューイングされて
いる高優先順位ネットワーク・パケットがこれ以上な
く、即ち高優先順位要求がもうない場合、通常優先順位
要求が、エンド・ノード72、エンド・ノード74、エンド
・ノード76、エンド・ノード78、エンド・ノード79、エ
ンド・ノード80、及びエンド・ノード81の順で行われ
る。
【0050】この例では、ルート・ハブ60が最初にエン
ド・ノード71に対する肯定応答を承諾する。エンド・ノ
ード71がその高優先順位ネットワーク・パケットを送信
すると、エンド・ノード71は、ルート・ハブ60にアイド
ル信号を送信する。ルート・ハブ60は次に、第2レベル
のハブ61に肯定応答を送信する。次に、第2レベルのハ
ブ61はエンド・ノード73に肯定応答を送信する。
【0051】図6が、それに続く動作を示している。線
93はエンド・ノード73を表わしている。エンド・ノード
73は第2レベルのハブ61にネットワーク・パケット98を
送信する。第2レベルのハブ61は線91で表わされてい
る。第2レベルのハブ61はネットワーク・パケット98を
ルート・ハブ60に送信する。ルート・ハブ60は線90で表
わされている。ルート・ハブ60は、ネットワーク・パケ
ット98を第2レベルのハブ62と第2レベルのハブ63に送
信する。また、ネットワーク上の、ネットワーク・パケ
ット98の宛先であるエンド・ノードも、ネットワーク・
パケット98を受信する。図6において、このネットワー
ク・パケットによってアドレス指定されているエンド・
ノードを線94によって表わし、宛先ハブとしてアドレス
指定されている第2レベルのハブを線92によって表わ
す。
【0052】第2レベルのハブ61がルート・ハブ60への
メッセージ送信を完了した後、第2レベルのハブがエン
ド・ノード75に肯定応答96を送信する。エンド・ノード
75は線95で表わされている。第2レベルのハブ61はま
た、上述したようにルート・ハブ60に、別の高優先順位
ネットワーク・パケットが続くことを示す、2トーン高
レベル要求シーケンス97を送信する。エンド・ノード75
は、第2レベルのハブ61にネットワーク・パケット99を
送信する。第2レベルのハブ61は、ネットワーク・パケ
ット99をルート・ハブ60に送信する。ルート・ハブ60
は、ネットワーク・パケット99を第2レベルのハブ62と
第2レベルのハブ63に送信する。ネットワーク上の、ネ
ットワーク・パケット99の宛先であるエンド・ノードも
また、ネットワーク・パケット99を受信する。このネッ
トワーク・パケットによってアドレス指定されているエ
ンド・ノードは線94で表わされ、宛先ハブとしてアドレ
ス指定されている第2レベルのハブは線92で表わされ
る。
【0053】図7に示すように、第2レベルのハブ61
が、ネットワーク・パケット99をルート・ハブ60に送信
した後に、第2レベルのハブ61は、第2レベルのハブ61
が、送信されるべき高優先順位ネットワーク・パケット
を有する、その全てのエンド・ノードの走査を終了した
ことを示す2トーン・アイドル・シーケンス101を送信
する。エンド・ノード73、74、または75がいずれも新た
に高優先順位ネットワーク・パケットの送信を要求して
いないものとすると、2トーン・アイドル・シーケンス
101はアイドル信号とそれに続く通常優先順位要求から
なる。これは、第2レベルのハブ61がこれ以上送信すべ
き高優先順位ネットワーク・パケットを有していないも
のの、通常優先順位ネットワーク・パケットを有してい
ることをルート・ハブ60に示している。ネットワーク・
パケット99の送信前、または送信中に、エンド・ノード
73、74、または75のうちの1つが、新たに高優先順位ネ
ットワーク・パケットの送信を要求する場合、2トーン
・アイドル・シーケンス101はアイドル信号とそれに続
く高優先順位要求からなる。
【0054】ルート・ハブ60は、2トーン・アイドル・
シーケンス101を受信すると、第2レベルのハブ62に肯
定応答信号102を送信する。図7では、第2レベルのハ
ブ62は線105で表わされている。第2レベルのハブ62
は、エンド・ノード77に肯定応答103を送信する。エン
ド・ノード77は線104で表わされる。次に、エンド・ノ
ード77はその高優先順位ネットワーク・パケット100を
第2レベルのハブ62に送信する。第2レベルのハブ62
は、ネットワーク・パケット100をルート・ハブ60に送
信する。ルート・ハブ60は、ネットワーク・パケット10
0を第2レベルのハブ61と第2レベルのハブ63に転送す
る。ネットワーク上の、ネットワーク・パケット100の
宛先であるエンド・ノードもまた、ネットワーク・パケ
ット100を受信する。
【0055】全ての高優先順位ネットワーク・パケット
が送信された後、通常優先順位ネットワーク・パケット
が送信される。この例では、ルート・ハブ60が最初に、
エンド・ノード72に対する肯定応答を承諾する。エンド
・ノード72が、その通常優先順位ネットワーク・パケッ
トを送信した後、エンド・ノード72は、ルート・ハブ60
にアイドル信号を送信する。ルート・ハブ60は次に、第
2レベルのハブ61に肯定応答を送信する。第2レベルの
ハブ61は次に、エンド・ノード74に肯定応答を送信す
る。エンド・ノード74がその通常優先順位ネットワーク
・パケットを送信した後、エンド・ノード74は、第2レ
ベルのハブ61にアイドル信号を送信する。第2レベルの
ハブ61は、ルート・ハブ60に2トーン・アイドル・シー
ケンス信号を送信する。エンド・ノード73、74、または
75のいずれもが、通常優先順位ネットワーク・パケット
の送信を新たに要求しないものとすると、この2トーン
・アイドル・シーケンスは、2つの連続するアイドル信
号からなる。これは、第2レベルのハブ61が、これ以上
送信すべきパケットを持っていないことを、ルート・ハ
ブ60に知らせる。エンド・ノード74が通常優先順位ネッ
トワーク・パケットを送信する前、送信中、または送信
直後に、エンド・ノード73または74のうちの1つが、通
常優先順位ネットワーク・パケットの送信を新たに要求
する場合、2トーン・アイドル・シーケンスはアイドル
信号とそれに続く通常優先順位要求信号からなる。ルー
ト・ハブ60が第2レベルのハブ61から2トーン・アイド
ル・シーケンスを受信した後に、ルート・ハブ60は第2
レベルのハブ62に肯定応答を送信する。
【0056】第2レベルのハブが通常優先順位ネットワ
ーク・パケットを送信している間に、ルート・ハブ62
が、高優先順位要求(ReqH)を送信しているエンド・ノ
ード、または高優先順位要求(第2レベルのハブのエン
ド・ノードのうちの1つから送信される)を送信してい
る第2レベルのハブを認識すると、ルート・ハブ60は、
この高優先順位要求が迅速に行われるよう保証する必要
がある。ルート・ハブ60は、その第2レベルのハブのパ
ケット間ギャップの要求ウインドウの間に、強制排除の
バーストを送信することによってこれを行う。これは、
ルート・ハブ60が通常、パケット間ギャップの間に、承
認された第2レベルのハブに送信する無音とは異なる。
好適実施例では、「強制排除」信号が用いられるが、代
替実施例では「強制排除」信号の代わりに「アイドル」
信号を用いることもできる。強制排除のバーストによっ
て、第2レベルのハブは現在のパケットが送信された後
に、制御をルート・ハブに戻す。
【0057】例えば、図8にこれを示す。上述した例で
は、線121で表わされる第2レベルのハブ63が通常優先
順位ネットワーク・パケットについて承認されると、第
2レベルのハブ63はエンド・ノード78を承認する。エン
ド・ノード78は通常優先順位ネットワーク・パケット11
1を第2レベルのハブ63に送信する。第2レベルのハブ6
3は、ネットワーク・パケット111をルート・ハブ60に送
信する。ルート・ハブ60は線90で表わされている。ルー
ト・ハブ60は、ネットワーク・パケット111を第2レベ
ルのハブ61と第2レベルのハブ62に送信する。ネットワ
ーク上の、ネットワーク・パケット111の宛先であるエ
ンド・ノードもまた、ネットワーク・パケット111を受
信する。図8において、ネットワーク・パケットによっ
てアドレス指定されるエンド・ノードが線124で表わさ
れ、宛先ハブとしてアドレス指定されている第2レベル
のハブが線123で表わされている。
【0058】第2レベルのハブ63がルート・ハブ60にネ
ットワーク・パケット111を送信し終わった後に、第2
レベルのハブ63は、エンド・ノード79に肯定応答114を
送信する。エンド・ノード79は線125で表わされてい
る。第2レベルのハブ63はまた、ルート・ハブ60に、別
の通常優先順位ネットワーク・パケットが続いて送信さ
れることを示す、通常レベル要求113を送信する。ルー
ト・ハブ60が、高優先順位ネットワーク・パケットを送
信しようとするエンド・ノードを認識している場合、ル
ート・ハブ60はネットワーク・パケット111の受信完了
時に、第2レベルのハブ63にバースト強制排除信号115
を送信する。
【0059】エンド・ノード79は既に承認されているた
め、エンド・ノード79はネットワーク・パケット112を
第2レベルのハブ63に送信する。第2レベルのハブ63
は、ネットワーク・パケット112をルート・ハブ60に送
信する。ルート・ハブ60は、ネットワーク・パケット11
2を第2レベルのハブ61と第2レベルのハブ62に送信す
る。ネットワーク上の、ネットワーク・パケット112の
宛先であるエンド・ノードもまた、ネットワーク・パケ
ット112を受信する。このネットワーク・パケットによ
ってアドレス指定されるエンド・ノードが線124で表わ
され、宛先ハブとしてアドレス指定される第2レベルの
ハブが線123で表わされる。
【0060】第2レベルのハブ63がルート・ハブ60にネ
ットワーク・パケット112を送信し終わった後に、第2
レベルのハブ63はルート・ハブ60に2トーン・アイドル
・シーケンス116を送信する。第2レベルのハブ63がエ
ンド・ノード80から通常優先順位ネットワーク・パケッ
トを受信していない場合でも、第2レベルのハブ63は以
前のパケット間ギャップで送信された強制排除信号115
に応答して、ルート・ハブ60に2トーン・アイドル・シ
ーケンス116を送信する。2トーン・アイドル・シーケ
ンス116を受信することによって、ルート・ハブ60は、
高優先順位ネットワーク・パケットに対する肯定応答を
与えることができる。
【0061】2トーン・アイドル・シーケンス116は、
アイドル信号とそれに続くリターン信号(無音)からな
る。これは、第2レベルのハブ61による通常優先順位ネ
ットワーク・パケットの走査が、完了する前に中断され
たことを、ルート・ハブ60に示している。従って、未処
理の全ての高優先順位ネットワーク・パケットが処理さ
れたとき、ルート・ハブ60が、第2レベルのハブ61が通
常優先順位ネットワーク・パケットの走査を完了するこ
とができるように、第2レベルのハブ61を承認する。エ
ンド・ノード78、79、及び80がいずれも、送信すべき通
常優先順位パケットを有していなかった場合、2トーン
・アイドル・シーケンス116は連続する2つのアイドル
信号からなる。
【0062】図9ないし図12には、縦続接続ネットワー
クにおけるエラー処理が示されている。詳細には、図9
ないし図12は、あるハブが特定のポートにネットワーク
・パケットの送信に対する承諾を送信し、そのポートで
そのハブに受信されるネットワーク・パケットがないと
きに実行される動作を示している。
【0063】例えば、図9には縦続接続されたハブから
なるネットワークの一部が示されており、そのネットワ
ークにおいては、エンド・ノード136が、上述したよう
にネットワーク・パケットの送信を要求している。この
ネットワーク・パケットは、高優先順位ネットワーク・
パケット、または通常優先順位ネットワーク・パケット
であってもよい。ルート・ハブ131が、下位レベルのハ
ブ132に肯定応答(承諾)141を送信する。次に、下位レ
ベルのハブ132が、下位レベルのハブ133に肯定応答142
を送信する。次に、下位レベルのハブ133は、下位レベ
ルのハブ134に肯定応答143を送信する。下位レベルのハ
ブ134は下位レベルのハブ135に肯定応答144を送信す
る。下位レベルのハブ135はエンド・ノード136に肯定応
答145を送信する。
【0064】上述したように、通常動作においては、エ
ンド・ノード135が肯定応答(承諾)144を受信すると、
エンド・ノード136は承認されたネットワーク・パケッ
トの送信を開始する。これを図10に示す。図10に示すよ
うに、エンド・ノード136は下位レベルのハブ135にネッ
トワーク・パケット151を送信する。下位レベルのハブ1
35は、ネットワーク・パケット151を下位レベルのハブ1
34に送信する。下位レベルのハブ134は、ネットワーク
・パケット151を下位レベルのハブ133に送信する。下位
レベルのハブ133は、ネットワーク・パケット151を下位
レベルのハブ132に送信する。下位レベルのハブ132は、
ネットワーク・パケット151をルート・ハブ131に送信す
る。以上の説明から、このネットワーク・パケットは他
の様々な宛先にも送信されることがわかる。
【0065】故障の可能性を考慮するために、各ハブは
肯定応答(承諾)の送信後エラー・タイマを起動する。
好適実施例では、このタイマは450マイクロ秒である。
ハブがこのタイマがタイムアウトになるまで、ネットワ
ーク・パケットを受信しなかった場合、ハブは空のネッ
トワーク・パケット(ここではエラー・パケットとも呼
ぶ)の送信を開始する。エラー・パケットは、肯定応答
に応答して着信しなかったネットワーク・パケットの代
わりになるものである。ネットワークはネットワーク・
パケットを待っており、従って、たとえ承諾を受信した
エンド・ノードからのものでないとしてもパケットが送
信されるために、エラー・パケットが送信される。
【0066】これを図11に示す。図11において、エンド
・ノード136が肯定応答を受け取った後、ネットワーク
障害が発生して、下位レベルのハブ134と下位ハブ135の
間のリンクが切断される。従って、下位レベルのハブ13
5が、エンド・ノード136からネットワーク・パケットを
受信したとしても、下位レベルのハブ135は、このネッ
トワーク・パケットを下位レベルのハブ134に送信する
ことができない。
【0067】下位レベルのハブ132は、そのタイマがタ
イムアウトになる前に、下位レベルのハブ133からのネ
ットワーク・パケットの受信を開始しないので、下位レ
ベルのハブ132はルート・ハブ131にエラー・パケット16
1を送信する。同様に、下位レベルのハブ133が、そのタ
イマがタイムアウトになる前に、下位レベルのハブ134
からのネットワーク・パケットの受信を開始しない場
合、下位レベルのハブ133は下位レベルのハブ132にエラ
ー・パケット162を送信する。下位レベルのハブ134がタ
イマがタイムアウトになる前に、下位レベルのハブ135
からのネットワーク・パケットの受信を開始しない場
合、下位レベルのハブ134は下位レベルのハブ133にエラ
ー・パケット163を送信する。
【0068】上の説明からわかるように、各ハブは下位
レベルのハブに肯定応答を送信し、そこでタイマを起動
する。従って、上位にあるハブのタイマは、下位にある
ハブのタイマより早くタイムアウトになる。図11に示す
ように、下位にあるハブでエラーが発生した場合、いく
つかのタイマがタイムアウトになる。このため、単にタ
イマのタイムアウトによって、あるハブが、影響を受け
たポートへのリンクを故障とみなした場合、これによっ
てネットワークの性能に悪影響が出る。例えば、図11に
示すように、下位レベルのハブ134と下位レベルのハブ1
35の間のリンクが切断されている。しかし、下位レベル
のハブ132のタイマと下位レベルのハブ133のタイマはど
ちらも、下位レベルのハブ134がエラー・メッセージを
生成し、これを下位レベルのハブ133に送信する機会を
得る前にタイムアウトになる。
【0069】各タイマの時間を、ルート・ハブに対する
距離に基づいて様々に変更させることも可能である。し
かし、本発明の好適実施例では、ルート・ハブだけが縦
続接続されたネットワークにおける自分の位置を知って
いる。このようなシステムにおいて、タイマの時間を変
更することは一般的にはうまく機能しない。
【0070】本発明の好適実施例では、この問題が以下
のように処理される。ある承認されたポートについてタ
イマがタイムアウトになると、ハブが600バイトのエラ
ー・パケットを作成し、これを送信し始める。この承認
された(そして今タイムアウトとなった)ポート上でネ
ットワーク・パケットの受信を開始する前に、このハブ
が600バイトのエラー・パケットの送信を完了した場
合、このポートは故障としてマークされ、再初期化され
るまで次のメッセージに対する承諾を得られない。故障
としてマークされたポートにはエンド・ノードが接続さ
れていたり、またはこの縦続接続ネットワークの一部分
全体が接続されている場合もある。
【0071】第1のハブが600バイトのエラー・パケッ
トの送信を開始し、その600バイトのエラー・パケット
の送信が完了する前である場合、第1のハブは承認され
た(そしてタイムアウトとなった)ポート上で活動状態
のものを検出し、そのポートをまだ機能するものとみな
す。活動状態のものは、このポート上で下位レベルのハ
ブから設定された新しいエラー・パケットである。第1
のハブは直ちにこの新しいエラー・パケットを、上のハ
ブに送信されるエラー・パケットに追加する。好適実施
例では、この600バイトのエラー・パケットは空データ
を含む。例えば、この600バイトのエラー・パケット内
のデータは全て0であってもよい。第1のハブが新しい
エラー・パケットをこの600バイトのエラー・パケット
に追加するとき、この追加は例えば、新しいエラー・パ
ケットの実際の内容をそのエラー・パケットに追加する
か、または単にその600バイトのエラー・パケットを
(例えば空データを追加することによって)新しいエラ
ー・パケットの長さと同じにすることによって行うこと
ができる。
【0072】エラー・パケットの追加を図12に示す。上
述したように、下位レベルのハブ132が、タイマがタイ
ムアウトになる前に、下位レベルのハブ133からのネッ
トワーク・パケットの受信を開始しない場合、下位レベ
ルのハブ132は、ルート・ハブ131にエラー・パケット16
1を送信する。エラー・パケット161の第1の部分は、部
分エラー・パケット171である。同様に、下位レベルの
ハブ133が、タイマがタイムアウトになる前に、下位レ
ベルのハブ134からのネットワーク・パケットの受信を
開始しない場合、下位レベルのハブ133は、下位レベル
のハブ132にエラー・パケット162を送信する。エラー・
パケット162の第1の部分は、部分エラー・パケット172
である。下位レベルのハブ132が、エラー・パケット162
の受信を開始する場合、下位レベルのハブ132は、部分
エラー・パケット171にエラー・パケット162を追加す
る。例えば、下位レベルのハブ132が、エラー・パケッ
ト162の受信を開始するとき、下位レベルのハブ132が、
ルート・ハブ131に100バイトしか送信していない場合、
下位レベルのハブ132は部分エラー・パケット171のバイ
トをそれ以上送信することなく、エラー・パケット162
の送信を開始する。
【0073】下位レベルのハブ134が、タイマがタイム
アウトになる前に、下位レベルのハブ135からのネット
ワーク・パケットの受信を開始しない場合、下位レベル
のハブ134が下位レベルのハブ133にエラー・パケット16
3を送信する。下位レベルのハブ133がエラー・パケット
163の受信を開始すると、下位レベルのハブ133はエラー
・パケット163を部分エラー・パケット172に追加する。
例えば、下位レベルのハブ133がエラー・パケット163の
受信を開始するとき、下位レベルのハブ133が下位レベ
ルのハブ132に100バイトしか送信していない場合、下位
レベルのハブ133は部分エラー・パケット172のバイトを
それ以上送信することなくエラー・パケット162の送信
を開始する。
【0074】従って、図12に示す例において、エラー・
パケット163は600バイトを有する。エラー・パケット16
2は、100バイトの部分エラー・パケット172とエラー・
パケット163全体からなる700バイトを有する。エラー・
パケット161は、100バイトの部分エラー・パケット17
1、100バイトの部分エラー・パケット172、及びエラー
・パケット163全体からなる800バイトを有する。
【0075】この600バイトの基本的なエラー・パケッ
ト・サイズは自由に変更することができるが、エラー・
パケット・サイズは、多数のハブに対するタイムアウト
がある場合、ハブがそれより下位で、まだ活動状態であ
るハブからの新しいエラー・パケットの受信を開始する
前に、エラー・パケットの送信を終了することがないよ
うな長さであることが重要である。
【0076】また、上記例示において、エラー・パケッ
トは下位レベルのハブから上位レベルのハブに向かって
伝搬するものとして示されている。当業者には、エラー
・パケットはネットワーク上で、送信されないネットワ
ーク・パケットを受信するはずであった全てのハブとエ
ンド・ノードに送信されることが理解される。従って、
エラー・パケットはネットワーク・パケットのようにネ
ットワーク上に送信される。
【0077】更に、本発明の好適実施例では、上位レベ
ルのハブからのネットワーク・パケットを待っている下
位レベルのハブもまたタイマをセットし、このタイマが
タイムアウトになると、同様にそのネットワーク・パケ
ットを待っている装置に接続されたポート上へのエラー
・パケットの送信を開始する。下位レベルのポートへの
エラー・パケットの送信を開始した後、上位レベルのハ
ブから活動状態が検出され、下位レベルのハブのポート
に送信されるエラー・パケットに、上位レベルのハブか
らの新しいエラー・パケットが追加される。上述したよ
うに、新しいエラー・パケットは、新しいエラー・パケ
ットの内容をもとのエラー・パケットの一部として送信
するかまたは、もとのエラー・パケットを(例えば0を
追加することによって)新しいエラー・パケットの長さ
と同じにすることによって追加される。
【0078】以上の議論は、単に本発明の方法と実施例
を開示し、説明するものにすぎない。当業者には、本発
明が、その意図または基本的特性から逸脱することな
く、他の特定の形態で実施できることが理解される。従
って、本発明の以上の開示は、例示を意図したものに過
ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の
範囲は特許請求の範囲によって定義される。
【0079】以下に本発明の実施態様を列挙する。
【0080】1. エンド・ノードが複数の縦続接続さ
れたハブに接続されているネットワーク・システムにお
いて、(a)第1のハブが、前記第1のハブの第1のポ
ートに接続されている第2のハブに、第1のネットワー
ク・パケットを送信することについての承諾を行った際
に、第1のタイマを起動するステップ、(b)第2のハ
ブが、前記第2のハブの第1のポートに接続された第1
の装置に、前記第1のネットワーク・パケットを送信す
ることについての承諾を行った際に、第2のタイマを起
動するステップ、(c)前記第1のハブが前記第1のネ
ットワーク・パケットの受信を開始する前に、前記第1
のタイマがタイムアウトになった場合、前記第1のハブ
から前記第1のハブに接続された第2の装置に第1のエ
ラー・パケットの送信を開始するステップ、及び(d)
前記第2のハブが前記第1のネットワーク・パケットの
受信を開始する前に、前記第2のタイマがタイムアウト
になった場合、前記第2のハブから前記第1のハブに第
2のエラー・パケットの送信を開始するステップを含む
ことを特徴とする方法。
【0081】2. (e)前記第1のハブが前記第1の
エラー・パケットの送信を完了する前に、前記第2のエ
ラー・パケットの受信を開始する際に、前記第2のエラ
ー・パケットを前記第1のエラー・パケットに追加する
ステップを更に含むことを特徴とする、項番1に記載の
方法。
【0082】3. (f)前記第2のハブが前記第2の
エラー・パケットの送信を完了する前に、前記第1の装
置からの第3のエラー・パケットの受信を開始する際
に、前記第3のエラー・パケットを前記第2のエラー・
パケットに追加するステップを更に含むことを特徴とす
る、項番2に記載の方法。
【0083】4. (g)前記第2のハブが前記第2の
エラー・パケットの送信を完了する前に、前記第1の装
置からのエラー・パケットの受信を開始しない場合、前
記第2のハブが前記第2のハブの前記第1のポートを故
障としてマークするステップを更に含むことを特徴とす
る、項番3に記載の方法。
【0084】5. ステップ(f)において、前記第2
のエラー・パケットが、前記第2のハブが前記第3のエ
ラー・パケットの受信を開始する前に前記第2のハブに
よって送信された前記第2のエラー・パケットの一部
と、前記第3のエラー・パケットを含むように、前記第
2のエラー・パケットに前記第3のエラー・パケットが
追加され、及びステップ(e)において、前記第1のハ
ブによって送信される前記第1のエラー・パケットが、
前記第1のハブが前記第2のエラー・パケットの受信を
開始する前に、前記第1のハブによって送信された前記
第1のエラー・パケットの一部と、前記第2のエラー・
パケットを含むように、前記第1のエラー・パケットに
前記第2のエラー・パケットが追加されることを特徴と
する、項番3に記載の方法。
【0085】6. ステップ(e)において、前記第1
のハブによって送信される前記第1のエラー・パケット
が、前記第1のハブが前記第2のエラー・パケットの受
信を開始する前に、前記第1のハブによって送信された
前記第1のエラー・パケットの一部と、前記第2のエラ
ー・パケットを含むように、前記第1のエラー・パケッ
トに前記第2のエラー・パケットが追加されることを特
徴とする、項番2に記載の方法。
【0086】7. ステップ(c)において、前記第1
の装置がエンド・ノードであることを特徴とする、項番
1に記載の方法。
【0087】8. ステップ(c)において、前記第1
の装置が第3のハブであることを特徴とする、項番1に
記載の方法。
【0088】9. エンド・ノードが複数の縦続接続さ
れたハブに接続されているネットワーク・システムにお
いて、第1のハブが前記第1のハブの第1のポートに関
するタイムアウトを処理する方法であって、(a)前記
第1のハブが、前記第1のポートに接続された第1の装
置に承諾を行う際に、第1のタイマを起動するステッ
プ、(b)前記第1のハブが、前記第1のポートで第1
のネットワーク・パケットの受信を開始する前に、前記
第1のタイマがタイムアウトになった場合、前記第1の
ハブが前記第1のハブに接続された第2の装置に第1の
エラー・パケットの送信を開始するステップ、及び
(c)前記第1のタイマがタイムアウトになった後でか
つ、前記第1のハブが前記第1のエラー・パケットの送
信を完了する前に、前記第1のハブが前記第1のポート
で第2のエラー・パケットの受信を開始する場合、前記
第2のエラー・パケットを前記第1のエラー・パケット
に追加するステップからなることを特徴とする方法。
【0089】10. (d)前記第1のハブが、前記第1
のエラー・パケットの送信を完了する前に、前記第1の
ポートでエラー・パケットの受信を開始しなかった場
合、前記第1のハブが、前記第1のポートを故障として
マークするステップを更に含むことを特徴とする、項番
9に記載の方法。
【0090】11. ステップ(c)において、前記第1
のハブによって送信される前記第1のエラー・パケット
が、前記第1のハブが前記第2のエラー・パケットの受
信を開始する前に、前記第1のハブによって送信された
前記第1のエラー・パケットの一部と、前記第2のエラ
ー・パケットを含むように、前記第1のエラー・パケッ
トに前記第2のエラー・パケットが追加されることを特
徴とする、項番10に記載の方法。
【0091】12. ステップ(b)において、前記第1
の装置が第2のハブであり、(d)前記第2のハブが、
前記第2のハブの第1のポートに接続された第3の装置
に承諾を行う際に、第2のタイマを起動するステップ、
及び(e)前記第2のハブが前記第1のネットワーク・
パケットの受信を開始する前に、前記第2のタイマがタ
イムアウトになった場合、前記第2のハブが前記第1の
ハブに前記第2のエラー・パケットの送信を開始するス
テップを含むことを特徴とする、項番9に記載の方法。
【0092】13. (f)前記第2のハブが前記第2の
エラー・パケットの送信を完了する前に、前記第3の装
置からの第3のエラー・パケットの受信を開始する場
合、前記第3のエラー・パケットを前記第2のエラー・
パケットに追加するステップを更に含むことを特徴とす
る、項番12に記載の方法。
【0093】14. (g)前記第2のハブが前記第2の
エラー・パケットの送信を完了する前に、前記第3の装
置からのエラー・パケットの受信を開始しない場合、前
記第2のハブが、前記第2のハブの前記第1のポートを
故障としてマークするステップを更に含むことを特徴と
する、項番13に記載の方法。
【0094】15. ステップ(f)において、前記第2
のエラー・パケットが、前記第2のハブが前記第3のエ
ラー・パケットの受信を開始する前に、前記第2のハブ
によって送信された前記第2のエラー・パケットの一部
と、前記第3のエラー・パケットを含むように、前記第
2のエラー・パケットに前記第3のエラー・パケットが
追加され、及びステップ(c)において、前記第1のハ
ブによって送信される前記第1のエラー・パケットが、
前記第1のハブが前記第2のエラー・パケットの受信を
開始する前に、前記第1のハブによって送信された前記
第1のエラー・パケットの一部と、前記第2のエラー・
パケットを含むように、前記第1のエラー・パケットに
前記第2のエラー・パケットが追加されることを特徴と
する、項番13に記載の方法。
【0095】16. ステップ(c)において、前記第3
の装置がエンド・ノードであることを特徴とする、項番
12に記載の方法。
【0096】17. ステップ(c)において、前記第3
の装置が第3のハブであることを特徴とする、項番12に
記載の方法。
【0097】18. エンド・ノードが複数の縦続接続さ
れたハブに接続されているネットワーク・システムにお
いて、第1のハブがタイムアウトを処理する方法であっ
て、(a)前記第1のハブが前記第1のハブに接続され
た第1の装置から第1のネットワーク・パケットを受信
しようとする際に、第1のタイマを起動するステップ、
(b)前記第1のハブが前記のネットワーク・パケット
の受信を開始する前に、前記第1のタイマがタイムアウ
トになった場合に、前記第1のハブが、前記第1のハブ
に接続され前記第1のネットワーク・パケットを待って
いる第2の装置に第1のエラー・パケットの送信を開始
するステップ、及び(c)前記第1のタイマがタイムア
ウトになった後でかつ、前記第1のハブが前記第1のエ
ラー・パケットの送信を完了する前に、前記第1のハブ
が前記第1の装置からの第2のエラー・パケットの受信
を開始する際に、前記第2のエラー・パケットを前記第
1のエラー・パケットに追加するステップからなること
を特徴とする方法。
【0098】19. (d)前記第1のハブが、前記第1の
エラー・パケットの送信を完了する前に、前記第1のポ
ートでエラー・パケットの受信を開始しない場合、前記
第1のハブが、前記第1の装置への接続を故障としてマ
ークするステップを更に含むことを特徴とする、項番18
に記載の方法。
【0099】20. ステップ(c)において、前記第1
のハブによって送信される前記第1のエラー・パケット
が、前記第1のハブが前記第2のエラー・パケットの受
信を開始する前に、前記第1のハブによって送信された
前記第1のエラー・パケットの一部と、前記第2のエラ
ー・パケットを含むように、前記第1のエラー・パケッ
トに前記第2のエラー・パケットが追加されることを特
徴とする、項番19に記載の方法。
【0100】21. ステップ(c)において、前記第1
のエラー・パケットを前記第2のエラー・パケットの長
さに等しくすることによって、前記第1のエラー・パケ
ットに前記第2のエラー・パケットが追加されることを
特徴とする、項番18に記載の方法。
【0101】
【発明の効果】本発明によって、優先順位、縦続接続さ
れたハブ、及び公平かつ効果的な調停を同時に提供する
調停体系が提供され、更に、縦続接続されたネットワー
クにおいて、信号欠落、パケット損失、及びハブの接続
不良といったエラーから復旧する能力も提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク構成における単一ハブに接続され
たエンド・ノードを示す図である。
【図2】図1に示すネットワーク構成に関するプロトコ
ルの基本動作を示す図である。
【図3】図1に示すネットワーク構成に関するプロトコ
ルの別の動作を示す図である。
【図4】図3に示すプロトコルの動作を更に詳細に示す
図である。
【図5】本発明の好適実施例による、複数の縦続接続さ
れたハブに接続されたエンド・ノードを示す図である。
【図6】本発明の好適実施例による、図5に示すネット
ワーク構成に関するプロトコルの動作を示す図である。
【図7】本発明の好適実施例による、図5に示すネット
ワーク構成に関するプロトコルの動作をより詳細に示す
図である。
【図8】本発明の好適実施例による、図5に示すネット
ワーク構成に関するプロトコルの動作を更に示す図であ
る。
【図9】本発明の好適実施例による、ネットワーク内で
縦続ハブからなるネットワークに対し、下位方向に伝搬
される肯定応答を示す図である。
【図10】本発明の好適実施例による、図9に示す縦続ハ
ブからなるネットワークに対し、上位方向に伝搬される
ネットワーク・パケットを示す図である。
【図11】本発明の好適実施例による、図9に示す縦続ハ
ブからなるネットワークに対し、上位方向に伝搬される
エラー・パケットを示す図である。
【図12】本発明の好適実施例による、図11に示す縦続ハ
ブからなるネットワークに対し、上位方向に伝搬される
エラー・パケットを更に詳細に示す図である。
【符号の説明】
10、20 ハブ 11、12、13、21、22、93、94 エンド・ノード 60、90 ルート・ハブ 61、62、63、91、92 第2レベルのハブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンド・ノードが複数の縦続接続されたハ
    ブに接続されているネットワーク・システムにおいて、
    (a)第1のハブが、前記第1のハブの第1のポートに
    接続されている第2のハブに、第1のネットワーク・パ
    ケットを送信することについての承諾を行った際に、第
    1のタイマを起動するステップ、(b)第2のハブが、
    前記第2のハブの第1のポートに接続された第1の装置
    に、前記第1のネットワーク・パケットを送信すること
    についての承諾を行った際に、第2のタイマを起動する
    ステップ、(c)前記第1のハブが前記第1のネットワ
    ーク・パケットの受信を開始する前に、前記第1のタイ
    マがタイムアウトになった場合、前記第1のハブから前
    記第1のハブに接続された第2の装置に第1のエラー・
    パケットの送信を開始するステップ、及び(d)前記第
    2のハブが前記第1のネットワーク・パケットの受信を
    開始する前に、前記第2のタイマがタイムアウトになっ
    た場合、前記第2のハブから前記第1のハブに第2のエ
    ラー・パケットの送信を開始するステップを含むことを
    特徴とする方法。
JP8045905A 1995-03-03 1996-03-04 縦続接続されたハブを有するネットワークにおけるエラー復旧方法 Pending JPH08265357A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/397,827 US5701305A (en) 1994-05-04 1995-03-03 Error recovery in a network having cascaded hubs
US397827 1995-03-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08265357A true JPH08265357A (ja) 1996-10-11

Family

ID=23572809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8045905A Pending JPH08265357A (ja) 1995-03-03 1996-03-04 縦続接続されたハブを有するネットワークにおけるエラー復旧方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5701305A (ja)
EP (1) EP0730355A3 (ja)
JP (1) JPH08265357A (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5544323A (en) * 1993-09-23 1996-08-06 Standard Microsystems Corp. High bit rate ethernet connection
US5968189A (en) * 1997-04-08 1999-10-19 International Business Machines Corporation System of reporting errors by a hardware element of a distributed computer system
US5923840A (en) * 1997-04-08 1999-07-13 International Business Machines Corporation Method of reporting errors by a hardware element of a distributed computer system
US6157652A (en) * 1998-05-01 2000-12-05 Emulex Corporation Hub port with constant phase
US6052805A (en) * 1998-08-03 2000-04-18 D-Link Corporation Dual speed hub, and the related redundant switching method
US6249812B1 (en) * 1998-10-01 2001-06-19 International Business Machines Corporation Interactive system support using a system management asic
US6446222B1 (en) * 1999-02-23 2002-09-03 Hewlett-Packard Company System for and method of sending network problem information along a communication path
US6898654B1 (en) 1999-07-29 2005-05-24 Microsoft Corporation Method and system for managing bandwidth on a master-slave bus
US6735720B1 (en) * 2000-05-31 2004-05-11 Microsoft Corporation Method and system for recovering a failed device on a master-slave bus
US20050273497A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with electronic mail transport protocol
US20060031432A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systens, Inc. Service oriented architecture with message processing pipelines
US20050264581A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-01 Bea Systems, Inc. Dynamic program modification
US20060007918A1 (en) * 2004-05-21 2006-01-12 Bea Systems, Inc. Scaleable service oriented architecture
US7774485B2 (en) * 2004-05-21 2010-08-10 Bea Systems, Inc. Dynamic service composition and orchestration
US20060031355A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Programmable service oriented architecture
US20050267892A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-01 Patrick Paul B Service proxy definition
US20050267947A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-01 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with message processing pipelines
US20060031481A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with monitoring
US20060005063A1 (en) * 2004-05-21 2006-01-05 Bea Systems, Inc. Error handling for a service oriented architecture
US20050273516A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Bea Systems, Inc. Dynamic routing in a service oriented architecture
US7310684B2 (en) * 2004-05-21 2007-12-18 Bea Systems, Inc. Message processing in a service oriented architecture
US7653008B2 (en) * 2004-05-21 2010-01-26 Bea Systems, Inc. Dynamically configurable service oriented architecture
US20050273520A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with file transport protocol
US20060080419A1 (en) * 2004-05-21 2006-04-13 Bea Systems, Inc. Reliable updating for a service oriented architecture
US20060069791A1 (en) * 2004-05-21 2006-03-30 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with interchangeable transport protocols
US20060031433A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Batch updating for a service oriented architecture
US20050273502A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Patrick Paul B Service oriented architecture with message processing stages
US20060031353A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Dynamic publishing in a service oriented architecture
US20050278374A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-15 Bea Systems, Inc. Dynamic program modification
US20060031354A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture
US20060031930A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Dynamically configurable service oriented architecture
US20050273521A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Bea Systems, Inc. Dynamically configurable service oriented architecture
US20050270970A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Bea Systems, Inc. Failsafe service oriented architecture
US20060031431A1 (en) * 2004-05-21 2006-02-09 Bea Systems, Inc. Reliable updating for a service oriented architecture
US20050278335A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-15 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with alerts
US20050273517A1 (en) * 2004-05-21 2005-12-08 Bea Systems, Inc. Service oriented architecture with credential management
US8996394B2 (en) 2007-05-18 2015-03-31 Oracle International Corporation System and method for enabling decision activities in a process management and design environment
US8185916B2 (en) 2007-06-28 2012-05-22 Oracle International Corporation System and method for integrating a business process management system with an enterprise service bus
DE112017007693T5 (de) 2017-06-27 2020-03-12 Mitsubishi Electric Corporation Verwaltungsvorrichtung, kommunikationssystem, verwaltungsverfahren und verwaltungsprogramm

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8310821D0 (en) * 1983-04-21 1983-05-25 Int Computers Ltd Data communication systems
GB2172175B (en) * 1985-02-15 1989-04-05 Hitachi Ltd Method for controlling ring network
US4670871A (en) * 1985-06-27 1987-06-02 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Reliable synchronous inter-node communication in a self-routing network
US4862461A (en) * 1987-01-12 1989-08-29 International Business Machines Corp. Packet switch network protocol
US4847610A (en) * 1986-07-31 1989-07-11 Mitsubishi Denki K.K. Method of restoring transmission line
US5245616A (en) * 1989-02-24 1993-09-14 Rosemount Inc. Technique for acknowledging packets
JPH0512143A (ja) * 1991-07-05 1993-01-22 Fujitsu Ltd 複流バスにおける障害検出方式
US5450578A (en) * 1993-12-23 1995-09-12 Unisys Corporation Method and apparatus for automatically routing around faults within an interconnect system

Also Published As

Publication number Publication date
EP0730355A2 (en) 1996-09-04
EP0730355A3 (en) 2000-07-19
US5701305A (en) 1997-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08265357A (ja) 縦続接続されたハブを有するネットワークにおけるエラー復旧方法
US5771235A (en) Scalable CSMA/CD repeater
US5229993A (en) Control of access through local carrier sensing for high data rate networks and control of access of synchronous messages through circulating reservation packets
US5784648A (en) Token style arbitration on a serial bus by passing an unrequested bus grand signal and returning the token by a token refusal signal
EP0422914B1 (en) Station-to-station full duplex communication in a communications network
US4750109A (en) Method and system for expediting multi-packet messages in a computer network
US6157972A (en) Apparatus and method for processing packetized information over a serial bus
JP3531043B2 (ja) 通信ネットワーク内の第1のステーションと第2のステーションとの間に強化された機能があるかどうかを判断するための方法、システムおよび装置
CA2100543C (en) Multiport lan bridge
US5351241A (en) Twisted pair ethernet hub for a star local area network
US5519709A (en) Two priority fair distribution round robin protocol for a network having cascaded hubs
US4682324A (en) Implicit preemptive lan
Lee et al. The principles and performance of Hubnet: A 50 Mbit/s glass fiber local area network
JPH0695691B2 (ja) 制御式のスタ−ネツトワ−ク
JPH07307751A (ja) トークン・リング・ローカル・エリア・ネットワークにおける端局間全二重通信
JP2001086120A (ja) ネットワーク間接続機器およびネットワークシステム
US5469439A (en) Two priority fair distributed round robin protocol for a network having cascaded hubs
JPH0629986A (ja) ハイブリッドローカルエリアネットワークおよびデータメッセージ送信方法
JPH06237256A (ja) Fddiステーション・バイパス装置
JPH0865317A (ja) マルチセグメント・ネットワークの通信方法および装置
US5768250A (en) Error recovery in a network having cascaded hubs
JP2986798B2 (ja) データ伝送制御方法およびデータ通信装置
JPH096721A (ja) システムバスコントローラを利用するモジュール間通信装置及び方法
US6111890A (en) Gigabuffer lite repeater scheme
EP0785651A1 (en) Receiver sharing for demand priority access method repeaters