JPH08265306A - スペクトラム拡散通信方式 - Google Patents

スペクトラム拡散通信方式

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Publication number
JPH08265306A
JPH08265306A JP7061352A JP6135295A JPH08265306A JP H08265306 A JPH08265306 A JP H08265306A JP 7061352 A JP7061352 A JP 7061352A JP 6135295 A JP6135295 A JP 6135295A JP H08265306 A JPH08265306 A JP H08265306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile station
delay
spread spectrum
spread
Prior art date
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Pending
Application number
JP7061352A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Suwa
敬祐 諏訪
Ryoji Kawasaki
良治 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7061352A priority Critical patent/JPH08265306A/ja
Publication of JPH08265306A publication Critical patent/JPH08265306A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 基地局と移動局との間の通路長差を大きく
し、遅延スプレッドを大きくすることにより遅延波の分
離を容易にし、さらに基地局近傍においても遅延スプレ
ッドを大きくしてパスダイバーシチ効果を高める。 【構成】 スペクトラム拡散信号を送受信する基地局3
0と移動局40との間に、基地局または移動局から送信
された信号を受信し、所定の遅延を与えて送信する中継
無線機50を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散した
信号を送受信するスペクトラム拡散通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式は、情報の帯
域幅よりはるかに広帯域に信号エネルギーを拡散して通
信を行う方式である。今までは、他の通信方式に与える
影響が小さい、送受信機間の測距性能に優れる等の理由
により、宇宙通信によく使用されていた。一方、携帯電
話のようにユーザ数が急激に増大している移動無線通信
においても、耐マルチパスフェージング性、強力な秘話
性等の特徴に着目してスペクトラム拡散通信方式が検討
されている。移動無線通信では、サービスエリアとして
屋外および屋内のすべてが想定されているので、移動無
線特有のマルチパスフェージングを克服し、高品質な通
信サービスを提供することが課題になっている。
【0003】図6は、スペクトラム拡散通信方式におけ
る送受信機の構成例を示す。図において、送信信号はス
ペクトラム拡散送信機10でスペクトラム拡散処理して
送信され、多重波伝搬路1を介してスペクトラム拡散受
信機20に受信される。スペクトラム拡散受信機20の
相関器21は受信信号を相関処理し、図7に示すように
拡散符号であるPN信号の1チップ長T(1/拡散帯域
幅)ごとの相関信号を出力する。最大ピーク検出回路2
2は相関器21の出力信号からレベルが最大のものを選
択し、復調器23は選択された信号を復調する。スペク
トラム拡散通信方式では、拡散符号を用いて相関検出で
きるのでパスダイバーシチ効果が得られる。
【0004】図8は、従来のスペクトラム拡散通信方式
の構成例を示す。多重波伝搬路では、基地局30(また
は移動局40)の送信機から送信された電波が、建物,
樹木,地物に反射,回折,散乱して移動局40(または
基地局30)の受信機に到達するので、遅延時間の差に
より受信波が時間軸上に広がる。図9は、多重波伝搬路
における遅延波のインパルス応答を示す。送信波が受信
されるまでの通路長差により遅延時間差が生じることが
わかる。なお、図8に示すように基地局30のアンテナ
高が低い場合には、屋上にアンテナを設置する場合に比
べて遅延時間差は小さくなる。
【0005】図10は、従来方式における基地局と移動
局間距離に対する遅延スプレッド(遅延時間の広がり)
を示す。遅延スプレッドは、受信電力で重み付けした平
均遅延時間の回りの2次モーメントの平方根となる。し
たがって、基地局と移動局との間の距離が大きくなるに
つれて通路長差が大きくなり、平均遅延を中心として遅
延スプレッドが増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペクトラム拡
散通信方式では、基地局のアンテナ高が低い場合には通
路長差が小さく遅延スプレッドが小さくなる。したがっ
て、スペクトラム拡散受信機の相関器出力から遅延広が
りの小さい遅延波を分離するためには、PN信号の1チ
ップ長Tを小さくする必要がある。これは、拡散帯域幅
を大きくすることを意味し、周波数利用効率を低下させ
る要因になる。
【0007】また、図10に示すように基地局近傍に移
動局が存在するときは、通路長差が一層小さくなるので
遅延スプレッドが小さくなり、遅延波の分離が困難とな
る。これにより、スペクトラム拡散通信方式におけるパ
スダイバーシチ効果の低下が生じる。本発明は、基地局
と移動局との間の通路長差を大きくし、遅延スプレッド
を大きくすることにより遅延波の分離を容易にし、さら
に基地局近傍においても遅延スプレッドを大きくしてパ
スダイバーシチ効果を高めることができるスペクトラム
拡散通信方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトラム拡
散通信方式は、スペクトラム拡散信号を送受信する基地
局と移動局との間に、基地局または移動局から送信され
た信号を受信し、所定の遅延を与えて送信する中継無線
機を設置する。本発明のスペクトラム拡散通信方式は、
スペクトラム拡散信号を送受信する基地局と移動局との
間に、基地局または移動局から送信された信号を反射す
る球形または円筒形の反射物体を設置する。
【0009】
【作用】本発明のスペクトラム拡散通信方式では、基地
局と移動局との間に中継無線機または反射物体を設置す
ることにより、基地局と移動局との間に複数の伝搬路が
確実に形成される。これにより、中継無線機または反射
物体を経由する伝搬路と経由しない伝搬路の通路長差が
大きくなり、遅延スプレッドが大きくなるので、遅延波
の分離を容易にすることができる。
【0010】なお、中継無線機を用いる場合には、遅延
時間の拡大が容易であり、さらに遅延波のレベルを増大
させることができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明のスペクトラム拡散通信方式
の第1実施例を示す。図において、(a) は中継無線機5
0の設置位置の一例を示し、(b) は中継無線機50の構
成例を示す。基地局30は車道71沿いに設置され、移
動局40は歩道72を移動する。中継無線機50は車道
71に沿った建物73の壁または建物付近に設置され
る。無指向性アンテナ51に受信した信号はデュープレ
クサ(送受分波器)54を介して中継増幅器52に入力
され、そこで増幅された信号は遅延回路53に入力さ
れ、そこで所定の遅延を付加してデュープレクサ54を
介して無指向性アンテナ51から送信される。
【0012】図2は、中継無線機50の送受信タイミン
グを示す。基地局30の無指向性アンテナ31から送信
された送信波のうち、直接波が移動局40に到達し受信
される。一方、送信波の一部は中継無線機50に受信さ
れ、所定の時間τだけ遅延させて送信され、所定の通路
長差に相当する遅延時間差τを有する遅延波として移動
局40に到達し受信される。また、移動局40から基地
局30に送信される信号についても同様であり、移動局
40からの直接波と、中継無線機50を介した遅延波が
基地局30に受信される。
【0013】このような中継無線機50を配置すること
により、基地局30と移動局40が近接して遅延が小さ
くなる場合でも、人工的に遅延の広がりを与えることが
できる。また、遅延波のレベルを高めることができる。
これにより、遅延スプレッドが増大し、パスダイバーシ
チ効果を向上させることができる。図3は、本発明のス
ペクトラム拡散通信方式の第2実施例を示す。
【0014】図において、基地局30は車道71に沿っ
た建物73の屋上に設置され、移動局40は歩道72を
移動する。反射物体60は基地局30から見通せる場所
に設置される。反射物体60は、反射波の伝搬損失を小
さくするために反射係数大の球形または円筒形に形成さ
れる。移動局40には、基地局30の無指向性アンテナ
31から送信された送信波と、反射物体60で反射され
た遅延波が到来する。反射物体60の形状が球形または
円筒形であるので、移動局40がどこにいても遅延波を
受信することができる。また、移動局40が基地局30
の近傍にいても反射物体60からの遅延波が到来するの
で、遅延スプレッドが小さくなることはない。移動局4
0が送信し、基地局30が受信する場合についても同様
である。
【0015】図4は、本発明方式における遅延波のイン
パルス応答を示す。図5は、本発明方式における基地局
と移動局間距離に対する遅延スプレッドを示す。中継無
線機50による遅延設定または反射物体60の設置によ
り、従来に比較して遅延波の時間軸上の広がりが大きく
なり、基地局30と移動局40が近接しても遅延スプレ
ッドが増大することがわかる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスペクト
ラム拡散通信方式は、基地局とは別に中継無線機または
反射物体を配置することにより、通路長差を大きくし、
遅延スプレッドを大きくすることができる。これによ
り、遅延波の分離が容易になり、パスダイバーシチ効果
を高めることができる。特に、中継無線機を用いる構成
では、遅延時間の拡大が容易であり、さらに遅延波のレ
ベルを増大させることができるので、さらにパスダイバ
ーシチ効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペクトラム拡散通信方式の第1実施
例を示す図。
【図2】中継無線機50の送受信タイミングを示す図。
【図3】本発明のスペクトラム拡散通信方式の第2実施
例を示す図。
【図4】本発明方式における遅延波のインパルス応答を
示す図。
【図5】本発明方式における基地局と移動局間距離に対
する遅延スプレッドを示す図。
【図6】スペクトラム拡散通信方式における送受信機の
構成例を示すブロック図。
【図7】相関器の出力信号を示す図。
【図8】従来のスペクトラム拡散通信方式の構成例を示
す図。
【図9】多重波伝搬路における遅延波のインパルス応答
を示す図。
【図10】従来方式における基地局と移動局間距離に対
する遅延スプレッドを示す図。
【符号の説明】
1 多重波伝搬路 10 スペクトラム拡散送信機 20 スペクトラム拡散受信機 21 相関器 22 最大ピーク検出回路 23 復調器 30 基地局 31 無指向性アンテナ 40 移動局 50 中継無線機 51 無指向性アンテナ 52 中継増幅器 53 遅延回路 54 デュープレクサ 60 反射物体 71 車道 72 歩道 73 建物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散信号を送受信する基地
    局と移動局との間に、基地局または移動局から送信され
    た信号を受信し、所定の遅延を与えて送信する中継無線
    機を設置したことを特徴とするスペクトラム拡散通信方
    式。
  2. 【請求項2】 スペクトラム拡散信号を送受信する基地
    局と移動局との間に、基地局または移動局から送信され
    た信号を反射する球形または円筒形の反射物体を設置し
    たことを特徴とするスペクトラム拡散通信方式。
JP7061352A 1995-03-20 1995-03-20 スペクトラム拡散通信方式 Pending JPH08265306A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7061352A JPH08265306A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 スペクトラム拡散通信方式

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JP7061352A JPH08265306A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 スペクトラム拡散通信方式

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JPH08265306A true JPH08265306A (ja) 1996-10-11

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JP7061352A Pending JPH08265306A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 スペクトラム拡散通信方式

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