JPH08265185A - 復号回路、復号方法及びこの復号回路を用いたデジタル放送受信機 - Google Patents

復号回路、復号方法及びこの復号回路を用いたデジタル放送受信機

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JPH08265185A
JPH08265185A JP7063077A JP6307795A JPH08265185A JP H08265185 A JPH08265185 A JP H08265185A JP 7063077 A JP7063077 A JP 7063077A JP 6307795 A JP6307795 A JP 6307795A JP H08265185 A JPH08265185 A JP H08265185A
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JP
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data
frequency
error
frame
error rate
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Application number
JP7063077A
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Inventor
Tadatoshi Okubo
忠俊 大久保
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め誤りが特定の部分に集中して発生するこ
とがわかっていることを利用して誤り訂正能力を向上さ
せた復号回路,復号方法及びこの復号回路を用いたデジ
タル放送受信機を得る。 【構成】 デジタル変換された時系列信号を周波数系列
信号に変換する周波数変換手段5と、前記周波数系列信
号を所定のデータ単位ごとにデータフレームとしてまと
めるフレーム合成手段7と、前記データフレームに対し
て誤り訂正を行う誤り訂正手段8と、前記データフレー
ム内のデータの誤り位置を検出する誤り位置検出手段1
0と、検出したデータの誤り位置から各周波数ごとの誤
り率を求める誤り率検出手段11と、前記誤り率検出手
段の検出結果に基づいて前記周波数系列信号の各周波数
ごとにデータの重み付けを行う重み付け演算手段6を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正能力を向上し
た復号回路/復号方法に関するものであり、また、誤り
訂正に畳み込み符号を使用し、直交周波数分割多重(or
thogonal frequency division multiplex,以下、OF
DMと略す)変調されたデジタル放送方式に対応し、特
に劣悪な受信環境においても高い誤り訂正能力を有する
デジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送では、送信側で誤り訂正符
号化を行い、受信側で誤り訂正復号化することにより、
送信機から受信機までの経路でのある程度のデータの誤
りを訂正することができる。
【0003】誤り訂正に畳み込み符号を使用し、OFD
M変調されたデジタル放送方式に対応する従来のデジタ
ル放送受信機においては、図7に示すように入力端子1
及び2より入力されたI(In-phase)信号及びQ(Quad
rate-phase)信号をA/D変換器3、4でそれぞれデジ
タルデータに変換し高速フーリエ変換(Fast FourierTr
ansformation,以下、FFTと略す)処理器5へ入力す
る。FFT処理器5は、入力された時系列データを周波
数系列データへと変換しフレーム合成器7へ出力する。
フレーム合成器7においては入力されたデータに並び変
え等の処理を行い、所定のデータ単位ごとにデータフレ
ームとしてまとめ、ビタビ復号器8へ出力する。ビタビ
復号器8は、入力データに対して誤り訂正処理を行い、
訂正後のデータが出力端子9へ出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、伝送路におけ
るデータ誤りはランダムに発生するのではなく、ビルの
林立する都市部等においては、建物に反射した反射波の
影響により特定の周波数付近のキャリアで伝送された信
号に集中して誤りが発生することが知られている。
【0005】畳み込み符号はランダム誤りに対して特に
有効な訂正符号である。従って上記のような構成の従来
のデジタル放送受信機においては、畳み込み符号化後の
データを所定の手順に従って並べかえるインターリーブ
処理が行われたデータを受信し、この受信後のデータを
元の順番に並べかえるデインターリーブ処理を行うよう
にすることで、ビタビ復号器へ入力されるデータの誤り
をランダム化することで対処しているが、伝送路におけ
るデータの誤り率がある値を越えて大きくなってしまう
と誤りをランダム化しきれず十分な誤り訂正能力が得ら
れなくなるという問題がある。
【0006】しかし、はじめから誤りが特定の部分に集
中して発生することがわかっている場合には、これを利
用して伝送路の誤り率が大きな場合の誤り訂正能力を向
上させることができる。本発明は、このことを踏まえ
て、デジタルデータのデータ誤りを検出して、各周波数
毎の誤り発生頻度を求め、誤り訂正手段への入力データ
のそれぞれに対して、求めた誤り発生頻度に基づく重み
付けを行うことで誤り訂正能力を向上させた復号回路,
復号方法及びこの復号回路を用いたデジタル放送受信機
を得ることを目的とする。
【0007】また、本発明は、デジタルデータが、比較
的長い時間単位でインターリーブされた部分と、比較的
短い時間単位でインターリーブされた部分とにより構成
されている場合に、短い時間単位でインターリーブされ
たデータを用いて各周波数ごとの誤り発生頻度を求め、
この誤り発生頻度に基づく重み付けを行うことで誤り訂
正能力を向上させた復号回路,復号方法及びこの復号回
路を用いたデジタル放送受信機を得ることを目的とす
る。
【0008】さらに、本発明は、誤り訂正手段への入力
データの誤り位置を検出することなく、デジタルデータ
の各周波数ごとの誤り発生頻度を求め、この誤り発生頻
度に基づく重み付けを行うことで誤り訂正能力を向上さ
せた復号回路,復号方法及びこの復号回路を用いたデジ
タル放送受信機を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る復号回路は、デジタル変換された時系列信号を周波数
系列信号に変換する周波数変換手段と、前記周波数系列
信号を所定のデータ単位ごとにデータフレームとしてま
とめるフレーム合成手段と、前記データフレームに対し
て誤り訂正を行う誤り訂正手段と、前記データフレーム
内のデータの誤り位置を検出する誤り位置検出手段と、
検出したデータの誤り位置から各周波数ごとの誤り率を
求める誤り率検出手段と、前記誤り率検出手段の検出結
果に基づいて前記周波数系列信号の各周波数ごとにデー
タの重み付けを行う重み付け演算手段を備えたものであ
る。
【0010】本発明の請求項2にかかる復号回路は、比
較的長い時間単位でインターリーブされた部分と、比較
的短い時間単位でインターリーブされた部分とにより構
成された入力データの復号を行う復号回路であって、前
記入力データをデジタル変換した時系列信号を周波数系
列信号に変換する周波数変換手段と、前記周波数系列信
号の比較的長い時間単位でインターリーブされた部分
と、比較的短い時間単位でインターリーブされた部分に
対しそれぞれデインターリーブ処理を行い所定のデータ
単位ごとにデータフレームとしてまとめるフレーム合成
手段と、前記データフレームのそれぞれに対して誤り訂
正を行う誤り訂正手段と、前記比較的短い時間単位でイ
ンターリーブされた部分からなるデータフレーム内のデ
ータの誤り位置を検出する誤り位置検出手段と、検出し
たデータの誤り位置から各周波数ごとの誤り率を求める
誤り率検出手段と、前記誤り率検出手段の検出結果に基
づいて、前記周波数系列信号の各周波数ごとにデータの
重み付けを行う重み付け演算手段を備えたものである。
【0011】本発明の請求項3にかかる復号回路は、デ
ジタル変換された時系列信号を周波数系列信号に変換す
る周波数変換手段と、前記周波数系列信号の各周波数に
おけるパワーの平均を求め、このパワーから各周波数に
対応したデータ誤り率を推定する平均パワー演算手段
と、前記平均パワー演算手段の推定結果に基づき、前記
周波数系列信号に対して周波数ごとの誤り率に応じた重
み付けを行う重み付け演算手段と、重み付けされた周波
数系列信号のデータを所定のデータ単位ごとにデータフ
レームとしてまとめるフレーム合成手段と、前記データ
フレームごとに誤り訂正処理を行う誤り訂正手段を備え
たものである。
【0012】本発明の請求項4にかかる復号方法は、デ
ジタル変換された時系列信号を周波数系列信号に変換す
る工程と、前記周波数系列信号を所定のデータ単位ごと
にデータフレームとしてまとめる工程と、前記データフ
レームに対して誤り訂正を行う工程を具備した復号方法
において、前記データフレーム内のデータの誤り位置か
ら各周波数ごとの誤り率を求め、該誤り率に基づいて前
記周波数系列信号の各周波数ごとにデータの重み付けを
行い、この重み付けされたデータに対して誤り訂正を行
うようにしたものである。
【0013】本発明の請求項5にかかる復号方法は、比
較的長い時間単位でインターリーブされた部分と、比較
的短い時間単位でインターリーブされた部分とにより構
成された入力データの復号を行う復号方法であって、前
記入力データをデジタル変換した時系列信号を周波数系
列信号に変換する工程と、前記周波数系列信号の比較的
長い時間単位でインターリーブされた部分と、比較的短
い時間単位でインターリーブされた部分に対しそれぞれ
デインターリーブ処理を行い所定のデータ単位ごとにデ
ータフレームとしてそれぞれまとめる工程と、前記デー
タフレームのそれぞれに対して誤り訂正を行う工程を具
備した復号方法において、前記比較的短い時間単位でイ
ンターリーブされた部分からなるデータフレーム内のデ
ータの誤り位置から各周波数ごとの誤り率を求め、該誤
り率に基づいて前記周波数系列信号の各周波数ごとにデ
ータの重み付けを行い、この重み付けされたデータに対
して誤り訂正を行うようにしたものである。
【0014】本発明の請求項6にかかる復号方法は、デ
ジタル変換された時系列信号を周波数系列信号に変換す
る工程と、前記周波数系列信号を所定のデータ単位ごと
にデータフレームとしてまとめる工程と、前記データフ
レームに対して誤り訂正を行う工程を具備した復号方法
において、前記周波数系列信号の各周波数におけるパワ
ーの平均を求め、このパワーから各周波数に対応したデ
ータ誤り率を推定し、この推定結果に基づいて前記周波
数系列信号の各周波数ごとにデータの重み付けを行い、
この重み付けされたデータに対して誤り訂正を行うよう
にしたものである。
【0015】本発明の請求項7にかかるデジタル放送受
信機は、デジタル変換されたベースバンドOFDM信号
のI及びQ成分をそれぞれ複素数の実数部及び虚数部と
してFFT処理を行い周波数領域データを出力するFF
T処理手段と、前記FFT処理手段からの周波数領域デ
ータに重み付けを行う重み付け演算手段と、重み付けさ
れた周波数領域のOFDMデータの並び変え処理を行
い、所定のデータ単位ごとにデータフレームとしてまと
めるフレーム合成手段と、データフレームごとに誤り訂
正処理を行う誤り訂正手段と、データフレーム内のデー
タの誤り位置を検出する誤り位置検出手段と、検出した
データフレーム内の誤り位置から、各周波数ごとの誤り
率を求める誤り率検出手段とを備え、前記誤り率検出手
段の検出結果に応じて、前記重み付け演算手段によるデ
ータの重み付けを行うようにしたものである。
【0016】本発明の請求項8にかかるデジタル放送受
信機は、OFDM変調されたデジタルデータの送信側で
のデータが、比較的長い時間単位でインターリーブされ
た部分と、比較的短い時間単位でインターリーブされた
部分とにより構成されたデジタル放送を受信するデジタ
ル放送受信機であって、デジタル変換されたベースバン
ドOFDM信号のI及びQ成分をそれぞれ複素数の実数
部及び虚数部としてFFT処理を行い周波数領域データ
を出力するFFT処理手段と、前記FFT処理手段から
の周波数領域データに重み付けを行う重み付け演算手段
と、重み付けされた周波数領域のOFDMデータの比較
的長い時間単位でインターリーブされた部分と、比較的
短い時間単位でインターリーブされた部分に対しそれぞ
れデインターリーブ処理を行い所定のデータ単位ごとに
データフレームとしてまとめる2系統のフレーム合成手
段と、前記データフレームのそれぞれに誤り訂正処理を
行う2系統の誤り訂正手段と、前記比較的短い時間単位
でインターリーブされた部分からなるデータフレーム内
のデータの誤り位置を検出する誤り位置検出手段と、検
出したデータフレーム内の誤り位置から各周波数ごとの
誤り率を求める誤り率検出手段とを備え、前記誤り率検
出手段の検出結果に応じて、前記重み付け演算手段によ
るデータの重み付けを行うようにしたものである。
【0017】本発明の請求項9にかかるデジタル放送受
信機は、デジタル変換されたベースバンドOFDM信号
のI及びQ成分をそれぞれ複素数の実数部及び虚数部と
してFFT処理を行い周波数領域データを出力するFF
T処理手段と、前記FFT処理手段の出力データのそれ
ぞれのパワーの平均を求め、このパワーから各周波数に
対応したデータ誤り率を推定する平均パワー演算手段
と、前記FFT処理手段の出力データのそれぞれに対し
周波数ごとの誤り率に応じて重み付けを行う重み付け演
算手段と、重み付けされた周波数領域のOFDMデータ
の並び変え処理を行い、所定のデータ単位ごとにデータ
フレームとしてまとめるフレーム合成手段と、前記デー
タフレームごとに誤り訂正処理を行う誤り訂正手段とを
備えたものである。
【0018】
【作用】本発明の請求項1にかかる復号回路、請求項4
にかかる復号方法及び請求項7にかかるデジタル放送受
信機によれば、まとめられた各データフレームごとにデ
ータ誤り発生位置を検出し、検出したデータフレーム内
の誤り位置から各周波数ごとの誤り率を求め、求めた誤
り率に応じた重み付けを行った各周波数成分のデータを
使用して誤り訂正を行うことにより、誤りが特定の周波
数付近に集中して発生する場合に効果的な誤り訂正が行
える。
【0019】本発明の請求項2にかかる復号回路、請求
項5にかかる復号方法及び請求項8にかかるデジタル放
送受信機によれば、入力されるデータが比較的長い時間
単位でインターリーブされた部分と、比較的短い時間単
位でインターリーブされた部分とにより構成されている
場合に、短い時間単位でインターリーブされたデータを
用いることにより最近のデータに対して誤り発生位置を
検出し、検出したデータフレーム内の誤り位置から各周
波数ごとの誤り率を求め、求めた誤り率に応じた重み付
けを行った各周波数成分のデータを使用して誤り訂正を
行うことにより、誤りが特定の周波数付近に集中して発
生し、各周波数での誤り特性が短時間で変化する場合に
も効果的な誤り訂正が行える。
【0020】本発明の請求項3にかかる復号回路、請求
項6にかかる復号方法及び請求項9にかかるデジタル放
送受信機によれば、はじめから誤りが特定の部分に集中
して発生することがわかっている場合、周波数変換手段
からの出力データそれぞれのパワーの平均を求め、各周
波数での誤り率を前記パワー平均に比例したものとして
推定し、推定した各周波数の誤り率に応じた重み付けを
行った各周波数成分のデータを使用して誤り訂正を行う
ことにより、誤りが特定の周波数付近に集中して発生す
る場合に効果的な誤り訂正を行うことができるととも
に、誤り訂正手段への入力データそれぞれの誤り位置及
び誤り率を検出するための手段が不要となり、装置の回
路規模の増大を抑えることができる。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1における構成を示す
ブロック回路図であり、1はI信号入力端子、2はQ信
号入力端子、3、4はA/D変換器、5はFFT処理
器、6は重み付け演算器、7はフレーム合成器、8は誤
り訂正手段としてのビタビ復号器、9は出力端子、10
は誤り位置検出器、11は誤り率検出器である。
【0022】また、図2は本発明の実施例1におけるデ
ータフレームの構成を示す図である。フレームを構成す
るデータの個数には簡単のため実定数を用いている。以
下に図1のブロックに添って、図2のフレーム構成を参
照しながら説明を行う。
【0023】図1のブロックにおいて、I信号入力端子
1及びQ信号入力端子2には各キャリアがQPSK(qu
adriphase phase shift keying)変調されたベースバン
ドOFDM信号のI成分及びQ成分がそれぞれ入力さ
れ、前記各信号はそれぞれA/D変換器3、4でデジタ
ル信号に変換される。ただしここでQPSK変調された
各キャリアは周波数領域で1+i,−1+i,1−i,
−1−i(iは虚数単位)の4状態をとるものとし、そ
れぞれが2ビットのデータの組00,01,10,11
に割り当てられるものとする。
【0024】FFT処理器5は前記A/D変換器3、4
より入力されたデータ列をそれぞれ時間領域の実数部及
び虚数部としてFFT処理を行い、周波数領域の複素数
データq0(n), q1(n), ... q7(n)を出力す
る。ただしここで、OFDM信号のキャリア数は8で、
nは時刻を表わし、q0(n)〜q7(n)はnの変化に
合わせて信号を伝送する。
【0025】フレームr−1時点における各周波数での
平均誤り率をα0(r−1)〜α7(r−1)として、q
■0(n)〜q■7(n)を以下の式 q■l(n)=ql(n)×(1−αl(n)) (l=0,1,...7) ...式1 により求め、重み付け演算器6より出力する。
【0026】前記重み付け演算器6よりの複素出力信号
q■0(n)〜q■7(n)はフレーム合成器7に入力さ
れ、実数p0(n)〜p15(n)に数1の式によって分
けられる。
【0027】
【数1】
【0028】次に、図2に示すようにn〜n+5までの
6スロットのデータp0(n),...,p15(n),p0
(n+1),...,p15(n+5)は以下に示す式によ
り一つのフレームとしてまとめられる。 xl+6j(r)=pl(n+j) (l=0,1,...7)(j=0,1,...5) ...式4 ただしフレーム番号rは、図2に示すようにr=6nで
ある。
【0029】放送側での誤り訂正符号化に使用する畳み
込み符号器を図3に示すように符号化率1/2、拘束長
3、生成行列[1+D2,1+D+D2]であるとして、
前記フレームを構成するデータ列x0(r),x1
(r),...,x95(r)は、以下に示すように畳み込
み符号器からの2系統のデータb1,0(r)〜b1,47
(r)及びb2,0(r)〜b2,47(r)に分けられ、ビ
タビ復号器8及び誤り位置検出器10に入力される。 b1,k(r)=xk(r) (k=0,1,...47) ...式5 b2,k(r)=xk+48(r) (k=0,1,...47) ...式6
【0030】ビタビ復号器8に入力されたデータ列b1,
0(r)〜b1,47(r)及びb2,0(r)〜b2,47(r)
から誤り訂正符号化される以前のデータ列a0(r),
a1(r),...a45(r)が推定される。
【0031】誤り位置検出器10に入力されたビタビ復
号器の出力データ列a0(r),a1(r),...,a45
(r)は図3の畳み込み符号器と同様の構成の畳み込み
符号器により畳み込み符号化され、b■1,0(r)〜b
■1,47(r)及びb■2,0(r)〜b■2,47(r)が得
られる。前記再符号化されたデータ列とビタビ復号器8
の入力データ列b1,0(r)〜b1,47(r)及びb2,0
(r)〜b2,47(r)の各値をそれぞれ比較して、フレ
ーム内の各データについて誤りの有無を調べ、bi,k
(r)のデータが誤りであった場合はci,k(r)=1
とし、誤りでなかった場合はci,k(r)=0として、
c1,0(r)〜c1,47(r)及びc2,0(r)〜c2,47
(r)を求める。
【0032】本実施例では、フレーム内のデータの誤り
位置検出を誤り訂正後のデータを再符号化したデータと
誤り訂正前のデータを比較することで行っているが、他
の誤り位置検出手段を使用してもよい。
【0033】フレームr時点での各周波数毎のビット誤
り数β0(r)〜β7(r)を数2に示すように計算す
る。
【0034】
【数2】
【0035】これから各周波数ごとの平均誤り率α0
(r)〜α7(r)を求める。これは例えば数3の式に
よる。
【0036】
【数3】
【0037】ただし誤り率は新しいフレームほど優先度
を高めたり、αi(r)に影響を与えるデータを有限個
のフレームで打ち切る等の処置を行ってもよい。
【0038】このとき、r時点における平均誤り率αi
(r)が大きい場合には、式1に示すように周波数領域
のOFDM信号qi(n)の値は、重み付け演算器6に
より小さくされる。この結果ビタビ復号器8に入力され
るデータの重要度が低下する。また、平均誤り率αi
(r)が小さい場合には、周波数領域のOFDM信号q
i(n)の値は重み付け演算器6による影響をあまり受
けない。この結果ビタビ復号器8に入力されるデータの
重要度は相対的に上昇する。
【0039】例えばフレームrにおける放送側での誤り
訂正符号化前のデータビット列が図8及び図9に示すよ
うに0110010...であるとし、OFDM信号の
各周波数についての誤り率α2(r−1)=α4(r−
1)=1で、その他のαi(r−1)はすべて0である
とし、受信信号q2(n),q4(n),q2(n+
3),q4(n+3)はいずれも伝送路でデータ誤りが
発生していたとする。
【0040】従来のデジタル放送受信機において、ビタ
ビ復号器8の入力データ列b1,0(r),b1,1
(r),...およびb2,0(r),b2,1
(r),...が例えばそれぞれ0,1,1,1,1,
1,0,0,...および0,1,0,0,1,1,
1,0...であるとき、図8のトレリス線図に示すよ
うにビタビ復号を行う。ここでSijはステートメトリッ
クを表わし、iは畳み込み符号器の1次遅延器出力で、
jは同じく畳み込み符号器の2次遅延器の出力である。
【0041】このとき図8から明らかなように、ビタビ
復号結果のはじめ3ビットは生き残りパスがすべて一致
しているため010である。これは放送側から伝送され
たビット列011と異なっており3番目のビットで復号
誤りが発生することがわかる。
【0042】同様に本実施例で述べたデジタル放送受信
機においては、ビタビ復号器8の入力データ列b1,0
(r),b1,1(r),...およびb2,0(r),b2,
1(r),...はそれぞれ0,1,0.5,1,0.5,
1,0,0,...および0,1,0.5,0,0.5,1,
1,0...となる。このとき図9に示すトレリス線図
に従いビタビ復号を行う。
【0043】この結果、図9から明らかなように、ビタ
ビ復号結果のはじめ4ビットは生き残りパスがすべて一
致しているため0110である。これは放送側から伝送
されたビット列0110と一致しており、はじめの4ビ
ットは必ず正しく復号されることがわかる。
【0044】上記の例からわかるように、ビタビ復号器
8は誤ったデータをそのまま入力した場合よりも、誤っ
たデータを小さな値として処理を行う場合の方が高い誤
り訂正結果が得られるため、前記の処理を行うことによ
り高性能な誤り訂正が行えることになる。よって本実施
例に示すデジタル放送受信機においては高性能な誤り訂
正が可能となる。
【0045】実施例2.前述の実施例1のデジタル放送
受信機においては、1フレーム内でビタビ復号器8へ入
力されるデータは1系列のみであったが、本実施例にお
いては1フレーム内でビタビ復号器8へ入力されるデー
タが2系列に分けられており、比較的長い時間単位でイ
ンターリーブされた部分と、比較的短い時間単位でイン
ターリーブされた部分とにより構成されている場合を考
える。この場合には、長い時間単位でインターリーブさ
れたデータの誤り位置検出時の遅延が、短い時間単位で
インターリーブされたデータの誤り位置検出時の遅延よ
りも大きいため、長い時間単位でインターリーブされた
データから求められたOFDM信号の各周波数キャリア
に対応した誤り率は即時性に欠けたものとなる。
【0046】本実施例に示す構成では短い時間単位でイ
ンターリーブされたデータ部分のみを用いてOFDMの
各周波数キャリアごとの誤り率を求め、これをもとに各
周波数成分に対して重み付けを行ったデータを使用して
ビタビ復号を行うことにより、誤りが特定の周波数付近
に集中して発生する場合等にも効果的な誤り訂正を行
う。
【0047】図4は本発明の実施例2における構成を示
すブロック回路図であり、1はI信号入力端子、2はQ
信号入力端子、3、4はA/D変換器、5はFFT処理
器、6は重み付け演算器、7、12はフレーム合成器、
8、13はビタビ復号器、9、14は出力端子、10は
誤り位置検出器、11は誤り率検出器である。
【0048】図4のブロックにおいて、I信号入力端子
1及びQ信号入力端子2には各キャリアが実施例1の場
合と同様の4相PSK変調されたベースバンドOFDM
信号のI成分及びQ成分がそれぞれ入力され、前記各信
号はそれぞれA/D変換器3、4でデジタル信号に変換
される。
【0049】FFT処理器5は前記A/D変換器3、4
より入力されたデータ列をそれぞれ時間領域の実数部及
び虚数部としてFFT処理を行い、周波数領域の複素数
データq0(n), q1(n), ... q7(n)を出力す
る。ただしここで、OFDM信号のキャリア数は8で、
nは時刻を表わし、q0(n)〜q7(n)はnの変化に
合わせて信号を伝送する。
【0050】また、図5は本実施例におけるデータフレ
ームの構成を示す図であり、1フレームはnからn+8
時点までの9スロットのデータで構成され、nからn+
2までの3スロットは放送時にフレームをまたぐ形でイ
ンターリーブされておらず、逆に残りのn+3からn+
8までの6スロットのデータはフレーム間にまたがった
インターリーブがなされているものとする。
【0051】重み付け演算器6では、FFT演算器5よ
り出力されたq0(n)〜q7(n)の各データが、フレ
ームr−1の時点における各周波数での平均誤り率α0
(r−1)〜α7(r−1)と掛けられ、q■0(n)〜
q■7(n)として出力される。これは以下の式で表わ
せる。 q■l(n)=ql(n)×(1−αl(r−1)) (l=0,1,...7) ...式9
【0052】前記重み付け演算器6よりの複素出力信号
q■0(n)〜q■7(n)はフレーム合成器12に入力
され、実数p0(n)〜p15(n)に数4の式により分
けられる。
【0053】
【数4】
【0054】次に、図5に示すようにnからn+2まで
の3スロットのデータp0(n),...,p15(n),p
0(n+1),...,p15(n+2)は以下に示す式によ
り一つのフレームとしてまとめられる。 xl+8j(r)=pl(n+j) (l=0,1,...7)(j=0,1,2) ...式12 ただしフレーム番号rは、図5に示すようにr=9nで
ある。
【0055】放送側での誤り訂正符号化に使用する畳み
込み符号器を図3に示すように符号化率1/2、拘束長
3、生成多項式[1+D2,1+D+D2]であるとし
て、前記フレームを構成するデータ列x0(r),x1
(r),...,x47(r)は、以下に示すように畳み込
み符号器からの2系統のデータb1,0(r)〜b1,23
(r)及びb2,0(r)〜b2,23(r)に分けられ、ビ
タビ復号器13及び誤り位置検出器10に入力される。 b1,k(r)=xk(r) (k=0,1,...23) ...式13 b2,k(r)=xk+48(r) (k=0,1,...23) ...式14
【0056】ビタビ復号器8に入力されたデータ列b1,
0(r)〜b1,23(r)及びb2,0(r)〜b2,23(r)
から誤り訂正符号化される以前のデータ列a0(r),
a1(r),...a21(r)が推定される。
【0057】誤り位置検出器10に入力されたビタビ復
号器の出力データ列a0(r),a1(r),...,a21
(r)は図3の畳み込み符号器と同様の構成の畳み込み
符号器により畳み込み符号化され、b■1,0(r)〜b
■1,23(r)及びb■2,0(r)〜b■2,23(r)が得
られる。前記再符号化されたデータ列とビタビ復号器1
3の入力データ列b1,0(r)〜b1,23(r)及びb2,0
(r)〜b2,23(r)の各値をそれぞれ比較して、フレ
ーム内の各データについて誤りの有無を調べ、bi,k
(r)のデータが誤りであった場合はci,k(r)=1
とし、誤りでなかった場合はci,k(r)=0として、
c1,0(r)〜c1,23(r)及びc2,0(r)〜c2,23
(r)を求める。
【0058】なお、本実施例では、フレーム内のデータ
の誤り位置検出を誤り訂正後のデータを再符号化したデ
ータと誤り訂正前のデータを比較することで行っている
が、他の誤り位置検出手段を使用してもよい。
【0059】フレームr時点での各周波数毎のビット誤
り数β0(r)〜β7(r)を数5に示すように計算す
る。
【0060】
【数5】
【0061】これから各周波数ごとの平均誤り率α0〜
α7を求める。これは例えば数6の式による。
【0062】
【数6】
【0063】ただし誤り率は新しいフレームほど優先度
を高めたり、αiに影響を与えるデータを有限個のフレ
ームで打ち切る等の処置を行ってもよい。
【0064】また、前記重み付け演算器6よりの複素出
力信号q■0(n)〜q■7(n)はフレーム合成器12
とともにフレーム合成器7へ入力され、フレーム合成器
12の場合と同様に実数p0(n)〜p15(n)に分け
られる。次に、図5に示すようにn+3からn+8まで
の6スロットのデータp0(n+3),...,p15(n+
3),p0(n+4),...,p15(n+8)は以下に示
す式により一つのフレームとしてまとめられる。 yl+8j(r)=pl(n+3+j) (l=0,2,...,6) ...式17 yl+8j(r−1)=pl(n+3+j) (l=1,3,...,7) ...式18 上式で表わされるデータは2フレームにまたがって存在
しているため、x0(n)〜x45(n)と同様の手順で
誤り位置を検出した場合にはフレームrに対してはフレ
ームr−2時点でのデータまでしか使用できない。しか
し、誤り位置検出器10での誤り検出結果のみを使用す
ればフレームrのデータに対してフレームr−1までの
各周波数での誤り率が反映されるため、伝送路の誤り特
性の変化に対しても追従性がよい。
【0065】ビタビ復号器8の場合と同様に、放送側で
の誤り訂正符号化に使用する畳み込み符号器を図3に示
す構成として、フレームr及びr−1を構成するデータ
列y0(r−1),y1(r−1),...,y47(r−
1)は、以下に示すように畳み込み符号器からの2系統
のデータf1,0(r−1)〜f1,23(r−1)及びf2,0
(r−1)〜f2,23(r−1)に分けられ、ビタビ復号
器8に入力される。 f1,k(r)=yk(r) (k=0,1,...47) ...式19 f2,k(r)=yk+48(r) (k=0,1,...47) ...式20
【0066】ビタビ復号器8に入力されたデータ列f1,
0(r−1)〜f1,47(r−1)及びf2,0(r−1)〜
b2,47(r−1)から誤り訂正符号化される以前のデー
タ列g0(r−1),g1(r−1),...g21(r−
1)が推定される。
【0067】実施例3.上述の実施例1及び実施例2に
おいては、はじめから誤りが特定の部分に集中して発生
することがわかっている場合に、誤りが発生しやすい部
分を推定し、この部分のデータをビタビ復号器に対して
なるべく無効とする処理を行っているが、この場合には
誤りの発生位置を検出する手段が必要であり、このため
に受信機の規模が大きくなるという問題がある。そこで
本実施例に示す発明では、FFT処理器の出力データそ
れぞれのパワーの平均を求め、各周波数での誤り率を前
記パワー平均に比例したものとして推定することによ
り、ビタビ復号器の入力データそれぞれの誤り位置及び
誤り率を検出する誤り位置検出器、誤り率検出器を不要
としたものである。
【0068】図6はかかる本発明の実施例3におけるデ
ジタル放送受信機の構成を示すブロック回路図であり、
1はI信号入力端子、2はQ信号入力端子、3、4はA
/D変換器、5はFFT処理器、6は重み付け演算器、
7はフレーム合成器、8はビタビ復号器、9は出力端
子、15は平均パワー演算器である。
【0069】また、図2は本実施例におけるデータフレ
ームの構成を示す図である。フレームを構成するデータ
の個数には簡単のため実定数を用いている。以下、図6
のブロックに添って、図2のフレーム構成を参照しなが
ら本実施例の説明を行う。
【0070】図6において、I信号入力端子1及びQ信
号入力端子2には各キャリアが実施例1の場合と同様の
4相PSK変調されたベースバンドOFDM信号のI成
分及びQ成分としてそれぞれ入力され、前記各信号はそ
れぞれA/D変換器3、4でデジタル信号に変換され
る。
【0071】FFT処理器5は前記A/D変換器3、4
より入力されたデータ列をそれぞれ時間領域の実数部及
び虚数部としてFFT処理を行い、周波数領域の複素数
データq0(n), q1(n), ... q7(n)を出力す
る。ただしここで、OFDM信号のキャリア数は8で、
nは時刻を表わし、q0(n)〜q7(n)はnの変化に
合わせて信号を伝送する。
【0072】FFT処理器5より出力される周波数領域
の複素数データq0(n), q1(n), ... q7(n)
は平均パワー演算器15に入力され、各周波数成分ごと
に時点nまでのパワーP0(n),...,P7(n)を数
7の式により求める。
【0073】
【数7】
【0074】またこのPi(n)より時点nでの各周波
数のビット誤り率α0(r)〜α7(r)を数8に示すよ
うに計算する。
【0075】
【数8】
【0076】時点nにおける各周波数での平均誤り率を
α0(n)〜α7(n)として、q■0(n)〜q■7
(n)を以下の式 q■l(n)=ql(n)×(1−αl(n)) (l=0,1,...7) ...式23 により求め、重み付け演算器6より出力する。
【0077】前記重み付け演算器6よりの複素出力信号
q■0(n)〜q■7(n)はフレーム合成器7に入力さ
れ、実数p0(n)〜p15(n)に数9の式により分け
られる。
【0078】
【数9】
【0079】次に、図2に示すようにn〜n+5までの
6スロットのデータp0(n),...,p15(n),p0
(n+1),...,p15(n+5)は以下に示す式によ
り一つのフレームとしてまとめられる。 xl+6j(r)=pl(n+j) (l=0,1,...7)(j=0,1,...5) ...式26 ただしフレーム番号rは、図2に示すようにr=6nで
ある。
【0080】放送側での誤り訂正符号化に使用する畳み
込み符号器を図3に示すように符号化率1/2、拘束長
3、生成多項式[1+D2,1+D+D2]であるとし
て、前記フレームを構成するデータ列x0(r),x1
(r),...,x95(r)は、以下に示すように畳み込
み符号器からの2系統のデータb1,0(r)〜b1,47
(r)及びb2,0(r)〜b2,47(r)に分けられ、ビ
タビ復号器8に入力される。 b1,k(r)=xk(r) (k=0,1,...47) ...式27 b2,k(r)=xk+48(r) (k=0,1,...47) ...式28
【0081】ビタビ復号器8に入力されたデータ列b1,
0(r)〜b1,47(r)及びb2,0(r)〜b2,47(r)
から誤り訂正符号化される以前のデータ列a0(r),
a1(r),...a45(r)が推定される。なお、上述の
各実施例では、誤り訂正方法としてビタビ復号器8を用
いた例を示したが、本発明はこれに限られるものではな
く、他の誤り訂正方法を用いても同様の効果が得られ
る。
【0082】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、都市
部において建物に反射した反射波の影響により特定の周
波数付近の信号に集中して誤りが発生する場合等におい
て、誤りが発生している部分のデータの誤り訂正手段に
おける復号に際しての影響を小さくするように構成した
ので、誤り訂正能力の向上した復号回路、復号方法及び
デジタル信号受信機を得ることができる。
【0083】また、この発明よれば、デジタルデータ
が、比較的長い時間単位でインターリーブされた部分
と、比較的短い時間単位でインターリーブされた部分と
により構成されている場合に、この比較的短い時間単位
でインターリーブされたデータを用いて各周波数の誤り
率を求め、この誤り率に応じて誤り訂正に用いるデータ
の重み付けを行うようにしたので、入力されるデータの
誤り特性の急峻な変化に対しても効果的な誤り訂正が行
える復号回路、復号方法及びデジタル信号受信機を得る
ことができる。
【0084】また、この発明によれば、誤りが特定の部
分に集中して発生することがわかっている場合に、各周
波数での誤り率を周波数成分ごとのパワーに比例するも
のとして推定することにより、データフレーム内の誤り
の位置、誤り率を検出するための構成を不要とすること
ができるので、装置の回路規模を抑えた復号回路、復号
方法及びデジタル信号受信機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるデジタル放送受信
機の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1によるデジタル放送のフ
レーム構成を示す表である。
【図3】 この発明の実施例1〜実施例3において誤り
訂正符号化に使用する畳み込み符号器の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 この発明の実施例2によるデジタル放送受信
機の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施例2によるデジタル放送のフ
レーム構成を示す表である。
【図6】 この発明の実施例3によるデジタル放送受信
機の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のデジタル放送受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 従来のデジタル放送受信機によるビタビ復号
のトレリス線図である。
【図9】 この発明の実施例1によるビタビ復号のトレ
リス線図である。
【符号の説明】
1:I信号入力端子、2:Q信号入力端子、3,4:A
/D変換器、5:FFT処理器、6:重み付け演算器、
7,12:フレーム合成器、8,13:ビタビ復号器、
9,14:出力端子、10:誤り位置検出器、11:誤
り率検出器、15:平均パワー演算器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変換された時系列信号を周波数
    系列信号に変換する周波数変換手段と、前記周波数系列
    信号を所定のデータ単位ごとにデータフレームとしてま
    とめるフレーム合成手段と、前記データフレームに対し
    て誤り訂正を行う誤り訂正手段と、前記データフレーム
    内のデータの誤り位置を検出する誤り位置検出手段と、
    検出したデータの誤り位置から各周波数ごとの誤り率を
    求める誤り率検出手段と、前記誤り率検出手段の検出結
    果に基づいて前記周波数系列信号の各周波数ごとにデー
    タの重み付けを行う重み付け演算手段を備えたことを特
    徴とする復号回路。
  2. 【請求項2】 比較的長い時間単位でインターリーブさ
    れた部分と、比較的短い時間単位でインターリーブされ
    た部分とにより構成された入力データの復号を行う復号
    回路であって、前記入力データをデジタル変換した時系
    列信号を周波数系列信号に変換する周波数変換手段と、
    前記周波数系列信号の比較的長い時間単位でインターリ
    ーブされた部分と、比較的短い時間単位でインターリー
    ブされた部分に対しそれぞれデインターリーブ処理を行
    い所定のデータ単位ごとにデータフレームとしてまとめ
    るフレーム合成手段と、前記データフレームのそれぞれ
    に対して誤り訂正を行う誤り訂正手段と、前記比較的短
    い時間単位でインターリーブされた部分からなるデータ
    フレーム内のデータの誤り位置を検出する誤り位置検出
    手段と、検出したデータの誤り位置から各周波数ごとの
    誤り率を求める誤り率検出手段と、前記誤り率検出手段
    の検出結果に基づいて、前記周波数系列信号の各周波数
    ごとにデータの重み付けを行う重み付け演算手段を備え
    たことを特徴とする復号回路。
  3. 【請求項3】 デジタル変換された時系列信号を周波数
    系列信号に変換する周波数変換手段と、前記周波数系列
    信号の各周波数におけるパワーの平均を求め、このパワ
    ーから各周波数に対応したデータ誤り率を推定する平均
    パワー演算手段と、前記平均パワー演算手段の推定結果
    に基づき、前記周波数系列信号に対して周波数ごとの誤
    り率に応じた重み付けを行う重み付け演算手段と、重み
    付けされた周波数系列信号のデータを所定のデータ単位
    ごとにデータフレームとしてまとめるフレーム合成手段
    と、前記データフレームごとに誤り訂正処理を行う誤り
    訂正手段を備えたことを特徴とする復号回路。
  4. 【請求項4】 デジタル変換された時系列信号を周波数
    系列信号に変換する工程と、前記周波数系列信号を所定
    のデータ単位ごとにデータフレームとしてまとめる工程
    と、前記データフレームに対して誤り訂正を行う工程を
    具備した復号方法において、前記データフレーム内のデ
    ータの誤り位置から各周波数ごとの誤り率を求め、該誤
    り率に基づいて前記周波数系列信号の各周波数ごとにデ
    ータの重み付けを行い、この重み付けされたデータに対
    して誤り訂正を行うようにしたことを特徴とする復号方
    法。
  5. 【請求項5】 比較的長い時間単位でインターリーブさ
    れた部分と、比較的短い時間単位でインターリーブされ
    た部分とにより構成された入力データの復号を行う復号
    方法であって、前記入力データをデジタル変換した時系
    列信号を周波数系列信号に変換する工程と、前記周波数
    系列信号の比較的長い時間単位でインターリーブされた
    部分と、比較的短い時間単位でインターリーブされた部
    分に対しそれぞれデインターリーブ処理を行い所定のデ
    ータ単位ごとにデータフレームとしてそれぞれまとめる
    工程と、前記データフレームのそれぞれに対して誤り訂
    正を行う工程を具備した復号方法において、前記比較的
    短い時間単位でインターリーブされた部分からなるデー
    タフレーム内のデータの誤り位置から各周波数ごとの誤
    り率を求め、該誤り率に基づいて前記周波数系列信号の
    各周波数ごとにデータの重み付けを行い、この重み付け
    されたデータに対して誤り訂正を行うようにしたことを
    特徴とする復号方法。
  6. 【請求項6】 デジタル変換された時系列信号を周波数
    系列信号に変換する工程と、前記周波数系列信号を所定
    のデータ単位ごとにデータフレームとしてまとめる工程
    と、前記データフレームに対して誤り訂正を行う工程を
    具備した復号方法において、前記周波数系列信号の各周
    波数におけるパワーの平均を求め、このパワーから各周
    波数に対応したデータ誤り率を推定し、この推定結果に
    基づいて前記周波数系列信号の各周波数ごとにデータの
    重み付けを行い、この重み付けされたデータに対して誤
    り訂正を行うようにしたことを特徴とする復号方法。
  7. 【請求項7】 デジタル変換されたベースバンドOFD
    M信号のI及びQ成分をそれぞれ複素数の実数部及び虚
    数部としてFFT処理を行い周波数領域データを出力す
    るFFT処理手段と、前記FFT処理手段からの周波数
    領域データに重み付けを行う重み付け演算手段と、重み
    付けされた周波数領域のOFDMデータの並び変え処理
    を行い、所定のデータ単位ごとにデータフレームとして
    まとめるフレーム合成手段と、データフレームごとに誤
    り訂正処理を行う誤り訂正手段と、データフレーム内の
    データの誤り位置を検出する誤り位置検出手段と、検出
    したデータフレーム内の誤り位置から、各周波数ごとの
    誤り率を求める誤り率検出手段とを備え、前記誤り率検
    出手段の検出結果に応じて、前記重み付け演算手段によ
    るデータの重み付けを行うようにしたことを特徴とする
    デジタル放送受信機。
  8. 【請求項8】 OFDM変調されたデジタルデータの送
    信側でのデータが、比較的長い時間単位でインターリー
    ブされた部分と、比較的短い時間単位でインターリーブ
    された部分とにより構成されたデジタル放送を受信する
    デジタル放送受信機であって、デジタル変換されたベー
    スバンドOFDM信号のI及びQ成分をそれぞれ複素数
    の実数部及び虚数部としてFFT処理を行い周波数領域
    データを出力するFFT処理手段と、前記FFT処理手
    段からの周波数領域データに重み付けを行う重み付け演
    算手段と、重み付けされた周波数領域のOFDMデータ
    の比較的長い時間単位でインターリーブされた部分と、
    比較的短い時間単位でインターリーブされた部分に対し
    それぞれデインターリーブ処理を行い所定のデータ単位
    ごとにデータフレームとしてまとめる2系統のフレーム
    合成手段と、前記データフレームのそれぞれに誤り訂正
    処理を行う2系統の誤り訂正手段と、前記比較的短い時
    間単位でインターリーブされた部分からなるデータフレ
    ーム内のデータの誤り位置を検出する誤り位置検出手段
    と、検出したデータフレーム内の誤り位置から各周波数
    ごとの誤り率を求める誤り率検出手段とを備え、前記誤
    り率検出手段の検出結果に応じて、前記重み付け演算手
    段によるデータの重み付けを行うようにしたことを特徴
    とするデジタル放送受信機。
  9. 【請求項9】 デジタル変換されたベースバンドOFD
    M信号のI及びQ成分をそれぞれ複素数の実数部及び虚
    数部としてFFT処理を行い周波数領域データを出力す
    るFFT処理手段と、前記FFT処理手段の出力データ
    のそれぞれのパワーの平均を求め、このパワーから各周
    波数に対応したデータ誤り率を推定する平均パワー演算
    手段と、前記FFT処理手段の出力データのそれぞれに
    対し周波数ごとの誤り率に応じて重み付けを行う重み付
    け演算手段と、重み付けされた周波数領域のOFDMデ
    ータの並び変え処理を行い、所定のデータ単位ごとにデ
    ータフレームとしてまとめるフレーム合成手段と、前記
    データフレームごとに誤り訂正処理を行う誤り訂正手段
    とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。
JP7063077A 1995-03-22 1995-03-22 復号回路、復号方法及びこの復号回路を用いたデジタル放送受信機 Pending JPH08265185A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077794A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Pioneer Corporation ディジタル受信機及び復号方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077794A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Pioneer Corporation ディジタル受信機及び復号方法

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