JPH08263698A - 環境擬似体験装置 - Google Patents

環境擬似体験装置

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JPH08263698A
JPH08263698A JP7061403A JP6140395A JPH08263698A JP H08263698 A JPH08263698 A JP H08263698A JP 7061403 A JP7061403 A JP 7061403A JP 6140395 A JP6140395 A JP 6140395A JP H08263698 A JPH08263698 A JP H08263698A
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JP
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environment
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environmental
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JP7061403A
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English (en)
Inventor
Mayumi Sakai
麻友美 酒井
Tsuneko Okada
常子 岡田
Hisashi Kodama
久 児玉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7061403A priority Critical patent/JPH08263698A/ja
Publication of JPH08263698A publication Critical patent/JPH08263698A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作が容易であり、環境解析結果を総合的に
表示し、評価することが可能な環境擬似体験装置を提供
すること。 【構成】 頭部搭載型ディスプレイに表示される環境メ
ニュ−と手元入力装置によって、所望する対象物名が選
択され、選択された対象物名に対応する環境デ−タを表
示する。また、立体表示装置に空間デ−タが表示され、
被体験者が環境変化対象物またはその近傍に視線を向け
た状態で、手元入力装置を操作すると、環境デ−タを表
示する。また、総合環境表示メニュ−から環境条件を選
択すると、必要な環境デ−タを全て表示する。また、手
元入力装置で、評価指示をすると、評価テ−ブル内のデ
−タを基にした評価結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境擬似体験装置、特
に住宅設計時に住環境を予測または評価するのに有効な
擬似体験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般の住宅で使用される空調機
器、照明機器、及び音響機器等の住宅関連設備機器の高
機能・高性能化は著しく、これら設備機器の機能・性能
を十分に生かすことによる快適住環境を有した住宅を提
供できるかどうかが、消費者の最近ますます高くなって
きたアメニティ志向を満足させることができるかどうか
の重要なポイントとなっている。
【0003】そのような快適住環境を有した住宅の実現
には、個々の設備機器に対してその性能が十分に発揮で
きるような最適設計が必要であるが、最近では、その発
達がめざましいコンピュータによる解析によって、それ
らの設備機器により生じる熱、音、光等に関する住環境
の三次元的評価を正確かつ迅速に実施することにより、
住宅の設計を効率的におこなうことが可能となってきて
いる。
【0004】解析結果は、CRT等の表示装置の上に二
次元的に表示したり、また、最近では、いわゆるバ−チ
ャルリアリティ技術による擬似体験装置において、ゴ−
グル型立体表示装置に三次元的に表示したりしている。
従来の擬似体験装置において、解析結果は以下のように
表示していた。まず、被体験者の頭部に装着されたゴ−
グル型立体表示装置上に、図30(a)に示すように、
解析対象となる室内が三次元的に表示される。この状態
で、被体験者は、手元入力装置のボタンを操作し、知り
たい解析結果、例えば、エアコンによる気流であれば図
30(b)に、エアコンによる温熱分布であれば図31
(a)に、シャンデリアによる室内照明具合であれば図
31(b)に示すように表示させていた。そして、被体
験者は、解析結果を個々に評価し、住宅設計の資料とし
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た擬似体験装置では、ゴ−グル型立体表示装置を装着し
た状態で、被体験者が操作できるボタンの数には限りが
あり、表示する解析結果も多数であるため、一つのボタ
ンに対して複数の機能をもたせることが必要となり、解
析結果を表示させるための操作が非常に複雑なものとな
った。その結果、住宅設計者等の擬似体験装置に不慣れ
な者が、その操作方法を修得し、自由に操作ができるよ
うになるためには、多大な労力と時間がかかるといった
問題点が生じた。
【0006】また、従来の装置では、解析結果を個別に
表示し、解析結果ごとに評価するにとどまっており、近
年多様な生活シ−ンが存在する中で必要とされる、家族
団らん時、ビデオ鑑賞時、音楽鑑賞時等の温熱環境、音
環境、光環境が複合された解析結果を総合的に表示し、
評価するといったことができなかった。本発明は、上記
の点に鑑み、解析結果を表示させるための操作を容易に
おこなうことのできる環境擬似体験装置を提供すること
を第1の目的としている。
【0007】本発明の第2の目的は、温熱環境、音環
境、光環境等が複合された解析結果を表示することがで
きる環境擬似体験装置を提供することにある。本発明の
第3の目的は、温熱環境、音環境、光環境等を総合的に
評価することができる環境擬似体験装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の環境擬似体験装置は、被体験者
の頭部に取り付けられて使用される立体表示装置と、立
体表示装置の表示対象となる空間の3次元デ−タを格納
する空間デ−タ格納手段と、被体験者の頭部の位置及び
向きを検出する検出手段と、検出結果から定まる被体験
者の視点位置をもとに所定の空間デ−タを選択し立体表
示装置に表示させる第1の表示制御手段と、表示対象空
間の背景に存する装置、機器等の環境変化対象物の作動
環境に関するデ−タを格納する環境デ−タ格納手段と、
前記環境変化対象物と対応する対象物名からなる環境表
示メニュ−を格納する表示メニュ−格納手段と、前記環
境表示メニュ−を立体表示装置の表示領域内の所定位置
に空間デ−タと重畳しかつ検出結果に拘らず静止して表
示する第2の表示制御装置と、手元操作によって、前記
立体表示装置に表示されている環境表示メニュ−から所
望する対象物名を選択する手元入力装置と、手元入力装
置による選択が行われると、選択された対象物名に対応
する環境デ−タを環境デ−タ格納手段から読み出し、空
間デ−タと重畳して立体表示装置にて表示する第3の表
示制御装置と、を備えていることを特徴としている。
【0009】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項2記載の環境擬似体験装置は、被体験者の頭部に取
り付けられて使用される立体表示装置と、立体表示装置
の表示対象となる空間の3次元デ−タを格納する空間デ
−タ格納手段と、被体験者の頭部の位置及び向きを検出
する検出手段と、検出結果から定まる被体験者の視点位
置をもとに所定の空間デ−タを選択し立体表示装置に表
示させる第1の表示制御手段と、表示対象空間の背景に
存する装置,機器等の環境変化対象物の作動環境に関す
るデ−タを格納する環境デ−タ格納手段と、検出手段の
検出結果に従い、被体験者の視線上若しくはその近傍に
おいて表示されている環境変化対象物を操作対象に選定
する操作対象物選定手段と、手元入力装置と、手元入力
装置が操作されると、操作対象に選定した対象物の環境
デ−タを環境デ−タ格納手段から読み出し、空間デ−タ
と重畳して表示させる第2の表示制御装置と、を備えて
いることを特徴としている。
【0010】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項3記載の環境擬似体験装置は、被体験者の頭部に取
り付けられて使用される立体表示装置と、立体表示装置
の表示対象となる空間の3次元デ−タを格納する空間デ
−タ格納手段と、被体験者の頭部の位置及び向きを検出
する検出手段と、検出結果から定まる被体験者の視点位
置をもとに所定の空間デ−タを選択し立体表示装置に表
示させる第1の表示制御手段と、表示対象空間の背景に
存する装置、機器等の環境変化対象物の作動環境に関す
るデ−タを格納する環境デ−タ格納手段と、被体験者が
要望する環境条件と、環境条件を実現するのに必要な1
又は2以上の環境デ−タとの組み合わせを記載した総合
環境テ−ブルと、前記総合環境テ−ブルに記載されてい
る各環境条件の名称を表示内容とする総合環境表示メニ
ュ−を格納する総合環境表示メニュ−格納手段と、前記
総合環境表示メニュ−を立体表示装置の表示領域内の所
定位置に空間デ−タと重畳しかつ検出結果に拘らず静止
して表示する第2の表示制御装置と、手元操作によっ
て、前記立体表示装置に表示されている総合環境表示メ
ニュ−から目的とする環境条件を選択する手元入力装置
と、目的とする環境条件が選択されると、総合環境テ−
ブルを参照して、その環境条件を実現するのに必要な環
境デ−タ名を求め、環境デ−タ格納手段から対象とする
全ての環境デ−タを読み出し、空間デ−タと重畳して立
体表示装置にて表示する第3の表示制御装置と、を備え
ていることを特徴としている。
【0011】また、上記第3の目的を達成するため、請
求項4記載の環境擬似体験装置は、請求項1記載の環境
擬似体験装置に対して、各環境条件毎に音・光・熱等の
環境変更要素の寄与度合を記載している評価テ−ブル
と、手元入力装置による評価指示があると、そのとき表
示している環境デ−タの所定位置におけるデ−タ値と前
記評価テ−ブル内のデ−タと比較する評価比較手段と、
比較結果を表示する第4の表示制御手段と、を備えてい
ることを特徴としている。
【0012】また、上記第3の目的を達成するため、請
求項5記載の環境擬似体験装置は、請求項2記載の環境
擬似体験装置に対して、各環境条件毎に音・光・熱等の
環境変更要素の寄与度合を記載している評価テ−ブル
と、手元入力装置による評価指示があると、そのとき表
示している環境デ−タの所定位置におけるデ−タ値と前
記評価テ−ブル内のデ−タと比較する評価比較手段と、
比較結果を表示する第3の表示制御手段と、を備えてい
ることを特徴としている。
【0013】また、上記第1〜3の目的を達成するた
め、請求項6記載の環境擬似体験装置は、請求項1〜5
いずれか1項に記載の環境擬似体験装置に対して、空間
デ−タが住宅の一室内における3次元デ−タであり、環
境変化対象物が当該室内に装備される照明器具、冷暖房
器具、視覚・聴覚装置等の電気器具であることを特徴と
している。
【0014】
【作用】請求項1記載の環境擬似体験装置の構成によれ
ば、立体表示装置に空間デ−タと環境表示メニュ−が表
示された状態で、手元入力装置によって、前記環境表示
メニュ−から対象物名が選択されると、環境デ−タ格納
手段から、選択された環境物名に対応する環境デ−タを
読み出し、空間デ−タと重畳して前記立体表示装置に表
示する。ここで、本明細書中、「空間」とは、物体が存
在しない、相当に広がりのある文字通りの空間のみなら
ず、その背景として視える壁、床、及びそれらに設けら
れた装置、機器等をも含む概念で用いる。
【0015】請求項2記載の環境擬似体験装置の構成に
よれば、立体表示装置に空間デ−タが表示され、被体験
者の視線上若しくはその近傍に、表示対象空間の背景に
存する装置、機器等の環境変化対象物が表示されている
状態で、手元入力装置が操作されると、環境デ−タ格納
手段から、視線上若しくはその近傍に表示されている環
境変化対象物の環境デ−タが読み出し、空間デ−タと重
畳して表示する。
【0016】請求項3記載の環境擬似体験装置の構成に
よれば、立体表示装置に空間デ−タと総合環境表示メニ
ュ−が表示された状態で、手元入力装置によって、前記
総合環境表示メニュ−から環境条件が選択されると、総
合環境テ−ブルからその環境条件を実現するのに必要な
環境デ−タ名を求め、環境デ−タ格納手段から対象とす
る全ての環境デ−タを読み出して、空間デ−タと重畳し
て立体表示装置に表示する。
【0017】請求項4記載の環境擬似体験装置の構成に
よれば、立体表示装置に空間デ−タと環境表示メニュ−
が表示された状態で、手元入力装置によって、前記環境
表示メニュ−から対象物名が選択されると、環境デ−タ
格納手段から、選択された環境物名に対応する環境デ−
タが読み出し、空間デ−タと重畳して前記立体表示装置
に表示した後、手元入力装置による評価指示があると、
そのとき表示している環境デ−タの所定位置におけるデ
−タ値と評価テ−ブル内のデ−タと比較し、比較結果を
表示する。
【0018】請求項5記載の環境擬似体験装置の構成に
よれば、立体表示装置に空間デ−タが表示され、被体験
者の視線上若しくはその近傍に、表示対象空間の背景に
存する装置、機器等の環境変化対象物が表示されている
状態で、手元入力装置が操作されると、環境デ−タ格納
手段から、視線上若しくはその近傍に表示されている環
境変化対象物の環境デ−タが読み出し、空間デ−タと重
畳して表示した後、手元入力装置による評価指示がある
と、そのとき表示している環境デ−タの所定位置におけ
るデ−タ値と評価テ−ブル内のデ−タと比較し、比較結
果を表示する。
【0019】
【実施例】以下、本発明にかかる環境擬似体験装置の一
実施例について、図面を用いて具体的に、説明する。図
1は、本発明の一実施例にかかる環境擬似体験装置の全
体構成図である。図に示すように、本環境擬似体験装置
は、頭部搭載型ディスプレイ1、ヘッドフォン2、メッ
シュ座標デ−タ格納部3、室内オブジェクトデ−タ格納
部4、環境デ−タ格納部5、操作対象認識領域格納部
6、総合環境テ−ブル7、環境評価テ−ブル8、メニュ
−格納部9、ポインタ形状記憶部10、音源装置11、
一時記憶部12、磁場発生装置13、磁気センサ−1
4、磁気センサ−ユニット15、手元入力装置16、音
声制御部17、表示制御部18、プログラム格納部1
9、CPU20から構成されている。
【0020】頭部搭載型ディスプレイ1は、被体験者M
の頭部に装着され、後述する磁気センサ−14によりた
えず検出される頭の位置および方向、つまり、被体験者
Mの視線に応じた仮想的な室内の情景等を、左右両眼の
視差を利用し、立体的に表示するものであり、左右両眼
用として、2つの液晶カラ−ディスプレイを内蔵してい
る。
【0021】ヘッドフォン2は、被体験者Mの頭部に装
着され、後述する磁気センサ−14によりたえず検出さ
れる頭の位置および方向、つまり、被体験者Mの両耳の
位置と方向に応じた3次元音場の音を再生するためのも
のである。メッシュ座標デ−タ格納部3は、後述する環
境デ−タ格納部5に格納されているデ−タを求めるため
の解析に使用されたデ−タの一部であり、解析対象であ
る室内空間を直方体形状、立方体形状、三角柱形状等か
らなる要素に分割した際の各要素の頂点すなわち節点の
位置デ−タを格納しており、その位置デ−タは、後述す
る磁気センサ−ユニットにより求められる位置情報を基
に、被体験者Mの仮想室内での位置を特定するのに使用
される。
【0022】室内オブジェクト形状デ−タ格納部4は、
表示対象である室内壁、天井、床、エアコン、シャンデ
リア、ダウンライト、ステレオ等からなる空間の3次元
形状デ−タを、前記メッシュ座標デ−タ格納部3の位置
座標デ−タと対応づけて格納している。環境デ−タ格納
部5は、解析対象である仮想室内で空調機器を作動した
場合の解析結果である温度分布、気流状態、照明器具を
使用した場合の解析結果である照度分布、音響機器を使
用した場合のインパルス応答等の環境デ−タを格納して
いる。なお、環境デ−タ値は、前記メッシュ座標デ−タ
格納部3の位置デ−タと対応づけられている。
【0023】操作対象領域格納部6は、図2に示すよう
に、表示対象空間内の装置、機器等の環境変化対象物ご
とに、前記メッシュ座標デ−タ格納部3の位置座標デ−
タの3つ以上の組み合わせによって規定される領域を格
納している。例えば、エアコンの操作対象認識領域は、
(XA1,YA1,ZA1)〜(XA4,YA4,ZA
4)の4点で規定される方形内の平面領域であり、フロ
ントスピ−カ−の操作対象認識領域は、(XF1,YF
1,ZF1)〜(XF8,YF8,ZF8)の8点で規
定される直方体内の立体領域であるといった具合であ
る。
【0024】総合環境テ−ブル7は、図3に示すよう
に、被体験者が要望する環境条件毎に、その環境条件を
実現するのに必要な1つ又は2以上の環境デ−タ(名)
を組み合わせたものを格納している。環境評価テ−ブル
8は、図4に示すように、各環境条件毎に音・光・熱等
の環境変更要素の寄与度合を記載している。評価に用い
る量の種別は環境変更要素によって異なり、熱について
は快適性評価指数PMV値(単位:無次元)、光につい
ては照度(単位:lx)、音については音量および遮音
度(単位:dB)を用いている。そして、団らん、ビデ
オ鑑賞、読書、休息といった環境条件毎に、各環境条件
に適すると思われる評価デ−タ値とその評価デ−タ値か
らの+−方向へのずれ幅を、環境変更要素各々について
設定している。例えば、団らんの場合の光についての最
適値は200(lx)とし、ずれ幅を+−50(lx)
としている。本評価テ−ブルを用いた環境評価は、得ら
れた評価対象値が、本テ−ブルに規定している適値か
ら、ずれ幅に換算して、どれだけずれているかによって
行う。例えば、ある環境下で得られた評価対象値が照度
30(lx)、音量40(dB)であった場合、この環
境をビデオ鑑賞時として評価した結果の評価値は、光に
関しては、適値10(lx)に対し20(lx)高い値
なのでずれ幅5(lx)を1単位として、+4となり、
音については、適値70(dB)に対し30(dB)低
い値なのでずれ幅10(dB)を1単位として、−3と
なる。
【0025】メニュ−格納部9は、その表示態様を図5
〜6に示すような、メニュ−を格納している。図5
(a)に示す初期メニュ−は、本装置起動後に、後述す
る手元入力装置を用いてメニュ−表示指示を行った際、
最初に表示するメニュ−である。図5(b)に示す環境
表示メニュ−は、その中の項目を選択することにより、
選択した項目に対応した、前記環境デ−タ格納部5の環
境デ−タを表示する際に使用する。図6(a)に示す総
合環境表示メニュ−は、その中の項目を選択することに
より、選択した項目と関連づけられている、前記総合環
境テ−ブル7の環境条件に対応した環境デ−タを表示す
るのに使用する。図6(b)に示す評価メニュ−は、そ
の中の項目を選択することにより、選択した項目と関連
づけられている前記環境評価テ−ブル8内の、評価デ−
タ値に基づいて、そのときに表示している環境を評価す
るのに使用する。
【0026】ポインタ−形状格納部10は、図7に示す
ように、前記メニュ−上のどの項目が選択可能な状態に
あるかを表すための三角形状を記憶している。その三角
形状のポインタ−は、前記メニュ−の項目上に重畳表示
される。音源装置11は、壁面等からの反射の影響の無
い音源信号を後述するCPUに出力するための装置であ
り、CD(コンパクトディスク)プレ−ヤ−等が使用さ
れる。
【0027】一時記憶部12は、図8に示すように、環
境変化対象物記憶領域81とポインタ位置管理領域82
を有し、RAMなどから構成される。環境変化対象物記
憶領域81は、後述する磁気センサユニットで測定され
る被体験者の頭部の位置および方向で定められる視線
が、前記操作対象領域を通過している間だけ、その領域
に対応した環境変化対象物名を記憶しておくところであ
る。ポインタ位置管理領域は、前記メニュ−毎に、後述
する手元入力装置の操作によって移動されるポインタの
位置を記憶するところである。
【0028】磁場発生装置13は、被体験者が動きまわ
る空間に、磁場を発生させる装置であり、直行コイル等
が内蔵されている。磁気センサ−14は、前記頭部搭載
型ディスプレイ1に一体的に取り付けられ、被体験者M
の前記磁場内での位置を検出するのに使用されるもの
で、直行コイル等が内蔵されている。
【0029】磁気センサ−ユニット15は、前記磁場発
生装置13によって発生する磁場内に置かれた前記磁気
センサ−14中に誘起される電流の大きさを処理するこ
とにより、被体験者Mの頭の位置及び方向を測定し、測
定結果を後述するCPUに出力するための装置である。
手元入力装置16は、図9に示すような形状をしてお
り、被体験者Mが片手に持って操作する装置であり、右
ボタン40、中央ボタン41、左ボタン42等を有して
いる。右ボタン40は、前記メニュ−の前記頭部搭載型
ディスプレイ1への表示・非表示の切り換えを行うもの
であり、当該右ボタンを押下する度に表示、非表示が繰
り返される。中央ボタン41は、前記メニュ−上のポイ
ンタの移動およびメニュ−項目の選択を行うものであ
り、シングルクリックによってポインタを順次移動し、
希望する項目にポインタが移動したときに、ダブルクリ
ックすることによってその項目を選択するのに使用され
る。また,中央ボタン41は、メニュ−が表示されてい
ないときに、被体験者Mが環境変化対象物に視線を移動
した結果、前記環境変化対象物記憶領域81にその環境
変化対象物名が記憶されている状態で、ダブルクリック
することによって、その環境変化対象物(名)に起因す
る環境デ−タを表示するのにも使用される。左ボタン4
2は、環境デ−タの表示の消去をおこなうものである。
消去したい項目上に前記ポインタがある状態で、当該左
ボタン42を押下することにより、その項目に対応した
環境デ−タの表示が消去される。また、左ボタン42
は、メニュ−が表示されていないときに、被体験者Mが
環境変化対象物に視線を移動した結果、前記環境変化対
象物記憶領域81にその環境変化対象物名が記憶されて
いる状態で、押下することによって、その環境変化対象
物(名)に起因する環境デ−タの表示を消去するのにも
使用される。なお、手元入力装置16において、各ボタ
ンへの機能の割当は、上記に限定されるものではなく、
自由に変更することができる。また、各ボタン毎に上記
とは別の機能を付加することも可能である。
【0030】音声制御部17は、前記磁気センサ−ユニ
ット15で求められた被体験者Mの頭の位置および方向
に対応した、前記環境デ−タ格納部5のインパルス応答
等と音源装置からの無響音信号をもとに、前記ヘッドフ
ォン2へ臨場感のある3次元音場を出力するところであ
る。表示制御部18は、前記室内オブジェクトデ−タ格
納部4および前記環境デ−タ格納部5に格納されている
デ−タを基に、被体験者Mの視線に応じた描画デ−タを
作成し、描画デ−タから映像信号を生成し、映像信号を
前記頭部搭載型ディスプレイに出力したり、メニュ−や
ポインタの映像信号を前記室内オブジェクトデ−タ格納
部4および前記環境デ−タ格納部5から生成された映像
信号に重畳して前記頭部搭載型ディスプレイに出力した
りするところである。
【0031】プログラム格納部19は、図10〜14に
示すフローチャートに相当するプログラムを格納してお
り、ROMなどから構成される。CPU20は、プログ
ラム格納部19に格納されているプログラムに従って処
理を行うところであり、マイクロプロセッサ等から構成
される。以下、図10〜14に示すフローチャートに基
づいて、本装置の制御内容について説明する。
【0032】図10は、メニュ−の表示・非表示に関す
る処理手順を示したフローチャートである。図15に示
すように、頭部搭載型ディスプレイ1に室内オブジェク
トが表示された状態で(ステップS100)、被体験者
が手元入力装置16の右ボタン40を押下することによ
って、メニュ−表示指示をすると(ステップS11
0)、図16(a)に示すように、表示画面中央下部
に、図16(b)に示すような初期メニュ−が表示され
る(ステップS120)。
【0033】この状態で、被体験者が、手元入力装置の
中央ボタンをシングルクリックすることにより、次に表
示したいメニュ−の位置にポインタ−を移動させた後、
中央ボタン41をダブルクリックすると(ステップS1
30)、希望するメニュ−が表示される(ステップS1
40、S150、S160)。一方、もう一度、手元入
力装置の右ボタン40を押下すると、初期メニュ−が消
去される(ステップS170)。
【0034】ここでは、図16(b)に示すメニュ−の
状態で、中央ボタン41をダブルクリックしたとすると
(ステップS130)、処理はステップS140に進
み、初期メニュ−と入れ代わって環境メニュ−が表示さ
れる。表示画面の一例を図17に示す。図17に示すよ
うな表示状態で、被体験者が中央ボタン41のシングル
クリックを繰り返し、ポインタ30を項目「初期メニュ
−に戻る」に移動させた後、中央ボタン41をダブルク
リックすると(ステップS141)、図16に示すよう
に、環境表示メニュ−に代わって再び初期メニュ−が表
示される。
【0035】一方、初期メニュ−に戻さずに、右ボタン
40を押下したとすると(ステップS142)、環境表
示メニュ−が消去される(ステップS143)。環境表
示メニュ−が消去された状態で、右ボタン40を押下す
ると(ステップS144)、再び環境表示メニュ−が表
示される(ステップS140)。以上で、環境表示メニ
ュ−が表示された後の、当該メニュ−の消去および再表
示または初期メニュ−に戻るための処理手順の説明は終
了する。なお、総合環境表示メニュ−または環境評価メ
ニュ−が表示された後のメニュ−表示に関する処理手順
(ステップS150〜S154、ステップS160〜S
164)は、上述した環境表示メニュ−に関するもの
(ステップS140〜S144)と同様なので、それら
の説明は省略する。
【0036】以下、環境デ−タの表示等の処理手順につ
いて、環境表示メニュ−が表示された場合以降、メニュ
−が表示されていない場合以降、総合環境表示メニュ−
が表示された場合以降、および環境評価メニュ−が表示
された場合以降にわけて、説明する。 (1)環境表示メニュ−が表示された場合以降。
【0037】この場合の処理手順を、図11に示すフロ
ーチャートに従って、説明する。図17に示すように、
室内オブジェクトと環境表示メニュ−70が表示された
状態で(ステップS200)、被体験者が視線を移動さ
せると(ステップS210)、移動した視線に応じた室
内オブジェクトが表示され(ステップS211)、環境
デ−タが表示されている場合には(ステップS21
2)、環境デ−タについてもそのときの視線に応じたデ
−タが表示される(ステップS213)。一方、メニュ
−70は、視線の移動に拘らず、表示画面中央下部に静
止した状態で表示される。こうすることによって、被体
験者は、自由に視線を移動したとしても、メニュ−を見
失うことがない。図17に示す表示状態から、視線を天
井に転じたときの表示状態を図18に示す。
【0038】また、被体験者が、手元入力装置16の中
央ボタン41シングルクリックする(ステップS22
0)度に、メニュ−ポインタ30は図19の矢印で示す
順序に従って、メニュ−項目を一つづつ移動する(ステ
ップS221)。また、被体験者が、手元入力装置16
の中央ボタン41をダブルクリックすると(ステップS
230)、そのときポインタ30が示している項目、こ
の場合は、環境変化対象物に対応した環境デ−タを、環
境デ−タ格納部5から読み出して、そのときの視線に応
じた状態で、室内オブジェクトデ−タと重畳して表示す
る。例えば、図17に示すメニュ−状態で、手元入力装
置16の中央ボタン41を1回シングルクリックし(ス
テップS220)、ポインタを項目「気流」に移動させ
た(ステップS221)後、中央ボタン41をダブルク
リックすると(ステップS230)、「気流」に応じた
環境デ−タが表示される。表示画面の一例を図20に示
す。このとき、エアコンスイッチ54sを点灯表示させ
てもよい。そうすることによって、被体験者は、エアコ
ンが作動していることが確実に認識することができる。
【0039】また、ある環境デ−タが表示され、その環
境デ−タの環境変化対象物を示す項目の上にポインタが
ある状態で、手元入力装置16の左ボタン42を押下す
ると(ステップS240)、その環境デ−タの表示が消
去される(ステップS241)。 (2)メニュ−が表示されていない場合以降。
【0040】この場合の処理手順を、図12に示すフロ
ーチャートに従って、説明する。図15に示すように、
室内オブジェクトが表示された状態で(ステップS30
0)、被体験者が視線を移動させると(ステップS31
0)、そのときの視線に応じた室内オブジェクトが表示
され(ステップS311)、環境デ−タが表示されてい
る場合には(ステップS312)、環境デ−タについて
もそのときの視線に応じたデ−タが表示される(ステッ
プS313)。図15の表示状態から、視線を天井に転
じたときの表示画面例を図21(a)に示す。
【0041】このとき、被体験者の視線すなわち表示画
面の中央部が、操作対象領域にはいっている場合は(ス
テップS314)、処理はステップS317に進み、そ
の操作対象領域に対応する環境変化対象物(名)を、操
作対象記憶領域81に記憶し、その環境変化対象物に対
応するスイッチを点滅させる(ステップS318)。こ
こでは、図21(a)に示すように、被体験者の視線e
が、点線で示すシャンデリア51の操作対象領域51r
に入っているので(ステップS314)、図22に示す
ように、対応する環境変化対象物名「シャンデリア」を
環境変化対象物記憶領域81に記憶し、シャンデリアス
イッチ51sを点滅させる(ステップS318)。な
お、図21(a)における、操作対象領域51rを示す
点線及び点は、説明のためのものであり、実際の表示画
面には表示されない。
【0042】一方、視線を移動させた結果、視線がどの
操作対象領域にも入っていない状態になった場合(ステ
ップS314)は、それまで、操作対象記憶領域81に
記憶されていた環境変化対象物(名)を消去し(ステッ
プS315)、対応するスイッチを消灯する(ステップ
S316)。また、被体験者が手元入力装置16の中央
ボタン41のダブルクリックにより環境デ−タの表示指
示をおこなったとすると(ステップS320)、環境変
化対象物記憶領域81に環境変化対象物(名)が記憶さ
れている場合には(ステップS321)、対応する環境
デ−タを表示し(ステップS322)、対応するスイッ
チを点滅表示から点灯表示に切り換える(ステップS3
23)。一方、環境変化対象物記憶領域81に環境変化
対象物(名)が記憶されていない場合には(ステップS
321)、なんの処理も行わない。ここでは、図21
(a)に示すような表示状態で、被体験者が手元入力装
置16の中央ボタン41のダブルクリックにより環境デ
−タの表示指示をおこなったとすると(ステップS32
0)、環境変化対象物記憶領域81に記憶されている環
境変化対象物(名)シャンデリアに対応した環境デ−タ
が表示され(ステップS322)、シャンデリアスイッ
チ51sが点滅から点灯に変わる(ステップS32
3)。このときの、表示画面例を図21(b)に示す。
【0043】また、ある環境デ−タが表示され、その環
境デ−タの環境変化対象物(名)が環境変化対象物記憶
領域81に記憶されている状態で、手元入力装置16の
左ボタン42を押下すると(ステップS330)、その
環境デ−タの表示が消去され(ステップS332)対応
するスイッチを点灯表示から点滅表示に変更される。 (3)総合環境表示メニュ−が表示された場合以降。
【0044】この場合の処理手順を、図13に示すフロ
ーチャートに従って、説明する。図23に示すように、
室内オブジェクトと総合環境表示メニュ−80が表示さ
れた状態で(ステップS500)、被体験者が視線を移
動させると(ステップS510)、移動した視線に応じ
た室内オブジェクトが表示され(ステップS511)、
環境デ−タが表示されている場合には(ステップS51
2)、環境デ−タについてもそのときの視線に応じたデ
−タが表示される(ステップS513)。一方、メニュ
−80は、視線の移動に拘らず、表示画面中央下部に静
止した状態で表示される。こうすることによって、被体
験者は、自由に視線を移動したとしても、メニュ−を見
失うことがない。
【0045】また、被体験者が、手元入力装置16の中
央ボタン41シングルクリックする(ステップS52
0)度に、メニュ−ポインタ30は図24の矢印で示す
順序に従って、メニュ−項目を一つづつ移動する(ステ
ップS521)。また、被体験者が、手元入力装置16
の中央ボタン41をダブルクリックすると(ステップS
530)、そのときポインタ30が示している項目、こ
の場合は環境条件(名)であるが、その環境条件を構成
する環境変化対象物(名)を総合環境テ−ブル7から
得、その環境変化対象物に対応した環境デ−タを、環境
デ−タ格納部5から読み出して、そのときの視線に応じ
た状態で、室内オブジェクトデ−タと重畳して表示し
(ステップS531)、その環境変化対象物に対応した
スイッチを点灯する(ステップS532)。例えば、図
23に示すメニュ−状態で、手元入力装置16の中央ボ
タン41をダブルクリックすると(ステップS53
0)、総合環境テ−ブル7から、環境条件「団らん」を
構成する環境変化対象物(名)エアコン、シャンデリア
を得、エアコン、シャンデリアに対応した環境デ−タ
を、環境デ−タ格納部5から読み出して、そのときの視
線に応じた状態で、室内オブジェクトデ−タと重畳して
表示し(ステップS531)、エアコンスイッチとシャ
ンデリアスイッチを点灯する(ステップS532)。表
示画面の一例を図25に示す。
【0046】また、ある総合環境デ−タが表示され、そ
の環境条件(名)を表す項目の上にポインタがある状態
で、手元入力装置16の左ボタン42を押下すると(ス
テップS540)、その総合環境デ−タの表示が消去さ
れ(ステップS541)、対応するスイッチが消灯され
る(ステップS542)。 (4)環境評価メニュ−が表示された場合以降。
【0047】この場合の処理手順を、図14に示すフロ
ーチャートに従って、説明する。図26に示すように、
室内オブジェクトと環境評価メニュ−90が表示された
状態で(ステップS400)、被体験者が視線を移動さ
せると(ステップS410)、移動した視線に応じた室
内オブジェクトが表示され(ステップS411)、環境
デ−タが表示されている場合には(ステップS41
2)、環境デ−タについてもそのときの視線に応じたデ
−タが表示される(ステップS413)。一方、メニュ
−90は、視線の移動に拘らず、表示画面中央下部に静
止した状態で表示される。こうすることによって、被体
験者は、自由に視線を移動したとしても、メニュ−を見
失うことがない。
【0048】また、被体験者が、手元入力装置16の中
央ボタン41シングルクリックする(ステップS42
0)度に、メニュ−ポインタ30は、図27の矢印で示
す順序に従って、メニュ−項目を一つづつ移動する(ス
テップS421)。また、被体験者が、手元入力装置1
6の中央ボタン41をダブルクリックすると(ステップ
S430)、そのときポインタ30が示している項目、
この場合は環境条件(名)であるが、環境評価テ−ブル
8から、その環境条件に対応する光・音・熱に関する評
価デ−タ値を読み出し、読み出した評価デ−タ値とその
ときに表示されている環境デ−タの所定の場所のデ−タ
値とを比較し、その評価結果を室内オブジェクトデ−タ
と重畳して表示する。例えば、図28に示すように、シ
ャンデリア51とエアコン54とフロントスピ−カ57
のスイッチが入り、メニュ−ポインタ30が「ビデオ鑑
賞」の位置にある状態で、手元入力装置16の中央ボタ
ン41をダブルクリックしたとすると(ステップS43
0)、環境評価テ−ブル8から、その環境条件「ビデオ
鑑賞」に対応する光・音・熱に関する評価デ−タ値を読
み出し、読み出した評価デ−タ値とそのときに表示され
ている環境デ−タの所定の場所、例えば部屋の中央で床
から50cmの所のデ−タ値とを比較し、その評価結果
を室内オブジェクトデ−タと重畳して表示する。表示結
果の一例を図29に示す。
【0049】また、ある評価結果が表示され、その評価
結果に対応する環境条件名を表す項目の上にポインタが
ある状態で、手元入力装置16の左ボタン42を押下す
ると(ステップS440)、その評価結果の表示が消去
される(ステップS441)。
【0050】
【発明の効果】以上、請求項1の発明に係る環境擬似体
験装置によれば、立体表示装置に表示される環境メニュ
−と手元入力装置によって、所望する対象物名が選択さ
れ、選択された対象物名に対応する環境デ−タが表示さ
れるので、環境解析の結果表示のための操作が非常に簡
単であり、したがって、擬似体験装置に不慣れな者であ
っても、その操作方法の修得が容易に行える。
【0051】また、請求項2の発明に係る環境擬似体験
装置によれば、立体表示装置に空間デ−タが表示され、
被体験者が環境変化対象物またはその近傍に視線を向け
た状態で、手元入力装置を操作すると、前記環境変化対
象物に対応する環境デ−タが表示されるので、環境解析
の結果表示のための操作が非常に簡単であり、したがっ
て、擬似体験装置に不慣れな者であっても、その操作方
法の修得が容易に行える。
【0052】また、請求項3の発明に係る環境擬似体験
装置によれば、立体表示装置に表示される総合環境表示
メニュ−から目的とする環境条件を選択すると、その環
境条件を実現するのに必要な環境デ−タがすべて表示さ
れるので、環境解析の結果を総合的に確認することがで
きる。また、請求項4の発明に係る環境擬似体験装置に
よれば、立体表示装置に空間デ−タと環境デ−タが表示
された状態で、手元入力装置によって評価指示をする
と、音・光・熱等の環境変更要素の寄与度合を記載した
評価テ−ブル内のデ−タと前記環境デ−タの所定の位置
でのデ−タ値との比較結果が表示されるので、環境解析
の結果を総合的に評価することができる。
【0053】また、請求項5の発明に係る環境擬似体験
装置によれば、立体表示装置に空間デ−タと環境デ−タ
が表示された状態で、手元入力装置によって評価指示を
すると、音・光・熱等の環境変更要素の寄与度合を記載
した評価テ−ブル内のデ−タと前記環境デ−タの所定の
位置でのデ−タ値との比較結果が表示されるので、環境
解析の結果を総合的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る環境擬似体験装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における、操作対象認識領域格納部の
内容を示す図である。
【図3】同実施例における、総合環境テ−ブルの内容を
示す図である。
【図4】同実施例における、環境評価テ−ブルの内容を
示す図である。
【図5】(a)は、同実施例における、初期メニュ−を
示す図である。(b)は、同実施例における、環境表示
メニュ−を示す図である。
【図6】(a)は、同実施例における、総合環境表示メ
ニュ−を示す図である。(b)は、同実施例における、
評価メニュ−を示す図である。
【図7】同実施例における、ポインタ形状記憶部の記憶
内容を示す図である。
【図8】同実施例における、一時記憶部の内容を示す図
である。
【図9】同実施例における、手元入力装置を示す図であ
る。
【図10】同実施例における、本装置の処理手順を示す
フローチャートである。
【図11】同実施例における、本装置の処理手順を示す
フローチャートである。
【図12】同実施例における、本装置の処理手順を示す
フローチャートである。
【図13】同実施例における、本装置の処理手順を示す
フローチャートである。
【図14】同実施例における、本装置の処理手順を示す
フローチャートである。
【図15】同実施例における、頭部搭載型ディスプレイ
の画面表示の一例を示す図である。
【図16】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図17】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図18】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図19】同実施例における、メニュ−上のポインタ移
動の説明のための図である。
【図20】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図21】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、頭部搭載型ディスプレイの画面
表示の一例を示す図である。
【図22】同実施例における、一時記憶部の記憶状態の
一例を示す図である。
【図23】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図24】同実施例における、メニュ−上のポインタ移
動の説明のための図である。
【図25】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図26】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図27】同実施例における、メニュ−上のポインタ移
動の説明のための図である。
【図28】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図29】(a)は、同実施例における、頭部搭載型デ
ィスプレイの画面表示の一例を示す図である。(b)
は、同実施例における、メニュ−の表示状態の一例を示
す図である。
【図30】(a)は、従来技術の擬似体験装置におけ
る、画面表示の一例を示す図である。(b)は、従来技
術の擬似体験装置における、画面表示の一例を示す図で
ある。
【図31】(a)は、従来技術の擬似体験装置におけ
る、画面表示の一例を示す図である。(b)は、従来技
術の擬似体験装置における、画面表示の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 頭部搭載型ディスプレイ 2 ヘッドフォン 3 メッシュ座標デ−タ格納部 4 室内オブジェクト形状デ−タ格納部 5 環境デ−タ格納部 6 操作対象認識領域格納部 7 総合環境テ−ブル 8 環境評価テ−ブル 9 メニュ−格納部 10 ポインタ形状記憶部 11 音源装置 12 一時記憶部 13 磁場発生装置 14 磁気センサ− 15 磁気センサユニット 16 手元入力装置 17 音声制御部 18 表示制御部 19 プログラム格納部 20 CPU

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被体験者の頭部に取り付けられて使用さ
    れる立体表示装置と、 立体表示装置の表示対象となる空間の3次元デ−タを格
    納する空間デ−タ格納手段と、 被体験者の頭部の位置及び向きを検出する検出手段と、 検出結果から定まる被体験者の視点位置をもとに所定の
    空間デ−タを選択し立体表示装置に表示させる第1の表
    示制御手段と、 表示対象空間の背景に存する装置、機器等の環境変化対
    象物の作動環境に関するデ−タを格納する環境デ−タ格
    納手段と、 前記環境変化対象物と対応する対象物名からなる環境表
    示メニュ−を格納する表示メニュ−格納手段と、 前記環境表示メニュ−を立体表示装置の表示領域内の所
    定位置に空間デ−タと重畳しかつ検出結果に拘らず静止
    して表示する第2の表示制御装置と、 手元操作によって、前記立体表示装置に表示されている
    環境表示メニュ−から所望する対象物名を選択する手元
    入力装置と、 手元入力装置による選択が行われると、選択された対象
    物名に対応する環境デ−タを環境デ−タ格納手段から読
    み出し、空間デ−タと重畳して立体表示装置にて表示す
    る第3の表示制御装置と、 を備えたことを特徴とする環境擬似体験装置。
  2. 【請求項2】 被体験者の頭部に取り付けられて使用さ
    れる立体表示装置と、 立体表示装置の表示対象となる空間の3次元デ−タを格
    納する空間デ−タ格納手段と、 被体験者の頭部の位置及び向きを検出する検出手段と、 検出結果から定まる被体験者の視点位置をもとに所定の
    空間デ−タを選択し立体表示装置に表示させる第1の表
    示制御手段と、 表示対象空間の背景に存する装置、機器等の環境変化対
    象物の作動環境に関するデ−タを格納する環境デ−タ格
    納手段と、 検出手段の検出結果に従い、被体験者の視線上若しくは
    その近傍において表示されている環境変化対象物を操作
    対象に選定する操作対象物選定手段と、 手元入力装置と、 手元入力装置が操作されると、操作対象に選定した対象
    物の環境デ−タを環境デ−タ格納手段から読み出し、空
    間デ−タと重畳して表示させる第2の表示制御装置と、 を備えることを特徴とする環境擬似体験装置。
  3. 【請求項3】 被体験者の頭部に取り付けられて使用さ
    れる立体表示装置と、 立体表示装置の表示対象となる空間の3次元デ−タを格
    納する空間デ−タ格納手段と、 被体験者の頭部の位置及び向きを検出する検出手段と、 検出結果から定まる被体験者の視点位置をもとに所定の
    空間デ−タを選択し立体表示装置に表示させる第1の表
    示制御手段と、 表示対象空間の背景に存する装置、機器等の環境変化対
    象物の作動環境に関するデ−タを格納する環境デ−タ格
    納手段と、 被体験者が要望する環境条件と、環境条件を実現するの
    に必要な1又は2以上の環境デ−タとの組み合わせを記
    載した総合環境テ−ブルと、 前記総合環境テ−ブルに記載されている各環境条件の名
    称を表示内容とする総合環境表示メニュ−を格納する総
    合環境表示メニュ−格納手段と、 前記総合環境表示メニュ−を立体表示装置の表示領域内
    の所定位置に空間デ−タと重畳しかつ検出結果に拘らず
    静止して表示する第2の表示制御装置と、 手元操作によって、前記立体表示装置に表示されている
    総合環境表示メニュ−から目的とする環境条件を選択す
    る手元入力装置と、 目的とする環境条件が選択されると、総合環境テ−ブル
    を参照して、その環境条件を実現するのに必要な環境デ
    −タ名を求め、環境デ−タ格納手段から対象とする全て
    の環境デ−タを読み出し、空間デ−タと重畳して立体表
    示装置にて表示する第3の表示制御装置と、 を備えたことを特徴とする環境擬似体験装置。
  4. 【請求項4】 各環境条件毎に音・光・熱等の環境変更
    要素の寄与度合を記載している評価テ−ブルと、 手元入力装置による評価指示があると、そのとき表示し
    ている環境デ−タの所定位置におけるデ−タ値と前記評
    価テ−ブル内のデ−タと比較する評価比較手段と、 比較結果を表示する第4の表示制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の環境擬似体験
    装置。
  5. 【請求項5】 各環境条件毎に音・光・熱等の環境変更
    要素の寄与度合を記載している評価テ−ブルと、 手元入力装置による評価指示があると、そのとき表示し
    ている環境デ−タの所定位置におけるデ−タ値と前記評
    価テ−ブル内のデ−タと比較する評価比較手段と、 比較結果を表示する第3の表示制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項2記載の環境擬似体験
    装置。
  6. 【請求項6】 前記空間デ−タが住宅の一室内における
    3次元デ−タであり、前記環境変化対象物が当該室内に
    装備される照明器具、冷暖房器具,視覚・聴覚装置等の
    電気器具であることを特徴とする請求項1〜5いずれか
    1項に記載の環境擬似体験装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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