JPH08263693A - 三次元多角形描画方式 - Google Patents

三次元多角形描画方式

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JPH08263693A
JPH08263693A JP7093048A JP9304895A JPH08263693A JP H08263693 A JPH08263693 A JP H08263693A JP 7093048 A JP7093048 A JP 7093048A JP 9304895 A JP9304895 A JP 9304895A JP H08263693 A JPH08263693 A JP H08263693A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隠面消去処理のためのz値の算出における計
算誤差に起因して生じていた描画上の掠れを低減させ
る。 【構成】 ピクセル集合統合部21は、カレント描画多
角形に包含されるピクセルをスキャンライン方向に包括
ピクセル数毎のピクセル集合として統合し、各ピクセル
集合の中の代表ピクセルを設定する。z値算出部22
は、各ピクセル集合の代表ピクセルのz値を求め、ピク
セル集合に属する全てのピクセルのz値を代表ピクセル
のz値と同一の値に設定する。z値比較手段3は、z値
格納手段5に格納されている各ピクセルのz値と、カレ
ント描画多角形に包含される各ピクセルのz値とを、ピ
クセル単位で比較する。描画制御手段4は、その比較結
果と隠面条件とを照合し、カレント描画多角形に包含さ
れる各ピクセルに関してカレント描画多角形を描画すべ
きか否かの判断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次元の表示領域に対
して三次元的な描画(表示)を行う三次元描画システム
において多角形を描画する三次元多角形描画方式に関
し、特に隠面消去処理を行う三次元多角形描画方式に関
する。なお、本願明細書では、三次元多角形描画方式に
おける描画対象の多角形は台形であることを前提として
説明を行う。ただし、台形以外の複雑な多角形について
も、台形分割処理や台形近似処理によって台形の集合と
して処理することができるので、本発明の三次元多角形
描画方式における描画対象の多角形が台形に限られるも
のでないことはいうまでもない。
【0002】
【従来の技術】従来の三次元多角形描画方式において隠
面消去処理が行われる場合には、表示領域における全ピ
クセルの各々の深さ値(奥行き値。以下、「z値」とい
う)を格納するz値格納手段(zバッファ)が設けら
れ、以下のような処理が行われていた(図6参照)。
【0003】 現時点で描画対象となっている多角形
(以下、「カレント描画多角形」という)の左辺と各ス
キャンラインとの交点に位置するピクセル(以下、カレ
ント描画多角形についての当該各スキャンラインの「左
端点ピクセル」という)のz値(図6中のza)と、カ
レント描画多角形の右辺と各スキャンラインとの交点に
位置するピクセル(以下、カレント描画多角形について
の当該各スキャンラインの「右端点ピクセル」という)
のz値(図6中のzb)とが、カレント描画多角形が存
在する全スキャンラインについて求められる。
【0004】 カレント描画多角形に包含される各ピ
クセルのz値が、で求められたz値(図6中のzaお
よびzb)に基づいて、以下の式によって求められる。
なお、図6に示すように、算出対象のピクセルのx座標
値をxcとし、算出されるz値をzcとする。 zc=za+{(zb−za)/(xb−xa)}×
(xc−xa)
【0005】 およびによって求められた各ピク
セルのz値と、z値格納手段内の当該各ピクセルのz値
(当該各ピクセルの座標位置と同じ座標位置におけるz
値格納手段内のz値)とが比較される。
【0006】 の比較結果と隠面条件とが照合され
て、その照合結果に基づいて隠面消去処理が行われる。
すなわち、カレント描画多角形の各ピクセルのz値がz
値格納手段内の当該各ピクセルのz値よりも深い位置を
示している場合には、そのピクセルに関してはカレント
描画多角形の描画は行われない(両方のz値が等しい場
合にカレント描画多角形の描画を行うか否かは隠面条件
による)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の三次元
多角形描画方式では、隠面消去処理のためのカレント描
画多角形に関するz値の作成(算出)がピクセル単位で
行われているので、複数の多角形が深さ方向に関して近
接する部分での誤った隠面消去処理の態様として、「表
示領域のスキャンライン方向において隣接するピクセル
群において一のピクセルについてはカレント描画多角形
が他の多角形の上/下に位置すると判断されて描画/消
去されるが、当該一のピクセルの両隣の他のピクセルに
ついてはカレント描画多角形が下/上に位置すると判断
されて消去/描画される」という現象が生じるおそれが
あった。
【0008】これは、上述のz値(zc)の算出式等が
各ピクセルについて適用される場合の計算誤差に起因し
て生じるものであり、z値がほぼ同一の複数の多角形の
それぞれに関する計算誤差が隣接するピクセルの各々で
異なる影響を及ぼすことによって生じるものである。
【0009】従来の三次元多角形描画方式では、隠面消
去処理において生じる上述のような現象に起因して、複
数の多角形が深さ方向に関して近接する部分で掠れたよ
うな描画が生じるという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上述の点に鑑み、隠面消
去処理のためのz値の算出における計算誤差に起因して
生じていた描画上の掠れを低減させることができる三次
元多角形描画方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の三次元多角形描
画方式は、三次元描画システムにおいて隠面消去処理を
行って多角形を描画する三次元多角形描画方式におい
て、表示領域に多角形を表示する表示手段と、カレント
描画多角形のx座標値,y座標値および色値を含む描画
データを作成する描画データ作成手段と、表示領域の全
ピクセルの各々のz値として、その時点において最も上
に位置する多角形に包含されるピクセルのz値を格納す
るz値格納手段と、カレント描画多角形に包含されるピ
クセルをスキャンライン方向に包括ピクセル数毎のピク
セル集合として統合し、各ピクセル集合の中の代表ピク
セルを設定するz値作成手段内のピクセル集合統合部
と、前記ピクセル集合統合部により設定された各ピクセ
ル集合の代表ピクセルのz値を求め、ピクセル集合に属
する全てのピクセルのz値を代表ピクセルのz値と同一
の値に設定するz値作成手段内のz値算出部と、前記z
値格納手段に格納されている各ピクセルのz値と前記z
値作成手段で作成されたカレント描画多角形に包含され
る各ピクセルのz値とをピクセル単位で比較してその比
較結果を作成するz値比較手段と、前記z値比較手段に
よって作成された比較結果と隠面条件とを照合してカレ
ント描画多角形に包含される各ピクセルに関してカレン
ト描画多角形を描画すべきか否かの判断を行い、描画す
べきと判断したピクセルについて前記描画データ作成手
段で作成された描画データの前記表示手段への出力,お
よび前記z値作成手段で作成されたz値の前記z値格納
手段への出力を行う描画制御手段とを有する。
【0012】
【作用】本発明の三次元多角形描画方式では、表示手段
が表示領域に多角形を表示し、描画データ作成手段がカ
レント描画多角形のx座標値,y座標値および色値を含
む描画データを作成し、z値格納手段が表示領域の全ピ
クセルの各々のz値としてその時点において最も上に位
置する多角形に包含されるピクセルのz値を格納し、z
値作成手段内のピクセル集合統合部がカレント描画多角
形に包含されるピクセルをスキャンライン方向に包括ピ
クセル数毎のピクセル集合として統合し各ピクセル集合
の中の代表ピクセルを設定し、z値作成手段内のz値算
出部がピクセル集合統合部により設定された各ピクセル
集合の代表ピクセルのz値を求めピクセル集合に属する
全てのピクセルのz値を代表ピクセルのz値と同一の値
に設定し、z値比較手段がz値格納手段に格納されてい
る各ピクセルのz値とz値作成手段で作成されたカレン
ト描画多角形に包含される各ピクセルのz値とをピクセ
ル単位で比較してその比較結果を作成し、描画制御手段
がz値比較手段によって作成された比較結果と隠面条件
とを照合してカレント描画多角形に包含される各ピクセ
ルに関してカレント描画多角形を描画すべきか否かの判
断を行い描画すべきと判断したピクセルについて描画デ
ータ作成手段で作成された描画データの表示手段への出
力,およびz値作成手段で作成されたz値のz値格納手
段への出力を行う。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の三次元多角形描画方式の
一実施例の構成を示すブロック図である。
【0015】本実施例の三次元多角形描画方式は、描画
データ作成手段1と、z値作成手段2と、z値比較手段
3と、描画制御手段4と、z値格納手段5と、表示手段
6とを含んで構成されている。なお、z値作成手段2
は、ピクセル集合統合部21と、z値算出部22とを含
んで構成されている。
【0016】図2は、本実施例の三次元多角形描画方式
の処理を示す流れ図である。この処理は、描画データ作
成ステップ201と、z値作成ステップ202と、z値
比較結果作成ステップ203と、隠面条件判断ステップ
204と、z値および色値出力ステップ205とからな
る。
【0017】図3は、z値作成ステップ202の詳細な
処理を示す流れ図である。この処理は、全スキャンライ
ン終了判定ステップ300と、zaおよびzb算出ステ
ップ301と、ピクセル集合統合ステップ302と、代
表ピクセル設定ステップ303と、zc算出ステップ3
04と、全ピクセルz値設定ステップ305と、z値補
正ステップ306とからなる。
【0018】図4は、本実施例の三次元多角形描画方式
におけるz値作成手段2の処理を説明するための図であ
る。
【0019】図5(a)および(b)は、z値作成手段
2の処理のバリエーションを説明するための図である。
【0020】次に、このように構成された本実施例の三
次元多角形描画方式の動作について説明する。
【0021】z値格納手段5は、表示手段6における表
示領域の全ピクセルの各々のz値を格納している。z値
格納手段5内の各ピクセルのz値としては、その時点に
おいて最も上に位置する多角形に包含されるピクセルの
z値が格納されている。なお、本実施例では、z値の値
は、大きいほど上の位置(浅い位置)を示しているもの
とする。
【0022】また、本実施例が適用される三次元描画シ
ステムでは、カレント描画多角形を構成するピクセルの
z値がその時点におけるz値格納手段5内の当該ピクセ
ルのz値よりも大きい場合には、当該ピクセルに関する
描画を行い、そのz値を新たなz値格納手段5内のz値
とするものとする。すなわち、「以前に描画した多角形
よりz値が小さいか等しい場合にカレント描画多角形を
描画しない」という隠面条件が設定されているものとす
る。
【0023】描画データ作成手段1は、カレント描画多
角形に包含される各ピクセルのx座標値,y座標値およ
び色値を含む描画データを作成する(ステップ20
1)。このような描画データの作成処理は、従来技術に
おける処理と同様のものである。
【0024】z値作成手段2は、以下の〜に示すよ
うにしてカレント描画多角形を構成する各ピクセルのz
値を作成する(図3および図4参照)。なお、以下の処
理は、カレント描画多角形が存在する各スキャンライン
について繰り返される処理である(ステップ300参
照)。
【0025】 z値算出部22は、カレント描画多角
形の左辺と処理対象のスキャンラインとの交点に位置す
るピクセル(左端点ピクセル)のz値(図4中のza)
と、カレント描画多角形の右辺と当該スキャンラインと
の交点に位置するピクセル(右端点ピクセル)のz値
(図4中のzb)とを求める(ステップ301)。な
お、このようなz値の算出処理は、従来技術における処
理と同様のものである。
【0026】 ピクセル集合統合部21は、カレント
描画多角形が存在する領域に関し、当該スキャンライン
について、x座標値が0のピクセルから包括ピクセル数
(あらかじめ与えられている任意のピクセル数)毎にピ
クセル集合を抽出して統合する(ステップ302)。す
なわち、カレント描画多角形のスキャンライン方向の各
ピクセル集合を、表示領域の原点を基準として、包括ピ
クセル数毎に区切ることによって求める。ここで、左端
点ピクセルを含むピクセル集合を「左端ピクセル集合」
といい、右端点ピクセルを含むピクセル集合を「右端ピ
クセル集合」といい、左端ピクセル集合と右端ピクセル
集合との間に存在するピクセル集合を「中間ピクセル集
合」という。
【0027】 また、ピクセル集合統合部21は、各
ピクセル集合の代表ピクセルを当該各ピクセル集合の左
端のピクセルに設定する(ステップ303)。
【0028】 z値算出部22は、各中間ピクセル集
合の代表ピクセルのz値を以下に示す式(「中間ピクセ
ルz値算出式」という)に基づいて算出する(ステップ
304)。なお、算出対象の中間ピクセル集合の代表ピ
クセルのx座標値をxcとし、算出されるz値をzcと
し、左端ピクセル集合の代表ピクセルのx座標値をx
a′とし、右端ピクセル集合の代表ピクセルのx座標値
をxb′とする。 zc=za+{(zb−za)/(xb′−xa′)}
×(xc−xa′)
【0029】 また、z値算出部22は、各ピクセル
集合に属する全てのピクセルのz値を当該各ピクセル集
合の代表ピクセルのz値と同一の値に設定する(ステッ
プ305)。ここで、左端ピクセル集合の代表ピクセル
のz値を左端点ピクセルのz値であるzaとみなし、右
端ピクセル集合の代表ピクセルのz値を右端点ピクセル
のz値であるzaとみなすものとする。これにより、左
端ピクセル集合に属する全てのピクセルのz値が左端点
ピクセルのz値と同一の値に設定され、右端ピクセル集
合に属する全てのピクセルのz値が右端点ピクセルのz
値と同一の値に設定され、中間ピクセル集合に属する全
てのピクセルのz値がステップ304で求められた当該
中間ピクセル集合の代表ピクセルのz値と同一の値に設
定される。
【0030】 さらに、z値算出部22は、左端ピク
セル集合において左端点ピクセルよりも左側に存在する
ピクセルおよび右端ピクセル集合において右端点ピクセ
ルよりも右側に存在するピクセルのz値を「多角形が存
在しないことを示す情報」(ここでは、0)に補正する
(ステップ306)。
【0031】なお、包括ピクセル数の値は経験則的に、
例えば、図4に示すように、「5」という数値が考えら
れる。
【0032】z値比較手段3は、z値作成手段2によっ
て上述のようにして作成されたカレント描画多角形に包
含される各ピクセルのz値(zsとする)とz値格納手
段5に格納されている当該各ピクセルのz値(zdとす
る)とを比較し、その比較結果(「zs>zd」,「z
s=zd」または「zs<zd」)を作成する(ステッ
プ203)。
【0033】描画制御手段4は、z値比較手段3によっ
て作成された各ピクセルについての比較結果と隠面条件
とを照合し、当該各ピクセルに関してカレント描画多角
形を描画すべきか否かを判断する(ステップ204)。
【0034】描画制御手段4は、ステップ204で「隠
面条件に照らしてカレント描画多角形を描画すべきであ
る」と判断したピクセル(比較結果が「zs>zd」で
あるピクセル)についてのみ、ステップ202で作成さ
れたz値をz値格納手段5に出力し、ステップ201で
作成された描画データ(色値)を表示手段6に出力する
(ステップ205)。
【0035】z値格納手段5は、ステップ205で受け
取ったz値を新たなz値として格納する。また、表示手
段6は、ステップ205で受け取った描画データに基づ
いて、表示領域へのカレント描画多角形の描画(表示)
を行う。
【0036】なお、上述の動作説明においては、表示領
域の全ピクセルを単位として、z値の作成(図2中のス
テップ202および図3参照)やz値・色値の出力(図
2中のステップ205参照)等が行われるものとした。
しかし、本実施例、ひいては本発明の動作の態様がこの
ような態様に限られるものではなく、各ピクセルを単位
として(ピクセル毎に)、z値の作成やz値・色値の出
力(出力しないという認識も含む)等が行われるように
することも可能なことはいうまでもない。
【0037】以上のように、各ピクセルのz値をピクセ
ル集合単位で作成(算出)すると、ピクセル単位でz値
を作成する場合に比べて、z値の算出精度は落ちる可能
性があるが、誤った隠面消去処理の態様として「表示領
域のスキャンライン方向において隣接するピクセル群に
おいて一のピクセルについはカレント描画多角形が他の
多角形の上/下に位置すると判断されて描画/消去され
るが、当該一のピクセルの両隣の他のピクセルについて
はカレント描画多角形が下/上に位置すると判断されて
消去/描画される」という現象が生じにくくなる。した
がって、複数の多角形が深さ方向に関して近接する部分
で掠れたような描画が生じるおそれが少なくなる。
【0038】なお、包括ピクセル数を、システム(本実
施例の三次元多角形描画方式が適用される三次元描画シ
ステム)の固有値としてあらかじめ設定しておくのでは
なく、ユーザ等によって外部からz値作成手段2に指定
できるようにすることも可能である。これにより、描画
対象に応じて適切な包括ピクセル数を設定することがで
き、例えばz値の算出精度の高さと掠れの低減との双方
を考量して適切な包括ピクセル数を設定することが可能
となる。
【0039】ところで、z値作成手段2の処理(ピクセ
ル集合の統合や代表ピクセルの設定の取扱い等)に関し
ては、以下のおよびに示すようなバリエーションが
考えられる(図5(a)および(b)参照)。
【0040】 図5(a)に示すように、各ピクセル
集合において、左端以外のピクセル(右端のピクセルや
中央のピクセル)を代表ピクセルとする。
【0041】 図5(b)に示すように、ピクセル集
合を左端点ピクセルから包括ピクセル数毎に区切って求
める。すなわち、左端点ピクセルを基準として各スキャ
ンラインにおける包括ピクセル数毎のピクセル集合の統
合を行う。なお、この場合には、各ピクセル集合の代表
ピクセルを当該各ピクセル集合における左端のピクセル
に設定する。また、左端ピクセル集合に関しては、図3
中のステップ306における補正が不要になる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、三次元描
画システムで多角形の描画を行う場合に、隠面消去処理
で使用されるz値の作成(算出)を任意のピクセル数
(包括ピクセル数)単位で行うことにより、z値の算出
における計算誤差に起因する描画上の掠れを低減させる
ことができるという効果を有する。
【0043】なお、包括ピクセル数をユーザ等が外部か
ら指定できるようにすることにより、描画対象に応じて
上記効果を適切に達成できるようにすることが可能とな
る。例えば、z値の算出精度の高さと掠れの低減との双
方を考量して、適切な包括ピクセル数を設定することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三次元多角形描画方式の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す三次元多角形描画方式の処理を示す
流れ図である。
【図3】図2中のz値作成ステップの詳細な処理を示す
流れ図である。
【図4】図1中のz値作成手段の処理を説明するための
図である。
【図5】図1中のz値作成手段の処理のバリエーション
を説明するための図である。
【図6】従来の三次元多角形描画方式におけるz値作成
処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 描画データ作成手段 2 z値作成手段 3 z値比較手段 4 描画制御手段 5 z値格納手段 6 表示手段 21 ピクセル集合統合部 22 z値算出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元描画システムにおいて隠面消去処
    理を行って多角形を描画する三次元多角形描画方式にお
    いて、 表示領域に多角形を表示する表示手段と、 カレント描画多角形のx座標値,y座標値および色値を
    含む描画データを作成する描画データ作成手段と、 表示領域の全ピクセルの各々のz値として、その時点に
    おいて最も上に位置する多角形に包含されるピクセルの
    z値を格納するz値格納手段と、 カレント描画多角形に包含されるピクセルをスキャンラ
    イン方向に包括ピクセル数毎のピクセル集合として統合
    し、各ピクセル集合の中の代表ピクセルを設定するz値
    作成手段内のピクセル集合統合部と、 前記ピクセル集合統合部により設定された各ピクセル集
    合の代表ピクセルのz値を求め、ピクセル集合に属する
    全てのピクセルのz値を代表ピクセルのz値と同一の値
    に設定するz値作成手段内のz値算出部と、 前記z値格納手段に格納されている各ピクセルのz値と
    前記z値作成手段で作成されたカレント描画多角形に包
    含される各ピクセルのz値とをピクセル単位で比較して
    その比較結果を作成するz値比較手段と、 前記z値比較手段によって作成された比較結果と隠面条
    件とを照合してカレント描画多角形に包含される各ピク
    セルに関してカレント描画多角形を描画すべきか否かの
    判断を行い、描画すべきと判断したピクセルについて前
    記描画データ作成手段で作成された描画データの前記表
    示手段への出力,および前記z値作成手段で作成された
    z値の前記z値格納手段への出力を行う描画制御手段と
    を有することを特徴とする三次元多角形描画方式。
  2. 【請求項2】 表示領域の原点を基準として各スキャン
    ラインにおける包括ピクセル数毎のピクセル集合の統合
    を行い、代表ピクセルをピクセル集合の左端のピクセル
    に設定するピクセル集合統合部と、 各中間ピクセル集合の代表ピクセルのz値を中間ピクセ
    ル集合z値算出式に基づいて算出し、左端ピクセル集合
    において左端点ピクセルよりも左側に存在するピクセル
    のz値および右端ピクセル集合において右端点ピクセル
    よりも右側に存在するピクセルのz値を多角形が存在し
    ないことを示す情報に補正するz値算出部とを備えるz
    値作成手段を有することを特徴とする請求項1記載の三
    次元多角形描画方式。
  3. 【請求項3】 代表ピクセルをピクセル集合の左端のピ
    クセルの代わりに右端のピクセルおよび中央のピクセル
    のいずれかに設定するピクセル集合統合部を有すること
    を特徴とする請求項2記載の三次元多角形描画方式。
  4. 【請求項4】 左端点ピクセルを基準として各スキャン
    ラインにおける包括ピクセル数毎のピクセル集合の統合
    を行い、代表ピクセルをピクセル集合の左端のピクセル
    に設定するピクセル集合統合部と、 各中間ピクセル集合の代表ピクセルのz値を中間ピクセ
    ル集合z値算出式に基づいて算出し、右端ピクセル集合
    において右端点ピクセルよりも右側に存在するピクセル
    のz値を多角形が存在しないことを示す情報に補正する
    z値算出部とを備えるz値作成手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の三次元多角形描画方式。
  5. 【請求項5】 包括ピクセル数が5であることを特徴と
    する請求項1,請求項2,請求項3または請求項4記載
    の三次元多角形描画方式。
  6. 【請求項6】 包括ピクセル数を外部から指定できるこ
    とを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3または請
    求項4記載の三次元多角形描画方式。
JP7093048A 1995-03-27 1995-03-27 三次元多角形描画方式 Expired - Lifetime JP2720818B2 (ja)

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