JPH082634A - 磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置 - Google Patents

磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置

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JPH082634A
JPH082634A JP3000795A JP3000795A JPH082634A JP H082634 A JPH082634 A JP H082634A JP 3000795 A JP3000795 A JP 3000795A JP 3000795 A JP3000795 A JP 3000795A JP H082634 A JPH082634 A JP H082634A
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belt
magnetic
tooth portion
meshing
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Application number
JP3000795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Hosokawa
泰利 細川
Koji Matsuo
耕治 松尾
Shinichi Takagi
晋一 高木
Shoji Tsuji
勝爾 辻
Kenji Sugawara
謙次 菅原
Masaaki Tokunaga
雅亮 徳永
Yoshihiko Kuriyama
義彦 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状及び構造が簡単であって、且つ耐久性に
も優れた磁性噛み合いベルトおよびそれを用いた駆動装
置を提供する。 【構成】 心線6が埋設されたベルト本体1の一方の面
にベルト幅方向に延びる歯部2が突設され、他方の面に
前記歯部2と平行な凸条部3が突設され、この凸条部に
磁性部材4の凹溝13を嵌合させ、この磁性部材4を前
記ベルト本体1にリベット5等の止着部材で固定してな
る磁性噛み合いベルトであって、搬送負荷を凸条部3を
介してベルト本体1の有効幅に分散して平均的に作用さ
せるようにした。また、駆動装置は、車両に沿って走行
するレールに吸着する磁性噛み合いベルトに上述したも
のを使用して構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁石吸着を利用した搬
送用途、例えば旅客用ベルト搬送システムに用いられる
磁性噛み合いベルトであって、心線が埋設されたベルト
本体の一方の面にベルト幅方向に延びる歯部が突設さ
れ、他方の面に前記歯部と平行な磁性部材が取り付けら
れた磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置に
関し、特に耐久性に優れたものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の磁性噛み合いベルトの使用例を
旅客用ベルト搬送システムを例にして説明する。軌道の
中央に逆T字形の鉄板状のレール又は鉄鋼管を敷設し、
車両に設けられた磁性噛み合いベルトと歯付プーリとの
組合せによるコンベアがレール又は鉄鋼管に吸着しなが
ら走行するシステムである。勾配に強く、駆動のみなら
ず制動も兼ねることができ、構造簡単で小形・軽量化が
可能なシステムであるので、山岳鉄道や既存鉄道駅とを
結ぶ連絡鉄道などに適している。
【0003】このような搬送用途の磁性噛み合いベルト
としては、特開昭61−150909号公報に開示され
るものが知られている。この磁性噛み合いベルトは、ベ
ルト幅方向の中央部にベルト幅より幅狭の歯部がベルト
長手方向に一定間隔において複数設けられ、前記歯部と
反対面側で前記歯部裏面側に相当する位置毎に複数の磁
性部材がボルトで固定され、内部の全長にわたって補強
用の心線が埋設されたものである。
【0004】上述した磁性噛み合いベルトでは、磁性部
材がボルトでベルト本体に固定されているため、ベルト
本体に埋設された心線のうちボルト付近の心線が殆どの
搬送負荷を請け負っている状態になり、歯付プーリから
磁性噛み合いベルトに伝えられた動力が効率良く磁性部
材に伝わらなくなる。また、ボルトが埋設又は貫通して
いる部分のベルト本体の引き裂き、切断、ボルトの欠損
などの現象が発生しやすくなり、磁性部材の脱落が早期
に発生し耐久性に劣る。
【0005】そこで、磁性部材とベルト本体を単にボル
トで止めるのでなく、両端がL字形に折り曲げられたバ
ーを歯部に埋設し、ベルト本体から突出したバーに磁性
部材を溶接で固定したり(特公昭63−41803号公
報参照)、磁性部材自体に固定用突起を設け、この突起
に細長プレートを固定し、この細長プレートを歯部に埋
設したりして(特公平3−13445号公報参照)、磁
性部材の固定を歯部を介して行いベルト幅全体で搬送負
荷を請け負わせるものが提案されている。
【0006】また、特公平2−40009号公報のよう
に磁性部材を一端が開口した断面コの字状とし、クリッ
プの如くベルト本体の横から磁性部材を差し込んで、固
定するものも提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の如くベルト本体
の歯部にバーやプレートを埋設するものは、埋設のため
にベルト自体の製造工程が複雑になるという問題点があ
る。また、後者の如く、磁性部材をボルト本体に差し込
むものは、磁性部材とベルト本体の形状が特殊になると
いう問題点がある。いずれのものも、複雑な工程や加工
が必要になり、大量生産に適さない。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、形状及び構造が簡単であって、且つ耐久性にも
優れた磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する磁性
噛み合いベルトは、心線が埋設されたベルト本体の一方
の面にベルト幅方向に延びる歯部が突設され、他方の面
に前記歯部と平行な凸条部が突設され、この凸条部に磁
性部材の凹溝を嵌合させ、この磁性部材を前記ベルト本
体に止着部材で固定してなるものである。また、前記歯
部と前記凸条部とは前記ベルト本体の長手方向にずらさ
れて突設されているものが好ましい。また、前記ベルト
本体の幅が前記歯部の長さより広く、ベルト本体が歯部
の両側にはみ出しており、このはみ出し部分で前記磁性
部材が前記止着部材で固定されているものが好ましい。
また、前記磁性部材は容器とこの容器内に固定される磁
石とからなり、前記容器に前記凸条部に対応する凹溝を
設けて嵌合させ、前記容器が前記止着部材で前記ベルト
本体に固定されているものが好ましい。また、前記止着
部材はリベットであるものが好ましい。
【0010】そして、特にベルト端部を補強した磁性噛
み合いベルトとしては、心線が埋設されたベルト本体の
一方の面にベルト幅方向の歯部が突設され、他方の面に
前記歯部と平行な凸条部が突設され、この凸条部に磁性
部材の凹溝を嵌合させ、この磁性部材を前記ベルト本体
に止着部材で固定してなる磁性噛み合いベルトであっ
て、前記歯部は前記ベルト本体の幅の全長にわたって突
設され、前記凸条部は前記歯部の真上に突設されている
ものがある。また、歯部の部分に止着部材を設けるため
に、前記歯部の底に噛み合い時に干渉しない空間が設け
られ、この空間に位置する敷板が前記止着部材と共締め
で前記歯部に固定されているものや、前記止着部材は噛
み合い時に干渉しないように前記歯部内に埋まる状態で
設けられているものが好ましい。また、前記磁性部材は
容器とこの容器内に固定される磁石とからなり、前記容
器に前記凸条部に対応する凹溝を設けて嵌合させ、前記
容器が前記止着部材で前記ベルト本体に固定されている
ものが好ましい。また、前記止着部材はリベットである
ものが好ましい。
【0011】そして、上述した磁性噛み合いベルトを用
いた駆動装置としては、地上に固定されたレールに沿っ
て走行する車両に設けられ、前記レールに吸着する磁性
噛み合いベルトを一対のプーリに装着した駆動装置であ
って、前記磁性噛み合いベルトは、心線が埋設されたベ
ルト本体の一方の面にベルト幅方向の歯部が突設され、
他方の面に前記歯部と平行な凸条部が突設され、この凸
条部に磁性部材の凹溝を嵌合させ、この磁性部材を前記
ベルト本体に止着部材で固定してなるものがある。特
に、前記一対のプーリは垂直方向の回転軸を有し、前記
磁性噛み合いベルトの前記歯部がベルト本体の全幅に突
設され、前記一対のプーリは前記歯部を含めたベルト本
体の端面の全体を支える下側フランジを有するものが好
ましい。
【0012】
【作用】ベルト本体から突設された凸条部と磁性部材の
凹溝とが嵌合すると、搬送負荷は凸条部を介してベルト
本体の有効幅に分散して平均的にかかることになる。単
なる嵌合であるので、ベルトと磁性部材とは独立して製
造され、止着部材で取り付けられる。この止着部材は磁
性部材が搬送対象物から引き剥がされる力に対抗するも
のであればよい。また、前記歯部と前記凸条部とは前記
ベルト本体の長手方向にずらされて突設されていると、
心線に対する負荷が長手方向に分散する。また、前記ベ
ルト本体の幅が前記歯部の長さより広く、ベルト本体が
歯部の両側にはみ出しており、このはみ出し部分で前記
磁性部材が前記止着部材で固定されていると、リベット
等の止着部材が取り付けやすい。また、前記磁性部材は
容器とこの容器内に固定される磁石とからなり、前記容
器に前記凸条部に対応する凹溝を設けて嵌合させ、前記
容器が前記止着部材で前記ベルト本体に固定されている
ものにすると、磁石の形状がシンプルになる。また、前
記止着部材をリベットにすると、嵩張らない。
【0013】前記歯部は前記ベルト本体の幅の全長にわ
たって突設されると、ベルト端部がベルト本体と歯部か
ら構成され、ベルト端部が補強される。また、前記凸条
部は前記歯部の真上に突設され、前記歯部が前記ベルト
本体幅の全長にわたって突設されると、前記磁性部材に
対する前記止着部材をはみ出して設けられなくなるの
で、前記歯部の底に噛み合い時に干渉しない空間が設け
られ、この空間に位置する敷板が前記止着部材と共締め
で前記歯部に固定されているものにしたり、前記止着部
材は噛み合い時に干渉しないように前記歯部内に埋まる
状態で設けられているものにする。また、前記磁性部材
は容器とこの容器内に固定される磁石とからなり、前記
容器に前記凸条部に対応する凹溝を設けて嵌合させ、前
記容器が前記止着部材で前記ベルト本体に固定されてい
るものにすると、磁石の形状がシンプルになる。また、
前記止着部材をリベットにすると、嵩張らない。
【0014】地上に固定されたレールに沿って走行する
車両に設けられ、前記レールに吸着する磁性噛み合いベ
ルトを一対のプーリに装着した駆動装置では、搬送負荷
が大きいため、ベルト本体の他方の面の凸条部に磁性部
材の凹溝を嵌合させ、この磁性部材を前記ベルト本体に
止着部材で固定してなるものが有効である。特に、垂直
方向の回転軸を有する一対のプーリに装着される磁性噛
み合いベルトは自重でベルト端部が強く押されるため、
歯部とベルト本体でベルト端面を形成し、このベルト端
面を下側フランジで支持し、面圧を減少させる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の磁性噛み合いベルト要部の斜視
図である。
【0016】1はベルト本体であり、下面に歯付プーリ
に噛み合う歯部2が一体的に突設され、上面に台形断面
の凸条部3が一体的に突設されている。この凸条部3に
磁性部材4がリベット5(止着部材)で固定されてい
る。歯部2はベルト本体1の幅方向に延在しており、そ
の長さはベルト本体1の幅より狭く、歯部2の両端側は
はみ出し部分1aとなっている。凸条部3はベルト本体
1の全幅に渡って延在し、歯部2と平行であって、歯部
2の真上に位置するように配設されている。また、ベル
ト本体1の長手方向でスパイラルになった心線6が補強
のために列設状態になって埋設されている。さらに、ベ
ルト本体1の端部1bは歯付プーリのフランジに接する
部分になっている。
【0017】このベルト本体1と歯部2と凸条部3は一
体で成形され、NR(天然ゴム)、SBR(スチレン・
ブタジエン)、CR(クロロプレンゴム)、NBR(ニ
トリルゴム)、HNBR、IIR(ブチルゴム)、クロ
ロスルフォン化ポリエチレンなどの単一材料又はこれら
を適宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタンゴムなど
のエラストマーからなっている。上記心線6には、ポリ
エステル、脂肪族ポリアミド、アラミド、あるいはガラ
ス繊維又はワイヤー撚線のような高強力低伸度のロープ
が埋設される。また、ベルト本体1及び歯部2の下面と
ベルト本体1及び凸条部3の上面には、上述したエラス
トマーなどの上に、ポリアミド繊維やアラミド繊維から
なる帆布や経緯線糸からなるバイアス帆布や広角帆布も
しくはウーリ加工した捲縮ナイロン経糸と通常のナイロ
ン緯糸で織成した伸縮性帆布を1層乃至複数層、例えば
1〜3層積層貼着してもよい。
【0018】磁性部材4は容器11と磁石12とからな
っている。容器11の底は凸条部3に嵌合する凹溝13
を有する底付四角枠体となっている。この四角枠体の長
さ方向両側に取付座14が突設されており、この取付座
14が凸条部3の頂上部分に載っている。そして、取付
座14及び凸条部3及びベルト本体1のはみ出し部分1
aがリベット5で共締めされ固定されている。また、容
器11の中に磁石12が適宜の固定手段で固定されてい
る。
【0019】このリベット5による止着部分の詳細を図
2乃至図5により説明する。図2の容器11′は長さ方
向両側が開放されている。図3の如く、枠11a′の高
さは磁石12より高く、磁石12の搬送対象物に対する
吸着力の調整を行い、また搬送物を直接磁石12に当て
ないようにして磁石12の保護をはかるために隙間εを
形成している。また、図示のように、磁石12の長さは
歯部2の長さと略一致している。すなわち、容器11′
の取付座14とベルト本体のはみ出し部分1aとの長さ
が略一致しており、このスペースにリベット5が打ち込
まれる。図4のように、リベット5の頭の部分に丸座金
16が載る盛り上がり部分2aが形成され、この盛り上
がり部分2aも前述したはみ出し部分の一部となってい
る。
【0020】図5に明瞭に示されるように、ベルト本体
1の凸条部3と容器11′の凹溝13とがぴったり嵌合
している。また、容器11′の取付座14と凸条部3と
ベルト本体1のはみ出し部分1a及び歯部2の延長にあ
る盛り上がり部分2aと丸座金16とがリベット5で共
締めされている。リベット5は中空リベット5であって
軸方向にバネ弾力を有しており、引っ張りの繰り返し疲
労には強い。図5のように、歯部2の真上に凸条部3が
あって、歯部2と凸条部3の中心を貫くように中空リベ
ット5を打ち込んでいる場合、歯部2の両端部分を盛り
上がり部2aを残してはみ出し部分とした理由は以下の
通りである。歯部2の部分が歯付プーリの溝の部分に噛
み合うので、リベット5の頭が歯付プーリに接触しない
ようにする必要があり、そのためにベルト本体1の両側
にはみ出し部分を形成して、リベット5や丸座金16が
歯付プーリと干渉しないようになっている。
【0021】つぎに、図1により、上述した磁性噛み合
いベルトの製造工程を説明する。まず、ベルト本体1と
歯部2と凸条部3とからなるベルトが成形される。この
ベルトのはみ出し部分であって、凸条部3を貫通する孔
を予め加工しておく。このベルトは磁性部材を止めるた
めの特別の金具類を埋設する必要がないため、製造が簡
単であって大量生産が可能な形態となっている。このベ
ルトとは別に、磁性部材4が組み立てられる。容器11
は板金加工でプレス成形される。この容器11の中に磁
石12を入れて、例えば容器11の底に接着により磁石
12を固定する。磁石12は単純な四角棒形状でよく、
ベルト本体1への取付のための複雑な形状は容器11に
対して容易に加工できる。
【0022】そして、組み立てられた磁性部材4はその
凹溝13が凸条部3に嵌合するように嵌められ、図5の
ように四角座金16を嵌めたリベット5を下から通す。
そして、リベット打ち機によってリベット5の先端を外
側に折り曲げて固定する。なお、止着手段はリベット5
に限らず、ボルトとナットでもよい。
【0023】このようにベルトの凸条部3に磁性部材4
を嵌めてリベット5で固定するという簡単な構造である
ため、安価に大量生産することが可能になる。また、仕
上がった磁性噛み合いベルトを搬送用に使用すると、駆
動力伝達に際して、磁性部材4を横にずらせようとする
せん断力が作用するが、このせん断力は凹溝13を経て
凸条部3に伝えられ、ベルト本体1の歯部2の長さに相
当する有効幅に略均一に分散され、心線6に対して部分
的に大きな負荷が作用することがない。したがって、大
負荷伝達であっても、ベルト損傷が発生しにくく耐久性
に優れる。また、磁性部材4とベルト本体1との止着部
材には磁性部材4を搬送対象物から引き剥がす程度の力
しか作用せず、リベット5の如き簡単なものを使用で
き、迅速で確実な固定ができる。
【0024】図6は、ベルト本体1の歯部2同士の間に
位置するように凸条部3をずらして配設したものであ
る。図5のように歯部2と凸条部3とが同じ位置にある
と、せん断負荷は磁性部材4→ベルト本体1及び同じ部
分のベルト本体1→歯付プーリのように、同じベルト本
体1に2つのせん断力が作用することになる。すなわ
ち、ベルト本体1の同じ場所で心線6とエラストマー等
を引き剥がそうとする力がかかることになる。通常、ベ
ルト本体1のエラストマーと心線6とは接着処理されて
おり、その接着の剥がれが生じるとベルト故障になる。
この心線6の剥がれによるベルト故障を少なくするため
に、図6のものが有効である。磁性部材4→ベルト本体
1のせん断力と、ベルト本体1→歯付プーリのせん断力
は別の場所でかかることになり、心線6とエラトマーと
の引き剥がし力が小さくなる。ところで、リベット5の
頭が歯付プーリの歯と干渉する。そのために、歯付プー
リの歯の端を部分的に削っておく必要がある。したがっ
て、ベルト本体1の両端のはみ出し部分が不用となり、
歯部2は凸条部3と同様にベルト本体1の全幅に存在
し、歯部2と凸条部3の両端がベルト本体1の両端と共
に歯付プーリのフランジに接する構造になっている。
【0025】ところで、上述した磁性噛み合いベルトは
水平な回転軸を有するプーリに装着される場合に限ら
ず、垂直な回転軸を有するプーリに装着される場合があ
る。この種の磁性噛み合いベルトは、大きな搬送負荷に
耐えるため比較的大型であると共に、磁性部材を固定し
ているため重たい。そのため、垂直な回転軸を有するプ
ーリに装着すると、自重によってプーリの下側フランジ
に強く押しつけられ、ベルト端部が変形したり、磨耗し
たり、走行中に異音を発生したりする。そこで、ベルト
端部を補強した磁性噛み合いベルトが求められる。この
ような他の磁性噛み合いベルトを図7乃至図10により
説明する。図7乃至図10において、(a)は側面図又
は側面の断面図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。
【0026】図7において、図1のものと異なる主な点
は、ベルト本体1の一方の面に突設された歯部20の形
状と、止着部材であるリベット25の固定の仕方であ
る。まず、歯部20はベルト本体1の幅と同じ長さを有
しており、ベルト本体1と歯部20でベルト端面が形成
されている。なお、凸条部3もベルト本体1の幅と同じ
長さを有している。また、歯部20の高さH2がプーリ
に対する噛み合い可能な本来の高さH1に対して低くな
っており、プーリと干渉しない空間H3が形成されてい
る。
【0027】磁性部材21は略コの字型断面を有する容
器22と板状の磁石23とからなる。この容器22は、
その底面に凹溝13が設けられ、その上面に磁石23を
収容するための磁石台24を設け、磁石台24の端面を
除く両側に磁石23より背が高い枠が設けられる形状に
一体で形成されたものである。磁石23は電磁石あるい
は焼結型異方性永久磁石であり、例えばR−Fe−B系
(R:Nd,Pr等の希土類元素の一種以上)の永久磁
石が使用され、磁石台24の上にエポキシ系の接着剤な
どにより固着されている。Nd−Fe−B磁石の磁気特
性は30〜40MGOeのエネルギー積を有するものが
有効で、この場合磁性部材の吸着力は30〜40kgf
に達する。
【0028】また、歯部20の底に補強用の敷板26が
置かれ、この敷板26と容器22の磁石台24との間に
凸条部3とベルト本体1と歯部20を挟むようにリベッ
ト25が設けられている。なお、リベット25のための
貫通孔は敷板26と容器22とベルトに対して予め加工
されている。リベット25の頭部25aは空間H3内に
収まり、プーリとの噛み合い時に干渉しない。このリベ
ット25はベルト本体1の両端部に設けられ、リベット
25の折り返し部25bに当たらない程度に磁石23の
長さがベルト本体1の幅より短くなっている。
【0029】このように歯部20の長さをベルト本体1
の幅と同じにすると、ベルト端部の面積がベルト本体1
と歯部20の合計となって増加し、ベルト端部の補強に
なる。しかし、歯部20の高さを本来の高さより短くし
ているため、歯部20の有効断面積が小さくなるもの
の、敷板26を設けてリベット25の固定を確実にした
り、敷板26でベルト本体1を補強したりすることがで
きる。そのため、歯部の有効断面積の減少を補う程度に
ベルト端部の補強が可能になる。
【0030】図8は更に他の磁性噛み合いベルトを示
す。第7図のものと異なる点は、ベルト本体1の一方の
面に突設され端部まで延在する歯部30の断面を普通の
形状とし、止着手段であるリベット31を歯部30及び
磁性部材の磁石台24に埋設するように設けた点であ
る。
【0031】歯部30に筒状補強体32とリベット31
の折り返し部31bが埋設される大径穴33が形成さ
れ、折り返し部31bの力が筒状補強体32の端面すな
わち大径穴33の底面を経て歯部30に分散されるよう
にしている。また、磁性部材の磁石台24にリベット3
1の頭部31aが埋設される座ぐり穴34が加工されて
いる。ただし、磁石23の端部はリベット31の上に位
置していない。これにより上方に動きやすいリベット3
1が本来耐衝撃性に欠ける磁石23を破損させるのを防
止している。しかし、座ぐり穴34を深くし、リベット
31が歯部30と磁性部材21の磁石台24に余裕を持
って埋もれると、リベット31のベルト本体1の幅方向
の取り付け位置が自在となり、両端以外にも適宜ピッチ
で必要個数設けることが可能になる。また、リベット3
1の位置に関係なく磁石23の長さを決めることができ
る。更に重要な点は、ベルトの端面がベルト本体1と歯
部30と凸条部3との全面から形成され、端部に作用す
る自重を受ける面積が大きくなる。
【0032】図9は図8の下側の切り欠き部(段部)を
より好ましい態様にしたものを示す。なお、図9におい
て、図8と同一符号のものは同一構成部材を表してい
る。例えばステンレススチール製の筒状補強体32の上
端が段部200に当接する構造になっている点が図8と
異なっている。例えば磁性部材21またはベルト本体1
に図示の矢印の如き剪断力Fが作用した場合、この剪断
力Fに耐えるためには、筒状補強体32が歯部30を介
して図示の矢印の如き適切な押圧力fを発生させる必要
がある。その押圧力fの程度は段部200の位置で決ま
るので、その状態を図10により説明する。
【0033】図10(a)は段部200が適切な位置に
ある場合を示し、図10(b)は段部200が無いか又
は有っても奥側にありすぎる場合を示している。図10
(a)において、折り返し部31bが筒状補強体32を
押圧する結果、点線の如きかしめ前のベルト面160が
実線の如く押圧変形されたベルト面150へと変化す
る。このとき、筒状補強体32の左上端面部による相当
の押圧力はリベット31の下側の段部200で受け止め
られ、筒状補強体32の左上端面部による所定の押圧力
がベルト本体1側に伝わり、適切な押圧力fを形成する
ベルト面150を形成する。すなわち、ベルト面150
には折り返し部31bからの大きな押圧力が下側の段部
200で一部緩和され、この緩和された押圧力が筒状補
強体32の右上端面部に接するベルト面にのみ伝えられ
るため、筒状補強体32に接するベルト面150等の損
傷が抑えられ、且つ適切な押圧力fが生じるようにベル
ト面150を押圧することができ、その結果磁性噛み合
いベルトの長寿命化を図ることができる。
【0034】一方、図10(b)は段部が無いか又は有
っても奥側にありすぎると、折り返し部31bの押圧力
の全部がかしめ前のベルト面160にかかっるため、か
しめ後のベルト面150′は図示のように大きく変形す
る。しかしながら、この場合は、筒状補強体32のほぼ
上部全面でベルト面160が押され、大きな押圧力f′
を発生させるため、押圧力によるかしめ作用が強い反
面、この筒状補強体32に接するベルト面150′等の
損傷がかしめ後の早期に発生しやすく、磁性噛み合いベ
ルト全体としての長寿命化を図ることができない。すな
わち、適切な位置にある下側の段部200の作用効果
は、ベルト面への押圧力が低下しない程度に段部200
で筒状補強体32の押圧力の一部を受け支え、かつ段部
200に接していない筒状補強体32の右上端面部がベ
ルト面に接触押圧することによって、リベット31のか
しめ作用を維持しながら、この筒状補強体32に接する
ベルト面150等の損傷を長期にわたって抑制し、図9
の如く適切な押圧力fで凸条部3と容器21の密着を確
保し所定の剪断力Fに耐えるものにすることができると
いう点にある。
【0035】図11は更に他の磁性噛み合いベルトを示
す。第8図のものと異なる点は、リベット40の頭部の
形状である。リベット40の頭部も折り返し部40bと
同様に折り返し部40aとなっている。そのため、磁性
部材の磁石台24には折り返し部40aが幅方向及び高
さ方向に余裕をもって埋まるように、深くて大きな座ぐ
り穴41が加工されている。そして、磁石23の端部は
リベット40aの上を覆っている。リベット40の表面
に設けた上部切り欠き部40cが磁石台24によってロ
ックされているため、リベット40は下方へ動いても上
方へは動かせない。そのため、リベット40は磁石23
に強く当接することがなく、磁石を破損させない。ま
た、下部切り欠き部40dは、折り返し部40aを磁石
台24に対して成形加工する際において、受け台に当接
する部分となっている。この下部切り欠き部40dの存
在によって、その後の成形加工で折り返し部40bとな
るストレートの未加工部分を保護することができる。
【0036】図12は図11の下側の切り欠き部(段
部)をより好ましい態様にしたものを示す。下側の段部
300が筒状補強体32に当接して折り返し部40bに
よる押圧力の一部を緩和し、ベルト本体1側に対する適
切な押圧力fが生じるようにしたものであり、その作用
効果は図10で説明したものと同様である。
【0037】図13は更に他の磁性噛み合いベルトを示
す。第8図のものと異なる点は、リベット50の頭部の
形状である。リベット50の頭部が逆円錐頭50aとな
っている。そのため、磁性部材の磁石台24には逆円錐
頭50aが埋まるように、皿状座ぐり穴51が加工され
ている。そして、磁石23の端部はリベット50の逆円
錐頭50aの上を覆っている。リベット50の表面に設
けた切り欠き部50cが磁石台24によってロックされ
ているため、リベット50は上方への動きが規制され、
磁石23に当接しない。また、下部の切り欠き部50d
は上述したように受け台に当たる部分である。
【0038】上述した図7,図8,図11,図13の磁
性噛み合いベルトにおいて、端面がベルト本体1と歯部
20,30とから形成されているため、磁性部材21を
含めたベルト全体の重量を広い端面で支えることができ
る。このような磁性噛み合いベルトが用いられる駆動装
置を図14及び図15により説明する。図14は駆動装
置要部の上面図、図15は駆動装置の斜視図である。
【0039】図14及び図15において、駆動装置60
は地上に固定されたレール61に沿って走行する車両6
2に設けられるものである。このレール61に吸着する
磁性噛み合いベルト63を駆動プーリ64と従動プーリ
65に装着し、駆動プーリ64をモータ66から伝動手
段を介して回転駆動し、磁性噛み合いベルト63の走行
と共に車両が走行するようにしたものである。すなわ
ち、磁性噛み合いベルト63がレール61に吸着した状
態で回転駆動されると、大きな磁気摩擦力が発生し、車
両62が推力を得てレール61に沿って走行する。
【0040】図14のレール61は幅が狭く、車両62
を支持するための車輪67が走行するレールがレール6
1の両側に別に設けられており、一対の駆動装置60が
レール61の両側面に設けられている。図15のレール
61は幅が広く、車両62を支持するための車輪67が
レール61の上を走行し、一対の駆動装置60がレール
61の両側に設置されている。図11及び図12の駆動
装置60は共に回転軸が垂直なプーリ64,65を有し
ており、比較的大きな自重を有する磁性噛み合いベルト
63の自重がプーリ64,65の下側フランジ68に作
用する。そのため、図7,図8,図11,図13の如き
磁性噛み合いベルトを採用してベルト端面の面積を広く
し、少なくともベルト本体と歯部の端面が当たる下側フ
ランジにすることにより、ベルト端部の変形や磨耗を抑
え、車両走行中の異音を減少させることができる。
【0041】なお、駆動装置60としてレール61の両
側に配置した両面吸着の場合を説明したが、レール61
の片側のみに配置した片面吸着とすることもできる。ま
た、図12のレール61の上面に駆動装置60を配置
し、プーリの回転軸を水平にすることもできる。この場
合は、図1の如き磁性噛み合いベルトを用いた駆動装置
とすることもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明の磁性噛み合いベルトは、ベルト
本体の凸条部と磁性部材の凹溝とが嵌合し、搬送負荷が
ベルトの幅方向に分散するため、歯付プーリから与えら
れた動力が効率良く磁性部材に伝達されると共に、止着
部材には引き剥がし力しか作用せず、止着部材付近での
損傷が発生しにくく耐久性に優れる。また、歯部と凸条
部とベルト本体との製造および磁性部材との製造は独立
させることができるので、製造工程が簡略化され、構造
も簡単になって、安価で信頼性に優れたものが大量生産
可能になる。
【0043】そして、前記歯部は前記ベルト本体の幅の
全長にわたって突設されるものにすると、ベルト端部の
面積が広くなるので、垂直な回転軸を有するプーリによ
って回転駆動され、ベルトの自重がプーリの下側フラン
ジに作用する場合でも、ベルト端部の補強が可能にな
る。また、前記凸条部を前記歯部の真上に突設すると、
磁性部材を歯部を利用して固定することができ、種々の
形態の止着部材に用いることが可能になる。
【0044】そして、上述した磁性噛み合いベルトを用
いる駆動装置は、車両の走行に最適であって、大きな磁
気摩擦力にもかかわらず磁性部材がベルト本体に強固に
固定され、特に垂直な回転軸を有するプーリに装着され
た磁性噛み合いベルトの場合は、ベルト端部をベルト本
体と歯部とで形成すると、ベルトの変形や磨耗を抑制
し、車両走行中の異音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁性噛み合いベルト要部の斜視図であ
る。
【図2】本発明の磁性噛み合いベルト要部の上面図であ
る。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】本発明の磁性噛み合いベルト要部の下面図であ
る。
【図5】図3のY−Y断面図である。
【図6】歯部と凸条部とをずらせた場合の断面図であ
る。
【図7】本発明の他の磁性噛み合いベルトの要部を示す
図である。
【図8】本発明の更に他の磁性噛み合いベルトの要部を
示す図である。
【図9】図8のリベットの好ましい態様を示す断面図で
ある。
【図10】図9のリベットの作動を示す対比図である。
【図11】本発明の更に他の磁性噛み合いベルトの要部
を示す図である。
【図12】図11のリベットの好ましい態様を示す断面
図である。
【図13】本発明の更に他の磁性噛み合いベルトの要部
を示す図である。
【図14】本発明の磁性噛み合いベルトが用いられる駆
動装置の上面図である。
【図15】本発明の磁性噛み合いベルトが用いられる駆
動装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体 1a はみ出し部分 2,20,30 歯部 3 凸条部 4 磁性部材 5,25,31,40,50 リベット(止着部材) 11,11′,22 容器 12,23 磁石 60 駆動装置 61 レール 62 車両 63 磁性噛み合いベルト 64 駆動プーリ 65 従動プーリ 68 下側フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 晋一 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 辻 勝爾 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 菅原 謙次 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 徳永 雅亮 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地 日立金属株 式会社磁性材料研究所内 (72)発明者 栗山 義彦 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地 日立金属株 式会社磁性材料研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線が埋設されたベルト本体の一方の面
    にベルト幅方向の歯部が突設され、他方の面に前記歯部
    と平行な凸条部が突設され、この凸条部に磁性部材の凹
    溝を嵌合させ、この磁性部材を前記ベルト本体に止着部
    材で固定してなる磁性噛み合いベルト。
  2. 【請求項2】 前記歯部と前記凸条部とは前記ベルト本
    体の長手方向にずらされて突設されている請求項1記載
    の磁性噛み合いベルト。
  3. 【請求項3】 前記ベルト本体の幅が前記歯部の長さよ
    り広く、ベルト本体が歯部の両側にはみ出しており、こ
    のはみ出し部分で前記磁性部材が前記止着部材で固定さ
    れている請求項1記載の磁性噛み合いベルト。
  4. 【請求項4】 前記磁性部材は容器とこの容器内に固定
    される磁石とからなり、前記容器に前記凸条部に対応す
    る凹溝を設けて嵌合させ、前記容器が前記止着部材で前
    記ベルト本体に固定されている請求項1乃至4記載のい
    ずれかの磁性噛み合いベルト。
  5. 【請求項5】 前記止着部材はリベットである請求項1
    乃至3記載のいずかの磁性噛み合いベルト。
  6. 【請求項6】 心線が埋設されたベルト本体の一方の面
    にベルト幅方向の歯部が突設され、他方の面に前記歯部
    と平行な凸条部が突設され、この凸条部に磁性部材の凹
    溝を嵌合させ、この磁性部材を前記ベルト本体に止着部
    材で固定してなる磁性噛み合いベルトであって、前記歯
    部は前記ベルト本体の幅の全長にわたって突設され、前
    記凸条部は前記歯部の真上に突設されている磁性噛み合
    いベルト。
  7. 【請求項7】 前記歯部の底に噛み合い時に干渉しない
    空間が設けられ、この空間に位置する敷板が前記止着部
    材と共締めで前記歯部に固定されている請求項6記載の
    磁性噛み合いベルト。
  8. 【請求項8】 前記止着部材は噛み合い時に干渉しない
    ように前記歯部内に埋まる状態で設けられている請求項
    6記載の磁性噛み合いベルト。
  9. 【請求項9】 前記磁性部材は容器とこの容器内に固定
    される磁石とからなり、前記容器に前記凸条部に対応す
    る凹溝を設けて嵌合させ、前記容器が前記止着部材で前
    記ベルト本体に固定されている請求項6乃至8記載のい
    ずれかの磁性噛み合いベルト。
  10. 【請求項10】 前記止着部材はリベットである請求項
    6乃至8記載のいずれかの磁性噛み合いベルト。
  11. 【請求項11】 地上に固定されたレールに沿って走行
    する車両に設けられ、前記レールに吸着する磁性噛み合
    いベルトを一対のプーリに装着した駆動装置であって、
    前記磁性噛み合いベルトは、心線が埋設されたベルト本
    体の一方の面にベルト幅方向の歯部が突設され、他方の
    面に前記歯部と平行な凸条部が突設され、この凸条部に
    磁性部材の凹溝を嵌合させ、この磁性部材を前記ベルト
    本体に止着部材で固定してなる磁性噛み合いベルトを用
    いた駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記一対のプーリは垂直方向の回転軸
    を有し、前記磁性噛み合いベルトの前記歯部がベルト本
    体の全幅に突設され、前記一対のプーリは前記歯部を含
    めたベルト本体の端面の全体を支える下側フランジを有
    するものである請求項11記載の磁性噛み合いベルトを
    用いた駆動装置。
JP3000795A 1994-03-16 1995-01-25 磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置 Pending JPH082634A (ja)

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JP3000795A JPH082634A (ja) 1994-03-16 1995-01-25 磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置

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JP6-72599 1994-03-16
JP7259994 1994-03-16
JP3000795A JPH082634A (ja) 1994-03-16 1995-01-25 磁性噛み合いベルトおよびこれを用いた駆動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269918A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010269918A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト

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