JPH08262377A - 回転に関して安定させたコンタクトレンズ及びレンズ安定化の方法 - Google Patents

回転に関して安定させたコンタクトレンズ及びレンズ安定化の方法

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JPH08262377A
JPH08262377A JP8053110A JP5311096A JPH08262377A JP H08262377 A JPH08262377 A JP H08262377A JP 8053110 A JP8053110 A JP 8053110A JP 5311096 A JP5311096 A JP 5311096A JP H08262377 A JPH08262377 A JP H08262377A
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ツァン シィアオシィアオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転に関して安定化された、乱視補正用の円
環体コンタクトレンズ及び老眼補正用の多焦点コンタク
トレンズを提供すること。 【解決手段】 レンズ周辺が、該レンズの第一断面で第
一の寸法を有し、かつ該レンズの第二断面で第二の寸法
を有する、非円形の周辺縁形状を有する、回転に関して
安定させたコンタクトレンズであって、該第一及び第二
断面が、該レンズを透過する視路の方向に実質的に平行
である平面内にあり、該第一断面が、該第二断面に実質
的に垂直であり、そして該第一の寸法が、該第二の寸法
より長く、該非円形の辺縁の形状が、該レンズを、患者
の目の表面に置いたとき回転に関して実質的に安定に保
持し、より長い該第一の寸法を有する該断面が、レンズ
が目の表面にある間は実質的に水平にとどまるコンタク
トレンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広義には、レンズが目
の環境中に位置している間は回転に関して安定化されて
いる眼用レンズに関する。より詳しくは、本発明は、乱
視補正用の円環体コンタクトレンズと、老眼補正用の多
焦点コンタクトレンズとを安定させるための方法及び設
計に関する。
【0002】
【従来の技術】視力補正のために眼用レンズ、例えばコ
ンタクトレンズを用いることは、当技術に周知である。
多くの患者は、実質的に球形であり、そして均一な倍率
を有するコンタクトレンズ、すなわち実質的に球面であ
る目に適合するように設計されたコンタクトレンズに適
正に適合させることができる。しかし、ある特定の患者
は、乱視として知られている状態に悩んでいる。乱視の
患者は、目が不規則な形状を有し、すなわち、目が非球
面である。これらの患者は、円環体レンズとして知られ
ている特殊なコンタクトレンズを必要とする。
【0003】円環体レンズは、代表的には、基本的に円
環体である表面を有し、すなわち、そのレンズは、その
軸が相互に実質的に垂直に方向付けられた二つの円筒形
の曲面を有する。乱視を適正に補正するには、円環体レ
ンズは、目の表面の所望の位置に方向づけられなければ
ならない。レンズが、所望の方位に対して時計回りに
か、又は反時計回りにかのいずれであれ、僅かでも回転
した場合、患者の視力は実質的に損なわれることにな
る。
【0004】また、ある特定の患者は、1種類以上の倍
率を有するレンズを必要とする。例えば、高齢の患者
は、読書のための第一の領域で第一の倍率を、そして遠
方の物体を見るための第二の領域で第二の倍率を有する
ことができる二焦点レンズを必要とすることがありそう
である。したがって、円環体レンズやある種の二焦点レ
ンズの場合、目の表面の特定の位置にレンズをとどめる
ことが重要である。
【0005】コンタクトレンズを回転に関して安定させ
る従来の手法は、Robert Mandell,Contact Lens Practi
ce, fourth Ed., 661-662 (1988)に開示されたそれらを
包含する。Mandell は、回転を安定させる二通りの一般
的な方法、すなわちプリズムバラスト法及び上下周辺部
薄切法を開示している。プリズムバラスト法では、Mand
ell は、プリズムの厚い方の部分(基底部)は、重力の
結果として下方の位置に移動するであろうと述べてい
る。そのようなプリズムバラストレンズは、場合によ
り、下方の断端を有してよい。代表的には、断端は、レ
ンズは患者の目の表面に定置されつつ、水平にとどまる
ように意図されているために、この断端は、目の中に定
置される限りでレンズの頂部又は底部沿いに存在するよ
うに見受けられる。断端を有するレンズは、レンズの断
端線が眼瞼縁の上方又は下方に懸かり得ることから、回
転に関しての安定性はわるい。また、断端を有するレン
ズは、レンズと眼瞼との間の摩擦を増大させることか
ら、患者を不快にする。
【0006】Wichterie に対して1989年10月17
日に発行された米国特許第4,874,234 号、及びFanti に
対して1978年7月20日に発行された米国特許第4,
095,878 号の明細書は、レンズ周辺を薄くすること(す
なわち「削り取り」の手法)を含む、コンタクトレンズ
を回転に関して安定させる方法を開示している。Wichte
rie は、重力の力がレンズを適正な方位に保つように、
レンズの望みの底部に荷重を加えることを教示してい
る。Fanti は、レンズの厚くした領域と眼瞼との相互作
用によって、回転に関する安定性を保とうとしている。
しかし、レンズの厚くした領域は、角膜の良好な状態に
必要である酸素透過性を低下させる。更に、レンズの厚
くした領域が目に適合するように曲がるとき、光学的倍
率の望ましくない変化が生じ得る(一般的にはM.Remba,
「Evaluating the Hydrasoft Toric」, Contact Lens F
orum, pp45-51.march,1987を参照されたい)。
【0007】コンタクトレンズを適正な方位で安定させ
るために、様々な方法が示唆されているが、従来の技術
の短所、例えば不適当な安定化、酸素透過性の低下、光
学的倍率の変動、及び患者の不快感の増大から悩まされ
ない、回転に関して安定させたコンタクトレンズ、及び
コンタクトレンズを安定させる方法に対する必要性がま
だ存在している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、目の
環境中にあって、安定化を要する眼用レンズを安定させ
る手段を提供することである。
【0009】本発明のもう一つの目的は、回転に関して
安定させた円環体コンタクトレンズを提供することであ
る。
【0010】本発明の更にもう一つの目的は、回転に関
して安定させた多焦点コンタクトレンズを提供すること
である。
【0011】本発明の更に一つの目的は、レンズに角膜
への酸素の透過の阻害を著しく与えない、回転に関して
安定させたレンズ、及びレンズ安定化の方法を提供する
ことである。
【0012】本発明の更にもう一つの目的は、より複雑
化された適合や取扱いの手法を必要としない、回転に関
して安定させたレンズ、及びレンズ安定化の方法を提供
することである。
【0013】本発明の追加的な目的は、レンズの倍率を
変えることのない、回転に関して安定させたレンズ、及
びレンズ安定化の方法を提供することである。
【0014】本発明の更にもう一つの目的は、平面図で
長円形の辺縁を有する、回転に関して安定させたレンズ
を快適に適合させる方法及び設計を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様は、
目の環境中に置かれたときに、レンズの非円形の形状に
よって、回転に関して安定化されている眼用レンズであ
る。レンズの寸法は、目の表面に置いたとき実質的に水
平にとどまるように意図された断面の指し渡しの方が長
く、目の表面に置かれたときに、実質的に垂直にとどま
るように意図された断面の指し渡しの方が短くなるよう
に選ばれる。好適実施態様では、本発明は、実質的に長
円形の形状を有する、すなわち目の表面に定置されたと
きに実質的に水平にとどまるように意図された長軸、及
び目の表面に定置されたときに実質的に垂直にとどまる
ように意図された短軸を有する円環体コンタクトレンズ
である。短軸は、長軸に対して実質的に垂直である。
【0016】本発明のもう一つの実施態様は、目の表面
に定置された眼用レンズを、装着中にレンズが実質的に
回転しないように安定させる方法である。この方法は、
装着者の眼瞼の瞬きが、レンズの形状と相まって、レン
ズの中心の周りの回転に関して目の表面の実質的に安定
な位置にレンズをとどめるように、非円形の形状を眼用
レンズに与えることを伴う。好適実施態様では、この方
法は、円環体レンズに実質的に長円形の形状を賦与し
て、回転に関する安定性を与えることを伴う。
【0017】本発明の更に一つの実施態様は、回転に関
して安定させた非円形のレンズを、患者の目に適正に適
合させる方法である。レンズは、患者の視力を補正する
ように設計された内側部分、及び目の表面でレンズを回
転に関して安定させるよう設計された外側部分を有す
る。この方法は、内側の視力補正部分に、該内側の視力
補正部分に隣接するよう意図された目の部分に適正に適
合するように選ばれる第一の半径を与えることを包含す
る。また、この方法は、外側の回転安定性部分に、該外
側の回転安定性部分に隣接するよう意図された目の部分
に適正に適合するように選ばれる第二の半径を与えるこ
とも含む。
【0018】本発明の更にもう一つの実施態様は、非円
形の周辺縁、好ましくは平面図での長円形によって、回
転に関して安定させた多焦点レンズである。好適な多焦
点レンズは二焦点レンズである。一実施態様では、焦点
帯のそれぞれを、各焦点帯の中心を目の視軸に整合させ
るように、レンズ中心から外れさせる。
【0019】本発明の回転に関する安定化の教示は、様
々なコンタクトレンズに利用することができる。しか
し、回転の安定化は、円環体又は多焦点(例えば二焦
点)レンズに特に望ましい。円環体レンズは、患者の乱
視(すなわち患者の目の非球面収差)を補正するため
に、レンズ全体で1種類以上の曲率半径を有する。した
がって、最良の視力を達成するには、円環体レンズを患
者の目の表面に適正に定置して、局限された領域での収
差について補正しなければならない。したがって、円環
体レンズは、一つの方向に第一の曲率半径r1 を有し、
この第一の方向に実質的に垂直である第二の方向に第二
の曲率半径r2 を有することになる。
【0020】ここで用いられている用語「曲率半径」
は、曲線上の2個所の端点と1個所の最高点を通る円で
規定される同値曲率半径を意味する。したがって、ある
円の円弧である曲線については、同値半径はその円の半
径である。しかし、その点がある円の円弧に完全には対
応しない曲線については、同値半径は、曲線の端点と、
曲線のその端点間の直線から最長の垂直距離を有する点
とを通過する円の半径として定義される。同値曲率半
径、又はここで用いられている単なる曲率半径は、その
曲線が画定する表面と近似である。
【0021】回転の安定性は、多焦点(例えば二焦点)
コンタクトレンズについても同様に重要である。単一の
物体に対して、二焦点レンズは二つの影像を、それぞ
れ、その目に関するそれ自身の両眼転導距離で与える。
目の視軸に関するこれらの影像の誤整合は、影像の視差
のために、二重の影像(すなわち複視)を患者に体験さ
せる。慣用のレンズは、目の表面にある間、目の瞳孔及
び視軸に対して側頭寄り(鼻から離れて)かつ下位に
(下方に)位置する〔一般的には、P.Erickson andM.Ro
bboy,「Performance Characteristics of a Hydrophili
c Concentric Bifocal Contact Lens」, Am.J.of Optome
try & Physiological Optics, vol. 62 no10,702-708
(1985)を参照されたい〕。したがって、複視を抑制又
は防止するには、二焦点レンズは、この二焦点の光学的
配置が目の視軸に整合するように、光学的領域をレンズ
の幾何学的中心から移動しなければならない。そのため
に、回転の安定性は、複視を抑制する二焦点レンズでは
非常に重要である。
【0022】本発明は、図面を参照して、より容易に理
解し得る。図1は、平面図又は上面図で長円形の辺縁周
辺の形状を有し、第一の軸の長さがa、第二の軸の長さ
がbである、回転に関して安定させたコンタクトレンズ
の平面図を示す。この長円形は、レンズの視軸から眺め
た状況でのレンズの辺縁又は周辺によって画定されてい
る。
【0023】図2〜4は、本発明によるば有用な、回転
に関して安定させた円環体レンズの様々な設計を示す。
図2は、レンズの表面全体にわたって円環体であるレン
ズを示す。円環体の半径r1 及びr2 は、長円形辺縁の
軸のa及びbという長さに相当するとして示されている
が、これは本発明の必要条件ではない。
【0024】図3は、レンズの中心の光学的領域にのみ
円環面を有する、回転に関して安定させたレンズを示
す。図3の円環体の半径は、長円形辺縁の軸に相当する
ように示されている。したがって、図1及び2に示すと
おり、レンズ表面沿いの円環体の曲率半径r1 は、レン
ズ辺縁が画定する長軸aに整合させてあるが、円環体の
曲率半径r2 は、短軸bに整合させてある。円環体の半
径の長円形の軸とのこの整合は、いわゆる「原則に反す
る」乱視や「原則に合った」乱視(すなわち、垂直又は
水平方向のいずれかへの伸張)の患者に適合させてある
が、そのような整合は、本発明の必要条件ではない。
【0025】図4は、円環体の半径が長円形辺縁の軸に
相当しない代替的実施態様を示す。この実施態様は、
(垂直の軸が、身体の左右対称の軸に平行である)目の
水平又は垂直の軸に相当しない伸張した領域を目が有す
る条件である、いわゆる「斜」乱視の患者の視力を補正
するのに適合させてある。視覚上の乱視の軸とは無関係
に、レンズの円環体の領域は、乱視を補正するために与
えられているが、本発明の革新的な長円形レンズの周辺
縁は、円環体領域を目の表面の適切な方位に維持して、
乱視を補正する。
【0026】本発明の回転に関する動的な安定化という
特徴は、図5及び6を参照すれば理解し得る。図5は、
患者の目の表面に誤って定置された長円形コンタクトレ
ンズ20を示す。上まぶた24及び下まぶた28は、そ
れぞれ位置22及び26でコンタクトレンズと接触して
示されている。自発的でない、又は反射的な瞬きの際
に、上まぶたは、位置22でレンズの一方の側面に下向
きの力を与えるのに対して、下まぶたは、位置26でレ
ンズの他方の側面に上向きの力を与えると考えられる。
これらの力は、図6に示すとおり、レンズを反時計回り
に回転させて、長軸は実質的に水平であるが、短軸が実
質的に垂直である位置へと戻す(回転力の全部ではない
にしても大部分を上まぶたが与えると考えられることに
注目されたい)。したがって、レンズの回転に関するい
かなる誤定位も、患者の瞬きの際に不均衡な力がレンズ
に与えられる位置にレンズを置く。この力の不均衡は、
瞬きの力によって、レンズが正しい方位へと再定置され
るまで継続して、レンズを回転させる。
【0027】図6に示すとおり、レンズが目の表面で適
切に方向付けられているときは、レンズに対する力は、
実質的に均衡している。このように力を均衡させること
が、レンズが望ましくない位置へと回転するのを防ぐ。
例えば、図5に示したとおり、外力がレンズを僅かに誤
調整された位置へと一時的に回転させた場合は、患者の
眼瞼の瞬きは、図5に示したとおりの力を印加して、レ
ンズの位置を自動的に再調整することになる。
【0028】対照的に、図7は、従来の技術の実質的に
円形であるレンズを示す。患者の眼瞼は、瞬きの際にレ
ンズに力を与えると思われるが、その力はレンズの回転
を決して抑制も促進もしないと思われる。図7から想像
し得るとおり、レンズの中心の周りの回転の方向付けと
は無関係に、眼瞼44及び48が与える力は、それぞれ
位置42及び46で、又はその付近でレンズに求心的に
局在する。瞬きから生じる求心的に局在する力は、レン
ズが回転に関して誤定置されたとき、いかなる回転及び
再定位も生じないことになる。したがって、従来の技術
のそのような円形レンズに対する僅かな外力は、望まし
くない位置へとレンズを回転させる可能性があり、瞬き
はこの誤定位を修正しないと思われる。
【0029】前述のとおり、回転の安定性を与える従来
の技術の試みは、目の底部に位置し得る何らかの領域で
のレンズの肥厚化を包含する。しかし、これら従来の技
術の肥厚化の手法は、患者の不快感、望ましくない倍率
の変動、及び肥厚させた領域での低下した酸素透過性を
包含する問題点を有する。対照的に、本発明は、レンズ
の肥厚化又は断端化を回避し、それによって、これらの
方法に付随する問題を回避する。
【0030】したがって、本発明の一実施態様は、レン
ズが該レンズの第一の断面で第一の寸法を有し、かつ該
レンズの第二の断面で第二の寸法を有する、平面図又は
上面図でレンズ辺縁によって画定される非円形の形状を
有する、回転に関して安定させたコンタクトレンズであ
る。第一の断面は、第二の断面に実質的に垂直である
が、両断面とも、平面図で辺縁の周辺が画定する平面に
垂直である。第一の寸法が第二の寸法より長いため、患
者の目の表面に定置したときに、レンズは、回転に関し
て実質的に安定に保たれる。目の表面にあるとき、レン
ズは、断面がより長い第一の寸法を実質的に水平に存続
させ、そして断面がより短い第二の寸法を実質に垂直に
存続させる位置を保持する。
【0031】(レンズ辺縁が画定する)レンズ周辺の形
状は、上記の長い寸法及び短い寸法の断面を有する非常
に様々な形状から選び得る。例えば、レンズは、実質的
に矩形の形状、角を丸くした矩形の形状、又は長円形の
形状を有し得る。レンズの好適な形状は長円形である。
更に、レンズ辺縁が一平面上にあることは、本発明の必
要条件ではない。辺縁の長円形の形状は、レンズを見下
ろす眺望によって、すなわちレンズの視野の軸(平面図
又は上面図)を通して画定される。
【0032】本発明の回転に関して安定させた好適な長
円状のコンタクトレンズは、長軸を第一の方向とし、こ
の第一の方向に実質的に垂直な第二の方向を短軸とす
る、(平面図からは)長円状の形状を画定する周辺縁を
有する。長軸aは、好ましくは約14〜約20mmであ
り、短軸bは、好ましくは約13〜約15mmである。よ
り好ましくは、長軸aは約16〜約18mmであり、短軸
bは、約13.5〜約14.5mmである。
【0033】円環体レンズの曲率半径は、患者の目の特
性に依存する。円環体コンタクトレンズの設計は、Cont
act Lens Practice, fourth Ed.,Robert Mandell, pp65
9-680 (1988); The Contact Lens Manual, A.Gasson an
d J.Morris, pp196-207(1992) ;及び Clinical Contac
t Lens Practice, revised Ed., E.Bennett and B.Weis
sman, pp1-12 (1993)に更に充分に記載されており、そ
れぞれ、参照によりここに組み込まれる。
【0034】本発明の回転に関して安定させたコンタク
トレンズは、あらゆる手法、例えば、二面成形、慣用の
機械切削、又はエキシマーレーザー切除による切削の手
法によっても製作し得る。好ましくは、回転に関して安
定させた長円形コンタクトレンズは、二面成形の手法に
よって形成するが、それは、より複雑な長円形の形状
は、特定の成形手法により適しているからである。
【0035】好適実施態様では、本発明の回転に関して
安定させたレンズは、実質的に球面である内側の視力補
正部分で一つの曲率半径ri 及び外側の回転安定化部
分、例えば、好適な長円形を画定する辺縁を有する外側
の領域で、第二の曲率半径roを有する。曲率半径を変
えることは、回転に関して安定させた長円状レンズを患
者の目に適正に適合するために必要とされる、例えば、
ある場合には、内側の曲率半径ri が小さ過ぎて、目に
対する過剰な圧力をレンズに与えると思われる。過剰な
圧力は、レンズが特にレンズ周辺で目の組織を歪めたり
又はへこませることになる。別の場合には、内側の曲率
半径が大き過ぎて、この内側半径がレンズの中心から辺
縁まで一様に延伸しているならば、レンズは、中心では
目に適切に適合するが、レンズ辺縁では目を圧迫する
か、又は目から浮き上がることになる。
【0036】したがって、図8及び9に示した好適実施
態様では、回転に関して安定させた長円状の円環体レン
ズ50は、内側の視力補正部分52で第一の内側曲率半
径ri を有する。代表的には、実質的に球面である視力
補正部分52は、中心的に位置し、円環面54を含む。
この好適なレンズは、周辺58で内側の視力補正部分5
2からレンズの周辺縁60まで延伸している、回転に関
して安定させた外側の領域56では、第一の内側半径と
は異なる第二の外側曲率半径ro を有する。レンズ周辺
縁60は、回転の安定をレンズ50に与える長円形の形
状62を画定する。図8及び9は、長軸が長さaであ
り、短軸が長さbである(ここでa>b)好適な長円形
の形状を有するレンズ辺縁全体を示す。
【0037】好適な内側の視力補正領域は、レンズの中
心から周辺へと球面状に延伸している領域として定義し
得る。内側の視力補正領域の直径は、平面図では、約1
1〜15mmの範囲にあってよい。この直径は、図8に
「D」として示す。より好ましくは、内側の視力補正領
域は、12〜14.5mmの直径を有する。
【0038】個々の患者に適正に適合すると思われる内
側及び外側の半径の寸法は、明らかに、患者の目の形状
特性に依存する。しかし、一般的には、内側領域の曲率
半径ri は、約7〜約10mmの範囲にあってよく、外側
領域の曲率半径ro は、約8〜約13mmの範囲にあって
よい。より好ましくは、内側の半径は7.5〜9.5mm
であり、外側の半径は9〜11mmである。
【0039】更にもう一つの実施態様では、上記のとお
り、非円形の周辺縁をレンズに与えることによって、多
焦点レンズを回転に関して安定させている。図10に示
したとおり、二焦点レンズ80は、11〜15mmの直径
及び7〜10mmの基準曲線の曲率半径を有する内側の視
力補正部分86を含む。レンズ80は、更に、内側の視
力補正部分86から長円形の辺縁90まで延伸している
外側の回転安定化部分88も含む。内側の視力補正部分
86の内側には、第一の視力補正領域82及び第二の視
力補正領域84がある。第一の視力補正領域82は、好
ましくは、平面図で7〜9mmの直径、及び7〜9.5mm
の基準曲線の曲率半径を有する。第二の視力補正領域8
4は、好ましくは、平面図で2〜4mmの直径、及び第一
の視力補正領域82とは1〜3.5ジオプターの倍率の
差を与える基準曲線の曲率半径を有する。
【0040】ここまで考察したとおり、複視を回避又は
最小化するには、光学的焦点が目の視軸に整合するよう
に、二焦点レンズを設計しなければならない。したがっ
て、第一の視力補正領域82及び第二の視力補正領域8
4を、これらの視力補正領域の中心が患者の視軸の中心
に実質的に相当するように、レンズの中心から外すのが
好ましい。この心合せを達成するには、視力補正領域8
2及び84の中心を、長円形辺縁の短軸94の鼻側に
(すなわち、左眼のレンズについては右側に、又は右眼
のレンズについては左側に)約1〜2mm外し、長円形辺
縁の長軸92の上方に0.5〜2mm外すのが好ましい。
しかし、視力補正領域の中心の垂直の逸脱は、患者の個
々の目の特性に応じて、長円形辺縁の長軸92の上方又
は下方であってもよい。
【0041】
【実施例】ここまでの開示は、当技術に通常の技量を有
する者が本発明を実施することを可能にすると思われ
る。読者が特定の実施態様及びその利点をさらによく理
解するために、下記の実施例を参照することが示唆され
る。
【0042】実施例1 約14.5mmの長軸及び約13mmの短軸を有する長円形
をレンズの周辺縁が画定する、長円形コンタクトレンズ
を製作した。レンズ表面全体にわたる基準曲線の曲率半
径を8.9mmとして、レンズを製作した。
【0043】レンズは、短軸に、予期せぬ、望ましくな
い平面適合をもたらし、「辺縁の浮き」、すなわちレン
ズ辺縁が目に密着して保持されない状態を招いた。この
結果は、適正な適合には、レンズに、内側の視力補正部
分に一つの曲率半径ri 及び外側の回転安定化部分に第
二の曲率半径ro を与えることを必要とすることを示し
ている。
【0044】実施例2 レンズの背表面(基準曲線)が真円環面である、回転に
関して安定させた長円形レンズを製作した。円環面は、
一方の円筒軸沿いに8.74mm及び他方の円筒沿いに
9.42mmの半径を有した。
【0045】この設計の利点は、中心領域のみではなく
表面全体が円環面であるために、製造の複雑さを軽減し
得ることである。しかし、この設計は、円筒の倍率及び
適合が、円環体の半径の変化につれて変化することか
ら、不都合であると考えられる。したがって、適正な視
力補正を多数の患者に与えるには、レンズの前面の曲線
に追加の円環面を必要とし、それによって、製造の複雑
さ及び原価を増大させている。
【0046】実施例3 15.8mmの長軸及び13.8mmの短軸を有する長円形
をレンズの周辺縁が画定する、長円形コンタクトレンズ
を製作した。このレンズの内側の視力補正部分は、8.
74mmの曲率半径(すなわち、直径13.8mmでの同値
半径)であった。このレンズの外側の回転安定化部分
は、9.42mmの半径(すなわち、直径15.8mmでの
等価半径)であった。
【0047】レンズの中心から直径11mm(平面図で)
までは8.45mmの真の曲率半径を与え;直径11mmか
ら直径13.5mmまでは8.80mmの真の曲率半径を与
え;そして直径13.5mmからレンズ辺縁まで延伸する
11mmの真の曲率半径を与えることによって、視力補正
部分及び回転安定化部分に対する同値曲率半径を達成し
た。
【0048】長軸と短軸とは双方とも、目に充分に適合
して、実質的な目の歪み、又はレンズの「辺縁の浮き」
は、全く生じなかった。
【0049】実施例4 実施例3に記載のように、円環面をレンズの基準曲線に
加えて、回転に関して安定させた長円形コンタクトレン
ズを製作した。円環領域は、長円形辺縁の長軸と短軸と
の間に1.00ジオプターの円筒倍率の差を与えた。平
面図では、円環領域の半径は、長円形辺縁の長軸及び短
軸に整合して、長軸沿いに約9mm、短軸沿いに約8mmを
囲んだ。
【0050】実施例5 実施例3の回転に関して安定させる要点の記載に従い、
二焦点長円形コンタクトレンズを製作した。実施例3の
回転安定化の構成を用いて、二焦点光学的領域をレンズ
の基準曲線に加えた。直径8.0mmの第一の視力補正領
域(平面図で)は、−3.0ジオプターの倍率を賦与し
た。直径2.3mmの第二の視力補正領域は、第一の領域
上に2.0ジオプターの倍率の増大を賦与した。視力補
正領域の中心は、レンズの中心からレンズの長円形辺縁
の短軸の鼻側に1.4mm外し、レンズの長円形辺縁の長
軸の上方に1.0mm外した。
【0051】読者が不適当な実験をなすことなく本発明
を実施するのを可能にするために、一定の好適実施態様
を参照して、本発明を詳細に説明してきた。しかしなが
ら、当技術に通常の技量を有する者は、本発明の範囲及
び精神から逸脱せずに、構成要素及び諸元の多くを一定
程度まで変動又は変化させ得ることを、容易に認識する
ものと思われる。更に、表題、見出しその他は、本文書
に関する読者の理解を増進するために与えられており、
本発明の範囲を限定するとして読解してはならない。し
たがって、本発明の知的所有権は、請求範囲、及びその
あらゆる合理的拡張によってのみ定義されているにすぎ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図で長円形を画定する周辺を有する、回転
に関して安定させたレンズの平面図である。
【図2】レンズ表面全体を横断して円環体である、回転
に関して安定させた長円形の円環体レンズの平面図であ
る。
【図3】円環体の半径が長円形の軸に相当する円環体領
域を中心に有する、回転に関して安定させた長円形の円
環体レンズの平面図である。
【図4】長円形の軸に相当しない円環体の半径を有する
円環体領域を中心に有する、回転に関して安定させた長
円形の円環体レンズの平面図である。
【図5】患者の目の表面で誤った位置に置かれた、回転
に関して安定させた長円形のレンズの平面図である。
【図6】患者の目の表面で望みの方位にある、回転に関
して安定させた長円形の円環体レンズの平面図である。
【図7】患者の目の表面上の従来の技術の円形レンズの
平面図である。
【図8】回転に関して安定させた長円形の円環体コンタ
クトレンズの断面図である。
【図9】図8のレンズの底面図である。
【図10】回転に関して安定させた二焦点レンズの上面
平面図である。
【符号の説明】
20、30:本発明のコンタクトレンズ 22、32:上まぶたとのコンタクトレンズの接点 24、34、44:上まぶた 26、36:下まぶたとのコンタクトレンズの接点 28、38、48:下まぶた 40:従来の技術のコンタクトレンズ 42、46:まぶたの力が発揮される位置 50:本発明の円環体レンズ 52、86:内側の視力補正部分 54:円環面 56、88:回転安定化部分 58:内側の視力補正部分の周辺 60:レンズの周辺縁 62:レンズの周辺縁が画定する長円形 80:本発明の二焦点レンズ 82:第一の視力補正部分 84:第二の視力補正部分 90:二焦点レンズの長円形の辺縁 92:長円形辺縁の長軸 94:長円形辺縁の短軸
フロントページの続き (72)発明者 シィアオシィアオ ツァン アメリカ合衆国 ジョージア 30174 ス ワニー ハント リバー ウェイ 470 (72)発明者 ルイス ウィリアムス オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ 2020 マスコット マイルス ストリ ート 21 (72)発明者 ゲイリー ラファティ アメリカ合衆国 ジョージア 30131 カ ミング サミット トレイル 3505

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ周辺が、該レンズの第一の断面で
    第一の寸法を有し、かつ該レンズの第二の断面で第二の
    寸法を有する、非円形の周辺縁の形状を有する、回転に
    関して安定させたコンタクトレンズであって、 該第一及び第二の断面は、該レンズを透過する視路の方
    向に実質的に平行である平面内にあり、 該第一の断面は、該第二の断面に実質的に垂直であり、
    そして該第一の寸法は、該第二の寸法より長く、 そのために、該非円形の辺縁の形状は、該レンズを、患
    者の目の表面に置いたとき回転に関して実質的に安定に
    保持し、より長い該第一の寸法を有する該断面は、レン
    ズが目の表面にある間は実質的に水平にとどまる、回転
    に関して安定させたコンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 該レンズの辺縁の周辺が、長軸は該第一
    の断面内にあり、そして短軸は該第二の断面内にある、
    上面図から実質的に長円形の形状を有する請求項1記載
    の回転に関して安定させたコンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】 該長軸が、14〜20mmであり、そして
    該短軸が、13〜15mmである請求項2記載の回転に関
    して安定させたコンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】 該長軸が、16〜18mmであり、そして
    該短軸が、13.5〜14.5mmである請求項3記載の
    回転に関して安定させたコンタクトレンズ。
  5. 【請求項5】 該レンズが、円環体レンズである請求項
    1記載の回転に関して安定させたコンタクトレンズ。
  6. 【請求項6】 第一の曲率半径を有する内側の視力補正
    部分及び第二の曲率半径を有する外側の回転安定化部分
    を更に有し、該外側の回転安定化部分が、該内側の視力
    補正部分から該レンズの辺縁へと延伸しており、そして
    該第一の曲率半径が、該第二の曲率半径とは異なる請求
    項1記載の回転に関して安定させたコンタクトレンズ。
  7. 【請求項7】 該第一の曲率半径が、該第二の曲率半径
    より小さい請求項6記載の回転に関して安定させたレン
    ズ。
  8. 【請求項8】 該第一の曲率半径が、該第二の曲率半径
    より大きい請求項7記載の回転に関して安定させたレン
    ズ。
  9. 【請求項9】 該第一の曲率半径が、該内側の視力補正
    部分で7〜15mmであり、そして該第二の曲率半径が、
    該外側の回転安定化部分で8〜13mmである請求項7記
    載の回転に関して安定させたレンズ。
  10. 【請求項10】 該第一の曲率半径が、7.5〜9.5
    mmであり、そして該第二の曲率半径が、9〜11mmであ
    る請求項9記載の回転に関して安定させたレンズ。
  11. 【請求項11】 円環面並びに7.5〜9.5mmの第一
    の曲率半径を有する内側の視力補正部分及び9〜11mm
    の第二の曲率半径を有する外側の回転安定化部分を更に
    有し、そして該外側の回転安定化部分が、該内側の視力
    補正部分から該レンズの辺縁へと延伸している請求項4
    記載の回転に関して安定させたレンズ。
  12. 【請求項12】 複数の視力補正領域を有する多焦点レ
    ンズである請求項1記載の回転に関して安定させたレン
    ズ。
  13. 【請求項13】 第一の視力補正領域が、実質的に中心
    的に位置し、そして第二の視力補正部分が、該第一の視
    力補正領域内に位置する二焦点レンズである請求項12
    記載の回転に関して安定させたレンズ。
  14. 【請求項14】 該複数の視力補正領域の中心が、互い
    に実質的に整合させてあり、そして該レンズの中心から
    外されている請求項12記載の回転に関して安定させた
    コンタクトレンズ。
  15. 【請求項15】 該視力補正領域の中心が、該レンズを
    該目の表面に定置したときに、該レンズの中心から水平
    1〜2mmに位置する請求項14記載の回転に関して安定
    させたコンタクトレンズ。
  16. 【請求項16】 該視力補正領域の中心が、該レンズを
    該目の表面に定置したときに、該レンズの中心から垂直
    1〜2mmに位置する請求項14記載の回転に関して安定
    させたコンタクトレンズ。
  17. 【請求項17】 レンズ周辺が、該レンズの第一の断面
    に第一の寸法を有し、かつその第二の断面に第二の寸法
    を有する、平面図での非円形の周辺縁の形状をレンズに
    賦与することを含む、回転に関する安定性をコンタクト
    レンズに賦与する方法であって、 該第一及び第二の断面の双方は、該レンズを透過する視
    路の方向に実質的に平行な平面内にあり、 該第一の断面は、該第二の断面に実質的に垂直であり、
    そして該第一の寸法は、該第二の寸法より長く、 そのために、該非円形の辺縁の形状は、該レンズを、患
    者の目に載せたとき回転に関して実質的に安定に保持
    し、より長い該第一の寸法を有する該断面が、レンズが
    目の表面にある間は実質的に水平にとどまる、回転に関
    する安定性をコンタクトレンズに賦与する方法。
  18. 【請求項18】 患者の視力を補正するように設計され
    た内側の部分、及び目に載せたレンズを回転に関して安
    定させるように設計された外側の部分を有する非円形の
    レンズを、患者の目に適正に適合させるための方法であ
    って、 (a)該内側の視力補正部分に隣接するよう意図された
    目の部分に適正に適合させるために選ばれた第一の曲率
    半径を該内側の視力補正部分に与える工程、及び(b)
    該外側の回転の安定部分に隣接するよう意図された目の
    部分に適正に適合させるために選ばれた第二の曲率半径
    を該外側の回転の安定部分に与える工程を含むことを特
    徴とする方法。
JP8053110A 1995-03-15 1996-03-11 回転に関して安定させたコンタクトレンズ及びレンズ安定化の方法 Pending JPH08262377A (ja)

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