JPH08259457A - 白癬菌殺菌液の製造方法並びに白癬菌を完治に導く気密性の靴下、手袋、手・足専用ゴムサック、気密バンの製法及び利用法 - Google Patents

白癬菌殺菌液の製造方法並びに白癬菌を完治に導く気密性の靴下、手袋、手・足専用ゴムサック、気密バンの製法及び利用法

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JPH08259457A
JPH08259457A JP6137760A JP13776094A JPH08259457A JP H08259457 A JPH08259457 A JP H08259457A JP 6137760 A JP6137760 A JP 6137760A JP 13776094 A JP13776094 A JP 13776094A JP H08259457 A JPH08259457 A JP H08259457A
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Tsugumitsu Matsui
嗣光 松井
Shigeru Mizumachi
茂 水町
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無害、安全で白癬菌の高い殺菌効果を得ること
ができる水虫治療剤を提供する。 【構成】食酢と、にんにく、しいたけの抽出エキス及び
延命草(シソ科植物のヒキオコシ類)の煎じ汁とを混合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、醸造酢とにんにく、し
いたけ、延命草の混合液と気密性の靴下、手袋、手・足
爪専用ゴムサック、気密バンを併用して、1〜3回の治
療方法を講じて白癬菌を完治させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の先行技術を調査したところ、広
報番号 特開始49−20319 発明の名称 汗泡患
部の白癬菌殺菌液 出願人 島田真一氏。広報番号 特
開始57−134420 発明の名称 水虫治療剤の製
法 出願人 阿部 亨氏 のものが上げられるが、本発
明液とは、根本的に製法が異なる。また従来技術として
の各種白癬菌治療薬はクリーム系、液体及び液状のもの
を塗布使用したり、あるいは病院等で処方する内服薬の
服用が主な治療法として上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水虫等(白癬菌)に一
度感染するとなかなか治癒しないといううことが、一般
社会の定説となっている。こと水虫に関する世間一般で
の批評は、実際水虫にかかると病院で処方された内服薬
の服用、あるいは直接患部に塗布する薬の投与を受け、
もしくは薬局等で市販されている薬を購入して治療して
も、いずれも即効性がないことから、治療の途中で挫折
してしまい、完治にはいたらず、また再発をするという
いたちごっこが繰り返されているのが現実である。
【0004】本発明は、上記現実の実情を踏まえ、「本
発明液」若しくは、「白癬菌治療薬」(各製薬会社が販
売しているもの)と気密性の靴下、手袋、手・足爪専用
ゴムサック、気密バンを併用して簡易な方法で、しかも
日数、手間及び根気を必要とせず、無害で安全な方法で
白癬菌を完治させる方法を開発することを目的としてい
る。
【0005】発明に至った経緯は、民間療法はもとよ
り、市販されている薬草等の辞典の中から、白癬菌の殺
菌能力を有する薬草、野草及び食物の知識を吸収し、こ
れらのものを単品または、2種類、3種類・・・と混合
しあらゆる方法を試みてみるなどして、数年の試行錯誤
の結果、醸造酢の殺菌作用に着目し、そしてこの醸造酢
が人間の角質層に「浸透する作用」を利用するととも
に、この醸造酢の中にさらに白癬菌を殺菌する能力のあ
る薬草、野草及び食物を混入浸漬し、有効成分を液中に
抽出させ殺菌能力を有したまま「浸透作用」を利用すれ
ば、水虫等の白癬菌疾患は、治療できるのではないか
と、研究に研究を重ねた結果醸造酢とにんにく、しいた
け、延命草の組合わせ液で白癬菌を殺菌する混合液(以
下これを自然液という)を製造することに下記のとおり
平成2年春に成功した。自然液の内容は 1.醸造酢 300ml 2.生にんにく 30g 3.乾燥しいたけ 18g 4.乾燥延命草 3g 自然液の製造方法は、醸造酢(濃度2.5%〜20%の
もの)に対し、生のにんにく30g中15gを大気中で
すりおろし酵素アリナーゼの活性で急激にアリシンを誕
生させ、すりおろし後約5分経過したら醸造酢の液中に
混入させ、白癬菌殺菌効果の即効性を導き残りの15g
については、醸造酢の中(液中)ですりおろし酢の中で
のアリインに対する酵素アリナーゼの遅効活性の特質を
生かし、角質層への浸透作用行程において徐々にアリシ
ンの殺菌効果を生じさせる作用をもたせ、さらに皮膚の
自然活動、あるいは気密性の靴下、手袋、手・足爪専用
ゴムサック、気密バンを装着することにより殺菌力をた
かめ気密された綿の部分と皮膚の部分とが刺激しあい、
さらに気密性によって殺菌効果を求める。乾燥しいたけ
は18gを粉末にし、その中の6gを醸造酢の中にその
まま投入し、残りの12g中6gは100mlのアルカ
リイオン水で煮沸させ50mlの水量になるまでとろ火
で煎じエキスを抽出しさらに残りの6gについては、5
0mlのアルカリイオン水に12時間くらい浸け込み時
間が経過したら煮沸した50mlと合わせ100mlの
エキス液を醸造酢の中に投入する、3通りの方法を施し
た。民間療法で水の入った容器の中に乾燥しいたけを適
量入れ、エキスを抽出し、水虫の足をつけると水虫の改
善効果があると言われている。これはしいたけの有効成
分中の一部に白癬菌を殺菌する効果のある成分があるも
のと考察される。(昭和49年2月20日発行 しいた
け健康法 著者 渡辺正氏 文中159頁ででも述べら
れている)しいたけの主成分は菌であり、食酢も酢酸菌
を活用した醸造食品である。菌で作られたしいたけの有
効成分を菌を活用してできた醸造液で抽出し、白癬菌を
殺菌する効果のある有効成分に醸造酢の殺菌効果と浸透
作用を利用し併せて気密性の靴下、手袋、手・足爪専用
ゴムサック、気密バンを利用すればより高い殺菌効果が
求められる。乾燥延命草(クロバナヒキオコシ)3g、
乾燥した葉の部分を粉末にし1.5gをそのまま醸造酢
の中に投入し、残りの1.5gは60mlのアルカリイ
オン水で煮沸させ、とろ火で30mlの水量になるまで
煎じ、冷えたら醸造酢の中に投入する。延命草は京大科
学研究所の野手助手が水虫などなかなか治らない皮膚病
に効果があると昭和57年7月大阪で開かれた学会で発
表されている。上記製法で製造した自然液は、直射日光
を避ける場所で保管し製造後1週間を経過した後、にん
にく30gをすりおろしたもの、しいたけ粉末18g及
び延命草粉末3gが醸造酢の中に混入されているので濾
過する。濾過後は白癬菌治療液として使用できる。この
製法以外にも他に醸造酢の中で(化学反応に対しても)
殺菌能力を有する薬草、野草、食物も有効と考えられ
る。
【0006】自然液の角質層への「浸透作用」は人間の
性別、体質、使用部位により差異があること、また白癬
菌の殺菌能力は、「醸造酢とにんにく、しいたけ、延命
草」との組み合わせで抽出された液であることから、製
薬会社で製造された強力な薬品とは、おのずと差がある
ことは後記0009の実施例で示すとおり否がめない。
だが、強力な殺菌効果は望めない自然液ではあるが(人
体への無害性を前提条件として)利用方法いかんによっ
ては強力な薬品等の効果よりもより高い殺菌能力が望め
ないものかといろいろな方法を試みてみたところ結果と
して、自然液の有効性を長時間保持させれば、白癬菌は
根治できるという結論に達し、そこで発明者らは、「自
然液の浸透作用、いわゆる殺菌効果を角質層の白癬菌疾
患部位へ導く作用」と「殺菌能力を有効に保持する使用
方法、気密性」という方法を発見した。殺菌効果を導く
作用及び殺菌能力の有効保持の「気密性」とは、図1に
示す1部ゴム製のものを用いた2重の靴下(5本の指を
区分した靴下のこと)。図2に示す一部ゴム製を使用し
た2重の手袋。図3に示す手・足爪専用サック(指等の
白癬菌疾患部などに代用可能)。図4に示すたむし専用
気密バン(指の一部もしくは指の股間に代用可能)。 内容(形) イ.サイズは市販されている靴下(S.M.L)を基準
とする。 ロ.靴下の外側はゴム製のものする。 ハ.内側は綿製とする。 種類 イ.靴下内側部分にあらかじめ7%の自然液約100m
lを注入し浸してあるもの。若しくは、各製薬会社が製
造している白癬菌治療薬を注入し浸してあるもの。 ロ.靴下に自然液が注入されていないもの。 (イ)この靴下は使用する人の体質により自然液2.5
%から10%までのものを使い分けるためのもの。 使用方法 イ.白癬菌殺菌専用靴下、自然液7%が浸してあるも
の、若しくは各製薬会社の製造した白癬菌治療薬をひた
してあるものを足に装着する。 ロ.自然液が注入していないものについては患者の体質
により2.5%ないし10%までの液を注入して使用す
る。 使用時間(自然液ならびに製薬会社の治療薬) イ.軽度のものは、20分ないし最長6時間まで装着す
る。 ロ.中度のものは、1回目20分ないし最長6時間装着
し、その後2日の間隔を明け1回目と同使用。 ハ.重度のものは、1回目、2回目使用はロに同じ、3
回目についてはロの2回目使用時間に同じ。 内容(形) 図1で示す「靴下」と記載されているところを手袋と読
み替える。 種類 図1で示すとおり。 使用方法 図1で示すとおり。 使用時間 図1で示すとおり。 内容(形) イ.サイズは市販されている手・足専用指サックを基準
とする ロ.爪の部分(手・足ゴムサック内側部分に綿を付着さ
せたものとする) 種類 イ.15%自然液を綿の部分に浸したもの ロ.自然液が浸されていないもの (イ)皮膚の強弱により、自然液(10%〜20%)を
使い分けるためのもの 使用方法 イ.白癬菌殺菌手・足爪専用サック15%自然液を該当
する爪に装着する ロ.自然液が浸していない白癬菌殺菌手・足爪専用サッ
クは使用者の体質により10%〜20%自然液を適宜浸
し装着する 使用時間 イ.1日2時間を最長に隔日おきに繰り返し使用する 内容 イ.インキンタムシ専用は上記図のとおりで気密性のも
のとする ロ.タムシ専用は市販のカットバンサイズで気密性のも
のとする 種類 イ.インキンタムシ専用気密バン ロ.タムシ専用は市販されている正方形、長方形、及び
円形で大小すべてのものを対象とした気密性のカットバ
ン(指の一部、指の股間及び皮膚の一部に白癬菌がある
場合にも使用する) 使用時間 イ.5%自然液、製薬会社の製造している白癬菌治療薬
を綿の部分に浸し3時間以内貼付使用
【0007】上記気密方法を用いて各製薬会社が製造販
売している白癬菌殺菌専用薬を使用すればかなり高率の
治癒効果があることも確認した。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、発明者らは(2名共に水虫をもっていたもの)、も
とより、友人、親族等から白癬菌保菌者に本発明の主旨
を説明し、理解を得て平成2年春ごろから自然液を利用
した臨床実験に着手した。
【0009】作用 自然液の流れ 自然液が皮膚表面から角質層へ浸透していく 自然液が白癬菌のいる角質層へ運ばれていく 自然液が長時間白癬菌のいる角質層に留まり白癬菌を
退治する 軽度の者は1回使用、中度の者で2回使用、 重度の
者で3回使用 上記の使用回数で白癬菌疾患部は退治され、その後皮
膚の新陳代謝によって夏季は約1カ月、冬季は約2カ月
くらいで正常な皮膚に再生する
【0010】
【実施例】平成2年春頃から0008で示す10名の者
で臨床に着手した。それぞれの病状を軽度2名、中度5
名、重度3名に区分し、自然液(5%〜15%)を塗布
利用して軽度の者は5%液、中度の者は10%液、重度
の者には15%液をそれぞれ1日1回(入浴後)45日
間の期間を設定し経過を観察した。期間経過後白癬菌疾
患部を観察すると完治したと思われる者2名(軽度1
名、中度1名)、改善効果のあった者3名(中度の
者)、すこしの改善効果しかなかった者4名(軽度1
名、中度1名、重度2名)、使用前と変わらない者1名
(重度の者)の判定結果が出た。この結果からして満足
しうる結果は得られなかったが白癬菌殺菌効果は認めら
れた。しかし、発明者らの主目的とするところは「治療
日数、手間、根気を必要とせず」が主旨であったことか
ら角度をかえ別の方向から実験を再開することにした。
【0011】平成2年夏上記8名(2名は治癒)に対し
引き続き、今度は10%自然液を長靴の中に入れ、その
長靴の中に患部の足を2時間ないし8時間ぐらい浸しそ
の後の経過を観察した。1週間も経過すると全員に顕著
な改善効果が現れ始め、その後1カ月経過すると6名
(軽度1名、中度4名、重度1名)の者が、白癬菌に侵
されいた患部が消えてなくなり、正常な皮膚が再生して
いた。その際残りの2名の重症者に至っては、1名が左
足薬指と股間及びかかとの部分に、他の1名は、右足指
の股間2箇所と左足かかと部分が部分的に治癒していな
い状況が見受けられたので、前記要領で再度繰り返し実
施した。実施したところ、約1カ月もすると患部の部分
は完全に治癒していた。
【0012】発明者らは、長靴の利用でヒントを得、平
成2年夏後半ごろから軍手・軍足を応用することに気づ
き「自然液の浸透作用」を利用し、その外側をビニール
袋またはゴム製の袋で「気密性」を保ち、皮膚に発生す
る白癬菌の患部を退治する方法を平成2年後半に発明し
た。その後自信を得た発明者らは、白癬菌保菌者らに対
し本発明の趣旨を説明し、理解を得られた希望者らに対
し、この自然液を提供し実験をしてもらったところ爪の
部分以外ほぼ全員の者が治癒するすばらしい結果を得
た。
【0013】その後の研究において、手・足爪部に寄生
する白癬菌は、20%自然液で患部を綿等で浸し、手・
足の指サックを利用し「浸透性と気密性」の治療方法を
応用し白癬菌を退治することも可能であるということを
確認した。
【0014】さらに気密バンを利用し皮膚の一部に発生
する白癬菌疾患部も退治できることを確認し成功した。
【0015】
【発明の効果】0010の実施例で示す10例中、平成
2年後半治癒後、現在(平成6年5月15日)までに再
発した者は中度1名、重度1名の計2名であった。その
内の重度1名の者は爪の部分を白癬菌があったことか
ら、平成4年秋頃左足の小指と薬指の間に再発し再度自
然液と気密法を利用し治癒している。他の中度1名は、
平成6年春に再発したが、これも自然液と気密法を利用
し現在は治癒している。したがって、10名中2名の者
は再発したが、他の8名の者は現在も健康な皮膚を保持
している。
【0016】皮膚の後遺症等については、平成2年夏後
半治癒後、身体の異常の訴え、患部の皮膚異常等は全員
まったくみられない。
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月20日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】水虫治療剤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水虫治療剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水虫は、白癬菌という糸状菌の感染によ
って発症するものであり、従来その治療にはヨードチン
キ、サリチル酸ワセリン等の抗白癬菌剤が使用されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の水
虫治療剤としては、実効があると共に、副作用や刺激性
のない安全性の高いものが望まれている。そこで、例え
ば特開昭49−20319号公報所載のミカンの抽出液
を主成分とするものや、特開昭57−134420号公
報所載のアロエの抽出液を主成分とするもののように植
物のエキスを主成分として副作用や刺激性を緩和させよ
うとするものが提示されている。そこで、本発明者は、
白癬菌の殺菌に有効な成分を含む植物(薬草、野草等)
について鋭意研究を重ね、さらに、食酢の殺菌作用と人
の角質層への浸透作用に着目し、本発明をするに至っ
た。すなわち、本発明もまた上記の実情に鑑み、植物の
抽出液を主成分とし、無害、安全で白癬菌の殺菌効果の
高い水虫治療剤を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明の水虫治
療剤は、食酢と、にんにく、しいたけの抽出エキス及び
延命草(シソ科植物のヒキオコシ類)の煎じ汁とを含有
させたものである。
【0005】
【作用】本発明の水虫治療剤は、食酢が人の角質層へ浸
透する作用により、これに加えたにんにく、しいたけの
抽出エキス及び延命草(シソ科植物のヒキオコシ類)の
煎じ汁中の白癬菌の殺菌に有効な成分が患部に浸透し効
果的に作用すると推定される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。食酢(酸度6%)のもの300mlを、下記の成分
と混合した。 生にんにく 30g 乾燥しいたけ 18g 乾燥延命草(クロバナヒキオコシ)3g まず、生にんにく30g中の半分15gを大気中ですり
おろす。すりおろした生にんにくは約5分間程放置した
後、食酢に混入させる。ここで、酵素アリナーゼの活性
によりアリシンが発生し、殺菌効果の即効性が導出され
る。残りの生にんにく15gについては、食酢の液中で
すりおろして混入させる。これにより、アリインに対す
る酵素アリナーゼの遅活性の特性により角質層への浸透
過程においてアリシンの殺菌効果が徐々に導出される。
次いで、乾燥しいたけ18gを粉末にし、その内6gを
食酢の中にそのまま混入する。残りの12g中の半分6
gは100mlのアルカリイオン水で煮沸し体積が約半
分の50mlになるまで煎じて、これを濾過しエキスを
抽出する。さらに残り6gについては50mlのアルカ
リイオン水に約12時間程浸漬して濾過しエキスを抽出
して前記の煎じて得られたエキスと合わせて100ml
のしいたけエキスを得た。さらに、乾燥延命草(クロバ
ナヒキオコシ)3gを粉末にし、半分の1.5gを食酢
に混入し、残り1.5gは100mlのアルカリイオン
水で体積が約半分の50mlになるまで煮沸し、煎じ汁
を得た。前記食酢に、得られたしいたけエキスと乾燥延
命草の煎じ汁を加えて原液を得た。この原液を暗所で約
1週間程貯蔵して濾過し水虫治療剤を得た。
【0007】次に本実施例に係る水虫治療剤の使用方法
及び使用結果を示す。本剤は患部への刺激感を考慮し蒸
留水にて5%〜20%程度に希釈して使用する。10名
の被験者を患部症状の程度のより軽度の者2名、中度の
者5名、重度の者3名の3つのグループに区分して、そ
れぞれ本剤の希釈度を変えて患部に塗布した。軽度の者
には5%液、中度の者には10%液、重度の者には15
%液をそれぞれ1日1回(入浴後)ずつ連日使用しても
らい45日経過後に観察した。この内、水虫が完治した
と認められる者2名(軽度1名、中度1名)、かなり症
状が改善されたと認められる者3名(中度の者)、若干
症状が改善されたと認められる者4名(軽度1名、中度
1名、重度2名)、変化がなかった者1名(重度の者)
の使用結果が得られた。
【0008】上述のように、本剤は水虫患部へ塗布した
後そのまま放置してもよいが、本剤を塗布した後に患部
から揮発するのを防止すると、角質層への本剤の浸透効
果及び殺菌効果が持続し、好ましい効果が得られること
が判明した。そのため、気密性の高いゴム等にて靴下、
手袋、指サック及び絆創膏状の被包体を作り、患部に本
剤を塗布したカット綿を装着した後、これらの被包体に
より密封あるいは密閉するようにすると、10名の被験
者の内完治した2名を除く8名にて再度治験した。する
と約1ヵ月後には全員が完治したことが認められた。
【0009】尚、治癒後の皮膚の異常等の副作用は全く
認められない。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明の水虫治療剤は、
植物の抽出液を主成分としているので、無害、安全で白
癬菌の高い殺菌効果を得ることができるという優れた効
果がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】削除

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】醸造酢とにんにく、しいたけ、延命草の混
    合方法と、この混合液を使用して気密性の靴下、手袋、
    手・足爪専用ゴムサック、気密バンを併用して、白癬菌
    疾患部を治癒させる方法
  2. 【請求項2】気密性の靴下、手袋、手・足爪専用ゴムサ
    ック、気密バンの製法及び利用法
  3. 【請求項3】各製薬会社が製造しているクリーム系、液
    体及び液状の白癬菌治療薬で請求項2を利用し白癬菌を
    治癒させる方法
JP6137760A 1994-05-16 1994-05-16 白癬菌殺菌液の製造方法並びに白癬菌を完治に導く気密性の靴下、手袋、手・足専用ゴムサック、気密バンの製法及び利用法 Pending JPH08259457A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6638540B2 (en) 1997-05-06 2003-10-28 Universitat Bern Plant extracts for the treatment of increased bone resorption

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6638540B2 (en) 1997-05-06 2003-10-28 Universitat Bern Plant extracts for the treatment of increased bone resorption

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