JPH08257779A - レーザ融除用の単一金属マスク - Google Patents

レーザ融除用の単一金属マスク

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JPH08257779A
JPH08257779A JP8062331A JP6233196A JPH08257779A JP H08257779 A JPH08257779 A JP H08257779A JP 8062331 A JP8062331 A JP 8062331A JP 6233196 A JP6233196 A JP 6233196A JP H08257779 A JPH08257779 A JP H08257779A
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JP
Japan
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mask
laser
range
thickness
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP8062331A
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English (en)
Inventor
H Adovokeito William
ウィリアム・エイチ・アドヴォケイト
Suryanarayana Mukkavilli
スールヤナラーヤナ・ムッカヴィッリ
Shankeraaru Patel Rajesh
ラージェシュ・シャンケルラール・パテル
A Takachu Mark
マーク・エイ・タカチュ
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 約200mJ/cm2から少なくとも500
mJ/cm2までの範囲のレーザ・フルエンスに耐えら
れるレーザ融除マスクを開示する。 【解決手段】 マスクは、石英基板2上に有孔アルミニ
ウムの単層3を備える。アルミニウム層の厚さは、約2
ミクロンから約6ミクロンまでの範囲内である。融除マ
スクを使用するためのレーザ投射エッチング技法が開示
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、マイクロ
エレクトロニクス材料を加工する場合に使用するマスク
に関する。さらに具体的には、紫外領域のレーザ・エネ
ルギーを使用して、目標領域を含む材料を分解、蒸発ま
たは気化させることによって前記目標領域を選択的に除
去するためのレーザ融除マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のレーザ融除マスクの中には、誘電
材料の交互の有孔層を使用して製造されるものがある。
例えば、1990年5月8日付けでSteven J.
Kirchその他に発行され、本譲受人に譲渡された、
米国特許第4923772号は、紫外線グレードの合成
融解シリカ基板上に高い屈折率と低い屈折率とが交互と
なっている多数の誘電体層を有する融除マスクを開示し
ている。記載されているマスクは、高エネルギーのフル
エンスと、それと併用される高出力レーザに耐える。し
かしながら、これらのマスクは比較的製造費が高く、構
成誘電材料は特定波長のレーザと併用するようになされ
ている。したがって、レーザ融除波長が変化する場合、
例えば、異なる目標材料を融除することが望まれる場
合、異なる誘電材料を用いた新しい誘電マスクが必要と
なる。米国特許第5349155号は、同様なマスクの
使用を教示している。
【0003】当技術分野で周知の他の種類のレーザ融除
マスクは、石英基板上に有孔単層または有孔複合金属層
を使用する。金属としてクロム、アルミニウム、および
裏が銅のアルミニウムを使用することが提案されてい
る。前述の米国特許第4923772号では、レーザの
エネルギー密度またはフルエンスが200mJ/cm2
未満の範囲内であれば、金属としてアルミニウムが使用
できることが簡単に述べられている。米国特許第492
3772号では、パターン形成したアルミニウム・オン
・シリカ・マスクが、遭遇する非常に高いレーザ・フル
エンスの全範囲に耐えられないこと、および100mJ
/cm2超のフルエンスの範囲では誘電体を被覆したシ
リカ・マスクが好ましいことが述べられている。前述の
米国特許第4923772号の教示によれば、クロムに
は、アルミニウムと同様に、約200mJ/cm2のレ
ーザ・エネルギー密度で損傷する欠点がある。米国特許
第4923772号に記載の例では、マスク金属の厚さ
については述べられていないことに留意されたい。石英
融除マスク上にクロムを使用する詳細な記述は、米国特
許第4786358号に記載されている。
【0004】IBM Technical Discl
osure Bulletin、Vol.36、No.
11、1993年11月、pp.583−584、「M
etal Films/Diamond Membra
ne Mask for Eximer Laser
Ablation Projection Etchi
ng」では、厚さ3〜5μmのアルミニウムをCVDダ
イヤモンド上に付着し、反射防止膜で覆って、レーザ融
除マスクとして使用することが記述されている。ダイヤ
モンドの目的は、レーザ・パルスの持続時間中にアルミ
ニウムによって吸収されるレーザ・エネルギーを効率的
に散逸させることである。記載のマスク構造は、やや費
用がかかり、製造が困難である。ダイヤモンドの代わり
に銅を用いて同じ熱消散を行った場合、銅アルミニウム
界面に銅とアルミニウムの合金が形成され、アルミニウ
ムの反射率が小さくなり、高いレーザ・フルエンスで金
属マスクのフィーチャが破壊される危険性が高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、約200mJ/cm2から少なくとも500mJ/
cm2までの範囲のレーザ・フルエンスでレーザ融除を
行うための単層メタルオンクォーツ・マスクを提供する
ことである。
【0006】本発明の他の目的は、多数の波長で使用す
るのに適したレーザ融除マスクを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、容易に製造できる低
コストのレーザ融除マスクを提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、約200mJ/cm
2超のレーザ・フルエンスでレーザ融除を行うための単
層アルミニウムオンクォーツ・マスクを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらおよびそ
の他の目的は、その最良の実施の形態では、厚さ2〜6
ミクロンの有孔アルミニウム層をシリカ基板上に形成す
ることによって達成される。層は、マスクを使用して目
標領域を融除する際に熱負荷を分散するのに十分な熱量
を保証する厚さを有する必要がある。マスク金属層の最
大厚さは、金属層の孔分解能と孔寸法の制御考慮事項に
よって制限される。マイクロエレクトロニクス目標材料
を加工する場合に必要とされる非常に小さいマスク金属
孔の分解能と寸法の制御は、マスク金属の厚さが約6ミ
クロンを超える場合に問題になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に関連して実施されるレー
ザ投射エッチングの基本的技法は、前述の米国特許第4
923772号に記載されている。簡単にいえば、レー
ザ源からのエネルギーを、個々の再使用可能なマスクを
介して、目標基板上に直接当たるように向けるか、また
は投射器配置によって処理し(すなわち低下させ)、そ
の後目標に向ける。マスクは、その上に透明なパターン
が形成された透明な本体を含む。
【0011】マスク材料によるレーザ・エネルギーの吸
収は、マスク・パターンの劣化およびその結果生じる破
壊の原因となる。透明パターン(有孔アルミニウム反射
膜など)が混在物のない平坦面であることだけでなく、
透明本体も不純物がないことが必要である。透明本体と
して紫外線グレードの合成融解シリカを使用することが
好ましい。紫外線光源としてはエキシマ・レーザが好ま
しい。
【0012】上記の従来技術の考察で述べたように、従
来の教示は、シリカ基板上の単層金属が、約200mJ
/cm2超のレーザ・フルエンスで融除マスクとして使
用するには適さないことである。しかしながら、本発明
によれば、シリカ基板上の有孔アルミニウムの単層は、
実際、アルミニウムの厚さが少なくとも2ミクロンであ
れば、融除マスクとして効率的に使用できることが分か
った。そのような厚さは、レーザ融除の実施に関連する
エネルギー範囲である約200mJ/cm2超から少な
くとも500mJ/cm2までの範囲のレーザ・フルエ
ンスに耐えるのに十分であることが分かった。アルミニ
ウムの厚さの上限を6ミクロンにすれば、マイクロエレ
クトロニクス目標材料を加工する場合にアルミニウムに
必要とされる孔寸法に関する分解能の問題点が回避され
る。使用可能なレーザ波長は、193nm、248nm
および308nmが好適である。
【0013】図1は、本発明により製造し、後述するよ
うに様々な動作条件のもとで試験したレーザ融除マスク
の簡略化した断面図である。矢印1で表される、エキシ
マ・レーザ(図示せず)からの入射放射は、石英基板2
に当たる。石英2は、その中の混在物や不純物によるレ
ーザの吸収を最小にするために、紫外線グレードの合成
融解シリカ(石英ガラス)であることが好ましい。有孔
アルミニウム3の層が石英基板2の上に形成される。
【0014】ある研究では、波長308nmで生成した
シングルショットレーザパルスによる損傷しきい値は、
層3の厚さが3ミクロンである場合、2500mJ/c
2になることが分かった。これは、現在使用されてい
る多層誘電体融除マスクの800mJ/cm2シングル
ショットレーザパルスに比べて非常に著しい改善であ
る。別の試験では、長寿命損傷しきい値(レーザの連続
繰返しパルスを使用する)には達しなかった。図1のマ
スクは、308nm、250mJ/cm2、300Hz
で500000パルス静的試験に合格した。
【0015】250mJ/cm2、300Hzの308
nmレーザを使用して、500個の目標マイクロエレク
トロニクス基板を実際にレーザ融除した結果、マスクの
劣化がないことが分かった。記載のアルミニウム・マス
クを使用した目標基板の融除の結果は、上述した従来技
術の多層誘電体マスクを使用した融除の結果と、機能上
および外観上同じになるらしいことが分かった。したが
って、本発明の単層アルミニウム・マスクは、低コスト
の(製造方法が簡単な)、レーザ融除用の多層誘電体マ
スクの代わりになる長寿命のマスクであることが分かっ
た。
【0016】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0017】(1)石英の基板と、前記基板上の有孔ア
ルミニウムの単層とからなり、前記層が約2ミクロンか
ら約6ミクロンまでの範囲の厚さを有し、約200mJ
/cm2から少なくとも500mJ/cm2までの範囲の
フルエンスをもたらすエキシマ・レーザと融除すべきフ
ィーチャを有する目標構造体との中間に使用するレーザ
融除マスク。 (2)石英基板上に約2ミクロンから約6ミクロンまで
の範囲の厚さを有する有孔アルミニウムの単層を有する
マスクを準備するステップと、エキシマ・レーザ・ビー
ムを、前記マスクを介して目標構造体に照射するステッ
プと、前記ビームに約200mJ/cm2から少なくと
も500mJ/cm2までの範囲のフルエンスをもたら
すステップとからなる目標構造体上のフィーチャを融除
する方法。 (3)石英の基板と、前記基板上の有孔アルミニウムの
単層とからなり、前記層が約6ミクロンまでの厚さを有
し、約200mJ/cm2から少なくとも500mJ/
cm2までの範囲のフルエンスを提供するエキシマ・レ
ーザと融除すべきフィーチャを有する目標構造体との中
間に使用するレーザ融除マスク。 (4)石英基板上に約6ミクロンまでの厚さを有する有
孔アルミニウムの単層を有するマスクを準備するステッ
プと、エキシマ・レーザ・ビームを、前記マスクを介し
て目標構造体に照射するステップと、前記ビームに約2
00mJ/cm2から少なくとも500mJ/cm2まで
の範囲のフルエンスをもたらすステップとからなる目標
構造体上のフィーチャを融除する方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実行するための最良の実施の形態に従
って製造したレーザ融除マスクの簡略化した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 入射放射 2 石英基板 3 有孔アルミニウム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スールヤナラーヤナ・ムッカヴィッリ アメリカ合衆国97006 オレゴン州ビーヴ ァートンノース・ウェスト・ウォーカー・ ロード 18188エフ (72)発明者 ラージェシュ・シャンケルラール・パテル アメリカ合衆国12590 ニューヨーク州ワ ッピンガーズ・フォールズ フィールドス トーン・ブールバード 27 (72)発明者 マーク・エイ・タカチュ アメリカ合衆国12603 ニューヨーク州ポ ーキープシー スチュアート・ドライブ 10エイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石英の基板と、 前記基板上の有孔アルミニウムの単層とからなり、 前記層が約2ミクロンから約6ミクロンまでの範囲の厚
    さを有し、 約200mJ/cm2から少なくとも500mJ/cm2
    までの範囲のフルエンスをもたらすエキシマ・レーザと
    融除すべきフィーチャを有する目標構造体との中間に使
    用するレーザ融除マスク。
  2. 【請求項2】石英基板上に約2ミクロンから約6ミクロ
    ンまでの範囲の厚さを有する有孔アルミニウムの単層を
    有するマスクを準備するステップと、 エキシマ・レーザ・ビームを、前記マスクを介して目標
    構造体に照射するステップと、 前記ビームに約200mJ/cm2から少なくとも50
    0mJ/cm2までの範囲のフルエンスをもたらすステ
    ップとからなる目標構造体上のフィーチャを融除する方
    法。
  3. 【請求項3】石英の基板と、 前記基板上の有孔アルミニウムの単層とからなり、 前記層が約6ミクロンまでの厚さを有し、 約200mJ/cm2から少なくとも500mJ/cm2
    までの範囲のフルエンスを提供するエキシマ・レーザと
    融除すべきフィーチャを有する目標構造体との中間に使
    用するレーザ融除マスク。
  4. 【請求項4】石英基板上に約6ミクロンまでの厚さを有
    する有孔アルミニウムの単層を有するマスクを準備する
    ステップと、 エキシマ・レーザ・ビームを、前記マスクを介して目標
    構造体に照射するステップと、 前記ビームに約200mJ/cm2から少なくとも50
    0mJ/cm2までの範囲のフルエンスをもたらすステ
    ップとからなる目標構造体上のフィーチャを融除する方
    法。
JP8062331A 1995-03-24 1996-03-19 レーザ融除用の単一金属マスク Pending JPH08257779A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US41003095A 1995-03-24 1995-03-24
US410030 1995-03-24

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JP8062331A Pending JPH08257779A (ja) 1995-03-24 1996-03-19 レーザ融除用の単一金属マスク

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003506218A (ja) * 1999-08-10 2003-02-18 クロマロイ ガス タービン コーポレーション レーザー溶接又はレーザードリルの間に使用するためのマスキング剤
CN107414306A (zh) * 2016-05-20 2017-12-01 上海和辉光电有限公司 一种金属掩膜制备方法

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CN107414306A (zh) * 2016-05-20 2017-12-01 上海和辉光电有限公司 一种金属掩膜制备方法
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