JPH082571Y2 - 斜面崩壊検出装置の変位検出構造 - Google Patents

斜面崩壊検出装置の変位検出構造

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JPH082571Y2
JPH082571Y2 JP5794992U JP5794992U JPH082571Y2 JP H082571 Y2 JPH082571 Y2 JP H082571Y2 JP 5794992 U JP5794992 U JP 5794992U JP 5794992 U JP5794992 U JP 5794992U JP H082571 Y2 JPH082571 Y2 JP H082571Y2
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JP
Japan
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optical fiber
slope
fiber cable
shaped metal
girder
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JP5794992U
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JPH0618923U (ja
Inventor
文男 坂田
光雄 清水
宣悦 山崎
Original Assignee
株式会社レイディック
坂田電機株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ファイバーの伝送損失
変化を用いる斜面崩壊検出方式で使用する桁及び光ファ
イバーの取り付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】山間部を通過する山岳道路は平野部の道
路に比べ道路両側に急傾斜斜面が多く、降雨によって発
生する地すべりや地震による落石土砂流出といった斜面
崩壊が発生しやすい状況にある。また山岳道路はカーブ
が多いため見通しも悪く、斜面崩壊が生じたとしても目
視による発見は困難である。このような理由から山岳道
路の斜面崩壊を事前に捉えることを目的として各種の検
出装置が用いられている。実際に山岳道路の斜面崩壊検
出を試みる場合、危険が予想される箇所を予め設定し、
直接斜面表面の移動量を測定する斜面移動量測定器や、
斜面の傾斜変化を測定する斜面測定器のような斜面崩壊
検出用センサを設置する方法が多く用いられれてる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
検出方式ではセンサの検出範囲が限定される為、センサ
の検出範囲から外れた斜面崩壊は検出されないことにな
る。この理由は、従来から用いられている検出方式が特
定箇所の変化を検出することを目的として製作されてい
るためで、広範囲におよぶ変化を検出する方式には適し
ていない。また、従来方式のセンサを広範囲に設置した
場合、各センサの出力信号を各々専用回線を設けて監視
所へ導くために多量の信号線を必要とする欠点があっ
た。
【0004】従って本考案は、広範囲にわたる測定を少
ない信号線を用いて可能にする斜面崩壊検出方式におい
て使用する変位検出機能を持つ桁及び光ファイバーの取
り付け金具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、斜面に
列状に立てた複数の杭と、該複数の杭とは別の杭に支持
され、前記複数の杭に沿って地面から離れて敷設された
桁と、該桁に沿って設けられた光ファイバーケーブルと
を有し、一部斜面の移動により前記杭と前記桁との間に
相対的に変位が生じたときに前記光ファイバーケーブル
に曲げによる変形を生ぜしめ、この変形による伝送損失
の変化を測定して斜面崩壊の発生を検出する斜面崩壊検
出装置における光ファイバーケーブル取付け構造であっ
て、両側辺の各央部に前記光ファイバーを通し得る孔を
具えたU字形金具を2つ用意し、一方のU字形金具を前
記杭に、他方のU字形金具を前記桁に、前記孔が各側辺
で互いに重なるように固定し、該重なった孔に前記光フ
ァイーケーブルを通して構成され、前記相対的変位が生
じた時に前記重なっていた孔がずれて前記光ファイバー
ケーブルに変形を生ぜしめるようにしたことを特徴とす
る、斜面崩壊検出装置の変位検出構造が得られる。
【0006】
【実施例】図1は本考案の概要を示す図であり、杭1は
斜面崩壊が予想される場所に多数立てられており、アン
グル状の桁2が何本かの杭1に跨がって杭から若干離れ
て設けられている。なおこの桁は図示してない杭により
固定されている。そしてこの桁に沿って光ファイバーケ
ーブル3が、杭1に取り付けられたU字金具4と桁2に
取り付けられたU字形金具5の切り込み6,7を通して
設けられており、一方の端から入射した光はケーブル中
を伝搬して他端から出射する。この出射光の強度は光フ
ァイバケーブル3が圧縮(歪み)を受けるとマイクロベ
ンディング損失により減衰するが、桁2を固定するとき
は両方のU字形金具の切り込み6,7が一致するように
調整されているので、光ファイバーケーブル3を設定し
た時点ではマイクロベンディング損失は生じない。
【0007】この様な構成において、斜面崩壊が生じて
杭1と桁2の相対位置が変ると、U字形金具4の切り込
み6とU字形金具5の切り込み7の相対位置がずれ、そ
の中を通っている光ファイバーケ−ブルが圧縮による変
形を受けてマイクロベンディング損失が生じ、出射光の
強度が減衰する。すなわち斜面の一部に崩壊が発生した
ことが検出される。
【0008】図2はU字形金具4,5の構造を一部除去
して示した上面図であり、杭1に取り付けられたU字形
金具4には切り込み6が設けられ、桁2に取り付けられ
たU字形金具5には切り込み7が設けられている。桁2
の位置は孔6と7が一致するようになっている。上記に
於いて、杭1と桁2の間隔を決められた距離に設定する
のは難しいので、図には示してないが、例えば図2の杭
1とU字形金具4の間に厚さを比較的大きく調整できる
スペーサを取り付けられるようにすれば、杭打ちの精度
は比較的に小さくて済む。なお8は取り付け用のねじで
ある。
【0009】図3は斜面の一部に崩壊が起こったときの
本考案の装置の一部断面上面図である。斜面崩壊によっ
て杭1が桁2側に移動し、U字形金具4の切り込み6と
U字形金具5の切り込み7の間に相対変位が生じ、この
相対変位により光ファイバーが圧縮点9で変形を受けて
いる状態を示しているる。そしてこの変形により光ファ
イバーのマイクロベンディング損失が発生し、光ファイ
バーの伝送損失が増加して出射光10が変化するので、
斜面の一部に崩壊が起こったことが検出できる。
【0010】以上の説明に於いて、桁2としてアングル
を用いたが、その代わりに、U型チャンネルを用いても
よく、角筒状のものでも良い。要は強度が十分でU字形
金具を取り付け易いものであれば良い。また、2つU字
形金具4と5は側辺の間隔が同じものを用いたが、一方
の間隔を広くして他方を中に抱き込むような形にしても
良い。なお切り込み6,7の代わりに孔を明けても良い
が、数多くの孔に光ファイバーを通すことは多大の手間
を要する。此の明細書ではこの様な孔も切り込みの一種
として取り扱うものとする。
【0011】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に於いては、斜面崩壊危険地区に立てられた杭と基準と
なる桁に、おのおの切り込みを備えた対のU字形金具を
切り込みが重なるように設置することにより、この切り
込みに通した光ファイバケーブルの出力光の減衰を測定
することで広範囲の領域を一本の光ファイバーで監視す
ることができる。したがって、経済的に得られる効果が
大きいだけでなく、早期に斜面崩壊を検出できる等安全
面で得られる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の概要を示す図である。
【図2】本考案による検出域における杭、U字形金具、
横棒と光ファイバーの設置状況を示す図。
【図3】光ファイバーの圧縮状況を示す図である。
【符号の説明】
1 杭 2 桁 3 光ファイバーケーブル 4 U字形金具 5 U字形金具 6 切り込み 7 切り込み 8 ねじ 9 光ファイバー圧縮点 10 出射光

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面に列状に立てた複数の杭と、該複数
    の杭とは別の杭に支持され、前記複数の杭に沿って地面
    から離れて敷設された桁と、該桁に沿って設けられた光
    ファイバーケーブルとを有し、一部斜面の移動により前
    記杭と前記桁との間に相対的に変位が生じたときに前記
    光ファイバーケーブルに曲げによる変形を生ぜしめ、こ
    の変形による伝送損失の変化を測定して斜面崩壊の発生
    を検出する斜面崩壊検出装置における光ファイバーケー
    ブル取付け構造であって、 両側辺の各央部に前記光ファイバーを通し得る孔を具え
    たU字形金具を2つ用意し、一方のU字形金具を前記杭
    に、他方のU字形金具を前記桁に、前記孔が各側辺で互
    いに重なるように固定し、該重なった孔に前記光ファイ
    バーケーブルを通して構成され、 前記相対的変位が生じた時に前記重なっていた孔がずれ
    て前記光ファイバーケーブルに変形を生ぜしめるように
    したことを特徴とする、斜面崩壊検出装置の変位検出構
    造。
JP5794992U 1992-08-18 1992-08-18 斜面崩壊検出装置の変位検出構造 Expired - Lifetime JPH082571Y2 (ja)

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JPH0618923U JPH0618923U (ja) 1994-03-11
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KR100618650B1 (ko) * 2006-06-17 2006-09-06 (주)정림종합엔지니어링건축사사무소 건축공사용 경고가능 토류판

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JPH0618923U (ja) 1994-03-11

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