JPH08257034A - 小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材及びその打込方法 - Google Patents
小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材及びその打込方法Info
- Publication number
- JPH08257034A JPH08257034A JP7086487A JP8648795A JPH08257034A JP H08257034 A JPH08257034 A JP H08257034A JP 7086487 A JP7086487 A JP 7086487A JP 8648795 A JP8648795 A JP 8648795A JP H08257034 A JPH08257034 A JP H08257034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- guide pin
- cross
- internal fixation
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/74—Devices for the head or neck or trochanter of the femur
- A61B17/742—Devices for the head or neck or trochanter of the femur having one or more longitudinal elements oriented along or parallel to the axis of the neck
- A61B17/746—Devices for the head or neck or trochanter of the femur having one or more longitudinal elements oriented along or parallel to the axis of the neck the longitudinal elements coupled to a plate opposite the femoral head
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Neurology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最適位置に確実にブレードを刺入し、手術工
程も簡易で手術中の回旋も十分に防止できる小児大腿骨
骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材を提供する。 【構成】 内固定部材1は上部にブレード2、下部にシ
ャフトプレート3を形成する小児用のヒッププレートで
あって、ブレード2は断面十字形状となるように上下面
に突起部4を突設する。又、十字中心部にはガイドピン
挿通用の案内穴5を穿設し、ブレード先端部2aを尖鋭
なノミ状に形成する。ブレード2は最適位置にセットさ
れたガイドピンに沿って大腿骨の骨幹部上部から骨頭頸
部方向に刺入する。尖鋭なブレード先端部2aはノミと
同等な作用が可能である。
程も簡易で手術中の回旋も十分に防止できる小児大腿骨
骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材を提供する。 【構成】 内固定部材1は上部にブレード2、下部にシ
ャフトプレート3を形成する小児用のヒッププレートで
あって、ブレード2は断面十字形状となるように上下面
に突起部4を突設する。又、十字中心部にはガイドピン
挿通用の案内穴5を穿設し、ブレード先端部2aを尖鋭
なノミ状に形成する。ブレード2は最適位置にセットさ
れたガイドピンに沿って大腿骨の骨幹部上部から骨頭頸
部方向に刺入する。尖鋭なブレード先端部2aはノミと
同等な作用が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小児の大腿骨骨切術
や大腿骨頸部骨折の治療に用い、ブレードとシャフトプ
レートとからなる内固定部材及びその打込方法に関す
る。
や大腿骨頸部骨折の治療に用い、ブレードとシャフトプ
レートとからなる内固定部材及びその打込方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】小児股関節疾患に対する大腿骨転子間骨
切術の内固定には、従来より小児用ヒッププレートと称
される内固定部材が用いられてきた。この内固定部材
は、骨幹部上部の大転子下部から骨頸部を挿通して骨頭
部方向に刺入するブレードと、このブレードの外端より
曲折して骨幹部に沿うシャフトプレートで構成され、ブ
レード中央上面には1条の小突起を突設する形状であっ
た。又、刺入された内固定部材はシャフトプレートに複
数のスクリューを挿通して骨幹部に固定していた。
切術の内固定には、従来より小児用ヒッププレートと称
される内固定部材が用いられてきた。この内固定部材
は、骨幹部上部の大転子下部から骨頸部を挿通して骨頭
部方向に刺入するブレードと、このブレードの外端より
曲折して骨幹部に沿うシャフトプレートで構成され、ブ
レード中央上面には1条の小突起を突設する形状であっ
た。又、刺入された内固定部材はシャフトプレートに複
数のスクリューを挿通して骨幹部に固定していた。
【0003】ところで従来の内固定部材はガイドピンを
利用せずに打ち込む構成であった。その打込方法は、角
度計を用いて術前に計測した角度にガイドピンとしての
キルシュナーワイヤーを挿入し、方向性を確認しながら
ガイドに沿ってドリルを回転し、骨頭方向に一列に連続
した複数の穴を開ける。この連続的に穿設した複数の穴
をノミで削り、ヒッププレート用ノミが挿入できる開口
部を形成する。次にヒッププレート用ノミをノミ用ガイ
ドに装着し角度を整えて打ち込む。その後ヒッププレー
ト用ノミを引き抜き、穿設したガイド孔部に沿って内固
定部材のブレードを刺入する。この時、内固定部材は打
込摘出器に装着しブレードと打込器の柄が一直線になる
ようにセットして、刺入するブレードがガイド孔部から
逸脱しないよう慎重に打ち込んでいる。
利用せずに打ち込む構成であった。その打込方法は、角
度計を用いて術前に計測した角度にガイドピンとしての
キルシュナーワイヤーを挿入し、方向性を確認しながら
ガイドに沿ってドリルを回転し、骨頭方向に一列に連続
した複数の穴を開ける。この連続的に穿設した複数の穴
をノミで削り、ヒッププレート用ノミが挿入できる開口
部を形成する。次にヒッププレート用ノミをノミ用ガイ
ドに装着し角度を整えて打ち込む。その後ヒッププレー
ト用ノミを引き抜き、穿設したガイド孔部に沿って内固
定部材のブレードを刺入する。この時、内固定部材は打
込摘出器に装着しブレードと打込器の柄が一直線になる
ようにセットして、刺入するブレードがガイド孔部から
逸脱しないよう慎重に打ち込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の内固定部
材では、ドリル穴の穿設やブレード挿入に際しガイドピ
ンを利用できない構成であるため、ブレード挿入をいか
に慎重にしても、ガイド孔部の状態によってはブレード
をスムーズに刺入することが困難な場合もあり、最適位
置からずれてしまうこともあった。ところが小児の海綿
骨は非常に軟らかく、加えて頸部が細く、骨頭が小さい
形状であるため、一度不的確な部位にブレードを挿入し
た場合には、骨梁の一部が破壊されてしまい残った骨が
少なくなるのでやり直しは不可能であった。
材では、ドリル穴の穿設やブレード挿入に際しガイドピ
ンを利用できない構成であるため、ブレード挿入をいか
に慎重にしても、ガイド孔部の状態によってはブレード
をスムーズに刺入することが困難な場合もあり、最適位
置からずれてしまうこともあった。ところが小児の海綿
骨は非常に軟らかく、加えて頸部が細く、骨頭が小さい
形状であるため、一度不的確な部位にブレードを挿入し
た場合には、骨梁の一部が破壊されてしまい残った骨が
少なくなるのでやり直しは不可能であった。
【0005】又、ドリルで大腿骨に複数の穴を穿設した
後、穴開口部をノミで整形し、その後この開口部に別途
ヒッププレート用ノミを打ち込み、再度これを引き抜く
という工程は手技的に煩雑であった。
後、穴開口部をノミで整形し、その後この開口部に別途
ヒッププレート用ノミを打ち込み、再度これを引き抜く
という工程は手技的に煩雑であった。
【0006】又、小児の骨の組織は未発達であるためブ
レードを刺入しても手術中に回旋する恐れもある。従来
の内固定部材のブレード中央上面に突設する1条の小突
起は、この回旋を防止するためのものであったが、ブレ
ード幅に比して突起部がかなり小さいプロポーションで
あったためその効果が十分には得られていなかった。し
かし、従来の内固定部材及びその打込方法では、上記の
ように最適位置へのブレード刺入の信頼性がやや劣るた
め、骨梁破壊部を増大する恐れのある突起部をより大き
くすることはできなかった。
レードを刺入しても手術中に回旋する恐れもある。従来
の内固定部材のブレード中央上面に突設する1条の小突
起は、この回旋を防止するためのものであったが、ブレ
ード幅に比して突起部がかなり小さいプロポーションで
あったためその効果が十分には得られていなかった。し
かし、従来の内固定部材及びその打込方法では、上記の
ように最適位置へのブレード刺入の信頼性がやや劣るた
め、骨梁破壊部を増大する恐れのある突起部をより大き
くすることはできなかった。
【0007】この発明は、上記課題を解決し、ガイドピ
ンを利用して最適位置に確実にブレードを刺入でき、し
かも手術工程も簡易な小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療
用の内固定部材及びその打込方法を提供することを目的
としている。又、小児であっても手術中の回旋を十分に
防止できる内固定部材を提供することも目的の1つであ
る。
ンを利用して最適位置に確実にブレードを刺入でき、し
かも手術工程も簡易な小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療
用の内固定部材及びその打込方法を提供することを目的
としている。又、小児であっても手術中の回旋を十分に
防止できる内固定部材を提供することも目的の1つであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内
固定部材は、骨幹部上部から骨頭部方向に刺入するブレ
ードと、このブレードの外端より曲折して骨幹部に沿う
シャフトプレートとからなる小児大腿骨骨切術・頸部骨
折治療用の内固定部材において、前記ブレードは、その
断面が十字形状となるようブレード上下面に突起部を突
設し、その十字中心部にガイドピン挿通用の案内穴を穿
設し、ブレード先端部を尖鋭なノミ状に形成することを
特徴としている。
め、この発明の小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内
固定部材は、骨幹部上部から骨頭部方向に刺入するブレ
ードと、このブレードの外端より曲折して骨幹部に沿う
シャフトプレートとからなる小児大腿骨骨切術・頸部骨
折治療用の内固定部材において、前記ブレードは、その
断面が十字形状となるようブレード上下面に突起部を突
設し、その十字中心部にガイドピン挿通用の案内穴を穿
設し、ブレード先端部を尖鋭なノミ状に形成することを
特徴としている。
【0009】又、請求項2に記載する内固定部材の打込
方法は、骨幹部上部にアングルガイドによって所定角度
に固定されたガイドピンを挿入し、このガイドピンにド
リルガイドを装着して皮質骨に十字形状のドリル穴を穿
設した後、皮質骨の開口部を整形し、ガイドピンに前記
ブレードとプレートインパクタを挿通して前記内固定部
材を押圧し、ガイドピンに沿って前記ブレードを骨頭部
に刺入することを特徴とするものである。
方法は、骨幹部上部にアングルガイドによって所定角度
に固定されたガイドピンを挿入し、このガイドピンにド
リルガイドを装着して皮質骨に十字形状のドリル穴を穿
設した後、皮質骨の開口部を整形し、ガイドピンに前記
ブレードとプレートインパクタを挿通して前記内固定部
材を押圧し、ガイドピンに沿って前記ブレードを骨頭部
に刺入することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この発明の内固定部材は、小児の大腿骨骨切術
あるいは頸部骨折治療で骨頭頸部を整復固定する場合に
用い、シャフトプレートは骨幹部に沿わせスクリューに
より固定するが、ブレードは骨幹部上部から骨頭部方向
に刺入する。ブレードは上下面に突起部を突設するため
骨頭頸部に十字形状に食い込み、小児の軟らかい海綿骨
内であっても手術中の回旋を防止する。ブレード断面の
十字中心部に穿設する案内穴には予め大腿骨の最適位置
に挿入したガイドピンを挿通する。又、尖鋭なブレード
先端部はノミと同等な作用が可能であるため、内固定部
材背面を殴打することで直接ブレードを骨頭頸部に挿入
できる。
あるいは頸部骨折治療で骨頭頸部を整復固定する場合に
用い、シャフトプレートは骨幹部に沿わせスクリューに
より固定するが、ブレードは骨幹部上部から骨頭部方向
に刺入する。ブレードは上下面に突起部を突設するため
骨頭頸部に十字形状に食い込み、小児の軟らかい海綿骨
内であっても手術中の回旋を防止する。ブレード断面の
十字中心部に穿設する案内穴には予め大腿骨の最適位置
に挿入したガイドピンを挿通する。又、尖鋭なブレード
先端部はノミと同等な作用が可能であるため、内固定部
材背面を殴打することで直接ブレードを骨頭頸部に挿入
できる。
【0011】又、その打込方法は、先ず大腿骨の骨幹部
上部にアングルガイドによって所定角度に固定されたガ
イドピンを挿入する。このガイドピンは最適位置に慎重
に挿入するが、細径であるため挿入し直しも可能であ
る。次にガイドピンにドリル穿孔用のホールを設けたド
リルガイドを装着し、方向性を確認しながら皮質骨に十
字形状のドリル穴を穿設する。ノミを用いてドリル穴を
ブレード断面形状に整形し、次いでガイドピンに後端よ
りブレードとプレートインパクタを挿通し、プレートイ
ンパクタを殴打圧迫してブレードをガイドピンに沿って
移動させ、骨内の最適位置にこれを刺入する。
上部にアングルガイドによって所定角度に固定されたガ
イドピンを挿入する。このガイドピンは最適位置に慎重
に挿入するが、細径であるため挿入し直しも可能であ
る。次にガイドピンにドリル穿孔用のホールを設けたド
リルガイドを装着し、方向性を確認しながら皮質骨に十
字形状のドリル穴を穿設する。ノミを用いてドリル穴を
ブレード断面形状に整形し、次いでガイドピンに後端よ
りブレードとプレートインパクタを挿通し、プレートイ
ンパクタを殴打圧迫してブレードをガイドピンに沿って
移動させ、骨内の最適位置にこれを刺入する。
【0012】
【実施例】次にこの発明の一実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1はこの発明の内固定部材の側面
図、図2は同正面図、図3は図1のIII−III断面を示す
断面図、図4は大腿骨転子間骨切術の内固定の説明図、
図5は大腿骨頸部骨折の内固定の説明図、図6及び図7
は内固定部材打込方法の説明図である。この内固定部材
1は、上部にブレード2、下部にシャフトプレート3を
形成する小児用のヒッププレートであって、ブレード2
は、図3に示すように断面十字形状となるように上下面
に突起部4を突設する。又、十字中心部にはガイドピン
挿通用の案内穴5を穿設し、ブレード先端部2aを尖鋭
なノミ状に形成する。
詳細に説明する。図1はこの発明の内固定部材の側面
図、図2は同正面図、図3は図1のIII−III断面を示す
断面図、図4は大腿骨転子間骨切術の内固定の説明図、
図5は大腿骨頸部骨折の内固定の説明図、図6及び図7
は内固定部材打込方法の説明図である。この内固定部材
1は、上部にブレード2、下部にシャフトプレート3を
形成する小児用のヒッププレートであって、ブレード2
は、図3に示すように断面十字形状となるように上下面
に突起部4を突設する。又、十字中心部にはガイドピン
挿通用の案内穴5を穿設し、ブレード先端部2aを尖鋭
なノミ状に形成する。
【0013】この内固定部材1は図4及び図5に示すよ
うに小児の大腿骨転子間骨切術及び小児の大腿骨頸部骨
折の治療用に用い、ブレード2は大腿骨6の骨幹部上部
6aから骨頭頸部6b方向に刺入する。又、ブレード2
の外端より曲折して骨幹部6cに沿うシャフトプレート
3にはボーンスクリュー7挿通用のボーンスクリュー案
内穴3aを複数穿設する。
うに小児の大腿骨転子間骨切術及び小児の大腿骨頸部骨
折の治療用に用い、ブレード2は大腿骨6の骨幹部上部
6aから骨頭頸部6b方向に刺入する。又、ブレード2
の外端より曲折して骨幹部6cに沿うシャフトプレート
3にはボーンスクリュー7挿通用のボーンスクリュー案
内穴3aを複数穿設する。
【0014】次に図6及び図7に基づき内固定部材の打
込方法を説明する。ワイヤ等で仮固定した大腿骨6に図
示しないアングルガイドを当て骨幹部上部6aよりガイ
ドピン8を所定角度に挿入する。ガイドピン8にドリル
穿孔用のホール9aを設けたドリルガイド9を装着し、
方向性を確認しながら皮質骨に十字形状のドリル穴を穿
設する。図示しない断面十字形状のノミを用いてドリル
穴を整形拡幅し、次いでガイドピン8に後端よりブレー
ド2とプレートインパクタ10を挿通しこれを殴打圧迫
する。
込方法を説明する。ワイヤ等で仮固定した大腿骨6に図
示しないアングルガイドを当て骨幹部上部6aよりガイ
ドピン8を所定角度に挿入する。ガイドピン8にドリル
穿孔用のホール9aを設けたドリルガイド9を装着し、
方向性を確認しながら皮質骨に十字形状のドリル穴を穿
設する。図示しない断面十字形状のノミを用いてドリル
穴を整形拡幅し、次いでガイドピン8に後端よりブレー
ド2とプレートインパクタ10を挿通しこれを殴打圧迫
する。
【0015】皮質骨の開口部より貫入したブレード先端
部2aはノミと同等な作用が可能であるため、海綿骨内
に孔部が穿設されていなくともプレートインパクタ10
を圧迫することで、ブレード2をガイドピン9に沿って
移動させ、直接骨内の最適位置にこれを刺入することが
できる。
部2aはノミと同等な作用が可能であるため、海綿骨内
に孔部が穿設されていなくともプレートインパクタ10
を圧迫することで、ブレード2をガイドピン9に沿って
移動させ、直接骨内の最適位置にこれを刺入することが
できる。
【0016】この内固定部材1はブレード2の上下面に
ブレード幅の1/2に相当する突起部4をそれぞれ突設
するため骨頭頸部6bに十字形状に食い込み、小児の軟
らかい海綿骨内であっても手術中の回旋を防止すること
ができる。このように海綿骨内に予めブレード挿入用の
孔部を穿設することなく、ガイドピン9を用いることで
ブレード2を直接しかも確実に骨内の最適位置に挿入す
ることができるため、突起部4の形状が大きくとも従来
の内固定部材に比べて骨梁破壊を増大する恐れはない。
ブレード幅の1/2に相当する突起部4をそれぞれ突設
するため骨頭頸部6bに十字形状に食い込み、小児の軟
らかい海綿骨内であっても手術中の回旋を防止すること
ができる。このように海綿骨内に予めブレード挿入用の
孔部を穿設することなく、ガイドピン9を用いることで
ブレード2を直接しかも確実に骨内の最適位置に挿入す
ることができるため、突起部4の形状が大きくとも従来
の内固定部材に比べて骨梁破壊を増大する恐れはない。
【0017】又、ガイドピン9は大腿骨6の最適位置を
目指して慎重に挿入するものであるが、万一ずれが生じ
た場合でも外径2mm程度の細い線材であるので挿入の
し直しも可能である。
目指して慎重に挿入するものであるが、万一ずれが生じ
た場合でも外径2mm程度の細い線材であるので挿入の
し直しも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の内固定
部材は、ブレード断面が十字形状となるよう上下面に突
起部を突設するので、小児の軟らかい海綿骨内であって
も手術中の回旋を防止することができる。又、十字中心
部にガイドピン挿通用の案内穴を穿設するので、ブレー
ドを確実に最適位置に挿入することができる。又、ブレ
ード先端部を尖鋭なノミ状に形成するので、海綿骨内に
孔部が穿設されていなくとも直接骨内の最適位置にこれ
を貫入することができる。
部材は、ブレード断面が十字形状となるよう上下面に突
起部を突設するので、小児の軟らかい海綿骨内であって
も手術中の回旋を防止することができる。又、十字中心
部にガイドピン挿通用の案内穴を穿設するので、ブレー
ドを確実に最適位置に挿入することができる。又、ブレ
ード先端部を尖鋭なノミ状に形成するので、海綿骨内に
孔部が穿設されていなくとも直接骨内の最適位置にこれ
を貫入することができる。
【0019】又請求項2記載の打込方法は、皮質骨のド
リル穴穿設やブレード挿入等の操作をガイドピンに基づ
き行うので手術工程が簡易なものとなる。又ガイドピン
は細い線材を用いるので万一ずれが生じた場合でも挿入
のし直しが可能である。
リル穴穿設やブレード挿入等の操作をガイドピンに基づ
き行うので手術工程が簡易なものとなる。又ガイドピン
は細い線材を用いるので万一ずれが生じた場合でも挿入
のし直しが可能である。
【図1】内固定部材の側面図である。
【図2】内固定部材の正面図である。
【図3】図1のIII−III断面を示す断面図である。
【図4】大腿骨転子間骨切術の内固定の説明図である。
【図5】大腿骨頸部骨折の内固定の説明図である。
【図6】内固定部材打込方法の説明図である。
【図7】内固定部材打込方法の説明図である。
1 内固定部材 2 ブレード 2a ブレード先端部 3 シャフトプレート 4 突起部 5 案内穴 6 大腿骨 6a 骨幹部上部 6b 骨頭頸部 8 ガイドピン 9 ドリルガイド 10 プレートインパクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 骨幹部上部から骨頭部方向に刺入するブ
レードと、このブレードの外端より曲折して骨幹部に沿
うシャフトプレートとからなる小児大腿骨骨切術・頸部
骨折治療用の内固定部材において、前記ブレードは、そ
の断面が十字形状となるようブレード上下面に突起部を
突設し、その十字中心部にガイドピン挿通用の案内穴を
穿設し、ブレード先端部を尖鋭なノミ状に形成すること
を特徴とする小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固
定部材。 - 【請求項2】 骨幹部上部から骨頭部方向に刺入するブ
レードと、このブレードの外端より曲折して骨幹部に沿
うシャフトプレートと、ブレード断面が十字形状となる
ようブレード上下面に突設する突起部と、十字中心部に
穿設するガイドピン挿通用の案内穴と、尖鋭なノミ状に
形成するブレード先端部とを備える小児大腿骨骨切術・
頸部骨折治療用の内固定部材の打込方法において、骨幹
部上部にアングルガイドによって所定角度に固定された
ガイドピンを挿入し、このガイドピンにドリルガイドを
装着して皮質骨に十字形状のドリル穴を穿設した後、皮
質骨の開口部を整形し、ガイドピンに前記ブレードとプ
レートインパクタを挿通して前記内固定部材を押圧し、
ガイドピンに沿って前記ブレードを骨頭部に刺入するこ
とを特徴とする小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内
固定部材の打込方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086487A JPH08257034A (ja) | 1995-03-18 | 1995-03-18 | 小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材及びその打込方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086487A JPH08257034A (ja) | 1995-03-18 | 1995-03-18 | 小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材及びその打込方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257034A true JPH08257034A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13888350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086487A Pending JPH08257034A (ja) | 1995-03-18 | 1995-03-18 | 小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材及びその打込方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08257034A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004513757A (ja) * | 2000-12-08 | 2004-05-13 | ジンテーズ アクチエンゲゼルシャフト クール | 骨、特に椎体を互いに相対的に固定するための固定装置 |
US7229445B2 (en) | 2004-06-21 | 2007-06-12 | Synthes (Usa) | Bone plate with bladed portion |
JP2014046201A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Trimed Inc | 骨折を固定するための輪郭形成された骨プレート用ホルダー/インパクター |
US9931148B2 (en) | 2003-05-30 | 2018-04-03 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US10335211B2 (en) | 2004-01-26 | 2019-07-02 | DePuy Synthes Products, Inc. | Highly-versatile variable-angle bone plate system |
US10342586B2 (en) | 2003-08-26 | 2019-07-09 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US10624686B2 (en) | 2016-09-08 | 2020-04-21 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angel bone plate |
US10772665B2 (en) | 2018-03-29 | 2020-09-15 | DePuy Synthes Products, Inc. | Locking structures for affixing bone anchors to a bone plate, and related systems and methods |
US10820930B2 (en) | 2016-09-08 | 2020-11-03 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angle bone plate |
US10905476B2 (en) | 2016-09-08 | 2021-02-02 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angle bone plate |
US10925651B2 (en) | 2018-12-21 | 2021-02-23 | DePuy Synthes Products, Inc. | Implant having locking holes with collection cavity for shavings |
US11013541B2 (en) | 2018-04-30 | 2021-05-25 | DePuy Synthes Products, Inc. | Threaded locking structures for affixing bone anchors to a bone plate, and related systems and methods |
US11026727B2 (en) | 2018-03-20 | 2021-06-08 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate with form-fitting variable-angle locking hole |
US11259851B2 (en) | 2003-08-26 | 2022-03-01 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US11291484B2 (en) | 2004-01-26 | 2022-04-05 | DePuy Synthes Products, Inc. | Highly-versatile variable-angle bone plate system |
-
1995
- 1995-03-18 JP JP7086487A patent/JPH08257034A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7666207B2 (en) | 2000-12-08 | 2010-02-23 | Synthes Usa, Llc | Fixation device for bones |
JP2004513757A (ja) * | 2000-12-08 | 2004-05-13 | ジンテーズ アクチエンゲゼルシャフト クール | 骨、特に椎体を互いに相対的に固定するための固定装置 |
US11419647B2 (en) | 2003-05-30 | 2022-08-23 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US9931148B2 (en) | 2003-05-30 | 2018-04-03 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US10231768B2 (en) | 2003-05-30 | 2019-03-19 | DePuy Synthes Products, Inc. | Methods for implanting bone plates |
US10653466B2 (en) | 2003-05-30 | 2020-05-19 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US10342586B2 (en) | 2003-08-26 | 2019-07-09 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US11259851B2 (en) | 2003-08-26 | 2022-03-01 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate |
US10335211B2 (en) | 2004-01-26 | 2019-07-02 | DePuy Synthes Products, Inc. | Highly-versatile variable-angle bone plate system |
US11291484B2 (en) | 2004-01-26 | 2022-04-05 | DePuy Synthes Products, Inc. | Highly-versatile variable-angle bone plate system |
US7229445B2 (en) | 2004-06-21 | 2007-06-12 | Synthes (Usa) | Bone plate with bladed portion |
JP2014046201A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-17 | Trimed Inc | 骨折を固定するための輪郭形成された骨プレート用ホルダー/インパクター |
US10624686B2 (en) | 2016-09-08 | 2020-04-21 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angel bone plate |
US10905476B2 (en) | 2016-09-08 | 2021-02-02 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angle bone plate |
US10820930B2 (en) | 2016-09-08 | 2020-11-03 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angle bone plate |
US11529176B2 (en) | 2016-09-08 | 2022-12-20 | DePuy Synthes Products, Inc. | Variable angle bone plate |
US11026727B2 (en) | 2018-03-20 | 2021-06-08 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone plate with form-fitting variable-angle locking hole |
US10772665B2 (en) | 2018-03-29 | 2020-09-15 | DePuy Synthes Products, Inc. | Locking structures for affixing bone anchors to a bone plate, and related systems and methods |
US11013541B2 (en) | 2018-04-30 | 2021-05-25 | DePuy Synthes Products, Inc. | Threaded locking structures for affixing bone anchors to a bone plate, and related systems and methods |
US10925651B2 (en) | 2018-12-21 | 2021-02-23 | DePuy Synthes Products, Inc. | Implant having locking holes with collection cavity for shavings |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0134514B1 (en) | Surgical guide pin - sleeve combination | |
US4450835A (en) | Method and system for inserting a surgical wire | |
JP6549368B2 (ja) | 整形外科用インプラント及び骨ねじアセンブリ | |
US6143012A (en) | Intramedullary awl assembly for preparation for a femoral-style nailing | |
US5116335A (en) | Intramedullary hybrid nail and instrumentation for installation and removal | |
JPH08257034A (ja) | 小児大腿骨骨切術・頸部骨折治療用の内固定部材及びその打込方法 | |
JP4468814B2 (ja) | 上腕骨の体幹近接骨折部の固定を改善するための釘とネジからなる固定システム | |
US3977398A (en) | Fluted sub-trochanteric nail system | |
KR101409468B1 (ko) | 힙 나선형 임플란트 | |
US6041485A (en) | System and method for anchoring a cord-like element to a workpiece | |
US6183477B1 (en) | Attachment tool for drill guide | |
US7799030B2 (en) | Orthopaedic plate and screw assembly | |
US7780667B2 (en) | Orthopaedic plate and screw assembly | |
US6406234B2 (en) | Blind rivet with fastener | |
US20070021751A1 (en) | Bone anchor | |
US6053918A (en) | Apparatus and method for fastening an intramedullary nail to a bone | |
JP6022465B2 (ja) | 骨インプラント | |
US5135527A (en) | Instrumentarium for repositioning and fixing petrochanterous and subtrochanterous fractures | |
US20030135211A1 (en) | Intramedullary nail, device for inserting a screw into the same and method thereof | |
US5601564A (en) | Cannulated broach for total joint arthroplasty | |
WO2008063317A1 (en) | Press fit suture anchor and inserter assembly | |
CA2646386A1 (en) | Orthopaedic plate and screw assembly | |
US5152766A (en) | Femoral wire guide instrument | |
US7141052B2 (en) | Surgical intramedullary implant with improved locking for fixation of fractured bone segments | |
US20230088523A1 (en) | Drill guide for orthopedic device |