JPH08256997A - 生体情報監視装置 - Google Patents

生体情報監視装置

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JPH08256997A
JPH08256997A JP7066347A JP6634795A JPH08256997A JP H08256997 A JPH08256997 A JP H08256997A JP 7066347 A JP7066347 A JP 7066347A JP 6634795 A JP6634795 A JP 6634795A JP H08256997 A JPH08256997 A JP H08256997A
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JP
Japan
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biometric information
blood pressure
living body
monitoring
card
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JP7066347A
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Inventor
Susumu Oka
享 岡
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Nippon Colin Co Ltd
Original Assignee
Nippon Colin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体情報を監視するための判断基準範囲を自
動的に適切な値に設定することができる生体情報監視装
置を提供する。 【構成】 カード入力装置60に装着された診察カード
62に記録されている生体識別コードの読み込みに関連
して、生体情報記憶手段80からその生体から以前に測
定された血圧値が読み込まれると、判断基準範囲決定手
段82により、上記過去に測定された血圧値に基づいて
今回の血圧監視時における血圧値の異常値を判断するた
めの判断基準範囲が決定される。そして、異常出力手段
84により、前記生体情報測定手段78により繰り返し
測定された血圧値が上記判断基準範囲を超えたか否かに
基づいて生体情報の異常を表す生体情報異常信号が出力
される。血圧値を監視するための判断基準範囲を自動的
に適切な値に設定することができるので、判断基準範囲
の設定に熟練を要せずしかも血圧値の監視中において判
断基準範囲を修正する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体から繰り返し測定
される生体情報の異常を監視するための生体情報監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、手術室或いは集中治療室にお
いて患者を監視するに際しては、血圧値、心拍数、血中
酸素飽和度、体温などの生体情報が繰り返し測定され、
それらの生体情報の値が予め設定された判断基準範囲を
超えると異常信号を出力して報知する生体情報監視装置
が提案されている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記判断基準範囲
は生体の異常を高い信頼性を保持しつつ迅速に報知する
ために適切な値に設定されることが望まれるが、生体情
報は個人差が大きいことから、一律に判断基準範囲を設
定することができず、必要かつ充分な判断基準範囲の設
定が困難であった。このため、従来では、医療従事者に
より監視前に測定された生体情報値を参考にして上記判
断基準範囲を設定することが行われているが、判断基準
範囲の設定に熟練を要するだけでなく、監視期間が開始
されてから判断基準範囲を修正しなければならない場合
が多くあった。
【0004】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的とするところは、生体情報を監
視するための判断基準範囲を自動的に適切な値に設定す
ることができる生体情報監視装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、生体情報測定手段によ
り生体から繰り返し測定される生体情報の異常を監視す
るための生体情報監視装置であって、(a) 生体毎に付さ
れた生体識別コードを入力するための識別コード入力手
段と、(b) 前記生体からその監視時以前において測定さ
れた生体情報を記憶するための生体情報記憶手段と、
(c) その生体情報記憶手段により記憶された以前の生体
情報に基づいて、監視時の生体情報の異常値を判断する
ための判断基準範囲を決定する判断基準範囲決定手段
と、(d) 前記生体情報測定手段により繰り返し測定され
た生体情報が前記判断基準範囲を超えたか否かに基づい
て生体情報の異常を表す生体情報異常信号を出力する異
常出力手段とを、含むことにある。
【0006】
【作用】このようにすれば、生体識別コードが識別コー
ド入力手段により読み込まれると、生体情報記憶手段か
ら、その生体に関して以前に測定された生体情報が読み
込まれる。判断基準範囲決定手段では、その生体情報記
憶手段から読み込まれた以前の生体情報に基づいてその
生体情報の異常値を判断するための判断基準範囲が決定
される。そして、異常出力手段により、前記生体情報測
定手段により繰り返し測定された生体情報が前記判断基
準範囲を超えたか否かに基づいて生体情報の異常を表す
生体情報異常信号が出力される。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、判断基
準範囲決定手段により、生体情報記憶手段により読み込
まれた過去の生体情報に基づいてその生体情報の異常値
を判断するための判断基準範囲が自動的に決定されるの
で、生体情報を監視するための判断基準範囲を自動的に
適切な値に設定することができる。したがって、判断基
準範囲の設定に熟練を要せずしかも生体情報監視中にお
いて判断基準範囲を修正する必要がない。
【0008】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記識別コード
入力手段は、生体毎に用意されるカード型記録媒体に記
憶された識別コードを読み込むカード入力装置である。
このようにすれば、キーボードを用いて入力する場合に
比較して、容易に且つ確実に識別コードを入力させるこ
とができる。
【0009】また、前記生体情報記憶手段は前記カード
型記録媒体の記憶領域の一部に備えられたものであり、
前記カード入力装置は、それに装着されたカード型記録
媒体から以前に測定された生体情報を読み込むものであ
る。このようにすれば、カード型記録媒体に生体情報を
記録する生体情報記憶手段が設けられているので、多数
の生体について過去に測定された生体情報を記憶する記
憶装置が不要となる利点がある。
【0010】また、好適には、前記生体情報記憶手段
は、多数の生体について以前に測定された生体情報を記
録するデータ記憶装置であり、前記判断基準範囲決定手
段は、前記カード入力装置に装着されたカード型記録媒
体に記録されている生体識別コードに基づいて、該生体
識別コードに対応する生体情報を該データ記憶装置から
読み込むものである。このようにすれば、カード型記録
媒体は、生体識別コードなどを記憶するための僅かな容
量の記憶領域が設けられているだけでよいので、高価な
ICカードなどを必要とせず、通常の帯状の磁気記憶領
域が設けられた簡単な構成の磁気カードを用いることが
できる利点がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明が適用された血圧監視装置
8の構成を説明する図である。
【0012】図1において、血圧監視装置8は、ゴム製
袋を布製帯状袋内に有してたとえば患者の上腕部12に
巻回されるカフ10と、このカフ10に配管20を介し
てそれぞれ接続された圧力センサ14、切換弁16、お
よび空気ポンプ18とを備えている。この切換弁16
は、カフ10内への圧力の供給を許容する圧力供給状
態、カフ10内を徐々に排圧する徐速排圧状態、および
カフ10内を急速に排圧する急速排圧状態の3つの状態
に切り換えられるように構成されている。
【0013】圧力センサ14は、カフ10内の圧力を検
出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路22
および脈波弁別回路24にそれぞれ供給する。静圧弁別
回路22はローパスフィルタを備え、圧力信号SPに含
まれる定常的な圧力すなわちカフ圧を表すカフ圧信号S
Kを弁別してそのカフ圧信号SKをA/D変換器26を
介して電子制御装置28へ供給する。
【0014】上記脈波弁別回路24はバンドパスフィル
タを備え、圧力信号SPの振動成分である脈波信号SM
1 を周波数的に弁別してその脈波信号SM1 をA/D変
換器30を介して電子制御装置28へ供給する。この脈
波信号SM1 が表すカフ脈波は、患者の心拍に同期して
図示しない上腕動脈から発生してカフ10に伝達される
圧力振動波であり、上記カフ10、圧力センサ14、お
よび脈波弁別回路24は、血圧測定のための脈波センサ
として機能している。
【0015】上記電子制御装置28は、CPU29,R
OM31,RAM33,および図示しないI/Oポート
等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されてお
り、CPU29は、ROM31に予め記憶されたプログ
ラムに従ってRAM33の記憶機能を利用しつつ信号処
理を実行することにより、I/Oポートから駆動信号を
出力して切換弁16および空気ポンプ18を制御する。
【0016】圧脈波検出プローブ34は、前記カフ10
が装着されているか或いは装着されていない上腕部12
の動脈下流側の手首42において、容器状を成すハウジ
ング36の開口端が体表面38に対向する状態で装着バ
ンド40により手首42に着脱可能に取り付けられるよ
うになっている。ハウジング36の内部には、ダイヤフ
ラム44を介して圧脈波センサ46が相対移動可能かつ
ハウジング36の開口端からの突出し可能に設けられて
おり、これらハウジング36およびダイヤフラム44等
によって圧力室48が形成されている。この圧力室48
内には、空気ポンプ50から調圧弁52を経て圧力エア
が供給されるようになっており、これにより、圧脈波セ
ンサ46は圧力室48内の圧力に応じた押圧力PHDで前
記体表面38に押圧される。
【0017】上記圧脈波センサ46は、たとえば、単結
晶シリコン等から成る半導体チップの押圧面54に多数
の半導体感圧素子(図示せず)が配列されて構成されて
おり、手首42の体表面38の撓骨動脈56上に押圧さ
れることにより、撓骨動脈56から発生して体表面38
に伝達される圧力振動波すなわち圧脈波を検出し、その
圧脈波を表す圧脈波信号SM2 をA/D変換器58を介
して電子制御装置28へ供給する。
【0018】また、前記電子制御装置28のCPU29
は、ROM31に予め記憶されたプログラムに従って、
空気ポンプ50および調圧弁52へ駆動信号を出力し、
圧力室48内の圧力すなわち圧脈波センサ46の皮膚に
対する押圧力を調節する。これにより、血圧監視に際し
ては、圧力室48内の圧力変化過程で逐次得られる圧脈
波に基づいて圧脈波センサ46の最適押圧力PHDP が決
定され、圧脈波センサ46の最適押圧力PHDP を維持す
るように調圧弁52が制御される。
【0019】さらに、カード入力装置60は、それに装
着された診察カード62の記憶内容を読み取り、電子制
御装置28へ出力する。この診察カード62は、生体
(患者)固有の識別コードおよびそれまでの診察時にお
いて測定された過去の安静時の血圧値が記憶されてい
る。なお、病院などに設置される大型コンピュータ64
に、過去に測定された血圧値などの生体情報が患者毎に
記憶されていてもよい。
【0020】図3は、上記血圧監視装置8における電子
制御装置28の制御機能の要部を説明する機能ブロック
線図である。図において、血圧測定手段72は、患者の
最高血圧より高く設定された昇圧目標値たとえば180
mmHg程度の値までカフ10を昇圧させた後に、3mmHg/s
ec程度の速度で緩やかに降圧させ、その圧迫圧力緩速変
化過程において脈波弁別回路24により採取される脈波
の大きさの変化に基づいて良く知られたオシロメトリッ
ク法(JIS T 1115)により患者の最高血圧値SAPおよ
び最低血圧値DAPを測定し、血圧測定が終了するとカ
フ10の圧力を解放させる。
【0021】圧脈波センサ46は、好ましくは患者のカ
フ10が装着される腕と異なる腕の手首に押圧されるこ
とによりその手首の撓骨動脈から発生する圧脈波を検出
する。圧脈波血圧対応関係決定手段74は、圧脈波セン
サ46により検出される圧脈波の大きさPM と血圧測定
手段72により測定された血圧値(監視血圧値MBP)
との間の対応関係を所定の患者について予め決定する。
この対応関係は、たとえば図2に示すものであり、MB
P=A・PM +B式により表される。但し、Aは傾きを
示す定数、Bは切片を示す定数である。監視血圧値決定
手段76は、その対応関係から圧脈波センサ46により
検出される圧脈波の大きさPM すなわち最高値(上ピー
ク値)PM2max および最低値(下ピーク値)PM2min
基づいて最高血圧値MBPSYS および最低血圧値MBP
DIA (モニタ血圧値)を逐次決定し、その決定した監視
血圧値MBPを表示器32に連続的に出力させる。上記
圧脈波センサ46、血圧測定手段72、圧脈波血圧対応
関係決定手段74、および監視血圧値決定手段76は、
生体情報の一種である血圧値を連続的に繰り返し測定す
る生体情報測定手段78を構成している。
【0022】識別コード入力手段として機能するカード
入力装置60は、診察カード(カード型記録媒体)62
に記録されている生体識別コードを読み込む。生体情報
記憶手段80は、診察カード62の記憶領域の一部、或
いはデータ記憶装置として機能する大型コンピュータ6
4により構成され、生体からその監視時以前において測
定された生体情報を記憶する。その生体情報としては、
生体識別コードの読み込みに関連して、その生体が安静
時において以前に測定された生体情報が用いられる。そ
の以前に測定された生体情報とは、たとえば今回の医療
作業時の監視に先立つ通院時や診察時において安静時に
測定された生体情報であり、その代表的なものが血圧値
である。
【0023】判断基準範囲決定手段82は、前記診察カ
ード62に記憶されている識別コードが読み出される
と、それに関連して診察カード62或いは大型コンピュ
ータ64に記憶されている安静時の以前の血圧値に基づ
いて、今回の監視期間において繰り返し測定される血圧
値の異常値を判断するための判断基準範囲を決定する。
たとえば、以前の安静時の血圧値の平均値に対して+2
0%乃至−20%の判断基準範囲を決定する。なお、診
察カード62に以前の血圧値が記憶されていない場合に
は、上記判断基準範囲決定手段82は、大型コンピュー
タ64に患者毎に記憶されている以前の血圧値から識別
コードに対応するものを読み出して上記判断基準範囲を
決定する。
【0024】異常出力手段84は、今回の監視期間にお
いて生体情報測定手段78により繰り返し測定された血
圧値が上記判断基準範囲(+20%乃至−20%)を超
えた(外れた)か否かに基づいて血圧値の異常を表す生
体情報異常信号を出力する。この生体情報異常信号は、
光学的な表示、音声出力、他の機器を起動させるための
起動信号などの種々の形態で出力される。
【0025】図4は、上記電子制御装置28の制御作動
の要部を説明するフローチャートである。図のステップ
SA1(以下、ステップを省略する。)では、圧力室4
8内が徐速昇圧させられ、この圧力室48内の徐速昇圧
過程で圧脈波センサ46により逐次検出される圧脈波の
振幅が最大となる圧力室48内の圧力すなわち圧脈波セ
ンサ46の最適押圧力PHDP が決定されるとともに、圧
力室48内の圧力がその最適押圧力PHDP に保持される
ことにより、圧脈波センサ46の押圧力が最適な一定値
にホールドされる。
【0026】次いで、SA2では、血圧測定のためにカ
フ10の昇圧が開始される。次いで、血圧測定手段72
に対応するSA3において血圧測定アルゴリズムが実行
される。すなわち、切換弁16を圧力供給状態に切り換
え且つ空気ポンプ18を作動させてカフ10内の圧力を
患者の予想される最高血圧値よりも高い目標圧力(たと
えば180mmHg)までSA2の昇圧に引き続いて昇圧さ
せた後、空気ポンプ18を停止させ且つ切換弁16を徐
速排圧状態に切り換えてカフ10内の圧力を予め定めら
れた3mmHg/sec程度の緩やかな速度で下降させることに
より、この徐速降圧過程で逐次得られる脈波信号SM1
が表す脈波の振幅の変化に基づいて、良く知られたオシ
ロメトリック方式の血圧値決定アルゴリズムに従って最
高血圧値SAP、平均血圧値MAP、および最低血圧値
DAPが測定されるとともに、脈波間隔に基づいて脈搏
数などが決定されるのである。そして、その測定された
血圧値および脈搏数などが表示器32に表示されるとと
もに、切換弁16が急速排圧状態に切り換えられてカフ
10内が急速に排圧される。
【0027】次に、前記圧脈波血圧対応関係決定手段7
4に対応するSA4では、圧脈波センサ46からの圧脈
波の大きさ(絶対値すなわち圧脈波信号SM2 の大き
さ)と上記SA3において測定されたカフ10による血
圧値SAP、DAPとの間の対応関係が求められる。す
なわち、圧脈波センサ46からの圧脈波が1拍読み込ま
れ且つその圧脈波の最高値PM2max および最低値P
M2min が決定されるとともに、それら圧脈波の最高値P
M2max および最低値PM2min とSA3にてカフ10によ
り測定された最高血圧値SAPおよび最低血圧値DAP
とに基づいて、図2に示す圧脈波の大きさPM と血圧値
との間の対応関係が決定されるのである。
【0028】上記のようにして圧脈波血圧対応関係が決
定されると、SA5において、診察カード62の識別コ
ードが読み込まれるとともに、その識別コードにより特
定される生体の以前の安静時の測定値が、前記生体情報
記憶手段80として機能する診察カード62の所定の記
憶領域或いは大型コンピュータ64から読み出される。
【0029】前記判断基準範囲決定手段82に対応する
SA6において、上記SA5において読みこまれた以前
の血圧測定値に基づいて血圧監視の判断基準範囲が決定
される。安静時の最高血圧値が140mmHgであれば、そ
の以前の安静時の値に対して予め設定された割合の判断
基準範囲、たとえばその+20%乃至−20%の範囲す
なわち112mmHg乃至168mmHgの判断基準範囲が自動
的に決定される。
【0030】次いで、SA7では、1つの脈波が入力さ
れたか否かが判断される。このSA7の判断が否定され
た場合には1つの脈波が入力されるまで待機させられる
が、SA7の判断が肯定された場合には、前記監視血圧
値決定手段76に対応するSA8およびSA9におい
て、前記最適押圧力PHDP における圧脈波センサ46か
らの圧脈波の最高値PM2max (上ピーク値)および最低
値PM2min (下ピーク値)がそれぞれ決定され、次いで
SA4にて求められた図2の圧脈波血圧対応関係から、
上記圧脈波の最高値PM2max および最低値PM2min に基
づいて最高血圧値MBPSYS および最低血圧値MBP
DIA (モニタ血圧値)が決定されるとともに、その決定
されたモニタ血圧値が圧脈波の連続波形と共に表示器3
2に表示される。
【0031】次いで、SA10では、上記のようにして
連続的に測定されたモニタ血圧値のうちの最高血圧値M
BPSYS がSA6において予め決定された判断基準範囲
内であるか否かが判断される。このSA10の判断が肯
定された場合はSA12が直接実行されるが、否定され
た場合はSA11において血圧値の異常を示す異常信号
が出力された後、SA12が実行される。上記異常信号
は、表示器32において点滅、色、拡大表示など視覚的
に表示する信号、音声により異常表示する信号、他の機
器を起動させる起動信号などとして出力される。本実施
例では、上記SA10およびSA11が前記異常出力手
段84に対応している。
【0032】SA12では、前記ステップSA3におい
てカフ10による血圧測定が行われてからの経過時間が
予め設定された設定周期たとえば数十分程度のキャリブ
レーション周期を経過したか否かが判断される。このS
A12の判断が否定された場合には、前記SA7以下の
血圧監視ルーチンが繰り返し実行され、最高監視血圧値
MBPSYS および最低監視血圧値MBPDIA が1拍毎に
連続的に決定され且つ表示される。しかし、このSA1
2の判断が肯定された場合には、前記対応関係を再決定
するために前記SA2以下が再び実行される。
【0033】上述のように、本実施例によれば、カード
入力装置60に装着された診察カード62に記録されて
いる生体識別コードの読み込みに関連して、その生体か
ら以前に測定された血圧値が生体情報記憶手段80から
読み込まれると、判断基準範囲決定手段82に対応する
SA6により、上記以前に測定された血圧値に基づいて
今回の血圧監視時における血圧値の異常値を判断するた
めの判断基準範囲が決定される。そして、異常出力手段
84に対応するSA10およびSA11により、前記生
体情報測定手段78に対応するSA8およびSA9によ
り繰り返し測定された血圧値が上記判断基準範囲を超え
たか否かに基づいて生体情報の異常を表す生体情報異常
信号が出力される。このように生体の以前の安静時に測
定された血圧値に基づいて判断基準範囲が決定されるの
で、血圧監視に先立って生体固有の診察カード62をカ
ード入力装置60に装着することにより、血圧値を監視
するための判断基準範囲を自動的に適切な値に設定する
ことができるので、判断基準範囲の設定に熟練を要さず
しかも血圧値の監視中において判断基準範囲を修正する
必要がない。
【0034】因に、従来では、血圧監視のための判断基
準範囲の設定は、医療従事者により監視前に測定された
血圧値などを参考にして判断基準範囲を設定することが
行われていたが、判断基準範囲の設定に熟練を要するだ
けでなく、監視期間が開始されてから判断基準範囲を修
正しなければならない場合が多くあったのである。
【0035】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0036】たとえば、前述の実施例では、識別コード
が診察カード62からカード入力装置60を介して入力
されていたが、図示しないキーボードを操作することに
より入力されても差支えない。
【0037】また、前述の実施例では、最高血圧値を監
視するための判断基準範囲が自動的に設定されていた
が、平均血圧値或いは最低血圧値を監視するための判断
基準範囲が自動的に設定されるようにしてもよい。ま
た、血圧値以外の他の生体情報たとえば血中酸素飽和
度、体温、心拍数などを監視するための判断基準範囲が
自動的に設定されるようにしてもよい。
【0038】また、前述の実施例では、以前の安静時の
血圧値に対して+20%乃至−20%に設定されていた
が、その範囲は予め設定されることにより変更され得る
ものであり、また監視対象となる生体情報毎に自由に設
定され得るものである。
【0039】また、前述の実施例では、生体の安静時に
おいて以前に測定された血圧値が診察カード62および
大型コンピュータ64に記憶されていたが、いずれか一
方に記憶されていればよい。
【0040】また、前記血圧測定手段72は、所謂オシ
ロメトリック法に従い、カフ10の圧迫圧力に伴って変
化する圧脈波の大きさの変化状態に基づいて血圧値を決
定するように構成されていたが、所謂コロトコフ音法に
従い、カフ10の圧迫圧力に伴って発生および消滅する
コロトコフ音に基づいて血圧値を決定するように構成さ
れてもよい。
【0041】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である血圧監視装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の実施例において用いられる対応関係を例
示する図である。
【図3】図1の実施例の制御装置の制御機能の要部を説
明する機能ブロック線図である。
【図4】図1の実施例の制御装置の制御作動の要部を説
明するフローチャートである。
【符合の説明】
8:血圧監視装置(生体情報監視装置) 60:カード入力装置(識別コード入力手段) 62:診察カード(カード型記録媒体) 64:大型コンピュータ(データ記憶装置) 78:生体情報測定手段 80:生体情報記憶手段 82:判断基準範囲決定手段 84:異常出力手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報測定手段により生体から繰り返
    し測定される生体情報の異常を監視するための生体情報
    監視装置であって、 生体毎に付された生体識別コードを入力するための識別
    コード入力手段と、 前記生体からその監視時以前において測定された生体情
    報を記憶するための生体情報記憶手段と、 該生体情報記憶手段により記憶された以前の生体情報に
    基づいて、監視時の生体情報の異常値を判断するための
    判断基準範囲を決定する判断基準範囲決定手段と、 前記生体情報測定手段により繰り返し測定された生体情
    報が前記判断基準範囲を超えたか否かに基づいて生体情
    報の異常を表す生体情報異常信号を出力する異常出力手
    段とを含むことを特徴とする生体情報監視装置。
  2. 【請求項2】 前記識別コード入力手段は、生体毎に用
    意されるカード型記録媒体に記憶された識別コードを読
    み込むカード入力装置である請求項1の生体情報監視装
    置。
  3. 【請求項3】 前記生体情報記憶手段は前記カード型記
    録媒体の記憶領域の一部に備えられたものであり、前記
    カード入力装置は、それに装着されたカード型記録媒体
    から以前に測定された生体情報を読み込むものである請
    求項2の生体情報監視装置。
  4. 【請求項4】 前記生体情報記憶手段は、多数の生体に
    ついて以前に測定された生体情報を記録するデータ記憶
    装置であり、前記判断基準範囲決定手段は、前記カード
    入力装置に装着されたカード型記録媒体に記録されてい
    る生体識別コードに基づいて、該生体識別コードに対応
    する生体情報を該データ記憶装置から読み込むものであ
    る請求項2の生体情報監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004305435A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
WO2019131610A1 (ja) * 2017-12-26 2019-07-04 株式会社タニタ 血圧測定装置

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