JPH0825573A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents
化粧板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0825573A JPH0825573A JP18312094A JP18312094A JPH0825573A JP H0825573 A JPH0825573 A JP H0825573A JP 18312094 A JP18312094 A JP 18312094A JP 18312094 A JP18312094 A JP 18312094A JP H0825573 A JPH0825573 A JP H0825573A
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- Japan
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- synthetic resin
- resin sheet
- transparent synthetic
- transparent
- decorative
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板上に化粧シートを貼着してなる化粧板に
おいて、簡単な作業工程により、強度および耐摩耗性に
すぐれた十分な厚さの表面保護層を化粧シート表面に形
成し、しかも生産性および意匠性の向上を図る。 【構成】 基板１の表面に接着剤層２を介して化粧シー
ト３が貼着されると共に、化粧単板の表面には、透明接
着剤層４を介して透明合成樹脂シートが積層接着されて
なる表面保護層５が形成される化粧板である。透明合成
樹脂シートは、透明または硬化すると透明となる接着剤
を介して化粧シート表面に貼着される。表面保護層の表
面に更に、透明合成樹脂シートの表面硬度よりも高い表
面硬度を有するハードコート樹脂層６を形成することが
できる。
おいて、簡単な作業工程により、強度および耐摩耗性に
すぐれた十分な厚さの表面保護層を化粧シート表面に形
成し、しかも生産性および意匠性の向上を図る。 【構成】 基板１の表面に接着剤層２を介して化粧シー
ト３が貼着されると共に、化粧単板の表面には、透明接
着剤層４を介して透明合成樹脂シートが積層接着されて
なる表面保護層５が形成される化粧板である。透明合成
樹脂シートは、透明または硬化すると透明となる接着剤
を介して化粧シート表面に貼着される。表面保護層の表
面に更に、透明合成樹脂シートの表面硬度よりも高い表
面硬度を有するハードコート樹脂層６を形成することが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は家屋における建材や家具
用板として用いられる化粧板およびその製造方法に関す
る。
用板として用いられる化粧板およびその製造方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来から、基板の表面に接着剤を介して
化粧単板を貼着し、次いで化粧単板表面に着色塗料を塗
布して着色塗装を施し、更に上塗り塗料を塗布して上塗
り塗装を施して表面保護層を形成し、化粧板とすること
が広く行われている。
化粧単板を貼着し、次いで化粧単板表面に着色塗料を塗
布して着色塗装を施し、更に上塗り塗料を塗布して上塗
り塗装を施して表面保護層を形成し、化粧板とすること
が広く行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、表面保護層に十分な機能を与えるためには上塗り塗
料を何度も塗り重ねて厚塗りする必要があり、作業工程
が煩雑化する。
て、表面保護層に十分な機能を与えるためには上塗り塗
料を何度も塗り重ねて厚塗りする必要があり、作業工程
が煩雑化する。
【０００４】また、粘度の高い塗料を用いて厚塗りを行
おうとする場合、塗装速度または乾燥速度が速いと、均
一塗装ができず、また乾燥時に発泡が生ずるため、実際
には塗装速度および乾燥速度をいずれも遅くしてこれら
の問題を回避しているが、反面、生産性の低下が不可避
となる。
おうとする場合、塗装速度または乾燥速度が速いと、均
一塗装ができず、また乾燥時に発泡が生ずるため、実際
には塗装速度および乾燥速度をいずれも遅くしてこれら
の問題を回避しているが、反面、生産性の低下が不可避
となる。
【０００５】また、上記のような事情から、上塗り塗料
の厚塗りを断念し、比較的薄い表面保護層を形成するこ
とも行われているが、この場合には表面保護層の強度が
弱くなるため、傷がつきやすく、耐摩耗性に乏しいもの
となり、また深みのある化粧表面を得ることができない
等の問題を有する。
の厚塗りを断念し、比較的薄い表面保護層を形成するこ
とも行われているが、この場合には表面保護層の強度が
弱くなるため、傷がつきやすく、耐摩耗性に乏しいもの
となり、また深みのある化粧表面を得ることができない
等の問題を有する。
【０００６】基板表面に化粧シートを貼着した化粧板も
広く提供されているが、天然木質感に乏しく、意匠性に
欠けるという問題がある。
広く提供されているが、天然木質感に乏しく、意匠性に
欠けるという問題がある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
問題点を解消することを目的とし、より具体的には、高
品質の化粧板を比較的簡単な作業工程により安定的に供
給し、生産性も向上させることを目的とする。
問題点を解消することを目的とし、より具体的には、高
品質の化粧板を比較的簡単な作業工程により安定的に供
給し、生産性も向上させることを目的とする。
【０００８】かかる目的を達成するために鋭意工夫の末
に創案された本発明による化粧板は、基板の表面に接着
剤を介して化粧シートが貼着され、更にその上面に、透
明あるいは硬化すると透明となる接着剤を介して透明合
成樹脂シートが接着されてなる表面保護層が形成される
ことを特徴とする。
に創案された本発明による化粧板は、基板の表面に接着
剤を介して化粧シートが貼着され、更にその上面に、透
明あるいは硬化すると透明となる接着剤を介して透明合
成樹脂シートが接着されてなる表面保護層が形成される
ことを特徴とする。
【０００９】また、本発明による化粧板の製造方法は、
基板の表面に接着剤を介して化粧シートを載置して圧締
接着した後、該化粧シート上に、透明あるいは硬化する
と透明となる接着剤を介して透明合成樹脂シートを載置
して圧締接着することにより該透明合成樹脂シートより
なる表面保護層を形成することを特徴とする。
基板の表面に接着剤を介して化粧シートを載置して圧締
接着した後、該化粧シート上に、透明あるいは硬化する
と透明となる接着剤を介して透明合成樹脂シートを載置
して圧締接着することにより該透明合成樹脂シートより
なる表面保護層を形成することを特徴とする。
【００１０】基板には、合板、木質板、木質繊維板、木
削片板、集成材、単板積層板等が、単独であるいは任意
積層してなる積層板として用いられる。また、該基板を
任意切断し、表面や木口部にルーター、カッター等の切
削加工機を用いて溝加工、面取加工等の任意加飾を施し
た幅木、廻り縁、モール、ドア、窓等に用いられる面
材、造作材等の基材として用いることもできる。
削片板、集成材、単板積層板等が、単独であるいは任意
積層してなる積層板として用いられる。また、該基板を
任意切断し、表面や木口部にルーター、カッター等の切
削加工機を用いて溝加工、面取加工等の任意加飾を施し
た幅木、廻り縁、モール、ドア、窓等に用いられる面
材、造作材等の基材として用いることもできる。
【００１１】基板の表面にスプレー、スプレッダー、バ
ーコーター等の塗布装置を用いて接着剤を塗布する。こ
の接着剤には、酢酸ビニル樹脂系、ユリア樹脂系、メラ
ミン樹脂系、フェノール樹脂系、イソシアネート系、ウ
レタン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系等の接
着剤が、単独であるいは任意混合した混合型接着剤とし
て用いられる。接着剤には、必要に応じてタルク、炭カ
ル、クレー、チタン白等の無機質粉末、小麦粉、木粉、
プラスチック粉、着色剤、防虫剤、防カビ剤等を添加混
合して用いることができる。一般に、接着剤は固形分を
３５〜８０％とし、塗布量５０〜３００ｇ／ｍ２の範囲
で基板表面に塗布される。
ーコーター等の塗布装置を用いて接着剤を塗布する。こ
の接着剤には、酢酸ビニル樹脂系、ユリア樹脂系、メラ
ミン樹脂系、フェノール樹脂系、イソシアネート系、ウ
レタン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系等の接
着剤が、単独であるいは任意混合した混合型接着剤とし
て用いられる。接着剤には、必要に応じてタルク、炭カ
ル、クレー、チタン白等の無機質粉末、小麦粉、木粉、
プラスチック粉、着色剤、防虫剤、防カビ剤等を添加混
合して用いることができる。一般に、接着剤は固形分を
３５〜８０％とし、塗布量５０〜３００ｇ／ｍ２の範囲
で基板表面に塗布される。
【００１２】接着剤を塗布された基板の表面に化粧シー
トを載置する。化粧シートとしては、任意着色が施さ
れ、あるいは任意柄模様が印刷形成された、化粧紙、化
粧樹脂含浸紙、化粧塩化ビニルシート等が用いられる。
トを載置する。化粧シートとしては、任意着色が施さ
れ、あるいは任意柄模様が印刷形成された、化粧紙、化
粧樹脂含浸紙、化粧塩化ビニルシート等が用いられる。
【００１３】本発明は、基板の表面に接着剤を介して化
粧シートを貼着するものであり、上記したように接着剤
を基板の表面に塗布するに代えて、あるいはこれと共
に、化粧シートの裏面に接着剤を塗布してもよい。化粧
シートは基板毎葉に貼着しても、あるいは複数の基板に
亙って連続して貼着してもよい。
粧シートを貼着するものであり、上記したように接着剤
を基板の表面に塗布するに代えて、あるいはこれと共
に、化粧シートの裏面に接着剤を塗布してもよい。化粧
シートは基板毎葉に貼着しても、あるいは複数の基板に
亙って連続して貼着してもよい。
【００１４】このようにして接着剤を介して毎葉ごとに
あるいは連続して化粧シートが載置された基板を、コー
ルドプレス、ホットプレス、ロールプレス、ラミネータ
ー、真空プレス等の貼着装置を用いて圧締することによ
り、化粧シートを基板表面に接着する。
あるいは連続して化粧シートが載置された基板を、コー
ルドプレス、ホットプレス、ロールプレス、ラミネータ
ー、真空プレス等の貼着装置を用いて圧締することによ
り、化粧シートを基板表面に接着する。
【００１５】このようにして基板表面に接着剤を介して
貼着された化粧シートの表面に、透明あるいは硬化する
と透明となる接着剤をスプレー、スプレッダー、フロー
コーター、カーテンコーター、バーコーター等の塗布装
置を用いて塗布した後、透明合成樹脂シートを載置す
る。
貼着された化粧シートの表面に、透明あるいは硬化する
と透明となる接着剤をスプレー、スプレッダー、フロー
コーター、カーテンコーター、バーコーター等の塗布装
置を用いて塗布した後、透明合成樹脂シートを載置す
る。
【００１６】このときに用いられる透明あるいは硬化す
ると透明となる接着剤は、酢酸ビニル樹脂系、ユリア樹
脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹脂系、アクリル樹
脂系、ウレタン樹脂系、イソシアネート系等の接着剤で
あり、単独であるいは任意混合した混合型接着剤として
用いられる。この接着剤には必要に応じて着色剤を添加
して、着色接着剤として用いることができる。この接着
剤は、それ自体が透明あるいは少なくとも硬化すると透
明となるものであり、且つ、該接着剤を介して接着され
る透明合成樹脂シートにより透明な表面保護層が形成さ
れるため、得られた化粧板においては化粧シート表面が
隠蔽されることなく化粧板表面に現出される。
ると透明となる接着剤は、酢酸ビニル樹脂系、ユリア樹
脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹脂系、アクリル樹
脂系、ウレタン樹脂系、イソシアネート系等の接着剤で
あり、単独であるいは任意混合した混合型接着剤として
用いられる。この接着剤には必要に応じて着色剤を添加
して、着色接着剤として用いることができる。この接着
剤は、それ自体が透明あるいは少なくとも硬化すると透
明となるものであり、且つ、該接着剤を介して接着され
る透明合成樹脂シートにより透明な表面保護層が形成さ
れるため、得られた化粧板においては化粧シート表面が
隠蔽されることなく化粧板表面に現出される。
【００１７】透明合成樹脂シートとしては、ポリエチレ
ンシート、セロファン、アセテートシート、ポリ塩化ビ
ニルシート、ポリプロピレンシート、ポリスチレンシー
ト、ポリエステルシート、ナイロンシート、サランシー
ト、アクリルシート等が好適に用いられる。また、これ
らシートに熱接着性樹脂をコーティングしたものを用い
てもよい。一般に透明合成樹脂シートは０．００５〜１
ｍｍの厚さを有するものとして用いられる。透明合成樹
脂シートは、化粧シート毎葉ごとにあるいは複数の化粧
シートに亙って連続して、化粧シート上に載置される。
ンシート、セロファン、アセテートシート、ポリ塩化ビ
ニルシート、ポリプロピレンシート、ポリスチレンシー
ト、ポリエステルシート、ナイロンシート、サランシー
ト、アクリルシート等が好適に用いられる。また、これ
らシートに熱接着性樹脂をコーティングしたものを用い
てもよい。一般に透明合成樹脂シートは０．００５〜１
ｍｍの厚さを有するものとして用いられる。透明合成樹
脂シートは、化粧シート毎葉ごとにあるいは複数の化粧
シートに亙って連続して、化粧シート上に載置される。
【００１８】透明合成樹脂シートとして、任意着色され
た着色透明合成樹脂シートを用いることができる。ま
た、裏面に任意柄模様が印刷された無色または着色した
透明合成樹脂シートを用いてもよい。これにより、化粧
シート自体の表面意匠と相俟って、木質感を強調し、新
たな樹種を表現し、あるいは深みを表現することがで
き、化粧板としての意匠性が更に向上される。
た着色透明合成樹脂シートを用いることができる。ま
た、裏面に任意柄模様が印刷された無色または着色した
透明合成樹脂シートを用いてもよい。これにより、化粧
シート自体の表面意匠と相俟って、木質感を強調し、新
たな樹種を表現し、あるいは深みを表現することがで
き、化粧板としての意匠性が更に向上される。
【００１９】化粧シート上に透明あるいは硬化すると透
明となる接着剤を介して透明合成樹脂シートが載置され
た基板を、コールドプレス、ホットプレス、ロールプレ
ス、ラミネーター、ラッピング、縁貼り機、真空プレス
等の圧締装置を用いて圧締することにより、透明合成樹
脂シートが化粧シート上に接着されて、表面保護層が形
成される。
明となる接着剤を介して透明合成樹脂シートが載置され
た基板を、コールドプレス、ホットプレス、ロールプレ
ス、ラミネーター、ラッピング、縁貼り機、真空プレス
等の圧締装置を用いて圧締することにより、透明合成樹
脂シートが化粧シート上に接着されて、表面保護層が形
成される。
【００２０】この圧締接着の際に、表面に凸部を有する
エンボス装置を用いることにより、透明合成樹脂シート
からなる表面保護層の表面に該エンボス装置の凸部に対
応する凹所を形成することができる。更に、このように
して表面保護層の表面に凹所を形成した後、その全表面
に、フローコーター、カーテンコーター、ロールコータ
ー等の塗布装置を用いて着色塗料を塗布し、該着色塗料
が未硬化状態においてリバースコーター、スポンジロー
ルコーター等の掻き取り装置により凹所を除く表面部分
上の着色塗料を除去し、凹所内のみに着色塗料を充填さ
せ、更に乾燥装置により着色塗料の乾燥を行うことによ
り、凹所内を着色塗装することができる。
エンボス装置を用いることにより、透明合成樹脂シート
からなる表面保護層の表面に該エンボス装置の凸部に対
応する凹所を形成することができる。更に、このように
して表面保護層の表面に凹所を形成した後、その全表面
に、フローコーター、カーテンコーター、ロールコータ
ー等の塗布装置を用いて着色塗料を塗布し、該着色塗料
が未硬化状態においてリバースコーター、スポンジロー
ルコーター等の掻き取り装置により凹所を除く表面部分
上の着色塗料を除去し、凹所内のみに着色塗料を充填さ
せ、更に乾燥装置により着色塗料の乾燥を行うことによ
り、凹所内を着色塗装することができる。
【００２１】更に、透明合成樹脂シートによる表面保護
層の上面（上記のようにして凹所を形成した場合には該
凹所を含む全表面）に、ロールコーター、フローコータ
ー、カーテンコーター、スプレー等の塗装装置を用い
て、硬化後の表面硬度が透明合成樹脂シートの表面硬度
よりも高くなる塗料を塗布した後、乾燥して、ハードコ
ート樹脂層を形成することができる。ハードコート樹脂
層は化粧シートの表面を隠蔽することのないように形成
される。
層の上面（上記のようにして凹所を形成した場合には該
凹所を含む全表面）に、ロールコーター、フローコータ
ー、カーテンコーター、スプレー等の塗装装置を用い
て、硬化後の表面硬度が透明合成樹脂シートの表面硬度
よりも高くなる塗料を塗布した後、乾燥して、ハードコ
ート樹脂層を形成することができる。ハードコート樹脂
層は化粧シートの表面を隠蔽することのないように形成
される。
【００２２】ハードコート樹脂層を形成するに好適な塗
料としては、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、アミノ
樹脂系、エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、ユリア樹
脂系、ビニル樹脂系等の合成樹脂塗料が、単独であるい
はそれらを任意混合して用いられ、あるいはこれらを変
性したものが用いられる。これら塗料の硬化後の表面硬
度を増大させるために、炭化ケイ素、酸化アルミ、炭化
ホウ素、金属粉等の無機質粉末を塗料中に混合して用い
ることができる。また、塗料には任意着色剤を混入して
着色塗料として用いてもよい。
料としては、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、アミノ
樹脂系、エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、ユリア樹
脂系、ビニル樹脂系等の合成樹脂塗料が、単独であるい
はそれらを任意混合して用いられ、あるいはこれらを変
性したものが用いられる。これら塗料の硬化後の表面硬
度を増大させるために、炭化ケイ素、酸化アルミ、炭化
ホウ素、金属粉等の無機質粉末を塗料中に混合して用い
ることができる。また、塗料には任意着色剤を混入して
着色塗料として用いてもよい。
【００２３】以上のようにして本発明の化粧板が得られ
る。
る。
【００２４】
【作用】透明合成樹脂シートを用いてこれを透明あるい
は硬化すると透明となる接着剤を介して化粧シート上に
接着することにより表面保護層が形成される。表面保護
層は、用いられる透明合成樹脂シートの厚さに対応し、
しかも均等な厚さに形成される。
は硬化すると透明となる接着剤を介して化粧シート上に
接着することにより表面保護層が形成される。表面保護
層は、用いられる透明合成樹脂シートの厚さに対応し、
しかも均等な厚さに形成される。
【００２５】
【実施例】図１は本発明による化粧板を模式的に示すも
のであり、基板１の表面に接着剤層２を介して化粧シー
ト３が積層され、化粧シート３の上面には、透明合成樹
脂シートが、透明または硬化すると透明となる接着剤を
介して積層接着されて表面保護層５を形成している。４
は透明接着剤層である。更にこの実施例では、表面保護
層５の上に、透明合成樹脂シートの表面硬度よりも高い
表面硬度を有するハードコート樹脂層６が形成されて、
化粧板の表面強度および耐摩耗性をより向上させてい
る。
のであり、基板１の表面に接着剤層２を介して化粧シー
ト３が積層され、化粧シート３の上面には、透明合成樹
脂シートが、透明または硬化すると透明となる接着剤を
介して積層接着されて表面保護層５を形成している。４
は透明接着剤層である。更にこの実施例では、表面保護
層５の上に、透明合成樹脂シートの表面硬度よりも高い
表面硬度を有するハードコート樹脂層６が形成されて、
化粧板の表面強度および耐摩耗性をより向上させてい
る。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、化粧板における化粧シ
ートの表面に均一厚さの表面保護層を簡単な作業工程で
容易に形成することができる。本発明によって得られる
化粧板は、強度や耐摩耗性および意匠性に優れたもので
あり、建材用や家具用に好適に用いられる。
ートの表面に均一厚さの表面保護層を簡単な作業工程で
容易に形成することができる。本発明によって得られる
化粧板は、強度や耐摩耗性および意匠性に優れたもので
あり、建材用や家具用に好適に用いられる。
【００２７】また、用いられる透明合成樹脂シートの厚
さを変更することによって表面保護層の厚さを調整する
ことができる。この場合、製造設備には何ら変更を要し
ない。
さを変更することによって表面保護層の厚さを調整する
ことができる。この場合、製造設備には何ら変更を要し
ない。
【図１】本発明による化粧板を模式的に示す断面図であ
る。
る。
１ 基板 ２ 接着剤層 ３ 化粧シート ４ 透明接着剤層 ５ 透明合成樹脂シートによる表面保護層 ６ ハードコート樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 7/12 9349−4Ｆ 33/00 7148−4Ｆ // Ｂ２９Ｋ 105:32
Claims (11)
- 【請求項１】 基板の表面に接着剤を介して化粧シー
トが貼着され、更にその上面に、透明あるいは硬化する
と透明となる接着剤を介して透明合成樹脂シートが接着
されてなる表面保護層が形成されることを特徴とする化
粧板。 - 【請求項２】 前記透明合成樹脂シートが任意着色さ
れた着色透明合成樹脂シートであることを特徴とする請
求項１の化粧板。 - 【請求項３】 前記透明合成樹脂シートの裏面に柄模
様が印刷形成されてなることを特徴とする請求項１また
は２の化粧板。 - 【請求項４】 前記透明あるいは硬化すると透明とな
る接着剤が任意着色された着色接着剤であることを特徴
とする請求項１ないし３のいずれかの化粧板。 - 【請求項５】 前記透明合成樹脂シートの表面に凹所
が形成されることを特徴とする請求項１ないし４のいず
れかの化粧板。 - 【請求項６】 前記凹所内が着色塗装されることを特
徴とする請求項５の化粧板。 - 【請求項７】 前記透明合成樹脂シートよりなる表面
保護層の表面に、更に、該透明合成樹脂シートの表面硬
度よりも高い表面硬度を有するハードコート樹脂層が形
成されることを特徴とする請求項１ないし６のいずれか
の化粧板。 - 【請求項８】 基板の表面に接着剤を介して化粧シー
トを載置して圧締接着した後、該化粧シート上に、透明
あるいは硬化すると透明となる接着剤を介して透明合成
樹脂シートを載置して圧締接着することにより該透明合
成樹脂シートよりなる表面保護層を形成することを特徴
とする化粧板の製造方法。 - 【請求項９】 前記化粧シート上に前記透明合成樹脂
シートを圧締接着する際に、表面に凸部を有するエンボ
ス装置を用いることにより、該透明合成樹脂シートの表
面に該凸部に対応する凹所を形成することを特徴とする
請求項８の化粧板の製造方法。 - 【請求項１０】 前記透明合成樹脂シートの表面に前記
凹所を形成した後、該透明合成樹脂シートの全表面に着
色塗料を塗布し、該着色塗料の未硬化状態において該凹
所を除く表面部分上の着色塗料を除去して、該凹所内を
着色塗装することを特徴とする請求項９の化粧板の製造
方法。 - 【請求項１１】 前記表面保護層を形成した後、更にそ
の表面に、硬化すると前記透明合成樹脂シートの表面硬
度よりも高い表面硬度となる塗料を塗布し、乾燥して、
ハードコート樹脂層を形成することを特徴とする請求項
８ないし１０のいずれかの化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18312094A JPH0825573A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 化粧板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18312094A JPH0825573A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 化粧板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825573A true JPH0825573A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16130145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18312094A Pending JPH0825573A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 化粧板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825573A (ja) |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP18312094A patent/JPH0825573A/ja active Pending
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