JPH08254995A - 音源の識別方法 - Google Patents

音源の識別方法

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JPH08254995A
JPH08254995A JP7056394A JP5639495A JPH08254995A JP H08254995 A JPH08254995 A JP H08254995A JP 7056394 A JP7056394 A JP 7056394A JP 5639495 A JP5639495 A JP 5639495A JP H08254995 A JPH08254995 A JP H08254995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound source
data
frequency
frequency spectrum
acoustic signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7056394A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fujiyoshi
誠 藤吉
Akiharu Kitamura
暁晴 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Publication of JPH08254995A publication Critical patent/JPH08254995A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数スペクトル上の強度変化がある音源に
対して実時間処理で音源を特定できる音源の識別方法を
提供する。 【構成】 音源Xからの音響信号Aを入力して、第1変
換器5にて周波数領域に展開し、そのデータの周波数を
1/Nオクターブフィルタ6にて分割し、各1/Nオク
ターブフィルタ6の出力の強度データを第2変換器7に
て正規化し、このデータをニューラルネットワーク8に
入力して音源を識別する。 【効果】 音源Xの音響信号Aを拾い、正規化を行うこ
とにより、ほぼリアルタイムで音源Xを求めることがで
きるとともに、周波数スペクトル上の強度変化がある音
源Xに対しても識別を行うことができる。よって、船舶
などのように、ローリングやピッチングなどの周期的な
変動を有する音源を特定することができ、その実用的価
値は大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音源の識別方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、変動の多い船舶音の識別の場合、
ローファーグラム(ソーナーに入力した信号の周波数と
強度を表示する装置)を、作業員が見て判断し、またノ
イズ下のプラント装置の異常音の識別の場合、エンジ
ン、モータなどの機械音を、作業員が耳で聞き、故障な
どの異常を判断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、作業員
が、その識別、異常を判断していたため、その判断に熟
練を有し、かつ判断を正確に行うことが困難であった。
【0004】上記のような欠点を解消するために、音源
の音響信号をコンピュータ装置に入力し、周波数領域に
展開し、その識別、異常を検出することが考えられる
が、船舶などのように、ローリングやピッチングなどの
周期的な変動を有する音源の場合、音源の放射する音の
周波数スペクトルが常に同じにならないため、音源を特
定できないという問題があった。このため、多くのデー
タを学習させるか、データの平均化処理が必要となり、
リアルタイムで識別できないという問題があった。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであり、
周波数スペクトル上の強度変化がある音源に対してリア
ルタイムで音源を特定できる音源の識別方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の音源の識別方法は、音源からの音響信号を
入力して、周波数領域に展開し、そのデータの周波数を
1/Nオクターブフィルタにて分割し、各1/Nオクタ
ーブフィルタの出力の強度データを正規化し、このデー
タをニューラルネットワークに入力して音源を識別する
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の識別方法によると、音源からの音響信号
を周波数領域に展開し、そのデータの周波数を1/Nオ
クターブフィルタにて分割し、各1/Nオクターブフィ
ルタの出力の強度データを正規化するため、周波数スペ
クトル上の強度変化がある音源に対してもリアルタイム
で識別を行なえる。よって船舶などのように、ローリン
グやピッチングなどの周期的な変動を有する音源の特定
も可能となる。また、平均化処理などが不要となり、リ
アルタイム処理が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に本発明の音源の識別方法を使用した音源
識別装置の構成の一例を示す。
【0009】図示するように、音源識別装置1は、音源
Xから放射された音響信号Aを集音するマイク2と、マ
イク2により集音されたデータをサンプリングしてディ
ジタルデータに変換するアナログ−ディジタル変換器3
と、このアナログ−ディジタル変換器3から出力された
データを所定時間記憶するメモリ4と、このメモリ4に
所定時間記憶された音のデータを高速フーリエ変換(F
FT)する第1変換器5と、この第1変換器5により求
められた周波数スペクトルを分割する1/Nオクターブ
フィルタ6と、各1/Nオクターブフィルタ6の出力デ
ータを正規化する第2変換器7と、これら正規化された
データを入力し、音源Xを特定して出力するニューラル
ネットワーク8と、このニューラルネットワーク8の出
力により点灯して音源Xを表示するランプ9から構成さ
れている。上記メモリ4、第1変換器5、1/Nオクタ
ーブフィルタ6、第2変換器7、ニューラルネットワー
ク8はコンピュータにより構成される。
【0010】上記構成により、音源Xからの音響信号A
に基づき、音源Xを識別する方法について説明する。音
源Xから放射された音響信号Aは、マイク2により集音
され、アナログ−ディジタル変換器3を介してメモリ4
に記憶され、所定時間記憶されたメモリ4の音のデータ
は、第1変換器5により高速フーリエ変換(FFT)さ
れて、たとえば図2(a)に示す周波数スペクトルが求
められる。
【0011】次に、上記周波数スペクトルのデータは1
/Nオクターブフィルタ6にて分割され、各1/Nオク
ターブフィルタ毎の強度データが求められる(たとえ
ば、図2(a)の周波数帯の強度データD)。
【0012】次に各1/Nオクターブフィルタ6のデー
タはそれぞれ第2変換器7において正規化される。すな
わち、周波数スペクトルの縦軸の強度を、特定の関数に
基づいて幅をもたせて図2(a)に示すように複数の範
囲(強度範囲)〜に分割しておき、入力した強度デ
ータの特徴点(放物線形状の頂部)の有無を確認し、特
徴点がある場合に、その上記強度範囲〜を求めて出
力する。たとえば、周波数帯の強度データDの場合、
強度範囲が出力(オン)される。図2(a)に示す周
波数スペクトルの場合の第2変換器7の出力の一覧を図
2(b)に示す。○の部分がオンとなり、ニューラルネ
ットワーク8へ入力される。
【0013】正規化されたデータはニューラルネットワ
ーク8へ入力され、音源Xが特定される。このニューラ
ルネットワーク8は、予め音源Xが特定されている物
体、たとえば「ヘリコプター」「鳥」「虫」の音響信号
Aをマイク2へ入力して、各正規化されたデータにより
音源Xを学習している。
【0014】ニューラルネットワーク8の出力によりラ
ンプ9が点灯され、識別された音源Xが表示される。こ
のように、マイク2により音源Xの音響信号Aを拾って
周波数スペクトルを求め、1/Nオクターブフィルタ6
で分割して正規化を行うことにより、周波数スペクトル
上の強度変化がある音源Xに対しても識別を行うことが
でき、よって、船舶などのように、ローリングやピッチ
ングなどの周期的な変動を有する音源を特定することが
でき、その実用的価値は大きい。また正規化を行うこと
により、データの平均化処理などを行う必要がなくな
り、ほぼリアルタイムで音源Xを求めることができる。
【0015】なお、上記実施例においては、各音源Xを
識別する場合について説明したが、例えばプラントにお
ける異常音の識別、または機械装置の故障の判断にも、
適用し得る方法である。
【0016】また、周波数スペクトルの縦軸の強度範囲
に、特定の関数に基づいて幅をもたせているが、所定の
周波数の強度により、その幅を変更するようにすること
も可能である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の音源の識別方法
によると、音源からの音響信号を周波数領域に展開し、
そのデータの周波数を1/Nオクターブフィルタにて分
割し、各1/Nオクターブフィルタの出力の強度データ
を正規化するため、リアルタイムで音源を求めることが
できるとともに、周波数スペクトル上の強度変化がある
音源に対しても識別を行うことができ、よって船舶など
のように、ローリングやピッチングなどの周期的な変動
を有する音源を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における音源の識別方法を使
用した音源識別装置の構成図である。
【図2】同音源識別装置の周波数スペクトルと正規化さ
れたデータの図である。
【符号の説明】
X 音源 A 音響信号 1 音源識別装置 2 マイク 3 アナログ−ディジタル変換器 4 メモリ 5 第1変換器 6 1/Nオクターブフィルタ 7 第2変換器 8 ニューラルネットワーク 9 表示ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音源からの音響信号を入力して、周波数領
    域に展開し、そのデータの周波数を1/Nオクターブフ
    ィルタにて分割し、各1/Nオクターブフィルタの出力
    の強度データを正規化し、このデータをニューラルネッ
    トワークに入力して音源を識別することを特徴とする音
    源の識別方法。
JP7056394A 1995-03-16 1995-03-16 音源の識別方法 Pending JPH08254995A (ja)

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