JPH08253777A - ガソリンのための標識剤 - Google Patents
ガソリンのための標識剤Info
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- JPH08253777A JPH08253777A JP8042000A JP4200096A JPH08253777A JP H08253777 A JPH08253777 A JP H08253777A JP 8042000 A JP8042000 A JP 8042000A JP 4200096 A JP4200096 A JP 4200096A JP H08253777 A JPH08253777 A JP H08253777A
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- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/16—Hydrocarbons
-
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N31/00—Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
- G01N31/22—Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガソリン及び炭化水素組成物のための標識剤
及び標識付けされたガソリン及び炭化水素組成物を互い
に識別する方法を提供する。 【解決手段】 ガソリンを識別する手段として働く検出
可能な量の少なくとも一種類の標識剤を含むガソリンで
あって、そのガソリン中に存在する各標識剤の量がガソ
リンの1.0ppmより少なく、各標識剤が次の性質:
少なくとも15,000の数平均分子量;識別される組
成物に可溶性であり;約120℃より低い温度で気化又
は熱劣化せず;炭化水素の濾過性を劣化させず;そして
エンジン障害を与えない;性質を有する標識剤含有ガソ
リン。
及び標識付けされたガソリン及び炭化水素組成物を互い
に識別する方法を提供する。 【解決手段】 ガソリンを識別する手段として働く検出
可能な量の少なくとも一種類の標識剤を含むガソリンで
あって、そのガソリン中に存在する各標識剤の量がガソ
リンの1.0ppmより少なく、各標識剤が次の性質:
少なくとも15,000の数平均分子量;識別される組
成物に可溶性であり;約120℃より低い温度で気化又
は熱劣化せず;炭化水素の濾過性を劣化させず;そして
エンジン障害を与えない;性質を有する標識剤含有ガソ
リン。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子量標識剤
(tagging material)を含むガソリン
で、その標識剤によりその特定のガソリンを識別するこ
とができるガソリンに関する。
(tagging material)を含むガソリン
で、その標識剤によりその特定のガソリンを識別するこ
とができるガソリンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では1,200までの分子量
を有する炭化水素標識剤が報告されているが、その技術
で教示されていることは、標識剤としてはるかに大きな
分子量の材料を用いることとはかけ離れている。
を有する炭化水素標識剤が報告されているが、その技術
で教示されていることは、標識剤としてはるかに大きな
分子量の材料を用いることとはかけ離れている。
【0003】米国特許第4,141,692号明細書
は、標識として塩素化化合物を用いることを教示してい
る。これらの染料は、250より小さな分子量を有す
る。
は、標識として塩素化化合物を用いることを教示してい
る。これらの染料は、250より小さな分子量を有す
る。
【0004】米国特許第4,209,302号明細書
は、不可視着色染料を用いることを教示している。これ
らの染料は、800より小さな分子量を有する。
は、不可視着色染料を用いることを教示している。これ
らの染料は、800より小さな分子量を有する。
【0005】米国特許第4,278,444号明細書
は、標識として蛍光染料を用いることを教示している。
これらの染料は、800より小さな分子量を有する。
は、標識として蛍光染料を用いることを教示している。
これらの染料は、800より小さな分子量を有する。
【0006】米国特許第4,735,631号明細書に
は、置換アントラキノン標識化合物が教示されており、
それは700より小さな分子量を有する。
は、置換アントラキノン標識化合物が教示されており、
それは700より小さな分子量を有する。
【0007】米国特許第4,764,474号明細書に
は、置換アントラキノン標識化合物を用いることが教示
されており、それは700より小さな分子量を有する。
は、置換アントラキノン標識化合物を用いることが教示
されており、それは700より小さな分子量を有する。
【0008】米国特許第4,918,020号明細書に
は、抽出力ラム中で着色錯体を形成する固相抽出法を用
いて、標識染料を分析する方法が教示されている。
は、抽出力ラム中で着色錯体を形成する固相抽出法を用
いて、標識染料を分析する方法が教示されている。
【0009】米国特許第5,234,475号明細書に
は、燃料中のトレーサーとして一種類以上のフルエレン
(fllerene)添加剤を用いることが教示されて
いる。その特許は、1100より小さな分子量を有する
C84までのフルエレンを用いることを教示している。
は、燃料中のトレーサーとして一種類以上のフルエレン
(fllerene)添加剤を用いることが教示されて
いる。その特許は、1100より小さな分子量を有する
C84までのフルエレンを用いることを教示している。
【0010】欧州特許出願0509818A1には、石
油中のトレーサーとして、2,6ービス(1,1−ジメ
チルエチル)−4−[(4−ニトロフェニル)アゾーフ
ェノール]のようなサイレント・マーカー(silen
t marker)が教示されている。記載されている
マーカーは、全て900より小さな分子量を有する。
油中のトレーサーとして、2,6ービス(1,1−ジメ
チルエチル)−4−[(4−ニトロフェニル)アゾーフ
ェノール]のようなサイレント・マーカー(silen
t marker)が教示されている。記載されている
マーカーは、全て900より小さな分子量を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、標識を付け
たガソリン、及び炭化水素組成物を互いに識別する方法
を与える。
たガソリン、及び炭化水素組成物を互いに識別する方法
を与える。
【0012】
【課題を解決するための手段】本方法では、少なくとも
一種類の炭化水素組成物に、その組成物に独特の少なく
とも一種類の標識剤が添加されている。一各標識剤は少
なくとも15,000の数平均分子量を有する。組成物
の試料を蒸発させて液体残渣を形成し、その液体残渣を
標識剤の存在について分析し、それによって特定の炭化
水素組成物を識別する。各標識剤は、炭化水素組成物の
1.0ppmより少ない量で存在するのが好ましい。
一種類の炭化水素組成物に、その組成物に独特の少なく
とも一種類の標識剤が添加されている。一各標識剤は少
なくとも15,000の数平均分子量を有する。組成物
の試料を蒸発させて液体残渣を形成し、その液体残渣を
標識剤の存在について分析し、それによって特定の炭化
水素組成物を識別する。各標識剤は、炭化水素組成物の
1.0ppmより少ない量で存在するのが好ましい。
【0013】標識を付けたガソリンは、そのガソリンを
識別する手段として働く少なくとも一種類の標識剤を検
出可能な量で含有する。各標識剤は、少なくとも15,
000の数平均分子量を有し、ガソリンの1.0ppm
より少ない量でガソリン中に存在する。標識剤は、1.
5より小さな重量平均分子量対数平均分子量比を有する
のが好ましい。
識別する手段として働く少なくとも一種類の標識剤を検
出可能な量で含有する。各標識剤は、少なくとも15,
000の数平均分子量を有し、ガソリンの1.0ppm
より少ない量でガソリン中に存在する。標識剤は、1.
5より小さな重量平均分子量対数平均分子量比を有する
のが好ましい。
【0014】夫々独特な標識剤は、識別しようとする組
成物に可溶性でなければならず、約120℃より低い温
度で気化したり熱的に劣化したりしてはならず、炭化水
素の濾過性を劣化させる原因になってはならず、エンジ
ンに障害を与えてはならない。
成物に可溶性でなければならず、約120℃より低い温
度で気化したり熱的に劣化したりしてはならず、炭化水
素の濾過性を劣化させる原因になってはならず、エンジ
ンに障害を与えてはならない。
【0015】本発明の理解を助けるため、次に図面を参
照する。図面は単なる例であり、本発明を限定するもの
と考えてはならない。
照する。図面は単なる例であり、本発明を限定するもの
と考えてはならない。
【0016】
【発明の実施の形態】広い態様として本発明は、炭化水
素組成物を識別する手段として働く少なくとも一種類の
標識剤を検出可能な量で含有する炭化水素組成物を与え
る。用いられる各標識剤は、少なくとも15,000の
数平均分子量を有し、炭化水素組成物の1.0ppmよ
り少ない量で炭化水素組成物中に存在する。
素組成物を識別する手段として働く少なくとも一種類の
標識剤を検出可能な量で含有する炭化水素組成物を与え
る。用いられる各標識剤は、少なくとも15,000の
数平均分子量を有し、炭化水素組成物の1.0ppmよ
り少ない量で炭化水素組成物中に存在する。
【0017】炭化水素組成物炭化水素組成物は、どのよ
うな揮発性炭化水素組成物でもよいが、本発明は特にガ
ソリンに標識を付けるのに特に有用である。
うな揮発性炭化水素組成物でもよいが、本発明は特にガ
ソリンに標識を付けるのに特に有用である。
【0018】標識剤 炭化水素組成物は、その炭化水素組成物を識別する手段
として働く少なくとも一種類の標識剤を検出可能な量で
含有する。
として働く少なくとも一種類の標識剤を検出可能な量で
含有する。
【0019】少なくとも15,000の数平均分子量を
有する標識剤は、揮発性炭化水素組成物を蒸発させて液
体残渣を形成し、その全残渣の分子量分布を決定するな
らば、その炭化水素組成物の1.0ppmより低い濃度
でその炭化水素組成物で検出することができることが発
見された。標識剤は分子量分布で別のピークとして表れ
る。
有する標識剤は、揮発性炭化水素組成物を蒸発させて液
体残渣を形成し、その全残渣の分子量分布を決定するな
らば、その炭化水素組成物の1.0ppmより低い濃度
でその炭化水素組成物で検出することができることが発
見された。標識剤は分子量分布で別のピークとして表れ
る。
【0020】炭化水素組成物中での存在が標識を付ける
目的のためであることを確実にするためには、標識剤の
濃度が炭化水素組成物中、1.0ppmより低いことが
重要である。1ppmより高い濃度で高分子量ブロック
共重合体を抗力低下剤(drag reducer)と
して用いることを教示した多くの特許、例えば米国特許
第3,682,187号及び第3,687,148号が
存在する。抗力低下剤として有効な濃度よりも低い濃度
で高分子量物質が存在することにより、その物質が抗力
低下剤ではなく、標識剤として存在することを確実にす
る。米国特許第3,682,187号及び第3,68
7,148号は、全ての目的に対し参考のためここに入
れてある。
目的のためであることを確実にするためには、標識剤の
濃度が炭化水素組成物中、1.0ppmより低いことが
重要である。1ppmより高い濃度で高分子量ブロック
共重合体を抗力低下剤(drag reducer)と
して用いることを教示した多くの特許、例えば米国特許
第3,682,187号及び第3,687,148号が
存在する。抗力低下剤として有効な濃度よりも低い濃度
で高分子量物質が存在することにより、その物質が抗力
低下剤ではなく、標識剤として存在することを確実にす
る。米国特許第3,682,187号及び第3,68
7,148号は、全ての目的に対し参考のためここに入
れてある。
【0021】炭化水素組成物に一種類より多くの標識剤
を用いてもよい。一種類より多くの標識剤を用いる場
合、夫々がその炭化水素組成物中で検出できなければな
らない。各標識剤が検出できるようにするため、標識剤
の分子量分布が余り重複していないのがよく、各標識剤
は1.0ppmより低い濃度でなければならない。
を用いてもよい。一種類より多くの標識剤を用いる場
合、夫々がその炭化水素組成物中で検出できなければな
らない。各標識剤が検出できるようにするため、標識剤
の分子量分布が余り重複していないのがよく、各標識剤
は1.0ppmより低い濃度でなければならない。
【0022】更に、夫々の独特な標識剤は、識別しよう
とする組成物に可溶性でなければならず、 約120℃
より低い温度で気化したり熱的に劣化したりしてはなら
ず、炭化水素の濾過性を劣化させる原因になってはなら
ず、エンジンに障害を与えてはならない。
とする組成物に可溶性でなければならず、 約120℃
より低い温度で気化したり熱的に劣化したりしてはなら
ず、炭化水素の濾過性を劣化させる原因になってはなら
ず、エンジンに障害を与えてはならない。
【0023】好ましくは、標識剤は、その分子量分布が
識別すべき炭化水素組成物のものとは容易に区別できる
ように、1.5より小さな重量平均分子量対数平均分子
量比を有する。この狭い分子量分布は、一種類より多く
の標識剤を用いた場合、及び燃料が高分子量物質で汚染
されている場合には、とくに重要になる。
識別すべき炭化水素組成物のものとは容易に区別できる
ように、1.5より小さな重量平均分子量対数平均分子
量比を有する。この狭い分子量分布は、一種類より多く
の標識剤を用いた場合、及び燃料が高分子量物質で汚染
されている場合には、とくに重要になる。
【0024】標識剤は、添加剤パッケージの一部分とし
て含まれていてもよいので、遥かに高い濃度で溶解性及
び化学的及び物理的安定性をもつことも望ましい。
て含まれていてもよいので、遥かに高い濃度で溶解性及
び化学的及び物理的安定性をもつことも望ましい。
【0025】方法 本発明は、トレーサーとして働く微量の高分子量物質を
同定するため、蒸発光散乱(evaporative
light scattering)と組合せたゲル浸
透マトグラフ法を用いる。
同定するため、蒸発光散乱(evaporative
light scattering)と組合せたゲル浸
透マトグラフ法を用いる。
【0026】本方法は、少なくとも一種類の炭化水素組
成物に、その組成物に独特の少なくとも一種類の標識剤
を添加することにより炭化水素組成物を互いに識別す
る。夫々の標識剤は、少なくとも15,000の数平均
分子量を有し、炭化水素組成物の1.0ppmより少な
い量で炭化水素組成物中に存在する。その組成物の試料
を蒸発させ液体残渣を形成し、その液体残渣を、その中
の標識剤の存在について分析し、それによって特定の炭
化水素組成物を識別する。
成物に、その組成物に独特の少なくとも一種類の標識剤
を添加することにより炭化水素組成物を互いに識別す
る。夫々の標識剤は、少なくとも15,000の数平均
分子量を有し、炭化水素組成物の1.0ppmより少な
い量で炭化水素組成物中に存在する。その組成物の試料
を蒸発させ液体残渣を形成し、その液体残渣を、その中
の標識剤の存在について分析し、それによって特定の炭
化水素組成物を識別する。
【0027】15,000より大きな数平均分子量(M
n)を有する材料を用い、燃料を予め蒸発させることに
より蒸発光散乱と組合せたゲル浸透クロマトグラフ法を
用いて、通常の汚染物が存在していても、0.05pp
m以下のレベルでトレーサーピークを解析することがで
きる。個々の添加剤成分を同定するため、夫々狭い分子
量分布を有する異なった高分子量材料の組合せを用いる
ことができる。
n)を有する材料を用い、燃料を予め蒸発させることに
より蒸発光散乱と組合せたゲル浸透クロマトグラフ法を
用いて、通常の汚染物が存在していても、0.05pp
m以下のレベルでトレーサーピークを解析することがで
きる。個々の添加剤成分を同定するため、夫々狭い分子
量分布を有する異なった高分子量材料の組合せを用いる
ことができる。
【0028】
【実施例】本発明を、次の実施例により更に例示する
が、実施例には特に有利な方法の態様が記載されてい
る。実施例は、本発明を例示するために与えられてお
り、本発明を限定するものではない。
が、実施例には特に有利な方法の態様が記載されてい
る。実施例は、本発明を例示するために与えられてお
り、本発明を限定するものではない。
【0029】例1 332gのレギュラー無鉛ガソリンの試料を、1リット
ルのフラスコ中に秤量して入れ、回転蒸発器中に取付け
た。系を窒素で追い出し、真空にした。これらの条件
で、ガソリンからの軽質末端成分を蒸発させ、冷却トラ
ップに収集した。冷却トラップ中の軽質末端成分の凝縮
が殆ど完了した時、窒素による追い出しを止めた。系内
の圧力は、100mmHgであった。
ルのフラスコ中に秤量して入れ、回転蒸発器中に取付け
た。系を窒素で追い出し、真空にした。これらの条件
で、ガソリンからの軽質末端成分を蒸発させ、冷却トラ
ップに収集した。冷却トラップ中の軽質末端成分の凝縮
が殆ど完了した時、窒素による追い出しを止めた。系内
の圧力は、100mmHgであった。
【0030】次に蒸発フラスコを122℃の浴温度へ真
空中でゆっくり加熱した。この最終温度で、系内の圧力
は5mmHgであった。真空を止め、フラスコを加熱か
ら除き、材料を窒素中でほぼ周囲温度まで冷却した。次
に冷却トラップを開けた。フラスコを取り出し、内部の
燃料濃縮物を100m1フラスコヘ移した。回転蒸発器
トラップをフラスコヘ取付け、全装置を蒸発系へ再び取
付けた。系を再び窒素で追い出し、次に真空にし、浴温
度が122℃へ戻るまでフラスコを加熱した。濃縮物数
m1が回転蒸発器トラップ中に入られた後、系を再び追
い出し、冷却し、100m1のフラスコを秤量し、最終
重量3.44gの燃料濃縮物を得た。
空中でゆっくり加熱した。この最終温度で、系内の圧力
は5mmHgであった。真空を止め、フラスコを加熱か
ら除き、材料を窒素中でほぼ周囲温度まで冷却した。次
に冷却トラップを開けた。フラスコを取り出し、内部の
燃料濃縮物を100m1フラスコヘ移した。回転蒸発器
トラップをフラスコヘ取付け、全装置を蒸発系へ再び取
付けた。系を再び窒素で追い出し、次に真空にし、浴温
度が122℃へ戻るまでフラスコを加熱した。濃縮物数
m1が回転蒸発器トラップ中に入られた後、系を再び追
い出し、冷却し、100m1のフラスコを秤量し、最終
重量3.44gの燃料濃縮物を得た。
【0031】例2 19,000g/モルの公称数平均分子量を有するポリ
スチレン〔日本、東曹(Tosoh Corp.)から
入手できる〕を、100°Fの引火点をもつ芳香族溶媒
〔エクソン(Exxon)100芳香族溶媒〕中に溶解
し、282ppmの濃度にすることにより原料溶液を調
製した。この原料溶液0.0527gを例1のガソリン
300gに添加し、ポリスチレン0.05ppmの最終
的燃料濃度を得た。次に300gのガソリン全てを例1
のやり方で蒸発させた。得られた最終濃縮物の最終重量
は1.82gであった。
スチレン〔日本、東曹(Tosoh Corp.)から
入手できる〕を、100°Fの引火点をもつ芳香族溶媒
〔エクソン(Exxon)100芳香族溶媒〕中に溶解
し、282ppmの濃度にすることにより原料溶液を調
製した。この原料溶液0.0527gを例1のガソリン
300gに添加し、ポリスチレン0.05ppmの最終
的燃料濃度を得た。次に300gのガソリン全てを例1
のやり方で蒸発させた。得られた最終濃縮物の最終重量
は1.82gであった。
【0032】例3 4,000,000g/モルの公称数平均分子量を有す
るポリスチレン〔英国、ポリマー・ラボラトリーズ社
(Polymer LaboratoriesLt
d.)から入手できる〕を、100°F引火点をもつ芳
香族溶媒(エクソン100芳香族溶媒)中に溶解し、2
37ppmの濃度にすることにより原料溶液を調製し
た。この原料溶液0.0675gを例1のガソリン30
5gに添加し、ポリスチレン0.05ppmの最終的燃
料濃度を得た。次に305gのガソリン全てを例1のや
り方で蒸発させた。得られた最終濃縮物の最終重量は
2.44gであった。
るポリスチレン〔英国、ポリマー・ラボラトリーズ社
(Polymer LaboratoriesLt
d.)から入手できる〕を、100°F引火点をもつ芳
香族溶媒(エクソン100芳香族溶媒)中に溶解し、2
37ppmの濃度にすることにより原料溶液を調製し
た。この原料溶液0.0675gを例1のガソリン30
5gに添加し、ポリスチレン0.05ppmの最終的燃
料濃度を得た。次に305gのガソリン全てを例1のや
り方で蒸発させた。得られた最終濃縮物の最終重量は
2.44gであった。
【0033】3つの溶液全てを、次にACS750/1
4型蒸発光散乱検出器を用いてウォーターズ(Wate
rs)(商標名)HPLSでクロマトグラフにかけた。
分析の臨界条件を下に示す。 注入体積 100μl 流量 1.0ml/分 易動相 トルエン カラム ポリマー・ラボラトリーズ社、PLGel(商標名) 粒径10μ、気孔孔径104Å、7.5×300mm 、及びフェノメネックス・フェノゲル5(Pheno menex Phenogel5)(商標名)、気孔 孔径105Å、7.8×300mm ポンプ ウォーターズ510型 注入器 ウォーターズ712型WISP 検出器 ACS750/14型蒸発光散乱検出器 検出器蒸発器セット 095 検出器減衰範囲 ×1 検出器時定数 1秒 検出器光電子増倍管感度 ×6 検出器窒素圧力 13psig 操作時間 25分
4型蒸発光散乱検出器を用いてウォーターズ(Wate
rs)(商標名)HPLSでクロマトグラフにかけた。
分析の臨界条件を下に示す。 注入体積 100μl 流量 1.0ml/分 易動相 トルエン カラム ポリマー・ラボラトリーズ社、PLGel(商標名) 粒径10μ、気孔孔径104Å、7.5×300mm 、及びフェノメネックス・フェノゲル5(Pheno menex Phenogel5)(商標名)、気孔 孔径105Å、7.8×300mm ポンプ ウォーターズ510型 注入器 ウォーターズ712型WISP 検出器 ACS750/14型蒸発光散乱検出器 検出器蒸発器セット 095 検出器減衰範囲 ×1 検出器時定数 1秒 検出器光電子増倍管感度 ×6 検出器窒素圧力 13psig 操作時間 25分
【0034】例1及び2で調製した燃料濃厚物のクロマ
トグラムを図1に示す。上のクロマトグラムは例2の溶
液のものであり、下は例1のものである。2つのクロマ
トグラムは、比較しやすいようにに一定の係数をかけて
ずらしてある。例2の濃厚物のラムは、クロマトグラム
で約17.5分のピークの保持時間は、例2で言及した
19,000g/モル原料溶液について取ったクロマト
グラムのピークの保持時間と一致している。このピーク
は、燃料濃厚物の残りから得られたピークの肩の所にあ
るが、依然として燃料とは異なっており、非常に良好な
感度を有する。そのピークは、0.05ppmより低い
出発濃度でさえも検出することができる充分な大きさを
有する。
トグラムを図1に示す。上のクロマトグラムは例2の溶
液のものであり、下は例1のものである。2つのクロマ
トグラムは、比較しやすいようにに一定の係数をかけて
ずらしてある。例2の濃厚物のラムは、クロマトグラム
で約17.5分のピークの保持時間は、例2で言及した
19,000g/モル原料溶液について取ったクロマト
グラムのピークの保持時間と一致している。このピーク
は、燃料濃厚物の残りから得られたピークの肩の所にあ
るが、依然として燃料とは異なっており、非常に良好な
感度を有する。そのピークは、0.05ppmより低い
出発濃度でさえも検出することができる充分な大きさを
有する。
【0035】約13.5分の所のピークは、意外なもの
であり、試料容器からの汚染によるものと考えられる。
適当な材料及びクリーニング法を用いることにより、こ
のピークを殆ど除くことができると考えられる。しか
し、他の燃料への適用では、そのような汚染は存在する
可能性がある。適当な分子量の材料を用いることができ
ることは、そのような場合に価値がある。1.5より小
さな重量平均分子量対数平均分子量比を有する標識剤を
用いることは、そのような場合には好ましいであろう。
であり、試料容器からの汚染によるものと考えられる。
適当な材料及びクリーニング法を用いることにより、こ
のピークを殆ど除くことができると考えられる。しか
し、他の燃料への適用では、そのような汚染は存在する
可能性がある。適当な分子量の材料を用いることができ
ることは、そのような場合に価値がある。1.5より小
さな重量平均分子量対数平均分子量比を有する標識剤を
用いることは、そのような場合には好ましいであろう。
【0036】例1及び3で調製した燃料濃厚物のクロマ
トグラムを図2に示す。上のクロマトグラムは例3の濃
厚物のものであり、下は例1のものである。2つのクロ
マトグラムは、比較しやすいように一定の係数をかけて
ずらしてある。例3の濃厚物グラムは、のクロマトグラ
ムで約10分の所のピークの保持時間は、例3で言及し
た4,000,000g/モル原料溶液について取った
クロマトグラムのピークの保持時間と一致している。こ
のピークは、燃料及び恐らく汚染によるピークから区別
されるベースラインである。そのピークは、0.05p
pmより低い出発濃度でさえも検出することができる充
分な大きさを有する。
トグラムを図2に示す。上のクロマトグラムは例3の濃
厚物のものであり、下は例1のものである。2つのクロ
マトグラムは、比較しやすいように一定の係数をかけて
ずらしてある。例3の濃厚物グラムは、のクロマトグラ
ムで約10分の所のピークの保持時間は、例3で言及し
た4,000,000g/モル原料溶液について取った
クロマトグラムのピークの保持時間と一致している。こ
のピークは、燃料及び恐らく汚染によるピークから区別
されるベースラインである。そのピークは、0.05p
pmより低い出発濃度でさえも検出することができる充
分な大きさを有する。
【0037】例4 標識を付けたガソリンの一層簡単な蒸発法を用いること
もできる。例1で言及したガソリン52.42gを秤量
して、きれいな乾燥した150mlのパイレックス(P
yrex)ビーカーに入れた。そのビニカーを表面温度
が220〜255゜Fのホットプレー卜上に置き、窒素
で殆ど乾燥するまで吹いた。残留物をバイアル(via
l)へ移し、ビーカーを濯ぐのにトルエンを用いた。バ
イアルを窒素中でそのホットプレート上で加熱し、トル
エンを吹き払った。残渣の最終重量は0.6341gで
あった。例2及び3で言及した標識を付けたガソリンに
ついてこの方法を用いて同様な残渣を調製した。次にそ
れら残渣を前に言及した条件を用いてクロマトグラフに
かけた。例1及び例2のものと同様なクロマトグラムが
得られた。
もできる。例1で言及したガソリン52.42gを秤量
して、きれいな乾燥した150mlのパイレックス(P
yrex)ビーカーに入れた。そのビニカーを表面温度
が220〜255゜Fのホットプレー卜上に置き、窒素
で殆ど乾燥するまで吹いた。残留物をバイアル(via
l)へ移し、ビーカーを濯ぐのにトルエンを用いた。バ
イアルを窒素中でそのホットプレート上で加熱し、トル
エンを吹き払った。残渣の最終重量は0.6341gで
あった。例2及び3で言及した標識を付けたガソリンに
ついてこの方法を用いて同様な残渣を調製した。次にそ
れら残渣を前に言及した条件を用いてクロマトグラフに
かけた。例1及び例2のものと同様なクロマトグラムが
得られた。
【0038】本発明を特定の態様を参照して記述してき
たが、本出願は、特許請求の範囲及びその本質から離れ
ることなく当業者によって行うことができる種々の変更
及び置き換えを包含するものである。
たが、本出願は、特許請求の範囲及びその本質から離れ
ることなく当業者によって行うことができる種々の変更
及び置き換えを包含するものである。
【図1】図1は、標識剤を入れない基礎ガソリンから誘
導された燃料濃厚物(例1)の分子量分布、及び19,
000の分子量を有するポリスチレンが0.05ppm
の濃度で添加された例1のガソリンから誘導された燃料
濃厚物(例2)の分子量分布を示す図である。
導された燃料濃厚物(例1)の分子量分布、及び19,
000の分子量を有するポリスチレンが0.05ppm
の濃度で添加された例1のガソリンから誘導された燃料
濃厚物(例2)の分子量分布を示す図である。
【図2】図2は、標識剤を入れない基礎ガソリンから誘
導された燃料濃厚物(例1)の分子量分布、及び4,0
00,000の分子量を有するポリスチレンが0.05
ppmの濃度で添加された例1のガソリンから誘導され
た燃料濃厚物(例3)の分子量分布を示す図である。
導された燃料濃厚物(例1)の分子量分布、及び4,0
00,000の分子量を有するポリスチレンが0.05
ppmの濃度で添加された例1のガソリンから誘導され
た燃料濃厚物(例3)の分子量分布を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ガソリンを識別する手段として働く検出
可能な量の少なくとも一種類の標識剤を含むガソリンで
あって、そのガソリン中に存在する各標識剤の量がガソ
リンの1.0ppmより少なく、各標識剤が次の性質: (a) 少なくとも15,000の数平均分子量、 (b) 識別される組成物に可溶性であり、 (c) 約120℃より低い温度で気化又は熱劣化せ
ず、 (d)炭化水素の濾過性を劣化させず、そして(e)
エンジン障害を与えない、性質を有する標識剤含有ガソ
リン。 - 【請求項2】 標識剤が、1.5より小さな重量平均分
子量対数平均分子量比を有する、請求項1に記載のガソ
リン。 - 【請求項3】 炭化水素組成物を互いに識別するための
方法において、 (a) 少なくとも一種類の炭化水素組成物に、その組
成物に特有の少なくとも一種類の標識剤を添加し、しか
も前記標識剤の各々が次の性質:(1) 少なくとも1
5,000の数平均分子量、(2) 識別される組成物
に可溶性であり、(3) 約120℃より低い温度で気
化又は熱劣化せず、(4)炭化水素の濾過性を劣化させ
ず、そして(5) エンジン障害を与えない、性質を有
し、 (b) 前記組生物の試料を蒸発させて液体残渣を分析
し、そして (c) 前記残渣中の標識剤の存在について前記液体残
渣を分析し、それによって特定の炭化水素組成物を識別
する、ことからなる炭化水素組成物識別法。 - 【請求項4】 炭化水素組成物中に存在する各標識剤の
量が、炭化水素組成物の1.0ppmより少ない、請求
項3に記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US468495 | 1990-01-23 | ||
US37754195A | 1995-01-23 | 1995-01-23 | |
US08/468,495 US5512066A (en) | 1995-01-23 | 1995-06-06 | Tagging materials for gasoline |
US377541 | 2003-02-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08253777A true JPH08253777A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=27007860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8042000A Pending JPH08253777A (ja) | 1995-01-23 | 1996-01-23 | ガソリンのための標識剤 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5512066A (ja) |
EP (1) | EP0723000B1 (ja) |
JP (1) | JPH08253777A (ja) |
CA (1) | CA2167544A1 (ja) |
DE (1) | DE69604310T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19818176A1 (de) * | 1998-04-23 | 1999-10-28 | Basf Ag | Verfahren zur Markierung von Flüssigkeiten mit mindestens zwei Markierstoffen und Verfahren zu deren Detektion |
AR007876A1 (es) * | 1996-07-16 | 1999-11-24 | Shell Int Research | Un metodo para modificar un combustible liquido de hidrocarburo |
US5755832A (en) * | 1996-11-07 | 1998-05-26 | Chevron Chemical Company | Fuel additive concentrate containing tagging material |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2028472A (en) * | 1932-12-02 | 1936-01-21 | Ig Farbenindustrie Ag | Fluorescent substance |
US2058774A (en) * | 1934-03-31 | 1936-10-27 | Texas Co | Marking petroleum products |
US2265196A (en) * | 1940-04-30 | 1941-12-09 | Charles H Riley | Concealed marker for alcohols and method of identification thereof |
US2411178A (en) * | 1944-03-28 | 1946-11-19 | Standard Oil Dev Co | Oil composition |
DE1470515A1 (de) * | 1964-05-06 | 1969-01-30 | Basf Ag | Gefaerbte Mineraloele mit verbessertem Viskositaetsindex |
US3861886A (en) * | 1968-11-13 | 1975-01-21 | Melpar Inc | Material identification coding methods and systems |
US3577476A (en) * | 1969-02-18 | 1971-05-04 | Geigy Chem Corp | Arylene and arlidene polymers and copolymers |
US3682187A (en) * | 1970-11-09 | 1972-08-08 | Shell Oil Co | Process of reducing friction loss in flowing hydrocarbon liquids |
US3687148A (en) * | 1971-06-25 | 1972-08-29 | Vitold Kruka | Process of reducing friction loss in flowing hydrocarbon liquids and compositions thereof |
US4136048A (en) * | 1975-01-08 | 1979-01-23 | The Dow Chemical Company | Fluid hydrocarbon oil compositions containing block copolymers for improved viscosity temperature relationship |
US4141692A (en) * | 1977-01-19 | 1979-02-27 | Union Oil Company Of California | Tagged fuel compositions |
US4142865A (en) * | 1977-10-14 | 1979-03-06 | S.A. Texaco Belgium N.V. | Low pour hydrocarbon oil compositions |
US4209302A (en) * | 1979-05-10 | 1980-06-24 | Morton-Norwich Products, Inc. | Marker for petroleum fuels |
US4278444A (en) * | 1980-04-22 | 1981-07-14 | Mobil Oil Corporation | Liquid hydrocarbons containing a fluorescent compound |
US4735631A (en) * | 1983-12-16 | 1988-04-05 | Morton Thiokol, Inc. | Colored petroleum markers |
US4764474A (en) * | 1983-12-16 | 1988-08-16 | Morton Thiokol, Inc. | Method for detecting a tagging compound |
US4918020A (en) * | 1989-03-21 | 1990-04-17 | Atlantic Richfield Company | Analyzing marker dyes in liquid hydrocarbon fuels |
US5156653A (en) * | 1991-04-18 | 1992-10-20 | Morton International, Inc. | Silent markers for petroleum, method of tagging, and method of detection |
US5234475A (en) * | 1991-08-14 | 1993-08-10 | Sri International | Hydrocarbon fuels having one or more fullerenes therein as indentification media |
US5279967A (en) * | 1992-01-24 | 1994-01-18 | Nalco Chemical Company | Fluorescent labeling of hydrocarbons for source identification |
US5252106A (en) * | 1992-07-29 | 1993-10-12 | Morton International, Inc. | Base extractable petroleum markers |
GB9218131D0 (en) * | 1992-08-26 | 1992-10-14 | Slater James H | A method of marking a liquid |
-
1995
- 1995-06-06 US US08/468,495 patent/US5512066A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-01-18 CA CA002167544A patent/CA2167544A1/en not_active Abandoned
- 1996-01-22 EP EP96300397A patent/EP0723000B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-01-22 DE DE69604310T patent/DE69604310T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-01-23 JP JP8042000A patent/JPH08253777A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0723000A1 (en) | 1996-07-24 |
EP0723000B1 (en) | 1999-09-22 |
CA2167544A1 (en) | 1996-07-24 |
DE69604310D1 (de) | 1999-10-28 |
US5512066A (en) | 1996-04-30 |
DE69604310T2 (de) | 2000-01-13 |
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