JPH08252239A - Rfシステム - Google Patents

Rfシステム

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JPH08252239A
JPH08252239A JP7312546A JP31254695A JPH08252239A JP H08252239 A JPH08252239 A JP H08252239A JP 7312546 A JP7312546 A JP 7312546A JP 31254695 A JP31254695 A JP 31254695A JP H08252239 A JPH08252239 A JP H08252239A
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JP
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coil
control
signal
controller
control lines
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JP7312546A
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Mitsuaki Arakawa
ミツアキ・アラカワ
Takashi Minemura
峯邑隆司
Stephen Krasnor
スティーブン・クラスノー
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University of California
Original Assignee
University of California
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、コイルコントロールラインの
シールドジャケットによって生じるRF接地ループを防
止するRFシステムを提供することである。 【解決手段】本発明によるRFシステムは、RFコイル
10Aと、RFコイルに接続されたコイルマッチング回
路14Aと、コントローラ16と、コイルマッチング回
路とコントローラとを接続し、RFコイルを制御するコ
ントロール信号を伝達するコントロールライン18A
と、コントロールラインの少なくとも一部に隣接し、コ
イル状部分を有する導電性シールド26Aと、コイル状
部分に接続されたキャパシタンスC2vとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメージ
ング装置(MRI)に係り、コントロールラインケーブ
ルのシールドジャケット(シールド外皮)に発生する偽
のRF電流の流れを抑制するように設計されたRF干渉
チョークに関し、特に、受信コイルセットとそのコント
ロールラインとの間のRF接地ループ上に流れる偽のR
F電流を防止するRFIチョークアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置では、RFコイルを利用し
て、RF信号を被検体の特定領域に送信し、特定領域内
の原子核を磁気的に励起する。通常、MRI装置には、
RF信号を送信するためのRFコイルと、被検体内の励
起された原子核から発生するRF信号を受信するための
RFコイルとが装備されている。1つのRFコイルで送
受信を兼用する場合もある。RF信号の送信と受信との
切り換えは、RFコイル、又はマッチング回路や離調器
のようなRFコイル関連部分に対してコントロールライ
ンを介して電気的に接続されているコンピュータによっ
て制御される。
【0003】RFコイルやその関連部分をコンピュータ
に接続するコントロールラインは、RFコイルシステム
の不安定さの元凶となり得る。この不安定さは、コント
ロールラインのRFシールドジャケットの表面に発生す
る偽電流によって生じる。RFコイルにコントロール信
号を伝達するケーブルは、コントロールライン上の信号
との干渉からRF信号を保護するために、導電性のチュ
ーブに取り巻かれている。シールドジャケットは、コイ
ルやコンピュータやコントローラと共通で接地されてい
る。例えば、RF送信の間、RFエネルギーの一部は、
コントロールラインシールドで発生し、接地ループを経
由して、ディジタル回路とアナログ回路に出現するかも
しれない。制御回路の接地ラインの偽RFエネルギ−
は、制御回路を誤動作させる。これにより、偽のアナロ
グ信号が発生したり、RF送信コイルのQ値が低下して
しまう。同様に、偽RFエネルギーは、受信コイルのQ
値を低下させ、受信コイル間の分離性を低下させてしま
う。
【0004】一方、RFコイル間の分離性を維持する上
での問題は、コイル間のカップリングに起因し、本発明
は導電性のカップリングにも関連する。コイル間のカッ
プリングは、それらのコイルが生成する電界及び磁界に
起因する。コイル間のカップリングの一部は、コイルに
対して直列にキャパシタを配置すること、幾つかのコイ
ルを他のコイルに対して直交させること、またはコイル
の一部を僅かにオーバラップさせること等により抑制す
ることができる。さらに、このカップリングを抑えるこ
とは、マッチング回路の一部として、低入力インピ−ダ
ンスのプリアンプを使って、受信コイル間のカップリン
グを抑えるような電気的なトラップ回路を形成すること
によっても実現できる。しかしながら、導電性のカップ
リングは、おそらく慎重にこれらのデカップリングを行
おうとしても対応しきれない。
【0005】この導電性のカップリングは、コントロー
ルケーブルの相互接続に起因する。ケーブルは信号を伝
達するためだけでなく、偽RF電流も伝達するので、コ
イルとケーブルインタフェースとの間のカップリング、
つまり導電性のカップリングが生じる。MRIの送信の
間、コントロール信号ラインを介してディジタル回路と
アナログ回路内に相当量のRFエネルギーが流れ込め
ば、制御回路は誤動作し、偽アナログ信号が発生する。
カップリングは受信コイルのQ値及びコイル間の分離性
を低下させる。
【0006】コントロールライン上のRF電流は、コン
トロールラインにLCフィルタ又はRCフィルタを追加
することにより効果的に封じることができる。しかし、
物理的に大きいRFコイルは、ケーブルとに容量を持
ち、インタフェースケーブルがコントロールワイヤ上に
フィルタを有していたとしても、ケーブルと誘導的にカ
ップリングしてしまう。また、インタフェースケーブル
のシールドジャケットを通る接地ループ電流は、フィル
タされない。フィルタそれだけでは、偽RFエネルギー
を抑制するのが難しい。
【0007】コントロールラインのシールドを通って接
地ループ内にRF電流を引き起こすというこれらの問題
は、MRI装置の動作による高周波によってさらに悪化
する。MRI工程の特性上、RFコイルは所定の周波数
のRF信号を送受信する。この周波数は、いわゆるラー
モア周波数であり、ラーモア周波数は磁場の強さ及び対
象原子核の磁気回転率に依存する。この周波数はある種
の装置では約15MHzである。このような高周波のも
とで、一点接地(一点アース)を実現することは、実用
的でない。その理由は、仮にシールドが接地に対して導
電性ワイヤによって機械的に接続されないとしても、接
地に対するシールドジャケットの容量性リアクタンスが
低いからである。
【0008】多重接地システム内の接地ループ電流を除
去するのに使われる技法は、「“Noise Redu
ction Techniques in Elect
ronic Systems”,H.W.Ott,Jo
hn Wiley &Sons(1976)」に見るこ
とができる。これらの技法は、絶縁変圧器を使用するこ
と、磁心の回りに同軸ケーブルを巻くこと、光カプラを
使用することを含んでいる。しかし、前2者の変圧器と
磁心に関する技法は、RFコイルにとって不適切であ
る。その理由は、磁性体を多く含んでいることである。
磁性体はMRI装置で用いられる静磁場を歪ませる。こ
れは、撮影領域内で磁場均一性が必要とされるMRI装
置にとって重大な問題を引き起こす。MRI装置で接地
ループを防止するために光カプラを使うことは、かなり
の工学的努力を要するであろう。
【0009】コントロール回路とRFコイルとの間の接
地ループによって生じるRF干渉を減じるための他の技
法は、1)制御デバイスとRFコイルとの間のRF同軸
ケーブルを2重にシールドすること、2)シールド領域
内にコントロール回路を置いてシールドすることを含ん
でいる。これらの方法は、比較的高価であり、効果が無
いことがある。
【0010】Harrisonらは、米国特許第4,6
82,125号で、RFコイルとRF送受信器との間で
RF信号を伝達する同軸ケーブルの一部にRFIチョー
クを用いることを開示している。
【0011】HarrisonらのRFIチョークアセ
ンブリは、RFコイルとRF送受信器との間の同軸ケー
ブルのコイルを含む。このコイルは、多ターンに形成さ
れ、一定のインダクタンスと集中固定容量とがコイル状
部分を横断して並列接続されている。また、Harri
sonらは、真ちゅう、銅又はアルミニウムのターンロ
ッドをコイル状部分の中心に配置することにより、並列
共振を実現している。さらに、Harrisonらは、
RF接地ブレーカを使って、同軸ケーブルを介したRF
コイルとRF送受信器との間のコイルカップリングを遮
断したが、このRF接地ブレーカは、RFコイルとコン
トロール回路との間のコントロールラインシールドジャ
ケットを経由して生じる接地ループを遮断しない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コイ
ルコントロールラインのシールドジャケットによって生
じるRF接地ループを防止するRFシステムを提供する
ことである。
【0013】本発明の目的は、インダクタ内にシールド
を形成し、並列キャパシタンスを追加して、ラーモア周
波数で動作する共振回路を形成することによって、RF
コイルとコントロール回路との間のシールド表面上に生
じるRF電流パスを防止することをRFコイルシステム
を提供することである。
【0014】本発明の目的は、RFコイルを分離するこ
とのできるRFシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるRFシステ
ムは、RFコイルと、前記RFコイルに電気的に接続さ
れたコイルマッチング回路と、コントローラと、前記コ
イルマッチング回路と前記コントローラとを電気的に接
続し、前記RFコイルを制御するコントロール信号を伝
達する少なくとも1つのコントロールラインと、前記コ
ントロールラインの少なくとも一部に隣接し、コイル状
部分を有する導電性シールドと、前記コイル状の部分に
電気的に接続された無効負荷とを具備する。
【0016】本発明によるRFシステムは、複数のRF
コイルと、前記複数のRFコイルに電気的に接続された
複数のコイルマッチング回路と、コントローラと、前記
コントローラと前記複数のコイルマッチング回路とを電
気的に接続する複数のコントロールラインと、前記複数
のコントロールラインの少なくとも一部に隣接し、複数
のコイル状部分を有する複数の導電性シールドと、前記
複数のコイル状部分に接続された複数の無効負荷とを具
備する。
【0017】本発明によるRFシステムは、複数のRF
コイルと、複数のRF同軸ケーブルと、コントローラ
と、前記複数のRFコイルに電気的に接続され、前記複
数のRF同軸ケーブルを介して前記コントローラに電気
的に接続された複数のコイルマッチング回路と、前記コ
ントローラと前記複数のコイルマッチング回路とを電気
的に接続する複数のコントロールラインと、前記複数の
コントロールラインの少なくとも一部に隣接し、複数の
第1のコイル状部分を有する複数の導電性シールドと、
前記複数の第1のコイル状部分に接続された複数の第1
の無効負荷とを具備し、前記複数のRF同軸ケーブルは
複数の第2の無効負荷に接続された複数の第2のコイル
状部分を有することを特徴とする。
【0018】本発明によるRFコイルシステムは、コン
トロール信号を出力するコントローラと、複数のコント
ロールラインと、前記複数のコントロールラインを介し
て前記コントローラに接続され、前記コントロール信号
にしたがってRF信号を受信するRF受信コイルシステ
ムと、前記複数のコントロールラインに隣接する導電性
シールドを有するRFチョークと、前記導電性シールド
に接続された無効負荷とを具備し、前記導電性シールド
は前記コントローラと前記RF受信コイルシステムとに
電気的に接続され、前記複数のコントロールラインを前
記RF信号から実質的に遮蔽し、前記導電性シールドの
一部は誘導負荷として形成されていることを特徴とす
る。
【0019】本発明によるRFシステムは、受信コント
ロール信号を入力し、RF信号を出力するRF受信コイ
ルと、RF信号を入力し、送信コントロール信号を入力
するRF送信コイルと、送信信号を出力する送信器と、
受信信号を入力する受信器と、受信コントロール信号を
出力し、送信コントロール信号を出力するコントロール
回路と、前記RF受信コイルと前記受信器とを電気的に
接続し、一部に第1のコイルが形成された第1のシール
ドケーブルと、前記RF送信コイルと前記送信器とを電
気的に接続し、一部に第2のコイルが形成された第2の
シールドケーブルと、一部に第3のコイルが形成された
第1の導電性シールドに収容され、前記RF受信コイル
と前記コントロール回路とを電気的に接続する複数の第
1のコントロ−ルラインと、一部に第4のコイルが形成
された第2の導電性シールドに収容され、前記RF送信
コイルと前記コントロール回路とを電気的に接続する複
数の第2のコントロ−ルラインとを具備する。
【0020】本発明によれば、コントロールラインのシ
ールドジャケットによって生じるRF接地ループを防止
することができる。これは、改良されたRFコイルのQ
値、改良されたRFコイル間の分離性、改良されたRF
コイルとコントロール回路との間の分離性によって実現
される。
【0021】本発明によれば、インダクタ内にシールド
を形成し、並列キャパシタンスを追加して、ラーモア周
波数で動作する共振回路を形成することによって、RF
コイルとコントロール回路との間のシールド表面上に生
じるRF電流パスを防止することができる。
【0022】本発明によれば、1kΩ〜10kΩのイン
ピーダンスを有する並列共振回路を提供し、RFコイル
とコントロール回路との間のRF信号から接地ループパ
スを実質的に取り除く。
【0023】本発明によれば、複数のRFコイル要素と
PIN/可変容量ダイオード制御装置とを有する受信コ
イルセットが使用される。例えば、RFコイルの分離
は、PIN/可変容量ダイオード制御装置が分離の問題
を悪化させる傾向があるため、非常に重要である。
【0024】本発明は、MRI装置のRF送受信コイル
とコントロール回路との間を結ぶ複数本のコントロール
ラインのシールドケーブルにRFチョークが設けられ
る。RFチョークは、コイル状に形成された導電性チュ
ーブによりなる。導電性チューブには複数本のコントロ
ール信号ワイヤが収容されている。キャパシタは、導電
性チューブと並列に設けられる。これにより、偽RF電
流に対するチョークとしての共振回路が設けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1に示すように、MRIアセンブリには、被
検体内に高パワー化されたRF信号を送信し、対象原子
核を90°又は180°傾斜させるためのRF送信コイ
ルTXが備えられる。送信シーケンスによると、原子核
が傾斜され、そこで停止される。送信シーケンスの後、
複数のRFコイル(図1では2つ)RX1,RX2は、
非常に低パワーの信号を検出する。これらの信号は、原
子核によって発生される。これらの信号は、出所を測定
するために再構成処理に供される。これらのRF送受信
シーケンスは、RFコイルとコンピュータとの間のコン
トロールラインを介して制御される。
【0026】不幸にも、RF送信の間、高パワー送信コ
イルTXから発生する電磁場は、RF受信コイルRX
1,RX2に電流を誘発する。この電流は、受信コイル
とコンピュータとの間のコントロールライン内の接地ル
ープを介してコンピュータコントローラに逆伝達される
可能性がある。
【0027】この接地ループは、受信コイルRX1,R
X2とコンピュータとの間のコントロールラインのシー
ルド外皮(シールドジャケット)の外側で起こる。シー
ルドされたコントロールラインを図2に示す。コントロ
ールライン30は、少なくとも1本のシールドワイヤで
ある。コントロールライン30は、RF受信コイルとコ
ンピュータとの間に設けられる。このコンピュータは受
信コイルでのRF信号の受信を制御するものである。コ
ントロールライン30は、少なくとも1本の導線32を
有する。この複数本の導線32は、RF受信コイルコン
トロール信号をコンピュータから受信コイルに伝達する
ものである。コントロールライン30は、シールドジャ
ケット31を有する。シールドジャケット31は、複数
本の導線32をRF干渉から遮蔽するためのものであ
る。
【0028】シールドジャケット31に接地リード34
を接続することにより、シールドジャケット31は、複
数の箇所で、コンピュータと共通接地(共通アース)さ
れる。これにより、“接地ループ”が形成される。
【0029】この接地ループは、図3の多重受信コイル
RFシステム1に示されている。多重RF受信コイルシ
ステムは、コイル離調(detune)回路12A〜1
2Dとコイルマッチング回路14A〜14Dとに接続さ
れた4つのRF受信コイル10A〜10Dを有する。R
Fコイル10A〜10Dは、生体内の水素原子核により
誘発されたRF信号を受信する。コイルマッチング回路
14A〜14D内のコイル離調回路12A〜12Dは、
コントロールライン18A〜18Dを介して、RF受信
制御回路16に接続される。コントロールライン18A
〜18Dは、シールド接地26A〜26Dを有するケー
ブルに収容される。シールド接地26A〜26Dは、R
F受信制御回路16に共通接地(共通アース)されてい
る。
【0030】コントロールライン18A〜18Dは、ア
ースされたシールドジャケット26A〜26Dでシール
ドされた導線である。RF送信コイル(図示しない)が
高パワーRF信号を発生するとき、誘導されたRFエネ
ルギーはコントロールライン18A〜18Dのシールド
ジャケット26A〜26Dに沿って運ばれる。シールド
ジャケット26A〜26Dは、RF受信制御回路16と
コイルマッチング回路14A〜14Dとの間のコントロ
ールライン、RF受信制御回路16とコイル離調回路1
2A〜12Dとの間のコントロールライン、及びRF受
信制御回路16とRFコイル受信器との間のコントロー
ルラインを包む導電性のシャラウド(被い)である。し
たがって、コントロールラインの自己誘導による不要な
RFエネルギーが実質的に防止される。しかし、RF受
信制御回路16の接地面に導電性パスを形成してしま
う。
【0031】コントロールライン18A〜18Dは、R
F受信制御回路16と、RF送受信間で複数のRF受信
コイルを制御するために必要な構成要素との間の通信パ
スである。例えば、図3,図4に示すように、コントロ
ールライン18A〜18Dは、共通ラインCOM、コン
トロールラインCONT1,CONT2、並列容量可変
ダイオードコントロールラインPAR、直列容量可変ダ
イオードコントロールラインSERを含む。これらのコ
ントロールラインは、コイル離調回路12A〜12Dと
コイルマッチング回路14A〜14Dとの間を連絡す
る。本発明は、上述したような特定のコントロールライ
ンに限定されない。コントロールライン18A〜18D
は、受信コイル10A〜10Dから、コイルマッチング
回路14A〜14Dを介して、RF受信制御回路16に
MRI受信信号を伝達するための同軸ケーブル19A〜
19Dと区別される。
【0032】シールドジャケット26A〜26Dを通っ
てRF受信制御回路16の接地面に来る偽のRFエネル
ギーは、コイルのQ値を低下させ、RF受信制御回路1
6や受信器を構成する複数のディジタル回路やアナログ
回路にエラーを生じさせ、イメージエラー(例えばイメ
ージアーチファクト)を生じさせる。
【0033】図3の構成では、シールドジャケット26
A〜26Dを通る接地ループをコントロールラインに対
して遮蔽するものは何もない。受信コイル内の接地ルー
プ電流は、受信コイル間の分離性(独立性)を不安定に
し、信頼性を低下させる。図3に示したようなシステム
において、ケーブルの配置を変更し、ケーブルに接触さ
せることは、分離性に大きく影響する。
【0034】図3に示すように、RFチョーク20A〜
20Dは、RF受信信号をRF受信器に伝達するための
同軸ケーブル19A〜19Dに結合される。同軸ケーブ
ル19A〜19DのRFチョーク20A〜20Dは、可
変容量キャパシタと同軸ケーブルのコイルとからなる。
図3では、RFチョーク20A〜20Dは、可変容量キ
ャパシタCvを有することにより、並列インダクタL
1,L2として機能する。このアレンジメントによる
と、同軸ケーブル19A〜19Dの外側の導電体(シー
ルドジャケット)に沿って伝達されるRF信号を抑圧す
ることができる。同軸ケーブル19A〜19Dは、RF
コイルマッチング回路14A〜14Dから出力されたR
F信号をRF受信制御回路16へ伝達するものである。
しかし、上記アレンジメントでは、コントロールケーブ
ル18A〜18Dのシールドジャケット26A〜26D
を介してRF受信制御回路16に到達する偽RF信号を
遮断することはできない。
【0035】図4に示す本発明によって提供されるRF
システムは、図3と同一の構成には同一の番号が付され
ている。RFIチョーク24A〜24Dは、偽RF信号
が存在するシールドジャケット26A〜26Dに設けら
れる。この偽RF信号は、シールドジャケット26A〜
26Dを伝ってRF受信制御回路16に運ばれる。図4
に示したように、RFIチョーク24A〜24Dは、イ
ンダクタンスL3と容量可変キャパシタンスC2vとが
並列接続される。RFIチョーク24A〜24Dが、R
FIチョーク20A〜20Dと一緒に使われるとき、コ
ントロールライン18A〜18Dと同軸ケーブル19A
〜19Dのシールドに誘発される偽RF信号は、RF受
信制御回路16に到達しないで実質的に遮断される。そ
の結果、本発明は、コントロールラインによって生じる
二次的なカップリングを低減することができ、RFコイ
ル要素間の分離性(独立性)を向上することができる。
高価な2重シールドRF同軸ケーブルと、制御回路のシ
ールド容器とを不要にするという効果もある。
【0036】図5は、RFIチョーク24Aの詳細な構
成図である。他のRFIチョーク24B〜24Dも、R
FIチョーク24Aと同じ構成である。図4の複数本の
コントロールライン18Aは、図5の複数本の個別ワイ
ヤ40からなる。複数本のワイヤ40は、RFコイル1
0AとRF受信制御回路16との間のコントロール信号
の伝達を担う。導電性チューブ44は、RFコイル10
A〜10Dにより誘発される偽RF信号からコントロー
ルワイヤ40をシールドする。導電性チューブ44は接
地され、RF受信制御回路16とコイル離調回路12A
との間、RF受信制御回路16とコイルマッチング回路
14Aとの間でDCリターンパス(直流帰還パス)とし
て動作する。
【0037】図5を再度参照すると、RFIチョーク2
4Aは、導電性シールド44が複数回巻かれたコイルと
して形成される。複数本のコントロールワイヤ40も、
導電性チューブ44の内部に設けられるので、コイル形
状となっている。導電性シールド44のコイルと並列に
設けられた容量可変キャパシタンスC2vは、固定キャ
パシタンスC2に並列に接続される。固定キャパシタン
スC2は120pFであり、容量可変キャパシタンスC
2vは15〜60pFの範囲であることが好ましい。キ
ャパシタンスC2,C2vは、電気的リード46と電気
的コンタクト42によって導電性チューブ44に電気的
に、例えばハンダ付けで接続される。
【0038】図5には図示されていないが、導電性チュ
ーブ44の内部の複数本のコントロールワイヤ40は、
図3のコイルの端に普通の非コイル状態で接続される。
これにより、図4に示すように、コイル離調回路12
A、コイルマッチング回路14A、RF受信制御回路1
6の電気的な接点(コンタクト)間に間隔をもたせるこ
とができる。チョーク24A〜24Dは、コイル10A
〜10Dの近接して設けるのが好ましい。
【0039】図5のコイルは、図5の形状に限定され
ず、環状コイルであってもよい。
【0040】本実施の形態においては、導電性チューブ
44は、2mm径の銅製チューブであり、複数本の26
AWGのワイヤ40を通す。MRI装置が15MHzで
動作するとき、導電性チューブ44は、約5/8インチ
の内径を有し、巻数12のコイルに形成される。コイル
状の部分の長さは、4.3cmである。このコイル状部
分のインダクタンスは、約0.75μHである。このよ
うな状態では、RFIチョーク24Aのインピーダンス
は、1kΩ〜10kΩの範囲となる。
【0041】導電性チューブ44に納められた複数本の
ワイヤ40は、どのようなタイプの導電性素材でシール
ドされてもよく、このシールドは上述のRFチョークと
して機能する。
【0042】図6は、送信コイル及び受信コイルを含む
RFシステムに拡張した場合の本発明の適用例を示して
いる。受信コイル50には、図4に示したMRI受信コ
イルセットが含まれている。送信コイル60には、少な
くとも1つの高パワーRF送信コイルが含まれている。
受信コイル50と送信コイル60それぞれは、それらに
関連する適当なマッチング回路のようなコントロール回
路を有する。受信コイル50と送信コイル60それぞれ
は、RFコントローラ17に接続される。RFコントロ
ーラ17には、受信コイル50及び送信コイル60に対
するコントロール回路90、送信器70、及び受信器8
0が含まれる。
【0043】図6の受信コイル50とコントロール回路
90と受信器80との間の接続は、図4と同様である。
特に、受信コイル50には複数の受信コイル、複数のマ
ッチング回路、複数の離調回路が含まれる。複数の受信
コイル、複数のマッチング回路及び複数の離調回路は、
コントロールワイヤ40を介してコントロール回路90
に接続される。複数本のコントロールワイヤ40は、導
電性チューブ44によってシールドされている。導電性
チューブ44はコントロール回路90に接地されてい
る。導電性チューブ44は、図5に示したように、RF
Iチョーク24Aを形成する。受信コイル50は、同軸
ケーブル19A〜19Dを介して受信器80に接続され
ている。同軸ケーブル19A〜19Dは、MRI受信信
号を受信器80に伝達する。
【0044】複数本のコントロールワイヤ40は、導電
性チューブ44によってシールドされている。導電性チ
ューブ44はシールド接地26Aによってコントロール
回路90に接地されている。導電性チューブ44と複数
本のコントロールワイヤ40は、図4に示されるRFI
チョーク24Aを形成している。
【0045】送信コイル60は、受信コイル50と同様
に、高パワー送信器70と、コントロール回路90に接
続される。特に、送信コイルは、RFIチョーク51を
有する同軸ケーブル49によって高パワー送信器70に
接続される。同軸ケーブル49は、送信コイル60に送
信信号を伝達する。加えて、送信コイルは、導電性チュ
ーブ53を貫通する複数本のコントロールワイヤ54を
介してコントロール回路90に制御される。導電性チュ
ーブ53は、図5に示したと同様に、RFIチョーク5
2として形成される。容量可変キャパシタンスC2vと
並列に設けられ、多数のターン(巻き)に形成された導
電性チューブ53によって、RFIチョーク52が形成
される。
【0046】図6に示したように、送信コイル60とコ
ントロール回路90の間の複数本のコントロールライン
各々にRFIチョーク52を設け、受信コイル50とコ
ントロール回路90の間の複数本のコントロールライン
各々にRFIチョーク24Aを設け、受信コイル50と
受信器80の間にRFIチョーク20A,20Bを設
け、送信コイル60と送信器70の間にRFIチョーク
51を設け、つまり受信コイル50、送信コイル60、
受信器80、送信器70及びコントロール回路16の中
の見えない接地パスを含む全てのパスにRFIチョーク
を設けることにより、偽RFエネルギーを実質的に遮断
することができる。
【0047】なお、図6に示した例では、1つの送信コ
イルが1本のケーブル49と1セットのコントロールラ
イン54とに接続されており、2つの受信コイルが2つ
のケーブル19A,19Bと束ねられたコントロールラ
イン40とに接続されている。しかし、送信コイルの
数、受信コイルの数、送信コイルへのコントロールライ
ンのセット数、受信コイルへのコントロールラインのセ
ット数はこれに限定されることはない。
【0048】本発明は上述した実施の形態に限定される
ことなく種々変形して実施可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によるRFシステムは、RFコイ
ルと、前記RFコイルに電気的に接続されたコイルマッ
チング回路と、コントローラと、前記コイルマッチング
回路と前記コントローラとを電気的に接続し、前記RF
コイルを制御するコントロール信号を伝達する少なくと
も1つのコントロールラインと、前記コントロールライ
ンの少なくとも一部に隣接し、コイル状部分を有する導
電性シールドと、前記コイル状の部分に電気的に接続さ
れた無効負荷とを具備する。
【0050】本発明によるRFシステムは、複数のRF
コイルと、前記複数のRFコイルに電気的に接続された
複数のコイルマッチング回路と、コントローラと、前記
コントローラと前記複数のコイルマッチング回路とを電
気的に接続する複数のコントロールラインと、前記複数
のコントロールラインの少なくとも一部に隣接し、複数
のコイル状部分を有する複数の導電性シールドと、前記
複数のコイル状部分に接続された複数の無効負荷とを具
備する。
【0051】本発明によるRFシステムは、複数のRF
コイルと、複数のRF同軸ケーブルと、コントローラ
と、前記複数のRFコイルに電気的に接続され、前記複
数のRF同軸ケーブルを介して前記コントローラに電気
的に接続された複数のコイルマッチング回路と、前記コ
ントローラと前記複数のコイルマッチング回路とを電気
的に接続する複数のコントロールラインと、前記複数の
コントロールラインの少なくとも一部に隣接し、複数の
第1のコイル状部分を有する複数の導電性シールドと、
前記複数の第1のコイル状部分に接続された複数の第1
の無効負荷とを具備し、前記複数のRF同軸ケーブルは
複数の第2の無効負荷に接続された複数の第2のコイル
状部分を有することを特徴とする。
【0052】本発明によるRFコイルシステムは、コン
トロール信号を出力するコントローラと、複数のコント
ロールラインと、前記複数のコントロールラインを介し
て前記コントローラに接続され、前記コントロール信号
にしたがってRF信号を受信するRF受信コイルシステ
ムと、前記複数のコントロールラインに隣接する導電性
シールドを有するRFチョークと、前記導電性シールド
に接続された無効負荷とを具備し、前記導電性シールド
は前記コントローラと前記RF受信コイルシステムとに
電気的に接続され、前記複数のコントロールラインを前
記RF信号から実質的に遮蔽し、前記導電性シールドの
一部は誘導負荷として形成されていることを特徴とす
る。
【0053】本発明によるRFシステムは、受信コント
ロール信号を入力し、RF信号を出力するRF受信コイ
ルと、RF信号を入力し、送信コントロール信号を入力
するRF送信コイルと、送信信号を出力する送信器と、
受信信号を入力する受信器と、受信コントロール信号を
出力し、送信コントロール信号を出力するコントロール
回路と、前記RF受信コイルと前記受信器とを電気的に
接続し、一部に第1のコイルが形成された第1のシール
ドケーブルと、前記RF送信コイルと前記送信器とを電
気的に接続し、一部に第2のコイルが形成された第2の
シールドケーブルと、一部に第3のコイルが形成された
第1の導電性シールドに収容され、前記RF受信コイル
と前記コントロール回路とを電気的に接続する複数の第
1のコントロ−ルラインと、一部に第4のコイルが形成
された第2の導電性シールドに収容され、前記RF送信
コイルと前記コントロール回路とを電気的に接続する複
数の第2のコントロ−ルラインとを具備する。
【0054】本発明によれば、コントロールラインのシ
ールドジャケットによって生じるRF接地ループを防止
することができる。これは、改良されたRFコイルのQ
値、改良されたRFコイル間の分離性、改良されたRF
コイルとコントロール回路との間の分離性によって実現
される。
【0055】本発明によれば、インダクタ内にシールド
を形成し、並列キャパシタンスを追加して、ラーモア周
波数で動作する共振回路を形成することによって、RF
コイルとコントロール回路との間のシールド表面上に生
じるRF電流パスを防止することができる。
【0056】本発明によれば、1kΩ〜10kΩのイン
ピーダンスを有する並列共振回路を提供し、RFコイル
とコントロール回路との間のRF信号から接地ループパ
スを実質的に取り除く。
【0057】本発明によれば、複数のRFコイル要素と
PIN/可変容量ダイオード制御装置とを有する受信コ
イルセットが使用される。例えば、RFコイルの分離
は、PIN/可変容量ダイオード制御装置が分離の問題
を悪化させる傾向があるため、非常に重要である。
【0058】本発明は、MRI装置のRF送受信コイル
とコントロール回路との間を結ぶ複数本のコントロール
ラインのシールドケーブルにRFチョークが設けられ
る。RFチョークは、コイル状に形成された導電性チュ
ーブによりなる。導電性チューブには複数本のコントロ
ール信号ワイヤが収容されている。キャパシタは、導電
性チューブと並列に設けられる。これにより、偽RF電
流に対するチョークとしての共振回路が設けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】RF送信コイルと受信コイルのアセンブリの概
略図。
【図2】RF受信コイルのコントロールラインの斜視
図。
【図3】従来のRF受信コイルアセンブリの概略図。
【図4】本発明の一実施の形態によるRF受信コイルシ
ステムを示す図。
【図5】本発明の一実施の形態によるRFIチョークの
斜視図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
TX…RF送信コイル、 RX1,RX2…受信コイル、 30…コントロールライン、 31…シールドジャケット、 32…導線、 34…接地リード(アースリード)、 10A〜10D…RF受信コイル、 12A〜12D…コイル離調回路、 14A〜14D…コイルマッチング回路、 16…RF受信制御回路、 17…RFコントローラ、 18A〜18D…コントロールライン、 19A〜19D…同軸ケーブル、 20A〜20D…RFチョーク、 24A〜24D…RFIチョーク、 26A〜26D…シールドジャケット、 40…コントロールワイヤ、 42…コンタクト、 44…導電性シールド、 46…リード、 C2…固定キャパシタ、 C2v…容量可変キャパシタ、 50…受信コイル、 60…送信コイル、 70…高パワー送信器、 80…受信器、 90…コントロール回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミツアキ・アラカワ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94010、ヒルスバロウ、レイク・ビュー・ ドライブ 1005 (72)発明者 峯邑隆司 栃木県大田原市平沢191−2コーポ平沢204 号 (72)発明者 スティーブン・クラスノー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94702、バークレー、バイロン・ストリー ト 2438

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RFコイルと、 前記RFコイルに電気的に接続されたコイルマッチング
    回路と、 コントローラと、 前記コイルマッチング回路と前記コントローラとを電気
    的に接続し、前記RFコイルを制御するコントロール信
    号を伝達する少なくとも1つのコントロールラインと、 前記コントロールラインの少なくとも一部に隣接し、コ
    イル状部分を有する導電性シールドと、 前記コイル状の部分に電気的に接続された無効負荷とを
    具備することを特徴とするRFシステム。
  2. 【請求項2】 前記コイルマッチング回路は、RF同軸
    ケーブルを介して前記コントローラに電気的に接続さ
    れ、前記RF同軸ケーブルはコイル状の部分を有し、前
    記コイル状の部分は無効負荷に接続されることを特徴と
    する請求項1記載のRFシステム。
  3. 【請求項3】 前記コントロールラインは複数本である
    ことを特徴とする請求項1記載のRFシステム。
  4. 【請求項4】 複数のRFコイルと、 前記複数のRFコイルに電気的に接続された複数のコイ
    ルマッチング回路と、 コントローラと、 前記コントローラと前記複数のコイルマッチング回路と
    を電気的に接続する複数のコントロールラインと、 前記複数のコントロールラインの少なくとも一部に隣接
    し、複数のコイル状部分を有する複数の導電性シールド
    と、 前記複数のコイル状部分に接続された複数の無効負荷と
    を具備することを特徴とするRFシステム。
  5. 【請求項5】 複数のRFコイルと、 複数のRF同軸ケーブルと、 コントローラと、 前記複数のRFコイルに電気的に接続され、前記複数の
    RF同軸ケーブルを介して前記コントローラに電気的に
    接続された複数のコイルマッチング回路と、 前記コントローラと前記複数のコイルマッチング回路と
    を電気的に接続する複数のコントロールラインと、 前記複数のコントロールラインの少なくとも一部に隣接
    し、複数の第1のコイル状部分を有する複数の導電性シ
    ールドと、 前記複数の第1のコイル状部分に接続された複数の第1
    の無効負荷とを具備し、 前記複数のRF同軸ケーブルは複数の第2の無効負荷に
    接続された複数の第2のコイル状部分を有することを特
    徴とするRFシステム。
  6. 【請求項6】 コントロール信号を伝達するための前記
    複数のコントロールラインを介して前記コントローラに
    電気的に接続されたコイル離調回路をさらに備え、 前記導電性シールドは前記複数のコントロールラインの
    各々に少なくとも一部において隣接することを特徴とす
    る請求項1記載のRFシステム。
  7. 【請求項7】 前記導電性シールドは前記コントロール
    ラインの一部を取り囲んでいることを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれか1項に記載のRFシステム。
  8. 【請求項8】 前記無効負荷は前記コイル状部分と並列
    に接続されたキャパシタであることを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれか1項に記載のRFシステム。
  9. 【請求項9】 コントロール信号を出力するコントロー
    ラと、 複数のコントロールラインと、 前記複数のコントロールラインを介して前記コントロー
    ラに接続され、前記コントロール信号にしたがってRF
    信号を受信するRF受信コイルシステムと、 前記複数のコントロールラインに隣接する導電性シール
    ドを有するRFチョークと、 前記導電性シールドに接続された無効負荷とを具備し、 前記導電性シールドは前記コントローラと前記RF受信
    コイルシステムとに電気的に接続され、前記複数のコン
    トロールラインを前記RF信号から実質的に遮蔽し、前
    記導電性シールドの一部は誘導負荷として形成されてい
    ることを特徴とするRFコイルシステム。
  10. 【請求項10】 前記誘導負荷は前記導電性シールドが
    巻線されたコイルであることを特徴とする請求項9記載
    のRFコイルシステム。
  11. 【請求項11】 前記RF受信コイルシステムはRFコ
    イルと、マッチング回路と、離調回路とを有することを
    特徴とする請求項9又は請求項10記載のRFコイルシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記導電性シールドは前記複数のコン
    トロールラインを取り囲んでいることを特徴とする請求
    項9乃至11のいずれか1項に記載のRFコイルシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 受信コントロール信号を入力し、RF
    信号を出力するRF受信コイルと、 RF信号を入力し、送信コントロール信号を入力するR
    F送信コイルと、 送信信号を出力する送信器と、 受信信号を入力する受信器と、 受信コントロール信号を出力し、送信コントロール信号
    を出力するコントロール回路と、 前記RF受信コイルと前記受信器とを電気的に接続し、
    一部に第1のコイルが形成された第1のシールドケーブ
    ルと、 前記RF送信コイルと前記送信器とを電気的に接続し、
    一部に第2のコイルが形成された第2のシールドケーブ
    ルと、 一部に第3のコイルが形成された第1の導電性シールド
    に収容され、前記RF受信コイルと前記コントロール回
    路とを電気的に接続する複数の第1のコントロ−ルライ
    ンと、 一部に第4のコイルが形成された第2の導電性シールド
    に収容され、前記RF送信コイルと前記コントロール回
    路とを電気的に接続する複数の第2のコントロ−ルライ
    ンとを具備することを特徴とするRFシステム。
  14. 【請求項14】 前記第1のコイルに接続された第1の
    無効負荷と、前記第2のコイルに接続された第2の無効
    負荷と、前記第3のコイルに接続された第3の無効負荷
    と、前記第4のコイルに接続された第4の無効負荷とを
    さらに備えることを特徴とする請求項13記載のRFシ
    ステム。
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