JPH08250222A - 給電ダクト用コンセント装置 - Google Patents

給電ダクト用コンセント装置

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Publication number
JPH08250222A
JPH08250222A JP7056166A JP5616695A JPH08250222A JP H08250222 A JPH08250222 A JP H08250222A JP 7056166 A JP7056166 A JP 7056166A JP 5616695 A JP5616695 A JP 5616695A JP H08250222 A JPH08250222 A JP H08250222A
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JP
Japan
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power supply
plug
duct
housing
outlet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7056166A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hagiwara
正宏 萩原
Kazuhisa Yoshida
和久 吉田
Taiji Urakawa
泰至 浦川
Minoru Ogakura
実 小ヶ倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7056166A priority Critical patent/JPH08250222A/ja
Publication of JPH08250222A publication Critical patent/JPH08250222A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給電ダクトの給電線に接続される電気機器など
へのノイズの影響を低減する。 【構成】ハウジング1の突出部1aには、給電ダクト2
0の給電線23と接触導通する受電端子2が突設してあ
る。また、突出部1aの基部にはハウジング1を給電ダ
クト20に係止固定するための止め金片4が突設され、
さらに、止め金片4は給電ダクト20のアース端子28
と接触導通するようになっている。ハウジング1内に
は、受電端子2と接続された3つの端子板3及びコンセ
ント部10が配設されており、これらの各端子板3とコ
ンセント部10との間にサージ吸収素子7が接続してあ
る。なお、アース板5は略L形に形成され、止め金片4
に接続されることで給電ダクト20のアース端子28と
接続される。よって、給電線23に伝わるサージノイズ
はコンセント装置Aで除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下方に開口する樋状に
形成されて天井に配設されたダクト本体の内部に複数の
給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクトに着脱自
在に装着され、プラグが抜き差し自在に接続されてプラ
グの栓刃を給電線に導通させる給電ダクト用コンセント
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場などにおいては、下方に
開口する樋状に形成されて天井に配設されたダクト本体
の内部に複数の給電線と接地端子とを挿通して成る給電
ダクトを用いた屋内給電システムが用いられている。図
9は給電ダクト20の一例を示す断面図であり、下方に
開口する樋状であって断面形状が略六角形の導体から成
る樋体22を合成樹脂などの絶縁体によってモールドし
てダクト本体21が形成してある。このダクト本体21
の内部には3本の給電線23が挿通されており、各給電
線23はダクト本体21の内壁面より突設された保持体
24によって保持されている。各保持体24の樋体22
中心に臨む面には長手方向に延びるスリット25が形成
してあり、このスリット25を通して給電線23が露出
している。また、給電線23の下方には、平角形状の給
電線26を保持するための保持片27が内壁より突設さ
れ、さらに、導体から成る樋体22の開口端部を略く字
形に折曲することでアース端子28が形成してある。
【0003】上述のように構成された給電ダクト20に
は、例えば、図10に示すような電気機器の電源プラグ
などが抜き差し自在に接続されるコンセント装置30が
着脱自在に装着され、このコンセント装置30を介して
給電線23,26より電気機器に給電するようになって
いる。コンセント装置30は、一面より突出する突出部
31aを有して略函形に形成されたハウジング31を備
え、突出部1aを給電ダクト20のダクト本体21の開
口21aより内部に挿入してダクト本体21に着脱自在
に装着できるようになっている。また、電気機器などの
電源プラグが有する一対の栓刃及びアースピンが挿入さ
れる栓刃挿入孔11及びアースピン挿入孔12が一端面
に開口し、内部に栓刃及びアースピンの刃受け端子及び
ピン受け端子が収納されて成るコンセント部10が、ハ
ウジング31の突出部31aに背向する面よりその前面
を露出させてハウジング31内に納装してある。
【0004】ダクト本体21への挿入方向と直交するハ
ウジング31の突出部31aの上面と、この上面に隣合
って対向する一対の側面とに、それぞれ給電ダクト20
内に挿通されている3本の給電線23にスリット25を
通して接触導通する受電端子32が突設してある。さら
に、突出部31aの基部には、受電端子23が突設され
た両側面より突出する板状の導体から成る止め金片34
が設けてある。
【0005】図11は上述のようなコンセント装置30
の給電ダクト20への装着を説明するための図である。
コンセント装置30の突出部31aを下方より給電ダク
ト20の開口から内部に挿入し、コンセント装置30を
略90度回転させることで受電端子32をスリット25
内に進入させて給電線23と接触導通させるとともに止
め金片34を給電ダクト20の開口端部に係合させ、同
時に導体から成る止め金片34をアース端子28に接触
導通させて、コンセント装置30を給電ダクト20の任
意の位置に装着することができるようになっている。す
なわち、給電ダクト20に装着されたコンセント装置3
0の栓刃挿入孔11及びアースピン挿入孔12とに電源
プラグの栓刃及びアースピンを差込み接続することによ
って、コンセント装置30を介して電源プラグの栓刃及
びアースピンがそれぞれ給電ダクト20の給電栓23及
びアース端子28と導通し、電気機器に給電線23より
給電できるものである。なお、コンセント装置30を給
電ダクト20から取り外す場合には、コンセント装置3
0を略90度回転させて止め金片31と給電ダクト20
の開口端縁との係合を解除すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給電ダクト
20の給電線23には、外部からのサージノイズやコモ
ンモードノイズ、あるいは高周波ノイズなどの種々のノ
イズが侵入し、給電ダクト20に装着されたコンセント
装置30を介して給電線23に接続された電気機器など
に上記ノイズが伝わり悪影響を与える場合がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、電気機器などへのノイ
ズの影響を低減できる給電ダクト用コンセント装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、下方に開口する樋状に形成され
て天井に配設されたダクト本体の内部に複数の給電線と
接地端子とを挿通して成る給電ダクトに着脱自在に装着
されるとともに複数の栓刃を有するプラグが抜き差し自
在に接続され、プラグの栓刃をそれぞれ各給電線と導通
させる給電ダクト用コンセント装置であって、一端部を
ダクト本体の開口より内部に挿入してダクト本体に着脱
自在に装着されるとともに他端部にプラグの栓刃が抜き
差し自在に接続されるコンセント部を設けたハウジング
を有し、給電線と接触導通するとともにコンセント部を
介してプラグの栓刃と導通する複数の受電端子と、接地
端子と接触導通する接地片とをダクト本体の内部に挿入
されるハウジングの一端部に設けるとともに、複数の受
電端子間及び各受電端子と接地片との間に設けたサージ
吸収手段をハウジング内に納装して成ることを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、放電ギャップを利用したサージ吸収素子にてサージ
吸収手段を構成したことを特徴とする。請求項3の発明
は、請求項1の発明において、半導体により形成された
サージ吸収素子にてサージ吸収手段を構成したことを特
徴とする。請求項4の発明は、請求項1〜3の発明にお
いて、ハウジングの一端部に設けた接地片と電気的に接
続された接地板をハウジング内に納装するとともにこの
接地板を介してサージ吸収手段を接地片と接続して成る
ことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、下方に開口する樋状に形成されて天井に配設され
たダクト本体の内部に複数の給電線と接地端子とを挿通
して成る給電ダクトに着脱自在に装着されるとともに複
数の栓刃を有するプラグが抜き差し自在に接続され、プ
ラグの栓刃をそれぞれ各給電線と導通させる給電ダクト
用コンセント装置であって、一端部をダクト本体の開口
より内部に挿入してダクト本体に着脱自在に装着される
とともに他端部にプラグの栓刃が抜き差し自在に接続さ
れるコンセント部を設けたハウジングを有し、給電線と
接触導通するとともにコンセント部を介してプラグの栓
刃と導通する複数の受電端子と、接地端子と接触導通す
る接地片とをダクト本体の内部に挿入されるハウジング
の一端部に設けるとともに、複数の受電端子とコンセン
ト部との間にコモンモードチョークおよびコンデンサか
ら成るノイズ除去部を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、下方に開口する樋状に形成されて天井に配設され
たダクト本体の内部に複数の給電線と接地端子とを挿通
して成る給電ダクトに着脱自在に装着されるとともに複
数の栓刃を有するプラグが抜き差し自在に接続され、プ
ラグの栓刃をそれぞれ各給電線と導通させる給電ダクト
用コンセント装置であって、一端部をダクト本体の開口
より内部に挿入してダクト本体に着脱自在に装着される
とともに他端部にプラグの栓刃が抜き差し自在に接続さ
れるコンセント部を設けたハウジングを有し、給電線と
接触導通するとともにコンセント部を介してプラグの栓
刃と導通する複数の受電端子と、接地端子と接触導通す
る接地片とをダクト本体の内部に挿入されるハウジング
の一端部に設けるとともに、複数の受電端子とコンセン
ト部との間にインダクタンス素子を接続するとともに各
受電端子間にコンデンサを接続して成ることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明の構成では、下方に開口する樋
状に形成されて天井に配設されたダクト本体の内部に複
数の給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクトに着
脱自在に装着されるとともに複数の栓刃を有するプラグ
が抜き差し自在に接続され、プラグの栓刃をそれぞれ各
給電線と導通させる給電ダクト用コンセント装置であっ
て、一端部をダクト本体の開口より内部に挿入してダク
ト本体に着脱自在に装着されるとともに他端部にプラグ
の栓刃が抜き差し自在に接続されるコンセント部を設け
たハウジングを有し、給電線と接触導通するとともにコ
ンセント部を介してプラグの栓刃と導通する複数の受電
端子と、接地端子と接触導通する接地片とをダクト本体
の内部に挿入されるハウジングの一端部に設けるととも
に、複数の受電端子間及び各受電端子と接地片との間に
設けたサージ吸収手段をハウジング内に納装したので、
給電ダクトの給電線を伝わる雷サージのようなサージノ
イズをサージ吸収手段によって除去し、コンセント装置
に接続される電気機器などへのサージノイズの影響を低
減することができる。
【0013】請求項2の発明の構成では、放電ギャップ
を利用したサージ吸収素子にてサージ吸収手段を構成し
たので、簡単な回路構成によりサージノイズを除去する
ことができる。請求項3の発明の構成では、半導体によ
り形成されたサージ吸収素子にてサージ吸収手段を構成
したので、比較的にレベルの低いサージノイズも除去す
ることができる。
【0014】請求項4の発明の構成では、ハウジングの
一端部に設けた接地片と電気的に接続された接地板をハ
ウジング内に納装するとともにこの接地板を介してサー
ジ吸収手段を接地片と接続したので、サージ吸収手段と
接地片との接続を接地板を介して容易に行なうことがで
きるとともに接続のための配線が短くて済み、ハウジン
グの小型化を図ることができる。
【0015】請求項5の発明の構成では、下方に開口す
る樋状に形成されて天井に配設されたダクト本体の内部
に複数の給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクト
に着脱自在に装着されるとともに複数の栓刃を有するプ
ラグが抜き差し自在に接続され、プラグの栓刃をそれぞ
れ各給電線と導通させる給電ダクト用コンセント装置で
あって、一端部をダクト本体の開口より内部に挿入して
ダクト本体に着脱自在に装着されるとともに他端部にプ
ラグの栓刃が抜き差し自在に接続されるコンセント部を
設けたハウジングを有し、給電線と接触導通するととも
にコンセント部を介してプラグの栓刃と導通する複数の
受電端子と、接地端子と接触導通する接地片とをダクト
本体の内部に挿入されるハウジングの一端部に設けると
ともに、複数の受電端子とコンセント部との間にコモン
モードチョークおよびコンデンサから成るノイズ除去部
を設けたので、給電ダクトの給電線を伝わるコモンモー
ドノイズをノイズ除去部によって除去し、コンセント装
置に接続される電気機器などへのコモンモードノイズの
影響を低減することができる。
【0016】請求項6の発明の構成では、下方に開口す
る樋状に形成されて天井に配設されたダクト本体の内部
に複数の給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクト
に着脱自在に装着されるとともに複数の栓刃を有するプ
ラグが抜き差し自在に接続され、プラグの栓刃をそれぞ
れ各給電線と導通させる給電ダクト用コンセント装置で
あって、一端部をダクト本体の開口より内部に挿入して
ダクト本体に着脱自在に装着されるとともに他端部にプ
ラグの栓刃が抜き差し自在に接続されるコンセント部を
設けたハウジングを有し、給電線と接触導通するととも
にコンセント部を介してプラグの栓刃と導通する複数の
受電端子と、接地端子と接触導通する接地片とをダクト
本体の内部に挿入されるハウジングの一端部に設けると
ともに、複数の受電端子とコンセント部との間にインダ
クタンス素子を接続するとともに各受電端子間にコンデ
ンサを接続したので、給電ダクトの給電線を伝わるノイ
ズを除去し、コンセント装置に接続される電気機器など
へのノイズの影響を低減することができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の第1の実施例を示す。本実
施例のコンセント装置Aは、一面より突出する突出部1
aを有して略函形に形成されたハウジング1と、従来例
と同様の構成を有するコンセント部10とを備え、ハウ
ジング1の突出部1aに背向する面よりコンセント部1
0の前面を露出させてハウジング1内にコンセント部1
0を納装し、突出部1aを給電ダクト20のダクト本体
21の開口より内部に挿入してダクト本体21に着脱自
在に装着できるようになっている。
【0018】ダクト本体21への挿入方向と直交する突
出部1aの上面と、この上面に隣合って対向する一対の
側面とに、それぞれ給電ダクト20内に挿通されている
3本の給電線23に接触導通する受電端子2が突設して
ある。さらに、突出部1aの基部には、受電端子2が突
設された両側面より突出する板状の導体から成る止め金
片4が設けてある。
【0019】ハウジング1の内部には、連結部5aを介
して止め金片4と接続された断面形状が略L形のアース
板5が収納してある。そして、このアース板5の中央部
には断面形状が略コ字形の固定台6が密着させて設けて
ある。この固定台6は、平板状の2個の端子板3を固定
し保持するためのものであって、その内部において電線
9などにより2つの受電端子2とそれぞれ各別に接続し
てある。なお、各端子板3はアース板5の横片5bと略
平行するように配置してある。
【0020】そして、両端子板3には、サージ吸収素子
7の端子7aと、コンセント部10の図示しない栓刃受
け金具に一端が接続された接続線14とが止めねじ8を
用いて接続してあり、さらに、各端子板3とアース板5
の横片5bとにそれぞれ止めねじ8を用いて同種のサー
ジ吸収素子7の端子7aが接続してある。なお、アース
板5の横片5aには、コンセント部10の図示しないア
ースピン受け金具に一端が接続されたアース線15が同
じ止めねじ8により接続してある。このサージ吸収素子
7は放電ギャップを利用した周知の構造を有するもので
ある。なお、各端子板3間に接続されたサージ吸収素子
7と、各端子板3とアース板5の横片5bとの間に接続
された2個のサージ吸収素子7とは、端子板3を挟んで
ハウジング1内部の両側に配置してある。このように、
略L形のアース板5にサージ吸収素子7の端子7aを接
続するようにしたので、止め金片4に端子7aを直接接
続する場合よりもハウジング1を小型化することがで
き、コンセント装置Aのコンパクト化が図れるという利
点がある。
【0021】上述のようにして構成されたコンセント装
置Aは、従来例コンセント装置30と同様にして給電ダ
クト20に着脱自在に装着される。すなわち、ハウジン
グ1の突出部1aを給電ダクト20の開口より内部に挿
入し、ハウジング1を左右いずれかの方向に略90度回
転すれば、突出部1aより突出した止め金片4が給電ダ
クト20の開口端縁に係合固定され、それと同時に突出
部1aより突設された受電端子2がそれぞれ対応する給
電線23と接触導通し、さらに、開口端縁に係合した止
め金片4と給電ダクト20のアース端子28とが接触導
通するのである。なお、本実施例では3本の給電線23
のうちの2本だけから給電を受けて単相の交流電圧を電
気機器に供給するようにしているが、勿論これに限定さ
れるものではなく、例えば、3本の給電線23により三
相交流電圧を供給するようにしてもよい。
【0022】図2は給電ダクト20にコンセント装置A
を装着した状態における接続状態を示した図である。コ
ンセント装置Aのサージ吸収素子7…は、それぞれ端子
板3およびアース板5を介して各給電線23に接続され
ることになる。したがって、コンセント装置Aを装着す
ると、給電ダクト20の各給電線23間にサージ吸収素
子7…が挿入接続されるとともに、各給電線23とアー
ス端子28との間にもそれぞれサージ吸収素子7…が挿
入接続されることになり、これらサージ吸収素子7…に
より、外部からの雷サージのようなサージノイズを除去
することができ、コンセント装置Aに電源プラグを介し
て接続される電気機器などへのサージノイズの影響を低
減することができる。
【0023】(実施例2)図3及び図4は本発明の第2
の実施例を示すものであり、サージ吸収素子として、バ
リスタのような半導体素子により形成されたサージ吸収
素子13を用いている点以外は実施例1の構成と共通で
ある。本実施例では、サージ吸収素子に半導体により形
成されたサージ吸収素子13を用いたので、放電ギャッ
プを利用した実施例1の場合と比較して、レベルの低い
サージノイズを除去することができる。したがって、給
電ダクト20に接続される電気機器の耐ノイズ性などに
応じてコンセント装置Aを使い分けることができて使い
勝手が向上するという利点がある。
【0024】(実施例3)図5及び図6は本発明の第3
の実施例を示すものであり、基本的な構成は実施例1と
共通であるから、共通する部分には同一の符号を付して
説明は省略し、本実施例の特徴となる部分についてのみ
説明する。本実施例のコンセント装置Aは、給電線23
を伝わるコモンモードノイズを除去するため、実施例
1,2におけるサージ吸収素子7,13の代わりに、コ
モンモードチョーク16とコンデンサ17とから成るノ
イズ除去部を設けた点に特徴がある。
【0025】本実施例では、コモンモードチョーク1
6、コンデンサ17、コンセント部10の接続線14及
びアース板5を互いに接続するため、アース板5の横片
5a上に略函形の端子台18を配設し、端子台18の上
面に設けた端子ねじ19を用いて上記コモンモードチョ
ーク16等の接続を行なっている。また、このコモンモ
ードチョーク16はアース板5の横片5a上に載置して
ある。
【0026】端子台18の4個の端子ねじ19には、コ
ンセント部10の接続線14と、コモンモードチョーク
16の負荷側の端子線とを接続している。また、3個の
コンデンサ17を、それぞれ端子板3間、アース板5−
端子台18間にそれぞれ接続し、コモンモードチョーク
16の給電側の端子線がそれぞれ端子板3に接続してあ
る。
【0027】図6は給電ダクト20に本実施例のコンセ
ント装置Aを装着した状態における接続状態を示した図
である。コモンモードチョーク16は給電線23とコン
セント部10との間に挿入され、このコモンモードチョ
ーク16の給電側端子間と、負荷側端子とアース板5間
とにそれぞれコンデンサ17が接続されている。したが
って、コンセント装置Aが給電ダクト20に装着された
状態では、給電ダクト20の各給電線23とコンセント
部10との間にコモンモードチョーク16及びコンデン
サ17から成るノイズ除去部が挿入接続されるため、給
電線23を伝わるコモンモードノイズが上記ノイズ除去
部によって除去され、コンセント装置Aのコンセント部
10に電源プラグを介して接続される電気機器などへの
コモンモードノイズの影響を低減することができる。
【0028】(実施例4)図7及び図8は本発明の第4
の実施例を示すものであり、基本的な構成は実施例3と
共通であるから、共通する部分には同一の符号を付して
説明は省略し、本実施例の特徴となる部分についてのみ
説明する。本実施例のコンセント装置Aは、例えば、給
電線23を伝わる高周波ノイズなどを除去するために、
インダクタンス40とコンデンサ41とから成るノイズ
除去部を給電線23とコンセント部10との間に設けた
点に特徴がある。
【0029】すなわち、アース板5の横片5a上に配設
された端子台18の端子ねじ19にコンセント部10の
接続線14を接続するとともに、両端子板3と接続線1
4が接続された端子ねじ19とにそれぞれインダクタン
ス40の両端子を接続してある。さらに、端子台18の
残りの端子ねじ19とアース板5とにそれぞれコンデン
サ41及びコンセント部10のアース線15とがそれぞ
れ接続してある。
【0030】図8は給電ダクト20に本実施例のコンセ
ント装置Aを装着した状態における接続状態を示した図
である。各インダクタンス40はそれぞれ給電線23と
コンセント部10の接続線14との間に直列に挿入さ
れ、接続線14とアース板5との間にそれぞれコンデン
サ41が接続してある。したがって、コンセント装置A
が給電ダクト20に装着された状態では、給電ダクト2
0の各給電線23とコンセント部10との間にインダク
タンス40とコンデンサ41から成るノイズ除去部が挿
入接続されるため、給電線23を伝わるノイズ(例え
ば、高周波ノイズなど)が上記ノイズ除去部によって除
去され、コンセント装置Aのコンセント部10に電源プ
ラグを介して接続される電気機器などへのノイズの影響
を低減することができる。
【0031】なお、上記実施例1〜4では給電ダクト2
0に3本の給電線23が挿通されている場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、給電線23
の本数は本発明の要旨ではない。また、給電線23を通
じて供給される電力についても、3相交流あるいは単相
交流など特に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、下方に開口する樋状
に形成されて天井に配設されたダクト本体の内部に複数
の給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクトに着脱
自在に装着されるとともに複数の栓刃を有するプラグが
抜き差し自在に接続され、プラグの栓刃をそれぞれ各給
電線と導通させる給電ダクト用コンセント装置であっ
て、一端部をダクト本体の開口より内部に挿入してダク
ト本体に着脱自在に装着されるとともに他端部にプラグ
の栓刃が抜き差し自在に接続されるコンセント部を設け
たハウジングを有し、給電線と接触導通するとともにコ
ンセント部を介してプラグの栓刃と導通する複数の受電
端子と、接地端子と接触導通する接地片とをダクト本体
の内部に挿入されるハウジングの一端部に設けるととも
に、複数の受電端子間及び各受電端子と接地片との間に
設けたサージ吸収手段をハウジング内に納装したので、
給電ダクトの給電線を伝わる雷サージのようなサージノ
イズをサージ吸収手段によって除去し、コンセント装置
に接続される電気機器などへのサージノイズの影響を低
減することができるという効果がある。
【0033】請求項2の発明は、放電ギャップを利用し
たサージ吸収素子にてサージ吸収手段を構成したので、
簡単な回路構成によりサージノイズを除去することがで
きるという効果がある。請求項3の発明は、半導体によ
り形成されたサージ吸収素子にてサージ吸収手段を構成
したので、比較的にレベルの低いサージノイズも除去す
ることができるという効果がある。
【0034】請求項4の発明は、ハウジングの一端部に
設けた接地片と電気的に接続された接地板をハウジング
内に納装するとともにこの接地板を介してサージ吸収手
段を接地片と接続したので、サージ吸収手段と接地片と
の接続を接地板を介して容易に行なうことができるとと
もに接続のための配線が短くて済み、ハウジングの小型
化を図ることができるという効果がある。
【0035】請求項5の発明は、下方に開口する樋状に
形成されて天井に配設されたダクト本体の内部に複数の
給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクトに着脱自
在に装着されるとともに複数の栓刃を有するプラグが抜
き差し自在に接続され、プラグの栓刃をそれぞれ各給電
線と導通させる給電ダクト用コンセント装置であって、
一端部をダクト本体の開口より内部に挿入してダクト本
体に着脱自在に装着されるとともに他端部にプラグの栓
刃が抜き差し自在に接続されるコンセント部を設けたハ
ウジングを有し、給電線と接触導通するとともにコンセ
ント部を介してプラグの栓刃と導通する複数の受電端子
と、接地端子と接触導通する接地片とをダクト本体の内
部に挿入されるハウジングの一端部に設けるとともに、
複数の受電端子とコンセント部との間にコモンモードチ
ョークおよびコンデンサから成るノイズ除去部を設けた
ので、給電ダクトの給電線を伝わるコモンモードノイズ
をノイズ除去部によって除去し、コンセント装置に接続
される電気機器などへのコモンモードノイズの影響を低
減することができるという効果がある。
【0036】請求項6の発明は、下方に開口する樋状に
形成されて天井に配設されたダクト本体の内部に複数の
給電線と接地端子とを挿通して成る給電ダクトに着脱自
在に装着されるとともに複数の栓刃を有するプラグが抜
き差し自在に接続され、プラグの栓刃をそれぞれ各給電
線と導通させる給電ダクト用コンセント装置であって、
一端部をダクト本体の開口より内部に挿入してダクト本
体に着脱自在に装着されるとともに他端部にプラグの栓
刃が抜き差し自在に接続されるコンセント部を設けたハ
ウジングを有し、給電線と接触導通するとともにコンセ
ント部を介してプラグの栓刃と導通する複数の受電端子
と、接地端子と接触導通する接地片とをダクト本体の内
部に挿入されるハウジングの一端部に設けるとともに、
複数の受電端子とコンセント部との間にインダクタンス
素子を接続するとともに各受電端子間にコンデンサを接
続したので、給電ダクトの給電線を伝わるノイズを除去
し、コンセント装置に接続される電気機器などへのノイ
ズの影響を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すものであり、(a)は正面断面
図、(b)は側面断面図、(c)は背面図である。
【図2】同上の回路構成を説明するための図である。
【図3】実施例2を示すものであり、(a)は正面断面
図、(b)は側面断面図、(c)は背面図である。
【図4】同上の回路構成を説明するための図である。
【図5】実施例3を示すものであり、(a)は正面断面
図、(b)は側面断面図、(c)は背面図である。
【図6】同上の回路構成を説明するための図である。
【図7】実施例4を示すものであり、(a)は正面断面
図、(b)は側面断面図、(c)は背面図である。
【図8】同上の回路構成を説明するための図である。
【図9】給電ダクトの一例を示す断面図である。
【図10】従来例を示すものであり、(a)は正面断面
図、(b)は側面断面図、(c)は背面図である。
【図11】同上の給電ダクトへの装着方法を説明する図
である。
【符号の説明】
A コンセント装置 1 ハウジング 2 受電端子 4 止め金片 5 アース板 7 サージ吸収素子 10 コンセント部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小ヶ倉 実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に開口する樋状に形成されて天井に
    配設されたダクト本体の内部に複数の給電線と接地端子
    とを挿通して成る給電ダクトに着脱自在に装着されると
    ともに複数の栓刃を有するプラグが抜き差し自在に接続
    され、プラグの栓刃をそれぞれ各給電線と導通させる給
    電ダクト用コンセント装置であって、一端部をダクト本
    体の開口より内部に挿入してダクト本体に着脱自在に装
    着されるとともに他端部にプラグの栓刃が抜き差し自在
    に接続されるコンセント部を設けたハウジングを有し、
    給電線と接触導通するとともにコンセント部を介してプ
    ラグの栓刃と導通する複数の受電端子と、接地端子と接
    触導通する接地片とをダクト本体の内部に挿入されるハ
    ウジングの一端部に設けるとともに、複数の受電端子間
    及び各受電端子と接地片との間に設けたサージ吸収手段
    をハウジング内に納装して成ることを特徴とする給電ダ
    クト用コンセント装置。
  2. 【請求項2】 放電ギャップを利用したサージ吸収素子
    にてサージ吸収手段を構成したことを特徴とする請求項
    1記載の給電ダクト用コンセント装置。
  3. 【請求項3】 半導体により形成されたサージ吸収素子
    にてサージ吸収手段を構成したことを特徴とする請求項
    1記載の給電ダクト用コンセント装置。
  4. 【請求項4】 ハウジングの一端部に設けた接地片と電
    気的に接続された接地板をハウジング内に納装するとと
    もにこの接地板を介してサージ吸収手段を接地片と接続
    して成ることを特徴とする請求項1〜3記載の給電ダク
    ト用コンセント装置。
  5. 【請求項5】 下方に開口する樋状に形成されて天井に
    配設されたダクト本体の内部に複数の給電線と接地端子
    とを挿通して成る給電ダクトに着脱自在に装着されると
    ともに複数の栓刃を有するプラグが抜き差し自在に接続
    され、プラグの栓刃をそれぞれ各給電線と導通させる給
    電ダクト用コンセント装置であって、一端部をダクト本
    体の開口より内部に挿入してダクト本体に着脱自在に装
    着されるとともに他端部にプラグの栓刃が抜き差し自在
    に接続されるコンセント部を設けたハウジングを有し、
    給電線と接触導通するとともにコンセント部を介してプ
    ラグの栓刃と導通する複数の受電端子と、接地端子と接
    触導通する接地片とをダクト本体の内部に挿入されるハ
    ウジングの一端部に設けるとともに、複数の受電端子と
    コンセント部との間にコモンモードチョークおよびコン
    デンサから成るノイズ除去部を設けたことを特徴とする
    給電ダクト用コンセント装置。
  6. 【請求項6】 下方に開口する樋状に形成されて天井に
    配設されたダクト本体の内部に複数の給電線と接地端子
    とを挿通して成る給電ダクトに着脱自在に装着されると
    ともに複数の栓刃を有するプラグが抜き差し自在に接続
    され、プラグの栓刃をそれぞれ各給電線と導通させる給
    電ダクト用コンセント装置であって、一端部をダクト本
    体の開口より内部に挿入してダクト本体に着脱自在に装
    着されるとともに他端部にプラグの栓刃が抜き差し自在
    に接続されるコンセント部を設けたハウジングを有し、
    給電線と接触導通するとともにコンセント部を介してプ
    ラグの栓刃と導通する複数の受電端子と、接地端子と接
    触導通する接地片とをダクト本体の内部に挿入されるハ
    ウジングの一端部に設けるとともに、複数の受電端子と
    コンセント部との間にインダクタンス素子を接続すると
    ともに各受電端子間にコンデンサを接続して成ることを
    特徴とする給電ダクト用コンセント装置。
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Effective date: 20020604