JPH08250150A - 蓄電池 - Google Patents
蓄電池Info
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- JPH08250150A JPH08250150A JP7056349A JP5634995A JPH08250150A JP H08250150 A JPH08250150 A JP H08250150A JP 7056349 A JP7056349 A JP 7056349A JP 5634995 A JP5634995 A JP 5634995A JP H08250150 A JPH08250150 A JP H08250150A
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- Japan
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- storage unit
- power storage
- case
- storage battery
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケース内での蓄電部の移動を規制して、振動
の激しい場所でも用いることのできる高い耐振性を有し
た蓄電池を提供することを目的とする。 【構成】 蓄電池11の陽極端子13と蓄電部15の上
側外周端縁部15aとの間に、環状の絶縁リング24を
介装させ、この絶縁リング24の下面の外周部に形成し
たクサビ部24aを、ケース12の内周面と蓄電部15
の上側外周端縁部15aとの間に嵌入させた。さらに、
蓄電部15の下側外周端縁部15bとケース12の環状
凹部12bとの間には、テーパ部25aを備えた保護リ
ング25を介装させた。
の激しい場所でも用いることのできる高い耐振性を有し
た蓄電池を提供することを目的とする。 【構成】 蓄電池11の陽極端子13と蓄電部15の上
側外周端縁部15aとの間に、環状の絶縁リング24を
介装させ、この絶縁リング24の下面の外周部に形成し
たクサビ部24aを、ケース12の内周面と蓄電部15
の上側外周端縁部15aとの間に嵌入させた。さらに、
蓄電部15の下側外周端縁部15bとケース12の環状
凹部12bとの間には、テーパ部25aを備えた保護リ
ング25を介装させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば振動の激しい場
所で用いられるニッケル・カドミウム電池等に適用する
のに好適な蓄電池に関するものである。
所で用いられるニッケル・カドミウム電池等に適用する
のに好適な蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来の円筒密閉型
の、例えばニッケル・カドミウム電池等の蓄電池1は、
円筒状のケース2の上方側に陽極端子3が設けられ、下
方側に陰極端子4が設けられ、ケース2内に蓄電部5
と、蓄電部5から集電する集電体6とが収納されて概略
構成されている。蓄電部4は、短冊状の陽極板7と陰極
板8と、これら陽極板7,陰極板8を絶縁するセパレー
タ9とが上記ケース2の軸線回りに捲回され、これによ
って、外形略円柱状をなしている。このような蓄電部4
において、陽極板7は、セパレータ9に対してその上端
縁部が陽極端子3側に張り出すよう配置されている。一
方、陰極板8は、セパレータ9に対して、その下端縁部
が陰極端子4側に張り出すよう配置されている。
の、例えばニッケル・カドミウム電池等の蓄電池1は、
円筒状のケース2の上方側に陽極端子3が設けられ、下
方側に陰極端子4が設けられ、ケース2内に蓄電部5
と、蓄電部5から集電する集電体6とが収納されて概略
構成されている。蓄電部4は、短冊状の陽極板7と陰極
板8と、これら陽極板7,陰極板8を絶縁するセパレー
タ9とが上記ケース2の軸線回りに捲回され、これによ
って、外形略円柱状をなしている。このような蓄電部4
において、陽極板7は、セパレータ9に対してその上端
縁部が陽極端子3側に張り出すよう配置されている。一
方、陰極板8は、セパレータ9に対して、その下端縁部
が陰極端子4側に張り出すよう配置されている。
【0003】上記集電体6は、例えば金属板等の導電体
が折り曲げられて形成されており、上記陽極端子3と陽
極板7との間に介装されることによって、これらを互い
に離間する方向に付勢している。これにより、集電体6
を介して、陽極端子3と陽極板7とが接触するととも
に、陰極板8が陰極端子4に押しつけられるようになっ
ている。
が折り曲げられて形成されており、上記陽極端子3と陽
極板7との間に介装されることによって、これらを互い
に離間する方向に付勢している。これにより、集電体6
を介して、陽極端子3と陽極板7とが接触するととも
に、陰極板8が陰極端子4に押しつけられるようになっ
ている。
【0004】従来、このような構成からなる蓄電池1に
は、蓄電部5の上端側の端縁部と上記陽極端子3との間
に、環状の絶縁リング10が介装されており、この絶縁
リング10と、上記集電体6の付勢力とによって、蓄電
部5がケース2内で軸線に沿った方向に移動するのを規
制しており、これによって、蓄電池1の耐振性を確保す
るようになっている。
は、蓄電部5の上端側の端縁部と上記陽極端子3との間
に、環状の絶縁リング10が介装されており、この絶縁
リング10と、上記集電体6の付勢力とによって、蓄電
部5がケース2内で軸線に沿った方向に移動するのを規
制しており、これによって、蓄電池1の耐振性を確保す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の蓄電池には、以下のような問題が存在す
る。すなわち、通常、蓄電池1の蓄電部5は、製造時に
ケース2内に挿入するために、このケース2の内径より
もその外径が小さく設定されており、したがって、当
然、ケース2の内周面と蓄電部5の外周面との間には、
間隙tが生じている。このため、この蓄電池1を、振動
の激しい場所、例えば補助動力付き自転車のバッテリー
等に用いると、集電板6や絶縁リング10ではケース2
内での蓄電部5の振動を抑さえきれずに、蓄電部5が径
方向に移動してしまう。この結果、各部の接触不良や、
集電板6の折損を招くという問題があり、より耐振性の
高い蓄電池の開発が望まれていた。
たような従来の蓄電池には、以下のような問題が存在す
る。すなわち、通常、蓄電池1の蓄電部5は、製造時に
ケース2内に挿入するために、このケース2の内径より
もその外径が小さく設定されており、したがって、当
然、ケース2の内周面と蓄電部5の外周面との間には、
間隙tが生じている。このため、この蓄電池1を、振動
の激しい場所、例えば補助動力付き自転車のバッテリー
等に用いると、集電板6や絶縁リング10ではケース2
内での蓄電部5の振動を抑さえきれずに、蓄電部5が径
方向に移動してしまう。この結果、各部の接触不良や、
集電板6の折損を招くという問題があり、より耐振性の
高い蓄電池の開発が望まれていた。
【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、ケース内での蓄電部の移動を規制して、振
動の激しい場所でも用いることのできる高い耐振性を有
する蓄電池を提供することを目的とする。
れたもので、ケース内での蓄電部の移動を規制して、振
動の激しい場所でも用いることのできる高い耐振性を有
する蓄電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の蓄電池
は、外形略円筒状で、その軸線方向一端側に陽極端子が
設けられ、他端側に陰極端子が設けられたケース内に、
蓄電部とこの蓄電部から集電するための集電体とが収納
されて、上記蓄電部が、上記陽極端子側に張り出した陽
極板と、上記陰極端子側に張り出した陰極板と、これら
を互いに絶縁するセパレータとが上記ケースの軸線回り
に捲回された構成とされ、上記ケースと上記蓄電部との
間に、この蓄電部の軸線方向および径方向への移動を規
制する固定部材が設けられていることを特徴としてい
る。
は、外形略円筒状で、その軸線方向一端側に陽極端子が
設けられ、他端側に陰極端子が設けられたケース内に、
蓄電部とこの蓄電部から集電するための集電体とが収納
されて、上記蓄電部が、上記陽極端子側に張り出した陽
極板と、上記陰極端子側に張り出した陰極板と、これら
を互いに絶縁するセパレータとが上記ケースの軸線回り
に捲回された構成とされ、上記ケースと上記蓄電部との
間に、この蓄電部の軸線方向および径方向への移動を規
制する固定部材が設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項2に記載の蓄電池は、請求項1記載
の蓄電池において、前記固定部材として、環状で前記ケ
ースの軸線方向に突出するクサビ部を有する絶縁体から
なる絶縁リングを、前記陽極端子または陰極端子のいず
れか一方と前記蓄電部との間に介装し、かつ上記クサビ
部を上記ケースの内周面と上記蓄電部の外周端縁部との
間に嵌入させたことを特徴としている。
の蓄電池において、前記固定部材として、環状で前記ケ
ースの軸線方向に突出するクサビ部を有する絶縁体から
なる絶縁リングを、前記陽極端子または陰極端子のいず
れか一方と前記蓄電部との間に介装し、かつ上記クサビ
部を上記ケースの内周面と上記蓄電部の外周端縁部との
間に嵌入させたことを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の蓄電池は、請求項2記載
の蓄電池において、前記陽極端子または陰極端子のいず
れか他方と前記蓄電部との間に、環状の保護リングが第
二の固定部材として介装されていることを特徴としてい
る。
の蓄電池において、前記陽極端子または陰極端子のいず
れか他方と前記蓄電部との間に、環状の保護リングが第
二の固定部材として介装されていることを特徴としてい
る。
【0010】請求項4に記載の蓄電池は、請求項1記載
の蓄電池において、前記固定部材が、前記蓄電部の外周
面と前記ケースの内周面との間に充填された膨張性材料
または発泡性材料から形成されていることを特徴として
いる。
の蓄電池において、前記固定部材が、前記蓄電部の外周
面と前記ケースの内周面との間に充填された膨張性材料
または発泡性材料から形成されていることを特徴として
いる。
【0011】
【作用】請求項1記載の蓄電池では、蓄電池を、陽極端
子と陰極端子とを備えた外形略円筒状のケース内に蓄電
部と集電体とを収納し、蓄電部を、陽極端子側に張り出
す陽極板と、陰極端子側に張り出す陰極板と、これらを
互いに絶縁するセパレータとをケースの軸線回りに捲回
した構成とし、かつケースと蓄電部との間に、蓄電部の
軸線方向および径方向への移動を規制する固定部材を設
ける構成とした。このようにして、固定部材で蓄電部の
移動を軸線方向だけでなく径方向にも規制することによ
って、ケース内で蓄電部が振動するのを抑さえることが
できる。
子と陰極端子とを備えた外形略円筒状のケース内に蓄電
部と集電体とを収納し、蓄電部を、陽極端子側に張り出
す陽極板と、陰極端子側に張り出す陰極板と、これらを
互いに絶縁するセパレータとをケースの軸線回りに捲回
した構成とし、かつケースと蓄電部との間に、蓄電部の
軸線方向および径方向への移動を規制する固定部材を設
ける構成とした。このようにして、固定部材で蓄電部の
移動を軸線方向だけでなく径方向にも規制することによ
って、ケース内で蓄電部が振動するのを抑さえることが
できる。
【0012】請求項2記載の蓄電池では、固定部材とし
て、環状でケースの軸線方向に突出するクサビ部を有す
る絶縁リングを、陽極端子または陰極端子のいずれか一
方と蓄電部との間に介装して、そのクサビ部を、ケース
の内周面と蓄電部の外周端縁部との間に嵌入する構成と
し、このようにして、絶縁リングのクサビ部をケースと
蓄電部との間に嵌入させることによって、蓄電部のケー
ス内での移動を軸方向だけでなく径方向にも規制するこ
とができる。
て、環状でケースの軸線方向に突出するクサビ部を有す
る絶縁リングを、陽極端子または陰極端子のいずれか一
方と蓄電部との間に介装して、そのクサビ部を、ケース
の内周面と蓄電部の外周端縁部との間に嵌入する構成と
し、このようにして、絶縁リングのクサビ部をケースと
蓄電部との間に嵌入させることによって、蓄電部のケー
ス内での移動を軸方向だけでなく径方向にも規制するこ
とができる。
【0013】請求項3記載の蓄電池では、陽極端子また
は陰極端子のいずれか他方と蓄電部との間に第二の固定
部材として保護リングを介装させる構成としているの
で、蓄電部の軸線方向両側に、上記絶縁リングと保護リ
ングとが介装されたことになり、蓄電部をその両端部で
固定して、ケース内での移動を軸方向だけでなく径方向
にも確実に規制することができる。
は陰極端子のいずれか他方と蓄電部との間に第二の固定
部材として保護リングを介装させる構成としているの
で、蓄電部の軸線方向両側に、上記絶縁リングと保護リ
ングとが介装されたことになり、蓄電部をその両端部で
固定して、ケース内での移動を軸方向だけでなく径方向
にも確実に規制することができる。
【0014】請求項4記載の蓄電池では、蓄電部の外周
面と上記ケースの内周面との間に充填した膨張性材料ま
たは発泡性材料から固定部材を形成する構成としている
ので、固定部材によって、蓄電部がケース内でその径方
向に移動するのを抑さえることができる。しかも、蓄電
池の製造時には、ケース内に蓄電部を挿入した後に、上
記膨張性材料または発泡性材料を例えば加熱等の手段で
膨張または発泡させればよいので、蓄電部の挿入作業を
容易に行うことができる。
面と上記ケースの内周面との間に充填した膨張性材料ま
たは発泡性材料から固定部材を形成する構成としている
ので、固定部材によって、蓄電部がケース内でその径方
向に移動するのを抑さえることができる。しかも、蓄電
池の製造時には、ケース内に蓄電部を挿入した後に、上
記膨張性材料または発泡性材料を例えば加熱等の手段で
膨張または発泡させればよいので、蓄電部の挿入作業を
容易に行うことができる。
【0015】
A.第1実施例 以下、本発明の第1実施例を図1を参照して説明する。
まず、蓄電部をケース内で固定する固定部材として、例
えば、クサビ部を備えた絶縁リングを用いた例について
説明する。図1に示すように、例えばニッケル・カドミ
ウム電池等の蓄電池11は、円筒密閉型で、金属製で有
底円筒状のケース12と、ケース12の一端側に設けら
れた陽極端子13と、ケース12の他端側に設けられた
陰極端子14と、ケース12内に収納された蓄電部15
と、ケース12内に所定量充填された図示しないアルカ
リ電解液とから概略構成されている。
まず、蓄電部をケース内で固定する固定部材として、例
えば、クサビ部を備えた絶縁リングを用いた例について
説明する。図1に示すように、例えばニッケル・カドミ
ウム電池等の蓄電池11は、円筒密閉型で、金属製で有
底円筒状のケース12と、ケース12の一端側に設けら
れた陽極端子13と、ケース12の他端側に設けられた
陰極端子14と、ケース12内に収納された蓄電部15
と、ケース12内に所定量充填された図示しないアルカ
リ電解液とから概略構成されている。
【0016】陽極端子13は、ケース12の上端開口部
を塞ぐ円盤状の上蓋16の上面に一体に設けられてお
り、その中心部には凸部13aが形成されている。上蓋
16の中心部には図示しない開口部が形成されるととも
に、上記陽極端子13の凸部13a内には、ケース12
内の内圧が高まったときに、上記開口部を開閉してケー
ス12内のガスを抜くための図示しない安全弁が設けら
れている。そして、上蓋16の外周端縁部と、ケース1
2の上端縁部との間には、ケース12と上蓋16すなわ
ち陽極端子13とを絶縁し、かつ気密に密封するための
例えばゴム製のガスケット17が嵌め込まれている。
を塞ぐ円盤状の上蓋16の上面に一体に設けられてお
り、その中心部には凸部13aが形成されている。上蓋
16の中心部には図示しない開口部が形成されるととも
に、上記陽極端子13の凸部13a内には、ケース12
内の内圧が高まったときに、上記開口部を開閉してケー
ス12内のガスを抜くための図示しない安全弁が設けら
れている。そして、上蓋16の外周端縁部と、ケース1
2の上端縁部との間には、ケース12と上蓋16すなわ
ち陽極端子13とを絶縁し、かつ気密に密封するための
例えばゴム製のガスケット17が嵌め込まれている。
【0017】一方、陰極端子14はケース12と一体に
形成されており、ケース12の底部12aがすなわち陰
極端子14とされた構成となっている。また、ケース1
2の底部12aの外周縁部は、下方に突出するよう形成
されており、その内周面には環状凹部12bが形成され
ている。このような構成により、蓄電池11では、陽極
端子13および上蓋16が陽極側、陰極端子14および
ケース12全体が陰極側となっている。
形成されており、ケース12の底部12aがすなわち陰
極端子14とされた構成となっている。また、ケース1
2の底部12aの外周縁部は、下方に突出するよう形成
されており、その内周面には環状凹部12bが形成され
ている。このような構成により、蓄電池11では、陽極
端子13および上蓋16が陽極側、陰極端子14および
ケース12全体が陰極側となっている。
【0018】ケース12内に収納された蓄電部15は、
それぞれ短冊状の、ニッケル酸化物を主活物質とした陽
極板20と、カドミウム化合物を主活物質とした陰極板
21と、薄い不織布等の絶縁物質からなるセパレータ2
2とから構成されている。そして、この蓄電部15は、
陽極板20,陰極板21,セパレータ22が、陽極板2
0,セパレータ22,陰極板21,セパレータ22の順
で重ね合わされた状態で、外形円柱状をなすよう渦巻き
状に巻回されている。このとき、蓄電部15の軸線方向
に沿って、陽極板20はその上端縁部をセパレータ22
よりも陽極端子13側に張り出し、かつ陰極板21はそ
の下端縁部をセパレータ22よりも陰極端子13側に張
り出した状態で、互いに重ね合わされている。これによ
り、蓄電部15は、陽極板20の上端縁部が平面視渦巻
き状に陽極端子13側に突出し、陰極板21の下端縁部
が平面視渦巻き状に陰極端子14側に突出している。
それぞれ短冊状の、ニッケル酸化物を主活物質とした陽
極板20と、カドミウム化合物を主活物質とした陰極板
21と、薄い不織布等の絶縁物質からなるセパレータ2
2とから構成されている。そして、この蓄電部15は、
陽極板20,陰極板21,セパレータ22が、陽極板2
0,セパレータ22,陰極板21,セパレータ22の順
で重ね合わされた状態で、外形円柱状をなすよう渦巻き
状に巻回されている。このとき、蓄電部15の軸線方向
に沿って、陽極板20はその上端縁部をセパレータ22
よりも陽極端子13側に張り出し、かつ陰極板21はそ
の下端縁部をセパレータ22よりも陰極端子13側に張
り出した状態で、互いに重ね合わされている。これによ
り、蓄電部15は、陽極板20の上端縁部が平面視渦巻
き状に陽極端子13側に突出し、陰極板21の下端縁部
が平面視渦巻き状に陰極端子14側に突出している。
【0019】この蓄電部15と、陽極端子13との間に
は、金属板を略J字状に折り曲げて形成した集電体23
が、蓄電部15と陽極端子13とを互いに離間させる方
向に付勢するように介装されている。この集電体23と
蓄電部15の陽極板20との接触によって、陽極板20
と陽極端子13とが導通されるようになっている。ま
た、集電体23の付勢力により蓄電部15が下方に押し
下げられ、これによって蓄電部15の陰極板21と陰極
端子14とが直接接触して導通するようになっている。
は、金属板を略J字状に折り曲げて形成した集電体23
が、蓄電部15と陽極端子13とを互いに離間させる方
向に付勢するように介装されている。この集電体23と
蓄電部15の陽極板20との接触によって、陽極板20
と陽極端子13とが導通されるようになっている。ま
た、集電体23の付勢力により蓄電部15が下方に押し
下げられ、これによって蓄電部15の陰極板21と陰極
端子14とが直接接触して導通するようになっている。
【0020】このような蓄電部15の上側外周端縁部1
5aと、上記ガスケット17との間には、環状で、例え
ばゴム等の絶縁体からなる絶縁リング(固定部材)24
が介装されている。絶縁リング24は、断面視略五角形
で、その下面の外周側には、漸次幅寸法が減少するクサ
ビ部24aが一体に形成されている。そして、このクサ
ビ部24aは、蓄電部15の上側外周端縁部15aと、
ケース12の内周面との間に嵌入されている。
5aと、上記ガスケット17との間には、環状で、例え
ばゴム等の絶縁体からなる絶縁リング(固定部材)24
が介装されている。絶縁リング24は、断面視略五角形
で、その下面の外周側には、漸次幅寸法が減少するクサ
ビ部24aが一体に形成されている。そして、このクサ
ビ部24aは、蓄電部15の上側外周端縁部15aと、
ケース12の内周面との間に嵌入されている。
【0021】一方、蓄電部15の下側外周端縁部15b
と、ケース12の環状凹部12bとの間には、環状の保
護リング(第二の固定部材)25が介装されている。こ
の保護リング25には、上側の内周端縁部にテーパ部2
5aが形成されている。
と、ケース12の環状凹部12bとの間には、環状の保
護リング(第二の固定部材)25が介装されている。こ
の保護リング25には、上側の内周端縁部にテーパ部2
5aが形成されている。
【0022】上述したように、蓄電池11では、ケース
12と蓄電部15の上側外周端縁部15aとの間に、環
状の絶縁リング24を介装させ、この絶縁リング24の
下面に形成したクサビ部24aを、ケース12と蓄電部
15の上側外周端縁部15aとの間に嵌入させる構成と
した。この絶縁リング24によって、蓄電部15の上端
側が径方向内側に押圧されるので、これによって蓄電部
15の移動が軸線方向だけでなく径方向にも規制され、
ケース12内での振動を抑さえることができる。したが
って蓄電池11の各部の接触不良の発生や集電体23の
折損を防止して、蓄電池11の耐振性を高めることがで
き、これを、例えば補助動力付き自転車のバッテリー
等、振動の激しい場所に何ら支障なく用いることができ
る。
12と蓄電部15の上側外周端縁部15aとの間に、環
状の絶縁リング24を介装させ、この絶縁リング24の
下面に形成したクサビ部24aを、ケース12と蓄電部
15の上側外周端縁部15aとの間に嵌入させる構成と
した。この絶縁リング24によって、蓄電部15の上端
側が径方向内側に押圧されるので、これによって蓄電部
15の移動が軸線方向だけでなく径方向にも規制され、
ケース12内での振動を抑さえることができる。したが
って蓄電池11の各部の接触不良の発生や集電体23の
折損を防止して、蓄電池11の耐振性を高めることがで
き、これを、例えば補助動力付き自転車のバッテリー
等、振動の激しい場所に何ら支障なく用いることができ
る。
【0023】しかも、絶縁リング24は、従来の絶縁リ
ング10(図1参照)の下面にクサビ部24aを一体に
形成するという単純な構成であるため、製造コストの増
加を最小限に抑えることが可能である。
ング10(図1参照)の下面にクサビ部24aを一体に
形成するという単純な構成であるため、製造コストの増
加を最小限に抑えることが可能である。
【0024】また、蓄電部15の下側外周端縁部15b
とケース12の環状凹部12bとの間には、テーパ部2
5aを備えた保護リング25を介装させる構成としてい
るので、蓄電部15が上端側だけでなく下端側において
も径方向内側に押圧され、軸線方向および径方向への移
動が規制されることになり、蓄電池11の耐振性をより
一層向上させることができる。
とケース12の環状凹部12bとの間には、テーパ部2
5aを備えた保護リング25を介装させる構成としてい
るので、蓄電部15が上端側だけでなく下端側において
も径方向内側に押圧され、軸線方向および径方向への移
動が規制されることになり、蓄電池11の耐振性をより
一層向上させることができる。
【0025】さらに、ケース12に環状凹部12bが形
成されているので、蓄電池11の製造時には、保護リン
グ25を環状凹部12bに嵌め込むことによりこれを容
易にケース12内で位置決めすることが可能となり、蓄
電池11の組立性を向上させることができる。
成されているので、蓄電池11の製造時には、保護リン
グ25を環状凹部12bに嵌め込むことによりこれを容
易にケース12内で位置決めすることが可能となり、蓄
電池11の組立性を向上させることができる。
【0026】なお、上記第1実施例において、蓄電池1
1の蓄電部15の上側に絶縁リング24を配し、下側に
保護リング25を配する構成としたが、これを絶縁リン
グ24のみとしてもよく、さらにはこれを蓄電部15の
下側に配置する構成としてもよい。このような構成であ
っても、従来に比較して、十分に蓄電池11の耐振性を
向上させることが可能である。
1の蓄電部15の上側に絶縁リング24を配し、下側に
保護リング25を配する構成としたが、これを絶縁リン
グ24のみとしてもよく、さらにはこれを蓄電部15の
下側に配置する構成としてもよい。このような構成であ
っても、従来に比較して、十分に蓄電池11の耐振性を
向上させることが可能である。
【0027】B.第2実施例] 次に、蓄電部をケース内で固定する固定部材として、例
えば、膨張性材料または発泡性材料を用いる場合の実施
例を用いて説明する。なお、以下の説明において、第2
実施例で示す蓄電池の構成のうち、上記第1実施例で示
した蓄電池11(図1参照)と共通する構成について
は、同一符号を付し、その説明を省略する。
えば、膨張性材料または発泡性材料を用いる場合の実施
例を用いて説明する。なお、以下の説明において、第2
実施例で示す蓄電池の構成のうち、上記第1実施例で示
した蓄電池11(図1参照)と共通する構成について
は、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0028】図2に示すように、例えばニッケル・カド
ミウム電池等の蓄電池31は、有底円筒状のケース32
と、陽極端子13と、陰極端子14と、ケース12内に
収納された蓄電部15とから概略構成され、蓄電部15
と陽極端子13との間には集電体23が介装されてい
る。
ミウム電池等の蓄電池31は、有底円筒状のケース32
と、陽極端子13と、陰極端子14と、ケース12内に
収納された蓄電部15とから概略構成され、蓄電部15
と陽極端子13との間には集電体23が介装されてい
る。
【0029】蓄電部15の上側外周端縁部15aと、陽
極端子13との間には、環状で断面視略矩形の例えばゴ
ム等の絶縁体からなる絶縁リング(固定部材)33が介
装されている。
極端子13との間には、環状で断面視略矩形の例えばゴ
ム等の絶縁体からなる絶縁リング(固定部材)33が介
装されている。
【0030】また、蓄電部15の外周面と、ケース32
の内周面との間には、全周にわたって、例えばブテンガ
スを封止した塩化ビニビデン複合体のマイクロバルーン
シート等の膨張性材料、または発泡性材料、あるいは形
状記憶樹脂からなる固定部材34が、膨張または発泡し
た状態で充填されている。
の内周面との間には、全周にわたって、例えばブテンガ
スを封止した塩化ビニビデン複合体のマイクロバルーン
シート等の膨張性材料、または発泡性材料、あるいは形
状記憶樹脂からなる固定部材34が、膨張または発泡し
た状態で充填されている。
【0031】このような構成の蓄電池31を製造するに
は、予め、固定部材34を形成する膨張性材料または発
泡性材料を、ケース32の内周面に塗布、または貼り付
ける等して配設しておく。あるいは、そのような材料を
蓄電部15に巻き付けておいても良い。そして、ケース
32に蓄電部15を挿入して組み込んだ後に、例えば加
熱、超音波による加振、電子線照射等、所要の膨張手段
または発泡手段で、上記材料を膨張または発泡させるこ
とによって固定部材34を形成する。また、固定部材3
4として形状記憶樹脂を用いる場合には、形状記憶樹脂
を、常温で平坦な板であって熱を加えると波状をなすよ
うに構成し、平坦な状態でこれを蓄電部15に巻き付け
てケース32に挿入した後に、加熱して波状にする。
は、予め、固定部材34を形成する膨張性材料または発
泡性材料を、ケース32の内周面に塗布、または貼り付
ける等して配設しておく。あるいは、そのような材料を
蓄電部15に巻き付けておいても良い。そして、ケース
32に蓄電部15を挿入して組み込んだ後に、例えば加
熱、超音波による加振、電子線照射等、所要の膨張手段
または発泡手段で、上記材料を膨張または発泡させるこ
とによって固定部材34を形成する。また、固定部材3
4として形状記憶樹脂を用いる場合には、形状記憶樹脂
を、常温で平坦な板であって熱を加えると波状をなすよ
うに構成し、平坦な状態でこれを蓄電部15に巻き付け
てケース32に挿入した後に、加熱して波状にする。
【0032】上述した蓄電池31は、蓄電部15の上側
外周端縁部15aと陽極端子13との間に、環状の絶縁
リング33を介装させ、さらに蓄電部15の外周面とケ
ース32の内周面との間に、膨張性材料または発泡性材
料からなる固定部材34を充填する構成とした。このよ
うにして、蓄電部15が、絶縁リング33によってケー
ス32の軸線方向への移動が規制され、固定部材34に
よって径方向への移動が規制されるようになっているの
で、ケース32内で蓄電部15が振動するのを抑制する
ことができる。したがって、上記第一実施例の蓄電池1
1(図1参照)と同様に、蓄電池31の各部の接触不良
の発生や集電体23の折損を防止して、蓄電池31の耐
振性を高めることが可能となる。
外周端縁部15aと陽極端子13との間に、環状の絶縁
リング33を介装させ、さらに蓄電部15の外周面とケ
ース32の内周面との間に、膨張性材料または発泡性材
料からなる固定部材34を充填する構成とした。このよ
うにして、蓄電部15が、絶縁リング33によってケー
ス32の軸線方向への移動が規制され、固定部材34に
よって径方向への移動が規制されるようになっているの
で、ケース32内で蓄電部15が振動するのを抑制する
ことができる。したがって、上記第一実施例の蓄電池1
1(図1参照)と同様に、蓄電池31の各部の接触不良
の発生や集電体23の折損を防止して、蓄電池31の耐
振性を高めることが可能となる。
【0033】特に、固定部材34は蓄電部15を全周に
わたって固定する構成としているので、蓄電部15を確
実に固定することができ、蓄電池31の耐振性は非常に
高いものとなる。この結果、この蓄電池31を、例えば
補助動力付き自転車のバッテリー等、振動の激しい場所
に何ら支障なく用いることができる。
わたって固定する構成としているので、蓄電部15を確
実に固定することができ、蓄電池31の耐振性は非常に
高いものとなる。この結果、この蓄電池31を、例えば
補助動力付き自転車のバッテリー等、振動の激しい場所
に何ら支障なく用いることができる。
【0034】しかも、蓄電池31の製造に際しては、ケ
ース32内に蓄電部15を挿入した後に、上記膨張性材
料または発泡性材料からなる固定部材34を膨張または
発泡させるので、蓄電部15の挿入作業は何ら妨げられ
ることがないので、組立作業が煩雑化することもない。
ース32内に蓄電部15を挿入した後に、上記膨張性材
料または発泡性材料からなる固定部材34を膨張または
発泡させるので、蓄電部15の挿入作業は何ら妨げられ
ることがないので、組立作業が煩雑化することもない。
【0035】なお、上記第1および第2実施例におい
て、蓄電池11,31については、絶縁リング24,3
3、保護リング25、固定部材34以外の各部の構成に
ついては、何ら限定するものではなく、いかなる形式の
蓄電池であっても、上記構成を適用することによって同
様の効果を奏することが可能である。
て、蓄電池11,31については、絶縁リング24,3
3、保護リング25、固定部材34以外の各部の構成に
ついては、何ら限定するものではなく、いかなる形式の
蓄電池であっても、上記構成を適用することによって同
様の効果を奏することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
蓄電池によれば、固定部材で蓄電部の移動を軸線方向だ
けでなく径方向にも規制することによって、ケース内で
蓄電部が振動するのを抑さえることができる。したがっ
て、各部の接触不良の発生や集電体の折損等を防止し
て、この蓄電池を、例えば補助動力付き自転車のバッテ
リー等、振動の激しい場所にも何ら支障なく用いること
ができる。
蓄電池によれば、固定部材で蓄電部の移動を軸線方向だ
けでなく径方向にも規制することによって、ケース内で
蓄電部が振動するのを抑さえることができる。したがっ
て、各部の接触不良の発生や集電体の折損等を防止し
て、この蓄電池を、例えば補助動力付き自転車のバッテ
リー等、振動の激しい場所にも何ら支障なく用いること
ができる。
【0037】請求項2に記載の蓄電池によれば、固定部
材として、環状でクサビ部を有する絶縁リングを、陽極
端子または陰極端子のいずれか一方と蓄電部との間に介
装し、そのクサビ部を、ケースの内周面と蓄電部の外周
端縁部との間に嵌入する構成としているので、絶縁リン
グによって、蓄電部をケース内において軸線方向および
径方向に移動しないよう固定することができ、請求項1
のものと同等の効果を得ることができる。しかも、従来
から備えられている絶縁リングの下面にクサビ部を形成
するのみでよいので、低コストでこれを実現することが
可能である。
材として、環状でクサビ部を有する絶縁リングを、陽極
端子または陰極端子のいずれか一方と蓄電部との間に介
装し、そのクサビ部を、ケースの内周面と蓄電部の外周
端縁部との間に嵌入する構成としているので、絶縁リン
グによって、蓄電部をケース内において軸線方向および
径方向に移動しないよう固定することができ、請求項1
のものと同等の効果を得ることができる。しかも、従来
から備えられている絶縁リングの下面にクサビ部を形成
するのみでよいので、低コストでこれを実現することが
可能である。
【0038】請求項3に記載の蓄電池によれば、蓄電部
の軸線方向両側に、前記絶縁リングと保護リングとが介
装されているので、蓄電部の軸線方向への振動を確実に
抑さえることができる。また、請求項4に記載の蓄電池
によれば、蓄電部の外周面と前記ケースの内周面との間
に充填した膨張性材料または発泡性材料から固定部材を
形成する構成としているので、固定部材によって、蓄電
部のケース内での径方向への移動を規制することができ
る。しかも、蓄電池の製造時には、ケース内に蓄電部を
挿入した後に、膨張性材料または発泡性材料を、例えば
加熱、超音波による加振、電子線照射等の所要の手段に
よって膨張または発泡させて固定部材を形成すればよい
から、蓄電部の挿入作業を容易に行うことができ、組立
作業が煩雑化することもない。
の軸線方向両側に、前記絶縁リングと保護リングとが介
装されているので、蓄電部の軸線方向への振動を確実に
抑さえることができる。また、請求項4に記載の蓄電池
によれば、蓄電部の外周面と前記ケースの内周面との間
に充填した膨張性材料または発泡性材料から固定部材を
形成する構成としているので、固定部材によって、蓄電
部のケース内での径方向への移動を規制することができ
る。しかも、蓄電池の製造時には、ケース内に蓄電部を
挿入した後に、膨張性材料または発泡性材料を、例えば
加熱、超音波による加振、電子線照射等の所要の手段に
よって膨張または発泡させて固定部材を形成すればよい
から、蓄電部の挿入作業を容易に行うことができ、組立
作業が煩雑化することもない。
【図1】本発明の第1実施例の蓄電池のを示す図であっ
て、この蓄電池の軸線に沿った正断面図である。
て、この蓄電池の軸線に沿った正断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の蓄電池例を示す図であっ
て、その軸線に沿った正断面図である。
て、その軸線に沿った正断面図である。
【図3】従来の蓄電池の一例を示す図であって、その軸
線に沿った正断面図である。
線に沿った正断面図である。
11,31 蓄電池 12,32 ケース 13 陽極端子 14 陰極端子 15 蓄電部 20 陽極板 21 陰極板 22 セパレータ 24,33 絶縁リング(固定部材) 24a クサビ部 25 保護リング(第二の固定部材) 34 固定部材
Claims (4)
- 【請求項1】 外形略円筒状で、その軸線方向一端側に
陽極端子が設けられ、他端側に陰極端子が設けられたケ
ース内に、蓄電部とこの蓄電部から集電するための集電
体とが収納され、上記蓄電部は、上記陽極端子側に張り
出した陽極板と、上記陰極端子側に張り出した陰極板
と、これらを互いに絶縁するセパレータとが上記ケース
の軸線回りに捲回された構成とされ、上記ケースと上記
蓄電部との間に、この蓄電部の軸線方向および径方向へ
の移動を規制する固定部材が設けられていることを特徴
とする蓄電池。 - 【請求項2】 前記固定部材として、環状で前記ケース
の軸線方向に突出するクサビ部を有する絶縁体からなる
絶縁リングを、前記陽極端子または陰極端子のいずれか
一方と前記蓄電部との間に介装し、かつ上記クサビ部を
上記ケースの内周面と上記蓄電部の外周端縁部との間に
嵌入させたことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。 - 【請求項3】 前記陽極端子または陰極端子のいずれか
他方と前記蓄電部との間に、環状の保護リングが第二の
固定部材として介装されていることを特徴とする請求項
2に記載の蓄電池。 - 【請求項4】 前記固定部材は、前記蓄電部の外周面と
前記ケースの内周面との間に充填された膨張性材料また
は発泡性材料から形成されていることを特徴とする請求
項1記載の蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7056349A JPH08250150A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7056349A JPH08250150A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 蓄電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08250150A true JPH08250150A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=13024763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7056349A Pending JPH08250150A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08250150A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007172911A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電池 |
JP2013191440A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Toshiba Corp | 二次電池装置 |
KR101320581B1 (ko) * | 2007-01-30 | 2013-10-22 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
JP2015146324A (ja) * | 2015-03-26 | 2015-08-13 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電素子 |
CN108735938A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-11-02 | 沙洲职业工学院 | 一种极耳免焊接无孔电池模组 |
CN114221067A (zh) * | 2021-11-13 | 2022-03-22 | 四川英能基科技有限公司 | 一种电池负极结构、电池及制备方法 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP7056349A patent/JPH08250150A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007172911A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電池 |
KR101320581B1 (ko) * | 2007-01-30 | 2013-10-22 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
JP2013191440A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Toshiba Corp | 二次電池装置 |
JP2015146324A (ja) * | 2015-03-26 | 2015-08-13 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電素子 |
CN108735938A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-11-02 | 沙洲职业工学院 | 一种极耳免焊接无孔电池模组 |
CN114221067A (zh) * | 2021-11-13 | 2022-03-22 | 四川英能基科技有限公司 | 一种电池负极结构、电池及制备方法 |
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