JPH082500B2 - プラズマ切断トーチ - Google Patents
プラズマ切断トーチInfo
- Publication number
- JPH082500B2 JPH082500B2 JP63187210A JP18721088A JPH082500B2 JP H082500 B2 JPH082500 B2 JP H082500B2 JP 63187210 A JP63187210 A JP 63187210A JP 18721088 A JP18721088 A JP 18721088A JP H082500 B2 JPH082500 B2 JP H082500B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- working gas
- tip
- orifice
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Plasma Technology (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は作動ガスを用いるプラズマ切断トーチに関す
るものである。
るものである。
従来の技術 作動ガスを用いるプラズマアーク切断装置を第4図に
示す。8は作動ガスを圧縮してトーチ先端部に送るコン
プレッサ、9は作動ガスの二次圧を一定値に調整するレ
ギュレータ、10はパワーを供給するための切断用電源、
11は母材17と切断用電源10を接続する接地ケーブル、12
はプラズマ切断トーチである。
示す。8は作動ガスを圧縮してトーチ先端部に送るコン
プレッサ、9は作動ガスの二次圧を一定値に調整するレ
ギュレータ、10はパワーを供給するための切断用電源、
11は母材17と切断用電源10を接続する接地ケーブル、12
はプラズマ切断トーチである。
プラズマ切断トーチ12は電ランを内蔵しかつ作動ガス
をトーチ先端に送る冷却ケーブル13とトーチスイッチケ
ーブル14とアークスタートを良好にするための高周波を
のせるパイロットケーブル15により構成されている。
をトーチ先端に送る冷却ケーブル13とトーチスイッチケ
ーブル14とアークスタートを良好にするための高周波を
のせるパイロットケーブル15により構成されている。
従来のプラズマ切断トーチ12の先端部構造を第2図,
第3図に示す。
第3図に示す。
第2図において、1aは先端にジルコニウムや、ハフニ
ウム等の陰極材を埋め込んだ銅もしくは銅合金からなる
電極、2はプラズマアークを絞り母材17に供給する銅も
しくは銅合金からなるチップ、3は電極1aとチップ2を
電気的に絶縁しかつ小径の穴3aを有するオリフィス、4
は電極1aとチップ2とオリフィス3をトーチ本体6に固
定するガイドノズル、5は導電部の外部への露出を防止
するノズル、7はプラズマアークの緊縮ならびチップ2
の冷却を行なう作動ガスである。
ウム等の陰極材を埋め込んだ銅もしくは銅合金からなる
電極、2はプラズマアークを絞り母材17に供給する銅も
しくは銅合金からなるチップ、3は電極1aとチップ2を
電気的に絶縁しかつ小径の穴3aを有するオリフィス、4
は電極1aとチップ2とオリフィス3をトーチ本体6に固
定するガイドノズル、5は導電部の外部への露出を防止
するノズル、7はプラズマアークの緊縮ならびチップ2
の冷却を行なう作動ガスである。
また第3図においては第2図のオリフィス3に変わっ
てガイドカン18を設け、電極1aに変わって小径の穴1bを
有する電極1cを具備したものである。
てガイドカン18を設け、電極1aに変わって小径の穴1bを
有する電極1cを具備したものである。
プラズマアーク切断においては、冷却した作動ガスに
よってプラズマアークの緊縮化を図り、チップ2によっ
て高温プラズマ流を絞り、さらに作動ガスのモーメンタ
ムと併用して切断を行なうものであり、チップ,電極の
冷却効果が十分な場合、寿命の長寿化ならびに切断性の
向上が図れる。
よってプラズマアークの緊縮化を図り、チップ2によっ
て高温プラズマ流を絞り、さらに作動ガスのモーメンタ
ムと併用して切断を行なうものであり、チップ,電極の
冷却効果が十分な場合、寿命の長寿化ならびに切断性の
向上が図れる。
しかし、チップ2においては切断時の母材の輻射熱や
プラズマアーク熱による損傷を受けやすく、電極1a,1c
においてはプラズマアーク熱による損傷を受けやすいこ
とから従来は第2図のように電子放射面を有する電極1a
をセンターに置き、同軸上にプラズマ流を緊縮するチッ
プ2と接するオリフィス3を設けて作動ガス7をチップ
2の内外面に分流して冷却を行ない、また第3図では電
極1cの小径の穴1bを設けて作動ガスをチップ2の内面に
噴出させて冷却する構造を有していた。
プラズマアーク熱による損傷を受けやすく、電極1a,1c
においてはプラズマアーク熱による損傷を受けやすいこ
とから従来は第2図のように電子放射面を有する電極1a
をセンターに置き、同軸上にプラズマ流を緊縮するチッ
プ2と接するオリフィス3を設けて作動ガス7をチップ
2の内外面に分流して冷却を行ない、また第3図では電
極1cの小径の穴1bを設けて作動ガスをチップ2の内面に
噴出させて冷却する構造を有していた。
発明が解決しようとする課題 第2図においては電極1aの端部を間接的に冷却している
ため電極の冷却効果が不十分となり寿命を早めて切断性
能を悪化させ、第3図においてはプラズマアークに熱せ
られた電極1cによりノズルチップ2内に流れる作動ガス
7の温度が高められ、プラズマアークの緊縮が不十分と
なって切断性能を悪化させていた。
ため電極の冷却効果が不十分となり寿命を早めて切断性
能を悪化させ、第3図においてはプラズマアークに熱せ
られた電極1cによりノズルチップ2内に流れる作動ガス
7の温度が高められ、プラズマアークの緊縮が不十分と
なって切断性能を悪化させていた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明のプラズマ切断トー
チは、電極のセンターに穴を設け、かつこの穴と貫通す
る複数個の小径の穴を電極外周面より接線方向に設け、
さらに前記オリフィスを耐熱性を有する円筒状の絶縁物
で製作し、かつ外周面より接線方向に貫通する複数個の
小径の穴を設けて、前記電極と前記オリフィスの複数個
の小径の穴より作動ガスをチップ内面に噴出させる構造
を有するものである。
チは、電極のセンターに穴を設け、かつこの穴と貫通す
る複数個の小径の穴を電極外周面より接線方向に設け、
さらに前記オリフィスを耐熱性を有する円筒状の絶縁物
で製作し、かつ外周面より接線方向に貫通する複数個の
小径の穴を設けて、前記電極と前記オリフィスの複数個
の小径の穴より作動ガスをチップ内面に噴出させる構造
を有するものである。
作 用 上記構成において、チップと隣接するオリフィスによ
り作動ガスを内外面に分流させ、かつ電極のセンターに
設けた穴と貫通する複数個の小径の穴を電極外周面から
接線方向に設けると共にオリフィスの外周面から接線方
向に向けて複数個の小径の穴を設けることにより作動ガ
スをおのおの小径の穴より噴出させてチップ内面,電極
表面に当てることにより冷却効果を高めると共に作動ガ
ス流量の増大を図ってモーメンタムを高める。
り作動ガスを内外面に分流させ、かつ電極のセンターに
設けた穴と貫通する複数個の小径の穴を電極外周面から
接線方向に設けると共にオリフィスの外周面から接線方
向に向けて複数個の小径の穴を設けることにより作動ガ
スをおのおの小径の穴より噴出させてチップ内面,電極
表面に当てることにより冷却効果を高めると共に作動ガ
ス流量の増大を図ってモーメンタムを高める。
実施例 以下、本発明の実施例について第1図を参照して説明
する。
する。
第1図に示すように、電極1のセンターに穴を設け、
かつこの穴と貫通する複数個の小径の穴1dを電極外周面
より接線方向に設け、さらにオリフィス3を耐熱性を有
する円筒状の絶縁物で製作し、かつ外周面より複数個の
小径の穴3bを接線方向に設けて、前記電極の小径の穴1d
とオリフィスの小径の穴3bよりチップ2の内面に作動ガ
スを噴出させる構造となっている。
かつこの穴と貫通する複数個の小径の穴1dを電極外周面
より接線方向に設け、さらにオリフィス3を耐熱性を有
する円筒状の絶縁物で製作し、かつ外周面より複数個の
小径の穴3bを接線方向に設けて、前記電極の小径の穴1d
とオリフィスの小径の穴3bよりチップ2の内面に作動ガ
スを噴出させる構造となっている。
上記構成において、電極1と同軸上に設けられたプラ
ズマ流を緊縮するチップ2と隣接するオリフィス3によ
り作動ガス7を内外面に分流させ、かつ電極1のセンタ
ーに設けた穴と貫通する複数個の小径の穴1dを電極外周
面から接線方向に設けると共に前記オリフィス3の外周
面から接線方向に向けて複数個の小径の穴3bを設けるこ
とにより作動ガスをおのおの小径の穴1d,3bより噴出さ
せてチップ内面,電極表面に当てることにより冷却効果
を高めると共に作動ガス流量の増大を図ってモーメンタ
ムを高めることができる。
ズマ流を緊縮するチップ2と隣接するオリフィス3によ
り作動ガス7を内外面に分流させ、かつ電極1のセンタ
ーに設けた穴と貫通する複数個の小径の穴1dを電極外周
面から接線方向に設けると共に前記オリフィス3の外周
面から接線方向に向けて複数個の小径の穴3bを設けるこ
とにより作動ガスをおのおの小径の穴1d,3bより噴出さ
せてチップ内面,電極表面に当てることにより冷却効果
を高めると共に作動ガス流量の増大を図ってモーメンタ
ムを高めることができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、チップ,電極の冷却効
果を高めることによりチップ,電極の寿命を長寿化さ
せ、かつプラズマアークの十分な緊縮化と作動ガスのモ
ーメンタムを高めて、切断性能の向上を図ることができ
る。
果を高めることによりチップ,電極の寿命を長寿化さ
せ、かつプラズマアークの十分な緊縮化と作動ガスのモ
ーメンタムを高めて、切断性能の向上を図ることができ
る。
第1図(a)は本発明の実施例を示すプラズマ切断トー
チの縦断面図、第1図(b)は第1図(a)のA−A線
断面図、第2図および第3図は従来のプラズマ切断トー
チの先端部の縦断面図、第4図は一般的なプラズマ切断
装置の斜視図である。 1……電極、1b……小径の穴、2……チップ、3……オ
リフィス、3b……小径の穴、4……ガイドノズル、5…
…ノズル、6……トーチ本体組、7……作動ガス。
チの縦断面図、第1図(b)は第1図(a)のA−A線
断面図、第2図および第3図は従来のプラズマ切断トー
チの先端部の縦断面図、第4図は一般的なプラズマ切断
装置の斜視図である。 1……電極、1b……小径の穴、2……チップ、3……オ
リフィス、3b……小径の穴、4……ガイドノズル、5…
…ノズル、6……トーチ本体組、7……作動ガス。
Claims (1)
- 【請求項1】電子放射面を有する電極をセンターに置
き、前記電極と同軸上にプラズマ流を緊縮するチップと
隣接するオリフィスを設けて作動ガスを前記チップの内
外面に分流するプラズマ切断トーチにおいて、前記電極
のセンターに穴を設けかつこの穴と貫通する複数個の小
径の穴を電極外周面より接線方向に設け、さらに前記オ
リフィスを耐熱性を有する円筒状の絶縁物で製作し、か
つ外周面より接線方向に貫通する複数個の小径の穴を設
けて、前記電極と前記オリフィスの複数個の小径の穴よ
り作動ガスをチップ内面に噴出させる構造を有するプラ
ズマ切断トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63187210A JPH082500B2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | プラズマ切断トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63187210A JPH082500B2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | プラズマ切断トーチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0237977A JPH0237977A (ja) | 1990-02-07 |
JPH082500B2 true JPH082500B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=16202012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63187210A Expired - Lifetime JPH082500B2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | プラズマ切断トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082500B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041052A1 (ja) | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Oiles Corporation | 合成樹脂製スラスト滑り軸受 |
WO2010013415A1 (ja) | 2008-07-28 | 2010-02-04 | オイレス工業株式会社 | 合成樹脂製スラスト滑り軸受 |
WO2012132176A1 (ja) | 2011-03-30 | 2012-10-04 | オイレス工業株式会社 | スラスト滑り軸受及びこのスラスト滑り軸受とピストンロッドとの組合せ機構 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4022111A1 (de) * | 1990-07-11 | 1992-01-23 | Krupp Gmbh | Plasmabrenner fuer uebertragenen lichtbogen |
US6207923B1 (en) | 1998-11-05 | 2001-03-27 | Hypertherm, Inc. | Plasma arc torch tip providing a substantially columnar shield flow |
KR102505634B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2023-03-07 | 한국재료연구원 | 유해가스 처리용 대기압 플라즈마 장치 |
-
1988
- 1988-07-27 JP JP63187210A patent/JPH082500B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041052A1 (ja) | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Oiles Corporation | 合成樹脂製スラスト滑り軸受 |
WO2010013415A1 (ja) | 2008-07-28 | 2010-02-04 | オイレス工業株式会社 | 合成樹脂製スラスト滑り軸受 |
WO2012132176A1 (ja) | 2011-03-30 | 2012-10-04 | オイレス工業株式会社 | スラスト滑り軸受及びこのスラスト滑り軸受とピストンロッドとの組合せ機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0237977A (ja) | 1990-02-07 |
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