JPH08249854A - 書き込み保護機構付きトレイおよびそれを収納するカートリッジ - Google Patents

書き込み保護機構付きトレイおよびそれを収納するカートリッジ

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JPH08249854A
JPH08249854A JP8018860A JP1886096A JPH08249854A JP H08249854 A JPH08249854 A JP H08249854A JP 8018860 A JP8018860 A JP 8018860A JP 1886096 A JP1886096 A JP 1886096A JP H08249854 A JPH08249854 A JP H08249854A
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tray
cartridge
finger
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disk drive
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JP8018860A
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Chi-Hung Dang
チ−ハング・ダング
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International Business Machines Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/28Indicating or preventing prior or unauthorised use, e.g. cassettes with sealing or locking means, write-protect devices for discs
    • G11B23/288Protecting disks from being written or overwritten
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B23/287Indicating or preventing prior or unauthorised use, e.g. cassettes with sealing or locking means, write-protect devices for discs by mechanical lock
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクのための書き込み保護装置を提供
すること。 【解決手段】 各トレイは、書き込み保護機構を備えて
いる。各機構は、偏向ピン404,405がカートリッ
ジ面中の作動穴400を介してフィンガを押すと、解除
位置212から作動位置214まで変形して回動できる
弾性フィンガを備えている。戻り止め216は、フィン
ガに向かって交差する角度で弾性的に動かされる。フィ
ンガが解除位置212から作動位置214まで動くと、
傾斜部218はスライドしてフィンガの先端部210に
接触する。先端部210が係止部220を越えてスライ
ドすると、係止部220はフィンガを作動位置214に
保つ。解除穴401を介して戻り止め216に対して偏
向ピン405を伸ばすと、戻り止め216は、フィンガ
から離れるように回動し、先端部210と係止部220
を引き離し、フィンガの弾性は、解除位置212にフィ
ンガをスナップして戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械可読データ記
憶ディスクの書き込み保護機構に関する。特に、本発明
は、ディスクおよびカートリッジがディスク・ドライブ
に挿入されている間に、ディスクの書き込み保護を個々
に可能または不可能にできる1つまたは複数のディスク
・カートリッジのディスクのための書き込み保護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】多くの異なる方式の書き込み保護を用い
て、機械可読データ記憶ディスクへのデータの書き込み
を防いでいる。あるフロッピィ・ディスケットは、例え
ば、書き込み保護ノッチを定める1つのエッジを持った
フラットで、フレキシブルなジャケットを有している。
このタイプのディスケットは、ユーザが粘着性の紙片で
ノッチを覆うと、読み取り専用ディスケットになる。他
の例として、多くのリジッド・ディスケットは、一方の
面に2位置書き込み保護タブを持ったフラットなジャケ
ットを有している。このタイプの書き込み保護装置を作
動するために、ユーザは、指定位置にタブをスライドさ
せる。
【0003】多くの応用では、これらの従来の書き込み
保護方式は、それらの意図された目的のためには満足で
きるものである。これらの装置の利点は、各ディスケッ
トが、それ自体の書き込み保護装置を備えていることで
ある。しかしながら、これらの装置は、ある別の点では
制限されている。例えば、ディスケットがディスク・ド
ライブに挿入されている間は、ユーザは、これらのディ
スケットのうちの1つについて書き込み保護装置をアク
セスすることができない。したがって、ユーザは、ドラ
イブからディスケットを取り出して書き込み保護を行わ
なければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】個々のディスケット保
護に加えて、技術者は、マルチ−ディスケット・カート
リッジを書き込み保護する装置を開発した。周知のカー
トリッジ・ベース書き込み保護装置を操作するために、
ユーザは、カートリッジの書き込み保護装置を作動し
て、カートリッジ内のディスケットを読み取り専用にす
る。上述した個々のディスケットと異なり、幾つかの従
来のマルチ−ディスケット・カートリッジは、ディスク
・ドライブに挿入されている間に書き込み保護を行うこ
とができる。これらのカートリッジに関して、書き込み
保護機構は、カートリッジがディスク・ドライブに挿入
されている際に露出するカートリッジの面に配置されて
いるセレクタを備えている。一般に、書き込み保護は、
カートリッジの面上のボタンを押すことによって作動さ
れる。この利点にもかかわらず、これらのカートリッジ
・システムは、個々のディスケット用に構成された書き
込み保護装置とは異なる制約を負わせられている。特
に、それら保護装置では、ユーザが、カートリッジに含
まれるディスケットを個々に書き込み保護することがで
きない。したがって、このカートリッジ・システムに関
しては、書き込み保護が、全て成されるか、または全て
成されないかである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク・ド
ライブからディスクまたはカートリッジを引き抜くこと
なく、ディスクの書き込み保護を個々に可能または不可
能にできる1つまたは複数のディスク・カートリッジの
ディスクのための書き込み保護装置に関する。本発明の
好適な実施例では、書き込み保護装置は、機械可読光デ
ータ記憶ディスク(光ディスク)のために与えられる。
本発明の一実施例は、2つの位置の間をトグルすること
ができる不透明なフラグを持った書き込み保護機構を備
えている。1つの位置では、フラグは光ビームを遮断
し、光ディスク・ドライブの回路に、関連したディスク
の書き込み保護状態を示す。
【0006】書き込み保護機構は、ディスクが収納され
ている間、あるいはまたディスクが計算機システムの光
ディスク・ドライブによってアクセスのために運ばれて
いる間に、光ディスクを保持する平坦なトレイを備えて
いる。トレイは、ディスク・ドライブにスライドして挿
入できるように形成されている。書き込み保護機構はト
レイの外部エッジに配置され、ユーザが選択可能で機械
可読な、光ディスクの保護状態の指示を与える。書き込
み保護機構はカートリッジの面を介してアクセス可能で
あり、トレイがカートリッジ内に収容されると、面およ
び外部エッジは互いに隣接する。カートリッジが光ディ
スク・ドライブに挿入されると、面は露出したままであ
る。
【0007】書き込み保護機構は、ユーザによって加え
られた圧力に応じてディスクの保護状態を変えるユーザ
作動の複数の受け部材を備えている。特に、第1の受け
部材は、トレイに連結された弾性フィンガにより構成さ
れ、解除位置から作動位置へトレイの平面内で回動して
変形できる。フィンガは、基部と拡大されたフラグと先
端部とを備えている。一実施例では、光ディスク・ドラ
イブは、書き込み保護機構を介して下方に光ビームを放
射するように構成されており、フィンガが作動位置にあ
り、カートリッジが完全に光ディスク・ドライブに挿入
されていると、フラグは光ビームを遮り、電子回路にト
レイとその関連するディスクの保護状態を認識させる。
【0008】第2の受け部材は、フィンガとほぼ直角を
成す位置でトレイに連結された弾性戻り止めにより構成
されている。フィンガと同様に、戻り止めもまた、トレ
イの平面内で移動可能である。戻り止めは、フィンガに
面する係止部を有する傾斜部を備えている。戻り止めと
トレイとの間の結合は、フィンガが解除位置から作動位
置まで移動する間に、傾斜部をフィンガに向けて動かし
て先端部にスライドして接触させる。先端部が係止部を
越えてスライドすると、係止部は先端部をラッチし、フ
ィンガを作動位置に保つ。
【0009】カートリッジ面は、フィンガに位置合わせ
された作動穴と、戻り止めに位置決めされた解除穴とを
定める。各穴は、指定された断面の大きさと形状の偏向
ピンを受け入れる大きさがある。ユーザが、作動穴に適
切な偏向ピンを挿入すると、ピンはフラグに接触して作
動位置にフィンガを変形して回動し、フィンガは、先端
部と係止部との間の接触によって所定位置にラッチされ
る。ユーザが、解除穴に適切な偏向ピンを挿入すると、
ピンは、傾斜部に接触し、戻り止めをフィンガから離れ
るように変形して回動して、係止部から先端部を解除
し、フィンガを解除位置に跳ね戻させる。
【0010】本発明は、ユーザに多くの異なる利点を与
える。第1に、本発明は、各ディスクのための個々の書
き込み保護を持った1つまたは複数のディスク・カート
リッジを提供する。更に、本発明は、関連するディスク
がディスク・ドライブに挿入されている間でさえ、保護
状態を変えることができる書き込み保護機構を提供す
る。また、本発明は、ユーザが普通のペーパー・クリッ
プを用いて書き込み保護機構を作動または解除すること
ができるので、操作が容易である。
【0011】本発明の本質、目的および利点は、同じ参
照番号が同じ部材を示す添付図面と共に以下の詳細な説
明を参照することにより、当業者に更に明らかになるで
あろう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、ホスト・コンピュータ
からディスクまたはカートリッジを引き抜くことなく、
ディスケットの書き込み保護を個々に可能または不可能
にできる1つまたは複数のディスク・カートリッジのデ
ィスクのための書き込み保護装置に関する。本発明の書
き込み保護装置は、光ディスクと関連して用いるのが好
適である。
【0013】機構 図1に示すように、本発明の一態様は、ディジタル計算
機システムの光ディスク・ドライブ(図示せず)で用い
られる光ディスク・カートリッジ100を備えている。
カートリッジ100は、複数の積み重ねたトレイ104
〜108を収容するカートリッジ・シェル102を備え
ている。シェル102は、カートリッジ100が光ディ
スク・ドライブに挿入されたときに露出する面103を
備えている。1つの光ディスクは、トレイ104中に停
止状態で示される光ディスク110によって例示される
ように、各トレイ104〜108中に置くことができ
る。ユーザがカートリッジ100を光ディスク・ドライ
ブにスライドさせた後、ドライブは、適切なトレイ10
4〜108を取り出すことによって、ディスクの1つを
選択する。したがって、選択されたトレイは、光ディス
ク・ドライブで用いられるディスクを運ぶ。光ディスク
・ドライブは、選択されたディスクを保持し回転するス
ピンドル(図示せず)、および選択されたディスクから
データを読み取りおよびディスクへデータを書き込む回
路(図示せず)を備えるのが好適である。
【0014】図2,図3は、更に詳細にトレイ104の
構成部材を示している。トレイ104は、一般に、外部
エッジ201も持った平坦部材により構成されている。
以下に更に詳細に説明するように、外部エッジ201
は、トレイ104がカートリッジ100に収容される
と、カートリッジの面103に接近して存在する。
【0015】以下に更に詳細に述べるように、書き込み
保護機構は、ユーザが選択可能で機械可読な、光ディス
クの保護状態の指示を与える。書き込み保護機構の主要
な構成部材は、参照数字202によって示される。以下
に更に詳細に述べるように、書き込み保護機構202の
構成部材は、外部エッジ201に接近して、トレイ10
4と一体的に形成するのが好適である。例えば、書き込
み保護機構202は、ある形状の小片をトレイ104か
ら取り除くすなわち切り取ることによって形成すること
ができる。異なる例として、機構202は、トレイ10
4を真空モールディングまたはプレス・モールディング
する際に作ることができる。この場合、モールドが機構
202の構成部材を形成するのに必要な形状を有してい
る。したがって、書き込み保護機構202は、トレイ1
04と同じ平面に存在する。以下に述べる理由のゆえ
に、機構202に好適レベルの変形可能な弾性を与える
ため、トレイ104は、約4ミリメートルの厚さを有す
る、ポリカーボネート材料のような弾性のあるプラスチ
ックにより構成するのが好適である。
【0016】機構202は、ユーザによって与えられた
圧力に応じて、関連したディスクの保護状態を変える、
ユーザが作動できる受け部材を備えている。特に、機構
202は、弾性フィンガ204と弾性戻り止め216を
備えている。フィンガ204は、基部206と拡大フラ
グ208と先端部210とにより構成されている。基部
206は、トレイ104に連結されている。フィンガ2
04はその柔軟性のため、解除位置212から作動位置
214までトレイ104の平面内で回動して変形でき
る。フィンガ204およびその構成部材の機能を、以下
に更に詳細に説明する。
【0017】戻り止め216は、基部217と傾斜部2
18を備えており、基部217は、トレイ104に連結
され、傾斜部218をフィンガ204に交差する角度に
向ける。戻り止め216は、フィンガ204にほぼ直角
に取り付けるのが好適である。傾斜部218は、傾斜部
218の内側端に設けられた係止部220を備えてい
る。更に、傾斜部218は、急な勾配222と緩やかな
勾配224を備えるのが好適である。しかしながら、本
発明は、単一勾配傾斜部、曲線勾配または他の適切な構
造の傾斜部218の他の実施例をも意図している。
【0018】フィンガ204のように、戻り止め216
の弾性は、トレイ104の平面内で、戻り止めを変形し
て移動可能にする。更に、戻り止め216とトレイ10
4との間の結合は、フィンガ204に向かって戻り止め
216を動かし、したがって、傾斜部218は、解除位
置212から作動位置214までフィンガ204が移動
する間、先端部210にスライドして接触する。この点
で、傾斜部218は、湾曲した溝(図3に示す)にする
のが好適であり、先端部210は、相補形状の丸い突起
部により構成されので、傾斜部218は、戻り止め21
6に沿って先端部210を導く。しかしながら、傾斜部
218は、他の適切な形状の延長案内部材とすることが
できる。係止部220は、先端部210が係止部220
を越えてスライドすると、フィンガ204を作動位置に
保つ。
【0019】更に、図4を参照すれば、カートリッジ1
00の面103は、フィンガ204に位置合わせされた
作動穴400および戻り止め216に位置合わせされた
解除穴401を定めるのが好適である。穴400,40
1は、それぞれ、対応する偏向ピン404,405を受
け入れる大きさである。これらのピンの断面の大きさと
形状は、穴400,401の大きさと形状に対し相補の
関係にある。穴400,401の開示した実施例は、円
形断面を有しているが、他の形状も用いることができ
る。同様に、偏向ピン404,405は、種々の断面形
状で具体化される。例えば、適切な大きさの穴400,
401では、一方または両方の偏向ピン404,405
は、ペーパー・クリップの直線部分で構成することがで
きる。
【0020】図1は、マルチ−ディスク・カートリッジ
100における穴400,401の例を開示している。
マルチ−ディスク・カートリッジが用いられると、穴の
各列は、カートリッジ100内の対応するレベルに存在
するトレイに対応する。したがって、個々のトレイの書
き込み保護機構は、そのトレイに対応する適切な穴に適
切な大きさの偏向ピンを挿入することによって選択的に
作動させ、または解除することができる。
【0021】図5は、カバー500を備え、カートリッ
ジ・シェル102によって完全に囲まれたカートリッジ
100を示している。カバー500は、トレイの書き込
み保護機構(図示せず)に位置合わせされた視界窓50
2を備えるのが便利である。カートリッジ100が光デ
ィスク・ドライブから取り出されると、視界窓502
は、カートリッジ100に含まれるトレイの保護状態を
ユーザが視覚的に調べる手段を与える。
【0022】操作 カートリッジの使用 本発明のカートリッジを操作するため、ユーザは、カー
トリッジから1つ以上のトレイを取り出し、それらのト
レイの各々に光ディスクを載せる。ディスクを載せた所
望のトレイを用意した後に、トレイは、カートリッジ1
00に挿入して戻される。次に、ユーザは、カートリッ
ジ100を光ディスク・ドライブにスライドさせる。カ
ートリッジ100が光ディスク・ドライブに挿入される
と、カートリッジ・シェル102のほとんどが視野から
隠れ、面103(図1等参照)のみが露出する。
【0023】次に、光ディスク・ドライブの機械装置
は、トレイ104〜108の1つを選択し、カートリッ
ジ100から選択されたトレイを引き抜く。選択された
トレイに存在するディスクは、高速度でディスクを回転
するスピンドル(図示せず)によって位置を持ち上げら
れる。次に、光ディスク・ドライブの回路(図示せず)
は、ホスト計算機システムによって与えられた命令にし
たがって光ディスクにデータ信号を書き込みまたは光デ
ィスクからデータ信号を読み取る。
【0024】アクティベーションと解除:書き込み保護
と書き込み可能 ユーザは、光ディスク・ドライブにカートリッジ100
を挿入する前または後に書き込み保護を可能または不可
能にできる。どちらの場合も、これは、所望するように
作動穴400または解除穴401に適当な大きさの偏向
ピンを挿入することによって行われる。“書き込み保
護”状態は、以下に述べるように、光ディスク・ドライ
ブの回路によって、解除位置212または作動位置21
4によって示すことができる。例示的な説明では、作動
位置214が、“書き込み保護”状態に対応するのに対
して、解除位置212は、ここでは“書き込み可能”状
態に対応する。
【0025】この構成により、ディスクを書き込み保護
することを望むユーザは、適切なトレイに対応する作動
穴400に適当な大きさの偏向ピンを挿入する。ピン4
04がフラグ208に接触すると、ピン404は、作動
位置214に向かってフィンガ204を変形して回動さ
せる。この移行の際に、先端部210は、フィンガ20
4と戻り止め216との間の圧力が増加するにつれて、
最初に急な勾配222に沿って、次に緩やかな勾配22
4に沿ってスライドする。ピン404が、最終的に先端
部210が係止部220を越える点までフィンガ204
を動かすと、戻り止め216は、フィンガ204に向か
ってスナップし、先端部210は係止部220でロック
される。ここで、フィンガ204は、“書き込み保護”
指示に対応する作動位置214にロックされる。
【0026】一方、ディスクを書き込み可能にすること
を望むユーザは、適切なトレイに対応する解除穴401
に適当な大きさの偏向ピン405を挿入しなければなら
ない。ピン405が戻り止め216に接触すると、ピン
405は、フィンガ204から離れるように戻り止め2
16を変形して回動させる。係止部220が先端部21
0を越えると、フィンガ204の弾性は、解除位置21
2にフィンガ204をスナップして戻す。ピン405が
穴401から引き抜かれると、戻り止め216の弾性
は、フィンガ204の方向に戻り止め216を動かして
戻し、傾斜部218は、再び先端部210に接触する。
【0027】書き込み保護回路 図6を参照すれば、光ディスク・ドライブ(図示せず)
は、光ドライブがカートリッジ100からトレイを引き
抜いた後に、トレイの書き込み保護機構202を介して
下向きに光ビーム600を放射するのに最適に配置され
る光電子回路を備えるのが好適である。光ディスク・ド
ライブの回路は、フラグ208が光ビーム600を遮断
するか否かにしたがって、ディスク110の書き込み保
護状態を決定する。この理由のため、フラグ208は、
不透明な材料で構成するのが好適である。
【0028】光電子回路は発光素子602および光検出
素子604を備えている。一実施例では、発光素子60
2は、小さい拡がり角で集束光ビームを発生する発光ダ
イオードにより構成されている。レーザ・ダイオード、
白熱電球または他の適切なデバイスのような他の発光素
子に置き換えることができる。一実施例では、光検出素
子604は、発光素子602によって発生された光の波
長に感応するフォト・トランジスタにより構成されてい
る。しかしながら、フォト・ダイオードまたは他の適切
な光検出デバイスのような他の光検出素子に置き換える
ことができる。
【0029】前記実施例では、素子602,604は、
フィンガ204が作動位置214にあるときに、フラグ
208が光ビーム600を遮断するように配置されてい
る。この構成では、光ビーム600の遮断は、ディスク
110が書き込み保護されていると指定されていること
を示す。あるいはまた、素子602,604は、フィン
ガ204が解除位置212にあるときにのみ、光ビーム
600を遮断するように配置することもできる。ここで
は、光ビーム600の透過は、ディスク110が書き込
み保護されていることを示す。あるいはまた、ユーザ
は、フィンガ204の解除位置212が、所望するよう
に、遮断されたあるいは遮断されない光ビーム600に
対応して書き込み保護指示を表すように指定することが
できる。
【0030】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)計算機システムのディスク・ドライブで使用され
る機械可読データ記憶ディスクを保持するトレイにおい
て、前記トレイは、ディスク・ドライブにスライドして
挿入されるように形成されているカートリッジ内に収容
されるように形成され、前記トレイは、ディスクの保護
状態の機械可読指示を選択的に与える書き込み保護機構
を備え、前記書き込み保護機構は、ユーザによって手作
業で加えられる圧力に応じて指示を変えるユーザ作動の
受け部材を有し、前記受け部材は、カートリッジがディ
スク・ドライブから取り出されているとき、またはカー
トリッジがディスク・ドライブに挿入されているときに
アクセスできるように配置されている、トレイ。 (2)計算機システムのディスク・ドライブで使用され
る機械可読データ記憶ディスクを保持するトレイにおい
て、前記トレイは、ディスク・ドライブにスライドして
挿入されるように形成されているカートリッジ内に収容
されるように形成され、前記トレイは、カートリッジが
ディスク・ドライブに完全に挿入されているときに露出
する面と、トレイがカートリッジに収容されているとき
に前記面に接近して配置される外部エッジと、ディスク
の保護状態の機械可読指示を選択的に与える書き込み保
護機構とを備え、前記書き込み保護機構は、ユーザによ
って手作業で加えられる圧力に応じて指示を変えるユー
ザ作動の受け部材を有し、前記受け部材は、トレイの外
部エッジに沿って配置されている、トレイ。 (3)トレイは実質的に平坦であり、書き込み保護機構
は、トレイに取り付けられ、フィンガに加えられる圧力
に応じて第1の位置と第2の位置の間でトレイに平行な
平面で回動的に変形する弾性フィンガと、トレイに取り
付けられ、フィンガに面する内向きの係止部を持った傾
斜部を備える弾性戻り止めとを備え、戻り止めとトレイ
との間の結合が、傾斜部をフィンガに向けて動かし、第
1の位置から第2の位置へフィンガが回動的に変位する
間に、傾斜部をフィンガにスライドして接触させ、前記
係止部が、フィンガが係止部を越えてスライドすると第
2の位置にフィンガを保ち、前記戻り止めが、回動的に
変形し、フィンガから離れる方向に戻り止めに加えられ
た圧力に応じてフィンガを解除する、上記(2)に記載
のトレイ。 (4)フィンガが、トレイに連結された弾性基部と、先
端部と、先端部と基部との間に設けられたフラグとを備
える、上記(3)に記載のトレイ。 (5)戻り止めが、トレイに連結された弾性基部と、当
該基部に取り付けられ、先端部を受ける大きさの溝をそ
の中に定め、外側端と内側端とを有する傾斜部と、傾斜
部の内側端に接近して設けられた係止部とを備える、上
記(4)に記載のトレイ。 (6)トレイがカートリッジ内に収容されると、カート
リッジ面は書き込み保護機構を覆い隠し、カートリッジ
面は、その中に第1の偏向ピンを受け入れる第1の穴を
定め、フィンガは、第1の穴を介したフィンガに対する
第1の偏向ピンの十分な伸長に応じて第1の位置から第
2の位置に移動できる、上記(3)に記載のトレイ。 (7)第1の穴はフラグに位置合わせされ、フィンガ
は、第1の穴を介したフラグに対する第1の偏向ピンの
十分な伸長に応じて第1の位置から第2の位置に移動で
きる、上記(6)に記載のトレイ。 (8)トレイがカートリッジ内に収容されると、カート
リッジ面は書き込み保護機構を覆い隠し、カートリッジ
面は、戻り止めに位置合わせされた第2の穴をその中に
定めて第2の偏向ピンを受け入れ、前記戻り止めは、フ
ィンガから離れるように移動して第2の穴を介した戻り
止めに対する第2の偏向ピンの十分な伸長に応じて係止
部からフィンガを解除することができる、上記(3)に
記載のトレイ。 (9)第2の偏向ピンを更に備える、上記(6)に記載
のトレイ。 (10)第1の偏向ピンを更に備える、上記(8)に記
載のトレイ。 (11)書き込み保護機構がプラスチック材料よりな
る、上記(2)に記載のトレイ。 (12)書き込み保護機構がポリカーボネート材料より
なる、上記(11)に記載のトレイ。 (13)書き込み保護機構の少なくとも一部分が不透明
材料よりなる、上記(2)に記載のトレイ。 (14)フラグが不透明材料よりなる、上記(4)に記
載のトレイ。 (15)カートリッジを更に備える、上記(2)に記載
のトレイ。 (16)トレイがカートリッジに収容されるときにカー
トリッジが書き込み保護機構に位置合わせされる視界窓
を、カートリッジが備える、上記(15)に記載のトレ
イ。 (17)トレイによって保持することができるデータ記
憶ディスクが、光ディスクよりなる、上記(2)に記載
のトレイ。 (18)計算機システムの少なくとも1つのディスク・
ドライブで用いられる機械可読データ記憶ディスクを収
納するカートリッジにおいて、所定数のトレイを収納し
および移動し、ディスク・ドライブに挿入されると露出
する面を有するカートリッジ・シェルと、少なくとも1
つのトレイとを備え、前記トレイはカートリッジ・シェ
ルに収容されるように形成され、各トレイは、カートリ
ッジ内に収容されるときに前記面に接近して配置される
外部エッジを有し、また、関係のあるディスクの保護状
態の機械可読指示を選択的に与える対応する書き込み保
護機構を有し、前記書き込み保護機構の各々は、ユーザ
によって手作業で加えられた圧力に応じて対応するトレ
イの指示を変えるユーザ作動の受け部材を有し、前記受
け部材は、対応するトレイの外部エッジに沿って配置さ
れており、カートリッジ・シェルは、個々のトレイのデ
ィスクが前記少なくとも1つのディスク・ドライブによ
ってアクセスされないときはトレイを収容している、カ
ートリッジ。 (19)カートリッジ・シェルが、所定数のトレイの各
々に対して、トレイの受け部材に位置合わせされた作動
穴と解除穴をその中に定めている、上記(18)に記載
のカートリッジ。 (20)カートリッジ内に収納できるデータ記憶ディス
クが光ディスクよりなる、上記(18)に記載のカート
リッジ。 (21)所定数のトレイが1つである、上記(18)に
記載のカートリッジ。 (22)光ディスク・ドライブと、光ディスク・ドライ
ブ内に配置され、データをアクセスするために光ディス
ク・ドライブによってカートリッジから引き抜かれたト
レイの所定の領域に光ビームを透過する発光素子および
光検出素子と、光ビームが遮断されているかどうかを調
べることによってディスクの保護状態を確認する書き込
み保護回路とを備える、上記(20)に記載のカートリ
ッジ。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーを取り除いた本発明の光ディスク・カー
トリッジの斜視図である。
【図2】本発明のトレイの部分平面図である。
【図3】本発明のトレイの部分斜視図である。
【図4】本発明のカートリッジの部分断面図と本発明の
トレイの平面図である。
【図5】本発明のカートリッジの斜視図である。
【図6】本発明によるトレイ、ディスク、書き込み保護
機構および光ディスク・ドライブの光電子部品の斜視図
である。
【符号の説明】
100 光ディスク・カートリッジ 102 カートリッジ・シェル 103 面 104〜108 トレイ 110 光ディスク 201 外部エッジ 202 書き込み保護機構 204 フィンガ 206 基部 208 フラグ 210 先端部 212 解除位置 214 作動位置 216 戻り止め 217 基部 218 傾斜部 220 係止部 222,224 勾配 400 作動穴 401 解除穴 404,405 偏向ピン 500 カバー 502 視界窓 600 光ビーム 602 発光素子 604 光検出素子

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機システムのディスク・ドライブで使
    用される機械可読データ記憶ディスクを保持するトレイ
    において、 前記トレイは、ディスク・ドライブにスライドして挿入
    されるように形成されているカートリッジ内に収容され
    るように形成され、前記トレイは、ディスクの保護状態
    の機械可読指示を選択的に与える書き込み保護機構を備
    え、前記書き込み保護機構は、ユーザによって手作業で
    加えられる圧力に応じて指示を変えるユーザ作動の受け
    部材を有し、前記受け部材は、カートリッジがディスク
    ・ドライブから取り出されているとき、またはカートリ
    ッジがディスク・ドライブに挿入されているときにアク
    セスできるように配置されている、トレイ。
  2. 【請求項2】計算機システムのディスク・ドライブで使
    用される機械可読データ記憶ディスクを保持するトレイ
    において、 前記トレイは、ディスク・ドライブにスライドして挿入
    されるように形成されているカートリッジ内に収容され
    るように形成され、前記トレイは、カートリッジがディ
    スク・ドライブに完全に挿入されているときに露出する
    面と、トレイがカートリッジに収容されているときに前
    記面に接近して配置される外部エッジと、ディスクの保
    護状態の機械可読指示を選択的に与える書き込み保護機
    構とを備え、前記書き込み保護機構は、ユーザによって
    手作業で加えられる圧力に応じて指示を変えるユーザ作
    動の受け部材を有し、前記受け部材は、トレイの外部エ
    ッジに沿って配置されている、トレイ。
  3. 【請求項3】トレイは実質的に平坦であり、書き込み保
    護機構は、 トレイに取り付けられ、フィンガに加えられる圧力に応
    じて第1の位置と第2の位置の間でトレイに平行な平面
    で回動的に変形する弾性フィンガと、 トレイに取り付けられ、フィンガに面する内向きの係止
    部を持った傾斜部を備える弾性戻り止めとを備え、戻り
    止めとトレイとの間の結合が、傾斜部をフィンガに向け
    て動かし、第1の位置から第2の位置へフィンガが回動
    的に変位する間に、傾斜部をフィンガにスライドして接
    触させ、前記係止部が、フィンガが係止部を越えてスラ
    イドすると第2の位置にフィンガを保ち、前記戻り止め
    が、回動的に変形し、フィンガから離れる方向に戻り止
    めに加えられた圧力に応じてフィンガを解除する、請求
    項2記載のトレイ。
  4. 【請求項4】フィンガが、 トレイに連結された弾性基部と、 先端部と、 先端部と基部との間に設けられたフラグとを備える、請
    求項3記載のトレイ。
  5. 【請求項5】戻り止めが、 トレイに連結された弾性基部と、 当該基部に取り付けられ、先端部を受ける大きさの溝を
    その中に定め、外側端と内側端とを有する傾斜部と、 傾斜部の内側端に接近して設けられた係止部とを備え
    る、請求項4記載のトレイ。
  6. 【請求項6】トレイがカートリッジ内に収容されると、
    カートリッジ面は書き込み保護機構を覆い隠し、カート
    リッジ面は、その中に第1の偏向ピンを受け入れる第1
    の穴を定め、フィンガは、第1の穴を介したフィンガに
    対する第1の偏向ピンの十分な伸長に応じて第1の位置
    から第2の位置に移動できる、請求項3記載のトレイ。
  7. 【請求項7】第1の穴はフラグに位置合わせされ、フィ
    ンガは、第1の穴を介したフラグに対する第1の偏向ピ
    ンの十分な伸長に応じて第1の位置から第2の位置に移
    動できる、請求項6記載のトレイ。
  8. 【請求項8】トレイがカートリッジ内に収容されると、
    カートリッジ面は書き込み保護機構を覆い隠し、カート
    リッジ面は、戻り止めに位置合わせされた第2の穴をそ
    の中に定めて第2の偏向ピンを受け入れ、前記戻り止め
    は、フィンガから離れるように移動して第2の穴を介し
    た戻り止めに対する第2の偏向ピンの十分な伸長に応じ
    て係止部からフィンガを解除することができる、請求項
    3記載のトレイ。
  9. 【請求項9】第2の偏向ピンを更に備える、請求項6記
    載のトレイ。
  10. 【請求項10】第1の偏向ピンを更に備える、請求項8
    記載のトレイ。
  11. 【請求項11】書き込み保護機構がプラスチック材料よ
    りなる、請求項2記載のトレイ。
  12. 【請求項12】書き込み保護機構がポリカーボネート材
    料よりなる、請求項11記載のトレイ。
  13. 【請求項13】書き込み保護機構の少なくとも一部分が
    不透明材料よりなる、請求項2記載のトレイ。
  14. 【請求項14】フラグが不透明材料よりなる、請求項4
    記載のトレイ。
  15. 【請求項15】カートリッジを更に備える、請求項2記
    載のトレイ。
  16. 【請求項16】トレイがカートリッジに収容されるとき
    にカートリッジが書き込み保護機構に位置合わせされる
    視界窓を、カートリッジが備える、請求項15記載のト
    レイ。
  17. 【請求項17】トレイによって保持することができるデ
    ータ記憶ディスクが、光ディスクよりなる、請求項2記
    載のトレイ。
  18. 【請求項18】計算機システムの少なくとも1つのディ
    スク・ドライブで用いられる機械可読データ記憶ディス
    クを収納するカートリッジにおいて、 所定数のトレイを収納しおよび移動し、ディスク・ドラ
    イブに挿入されると露出する面を有するカートリッジ・
    シェルと、 少なくとも1つのトレイとを備え、前記トレイはカート
    リッジ・シェルに収容されるように形成され、各トレイ
    は、カートリッジ内に収容されるときに前記面に接近し
    て配置される外部エッジを有し、また、関係のあるディ
    スクの保護状態の機械可読指示を選択的に与える対応す
    る書き込み保護機構を有し、前記書き込み保護機構の各
    々は、ユーザによって手作業で加えられた圧力に応じて
    対応するトレイの指示を変えるユーザ作動の受け部材を
    有し、前記受け部材は、対応するトレイの外部エッジに
    沿って配置されており、 カートリッジ・シェルは、個々のトレイのディスクが前
    記少なくとも1つのディスク・ドライブによってアクセ
    スされないときはトレイを収容している、カートリッ
    ジ。
  19. 【請求項19】カートリッジ・シェルが、所定数のトレ
    イの各々に対して、トレイの受け部材に位置合わせされ
    た作動穴と解除穴をその中に定めている、請求項18記
    載のカートリッジ。
  20. 【請求項20】カートリッジ内に収納できるデータ記憶
    ディスクが光ディスクよりなる、請求項18記載のカー
    トリッジ。
  21. 【請求項21】所定数のトレイが1つである、請求項1
    8記載のカートリッジ。
  22. 【請求項22】光ディスク・ドライブと、 光ディスク・ドライブ内に配置され、データをアクセス
    するために光ディスク・ドライブによってカートリッジ
    から引き抜かれたトレイの所定の領域に光ビームを透過
    する発光素子および光検出素子と、 光ビームが遮断されているかどうかを調べることによっ
    てディスクの保護状態を確認する書き込み保護回路とを
    備える、請求項20記載のカートリッジ。
JP8018860A 1995-02-08 1996-02-05 書き込み保護機構付きトレイおよびそれを収納するカートリッジ Pending JPH08249854A (ja)

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