JPH08249054A - 遠方監視制御装置 - Google Patents

遠方監視制御装置

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JPH08249054A
JPH08249054A JP5564495A JP5564495A JPH08249054A JP H08249054 A JPH08249054 A JP H08249054A JP 5564495 A JP5564495 A JP 5564495A JP 5564495 A JP5564495 A JP 5564495A JP H08249054 A JPH08249054 A JP H08249054A
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JP5564495A
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Tomoji Ito
知二 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間にプロセス入力信号の変化があった場
合に、そのプロセス入力信号の状態変化の履歴を忠実に
プロセス出力に反映する。 【構成】 制御所に、テキストのデータ値を識別記号毎
に記憶するためのデータ値記憶手段(32)と、テキス
トのデータ値をテキストの一端から他端方向に抽出し、
抽出されたテキストのデータ値をデータ値記憶手段に識
別記号毎に上書きして記憶させる第1のテキスト抽出手
段と(32)、第1のテキスト抽出手段と反対方向にデ
ータ値を抽出する第2のテキスト抽出手段(32)と、
データ値記憶手段に記憶させられたデータ値に基づい
て、データ値記憶手段に識別記号毎に記憶されたデータ
値の識別記号に対応する出力回路から被制御対象にプロ
セス出力信号を出力するプロセス出力信号出力手段(2
2、23、24)とを付加した遠方監視制御装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地に設置された被
制御対象の監視制御を行なう遠方監視制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遠隔地に設置された被制御対象から入力
される入力信号により被制御対象の監視制御を行なうも
のとして遠方監視制御装置がある。図10は、遠方監視
制御装置の概略構成を示す図である。
【0003】同図に示すように、この遠方監視制御装置
は、被制御対象の状態を表わすn個のプロセス入力信号
を収集する被制御所1と、この被制御所と通信回線2で
接続され、被制御所で収集された情報をプロセス出力信
号として出力する制御所3とで構成されている。
【0004】図11は、遠方監視制御装置における被制
御所の構成を示す図である。同図に示すように、この被
制御所は、入力回路5−1〜5−n、比較回路6−1〜
6−n、記憶部7、送信タイミング時刻監視・制御部
8、送信データ編集部9、送信部10で構成されてい
る。
【0005】入力回路5−1〜5−nは、それぞれの入
力回路5−1〜5−nにてあらかじめ定められたプロセ
ス入力信号のみをデジタル入力する。比較回路6−1〜
6−nは、入力回路5−1〜5−nにてデジタル入力さ
れたプロセス入力信号と前回入力されたプロセス入力信
号とを一定周期、例えば、100[ms]周期のタイミ
ング信号が入力されたときに、対応する入力回路5−1
〜5−nから入力されるプロセス入力信号と前回の入力
信号の値とを比較して、プロセス入力信号の状態変化を
検出する。
【0006】記憶部7は、状変検出フラグ7−1と、状
変発生データ記憶部7−2とを備えている。状変検出フ
ラグ7−1は、各比較回路6−1〜6−nに入力された
プロセス入力信号の状態変化が検出されたか否かを示
す。
【0007】状変発生データ記憶部7−2は、図12に
示すように、識別記号とデータとを状変発生データ記憶
部へ時系列に記憶する。送信タイミング時刻監視・制御
部8は、送信タイミング信号を任意の周期、例えば60
[s]周期で記憶部7及び送信データ編集部9に出力す
る。
【0008】送信データ編集部9は、送信タイミング信
号が入力されると記憶部7の状変検出フラグ7−1に基
づいて、状態変化が検出されたか否かを判断し、状態変
化が検出されている場合、状変発生データ記憶部7−2
に時系列に記憶されているデータ及び識別番号を取り出
し、これらを図14に示すフォーマットに編集して出力
する。
【0009】テキストヘッダ部へ続く情報である部分の
数値は識別記号を表しており、ON/OFFはデータを
示している。なお、このテキストフォーマットは、被制
御所と制御所をHDLC(High level data link contr
ol;高水準データリンク制御)手順で通信する情報テキ
ストの一例であり、「JIS X5104」や「電気共
同研究 第47巻第2号 発変電所遠方監視制御 HD
LC型遠方監視制御装置;社団法人 電気共同研究会平
成3年9月発行」に記載されているものである。
【0010】同図において、Fはフラグシーケンス、A
はアドレス、Cは制御語、FCSは、誤り制御のための
シーケンスで、他の部分は情報を示している。このテキ
ストフォーマットは、調歩同期のテキストフォーマット
やIBMにより定められたBSC(Binary synchronous
communication;2進データ同期通信)手順のテキスト
フォーマットでもよい。
【0011】また、被制御所から制御所へのデータ及び
識別番号の別の送信方法として、プロセス入力信号の状
態変化が検出された時に、直ちに自発的にデータ伝送を
行なう方法がある。この方法の場合、短時間に複数の入
力信号或いは、同じ入力信号に複数回の変化を検出する
と、その都度、テキストに編集して送信する。
【0012】送信部10は、送信データ編集部9から出
力されたデータを通信回線を介して制御所に出力する。
なお、各入力信号に対して、状変検定を実施毎にプロセ
ス入力した信号を前回の入力信号記憶部へ格納すること
はいうまでもない。また、状変発生データ記憶部からデ
ータ及び識別番号を取り出して、制御所へ送信した後
は、状変検出フラグ7−1を初期化して、以後、プロセ
ス入力信号の状態変化の検定が継続して行なわれる。
【0013】図13は、従来の遠方監視制御装置におけ
る制御所の構成を示す図である。被制御所の送信部10
から送信された送信データは、受信部21にて受信さ
れ、プロセス出力制御部22にて、図14に示した送信
データのテキストフォーマットの(a)の矢印方向に順
次処理が行なわれる。
【0014】そして、テキストに含まれる識別記号に基
づいて、データ処理が行なわれた入力信号が、受信デー
タ分配部23にて対応する出力回路24−1〜24−n
に分配され、出力回路24−1〜24−nから被制御対
象にプロセス出力信号として出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠方監視制御装
置においては、図14に示すように、同じ識別記号を持
つデータに複数回の状態変化が検出された場合、即ち、
短時間の間に複数回の状態変化が発生した場合には、被
制御所から制御所へその発生順位に従って1つのテキス
トへ編集して送信する。
【0016】このため、被制御所にて検出した瞬時の故
障状態信号、例えば、データがON→OFF→ONと変
化する場合、OFF→ON→OFFと変化した場合の状
態変化を制御所で無視してしまう結果となり、被制御所
で検出した被制御対象の異常を検出することができな
い。
【0017】すなわち、テキストの終結に位置する最終
的な状態信号は認識することができるが、その他の入力
信号の状態変化は無視されてしまうという問題があっ
た。例えば、図14に示すテキストフォーマットの場
合、識別記号「3」の場合には、テキストの終結位置に
ある「OFF」を認識することができるが、開始位置の
「ON」が無視されてしまう結果となる。
【0018】また、識別記号「4」の場合も同様に、開
始位置の「OFF」が無視されてしまう結果となる。本
発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、短時間
にプロセス入力信号の変化があった場合に、そのプロセ
ス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に反
映することのできる遠方監視制御装置を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】従って、まず、上記目的
を達成するために請求項1に係る発明は、被制御所にお
いて所定周期で収集された被制御対象の状態を表わす複
数のプロセス入力信号の状態変化発生時におけるプロセ
ス入力信号のデータと前記プロセス入力信号に対応する
識別記号を時系列にテキストに編集して前記被制御所か
ら制御所に送信し、制御所において前記識別記号に対応
する出力回路から前記被制御対象に、この受信されたテ
キストに基づくプロセス出力信号を出力して前記被制御
対象を監視・制御する遠方監視制御装置において、前記
制御所に、前記テキストのデータを識別記号毎に記憶す
るためのデータ記憶手段と、前記テキストのデータを前
記テキストの一端から他端方向に抽出し、抽出された前
記テキストのデータを前記データ記憶手段に識別記号毎
に上書きして記憶させる第1のテキスト抽出手段と、前
記テキストのデータを前記テキストの前記他端から前記
一端方向に抽出し、抽出された前記テキストのデータを
前記データ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶させ
る第2のテキスト抽出手段と、前記第1のテキスト抽出
手段により、前記データ記憶手段に記憶させられたデー
タに基づいて、前記データ記憶手段に記憶されたデータ
の識別記号に対応する前記出力回路から前記被制御対象
にプロセス出力信号を出力する第1のプロセス出力信号
出力手段と、前記第2のテキスト抽出手段により、前記
データ記憶手段に記憶させられたデータに基づいて、前
記データ記憶手段に記憶されたデータの識別記号に対応
する前記出力回路から前記被制御対象にプロセス出力信
号を出力する第2のプロセス出力信号出力手段とを付加
した遠方監視制御装置である。
【0020】また、請求項2に係る発明は、被制御所に
おいて所定周期で収集された被制御対象の状態を表わす
複数のプロセス入力信号の状態変化発生時におけるプロ
セス入力信号のデータと前記プロセス入力信号に対応す
る識別記号を時系列にテキストに編集して前記被制御所
から制御所に送信し、制御所において前記識別記号に対
応する出力回路から前記被制御対象に、この受信された
テキストに基づくプロセス出力信号を出力して前記被制
御対象を監視・制御する遠方監視制御装置において、前
記制御所に、前記テキストのデータを識別記号毎に記憶
するためのデータ記憶手段と、前記テキストのデータを
前記テキストの一端から他端方向に抽出し、最初に抽出
された前記テキストのデータを前記データ記憶手段に識
別記号毎に記憶させる第1のテキスト抽出手段と、前記
テキストのデータを前記テキストの前記他端から前記一
端方向に抽出し、最初に抽出された前記テキストのデー
タを前記データ記憶手段に識別記号毎に記憶させる第2
のテキスト抽出手段と、前記第1のテキスト抽出手段に
より、前記データ記憶手段に記憶させられたデータに基
づいて、前記データ記憶手段に記憶されたデータの識別
記号に対応する前記出力回路から前記被制御対象にプロ
セス出力信号を出力する第1のプロセス出力信号出力手
段と、前記第2のテキスト抽出手段により、前記データ
記憶手段に記憶させられたデータに基づいて、前記デー
タ記憶手段に記憶されたデータの識別記号に対応する前
記出力回路から前記被制御対象にプロセス出力信号を出
力する第2のプロセス出力信号出力手段とを付加した遠
方監視制御装置である。
【0021】さらに、請求項3に係る発明は、被制御所
において所定周期で収集された被制御対象の状態を表わ
す複数のプロセス入力信号の状態変化発生時におけるプ
ロセス入力信号のデータと前記プロセス入力信号に対応
する識別記号を時系列にテキストに編集して前記被制御
所から制御所に送信し、制御所において前記識別記号に
対応する出力回路から前記被制御対象に、この受信され
たテキストに基づくプロセス出力信号を出力して前記被
制御対象を監視・制御する遠方監視制御装置において、
前記制御所に、前記テキストのデータを識別記号毎に記
憶するためのデータ記憶手段と、前記テキストのデータ
の受信回数を識別記号毎に記憶するための受信回数記憶
手段と、前記テキストのデータを前記テキストの一端か
ら他端方向に抽出し、抽出された前記テキストのデータ
を前記データ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶さ
せるデータ抽出手段と、前記テキストのデータを前記テ
キストの一端から他端方向に抽出し、前記テキストのデ
ータを抽出する毎に対応する前記受信回数記憶手段の受
信回数を歩進する受信回数歩進手段と、前記受信回数記
憶手段に記憶されている受信回数が奇数の場合には、対
応する前記データ記憶手段に記憶されたデータ、偶数の
場合には、前記データ記憶手段に記憶されたデータと反
対のデータに基づいて、対応する前記出力回路からプロ
セス出力信号を前記受信回数に達するまで前記プロセス
出力信号の値を交互に繰り返して前記被制御対象に出力
するプロセス出力信号出力手段とを付加した遠方監視制
御装置である。
【0022】さらに、請求項4に係る発明は、被制御所
において所定周期で収集された被制御対象の状態を表わ
す複数のプロセス入力信号の状態変化発生時におけるプ
ロセス入力信号のデータと前記プロセス入力信号に対応
する識別記号を時系列にテキストに編集して前記被制御
所から制御所に送信し、制御所において前記識別記号に
対応する出力回路から前記被制御対象に、この受信され
たテキストに基づくプロセス出力信号を出力して前記被
制御対象を監視・制御する遠方監視制御装置において、
前記制御所に、前記テキストのデータを識別記号毎に記
憶するためのデータ記憶手段と、前記テキストのデータ
の受信回数を識別記号毎に記憶するための受信回数記憶
手段と、前記テキストのデータを前記テキストの一端か
ら他端方向に抽出し、前記テキストのデータを抽出する
毎に前記データ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶
させるデータ抽出手段と、前記テキストのデータを前記
テキストの一端から他端方向に抽出し、抽出された前記
テキストのデータに対応する前記受信回数記憶手段の受
信回数を歩進する受信回数歩進手段と、前記受信回数記
憶手段に記憶されている受信回数が奇数の場合には、対
応する前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づい
て、前記出力回路より前記被制御対象にプロセス出力信
号を出力し、偶数の場合には、前記データ記憶手段に記
憶されたデータと反対の値に基づいて前記出力回路より
前記被制御対象にプロセス出力信号を出力し、その後、
前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、前
記出力回路より前記被制御対象にプロセス出力信号を出
力するプロセス出力信号出力手段とを付加した遠方監視
制御装置である。
【0023】
【作用】請求項1に係る発明は、第1のテキスト抽出手
段により、テキストのデータをテキストの一端から他端
方向に抽出し、抽出されたテキストのデータをデータ記
憶手段に識別記号毎に上書きして記憶させ、第2のテキ
スト抽出手段により、テキストのデータを前記テキスト
の前記他端から前記一端方向に抽出し、抽出されたテキ
ストのデータをデータ記憶手段に識別記号毎に上書きし
て記憶させる。そして、第1のプロセス出力信号出力手
段により、第1のテキスト抽出手段により、データ記憶
手段に記憶させられたデータに基づいて、データ記憶手
段に識別記号毎に記憶されたデータの識別記号に対応す
る出力回路から被制御対象にプロセス出力信号を出力
し、第2のプロセス出力信号出力手段により、第2のテ
キスト抽出手段により、データ記憶手段に記憶させられ
たデータに基づいて、データ記憶手段に識別記号毎に記
憶されたデータの識別記号に対応する出力回路から被制
御対象にプロセス出力信号を出力するので、短時間にプ
ロセス入力信号の変化があった場合に、そのプロセス入
力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に反映す
ることができ、その結果、被制御対象に対する監視・制
御を精度良く行なうことができる。
【0024】請求項2に係る発明は、第1のテキスト抽
出手段により、テキストのデータを前記テキストの一端
から他端方向に抽出し、最初に抽出されたテキストのデ
ータをデータ記憶手段に識別記号毎に記憶させ、第2の
テキスト抽出手段により、テキストのデータを前記テキ
ストの前記他端から前記一端方向に抽出し、最初に抽出
された前記テキストのデータを前記データ記憶手段に識
別記号毎に記憶させる。そして、第1のプロセス出力信
号出力手段により、第1のテキスト抽出手段により、デ
ータ記憶手段に記憶させられたデータに基づいて、デー
タ記憶手段に識別記号毎に記憶されたデータの識別記号
に対応する出力回路から被制御対象にプロセス出力信号
を出力し、第2のプロセス出力信号出力手段により、第
2のテキスト抽出手段により、データ記憶手段に記憶さ
せられたデータに基づいて、データ記憶手段に識別記号
毎に記憶されたデータの識別記号に対応する出力回路か
ら被制御対象にプロセス出力信号を出力するので、短時
間にプロセス入力信号の変化があった場合に、そのプロ
セス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に
反映することができ、その結果、被制御対象に対する監
視・制御を精度良く行なうことができる。
【0025】請求項3に係る発明は、プロセス出力信号
出力手段により、受信回数記憶手段に記憶されている受
信回数が奇数の場合には、対応するデータ記憶手段に記
憶されたデータ、偶数の場合には、データ記憶手段に記
憶されたデータと反対のデータに基づいて、対応する出
力回路からプロセス出力信号を受信回数に達するまで交
互に繰り返して被制御対象に出力するので、プロセス入
力信号の収集時間が比較的長い場合にも、プロセス入力
信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に反映する
ことのでき、被制御対象に対する監視・制御を精度良く
行なうことができる。
【0026】請求項4に係る発明は、プロセス出力信号
出力手段により、受信回数記憶手段に記憶されている受
信回数が奇数の場合には、対応するデータ記憶手段に記
憶されたデータに基づいて、出力回路より被制御対象に
プロセス出力信号を出力し、偶数の場合には、データ記
憶手段に記憶されたデータと反対の値に基づいて出力回
路より被制御対象にプロセス出力信号を出力し、その
後、データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、出
力回路より被制御対象にプロセス出力信号を出力するの
で、プロセス入力信号の収集時間が比較的長い場合に
も、プロセス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセ
ス出力に反映することのでき、被制御対象に対する監視
・制御を精度良く行なうことができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 <第1の実施例>図1は、本発明の第1の実施例に係る
遠方監視制御装置の制御所の構成を示す図である。被制
御所の構成は、図11に示した構成と同様である。
【0028】すなわち、従来の遠方監視制御装置の制御
所の構成と、本実施例の遠方監視制御装置の制御所と異
なる点は、受信データサーチ部31と、受信データ記憶
部32とを備えたことにある。
【0029】受信データサーチ部31は、被制御所の送
信部から出力され、通信回線を介して受信部21にて受
信された図14に示すテキストフォーマットの受信デー
タをテキストの配列順にサーチする。
【0030】受信データ記憶部32は、受信データサー
チ部31にてサーチされた受信データの情報を、図2
(a)に示すように、格納済みフラグと受信データとに
分けて記憶する。
【0031】次に、上述のごとく構成した本実施例の遠
方監視制御装置の制御所の動作について説明する。ま
ず、被制御所の送信部から送信された送信データは、通
信回線を介して受信部21にて受信される。受信部21
にて受信された受信データは、受信データサーチ部31
に出力されデータ処理が行なわれる。
【0032】以下、この受信データサーチ部31におけ
る受信データの処理動作について説明する。まず、デー
タ処理に先立ち、図2(a)に示す受信データ記憶部3
2の識別記号毎に設けられた格納済みフラグを初期化す
る。次に、受信データサーチ部31により、図14に示
す受信データのテキストに対して、第1回目は矢印
(b)の方向、即ち、受信データの終了位置から開始位
置の方向に順番に受信データを抽出し、この抽出された
受信データを、図2(a)に示すように受信データ記憶
部32の受信データ格納エリアに格納する。
【0033】このとき同時に、受信データサーチ部31
は、この受信データに対応する受信データ記憶部32の
識別記号に相当する格納済みフラグを「1」とする。そ
して、プロセス出力制御部22にて、受信データ記憶部
32に格納された格納済みフラグが「1」とされている
受信データに対して、受信データをプロセス出力信号と
して出力するための処理が行なわれる。
【0034】このデータ処理が行われた受信データは、
受信データ分配部23にて対応する出力回路24−1〜
24−nに分配され、出力回路24−1〜24−nから
被制御対象に対して、プロセス出力信号として出力され
る。
【0035】従って、図14に示すテキストに従って抽
出された受信データの値は、各出力回路24−1〜24
−nから以下に示すようなプロセス出力信号として出力
される。
【0036】 次に、所定時間経過後、たとえば、500[ms]経過
後、今度は、第1回目と同様の処理方法で、受信データ
サーチ部31が、図14に示したテキストフォーマット
に対して矢印(a)の方向、即ち、受信したテキストの
開始位置から終了位置の方向に順番に受信データを抽出
し、この抽出された受信データを図2(b)に示すよう
に受信データ格納エリアに格納する。
【0037】このとき同時に、受信データサーチ部31
は、受信データ記憶部32の識別記号に相当する格納済
みフラグを「1」とする。そして、プロセス出力制御部
22にて、受信データ記憶部32に格納された格納済み
フラグが「1」とされている受信データに対して、受信
データをプロセス出力信号として出力するための処理が
行なわれる。
【0038】このデータ処理が行われた受信データは、
受信データ分配部23にて対応する出力回路24−1〜
24−nに分配され、出力回路24−1〜24−nから
プロセス出力信号として出力される。
【0039】図14のテキストに従って抽出された第2
回目の受信データの値は、各出力回路24−1〜24−
nから以下に示すようなプロセス出力信号として出力さ
れる。
【0040】 従って、本実施例の遠方監視制御装置によれば、短時間
にプロセス入力信号の変化があった場合に、そのプロセ
ス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に反
映することができるので、被制御対象に対する監視・制
御を精度良く行なうことができる。 <第2の実施例>次に、本発明の第2の実施例に係る遠
方監視制御装置について説明する。
【0041】本実施例の遠方監視制御装置と、上述の第
1の実施例に係る遠方監視制御装置と異なる点は、受信
データ31及び受信データ記憶部32における受信デー
タの処理方法にある。
【0042】すなわち、上述の第1の実施例の遠方監視
制御装置においては、受信テキストにある識別記号に相
当する格納済みフラグを単に「1」にセットして、か
つ、データを受信データ記憶部32の受信データ格納領
域に格納しているが、本実施例の遠方監視制御装置にお
いては、格納済みフラグの内容を判断し、「0」である
と判断された場合には、該格納済みフラグを「1」にセ
ットして、且つデータを受信データ記憶部32の受信デ
ータ格納領域に格納する。
【0043】言い替えれば、格納済みフラグが「1」で
ある場合には、既に格納済みのために受信データを受信
データ格納領域に新たに上書きをしない。次に、本実施
例の遠方監視制御装置の動作について説明する。
【0044】まず、図14に示す受信したテキストを矢
印(a)の方向、即ち、受信したテキストの開始位置か
ら終了位置の方向に順番に受信データを抽出し、各識別
記号毎に得られた記号に対応する格納済みフラグが
「1」でなければ、「1」に設定する。
【0045】そして、格納済みフラグが「1」とされた
受信データが、上述の第1の実施例において述べたよう
に、対応する出力回路24−1〜24−nから出力され
るプロセス出力信号となる。
【0046】その後、同じ識別記号を得た場合には、既
に処理済みフラグが「1」であるために無効とする。即
ち、サーチして、最初に得られた値を各出力回路を出力
することになる。
【0047】従って、第1回目の受信データサーチ部3
1におけるサーチによって、各出力回路から出力される
値は、以下のようになる。 次に、所定時間経過後、たとえば、500[ms]経過
後、今度は、第1回目と同様の処理方法で、図14に示
す受信したテキストを矢印(b)の方向、即ち、受信し
たテキストの終了位置から開始位置の方向に順番に受信
データを抽出し、各識別記号毎に得られた記号に対応す
る格納済みフラグが「1」でなければ、「1」に設定す
る。
【0048】そして、格納済みフラグが「1」とされた
受信データが、上述の第1の実施例において述べたよう
に、対応する出力回路24−1〜24−nから出力され
るデータとなる。
【0049】その後、同じ識別記号を得た場合には、既
に処理済みフラグが「1」であるために無効とする。即
ち、サーチして、最初に得られた値を各出力回路を出力
することになる。
【0050】従って、第2回目の受信データサーチ部3
1におけるサーチによって、各出力回路から出力される
値は、以下のようになる。 従って、本実施例の遠方監視制御装置によっても、上述
の第1の実施例の遠方監視制御装置と同様に、短時間に
プロセス入力信号の変化があった場合に、そのプロセス
入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に反映
することができるので、被制御対象に対する監視・制御
を精度良く行なうことができる。 <第3の実施例>上述の第1の実施例に係る遠方監視制
御装置及び第2の実施例に係る遠方監視制御装置におい
ては、送信周期を比較的短い60[s]と設定し、1つ
のテキストにおけるプロセス入力信号の状態変化が2回
以内の場合を想定していた。
【0051】しかし、送信周期を比較的長い周期、例え
ば、3分に設定した場合には、1つのテキストにおい
て、プロセス入力信号の状態変化が複数回発生すること
もあり得る。
【0052】このような場合、上述の実施例の遠方監視
制御装置においては、プロセス入力信号の状態変化の履
歴を忠実にプロセス出力に反映することができない。本
実施例の遠方監視制御装置は、かかる場合にもプロセス
入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出力に反映
するものである。
【0053】すなわち、本実施例の遠方監視制御装置と
上述の実施例の遠方監視制御装置と異なる点は、受信デ
ータ記憶部32に、プロセス入力信号の状態変化の回数
及び最後に受信した受信データの値を受信データ記憶部
32の受信データ格納エリアに格納し、これらの値に基
づいてプロセス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロ
セス出力に反映する。
【0054】具体的には、受信データサーチ部31は、
受信データ記憶部32の受信データ格納領域に受信デー
タを上書きするとともに、受信回数を1つ増大させる。
受信データ記憶部は、プロセス入力信号の状態変化の受
信回数及びその時の受信データを記憶する。
【0055】次に、本実施例の遠方監視制御装置の動作
について説明する。まず、受信データサーチ部31が、
テキスト処理に先立ち、図4に示す受信データ記憶部3
2の識別記号毎に蓄えられた受信回数を初期化する。
【0056】次に、受信データサーチ部31により、図
3に示す受信データのテキストに対して、矢印(a)の
方向、即ち、受信データの開始位置から終了位置の方向
に順番に受信データを抽出し、この抽出された受信デー
タを、図4に示すように受信データ記憶部32の受信デ
ータ格納領域に格納するとともに、対応する受信回数を
1つ増加させる。
【0057】以下、具体的に、この処理について説明す
る。まず、受信データサーチ部31により、識別記号
「3」、受信データ「OFF」が抽出され、受信データ
記憶部の識別記号「3」に対応する受信回数を1つ増加
させて「1」とするとともに、受信データ格納領域に受
信データ「OFF」を上書きする。
【0058】次に、識別記号「4」、受信データ「OF
F」が抽出され、受信データ記憶部の識別記号「4」に
対応する受信回数を1つ増加させて「1」とするととも
に、受信データ格納領域に受信データ「OFF」を上書
きする。
【0059】次に、識別記号「3」、受信データ「O
N」が抽出され、受信データ記憶部の識別記号「3」に
対応する受信回数を1つ増加させて「2」とするととも
に、受信データ格納領域に受信データ「ON」を上書き
する。
【0060】次に、識別記号「7」、受信データ「O
N」が抽出され、受信データ記憶部の識別記号「7」に
対応する受信回数を1つ増加させて「1」とするととも
に、受信データ格納領域に受信データ「ON」を上書き
する。
【0061】以下、全てのテキストデータについて同様
の処理を行なうと、最終的に、受信データ記憶部には、
図4に示すような形で記憶が行なわれる。識別記号
「1」に対応する受信回数は「3」、データは「ON」
である。即ち、これらのデータにより、受信データが
「ON」→「OFF」→「ON」と受信されたことが示
されている。
【0062】そこで、出力回路24−1から、所定周期
の出力タイミング信号、例えば、500[ms]間隔の
出力タイミング信号に基づいて、「ON」→500ms
経過後→「OFF」→500ms経過後→「ON」と出
力する。
【0063】識別記号「2」に対応する受信回数は
「0」であるために出力回路24−2から出力は行なわ
れない。識別記号「3」に対応する受信回数は「5」、
データは「OFF」である。即ち、これらのデータによ
り、受信データが「OFF」→「ON」→「OFF」→
「ON」→「OFF」と受信されたことが示されてい
る。
【0064】そこで、出力回路24−3から、所定周期
の出力タイミング信号、例えば、500[ms]間隔の
出力タイミング信号に基づいて、「OFF」→500m
s経過後→「ON」→500ms経過後→「OFF」→
500ms経過後→「ON」→500ms経過後→「O
FF」と出力する。
【0065】識別記号「4」に対応する受信回数は
「4」、データは「ON」である。即ち、これらのデー
タにより、受信データが「OFF」→「ON」→「OF
F」→「ON」と受信されたことが示されている。
【0066】そこで、出力回路24−4から、所定周期
の出力タイミング信号、例えば、500[ms]間隔の
出力タイミング信号に基づいて、「OFF」→500m
s経過後→「ON」→500ms経過後→「OFF」→
500ms経過後→「ON」と出力する。
【0067】識別記号「5」に対応する受信回数は
「2」、データは「OFF」である。即ち、これらのデ
ータにより、受信データが「ON」→「OFF」と受信
されたことが示されている。
【0068】そこで、出力回路24−5から、所定周期
の出力タイミング信号、例えば、500[ms]間隔の
出力タイミング信号に基づいて、「ON」→500ms
経過後→「OFF」と出力する。
【0069】識別記号「6」に対応する受信回数は
「1」、データは「ON」である。即ち、これらのデー
タにより、受信データが「ON」と受信されたことが示
されている。
【0070】そこで、出力回路24−6から、「ON」
を出力する。識別記号「7」に対応する受信回数は
「5」、データは「ON」である。即ち、これらのデー
タにより、受信データが「ON」→「OFF」→「O
N」→「OFF」→「ON」と受信されたことが示され
ている。
【0071】そこで、出力回路24−7から、所定周期
の出力タイミング信号、例えば、500[ms]間隔の
出力タイミング信号に基づいて、「ON」→500ms
経過後→「OFF」→500ms経過後→「ON」→5
00ms経過後→「OFF」→「ON」と出力する。
【0072】なお、各出力回路からの出力は各データを
独自に出力する方法でも良く、或いは、図5に示すよう
に、同期をとって各出力回路からプロセス出力信号を出
力してもよい。
【0073】従って、本実施例の遠方監視制御装置によ
れば、プロセス入力信号の収集時間が比較的長い場合に
も、プロセス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセ
ス出力に反映することのできるので、被制御対象に対す
る監視・制御を精度良く行なうことができる。 <第4の実施例>本実施例の遠方監視制御装置と上述の
第3の実施例の遠方監視制御装置と異なる点は、プロセ
ス出力信号の出力する方式にある。
【0074】具体的には、本実施例の遠方監視制御装置
は、受信データ記憶部32に記憶されている受信回数が
奇数の場合には、該当するデータをそのまま出力する。
一方、偶数の場合には、記憶されているデータの値と反
対の値、即ち、記憶されているデータの値が「OFF」
であれば、「ON」、記憶されているデータの値が「O
N」であれば、「OFF」を予め出力する。
【0075】その後、例えば、500[ms]経過後、
受信データ格納部に記憶されているデータの値を再度出
力する。すなわち、プロセス入力信号の状態変化を最低
1回出力する方法である。
【0076】次に、本実施例の遠方監視制御装置の動作
について説明する。受信データ記憶部32に、受信回数
及び受信データを格納するまでの動作については、上述
の第3の実施例の遠方監視制御装置の動作で説明した動
作と同様である。
【0077】図4に示すように、識別記号「1」に対応
する受信回数は「3」と奇数であり、データは「ON」
である。従って、出力回路24−1からは「ON」のプ
ロセス出力が出力される。
【0078】識別記号「2」に対応する受信回数は
「0」であるから出力回路24−2からはプロセス出力
は出力されない。識別記号「3」に対応する受信回数は
「5」と奇数であり、データは「OFF」である。従っ
て、出力回路24−3からは「OFF」のプロセス出力
が出力される。
【0079】識別記号「4」に対応する受信回数は
「4」と偶数であり、データは「ON」である。従っ
て、出力回路24−4からのプロセス出力は、「OF
F」→500ms経過後→「ON」と出力する。
【0080】識別記号「5」に対応する受信回数は
「2」と偶数であり、データは「OFF」である。従っ
て、出力回路24−5からのプロセス出力は、「ON」
→500ms経過後→「OFF」と出力する。
【0081】識別記号「6」に対応する受信回数は
「1」と奇数であり、データは「ON」である。従っ
て、出力回路24−6から「ON」を出力する。識別記
号「7」に対応する受信回数は「5」と奇数であり、デ
ータは「ON」である。従って、出力回路24−7から
は「ON」のプロセス出力が出力される。
【0082】図6は、各出力回路から出力されるプロセ
ス出力信号の出力状態を説明するための図である。ま
た、図7に示すように、このプロセス出力信号の出力方
法は、前回出力したデータの値と同じ値を出力する場合
には、再度、同じ値を出力しない方法を採用してもよ
い。
【0083】この場合、各出力回路に前回出力データ
と、今回の出力データとの相違を比較する比較回路を各
出力回路に有し、この比較回路における比較判定の結
果、相違がある場合に限りプロセス出力を出力する。
【0084】なお、図7に示したプロセス出力の方法
は、他の実施例において述べた遠方監視制御装置につい
て適用することができる。従って、本実施例の遠方監視
制御装置によれば、プロセス入力信号の収集時間が比較
的長い場合にも、プロセス入力信号の状態変化をプロセ
ス出力に反映することができるので、被制御対象に対す
る監視・制御を精度良く行なうことができる。 <第5の実施例>本実施例の遠方監視制御装置と上述の
実施例における遠方監視制御装置と異なる点は、被制御
所の構成にある。
【0085】具体的には、図11に示した被制御所にお
ける記憶部7を図8に示すように構成する。すなわち、
記憶部7は、プロセス入力信号の状態変化の回数を記憶
する状態変化検出回数記憶部、入力データの値を記憶す
る入力データ記憶部で構成される。
【0086】次に、この被制御所の動作について説明す
る。まず、処理に処理に先立ち、記憶部7の状変検出フ
ラグ7−1を「0」、状変発生データ記憶部7−2を
「0」に初期化する。
【0087】プロセス入力信号の状態変化を検出する
と、対応する識別記号の状態変化検出回数記憶部の値を
歩進するとともに、プロセス入力信号の値を入力データ
記憶部に記憶する。このとき、同時に記憶部7の状変検
出フラグ7−1を「1」とする。
【0088】以後、送信タイミングに達するまでこの処
理を行なう。図8は、送信タイミングに達したときの記
憶部7の構成を示している。すなわち、 識別記号−1 (OFF)→ON→OFF→ONと3回の状態変化を検出した 。
【0089】 2 変化検出無し 3 (ON)→OFF→ON→OFF→ON→OFFと5回の状態 変化を検出した。
【0090】 4 (ON)→OFF→ON→OFF→ONと4回の状態変化を検 出した。 5 (OFF)→ON→OFFと2回の状態変化を検出した。
【0091】 6 (OFF)→ONと1回の状態変化を検出した。 7 (OFF)→ON→OFF→ON→OFF→ONと5回の状態 変化を検出した。
【0092】 ・ ・ ・ ことを示している。
【0093】そして、送信タイミングに達すると状変検
出フラグが「1」であれば、すなわち、状態変化が状変
発生データ記憶部7−2に記憶されている場合には、送
信データ編集部9にて状変発生データ記憶部7−2に記
憶されている状態変化検出回数と、入力データを識別記
号順に編集し、図9に示すテキストフォーマットで制御
所へ送信する。
【0094】このデータの送信と同時に、被制御所にお
いて状態変化検出を継続するために、状態変化検出回数
と、状変検出フラグを初期化する。なお、送信タイミン
グ時に状変検出フラグが「0」、すなわち、状態変化が
状変発生データ記憶部に記憶されていない場合には、送
信は行なわれない。
【0095】被制御所から送信され、制御所において受
信された図9に示すフォーマットの送信データは、受信
データ記憶部32に記憶される。この場合、図4に示す
受信回数記憶部の受信回数には、図8に示す状態変化検
出回数記憶部に記憶された状態変化検出回数が、図4に
示す受信データ記憶部の受信データの値には、図8に示
す入力データ記憶部の値が記憶される。
【0096】言い替えれば、被制御所の状変発生データ
記憶部に記憶された情報は、図9に示すテキストの形式
で送信され、この値が制御所の受信データ記憶部32に
記憶される。
【0097】以後のプロセス出力が出力されるに至るま
での動作は、上述の第1の実施例において説明した動作
と同様である。従って、本実施例の遠方監視制御装置に
よれば、短時間に入力信号の変化があった場合に、その
プロセス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出
力に反映することができるので、被制御対象に対する監
視・制御を精度良く行なうことができる。
【0098】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
短時間にプロセス入力信号の変化があった場合に、その
プロセス入力信号の状態変化の履歴を忠実にプロセス出
力に反映することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る遠方監視制御装置
の制御所の構成を示す図である。
【図2】同実施例における遠方監視制御装置の受信デー
タ記憶部における受信データの記憶状態を示す図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例に係る遠方監視制御装置
の被制御所にて収集された受信データを説明するための
図である。
【図4】同実施例における遠方監視制御装置の受信デー
タ記憶部における受信データの記憶状態を示す図であ
る。
【図5】同実施例における遠方監視制御装置の出力回路
から出力されるプロセス出力信号の状態を説明するため
の図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る遠方監視制御装置
の出力回路から出力されるプロセス出力信号の状態を説
明するための第1の説明図である。
【図7】同実施例における遠方監視制御装置の出力回路
から出力されるプロセス出力信号の状態を説明するため
の第2の説明図である。
【図8】本発明の第5の実施例における遠方監視制御装
置の被制御所における状変発生データ記憶部の構成を示
す図である。
【図9】同実施例における遠方監視制御装置の被制御所
から送信される送信データを示す図である。
【図10】遠方監視制御装置の概略構成を示す図であ
る。
【図11】従来の遠方監視制御装置における被制御所の
構成を示す図である。
【図12】従来の状変発生データ記憶部の記憶状態を示
す図である。
【図13】従来の遠方監視制御装置における制御所の構
成を示す図である。
【図14】被制御所に出力されるテキストフォーマット
を示す図である。
【符号の説明】 21…受信部、22…プロセス出力制御部、23…受信
データ分配部、24−1〜24−n…出力回路、31…
受信データサーチ部、32…受信データ記憶部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御所において所定周期で収集された
    被制御対象の状態を表わす複数のプロセス入力信号の状
    態変化発生時におけるプロセス入力信号のデータと前記
    プロセス入力信号に対応する識別記号を時系列にテキス
    トに編集して前記被制御所から制御所に送信し、制御所
    において前記識別記号に対応する出力回路から前記被制
    御対象に、この受信されたテキストに基づくプロセス出
    力信号を出力して前記被制御対象を監視・制御する遠方
    監視制御装置において、 前記制御所に、 前記テキストのデータを識別記号毎に記憶するためのデ
    ータ記憶手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの一端から他端方
    向に抽出し、抽出された前記テキストのデータを前記デ
    ータ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶させる第1
    のテキスト抽出手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの前記他端から前
    記一端方向に抽出し、抽出された前記テキストのデータ
    を前記データ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶さ
    せる第2のテキスト抽出手段と、 前記第1のテキスト抽出手段により、前記データ記憶手
    段に記憶させられたデータに基づいて、前記データ記憶
    手段に記憶されたデータの識別記号に対応する前記出力
    回路から前記被制御対象にプロセス出力信号を出力する
    第1のプロセス出力信号出力手段と、 前記第2のテキスト抽出手段により、前記データ記憶手
    段に記憶させられたデータに基づいて、前記データ記憶
    手段に記憶されたデータの識別記号に対応する前記出力
    回路から前記被制御対象にプロセス出力信号を出力する
    第2のプロセス出力信号出力手段とを付加したことを特
    徴とする遠方監視制御装置。
  2. 【請求項2】 被制御所において所定周期で収集された
    被制御対象の状態を表わす複数のプロセス入力信号の状
    態変化発生時におけるプロセス入力信号のデータと前記
    プロセス入力信号に対応する識別記号を時系列にテキス
    トに編集して前記被制御所から制御所に送信し、制御所
    において前記識別記号に対応する出力回路から前記被制
    御対象に、この受信されたテキストに基づくプロセス出
    力信号を出力して前記被制御対象を監視・制御する遠方
    監視制御装置において、 前記制御所に、 前記テキストのデータを識別記号毎に記憶するためのデ
    ータ記憶手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの一端から他端方
    向に抽出し、最初に抽出された前記テキストのデータを
    前記データ記憶手段に識別記号毎に記憶させる第1のテ
    キスト抽出手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの前記他端から前
    記一端方向に抽出し、最初に抽出された前記テキストの
    データを前記データ記憶手段に識別記号毎に記憶させる
    第2のテキスト抽出手段と、 前記第1のテキスト抽出手段により、前記データ記憶手
    段に記憶させられたデータに基づいて、前記データ記憶
    手段に記憶されたデータの識別記号に対応する前記出力
    回路から前記被制御対象にプロセス出力信号を出力する
    第1のプロセス出力信号出力手段と、 前記第2のテキスト抽出手段により、前記データ記憶手
    段に記憶させられたデータに基づいて、前記データ記憶
    手段に記憶されたデータの識別記号に対応する前記出力
    回路から前記被制御対象にプロセス出力信号を出力する
    第2のプロセス出力信号出力手段とを付加したことを特
    徴とする遠方監視制御装置。
  3. 【請求項3】 被制御所において所定周期で収集された
    被制御対象の状態を表わす複数のプロセス入力信号の状
    態変化発生時におけるプロセス入力信号のデータと前記
    プロセス入力信号に対応する識別記号を時系列にテキス
    トに編集して前記被制御所から制御所に送信し、制御所
    において前記識別記号に対応する出力回路から前記被制
    御対象に、この受信されたテキストに基づくプロセス出
    力信号を出力して前記被制御対象を監視・制御する遠方
    監視制御装置において、 前記制御所に、 前記テキストのデータを識別記号毎に記憶するためのデ
    ータ記憶手段と、 前記テキストのデータの受信回数を識別記号毎に記憶す
    るための受信回数記憶手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの一端から他端方
    向に抽出し、抽出された前記テキストのデータを前記デ
    ータ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶させるデー
    タ抽出手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの一端から他端方
    向に抽出し、前記テキストのデータを抽出する毎に対応
    する前記受信回数記憶手段の受信回数を歩進する受信回
    数歩進手段と、 前記受信回数記憶手段に記憶されている受信回数が奇数
    の場合には、対応する前記データ記憶手段に記憶された
    データ、偶数の場合には、前記データ記憶手段に記憶さ
    れたデータと反対のデータに基づいて、対応する前記出
    力回路からプロセス出力信号を前記受信回数に達するま
    で前記プロセス出力信号の値を交互に繰り返して前記被
    制御対象に出力するプロセス出力信号出力手段とを付加
    したことを特徴とする遠方監視制御装置。
  4. 【請求項4】 被制御所において所定周期で収集された
    被制御対象の状態を表わす複数のプロセス入力信号の状
    態変化発生時におけるプロセス入力信号のデータと前記
    プロセス入力信号に対応する識別記号を時系列にテキス
    トに編集して前記被制御所から制御所に送信し、制御所
    において前記識別記号に対応する出力回路から前記被制
    御対象に、この受信されたテキストに基づくプロセス出
    力信号を出力して前記被制御対象を監視・制御する遠方
    監視制御装置において、 前記制御所に、 前記テキストのデータを識別記号毎に記憶するためのデ
    ータ記憶手段と、 前記テキストのデータの受信回数を識別記号毎に記憶す
    るための受信回数記憶手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの一端から他端方
    向に抽出し、前記テキストのデータを抽出する毎に前記
    データ記憶手段に識別記号毎に上書きして記憶させるデ
    ータ抽出手段と、 前記テキストのデータを前記テキストの一端から他端方
    向に抽出し、抽出された前記テキストのデータに対応す
    る前記受信回数記憶手段の受信回数を歩進する受信回数
    歩進手段と、 前記受信回数記憶手段に記憶されている受信回数が奇数
    の場合には、対応する前記データ記憶手段に記憶された
    データに基づいて、前記出力回路より前記被制御対象に
    プロセス出力信号を出力し、偶数の場合には、前記デー
    タ記憶手段に記憶されたデータと反対の値に基づいて前
    記出力回路より前記被制御対象にプロセス出力信号を出
    力し、その後、前記データ記憶手段に記憶されたデータ
    に基づいて、前記出力回路より前記被制御対象にプロセ
    ス出力信号を出力するプロセス出力信号出力手段とを付
    加したことを特徴とする遠方監視制御装置。
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