JPH08248728A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08248728A
JPH08248728A JP7051054A JP5105495A JPH08248728A JP H08248728 A JPH08248728 A JP H08248728A JP 7051054 A JP7051054 A JP 7051054A JP 5105495 A JP5105495 A JP 5105495A JP H08248728 A JPH08248728 A JP H08248728A
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toner
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Yoshio Shoji
佳男 庄子
Satoshi Usui
聡 臼井
Akihiro Ida
明寛 井田
Kiyoshi Shigehiro
清 重廣
Shinichi Uchiumi
慎一 内海
Yoshinori Machida
義則 町田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写体ベルトをも含めた転写手段による
ニップ形状を規定し、転写/定着不良の発生を低減す
る。 【構成】 像担持体1上に書き込まれた所定色の静電潜
像を所定色の粉体トナーで順次現像してトナー像とする
カラー現像装置4,5,6,7 と、像担持体1上に形成された
色毎のトナー像を順次重ね転写してなる多色粉体トナー
像を保持する中間転写体ベルト12上に像担持体1上に形
成された色毎の粉体トナー像を静電的に順次重ね転写す
る一次転写手段9と、中間転写体ベルト12の転写層と同
一材からなる表面層17c を有し、記録用紙20を介して中
間転写体ベルト12の表面に圧接するごとく配置した圧接
ロール17a と、中間転写体ベルト12の背面から圧接ロー
ル17a に対向して配置されて凹形状に変形する耐熱性弾
性層25を少なくとも1層被覆した熱ロール16a とから構
成した二次転写手段17とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置にかか
り、特に像担持体上に形成された粉体トナー又は液体ト
ナーで現像した各色トナー像を中間転写体ベルト上に順
次一次静電転写して重畳した後、上記中間転写体ベルト
上の重畳トナー像を記録用紙に転写と共に同時定着する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた複写機やプリンタ
等の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体に形成
した静電潜像を粉体トナーあるいは液体トナーで現像し
てトナー像とし、これを記録用紙等の転写材に直接に、
あるいは中間転写体に一旦一次転写した後、これを記録
用紙等の転写材に二次転写し、加熱/加圧で定着して永
久画像を得るものである。
【0003】従来の中間転写体を用いたトナー像の転写
定着の例として、米国特許第2,990,278号明細
書に開示のものは、平滑面を有し、かつ、トナーとは機
械的に結合しない中間体転写ベルトに像担持体のトナー
像を静電的に一次転写し、熱線ヒーターでトナー像を溶
融させて粘着性を持たせた後、加熱してない記録用紙を
圧接して二次転写により転写/定着するようにしてい
る。そして、二次転写した記録用紙の剥離は、転写した
トナー像が固まってから行なう。
【0004】また、特開昭50−23234号公報で
は、一次転写を静電的に行なうか、圧力で行なうか不明
であるが、二次転写部において加熱/加圧の手段を有
し、感光体(像担持体)上に形成されたトナー像に用紙
を重ねて熱圧ロールで転写定着するものである。特開昭
49−78559号公報では、40dyn/cm以下の
表面エネルギーを有し、平滑で3〜70°の硬度と3.
1×10-3cal/cm2 /°C以下の熱溶量を有する
中間転写ベルト(シリコーンゴム、フルオロエラストマ
ー、ポリイミド、ステンレス、等)上のトナーを放射エ
ネルギーで選択的にトナー溶融温度以上に加熱し、急激
な圧力パルスで転写定着し、記録用紙は予熱しない。
【0005】特開昭57−23975号公報は、中間転
写体としてベース層がポリイミド、ポリイミドアミド、
金属ベルト、ポリエステルからなるベルトを用い、転写
層が付加重合タイプのシリコーンゴムを含有するものが
提案している。更に、特開平5−107950号公報に
よれば、中間転写体フィルムの抵抗値として108〜1
16Ωcm、特に好ましくは1010〜1014Ωcmとす
ることで高画質が得られる、と提案している。
【0006】特開昭57−41673号公報では、中間
転写体に一旦、圧力転写した後に熱圧力ローラの用紙搬
入側に板状発熱部材を配設して予熱を施している。さら
に、特開昭58−85467号公報によれば、熱ローラ
を金属または、その表面に熱伝導率を特定したアルミニ
ウム、ジュラルミン、ステンレス等の金属層を設け、圧
接ローラも金属層と熱伝導率を特定した樹脂、ポリエス
テル、ポリカーボ等を使用している。
【0007】特開昭63−34573号公報では、像担
持体である感光体ベルト上に形成された液体トナー像を
中間転写体上に転写ロールにより静電転写し、その後ト
ナー像を予熱して熱圧力により記録用紙転写定着する液
体現像トナー像の転写定着を行っている。特開昭63−
305375号公報によれば、光導電性表面上の液体ト
ナー像を記録用紙に静電転写するに際し、液体現像々の
電荷の極性と同じ極性の第一の電荷を記録用紙に加える
第一の手段と、第一の電荷を記録用紙に加えた後に液体
トナー像を記録用紙へ引きつけるために当該液体トナー
像の電荷の極性と反対の極性の第2の電荷を記録用紙に
加える第2の手段を設けた転写装置で画像をひきしめ、
高画質の転写画像を得るようにしている。
【0008】液体トナー現像剤を用いたものとして、さ
らに、特開平5−107950号公報によれば、コロナ
帯電器の放電巾にて中間転写体の移動方向入口側から下
流方向に向けて伸び、かつ中間転写体を押圧する誘電体
弾性シートを備えたものが提案されている。また、特開
平4−44073号公報によれば、吸液手段を備え、中
間転写体は使用しないが感光紙上の湿式トナー像の現像
液除去を行なった後に最終記録シートを加熱しながら熱
溶融転写同時定着する事を提案している。
【0009】上記吸液に関して、特開平3−80274
号公報によれば、湿式現像装置内に設けられ感光体に対
向して回動自在に設けられる中空部に負圧を与えられた
スポンジ製ローラによって感光体上の余剰現像液を除去
する構成としたものが提案されている。さらに、特開平
5−107950号公報によれば、高い転写定着効率を
目的として中間転写体にシリコーンオイル離型剤を塗布
している。
【0010】以上のように、粉体トナー像及び液体トナ
ー像の場合の中間転写体と転写定着同時処理に関する提
案が多数知られている。トナー画像が1色の場合には、
中間転写体の表面構成材料として、たとえば、シリコー
ンゴム材料が使われ、感光体上のトナー像に圧接させる
ことにより一次転写を行なうものが多く見られるが、多
色トナー像の場合には、静電転写が多く用いられる。こ
の種の静電転写の場合には、記録用紙中の含水率変化に
よる抵抗、容量変化による転写効率の不安定さ、トナー
飛散等画質不良を解決するため転写定着が採用されてい
る。
【0011】液体現像々の場合には、トナー粒子を分散
するキャリア液の機外への排出を減らすために余剰液を
吸液手段により除去するようにしているが、余剰液を除
去し過ぎると、二次転写が静電的にできないので転写/
定着方式を採用している。多色のトナー、すなわちカラ
ートナー像の場合はトナーをよく発色させるために、か
つ、用紙の種類に対応するために十分な熱量を与える必
要があり、記録用紙の表裏に熱源を配置する例や、トナ
ー像あるいは用紙を予熱する例が多く見られる。
【0012】一方、トナー材料として軟化点の低いロー
メルト性のトナーが一般的に使われている。このような
トナーは低い粘度特性を示し、混合発色は良好であるが
離型性が悪く、オフセット現象が発生しやすい。その主
たる原因は、中間転写体が十分に冷却されていないこ
と、用紙剥離のタイミングが悪いこと等が挙げられる
が、その他に転写/定着装置のニップ形状や中間転写体
表面の離型剤の種類に依存する点も大きい。
【0013】また、両面カラーコピーを必要とする時
に、第2面の転写/定着時に先のトナー像が再び転写/
定着ニップで溶融されるため、圧接ロール側も中間転写
体表面と同質の表面性でないと表面同質の画質とならな
い。図12は従来の感光体ドラムと中間転写体ベルトを
用いて粉体トナーで現像した第1色のトナー像の転写態
様を説明する模式図、図13は同じく第2色のトナー像
の転写態様を説明する模式図であって、1は像担持体で
ある感光体ドラム、9はコロナ放電器、12は中間転写
体ベルトである。
【0014】図12において、感光体ドラム1上に形成
された+電荷の静電潜像を−帯電の粉体トナーで可視化
してトナー像とする。この像は感光体ドラム1の回転で
転写部位に至る。転写部位にはコロナ放電器9が中間転
写体ベルト12の背面に配置されており、このコロナ放
電器9でトナー像と逆極性の+電界を印加することによ
り、感光体ドラム1上のトナー像が静電的に中間転写体
ベルト12に転写される。
【0015】図13においては、上記と同様にして形成
された第2色のトナー像を先に転写されている第1色の
トナー像に重ねて転写される。図14は従来の感光体ド
ラムと中間転写体ベルトを用いて液体トナーで現像した
第1色のトナー像の転写態様を説明する模式図、図15
は同じく第2色のトナー像の転写態様を説明する模式図
であって、8は転写ローラ、9はコロナ放電器である。
【0016】図14において、液体現像剤を用いたトナ
ー像は、そのキャリア液がトナー粒子の回りに存在して
いるため、そのままトナーと逆極性の電界で転写させよ
うとしてもしまりの無いぼけた画像となることが多い。
そのため、コロナ放電器9の上流にトナー像と同極性の
電界を与える転写ローラ8を設けてトナー粒子を感光体
ドラム1側に反発させた後、コロナ放電器9でトナーと
逆極性の電界を与えることによって感光体ドラム1上の
トナー像を中間転写体ベルト12に静電的に転写する。
【0017】図15においては、上記と同様にして形成
された第2色のトナー像を先に転写されている第1色の
トナー像に重ねて転写される。図16は中間転写体ベル
ト上に一次転写で重畳した3色のトナー像を記録用紙に
転写/定着する転写手段の構成を説明する模式図であっ
て、12は中間転写体ベルト、15は用紙送りローラ、
16aは加熱ローラ、17は転写手段、20は記録用
紙、21は3色トナー像である。
【0018】なお、17aは圧接ローラ、17bはコア
ロール、17cは表面層、22はコアロール、23は加
熱用のヒータである。同図において、転写手段17は熱
ローラ16aと圧接ローラ17aによって中間転写体ベ
ルト12を記録用紙20と共にニップし、記録用紙20
を中間転写体ベルト12上のトナー像に密着させてヒー
ター23内蔵の加熱ローラ16aにより中間転写体ベル
ト12上のトナー像を加熱溶融し、同時に圧接ローラ1
7aによって加圧されて記録用紙77に各色トナーを転
写/定着する。
【0019】なお、記録用紙20は転写手段17に給送
される直前に設けた予熱器19で予熱されてからトナー
像の転写が行われる。この転写/定着時に中間転写体ベ
ルト12の表面の離型性が悪かったり設定温度ニップ部
の形状が悪かったりすると転写定着がなされない、所謂
オフセット現象が起きたり、あるいは記録用紙が中間転
写体ベルトや圧接ローラに巻きついたりする。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
転写/定着部の構成では、トナーを溶融することでトナ
ー粘度が下がり、離型性が悪くなるという問題がある。
従って、中間転写体ベルトや圧接ローラの材料の選択や
圧接ローラと熱ローラによるニップ形状を適正に選定す
る必要がある。
【0021】中間転写体ベルトを用いた多重転写/定着
手段において、複数トナー像によるカラー画像の形成に
は、その定着時にトナーを加熱溶融させて発色させなけ
ればならない。そのため、軟化点の低いローメルト性の
トナーが一般的に使用される。しかしながら、この種の
トナーはよく軟化溶融するものの、一部が中間転写体ベ
ルト上に転移するオフセット現象や、記録用紙の巻きつ
き等、剥離不良が発生する。
【0022】また、上記の転写/定着工程において、加
熱温度を上げてトナーの発色を十分に行いたいが、感光
体ドラム等への熱の影響を考慮すると転写/定着装置の
温度を必要以上に高くしたくない。また、温度を低くし
た場合に、重畳した多色トナー層の用紙側の層を形成す
るトナーが溶けずにそのままコールドオフセットするこ
とがあるという問題があった。
【0023】さらに、感光体ドラムから中間転写体ベル
トへのトナー像の一次転写工程において、特に液体現像
像を転写する場合に画像のしまりの悪いボヤけた画質に
なってしまうという問題があった。またさらに、転写/
定着工程において、特に液体現像像を転写定着する場合
はキャリア液の蒸発により環境汚染を発生してしまうと
いう問題があった。
【0024】そして、転写/定着工程において、両面コ
ピーをとりたい時に中間転写体ベルトの表面と圧接ロー
ルの表面の材質が異なるために表裏の画質が異なってし
まうという問題があった。本発明の目的は、上記従来技
術の諸問題を解決しようとするものであり、中間転写体
ベルトをも含めた転写手段によるニップ形状を規定し、
転写/定着不良の発生を低減する画像形成装置を提供す
ることにある。
【0025】本発明の他の目的は、トナーの発色性が十
分な画質を得る事ができる画像形成装置を提供すること
にある。本発明の更に他の目的は、液体現像の場合にも
画質のよい、そして環境汚染のない画像形成装置を提供
することにある。本発明のさらにまた他の目的は、両面
コピー時においても、表裏で同質の画質が得られる画像
形成装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記各目的を達成するた
めに、本発明は転写定着装置として、感光体ドラム等の
像担持体上に形成された各色トナー像を順次中間転写体
ベルト上に第1の静電転写をした後、この中間転写体ベ
ルト上の多色トナー像を記録用紙に第2の転写をして最
終画像を得る装置において、前記第2の転写装置の構成
を中間転写体ベルトとこれを熱する熱ロールと記録用紙
を圧接させるための圧接ロールとで形成されるニップ形
状を、熱ロール側が凹む形状となることを特徴とするも
のである。
【0027】また、中間転写体ベルトと圧接ロールのす
くなくとも表面材料とを同じものにしたことを特徴とし
たものである。さらに、また、特に静電潜像を液体現像
剤で現像した場合においては、トナー像と同極性にバイ
アスされた第1の転写部材と逆極性にバイアスされた第
2の転写部材を配し、さらに転写/定着部の直前に余剰
液を吸液する吸液手段を設けたことを特徴とする。
【0028】そして、さらに、中間転写体ベルト上のト
ナー像の予熱手段として、転写定着部の直前にトナー像
予熱手段を配し、また用紙の予熱手段も設けたことを特
徴とする。すなわち、請求項1に記載の第1の発明は、
カラー画像信号の各色の静電潜像を順次書き込み、これ
を担持する像担持体1と、前記像担持体1上に書き込ま
れた所定色の静電潜像を所定色の粉体トナーで順次現像
してトナー像とするカラー現像装置4,5,6,7と、
前記像担持体1上に形成された色毎のトナー像を順次重
ね転写してなる多色粉体トナー像を保持する中間転写体
ベルト12と、前記中間転写体ベルト12上に前記像担
持体1上に形成された色毎の粉体トナー像を静電的に順
次重ね転写する一次転写手段9と、前記中間転写体ベル
ト12の転写層と同一材からなる表面層17cを有し、
記録用紙20を介して前記中間転写体ベルト12の表面
に圧接するごとく配置した圧接ロール17aと、前記中
間転写体ベルト12の背面から前記圧接ロール17aに
対向して配置されて前記圧接ロール17aの圧接力で凹
形状に変形する耐熱性弾性層25を少なくとも1層被覆
した熱ロール16aとから構成した二次転写手段17と
を備えたことを特徴とする。
【0029】また、請求項2に記載の第2の発明は、カ
ラー画像信号の各色の静電潜像を順次書き込み、これを
担持する像担持体1と、前記像担持体1上に書き込まれ
た所定色の静電潜像を所定色の液体トナーで順次現像し
てトナー像とするカラー現像装置4,5,6,7と、前
記像担持体1上に形成された色毎のトナー像を順次重ね
転写してなる多色液体トナー像を保持する中間転写体ベ
ルト12と、前記中間転写体ベルト12上に前記像担持
体1上に形成された色毎の液体トナー像を静電的に順次
重ね転写する一次転写手段9と、前記中間転写体ベルト
12の転写層と同一材からなる表面層17cを有し、記
録用紙20を介して前記中間転写体ベルト12の表面に
圧接するごとく配置した圧接ロール17aと、前記中間
転写体ベルト12の背面から前記圧接ロール17aに対
向して配置されて前記圧接ロール17aの圧接力で凹形
状に変形する耐熱性弾性層25を少なくとも1層被覆し
た熱ロール16aとから構成した二次転写手段17と、
前記二次転写手段17の直前において前記中間転写体ベ
ルト12に保持された多色液体トナー像を予備加熱する
オーブン14と、前記二次転写手段17の前記圧接ロー
ル17aと前記中間転写体ベルト12との間に給送され
る記録用紙20を前記二次転写手段17による二次転写
の直前で予備加熱する記録用紙加熱手段19を備えたこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0030】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
前記第1の発明または第2の発明における前記中間転写
体ベルト12が半導電性の弾性ゴム材からなるべース層
12aに被覆した半導電性の転写層12bからなり、前
記圧接ロール17aが金属製のコアロール17bの表面
に前記中間転写体ベルト12の転写層12bと同一材料
からなる弾性層12bを備えたことを特徴とする。
【0031】さらに、請求項4に記載の第4の発明は、
前記第1の発明、第2の発明または第3の発明におい
て、少なくとも前記中間転写ベルト12の表面層12b
と前記熱ロール16aの弾性層25の厚みを前記圧接ロ
ール17aの弾性層17cより厚くしてなることを特徴
とする。さらに、請求項5に記載の第5の発明は、前記
第4の発明における前記圧接ロール17aの弾性層17
cの硬度を20°以上としたことを特徴とする。
【0032】そして、請求項6に記載の第6の発明は、
前記第1の発明または第2の発明において、前記圧接ロ
ール17aの表面あるいは中間転写体ベルト12の表面
に下記一般式で表わされる離型剤を供給することを特徴
とする。
【0033】
【化2】
【0034】式中R1 は炭素数1〜5の1価の炭化水素
基、R2 は基−( CH2 )a−( NHCH2 CH2 )b−N
HR4(ただしR4 は水素原子または1価の炭化水素基、
aは1〜5の整数、bは0〜5の整数を表す) 、R3
1 と同一の基を表わすかまたはnが0の場合はR2
同一の基、mおよびnはそれぞれ10≦m≦1000、0≦n
≦10である。
【0035】また、請求項7に記載の第7の発明は、前
記第6の発明におけるR1 をCH3、R2 をCH2 CH
2 CH2 NH2 、R3 をCH3 、mを130、nを0.
1とした離型剤を供給することを特徴とする。さらに、
請求項8に記載の第8の発明は、像担持体上に液体トナ
ー現象により形成された各色液体トナー像を順次中間転
写体ベルト上に静電的に一次転写した後、前記中間転写
体ベルト上の多色液体トナー像を記録用紙に二次転写し
て最終画像を得る装置であって、前記一次転写を前記液
体トナー像の極性と同じ極性の静電界を印加する第1の
手段8と、前記第1の手段8の下流で前記液体トナー像
の極性と逆極性から成る静電界を印加する第2の手段9
とからなることを特徴とする。
【0036】そして、請求項9に記載の第9の発明は、
前記第8の発明において、前記第1の手段8が導電性ブ
レードであり、前記第2の手段がコロトロン装置である
ことを特徴とする。
【0037】
【作用】上記本発明の構成により、前記二次転写手段の
構成を中間転写ベルトとこれを加熱する熱ロールと記録
用紙を圧接させるための圧接ロールとで形成されるニッ
プ形状が熱ロール側を凹形状となるよう構成したことに
より、オフセット現象や記録用紙の巻き付き等の転写不
良の発生が低減される。
【0038】上記した凹型形状のニップが何故オフセッ
ト現象や用紙の巻きつきを低減させるかについては、詳
細には不明であるが、上記ニップ中における弾性層のひ
ずみがトナー像表面とに徴視的な速度差(スリップ)を
発生させるためにトナーと中間転写体表面とが離型し易
くなるものと考えられる。すなわち、前記第1の発明の
構成において、像担持体1はカラー画像信号の各色の静
電潜像を順次書き込み、これを担持する。
【0039】カラー現像装置4,5,6,7は前記像担
持体1上に書き込まれた所定色の静電潜像を所定色の粉
体トナーで順次現像してトナー像とする。中間転写体ベ
ルト12は前記像担持体1上に形成された色毎のトナー
像を順次重ね転写してなる多色粉体トナー像を保持す
る。一次転写手段9は前記中間転写体ベルト12上に前
記像担持体1上に形成された色毎の粉体トナー像を静電
的に順次重ね転写する。
【0040】二次転写手段17は前記中間転写体ベルト
12の転写層と同一材からなる表面層17cを有し、記
録用紙20を介して前記中間転写体ベルト12の表面に
圧接するごとく配置した圧接ロール17aと、前記中間
転写体ベルト12の背面から前記圧接ロール17aに対
向して配置されて前記圧接ロール17aの圧接力で凹形
状に変形する耐熱性弾性層25を少なくとも1層被覆し
た熱ロール16aとから構成され、中間転写体ベルト1
2上に一次転写されたトナー像を記録用紙に転写すると
同時に定着を行う。
【0041】また、前記第2の発明の構成において、像
担持体1はカラー画像信号の各色の静電潜像を順次書き
込み、これを担持する。カラー現像装置4,5,6,7
は前記像担持体1上に書き込まれた所定色の静電潜像を
所定色の液体トナーで順次現像してトナー像とする。中
間転写体ベルト12は前記像担持体1上に形成された色
毎のトナー像を順次重ね転写してなる多色液体トナー像
を保持する。
【0042】一次転写手段9は前記中間転写体ベルト1
2上に前記像担持体1上に形成された色毎の液体トナー
像を静電的に順次重ね転写する。二次転写手段17は前
記中間転写体ベルト12の転写層と同一材からなる表面
層17cを有し、記録用紙20を介して前記中間転写体
ベルト12の表面に圧接するごとく配置した圧接ロール
17aと、前記中間転写体ベルト12の背面から前記圧
接ロール17aに対向して配置されて前記圧接ロール1
7aの圧接力で凹形状に変形する耐熱性弾性層25を少
なくとも1層被覆した熱ロール16aとから構成され、
中間転写体ベルト12上に一次転写されたトナー像を記
録用紙に転写すると同時に定着を行う。
【0043】オーブン14は前記二次転写手段17の直
前において前記中間転写体ベルト12に保持された多色
液体トナー像を予備加熱する。そして、記録用紙加熱手
段19は前記二次転写手段17の前記圧接ロール17a
と前記中間転写体ベルト12との間に給送される記録用
紙20を前記二次転写手段17による二次転写の直前で
予備加熱する。
【0044】さらに、前記第3の発明の構成において
は、前記第1の発明または第2の発明における前記中間
転写体ベルト12が半導電性の弾性ゴム材からなるべー
ス層12aと半導電性の転写層12bからなり、前記圧
接ロール17aが金属製のコアロール17bの表面に前
記中間転写体ベルト12の転写層12bと同一材料から
なる弾性層12bを備えたことで、転写後の記録用紙2
0は中間転写体ベルト12から容易に剥離する。
【0045】さらに、前記第4の発明の構成において、
前記第1の発明、第2の発明または第3の発明における
少なくとも前記中間転写ベルト12の表面層12bと前
記熱ロール16aの弾性層25の厚みが前記圧接ロール
17aの弾性層17cより厚いことにより、ニップ時に
中間転写体ベルト12が熱ローラ側に凹形状となり、転
写後の記録用紙20は中間転写体ベルト12から容易に
剥離する。
【0046】さらに、前記第5の発明の構成において、
前記第4の発明における前記圧接ロール17aの弾性層
17cの硬度が20°以上であることでニップ時に中間
転写体ベルト12が熱ローラ側に凹形状となり、転写後
の記録用紙20は中間転写体ベルト12から容易に剥離
する。そして、前記第6の発明の構成において、前記第
1の発明または第2の発明における前記圧接ロール17
aの表面あるいは中間転写体ベルト12の表面に前記式
1の一般式で表わされる離型剤を供給することで転写後
の記録用紙20は中間転写体ベルト12から容易に剥離
する。
【0047】また、前記第7の発明の構成において、前
記第6の発明におけるR1 をCH3、R2 をCH2 CH
2 CH2 NH2 、R3 をCH3 、mを130、nを0.
1とした離型剤を供給することで転写後の記録用紙20
は中間転写体ベルト12から容易に剥離する。さらに、
前記第8の発明の構成において、像担持体上に液体トナ
ー現像により形成された各色液体トナー像を順次中間転
写体ベルト上に静電的に一次転写した後、前記中間転写
体ベルト上の多色液体トナー像を記録用紙に二次転写し
て最終画像を得る装置の前記一次転写を前記液体トナー
像の極性と同じ極性の静電界を印加する第1の手段8は
液体現像剤のキャリア中のトナー粒子を感光体側に押し
やり、前記第1の手段8の下流で前記液体トナー像の極
性と逆極性から成る静電界を印加する第2の手段9で上
記トナーを静電的に転写することで高品質の画像転写が
可能となる。
【0048】そして、前記第9の発明の構成において
は、前記第8の発明における第1の手段8を構成する導
電性ブレードはトナーと同極性の電界を印加し、前記第
2の手段を構成するコロトロン装置がトナーに逆極性の
電界を与えて感光体1上のトナー像を中間転写体ベルト
12に転写する。
【0049】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による画像形成装置の
第1実施例の構成を説明する模式図であって、1は像担
持体を構成する感光ドラム(OPC)、2はコロナ帯電
器、3はレーザスキャナおよび光学系、4、5、6、7
は現像ユニット、9は一次転写器(以下、一次転写装置
とも言う)、9aは転写コロトロン、9bはバッフル、
10はドラムクリーナー、11はイレーサランプ、12
は中間転写体ベルト、14はオーブン(トナー像予熱手
段)、15と18は記録用紙搬送ローラ、16aは熱ロ
ール、16bはロール、17は二次転写器(以下、二次
転写装置とも言う)、17aは圧接ロール、19は用紙
ヒータ(記録用紙予熱手段)、20は記録用紙、23と
24はヒータである。
【0050】なお、4b,5b,6b,7bは現像スリ
ーブ、10aはクリーニングブレード、10bはクリー
ニングロールである。同図において、感光ドラム1の周
辺には、コロナ帯電器2、イレーサーランプ11、ドラ
ムクリーナ10、各色の画像信号に応じてレーザー光を
照射するレーザスキャナおよび光学系3、イエロー色
(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、黒色
(K)の各粉体トナーを収納する現像機を有する現像ユ
ニット4、5、6、7が配置されている。
【0051】各現像ユニット4、5、6、7には粉末ト
ナーとキャリア粒子がブレンドされた粉体トナーが収容
されており、トナーは負(−)極性に、またキャリアは
正(+)極性に帯電されている。現像スリーブ4b,5
b,6b,7bには現像バイアスが同時に印加されてお
り静電潜像を現像する。1色目(例えば、Y)を現像す
る時は現像ユニット4が動作し、他の現像ユニット5、
6、7は感光体ドラム1から退避している。同様に、2
色目(例えば、M)の現像時は現像ユニット5のみが動
作し、現像ユニット4、6、7がやはりドラムから離れ
る構造になっている。
【0052】1色目が現像されると、転写部位に配置さ
れた転写器9において転写コロトロン9aから発生され
たトナーと逆極性の転写電界により静電転写される。こ
の時、転写コロトロン9aの前部(上流)に設置された
絶緑性のフィルムからなるバッフル9bが中間転写体ベ
ルト12と感光体ドラム1とが接触する前にイオンが飛
ばないようにしてギャップトランスファーを防ぐ。な
お、このバッフル9bは画像形成に不可欠のものではな
い。
【0053】さて、1色目が中間転写体ベルト12に転
写されると2色目(M)が現像され、それと同期して中
間転写体ベルト上に転写された1色目のトナー像と重ね
られる。この時、二次転写器17を構成する熱ロール1
6aと圧接ロール17aはラッチを解除されニップを形
成していない。
【0054】そして、上記と同様に3色目(C)、4色
目(K)のトナー現像と一次転写が終了し、中間転写体
ベルト12上に4色のカラートナー像の層を重畳した多
層トナー像が形成される。上記4層のカラートナー像を
うまく積層するためには、一次転写の電流値はステップ
アップするように段々と多い目に設定されるのが普通で
ある。
【0055】このようにして、中間転写体ベルト12上
に重ね転写された多層トナー像はオーブン装置14を通
過することにより溶融されて、二次転写器17が設置さ
れた転写/定着領域へ搬送される。画像の一頁分が中間
転写体ベルト12上に転写され終わると、二次転写器1
7を構成する熱ロール16aと圧接ロール17aがラッ
チして用紙搬送ロール15で搬入される記録用紙20と
共に中間転写体ベルト12のニップを形成する。
【0056】本実施例の画像形成装置では、感光体ドラ
ム1および中間転写体ベルト12の移動速度はは160
mm/secである。図2は中間転写体ベルトの一構造
例を説明する模式断面図であって、12は中間転写体ベ
ルト、12aはべース層、12bは転写層である表面層
である。同図において、ベース層12aはポリイミド、
アミド、ナイロン、ステンレス等の半導電または導電体
材料で構成し、その上にコートする転写層12bとして
シリコーンゴム、フルオロエラストマー、フッ素ゴム等
を一層または2層被覆してなる。
【0057】図3は中間転写体ベルトのさらに詳細な構
造例を説明する断面図であって、ベース層12aとして
1010Ωcmの半導電性ポリイミド材(150μ厚)を
用い、この上に転写層として1010Ωcmの半導電性フ
ルオロシリコーンゴム(200μ厚)から構成してな
る。図4は二次転写器の一構成例を説明する模式断面図
であって、16aは熱ロール、17aは圧接ロール、1
7bと22はコアロール、17cと25はオーバーコー
ト層、23,24はヒータである。
【0058】熱ロール16aは、内部にヒーター23を
内蔵したステンレス製の外径50mmφのコアロール2
2と、コアロール22の上に更にプライマーを介して耐
熱性のシリコーンゴム,フルオロエラストマー,フッ素
ゴム等を0.05〜3mm厚でオーバーコート層25を
形成してなる。本実施例ではフッ素ゴムを2.0mm厚
でオーバーコートしたものを使用した。
【0059】また、圧接ロール17aは、熱ロール16
aと同様に内部にヒーター24を内蔵したステンレス製
の外径50mmφのコアロール17bに中間転写体ベル
ト12の表面材質(転写層)と同じ材質のオーバーコー
ト層17cを形成してある。このように、圧接ロール1
7aと中間転写体ベルト12の表面材質を同一材料とし
たことで、表裏が同一品質のコピーを得ることができ
る。
【0060】なお、本実施例ではフルオロシリコーンゴ
ムをプライマーを介して40μ厚にコートしたものを使
用した。両ロール16a,17aは共に温度制御され、
圧力ロールは100℃に、熱ロールは中間転写体ベルト
表面で120°になるように設定されている。両ロール
は、ニップ形状が熱ロール16a側が凹むように構成
し、そのニップ巾は4mmとした。
【0061】熱ロール16aは圧接ロール17aの圧接
でそのオーバーコート層25が中間転写体ベルト12と
共に凹形状に歪み、この歪みによって記録用紙と中間転
写体ベルト12との剥離が良好になる。なお、記録用紙
は温めなくても転写は可能であるが、転写/定着ニップ
に突入する直前に用紙をヒーター等で加熱するとトナー
の発色はさらに良好となる。
【0062】この二次転写器17により中間転写体ベル
ト12上のトナー像は記録用紙上に接着溶融し定着さ
れ、両ロールのニップを出て中間転写体ベルト12と剥
離する。これはニップ部で形成した凹形状の歪みによ
り、当該歪みの開放部すなわち、記録用紙がニップから
脱出する位置ではトナー溶融部表面と中間転写体ベルト
12の表面との間で微小なスリップ(速度差)が発生し
て剥離が容易になるためとみられる。
【0063】このように上記ニップ形状を熱ロール16
a側が凹むようにする方法としては、圧力ロール側のゴ
ム材料の厚みを熱ロールのゴム厚または中間転写ベルト
層の厚み以下とするか、図4に示したように、熱ロール
16aに凹形状に歪むオーバーコート層25を形成する
か、または両ロールのゴム材料の材料単体としての硬度
差をJISゴム硬度で20°以上にするとよい。
【0064】この時、従来においてニップ巾が狭いこと
による剥離製不良によって、ひどい場合には記録用紙が
中間転写ベルトに付着したまま搬送されてしまうことが
防止される。このようにして、記録用紙の中間転写体ベ
ルト12への巻き付きを防止つつ転写/定着がなされ
る。しかし、トナーの材料によっては、上記の巻き付き
が発生するケースもあるため、圧接ロール17aの下部
にアミノ変性シリコーンオイルを離型剤として供給して
いる。
【0065】このアミノ変性シリコーンオイルは下記一
般式で示したような25°Cにおける粘度が10〜10
000センチポイズ以下のアミノ基含有オルガノポリシ
ロキサンを用いる。
【0066】
【化3】
【0067】上式中、R1 は炭素数1〜5の1価の炭化
水素基、R2 は基−(CH2 )a−(NHCH2 CH2 )b
−NHR4(ただし、R4 は水素原子または1価の炭化水
素基、aは1〜5の整数、bは0〜5の整数)、R3
1 と同一の基、またはnが0の場合はR2 と同一の基
を表わし、mおよびnはそれぞれ10≦m≦1000、0≦n
≦10である。
【0068】このうち好ましいアミノ基含有オルガノポ
リシロキサンは、25°Cでの粘度が300センチポイ
ズで次の一般式で表わされるものがよい。
【0069】
【化4】
【0070】また、アミノ基の濃度は当量表現として、
10000〜150000の範囲のものを採用すること
で、特に相手を選ばずに離型性を向上させることができ
る。中間転写体ベルト12の表面材料(転写層)がフッ
素ゴムの場合には、一般的なジメチルポリシロキサンオ
イルでは表面を濡らすことさえもできないが、上記のア
ミノ変性シリコンオイルは表面を濡らし離型性を向上さ
せることができる。
【0071】この理由は、アミノ基の持つ親和力がフッ
素ゴム表面にさえも付着し、薄いシリコーン膜を形成す
るためと思われる。図5は離型剤の供給装置の一例を説
明する模式図であって、二次転写器を構成する圧接ロー
ル17aから離型剤を供給するようにした例である。同
図において、26は離型剤供給装置、26aは供給ロー
ル、26bは中継ロール、26cは給液パイプ、26d
は離型剤タンク、26eは離型剤である。
【0072】離型剤26eは離型剤タンク26dから給
液パイプ26cで中継ロール26bに到り、中継ロール
26bと接して回転する供給ロール26aで適当量ずつ
圧接ロール17aに供給される。また、図6は離型剤の
供給装置の他の例を説明する模式図であって、中間転写
体ベルト12から離型剤を供給するようにした例であ
る。
【0073】同図においても上記図5と同様に、離型剤
26eは離型剤タンク26dから給液パイプ26cで中
継ロール26bに到り、中継ロール26bと接して回転
する供給ロール26aで適当量ずつ中間転写体ベルト1
2に供給される。圧接ロール17aあるいは中間転写体
ベルト12に供給される離型剤の量は、A3用紙の大き
さにして10〜100μlという微量であり、これによ
り高い離型性が付与される。
【0074】このようにして、転写/定着器17をスム
ースに通過した記録用紙はカラーコピーとして排出され
る。一方、一次転写部位での転写の際に残留した感光体
ドラム1上の各色トナー像は、ドラムクリーナー10に
よりクリーニングされイレーサランプ11で残留電荷が
除去された後、次の作像サイクルのためにコロナ帯電器
2で一様な帯電を受ける。
【0075】次に、液体現像剤を用いた画像形成装置に
本発明を適用した実施例について説明する。図7は本発
明による画像形成装置の第2実施例の構成を説明する模
式図であって、4a,5a,6a,7aは現像シュー、
8は転写ロール、13は給液装置、図1と同一機能部分
には同一符号を付して説明する。
【0076】本実施例は、静電潜像の現像剤として、所
謂液体現像剤を用いたものであり、液体現像剤を構成す
るキャリア液としてエクソン社製のアイソパー(L)を
用い、これに負帯電したトナー粒子を分散したものであ
る。この現像剤は、図示しない現像剤タンクからをポン
プおよびチューブによって各色現像ユニット4,5,
6,7に供給される。
【0077】なお、前記実施例と同様に、静電潜像のタ
イミングに合わせて所要の現像ユニット以外は感光体ド
ラム1から退避し、所定の色の現像を実行するように構
成されている。現像液は各現像ユニットを構成する現像
シュー4a,5a,6a,7aから感光体ドラム1に均
一に供給される。
【0078】現像時の余分なキャリア液は、感光体ドラ
ム1の回転方向と同方向に回転するメタリングロール4
b’,5b’,6b’,7b’で掻き取り回収される。
次に、一次転写部位で1色目のトナー像が中間転写体ベ
ルト12上に静電転写される。液体現像剤を用いた場合
は、粉体現像における転写のようにトナーの極性と反対
の極性の電界を印加するコロトロン1本のみでは良好な
転写を行うことができない。
【0079】そのため、一旦、トナーと同極性の電荷で
静電気的に感光体ドラム1側に当該トナーをコンパクテ
ィングし、その後にトナーと逆極性の静電界により転写
する。図7では、第1の手段である転写ロール8を設置
し、これによりトナーに対して同極性の電界を与え、そ
の後にコロトロン転写器9aにトナーと逆極性の静電界
を与えて転写するようにしている。
【0080】上記の転写ロール8は、ポリウレタンやニ
トリルゴム等の耐溶剤性のある材料で構成し、その抵抗
値は106 〜1010Ωcm,好ましくは108 Ωcm〜
10 9 Ωcmのものが良い。そのゴム硬度もあまり高く
ない(JISゴム硬度で40°以下)のものを用いるこ
とで画質欠陥の発生を防止できる。
【0081】中間転写体ベルト12は前記した実施例で
ある粉体トナーを用いる場合と同様のものであり、この
中間転写体ベルトの裏面から上記の転写ロールを押し当
てる。その圧接力は全荷重で0.5〜3kgf程度、好
ましくは1〜2kgfが画質欠陥を防止する観点から好
ましい。また、上記転写ロール8は中間転写体ベルト1
2に従動して圧接し、中間転写体ベルト12の移動方向
に等速度で回転するようにしてもよく、あるいはこの転
写ロール8のドライブ系を設置して能動的に回転させる
構成としてもよい。
【0082】転写ロール8による感光体ドラム1方向へ
のトナーのコンパクティング実行後、トナーと逆極性の
静電界を付与する転写コロトロン9aを動作させること
により、画質の良好なトナー像が中間転写体12上に形
成される。図8は本発明による画像形成装置の第3実施
例の構成を説明する要部模式図であって、前記第2実施
例における一次転写部位に設置する転写装置を構成する
転写ロール8に代えて導電性ブレード9cを採用したも
のである。
【0083】なお、9bはバッフル、9dはバイアス電
源図1と同一機能部分には同一符号を付して説明する。
同図において、導電性ブレード9cは中間転写体ベルト
12の裏面に圧接され、バイアス電源9dからトナーと
同極性の電界が発生するようにバイアスされる。
【0084】この時、下流に設置した転写コロトロン9
aの前部にはイオンが導電性ブレード9cに当たらない
ように、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の絶
緑性のバッフル9bを設けることが望ましい。この構成
とした画像形成装置によっても、高画質の転写像を得る
ことができる。
【0085】さて、前記した第2および第3実施例にお
いては、転写定着領域で発生するキャリア液の蒸気を低
減するために余剰液を除去する必要がある。図9は液体
現像剤を用いた画像形成装置における中間転写体ベルト
からの余剰液吸液装置の一構成を説明する要部模式図で
あって、13は吸液ロール、13aはべースロール、1
3bはスポンジ状の給液層、13cは導電性のアースロ
ール、13dはバイアス電源である。
【0086】同図において、一次転写部位で中間転写体
ベルト12に転写されたトナー像にはキャリア液Sが多
量に含まれている。このキャリア液は二次転写部位での
加熱処理で蒸発し、環境を汚染される。これを低減する
ために、中間転写体ベルト12に吸液ロール13を設置
する。さらにこの吸液ロール13と対向するように中間
転写体ベルト12の裏面にアースロール13cを設置す
る。
【0087】吸液ロール13はべースロール13aに耐
溶剤性のある導電性ポリウレタンスポンジ13bを被覆
してなり、バイアス電源13dからトナーと同極性のバ
イアス電圧を印加してトナーを反発し、オフセット現象
が発生しないようにしてある。上記吸液ロール13の中
間転写体ベルト12への圧接力は、全荷重で0.5〜3
kgf、好ましくは1〜2kgfであり、この吸液ロー
ル13に図示しない絞りローラを圧接して吸収したキャ
リア液を取り去るように構成される。
【0088】図10は液体現像剤を用いた画像形成装置
における中間転写体ベルトからの余剰液吸液装置の他の
構成を説明する要部模式図であって、13’は吸液ロー
ル、13a’は多孔性金属ローラ、13bはスポンジ状
の給液層である。同図において、多孔性金属ローラ13
a’の内部は図示しない吸引装置で低圧になるように吸
引されており、トナーを分散したキャリア液Sはスポン
ジ状の給液層13bで吸収される。
【0089】吸収されたキャリア液Sは多孔性金属ロー
ラ13a’を透過してその内部に到り、吸引されて排出
される。なお、キャリア液の除去装置としては、上記の
ようなスポンジ体からなる吸液ロールを用いるのみでな
く、例えば平滑な導電性ゴムローラとこの導電性ゴムロ
ーラに接触して導電性ゴムローラの表面からキャリア液
を取り去るような他の吸液手段とで液を絞り集めるよう
にしても良い。
【0090】図11は液体現像剤を用いた画像形成装置
における中間転写体ベルトからの余剰液吸液装置のさら
に他の構成を説明する要部模式図であって、13”は絶
縁性のPETフィルムからなるフィルムベルト、13
b”はスポンジ体フィルム、13fと13gはフィルム
ベルトを周回させるロールである。同図においては前記
実施例の導電性ロールに代えて絶緑性のPETフィルム
からなるフィルムベルト13”の上に形成したスポンジ
体フィルム13b”を圧接して吸液するようなものであ
っても良い。
【0091】なお、スポンジ体フィルム13b”に吸収
したキャリア液は、スポンジ体フィルム13b”の適当
な位置に当接設置した適当な絞り機構(図示せず)で除
去するように構成することができる。上記した何れかの
吸液装置により、1色づつ中間転写体ベルト上に一次転
写されたトナー像のキャリア液が除去され、環境への蒸
発を抑制した後、転写/定着装置(二次転写装置)が作
動し、熱ロール16aと圧接ロール17aがラッチし、
中間転写体ベルト12と記録用紙20をニップすること
によって転写/定着が行われる。
【0092】なお、粉体トナーを使用の場合と同様に、
トナーの予熱手段や記録用紙の予熱手段を設置すること
により、さらに高画質の転写を行うことができる。ま
た、転写/定着装置のパラメーター等は、前述した粉体
の場合と全く同様で良い。このようにして液体現像剤を
用いた場合にも、安定した高画質のトナー像を記録用紙
に転写/定着することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写/定着装置として像担持体上に形成された各色トナー
像を順次中間転写体ベルト上に一次転写をした後、この
中間転写体上の多色トナー像を記録用紙上に二次転写を
して最終画像を得る装置において、上記二次転写装置の
構成を中間転写体ベルトとこれを熱する熱ロールと記録
用紙を圧接させるための圧接ロールとで形成されるニッ
プ形状が熱ロール側が凹む形状となる構成としたこと
で、記録用紙へのオフセット現象や中間転写体ベルトへ
の巻き付き等、転写/定着不良の発生を低減することが
できる。
【0094】また、圧接ローラの表面材料を中間転写体
ベルトの表面材料と同じ材料とすることにより表裏同質
の両面コピーを得る事ができる。さらに、転写/定着の
直前に記録用紙あるいはトナー像、もしくは双方を予熱
する予熱手段を設けることによりトナーの発色性を向上
させて十分な高画質を得ることのできる画像形成装置を
提供できる。
【0095】さらにまた、特に液体現像剤を用いた場合
においては、第1の同極性にバイアスされた第1の手段
と第1の手段とは逆極性にバイアスされた第2の手段と
からなる転写装置を設置することによりひきしまった高
画質の画像を転写することができる。そして、液体現像
剤を用いた場合に、転写/定着装置の前に吸液手段を設
置することにより、環境汚染のない画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の第1実施例の構
成を説明する模式図である。
【図2】 中間転写体ベルトの一構造例を説明する模式
断面図である。
【図3】 中間転写体ベルトのさらに詳細な構造例を説
明する断面図である。
【図4】 二次転写器の一構成例を説明する模式断面図
である。
【図5】 離型剤の供給装置の一例を説明する模式図で
ある。
【図6】 離型剤の供給装置の他の例を説明する模式図
である。
【図7】 本発明による画像形成装置の第2実施例の構
成を説明する模式図である。
【図8】 本発明による画像形成装置の第3実施例の構
成を説明する要部模式図である。
【図9】 液体現像剤を用いた画像形成装置における中
間転写体ベルトからの余剰液吸液装置の一構成を説明す
る要部模式図である。
【図10】 液体現像剤を用いた画像形成装置における
中間転写体ベルトからの余剰液吸液装置の他の構成を説
明する要部模式図である。
【図11】 液体現像剤を用いた画像形成装置における
中間転写体ベルトからの余剰液吸液装置のさらに他の構
成を説明する要部模式図である。
【図12】 従来の感光体ドラムと中間転写体ベルトを
用いて粉体トナーで現像した第1色のトナー像の転写態
様を説明する模式図である。
【図13】 従来の感光体ドラムと中間転写体ベルトを
用いて粉体トナーで現像した第2色のトナー像の転写態
様を説明する模式図である。
【図14】 従来の感光体ドラムと中間転写体ベルトを
用いて液体トナーで現像した第1色のトナー像の転写態
様を説明する模式図である。
【図15】 従来の感光体ドラムと中間転写体ベルトを
用いて液体トナーで現像した第2色のトナー像の転写態
様を説明する模式図である。
【図16】 中間転写体ベルト上に一次転写で重畳した
3色のトナー像を記録用紙に転写/定着する転写手段の
構成を説明する模式図である。
【符号の説明】
1・・・・像担持体、2・・・・コロナ帯電器、3・・
・・レーザスキャナおよび光学系、4、5、6、7・・
・・現像ユニット、4b,5b,6b,7b・・・・現
像スリーブ、9・・・・一次転写器、9a・・・・転写
コロトロン、9b・・・・バッフル、10・・・・ドラ
ムクリーナー、10a・・・・クリーニングブレード、
10b・・・・クリーニングロール、11・・・・イレ
ーサランプ、12・・・・中間転写体ベルト、13・・
・・吸液装置、14・・・・オーブン(トナー像予熱手
段)、15と18・・・・記録用紙搬送ローラ、16a
・・・・熱ロール、16b・・・・ロール、17bと2
2・・・・コアロール、17cと25・・・・オーバー
コート層、17・・・・二次転写器、17a・・・・圧
接ロール、19・・・・用紙ヒータ(記録用紙予熱手
段)、20・・・・記録用紙、23と24・・・・ヒー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重廣 清 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 内海 慎一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 町田 義則 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像信号の各色の静電潜像を順次
    書き込み、これを担持する像担持体と、 前記像担持体上に書き込まれた所定色の静電潜像を所定
    色の粉体トナーで順次現像してトナー像とするカラー現
    像装置と、 前記像担持体上に形成された色毎のトナー像を順次重ね
    転写してなる多色粉体トナー像を保持する中間転写体ベ
    ルトと、 前記中間転写体ベルト上に前記像担持体上に形成された
    色毎の粉体トナー像を静電的に順次重ね転写する一次転
    写手段と、 前記中間転写体ベルトの転写層と同一材からなる表面層
    を有し、記録用紙を介して前記中間転写体ベルトの表面
    に圧接するごとく配置した圧接ロールと、前記中間転写
    体ベルトの背面から前記圧接ロールに対向して配置され
    て前記圧接ロールの圧接力で凹形状に変形する耐熱性弾
    性層を少なくとも1層被覆した熱ロールとから構成した
    二次転写手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 カラー画像信号の各色の静電潜像を順次
    書き込み、これを担持する像担持体と、 前記像担持体上に書き込まれた所定色の静電潜像を所定
    色の液体トナーで順次現像してトナー像とするカラー現
    像装置と、 前記像担持体上に形成された色毎のトナー像を順次重ね
    転写してなる多色液体トナー像を保持する中間転写体ベ
    ルトと、 前記中間転写体ベルト上に前記像担持体上に形成された
    色毎の液体トナー像を静電的に順次重ね転写する一次転
    写手段と、 前記中間転写体ベルトの転写層と同一材からなる表面層
    を有し、記録用紙を介して前記中間転写体ベルトの表面
    に圧接するごとく配置した圧接ロールと、前記中間転写
    体ベルトの背面から前記圧接ロールに対向して配置され
    て前記圧接ロールの圧接力で凹形状に変形する耐熱性弾
    性層を少なくとも1層被覆した熱ロールとから構成した
    二次転写手段と、 前記二次転写手段の直前において前記中間転写体ベルト
    に保持された多色液体トナー像を予備加熱するオーブン
    と、 前記二次転写手段の前記圧接ロールと前記中間転写体ベ
    ルトとの間に給送される記録用紙を前記二次転写手段に
    よる二次転写の直前で予備加熱する記録用紙加熱手段を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記中間転
    写体ベルトが半導電性の弾性ゴム材からなるべース層に
    被覆した半導電性の転写層からなり、前記圧接ロールが
    金属製のコアロールの表面に前記中間転写体ベルトの転
    写層と同一材料からなる弾性層を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、少なく
    とも前記中間転写ベルトの表面層と前記熱ロールの弾性
    層の厚みを前記圧接ロールの弾性層より厚くしてなるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記圧接ロールの弾
    性層の硬度を20°以上としたことを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、または2において、前記圧接
    ロールの表面あるいは中間転写体ベルトの表面に下記一
    般式で表わされる離型剤を供給することを特徴とする画
    像形成装置。 【化1】 式中、R1 :炭素数1〜5の1価の炭化水素基、R2
    基−( CH2 )a−( NHCH2 CH2 )b−NHR4(ただ
    し、R4 :水素原子または1価の炭化水素基、a:1〜
    5の整数、b:0〜5の整数) 、R3 :R1 と同一の基
    またはnが0の場合はR2 と同一の基、m:10≦m≦10
    00、n:0≦n≦10。
  7. 【請求項7】 請求項6において、R1 はCH3 、R2
    はCH2 CH2 CH 2 NH2 、R3 はCH3 、mは13
    0、nは0.1とした離型剤を供給することを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上に液体トナー現象により形成
    された各色液体トナー像を順次中間転写体ベルト上に静
    電的に一次転写した後、前記中間転写体ベルト上の多色
    液体トナー像を記録用紙に二次転写して最終画像を得る
    装置であって、前記一次転写を前記液体トナー像の極性
    と同じ極性の静電界を印加する第1の手段と、前記第1
    の手段の下流で前記液体トナー像の極性と逆極性から成
    る静電界を印加する第2の手段とからなることを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記第1の手段が導
    電性ブレードであり、前記第2の手段がコロトロン装置
    であることを特徴とする画像形成装置。
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