JPH08248072A - 水晶振動子のインピーダンス特性測定装置及び測定方法 - Google Patents

水晶振動子のインピーダンス特性測定装置及び測定方法

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JPH08248072A
JPH08248072A JP8078195A JP8078195A JPH08248072A JP H08248072 A JPH08248072 A JP H08248072A JP 8078195 A JP8078195 A JP 8078195A JP 8078195 A JP8078195 A JP 8078195A JP H08248072 A JPH08248072 A JP H08248072A
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resonance frequency
frequency
impedance
network analyzer
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Norio Arakawa
則雄 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、位相曲線による共振周波数f0算
出方法から複素インピーダンスのリアクタンスによる共
振周波数f0算出手段とすることで、測定ポイント数を
低減し、かつ共振周波数f0算出誤差の少ない水晶振動
子のインピーダンスや共振周波数f0測定装置を実現す
る。 【構成】 2カ所の周波数で測定したデータを受けて、
複素インピーダンスを算出し、この2点の虚数成分であ
るリアクタンス値を結ぶ周波数軸に対する直線関数を算
出し、この直線がリアクタンス値=0と交差する周波数
位置を共振周波数f0として求める演算手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水晶振動子のインピ
ーダンス特性を高速にする測定手段に関する。特に、水
晶振動子の共振周波数とそのインピーダンス測定の高速
化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の例としては、従来のネットワ
ークアナライザを用いて水晶振動子の印加パワーに対す
る共振周波数とそのインピーダンス特性の測定例があ
る。これについて、図2と図3を参照して説明する。本
試験目的としては、製造された水晶振動子が、所定の規
格内にあるか否かを測定し、良否判定を行う。しかも、
大量に生産される水晶振動子の測定検査を出来るだけ短
時間に検査することが要求される。
【0003】測定項目は、第1に、水晶振動子の共振周
波数が印加パワー範囲全域において、所定の許容範囲の
共振周波数に収まっているかを測定する。第2に、水晶
振動子の共振周波数におけるインピーダンス値が印加パ
ワー範囲全域において、所定の許容範囲に収まっている
かを測定する。そして、上記両測定結果で、許容範囲に
あるか否かを判断して結果を出力することである。
【0004】本装置測定の接続構成は、図2に示すよう
に、ネットワークアナライザ200と、π回路治具22
0と、水晶振動子である被測定物(DUT)100とで
なる。ネットワークアナライザ200の信号源端子20
1からπ回路治具220の入力端子に接続する。このπ
回路治具220は50Ωを12.5Ωの低インピーダン
スに変換するものであって、信号源からの信号を低イン
ピーダンス変換してDUT100の一端に接続し、DU
T100の他端を低インピーダンスで受けて50Ωに変
換してネットワークアナライザ200の信号入力端子2
06に接続する。
【0005】ところで、ネットワークアナライザ200
には、簡易なBASIC言語が内蔵されていて、これを
使用して測定アプリケーションに対応したプログラムを
予め作成して測定実施することができる。即ち、測定条
件や測定結果の演算処理や判断や表示出力等は、内蔵し
ているBASIC言語による各種関数を使用してユーザ
ーが個々の測定形態に対応して自由度のある測定実施が
可能となっている。
【0006】水晶振動子試験の測定手順について説明す
る。掃引周波数は、DUT100の共振周波数f0前後
を含む範囲のスパン周波数を与える。測定間隔310
は、共振周波数f0を測定するのに十分な分解能の周波
数ステップ間隔、例えばスパン周波数区間を200区間
に分けた200測定ポイントを与える。ドライブレベル
測定とは、所定範囲の印加パワーでの共振周波数におけ
るインピーダンス特性の測定検査である。この為の印加
パワー範囲の幅は、例えば50dBの変化幅領域であっ
て、1dB増加ステップ毎の印加パワー特性を順次測定
実施し、この50回の印加パワー特性データから共振周
波数におけるインピーダンス値が全て許容範囲にあるか
を検査する。これらの測定を行う為に、ここの例では全
測定ポイント数は、200ポイント×50回=1000
0ポイントの測定が必要になる。
【0007】DUTの共振周波数f0は、位相が0度と
なる周波数位置が共振周波数である。ある印加パワーレ
ベル条件で1回の掃引により得られた200ポイントの
データを演算して周波数軸に対する位相特性曲線300
をプロットしたのが図3の位相特性図である。この図で
DUTの共振周波数f0は位相が0度となる周波数位置
であるから、この共振周波数f0の算出は、位相0度を
またぐ2カ所の測定ポイント301、302間を直線を
引いて位相0度と交わる位置を共振周波数f0として求
まる。実際には、この2点間は曲線である。この為、真
の共振周波数からはずれた共振周波数値として算出され
ることとなる。これによる誤差を低減して共振周波数f
0を精度良く求める為には、測定ポイントの間隔を密に
して多数ポイントで測定する必要がある。しかし、測定
ポイントを増やすことは、測定ポイント数に比例して測
定時間が増加する為、短時間に検査が要求される試験形
態の場合には好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、掃
引周波数範囲は、DUT毎に異なる共振周波数f0を有
する共振周波数の前後を必ず含んだ周波数スパン領域で
掃引する必要がある為、広い周波数範囲を掃引する必要
がある。また、共振周波数f0の算出は、位相0度をま
たぐ曲線を直線近似して算出する為に、演算誤差を招く
短所があり、この演算誤差を低減する為に、細かい測定
間隔310で測定する必要がある。これら測定ポイント
を所定印加パワー範囲を単位ステップ増加させて同様に
測定する為、多数の測定ポイント数となって、DUTの
検査は、かなりの時間を要する難点がある。
【0009】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、位相曲線による共振周波数f0算出方法から複素イ
ンピーダンスのリアクタンスによる共振周波数f0算出
手段とすることで、測定ポイント数を低減し、かつ共振
周波数f0算出誤差の少ない水晶振動子のインピーダン
スや共振周波数f0測定装置を実現することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
【0011】上記課題を解決するために、本発明の構成
では、2カ所の周波数で測定したデータを受けて、複素
インピーダンスを算出し、この2点の虚数成分であるリ
アクタンス値を結ぶ周波数軸に対する直線関数を算出
し、この直線がリアクタンス値=0と交差する周波数位
置を共振周波数f0として求める演算手段を設ける構成
手段にする。これにより、ネットワークアナライザ20
0を使用して水晶振動子の共振周波数f0の測定におい
て、少ない測定ポイント数で精度の高い共振周波数f0
を測定する測定装置を実現する。
【0012】また、上記課題を解決するために、本発明
の構成では、Nカ所の周波数で測定したデータを受け
て、各々複素インピーダンスを算出し、各虚数成分であ
るリアクタンス値を結ぶ周波数軸に対する直線関数を最
小二乗法で算出し、この直線がリアクタンス値=0と交
差する周波数位置を共振周波数f0として求める演算手
段を設ける構成手段にする。あるいは、Nカ所の周波数
で測定したデータを受けて、各々複素インピーダンスを
算出し、各虚数成分であるリアクタンス値を結ぶ周波数
軸に対するM次(但しM<N−2)の有理関数を最小二
乗法で算出し、この曲線がリアクタンス値=0と交差す
る周波数位置を共振周波数f0として求める演算手段が
ある。これにより、一層精度の高い共振周波数f0を測
定する測定装置を実現する。
【0013】上記手段に加えて、2カ所の複素インピー
ダンスの実数成分である純抵抗成分値を結ぶ直線関数を
算出し、この直線と上記で求めた共振周波数f0位置に
おける純抵抗値を共振周波数f0におけるインピーダン
ス値とする演算手段を設ける構成手段がある。あるい
は、Nカ所の複素インピーダンスの実数成分である純抵
抗成分値を結ぶ直線関数を最小二乗法で算出し、この直
線と上記で求めた共振周波数f0位置における純抵抗値
を共振周波数f0におけるインピーダンス値とする演算
手段を設ける構成手段がある。あるいは、Nカ所の複素
インピーダンスの実数成分である純抵抗成分値を結ぶ周
波数軸に対するM次(但しM<N−2)の有理関数を最
小二乗法で算出し、この曲線と上記手段で求めた共振周
波数f0位置における純抵抗成分値を共振周波数f0にお
けるインピーダンス値とする演算手段がある。これによ
り、ネットワークアナライザ200を使用して水晶振動
子の共振周波数f0の測定において、少ない測定ポイン
ト数で精度の高い共振周波数f0と、そのインピーダン
スを測定する測定装置を実現する。
【0014】
【作用】第1に、2点の周波数による測定をして複素イ
ンピーダンス値に変換し、両者のリアクタンス値を通過
する直線関数を算出し、これとリアクタンス値=0とが
交わる周波数が共振周波数f0として求められる。しか
も、水晶振動子のリアクタンス成分値の周波数特性が高
い直線性を有していることから、共振周波数の算出演算
時にほとんど誤差を生じない。また、共振周波数f0に
おけるインピーダンス値も、2点間のインピーダンスの
実数部(R)を通る直線を引き、これからリアクタンス
値=0の位置の実数部である抵抗値が、求める共振周波
数f0におけるインピーダンスとして算出できる。これ
らから、従来のように、多数の測定ポイントを測定する
必要が無くなり、極めて短時間に測定検査できる。
【0015】第2に、2点の周波数による測定が、DU
Tの共振周波数f0の中にあっても良いし、外れた位置
にあっても良く、目的とする共振周波数f0とインピー
ダンスが算出可能である。このことは、従来のように、
必ず共振周波数f0を含む範囲を測定しなければならな
いという測定上の制約条件が無くなる。これらによっ
て、測定ポイント数を低減して高速に共振周波数f0算
出でき、かつ共振周波数f0算出誤差の少ない水晶振動
子のインピーダンス測定装置を実現できる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例は、水晶振動子において、共
振周波数前後で複素インピーダンス(R+jx)の虚数
項(jx)値、即ちリアクタンス値が周波数に対して比
例関係にある点に着目して、少ない測定ポイント数で検
査する例である。水晶振動子には、他のセラミック共振
子には見られない際立って特異な特性がある。即ち、共
振周波数近辺での複素インピーダンスの虚数項(jx)
の周波数特性が極めて良好な直線性を示す特徴である。
本発明では、この性質を利用して測定ポイントを少なく
し、かつ高い測定確度で検査できる手段としている。
【0017】測定データの取得は、従来と同様である
が、測定ポイントを広い周波数間隔410で測定し、測
定ポイント数も2点あるいはN点(Nは2以上の値)の
測定とした点が異なる。図1は、これら測定データを複
素インピーダンスに変換した虚数部(jx)即ちリアク
タンスの値を示す。
【0018】第1例として、測定ポイント数N=2とし
て、測定ポイント402、403の2カ所の場合と仮定
して説明する。この図の場合では、測定ポイント402
と403の間にリアクタンス値=0が存在する。前述し
たように水晶振動子は、高い直線性を示す性質から、こ
の2点間を通る直線400を算出する。そして、リアク
タンス値=0と交わった周波数値が求める共振周波数f
0として求まることとなる。しかも、水晶振動子のリア
クタンスの周波数特性が直線性であることから、共振周
波数の算出演算時に殆ど誤差を生じないという長所があ
る。
【0019】第2例として、測定ポイント数N=2とし
て、測定ポイント401、402の2カ所の場合と仮定
して説明する。この場合は、測定ポイント401と40
2間にリアクタンス値=0が存在しないが、この2点間
を通る直線400を算出し、この直線の延長線上でリア
クタンス値=0と交わった周波数値を共振周波数f0と
して求めることができる。このことは、共振周波数f0
を少し外れた周波数位置で測定したデータでも、共振周
波数f0を求めることができることを示している。
【0020】第3例として、測定ポイント数N=4とし
て、測定ポイント401、402、403、404の場
合と仮定して説明する。この場合は、2点以上の測定ポ
イントの測定データが得られるから、これらの測定値の
誤差の最小となる直線は、最小二乗法の演算を施し、得
られた直線400を使用することで、更に高い精度で共
振周波数f0を算出できることとなる。
【0021】ところで、共振周波数f0におけるインピ
ーダンスも測定項目として求める必要がある。インピー
ダンスの実数部(R)については、周波数軸に対してほ
ぼ直線とみなしても許容できる誤差範囲である為、上記
説明と同様に直線を引き、上記で求めた共振周波数f0
位置における実数部の値が水晶振動子のインピーダンス
として容易に求まることとなる。
【0022】上記説明の一連の高速測定方法で、測定ポ
イント2カ所の場合の動作ステップについて、以下に説
明する。 ステップ1:π回路治具220を含めて、使用する周波
数でDUT両端子迄の測定系の校正データを取得する。 ステップ2:測定条件(測定ポイント数、測定周波数、
初期印加パワー等)を初期設定する。
【0023】ステップ3:指定周波数範囲で掃引し、測
定データを格納する。 ステップ4:取得した測定データを校正データで補正し
て測定系の偏差を補正して正しい測定データにする。 ステップ5:この測定データを複素インピーダンスに変
換する。例えば校正データをTとし、DUT両端の特性
インピーダンスをZ0すると、インピーダンスZは、Z
={2(1−T)/T}・Z0の計算によってインピー
ダンス変換する。
【0024】ステップ6:測定された2ポイントのイン
ピーダンスデータから、両点を通過する直線関数を計算
する。例えば、2点の測定周波数をf1、f2とし、周波
数f1での実数部と虚数部をZr1、Zi1とし、周波数f2
での実数部と虚数部をZr2、Zi2とし、実数部の直線関
数をZr=af+bとし、虚数部の直線関数をZi=cf
+dとすると、パラメータa=(Zr1−Zr2)/(f1
−f2)として求まり、パラメータb=(f1・Zr2−f
2・Zr1)/(f1−f2)として求まり、パラメータc
=(Zi1−Zi2)/(f1−f2)として求まり、パラメ
ータb=(f1・Zi2−f2・Zi1)/(f1−f2)とし
て求まる。
【0025】ステップ7:共振周波数f0は、虚数部
(リアクタンス)=0の周波数であり、f0=(f2・Z
i1−f1・Zi2)/(Zi1−Zi2)として算出される。 ステップ8:共振周波数f0におけるインピーダンスC
Iは、実数部から得られ、CI={(Zr1−Zr2)/
(f1−f2)}・{(f2・Zi1−f1・Zi2)/(Zi1
−Zi2)}+{(f1・Zr2−f2・Zr1)/(f1−f
2)}として算出される。 ステップ9:得られた共振周波数f0値とインピーダン
スCI値は、該印加パワーにおける値としてメモリに格
納され、ネットワークアナライザの表示器に表示され
る。 ステップ10:同様にしてステップ3から繰り返し実行
して、印加パワーを単位量増加させながら測定すること
で、所望の印加パワー範囲でのDUT特性値として測定
され、表示される。
【0026】上記実施例の説明では、最小二乗法の演算
により測定誤差が最小となる直線関数により共振周波数
f0を求める場合で説明していたが、所望により、Nカ
所の周波数で測定したデータを受けて、各々複素インピ
ーダンスを算出し、各虚数成分であるリアクタンス値を
結ぶ周波数軸に対するM次(但しM<N−2)の有理関
数を最小二乗法で算出し、この曲線がリアクタンス値=
0と交差する周波数位置を共振周波数f0として求める
演算手段としても良く、同様にして実施できる。また、
上記実施例の説明では、最小二乗法の演算により測定誤
差が最小となる直線関数により共振周波数f0における
インピーダンス値を求める場合で説明していたが、所望
により、Nカ所の複素インピーダンスの実数成分である
純抵抗成分値を結ぶ周波数軸に対するM次(但しM<N
−2)の有理関数を最小二乗法で算出し、この曲線と上
記手段で求めた共振周波数f0位置における純抵抗成分
値を共振周波数f0におけるインピーダンス値としても
良く、同様にして実施できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明した内容から、下記
に記載されるような効果を奏する。第1に、2点の周波
数による測定をして複素インピーダンス(R+jx)値
に変換し、両者のリアクタンス(jx)の値を通過する
周波数に対する直線関数を算出し、これとリアクタンス
値=0とが交わる周波数を共振周波数f0として容易に
求まる。しかも、水晶振動子のリアクタンス成分値の周
波数特性が高い直線性を有していることから、共振周波
数の算出演算時に殆ど誤差を生じないという特徴があ
る。また、共振周波数f0におけるインピーダンス値
も、2点間のインピーダンスの実数部(R)を通る直線
を引き、これから共振周波数f0位置における実数部の
値が水晶振動子のインピーダンスとして容易に求められ
る効果がある。これらから、従来のように、多数点の測
定ポイントを測定する必要が無くなり、極めて短時間に
測定検査できる効果が得られる。
【0028】第2に、2点の周波数による測定が、DU
Tの共振周波数f0の中にあっても良いし、外れた位置
にあっても良く、目的とする共振周波数f0とインピー
ダンスが算出可能な特徴がある。このことは、従来のよ
うに、必ず共振周波数f0を含む範囲を測定しなければ
ならないという制限が無くなる特徴がある。
【0029】これらによって、測定ポイント数を低減し
て高速に共振周波数f0算出でき、かつ共振周波数f0算
出誤差の殆どない測定ができ、また共振周波数f0にお
けるインピーダンス値を測定する測定装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、共振周波数近辺の水晶振動子のリア
クタンス特性図である。
【図2】ネットワークアナライザによるDUTのインピ
ーダンスを測定する接続構成である。
【図3】従来の、共振周波数近辺の水晶振動子の位相特
性図である。
【符号の説明】
100 被測定物(DUT) 200 ネットワークアナライザ 201 信号源端子 206 信号入力端子 220 π回路治具 300 位相特性曲線 301、302、402、403、401、404 測
定ポイント 310 測定間隔 400 直線 410 広い周波数間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークアナライザ(200)を使
    用して水晶振動子の共振周波数(f0)を測定する測定
    装置において、 2カ所の周波数で測定したデータを受けて、複素インピ
    ーダンスを算出し、この2点の虚数成分であるリアクタ
    ンス値を結ぶ周波数軸に対する直線関数を算出し、この
    直線がリアクタンス値=0と交差する周波数位置を共振
    周波数(f0)として求める演算手段を設け、 以上を具備していることを特徴としたネットワークアナ
    ライザ。
  2. 【請求項2】 ネットワークアナライザ(200)を使
    用して水晶振動子の共振周波数(f0)を測定する測定
    装置において、 Nカ所の周波数で測定したデータを受けて、各々複素イ
    ンピーダンスを算出し、各虚数成分であるリアクタンス
    値を結ぶ周波数軸に対する直線関数を最小二乗法で算出
    し、この直線がリアクタンス値=0と交差する周波数位
    置を共振周波数(f0)として求める演算手段を設け、 以上を具備していることを特徴としたネットワークアナ
    ライザ。
  3. 【請求項3】 ネットワークアナライザ(200)を使
    用して水晶振動子の共振周波数(f0)を測定する測定
    装置において、 Nカ所の周波数で測定したデータを受けて、各々複素イ
    ンピーダンスを算出し、各虚数成分であるリアクタンス
    値を結ぶ周波数軸に対するM次(但しM<N−2)の有
    理関数を最小二乗法で算出し、この曲線がリアクタンス
    値=0と交差する周波数位置を共振周波数(f0)とし
    て求める演算手段を設け、 以上を具備していることを特徴としたネットワークアナ
    ライザ。
  4. 【請求項4】 ネットワークアナライザ(200)を使
    用して水晶振動子の共振周波数(f0)とそのインピー
    ダンスを測定する測定装置において、 請求項1記載の演算手段に加えて、 2カ所の複素インピーダンスの実数成分である純抵抗成
    分値を結ぶ直線関数を算出し、この直線と上記で求めた
    共振周波数(f0)位置における純抵抗値を共振周波数
    (f0)におけるインピーダンス値とする演算手段を設
    け、 以上を具備していることを特徴としたネットワークアナ
    ライザ。
  5. 【請求項5】 ネットワークアナライザ(200)を使
    用して水晶振動子の共振周波数(f0)とそのインピー
    ダンスを測定する測定装置において、 請求項2記載の手段に加えて、 Nカ所の複素インピーダンスの実数成分である純抵抗成
    分値を結ぶ直線関数を最小二乗法で算出し、この直線と
    上記で求めた共振周波数(f0)位置における純抵抗値
    を共振周波数(f0)におけるインピーダンス値とする
    演算手段を設け、 以上を具備していることを特徴としたネットワークアナ
    ライザ。
  6. 【請求項6】 ネットワークアナライザ(200)を使
    用して水晶振動子の共振周波数(f0)とそのインピー
    ダンスを測定する測定装置において、 請求項3記載の手段に加えて、 Nカ所の複素インピーダンスの実数成分である純抵抗成
    分値を結ぶ周波数軸に対するM次(但しM<N−2)の
    有理関数を最小二乗法で算出し、この曲線と請求項3記
    載の手段で求めた共振周波数(f0)位置における純抵
    抗成分値を共振周波数(f0)におけるインピーダンス
    値とする演算手段を設け、 以上を具備していることを特徴としたネットワークアナ
    ライザ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008256374A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Daishinku Corp 圧電振動素子の周波数測定方法
CN103713218A (zh) * 2013-12-27 2014-04-09 广东大普通信技术有限公司 晶体振荡器温度特性自动测量方法和系统

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