JPH0824592A - 膜カートリッジ - Google Patents

膜カートリッジ

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JPH0824592A
JPH0824592A JP16852794A JP16852794A JPH0824592A JP H0824592 A JPH0824592 A JP H0824592A JP 16852794 A JP16852794 A JP 16852794A JP 16852794 A JP16852794 A JP 16852794A JP H0824592 A JPH0824592 A JP H0824592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
filtration
filter plate
membrane cartridge
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP16852794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Soeda
祐二 添田
Yutaka Yamada
山田  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0824592A publication Critical patent/JPH0824592A/ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下方向に配置する膜カートリッジにおい
て、曝気空気の利用効率を低下することなく、濾過性能
を向上させる。 【構成】 矩形平板状の濾板11に上下方向に区分して
なる複数の濾過領域12,13を設定し、各濾過領域1
2,13に、濾板11の表面に開口して透過水流路1
5,20を形成する。濾過領域12,13ごとに濾過膜
17,22を設けるとともに、濾過膜17,22と濾板
11との間に透過水の流路となるスペーサ18,23を
介装する。 【効果】 膜カートリッジの上部・下部において均一な
透過流束が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水やし尿の活性汚泥
処理などにおいて固液分離に用いられる膜カートリッジ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、下水やし尿の活性汚泥処理など
においては、活性汚泥等を分離して清澄な処理水を得る
ために、処理槽内の被処理水に浸漬して膜分離ユニット
を設けている。膜分離ユニットは、図3に示したような
ものであり、上下が開口した箱状のケーシング1内に、
上下方向に配置する平板状の膜カートリッジ2を平行に
設け、膜カートリッジ2の下方に散気装置3を設けてい
る。
【0003】膜カートリッジ2は、たとえば図4および
図5に示したようなものであり、矩形平板状の濾板4
に、濾板4の表面に開口するとともに吸引管に連通する
透過水流路5を形成し、濾板4の表面を覆って濾過膜6
を配置して、濾過膜6の周縁部において濾板4に固定し
ている。また、濾板4の表面に透過水流路5に連通する
シボ7を形成し、濾過膜6と濾板4との間にネットやフ
ェルトなどのスペーサ8を介装して、濾過膜6と濾板4
との間に透過水の流路を確保するとともに、スペーサ8
により濾過膜6を保護するようにしている。
【0004】そして、処理を行うときは、吸引手段によ
り吸引管(図示せず)を通して透過水流路5内に吸引負
圧を与えることによって、被処理水中の活性汚泥などを
濾過膜6で捕捉し、濾過膜6を透過して透過水流路5内
に流入した透過水を処理水として取り出している。この
とき、散気装置3を通じて供給される曝気空気の気泡が
持つ穿断力、および気泡のエアリフト作用により生起さ
れる被処理水の上向流によって、膜カートリッジ2の膜
面付着物を除去している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような膜分離
ユニットにおいては、曝気空気を利用して膜カートリッ
ジ膜2の膜面を洗浄するようにしているため、膜カート
リッジ2は通常、上下方向に長い、たとえば100cm×
50cmの矩形平板状に形成し、その上部に透過水流路5
の一部をなす吸引口9を露出させて、この吸引口9を吸
引管に接続させている。そのため、吸引口9を通じて透
過水流路5内に吸引負圧を与えると、膜カートリッジ2
の下部にいくほど圧力損失が大きくなって透過流束が減
少する傾向があり、高い濾過性能が得られないだけでな
く、膜カートリッジ2に目詰まりが生じる原因となって
いる。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、曝気
空気を有効に利用しながら、均一な透過流束を得て濾過
性能を向上できる膜カートリッジを提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の膜カートリッジは、矩形平板状の濾板に上
下方向に区分してなる複数の濾過領域を設定し、濾過領
域ごとに濾板の表面を覆って配置する濾過膜を周縁部で
濾板に固定して設けるとともに、濾過膜と濾板との間に
透過水の流路となるスペーサを介装し、各濾過領域に、
濾板の表面に開口して透過水流路を形成したものであ
る。
【0008】
【作用】上下方向に複数の濾過領域を設け、濾過領域ご
とに透過水流路を形成したため、膜カートリッジの下部
においても吸引圧力の損失を生じることなく均一な透過
流束が得られるとともに、曝気空気を上下方向に有効に
利用して膜面を洗浄できる。これにより、膜カートリッ
ジの目詰まりを防止しつつ、高い濾過性能を得ることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の一実施例の膜カートリッジを
示し、上下方向に長い矩形平板状の濾板11に上部濾過
領域12と下部濾過領域13が設定されている。
【0010】上部濾過領域12には、一端が濾板11の
表面に開口するとともに他端が濾板11の上部に至って
吸引口14をなす透過水流路15が形成されており、吸
引口14において吸引管(図示せず)に接続するように
なっている。また、上部濾過領域12内において、透過
水流路15に連通するシボ16が濾板11の表面に形成
されるとともに、濾板11の表面を覆って濾過膜17が
表裏に配置され、濾過膜17の周縁部で濾板11に溶着
または接着により固定されている。濾過膜17と濾板1
1との間には、透過水の流路となるネットやフェルトな
どのスペーサ18が介装されている。
【0011】同様に、下部濾過領域13には、一端が濾
板11の表面に開口するとともに他端が濾板11の上部
に至って吸引口19をなす透過水流路20が形成されて
おり、濾板11の表面にシボ21が形成され、濾板11
の表面を覆って濾過膜22が設けられるとともに、濾過
膜22と濾板11との間にスペーサ23が介装されてい
る。
【0012】上部濾過領域12と下部濾過領域13の境
界線24においても、濾過膜17,22は濾板11に固
定されており、上部濾過領域12と下部濾過領域13は
独立した構成となっている。
【0013】以下、上記構成における作用を説明する。
吸引ポンプなどの吸引手段により膜カートリッジに吸引
負圧を与えると、吸引負圧は、吸引口14を通して透過
水流路15内に至る経路で上部濾過領域12に供給さる
とともに、吸引口19を通して透過水流路20内に至る
経路で下部濾過領域13に供給される。そして、濾過領
域12,13にほぼ均等に吸引負圧が与えられる状態に
おいて、被処理水中の活性汚泥などは濾過膜17,22
で捕捉され、濾過膜17,22を透過した透過水はスペ
ーサ18,23、シボ16,21を経て透過水流路1
5,20内に流入し、吸引口14,19より吸引管へと
取り出される。
【0014】このようにして濾過が行われる結果、膜カ
ートリッジの上部と下部にかかわらず均一な透過流束が
得られるとともに、上下方向に長い膜カートリッジにお
いて曝気空気により有効に膜面を洗浄できる。したがっ
て、従来の膜カートリッジと比較して、曝気空気の利用
効率を低下することなく、濾過効率を上昇させることが
できる。
【0015】図2は本発明の他の実施例の膜カートリッ
ジを示す。この実施例の膜カートリッジが図1に示した
ものと異なるのは、上部濾過領域25に形成した透過水
流路26を、下部濾過領域27に形成した透過水流路2
8に合流させ、1つの吸引口29において吸引管に接続
するようにした点である。
【0016】この実施例の膜カートリッジにおいても、
上部と下部にかかわらず均一な透過流束を得ることがで
き、曝気空気を有効に利用しながら濾過性能を向上させ
ることができる。
【0017】上記した実施例においては、濾板に上部濾
過領域と下部濾過領域の2領域を設定したが、上下方向
に2以上の複数の濾過領域を設けることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上下方向
に複数の濾過領域を設け、濾過領域ごとに透過水流路を
形成したことにより、膜カートリッジの上部と下部にか
かわらず均等に吸引負圧を与えて均一な透過流束が得ら
れるとともに、上下方向に長い膜カートリッジにおいて
曝気空気を有効に利用して膜面洗浄できる。これによ
り、従来の膜カートリッジに比較して曝気空気の利用効
率を低下することなく、濾過性能を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の膜カートリッジを示した説
明図である。
【図2】本発明の他の実施例の膜カートリッジを示した
説明図である。
【図3】膜カートリッジが配列される膜分離ユニットを
示した説明図である。
【図4】従来の膜カートリッジを示した平面図である。
【図5】図4の膜カートリッジの縦断面図である。
【符号の説明】
11 濾板 12 上部濾過領域 13 下部濾過領域 15,20 透過水流路 17,22 濾過膜 18,23 スペーサ 25 上部濾過領域 27 下部濾過領域 26,28 透過水流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形平板状の濾板に上下方向に区分して
    なる複数の濾過領域を設定し、濾過領域ごとに濾板の表
    面を覆って配置する濾過膜を周縁部で濾板に固定して設
    けるとともに、濾過膜と濾板との間に透過水の流路とな
    るスペーサを介装し、各濾過領域に、濾板の表面に開口
    して透過水流路を形成したことを特徴とする膜カートリ
    ッジ。
JP16852794A 1994-07-21 1994-07-21 膜カートリッジ Pending JPH0824592A (ja)

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JP16852794A JPH0824592A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 膜カートリッジ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014104135A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 東レ株式会社 多段式浸漬型膜分離装置および膜分離方法
WO2014148628A1 (ja) * 2013-03-21 2014-09-25 東レ株式会社 多段式浸漬型膜分離装置および膜分離方法

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