JPH08244745A - キャップ付容器 - Google Patents
キャップ付容器Info
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- JPH08244745A JPH08244745A JP7071095A JP7071095A JPH08244745A JP H08244745 A JPH08244745 A JP H08244745A JP 7071095 A JP7071095 A JP 7071095A JP 7071095 A JP7071095 A JP 7071095A JP H08244745 A JPH08244745 A JP H08244745A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/023—Neck construction
Abstract
部が大きく変形することなく、打栓したキャップと容器
本体の口部との間から内容物が漏れることのないキャッ
プ付容器を提供することである。 【構成】 容器本体を二軸延伸ブロ−成形した飽和ポリ
エステル系樹脂で構成し、更に該容器本体の口部にキャ
ップを打栓して該キャップを容器本体の口部に嵌合して
装着し、更にまた上記の容器本体の口部の先端部であっ
て、上記のキャップと接触する接触嵌合面を非結晶化領
域とし、かつ上記の容器本体の口部の内面であって、上
記のキャップと接触しない非接触内面を結晶化領域とし
てなるキャップ付容器である。
Description
プを口部に打栓した二軸延伸ブロ−成形容器に関するも
のである。
料、酒類、その他等の食品用容器として、種々のプラス
チックの成形容器が提案されている。それらの一つに、
ポリエチレンテレフタレ−ト等により代表される飽和ポ
リエステル系樹脂からなる二軸延伸ブロ−成形容器が知
られている。このものは、極めて優れた透明性および表
面光沢性を有し、かつ美麗で、ガスバリヤ−性、水分不
透過性、内容物の保存性等に優れており、また燃焼時の
発熱も少なくて炉を損傷することなく、極めて易廃棄性
に富む等、多くの利点を有しているものである。
る二軸延伸ブロ−成形容器に各種の飲料水、ジュ−ス類
等を充填する場合、内容物を80ないし95℃程度の高
温の状態で充填する、いわゆるホットフィルが行われる
ことがある。
飽和ポリエステル系樹脂からなる二軸延伸ブロ−成形容
器にホットフィルを行うと、成形容器が熱変形を起こす
ことがあり、特に、成形容器の口部において、しばしば
熱変形を起こして商品価値を損なうと言う欠点がある。
これは、成形容器の口部が、二軸延伸ブロ−成形におい
て、全く延伸されない部分であり、延伸による耐熱性が
付与されないからであると言われている。従って、ホッ
トフィルを行う場合、成形容器の口部近辺には、耐熱性
を付与しなければならないと言う問題点がある。
する方法としては、種々の方法が提案されているが、そ
の一つに、成形容器の口部を構成する樹脂を結晶化する
方法が知られている。しかしながら、この方法では、結
晶化に伴い口部が熱変形および収縮を生じ、特に、収縮
は必ずしも一様に、等方向的に起こるものではなく、従
って、成形容器の口部をキャップとの密閉性に適する所
望の加工寸法に成形することは極めて困難であると言う
欠点がある。特に、成形容器の口部にキャップを打栓し
て装着する場合には、容器本体の口部は、壁厚が薄く、
加熱、徐冷時に熱変形および収縮が生じ易く、しかもキ
ャップが当接する口部の天面の平坦性が損なわれると言
う欠点もある。その結果、キャップを口部に打栓して嵌
合させて装着しても、キャップと口部との間に隙間を生
じやすく、そこから内容物が漏れるということがしばし
ば起こると言う欠点がある。これを解決するために、例
えば、成形容器を製造するために、二軸延伸ブロ−成形
を行う予備成形体、いわゆるパリソンの口部を耐熱性樹
脂により成形することが考えられるが、通常、耐熱性樹
脂は高い軟化点を有することから、その成形加工に難点
があり、換言すれば、耐熱性樹脂のみを使用して射出成
形法等により寸法よくパリソン等を成形することは極め
て困難である。
し、ホットフィルを行なっても口部が大きく変形するこ
となく、打栓したキャップと口部との間から内容物が漏
れることのないキャップ付容器を提供することである。
な問題点を解決すべく種々研究の結果、容器本体を二軸
延伸ブロ−成形した飽和ポリエステル系樹脂から構成
し、該容器本体の口部にキャップを打栓して、該容器本
体の口部に該キャップを嵌合して装着し、更に上記の容
器本体の口部の先端部であって、上記のキャップと接触
する接触嵌合面を非結晶化領域とし、かつ上記の容器本
体の口部の内面であって、上記のキャップと接触しない
非接触内面を結晶化領域としたところ、該容器本体の口
部が、ホットフィルに耐えるだけの耐熱性を有し、かつ
ホットフィル時に実質的な変形を起こさず、その結果、
打栓後に口部とキャップとの間から内容物が漏れるとい
うこともなく、極めて良好なキャップ付容器を見出して
本発明を完成したものである。
してなる容器本体の口部にプラスチック製のキャップを
打栓により装着してなる容器であり、かつ上記の容器本
体の口部の先端部であって、上記のキャップと接触する
接触嵌合面を非結晶化領域とし、また上記の容器本体の
口部の内面であって、上記のキャップと接触しない非接
触内面を結晶化領域とすることを特徴とするキャップ付
容器に関するものである。
なる容器本体の口部にプラスチック製のキャップを打栓
により装着してなる容器であり、該容器本体の口部は、
飽和ポリエステル系樹脂からなり、かつ開口端を含む先
端部、該先端部に連接する外方に膨出した円筒状凸部を
有するロッキングリング部、該ロッキングリング部に連
接するサポ−トリング部からなり、また上記のキャップ
は、上記の容器本体の口部の開口端を覆う天面部と、該
天面部から垂下して連接するインナ−リング部とアウタ
−リング部とからなり、而して上記の容器本体の口部
は、上記のキャップのインナ−リング部とアウタ−リン
グ部との間で嵌合して装着され、更に上記の容器本体の
口部の先端部であって、上記のキャップのインナ−リン
グ部と接触する接触嵌合面を非結晶化領域とし、かつ上
記の容器本体の口部の内面であって、上記のキャップと
接触しない非接触内面を結晶化領域とすることを特徴と
するキャップ付容器に関するものである。
であってキャップが接触する部分を非結晶化領域とし、
キャップが接触しない部分を結晶化領域とすることによ
って、ホットフィルおよびホットフィルの打栓による外
方向へのクリ−プ変形に耐えるだけの耐熱性を有し、し
かも口部とキャップとの密着性も維持されて、打栓後に
おいて口部とキャップとの間から内容物が漏れるという
こともないものである。
に詳しく説明する。まず、本発明にかかる容器本体につ
いて説明すると、かかる容器本体は、それを製造するた
めに、二軸延伸ブロ−成形する予備成形体、いわゆるパ
リソンを製造する。パリソンの製造については、飽和ポ
リエステル系樹脂を使用して、例えば、射出成形法等の
通常の成形法で成形することができる。而して、本発明
では、上記で製造したパリソンを使用して、通常の延伸
ブロ−成形法によってブロ−成形して、本発明にかかる
容器本体を製造することができる。
構造を概略的に示す部分断面図である。容器本体の口部
Aは、開口端1を含む先端部2と、その下に連接される
ロッキングリング部3と、更にその下に連接されるサポ
−トリング部4とからなる。更に詳しく説明すると、先
端部2は、開口端1よりわずかに下の部分から下方に向
かって徐々に外側に厚みを増しいく。そして、先端部2
に連接するロッキングリング部3は、同一の厚みを有す
る円筒状凸部31に形成されていおり、先端部2の開口
端1における厚さよりも厚く成形されている。次に上記
のロッキングリング部3の下方には、サポ−トリング部
4が連接されている。このサポ−トリング部4は、下方
になるにつれて縮径する凹曲面部41と、これに続くサ
ポ−トリング42で構成されている。なお、上記のサポ
−トリング部4の下方は、図示しないが、容器本体の肩
部、胴部、底部が形成されている。
構造を示す概略的断面図である。キャップBは、上記の
容器本体の口部Aの開口部を覆う天面部101と、これ
に実質的に垂下して連接するインナ−リング部102
と、アウタ−リング部103とからなる。上記のインナ
−リング部102と、アウタ−リング部103とは、基
本的には円筒状に形成されており、両者は、同軸的に天
面部101に連接している。また、インナ−リング部1
02と、アウタ−リング部103との間の天面部101
の内面側(下方面)には、上記の容器本体の口部Aの開
口端1の天面に接触して、密閉性を高める突起104が
形成されている。上記において、アウタ−リング部10
3の内側表面の下方部分には、径内方に隆起する突条部
105が形成されているが、突条部105が形成されて
いないアウタ−リング部103の内径は、容器本体の口
部Aのロッキングリング部3の外径とほぼ同一に形成さ
れている。なお、突条部105は、容器本体の口部Aの
ロッキングリング部3のすぐ下部に形成された凹曲面部
41と係合すにように凸曲面形状に形成されている。一
方、インナ−リング部102の外側の面は、平坦な円筒
状曲面部102bと、その下部に設けたテ−パ−面部1
02aとからなる。上記の平坦な円筒状曲面部102b
における外径は、容器本体の口部Aの内径より大きく形
成されている。従って、図3に示して後述するように、
打栓前のキャップBのインナ−リング部102の外径、
すなわち平坦な円筒状曲面部102bにおける外径と、
容器本体の口部Aの内径との間にはオ−バ−ラップしろ
LがL>0の状態で存在する。一方、インナ−リング部
102の最先端の外径は、テ−パ−面部102aが形成
されていることにより容器本体の口部Aの内径より小さ
くなっている。これにより、キャップBの打栓の際に、
容器本体の口部Aが容易にそのインナ−リング部102
とアウタ−リング部103との間に入り込むことができ
る。オ−バ−ラップしろLとしては、容器本体の口部の
大きさ、容器本体、キャップ等を構成する樹脂の種類等
によって変わるが、大体、0.25ないし0.5mm程
度が好ましい。なお、図示しないが、キャップBの天面
部101においては、インナ−リング部102より内側
に相当する部分に易開封部分、例えば、引っ張り用の摘
み片を有し、かつ円状に薄肉に形成した開封蓋等が設け
られている。この易開封部分は、使用時に取り除かれ
て、容器が開封される。而して、キャップBの外側壁部
106を適宜の形状に成形して、キャップBを所望の形
状の注出口とすることもできる。
プBを打栓して装着した状態を示す概略的断面図であ
る。本発明において、容器本体の口部AにキャップBを
打栓して装着する方法としては、通常の方法で行うこと
ができる。この打栓において、アウタ−リング部103
の内面に形成した突条部105は、容器本体の口部Aの
先端部2のテ−パ部21a上をスライドしてロッキング
リング部3に乗り上がり、更にロッキングリング部3を
通り越して凹曲面部41に入り込む。このとき、キャッ
プBのインナ−リング部102の外側面は、容器本体の
口部Aの内側面と接しながら移動する。そして、インナ
−リング部102とアウタ−リング部103との間に、
容器本体の口部Aのロッキングリング部3の円筒状凸部
31が嵌合する。ここで、オ−バ−ラップしろLがL>
0であるので、キャップBのインナ−リング部102の
外側表面102bと容器本体の口部Aの内側表面とはぴ
ったりと接触することになり、容器本体にキャップが装
着されて密封される。なお、図3に示すように、キャッ
プBが確実に打栓された場合、キャップBのアウタ−リ
ング部103の突条部105と容器本体の口部Aの凹曲
面部41とは、係合し、また、キャップBの天面部10
1の内側面に設けた突起104の先端部は、容器本体の
口部Aの開口端1の天面に密着する。
て、非結晶化領域と結晶化領域とを設けた容器本体の口
部Aの状態を概略的に示す断面図である。図より明らか
なように、本発明では、容器本体の口部AにキャップB
を嵌合させて装着したとき、該容器本体の口部Aは、上
記のキャップBのインナ−リング部102とアウタ−リ
ング部103との間で嵌合して装着されが、その際に、
本発明にかかる容器本体の口部Aは、該容器本体の口部
Aの先端部2およびロッキングリング部3の部分であっ
て、上記のキャップBのインナ−リング部102と接触
する接触嵌合面を非結晶化領域201とし、かつ上記の
容器本体の口部Aの内面であって、上記のキャップBの
インナ−リング部102と接触しない部分であり、かつ
サポ−トリング42の上方の部分において、結晶化領域
202とするものである(図4)。上記において、結晶
化領域202は、上記のように容器本体の口部Aの内面
の全周にわたって設ける代わりに、結晶化領域が周方向
に非連続で等間隔の短冊状形状の結晶化領域203を円
周内面に設けることもできる(図5)。
しては、種々の方法があるが、例えば、図6は、本発明
において、結晶化領域を形成する容器本体の口部とヒ−
タ−との状態を示す概略的断面図である。図6に示すよ
うに、飽和ポリエステル系樹脂を使用して射出成形して
得たパリソンを通常の方法で延伸ブロ−成形することに
よって、容器本体Xを製造し、該容器本体Xの口部内
に、円筒状のヒ−タ−301とヒ−タ−被覆管302を
挿入し、更に該ヒ−タ−301とヒ−タ−被覆管302
の適切な相対位置および形状(a、d、l)等を設定す
ることにより、容器本体Xの内面を円周全面にわたっ
て、あるいは短冊状に加熱して、本発明にかかる結晶化
領域202、または203を有する容器本体を製造する
ことができる。
ン、更にこれを延伸ブロ−成形してなる容器本体を構成
する飽和ポリエステル系樹脂としては、飽和ジカルボン
酸と飽和二価アルコ−ルとを反応させて製造される飽和
ポリエステル系樹脂を使用することができる。上記にお
いて、飽和ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−1.4−ま
たは2.6−ジカルボン酸、ジフェニルエ−テル−4.
4´−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸類等の芳
香族ジカルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、アゼラ
イン酸、デカン−1.10−ジカルボン酸等の脂肪族ジ
カルボン酸類、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族
ジカルボン酸等を使用することができる。また、上記に
おいて、飽和二価アルコ−ルとしては、エチレングリコ
−ル、プロピレングリコ−ル、トリメチレングリコ−
ル、テトラメチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−
ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−
ル、ポリテトラメチレングリコ−ル、ヘキサメチレング
リコ−ル、ドデカンメチレングリコ−ル、ネオペンチル
グリコ−ル等の脂肪族グリコ−ル類、シクロヘキサンジ
メタノ−ル等の脂環族グリコ−ル、2.2−ビス(4´
−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、その他
の芳香族ジオ−ル類等を使用することができる。本発明
において、飽和ポリエステル系樹脂としては、テレフタ
ル酸とエチレングリコ−ルとからなるポリエチレンテレ
フタレ−トを使用することが最も好ましい。本発明にお
いて、飽和ポリエステル系樹脂としては、固有粘度が
0.5から1.5位、好ましくは、0.65から0.8
5の範囲の値を有するものを使用することが好ましい。
また、飽和ポリエステル系樹脂としては、固相重合で製
造され、180℃から250℃の温度下で減圧処理また
は不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、または固相重
合して低分子量重合物であるオリゴマ−やアセトアルデ
ヒドの含有量を低減させたもの等が好適である。なお、
本発明においては、飽和ポリエステル系樹脂中には、本
発明の目的を損なわない範囲で、公知の添加剤、例え
ば、安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線
劣化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の添加剤を適量加え
ることができる。
体の口部に装着されるキャップとしては、プラスチック
製のキャップを使用することができる。而して、上記の
プラスチックとしては、例えば、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリカ−ボネ−ト、ポリエステル、ポリアミド等
の公知の樹脂を使用することができ、またその成形法と
しては、射出成形法等の公知の方法で製造することがで
きる。
する。 実施例1 日精エ−・エス・ビ−機械株式会社製の射出成形装置
(装置番号・ASB250H)を用いて、ポリエチレン
テレフタレ−ト(ユニチカ株式会社製、商品名・NEH
−2050)を射出成形して、延伸ブロ−用のパリソン
を16本成形した。次いで、上記のパリソンを使用し
て、連続して上記と同じ装置を使用して二軸延伸ブロ−
成形して、内容量が1リットルの容器本体を16本製造
した。その後、上記で得た容器本体の口部に円筒状のヒ
−タ−とヒ−タ−被覆管が一体となったものを入れて、
該口部の内面で、キャップが接触しない部分かつサポ−
トリングより上方部分を円周状に加熱、徐冷して、口部
内面が結晶化した容器を16本得た。上記で得た容器本
体16本のそれぞれに85℃のお湯を入れた後、直ぐに
直鎖状低密度ポリエチレンからなるキャップを打栓し
た。なお、オ−バ−ラップしろ(L)は、0.3mmと
した。上記で密封した容器体、16本を倒置して24時
間静置したが、各容器からの水漏れは認められなかっ
た。
の内面であってキャップが接触する部分を非結晶化領域
とし、またキャップが接触しない部分を結晶化領域とす
ることによって、ホットフィルおよびホットフィル後の
打栓による外方向へのクリ−プ変形に耐えるだけの耐熱
性を有し、しかも口部とキャップとの密着性も維持され
て、打栓後において口部とキャップとの間から内容物が
漏れるということもないものである。本発明にかかる容
器は、各種の飲料、調味料、めんつゆ等の食品用容器と
して好適なものである。
図である。
した状態を示す概略的断面図である。
の口部Aの状態を概略的に示す断面図である。
の口部Aの状態を概略的に示す断面図である。
−との状態を示す概略的断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 二軸延伸ブロ−成形してなる容器本体の
口部にプラスチック製のキャップを打栓により装着して
なる容器であり、かつ上記の容器本体の口部の先端部で
あって、上記のキャップと接触する接触嵌合面を非結晶
化領域とし、また上記の容器本体の口部の内面であっ
て、上記のキャップと接触しない非接触内面を結晶化領
域とすることを特徴とするキャップ付容器。 - 【請求項2】 二軸延伸ブロ−成形してなる容器本体の
口部にプラスチック製のキャップを打栓により装着して
なる容器であり、該容器本体の口部は、飽和ポリエステ
ル系樹脂からなり、かつ開口端を含む先端部、該先端部
に連接する外方に膨出した円筒状凸部を有するロッキン
グリング部、該ロッキングリング部に連接するサポ−ト
リング部からなり、また上記のキャップは、上記の容器
本体の口部の開口端を覆う天面部と、該天面部から垂下
して連接するインナ−リング部とアウタ−リング部とか
らなり、而して上記の容器本体の口部は、上記のキャッ
プのインナ−リング部とアウタ−リング部との間で嵌合
して装着され、更に上記の容器本体の口部の先端部であ
って、上記のキャップのインナ−リング部と接触する接
触嵌合面を非結晶化領域とし、かつ上記の容器本体の口
部の内面であって、上記のキャップと接触しない非接触
内面を結晶化領域とすることを特徴とするキャップ付容
器。 - 【請求項3】 結晶化領域が周方向に連続して円周内面
に設けられていることを特徴とする上記の請求項1およ
び2に記載するキャップ付容器。 - 【請求項4】 結晶化領域が周方向に非連続で円周内面
に設けられていることを特徴とする上記の請求項1およ
び2に記載するキャップ付容器。 - 【請求項5】 結晶化領域が周方向に非連続で等間隔の
短冊状形状で円周内面に設けられていることを特徴とす
る上記の請求項4に記載するキャップ付容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071095A JP3678789B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | キャップ付容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08244745A true JPH08244745A (ja) | 1996-09-24 |
JP3678789B2 JP3678789B2 (ja) | 2005-08-03 |
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Family Applications (1)
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JP7071095A Expired - Fee Related JP3678789B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | キャップ付容器 |
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