JPH08243935A - 早廻し機能付ヒンジハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】早廻しでき、従来のヒンジハンドルと同じよう
に固く締まったボルトやナット等をゆるめたり、締めつ
けたりでき、なおかつかさばらないレンチを提供する。 【構成】クランク軸（１）の下部にハンドル（２）を設
け、そのクランク軸（１）上部に開いている穴に自由に
出入りするベアリング（８）とバネ（７）を設け、それ
に、ソケット差し込み部（４）を自由に可倒できるよう
装着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、早廻しの機能を持た
せる為に軸部をクランク状に曲げたソケットレンチに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、固く締まったボルト、ナット等
は、ヒンジハンドルでゆるめたのちに、ラチェットレン
チやＴ型レンチ等を使用することによって早廻ししてい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

（イ）早廻しするには、ソケットをラチェットレンチ等
に差し変えねばならず作業効率が悪かった。 （ロ）ヒンジハンドルの他にも早廻し工具等を持たねば
ならず、かさばった。 本発明は、これらの欠点を除く為になされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】クランク軸（１）の下部に
ハンドル（２）を設け、クランク軸（１）の上部に開い
ている穴に自由に出入りするベアリング（８）とバネ
（７）を設ける。ソケット差し込み部（４）に開いてい
る穴に自由に出入りするベアリング（５）とバネ（６）
を設け、そのソケット差し込み部（４）が自由に可倒す
るように、クランク軸（１）にピン（３）で装着する。
本発明は、以上のような構成よりなる早廻し機能付ヒン
ジハンドルである。

【０００５】

【作用】クランク軸（１）上部に片手をそえて、ハンド
ル（２）を回転させる。するとソケット差し込み部
（４）も回転するので早廻しできる。ソケット差し込み
部（４）を倒すことにより、大きな回転となる。すなわ
ち、固く締まったボルト、ナット等をゆるめられる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ）クランク軸（１）の下部に、ハンドル（２）を設
け、上部に自由に出入りするベアリング（８）とバネ
（７）を設ける。 （ロ）クランク軸（１）の上部に、自由に可倒するよう
にソケット差し込み部（４）を、ピン（３）で装着す
る。 （ハ）ソケット差し込み部（４）の側面の穴に、自由に
出入りするベアリング（６）とバネ（５）を設ける。 本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、
クランク軸（１）上部に片手をそえて、ハンドル（２）
を回転させる。ハンドル（２）の回転はそのままソケッ
ト差し込み部（４）の回転となるので早廻し出来る。し
かも、クランク軸（１）上部に開いた穴に設けられたベ
アリング（８）が、バネ（７）の力によってソケット差
し込み部（４）下部にある穴にくい込みテンションがか
かっているので、不自然なぐらつきを押さえている。ま
た、これによりソケット差し込み部（４）を倒し、従来
のヒンジハンドルとして使用したのち、ハンドル（２）
をおこすことによって容易にセンターが出るので早廻し
しやすい。なお、図３で示すように、ベアリング（８）
の代わりに、プランジャー（９）をクランク軸（１）上
部の穴に自由に出入りするよう設けてもよい。

【０００７】

【発明の効果】必要以上にかさばることがなく、従来の
ヒンジハンドルと同じように高いトルクをかけることが
できる。また、そのまま早廻しできるので、いちいちソ
ケットを差し変えることがなくなり作業効率が良くなっ
た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の一部を切り欠いた正面図である。

【図３】本発明の他の実施例を示す一部を切り欠いた正
面図である。

【符号の説明】

１ クランク軸 ２ ハンドル ３ ピン ４ ソケット差し込み部 ５ バネ ６ ベアリング ７ バネ ８ ベアリング ９ プランジャー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】クランク軸（１）の下部にハンドル（２）
   を設け、クランク軸（１）の上部に開いている穴に自由
   に出入りするベアリング（８）とバネ（７）を設ける。
   ソケット差し込み部（４）に開いている穴に自由に出入
   りするベアリング（６）とバネ（５）を設けそのソケッ
   ト差し込み部（４）が自由に可倒するように、クランク
   軸（１）にピン（３）で装着した早廻し機能付ヒンジハ
   ンドル。