JPH08243332A - ミストコレクタ - Google Patents
ミストコレクタInfo
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- JPH08243332A JPH08243332A JP7049563A JP4956395A JPH08243332A JP H08243332 A JPH08243332 A JP H08243332A JP 7049563 A JP7049563 A JP 7049563A JP 4956395 A JP4956395 A JP 4956395A JP H08243332 A JPH08243332 A JP H08243332A
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- JP
- Japan
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- water
- filter plate
- filter
- mist
- mist collector
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- Pending
Links
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Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 目詰まりを起こした場合に濾過板の交換が必
要でなく、短時間の洗浄により容易に濾過性能が回復で
きるなどメンテナンスを容易にする。 【構成】 はっ水性濾材からなる濾過板２１、２２を排
気通路１０に配設するとともに、この濾過板２１に対し
て注水可能な水洗浄装置３を対向して配置した。
要でなく、短時間の洗浄により容易に濾過性能が回復で
きるなどメンテナンスを容易にする。 【構成】 はっ水性濾材からなる濾過板２１、２２を排
気通路１０に配設するとともに、この濾過板２１に対し
て注水可能な水洗浄装置３を対向して配置した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカストマシンのよ
うな装置類から発生するオイルミストやダストを集塵し
て、それらを捕集するミストコレクタに関するものであ
る。
うな装置類から発生するオイルミストやダストを集塵し
て、それらを捕集するミストコレクタに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来知られているミストコレクタには、
図２に示すように排気通路１０に濾過板２０とファン装
置４を配設して、その濾過板２０によりオイルミストや
ダストを捕集するものがある。この用途の濾過板には、
ガラスウールのような繊維質の材料からなる板状のもの
が用いられている。このような濾過板にあっては、オイ
ルミスト等によって目詰まりを起こしたときには、何ら
かの方法で洗浄水を散水しても水の濡れにより繊維間の
空隙が閉塞して通気性が悪化するので、ミストコレクタ
の運転を中止して濾過板を交換するかまたは十分に乾燥
させる必要があった。このためメンテナンスの手間がか
かるとともに特別に費用を要した。特に、ダイカストマ
シンに関連する離型剤を散布する作業から発生するオイ
ルミスト等には微小な黒鉛を含むため、濾過板が短期間
のうちに目詰まりを起こすのでメンテナンスが容易では
なかった。
図２に示すように排気通路１０に濾過板２０とファン装
置４を配設して、その濾過板２０によりオイルミストや
ダストを捕集するものがある。この用途の濾過板には、
ガラスウールのような繊維質の材料からなる板状のもの
が用いられている。このような濾過板にあっては、オイ
ルミスト等によって目詰まりを起こしたときには、何ら
かの方法で洗浄水を散水しても水の濡れにより繊維間の
空隙が閉塞して通気性が悪化するので、ミストコレクタ
の運転を中止して濾過板を交換するかまたは十分に乾燥
させる必要があった。このためメンテナンスの手間がか
かるとともに特別に費用を要した。特に、ダイカストマ
シンに関連する離型剤を散布する作業から発生するオイ
ルミスト等には微小な黒鉛を含むため、濾過板が短期間
のうちに目詰まりを起こすのでメンテナンスが容易では
なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、目詰まりを起
こした場合に濾過板の交換が必要でなく、短時間の洗浄
により容易に圧力損失が回復できるなどメンテナンスが
容易なミストコレクタを提供する。
点を解決するためになされたものであり、目詰まりを起
こした場合に濾過板の交換が必要でなく、短時間の洗浄
により容易に圧力損失が回復できるなどメンテナンスが
容易なミストコレクタを提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、はっ水性
濾材からなる濾過板を排気通路に配設するとともに、こ
の濾過板に対して注水可能な水洗浄装置を対向して配置
したことを特徴とするミストコレクタにより解決するこ
とができる。
濾材からなる濾過板を排気通路に配設するとともに、こ
の濾過板に対して注水可能な水洗浄装置を対向して配置
したことを特徴とするミストコレクタにより解決するこ
とができる。
【０００５】本発明にあっては、濾過板が複数枚間隔を
設けて配設されたものが好ましい態様であるが、用いら
れる濾過板のはっ水性は、ＪＩＳ規格Ｌ１０９２−１９
９２の５．２はっ水度試験（スプレー試験）に規定され
る試験方法によるはっ水度９０以上であることが特に好
ましい。また、振動装置を配設して濾過板に振動を与え
るようにすると効率よく洗浄できる利点がある。
設けて配設されたものが好ましい態様であるが、用いら
れる濾過板のはっ水性は、ＪＩＳ規格Ｌ１０９２−１９
９２の５．２はっ水度試験（スプレー試験）に規定され
る試験方法によるはっ水度９０以上であることが特に好
ましい。また、振動装置を配設して濾過板に振動を与え
るようにすると効率よく洗浄できる利点がある。
【０００６】
【作用】本発明では、濾過板がはっ水性濾材からなるこ
と、この濾過板に対して注水可能な水洗浄装置を内蔵し
たことから、洗浄水を散水してミストが容易に洗浄でき
るうえ、水の濡れにより繊維間の空隙が閉塞することが
ないので、濾過板の交換または十分な乾燥などが必要な
く、短時間のうちにミストコレクタの運転を再開でき
る。
と、この濾過板に対して注水可能な水洗浄装置を内蔵し
たことから、洗浄水を散水してミストが容易に洗浄でき
るうえ、水の濡れにより繊維間の空隙が閉塞することが
ないので、濾過板の交換または十分な乾燥などが必要な
く、短時間のうちにミストコレクタの運転を再開でき
る。
【０００７】
【実施例】次に、図１に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。先ず図１において、実施例のミストコ
レクタは、コレクタ本体１の内部に、下方に空気導入開
口１１、上部に空気排出開口１２を備えた排気通路１０
が設けられている。その内部に濾過板２１、２２を２段
に備え、濾過板２１の下方には濾過板２１の下面全面に
注水可能な洗浄装置３が対向して設けられているととも
に、空気排出開口１２には電動ファン装置４が設けられ
ている。このような装置によって、ファン装置４を運転
することで下方の空気導入開口１１から取り入れられた
オイルミスト等を含む空気は濾過板２１、２２を通過す
るときにオイルミスト等が捕集されて、次いで上部の空
気排出開口１２から浄化された空気を排出することがで
きる。
詳細に説明する。先ず図１において、実施例のミストコ
レクタは、コレクタ本体１の内部に、下方に空気導入開
口１１、上部に空気排出開口１２を備えた排気通路１０
が設けられている。その内部に濾過板２１、２２を２段
に備え、濾過板２１の下方には濾過板２１の下面全面に
注水可能な洗浄装置３が対向して設けられているととも
に、空気排出開口１２には電動ファン装置４が設けられ
ている。このような装置によって、ファン装置４を運転
することで下方の空気導入開口１１から取り入れられた
オイルミスト等を含む空気は濾過板２１、２２を通過す
るときにオイルミスト等が捕集されて、次いで上部の空
気排出開口１２から浄化された空気を排出することがで
きる。
【０００８】この実施例では、濾過板を２段に備えてい
て、下段の濾過板２１において粗大なミストを捕集し、
上段の濾過板２２において微細なミストを捕集するよう
になされているが、本発明はこの構成に限定されるもの
ではない。また、本発明は、濾過板２１を縦型とし空気
を横方向から通過させるようにするとともに側方に洗浄
装置を設ける構造として具体化してもよい。
て、下段の濾過板２１において粗大なミストを捕集し、
上段の濾過板２２において微細なミストを捕集するよう
になされているが、本発明はこの構成に限定されるもの
ではない。また、本発明は、濾過板２１を縦型とし空気
を横方向から通過させるようにするとともに側方に洗浄
装置を設ける構造として具体化してもよい。
【０００９】本発明のミストコレクタにおいては、濾過
板２１、２２としてポリエステルニードルフェルトを基
材とするはっ水性濾材をプリーツ形状に加工成形したも
のを用いた。この濾過板のうち下段の濾過板２１は、Ｊ
ＩＳ規格Ｌ１０９２−１９９２の５．２はっ水度試験
（スプレー試験）に規定される試験方法によるはっ水度
９０以上であるはっ水性が付与されていることが必要で
ある。なお、このようなはっ水性は、ポリエステル繊維
をフッ素樹脂加工、例えば商品名アサヒガードＬＳ−３
１７またはＡＧ−４６０Ｘに浸漬し加熱乾燥することで
得ることができる。その際に商品名メイカネートＭＦの
ような架橋剤を併用するのも好ましい。
板２１、２２としてポリエステルニードルフェルトを基
材とするはっ水性濾材をプリーツ形状に加工成形したも
のを用いた。この濾過板のうち下段の濾過板２１は、Ｊ
ＩＳ規格Ｌ１０９２−１９９２の５．２はっ水度試験
（スプレー試験）に規定される試験方法によるはっ水度
９０以上であるはっ水性が付与されていることが必要で
ある。なお、このようなはっ水性は、ポリエステル繊維
をフッ素樹脂加工、例えば商品名アサヒガードＬＳ−３
１７またはＡＧ−４６０Ｘに浸漬し加熱乾燥することで
得ることができる。その際に商品名メイカネートＭＦの
ような架橋剤を併用するのも好ましい。
【００１０】以上説明した実施例の装置では、ある程度
運転を行った結果濾過板にミストあるいは黒鉛が堆積し
て圧力損失が上昇した場合には、濾過板の下方に設けら
れた洗浄装置からはっ水性を備えている濾過板の全面に
わたって注水を行うことにより捕集堆積物を容易に除去
することができる。なお、濾過板２１の上方から注水可
能な水洗浄装置（図示せず）を設けておくと、ミストな
どが過剰に堆積したような場合には、ファン装置を逆回
転させるとともにこの水洗浄装置から濾過板２１の上面
全面に注水することにより、逆洗浄を行って堆積物を除
去することも可能である。
運転を行った結果濾過板にミストあるいは黒鉛が堆積し
て圧力損失が上昇した場合には、濾過板の下方に設けら
れた洗浄装置からはっ水性を備えている濾過板の全面に
わたって注水を行うことにより捕集堆積物を容易に除去
することができる。なお、濾過板２１の上方から注水可
能な水洗浄装置（図示せず）を設けておくと、ミストな
どが過剰に堆積したような場合には、ファン装置を逆回
転させるとともにこの水洗浄装置から濾過板２１の上面
全面に注水することにより、逆洗浄を行って堆積物を除
去することも可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明のミストコレクタは、以上説明し
たように洗浄水を散水しても繊維間の空隙が閉塞するこ
となくミストが容易に洗浄できるので、短時間の洗浄に
より容易に圧力損失が回復できるから濾過板を交換する
必要がなく、常に効率よく運転が可能であるという優れ
た効果を奏するものとして、その工業的価値が大なるも
のがある。
たように洗浄水を散水しても繊維間の空隙が閉塞するこ
となくミストが容易に洗浄できるので、短時間の洗浄に
より容易に圧力損失が回復できるから濾過板を交換する
必要がなく、常に効率よく運転が可能であるという優れ
た効果を奏するものとして、その工業的価値が大なるも
のがある。
【図１】本発明の実施例を示す断面図である。
【図２】従来例を示す断面図である。
１ コレクタ本体 ３ 水洗浄装置 ４ ファン装置 １０ 排気通路 ２１ 濾過板 ２２ 濾過板
Claims (2)
- 【請求項１】 はっ水性濾材からなる濾過板を排気通路
に配設するとともに、この濾過板に対して注水可能な水
洗浄装置を対向して配置したことを特徴とするミストコ
レクタ。 - 【請求項２】 濾過板が空気の流れ方向に対して複数枚
間隔を設けて配設されたものである請求項１に記載のミ
ストコレクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7049563A JPH08243332A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | ミストコレクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7049563A JPH08243332A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | ミストコレクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243332A true JPH08243332A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12834679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7049563A Pending JPH08243332A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | ミストコレクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08243332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010051851A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nippon Muki Co Ltd | 空気浄化装置及び空気浄化装置のフィルタ交換方法 |
| JP2010051852A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nippon Muki Co Ltd | 空気浄化装置及び空気浄化装置のフィルタ交換方法 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP7049563A patent/JPH08243332A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010051851A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nippon Muki Co Ltd | 空気浄化装置及び空気浄化装置のフィルタ交換方法 |
| JP2010051852A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Nippon Muki Co Ltd | 空気浄化装置及び空気浄化装置のフィルタ交換方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021213 |