JPH08241923A - 配線形成方法およびこれに用いる配線形成装置 - Google Patents

配線形成方法およびこれに用いる配線形成装置

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JPH08241923A
JPH08241923A JP4270495A JP4270495A JPH08241923A JP H08241923 A JPH08241923 A JP H08241923A JP 4270495 A JP4270495 A JP 4270495A JP 4270495 A JP4270495 A JP 4270495A JP H08241923 A JPH08241923 A JP H08241923A
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film
unit
wiring
forming
sulfur
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JP4270495A
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Shingo Kadomura
新吾 門村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口径が微細でアスペクト比の大きい接続孔
の内部を高圧リフロー法によりAl系配線膜で埋め込む
際に、配線膜表面の酸化を防止して埋め込み特性を改善
する。 【構成】 予め層間絶縁膜に接続孔を開口したウェハW
をスパッタリング装置100に搬入し、スパッタリング
・ユニット6,7内でコンフォーマルなバリヤメタルと
該接続孔内に空洞部を残した状態のAl系配線膜を順次
成膜する。次に、ウェハWをプラズマ処理ユニット8に
送り、H2 S等のイオウ系化合物を放電解離させたプラ
ズマ中からS(イオウ)を堆積させてAl系配線膜の表
面をパッシベートする。次にウェハWを大気搬送して高
圧リフロー装置101へ搬入し、加熱ユニット11でS
を昇華除去した後、高圧リフロー・ユニット13内で高
圧リフローを行い、Al系配線膜を接続孔内に押し込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体デバイス等の微細
素子の製造に適用される配線形成方法とこれに用いられ
る高圧リフロー装置に関し、特にアスペクト比の高い微
細な接続孔を配線膜で均一に埋め込むことを可能とする
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VLSI,ULSIといった近年の高集
積化半導体装置では、数mm角のチップ上に数百万個以
上もの素子を集積させることが必要とされる。しかし、
かかる高集積化に二次元的な素子の微細化で対応するこ
とは、もはや困難である。このため、素子分離,容量素
子,トランジスタ等の構造部へトレンチを応用したり、
あるいは多層配線を採用するなど、デバイス構造の三次
元化が進められている。このような三次元構造において
は、トレンチや配線間スペースのアスペクト比が優に1
を超えており、しかも配線パターンの信頼性やフォトリ
ソグラフィの解像度を確保する観点から、CMP(化学
的機械研磨法)等の手法により基板全面にわたって層間
絶縁膜が平坦化(グローバル平坦化)される傾向にあ
る。しかしながら、かかる平坦化は必然的に層間絶縁膜
の局部的な膜厚増大を招いており、この層間絶縁膜に開
口される接続孔の中にはアスペクト比が4〜5に達する
ものも現れている。
【0003】かかる接続孔の高アスペクト比化に伴い、
この接続孔内を配線膜で埋め込む技術の重要度も増して
おり、これまでに選択タングステンCVD法、あるいは
ブランケットタングステンCVD法とエッチバックの組
み合わせにより接続孔を平坦に埋め込む、いわゆるメタ
ルプラグ形成法が提案されてきた。しかし、選択タング
ステンCVD法には選択性の中途破綻や、過剰成長部の
エッチバックが追加工程として必要となること等の問題
があり、一方のブランケット・タングステンCVD法に
は工程増やエッチバックの終点判定精度等の問題があ
る。さらに、いずれの方法にしても原料ガスであるWF
6 ガスが高価であり、このことが工程数増加、あるいは
工程の複雑化とあいまって半導体装置のコストを押し上
げる原因となっている。
【0004】このようにコストのかかるメタルプラグ形
成法に代わり、接続孔を直接アルミニウム(Al)系配
線膜で埋め込むリフロー法が提案されている。これは、
AlまたはAl系合金の再結晶温度より高く融点より低
い温度域で基板を加熱することにより、基板上でAl膜
またはAl系合金膜をin−situに流動(リフロ
ー)させながら成膜を行い、平坦性を改善する方法であ
る。
【0005】さらに、このリフローを数十〜百数十気圧
程度の不活性ガス雰囲気中で行う、高圧リフロー法も1
994年IEDM抄録集,p.105〜108に提案さ
れている。この方法によれば、成膜直後には接続孔の開
口端近傍でAl膜またはAl系合金膜が癒合して接続孔
の内部に空洞部が発生した状態であっても、接続孔内部
へ膜を押し込んで最終的には接続孔を完全に埋め込むと
共に、基体表面を平坦化することができる。通常は、基
板上にAl膜またはAl系合金膜をスパッタ成膜した
後、スパッタリング装置から基板を搬出し、この基板を
高圧リフロー装置へ搬入して高圧リフローを行うといっ
た手順で作業が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記高圧リ
フロー法による接続孔埋め込みのメカニズムは必ずしも
明らかではないが、Al膜またはAl系合金膜の表面に
自然酸化膜が成長していると加熱流動が円滑に進行しな
いことが、経験的に知られている。この問題を、図8お
よび図9を参照しながら説明する。
【0007】図8は、下層配線21上に積層された層間
絶縁膜22に接続孔23が開口され、該層間絶縁膜22
の全面を被覆してTi膜24およびTiN膜25の積層
膜であるバリヤメタル26が形成され、さらにこの上に
Al系配線膜27が形成された状態を示している。ここ
で、上記接続孔23の開口径は約0.3μmと小さく、
かつアスペクト比は約4と大きいため、上記Al系配線
膜27は該接続孔23の内部に空洞部28を残したま
ま、開口端付近でブリッジ状に繋がっている。また、こ
のAl系配線膜27の表面には自然酸化膜30が成長し
ている。
【0008】この状態のウェハについて高圧Ar雰囲気
中で高圧リフローを行っても、Al系配線膜27の加熱
流動は一定レベル以上には進行せず、図9に示されるよ
うに空洞部28は解消されないまま残ってしまう。
【0009】上記自然酸化膜30は、Al膜またはAl
系合金膜の成膜を終了した基板を高圧リフロー装置へ搬
入するために一旦大気開放した際に生じたものである。
したがって、配線膜の表面における自然酸化膜の成長を
効果的に抑制できるか否かは、高圧リフロー法の成否を
決定する重要な鍵となる。
【0010】自然酸化膜の成長を抑制するためには、基
体表面を一時的に大気から遮断するためのパッシベーシ
ョンを行うことが有効である。このための手法として、
従来よりフルオロカーボン系ガスの放電解離で生成する
ポリマーを用いて基体表面を被覆する、いわゆるポリマ
ー・パッシベーションが知られている。しかしながらこ
の手法には、次工程の直前にたとえばCl2 を用いたU
Vアシスト・エッチングを行うなど、ポリマー被膜を除
去するための工程を余分に要すること、およびカーボン
汚染が生じ易いこと等の欠点がある。
【0011】そこで本発明は、上述の問題を解決し、ア
スペクト比の高い微細な接続孔を配線膜で均一に埋め込
むことを可能とする配線形成方法およびこれに用いる配
線形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達するために提案されるものである。まず、本発明の配
線形成方法は、層間絶縁膜に開口された接続孔をその開
口プロファイルに倣ってバリヤメタルで被覆する工程
と、前記バリヤメタル上に配線膜を成膜する工程と、前
記配線膜の表面をイオウもしくは窒化イオウ系化合物の
少なくとも一方よりなる保護膜で被覆する工程と、基体
を加熱することにより前記保護膜を除去する工程と、除
去後、直ちに前記配線膜を高圧リフロー法により前記接
続孔に埋め込む工程とを経るものである。
【0013】ここで、前記保護膜は、S2 2 ,S
2 ,SF4 ,S2 10,S3 Cl2 ,S2 Cl2 ,S
Cl2 ,S3 Br2 ,S2 Br2 ,SBr2 ,H2 Sか
ら選ばれる少なくとも1種類のイオウ系化合物を含むガ
スを放電解離させたプラズマ中に生成するイオウ
(S)、あるいはこれらのイオウ系化合物と窒素系化合
物とを含む混合ガスを放電解離させたプラズマ中に生成
する窒化イオウ系化合物を堆積させることにより形成す
ることができる。
【0014】上記イオウ系化合物のうち、H2 S以外は
ハロゲン化イオウである。ただし、本発明で用いるハロ
ゲン化イオウは、従来よりエッチング・ガスとして広く
利用されている六フッ化イオウ(SF6 )とは異なり、
S/X比〔分子内のS原子数とX(ハロゲン)原子数と
の比〕が小さく、放電解離条件下でプラズマ中に遊離の
イオウを放出することができる。H2 Sも同様にイオウ
を放出することができる。このイオウは、その昇華温度
より低い温度に維持された基板上に堆積する。
【0015】このプラズマ中に、窒素系化合物に由来す
るN系化学種が存在すると、イオウとN系化学種との反
応により窒化イオウ系化合物が生成する。最も単純に
は、まずSとNとの反応によりチアジル(N≡S)が形
成される。このチアジルは、酸素類似体である一酸化窒
素(NO)の構造から類推すると不対電子を持ってお
り、容易に重合して(SN)2 を生ずる。(SN)2
30℃付近で分解する化合物であるが、20℃付近では
容易に重合して(SN)4 ,さらにはポリチアジル(S
N)x を生成する。本発明において窒化イオウ系化合物
の主体をなすと考えられるのは、このポリチアジルであ
る。
【0016】ポリチアジルは、米国化学会誌(J.A
m.Chem.Soc.)第29巻,p.6358〜6
363(1975年)に詳述されているように、常圧下
では208℃,減圧下では140〜150℃付近まで安
定に存在する導電性ポリマーである。その結晶を室温状
態で1気圧の乾燥O2 雰囲気、もしくは湿潤O2 雰囲気
中に6日間放置しても変化を来さないことから、酸化に
対して極めて安定であり、本発明のパッシベーション膜
として極めて好適である。
【0017】なお、プラズマ中にF* (フッ素ラジカ
ル)が存在する系では上記(SN)xのS原子上にF原
子が結合したフッ化チアジルが、またH* (水素ラジカ
ル)が存在する系ではチアジル水素が生成し得る。さら
に、条件によっては分子内のS原子数とN原子数とが不
均衡な環状窒化イオウ化合物、あるいはこれら環状窒化
イオウ化合物のN原子上にH原子が結合したイミド型の
化合物も形成可能である。
【0018】本発明の配線形成方法において基板上に堆
積させたイオウおよび/または窒化イオウ系化合物は、
基板を昇華温度より高い温度域に加熱するだけで容易に
昇華もしくは分解させることができる。したがって、基
板上に何らパーティクル汚染が残る虞れがない。
【0019】本発明で用いられる配線膜は、従来公知の
いかなる配線膜であっても良いが、本発明は自然酸化膜
を生じ易いAl系あるいは銅(Cu)系の配線膜に対し
て特に有効である。また、バリヤメタルは、従来公知の
材料膜で構成されたものとして良く、典型的にはTi
膜,TiN膜,TiON膜,TiW膜およびこれらの組
合せによる多層膜である。
【0020】なお、Al系配線膜を用いる場合、残留塩
素や残留臭素によるアフターコロージョンを防止する観
点から、保護膜形成にはH2 S、あるいはフッ化イオウ
22 ,SF2 ,SF4 ,S2 10を用いることが特
に好適である。
【0021】一方、本発明の配線形成装置は、加熱ユニ
ットと、内部に加圧雰囲気を生成可能な圧力容器と、該
圧力容器内で被処理基板を保持する基板保持手段と、該
基板を加熱する加熱手段とを備えた高圧リフロー・ユニ
ットと、前記加熱ユニットと前記高圧リフロー・ユニッ
トとの間で前記基板を大気から遮断された状態で搬送す
る搬送ユニットとを少なくとも有するものである。ここ
で、上記加熱ユニットは、内部に減圧雰囲気を生成可能
な減圧容器と、該減圧容器内で非処理基板を保持する基
板保持手段と、イオウもしくは窒化イオウ系化合物の基
板からの脱離温度よりも高い温度に該基板を加熱する加
熱手段とを備える。上記搬送ユニットの実用的な型式と
しては、通常のマルチチャンバ・システムに採用されて
いるセンタ・ハンドラが考えられる。
【0022】上記搬送ユニットにはさらに、バリヤメタ
ル成膜用の成膜ユニットと、配線膜成膜用の成膜ユニッ
トと、保護膜形成用のプラズマ処理ユニットとを少なく
とも含む成膜装置が接続されていても良く、これにより
配線膜の成膜から高圧リフローまでを一貫して行うマル
チチャンバ型配線形成装置を構築することができる。
【0023】上記成膜装置としては、近年ではマルチチ
ャンバ型の装置が一般的に用いられており、各チャンバ
が放射型配置をとる装置では多角形状のセンタ・ハンド
ラの各辺上にバリヤメタル成膜用の一ないし複数のユニ
ット、配線膜成膜用のユニット、必要に応じて反射防止
膜成膜用のユニット等が接続されている。上述した本発
明での配線形成方法では、保護膜の表面をイオウまたは
窒化イオウ系化合物からなる保護膜で一旦被覆するが、
この被覆は配線膜の成膜後直ちに行うことが望ましいの
で、この保護膜成膜用のユニットも成膜装置に含めるこ
とができる。したがって、かかる成膜装置のセンタ・ハ
ンドラと上記の搬送ユニットとを接続すれば、バリヤメ
タルの成膜→配線膜の成膜→保護膜の形成→保護膜の除
去→高圧リフローといった一連のプロセスを、基体を途
中で大気開放することなく行うことができる。
【0024】以上は、放射型配置を有するマルチチャン
バ型配線形成装置の構成であるが、単一のライン型のセ
ンタ・ハンドラの両側にバリヤメタル成膜用ユニット、
配線膜成膜用ユニット、保護膜成膜ユニット、保護膜除
去用(前処理)ユニット、高圧リフロー・ユニットのす
べてが配列された直線配置を有する装置であっても良
い。
【0025】ところで、上記配線形成装置では、減圧ユ
ニット(加熱ユニット)と高圧ユニット(高圧リフロ
ー)とを搬送ユニットを介して一体化することが必要で
ある。このように圧力の大きく異なるユニット間で基板
を搬送する際には、特に高圧ユニットから減圧ユニット
への内部雰囲気の拡散を防ぐため、前高圧リフロー・ユ
ニットと搬送ユニットとの間に圧力差を緩和するための
バッファ・ユニットを介在させると良い。
【0026】
【作用】本発明の配線形成方法によれば、配線膜、特に
Al系配線膜を成膜後、その表面が高圧リフローを行う
直前まで保護膜によりパッシベートされるため、配線膜
の表面に自然酸化膜が成長する虞れがない。したがっ
て、高圧リフロー時の加熱流動を円滑に進行させ、アス
ペクト比の高い微細な接続孔を均一に埋め込むことが可
能となる。上記保護膜を構成するイオウおよび/または
窒化イオウ系化合物は、加熱するだけで容易に昇華もし
くは分解するので、ウェハ上にパーティクル汚染を残す
ことなく、クリーンなプロセスを実現することができ
る。
【0027】また、本発明の配線形成装置を用いれば、
高圧リフローを行う直前に加熱ユニット内で基体表面の
保護膜が除去され、しかもこの基体を大気に曝すことな
く高圧リフロー・ユニットに搬入して高圧リフローを行
うことができるので、保護膜の除去に伴って露出した配
線膜の表面に自然酸化膜を成長させることなく、円滑な
リフローを進行させることができる。さらに、成膜装置
も一体化した配線形成装置によれば、バリヤメタルの成
膜→配線膜の成膜→保護膜の形成→保護膜の除去→高圧
リフローといった一連のプロセスを、基体を途中で大気
開放することなく行うことができるため、プロセスの均
一性や再現性が一層向上する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0029】実施例1 本実施例では、保護膜を加熱除去するための加熱ユニッ
トと配線膜の高圧リフローを行うための高圧リフロー・
ユニットとが搬送ユニットを介して一体化された高圧リ
フロー装置を含む配線形成装置について、図1を参照し
ながら説明する。なお、この配線形成装置の上記高圧リ
フロー装置の前段には、バリヤメタル,Al系配線膜,
および保護膜の形成までを行うスパッタリング装置が置
かれるので、本実施例ではこのスパッタリング装置につ
いても併せて説明する。
【0030】図1中、向かって左側がスパッタリング装
置100、右側が高圧リフロー装置101である。
【0031】上記スパッタリング装置100は、断面形
状5角形の搬送ユニット4の各辺上にプロセス開始前の
ウェハWを収容するロード・ユニット1L、プロセス終
了後のウェハWを収容するアンロード・ユニット1U、
バリヤメタル成膜用のスパッタリング・ユニット6、A
l系配線膜成膜用のスパッタリング・ユニット7、イオ
ウ保護膜もしくは窒化イオウ系化合物を保護膜として堆
積させるためのプラズマ処理ユニット8が、各々ゲート
・バルブ3を介して接続された構成を有する。
【0032】上記ロード・ユニット1Lおよびアンロー
ド・ユニット1U内には、複数枚のウェハWをセットす
るためのウェハ・カセットが収容される。また、このロ
ード・ユニット1Lおよびアンロード・ユニット1Uは
ウェハ・カセットの搬出入時に大気開放されるので、こ
の時のスパッタリング装置100全体の真空度の低下を
防止するために、ゲート・バルブ3との間にバッファ室
2を設ける形で配置されている。
【0033】上記バリヤメタル成膜用のスパッタリング
・ユニット6には、一例としてTiターゲットが設置さ
れており、スパッタリング・ガスとしてArガスを用い
た通常のスパッタリングと、N2 等の窒素系ガスを含有
するガスを用いた反応性スパッタリングとを随時切り換
えることにより、Ti膜とTiN膜の双方を成膜可能と
されている。なお、上記反応性スパッタリングでは、N
2 Oガスを用いることによりTiON膜を成膜すること
も可能である。スパッタリングの方式としては、DCマ
グネトロン・スパッタリング、RFスパッタリング、イ
オン・ビーム・スパッタリング等、従来公知のあらゆる
方式を適用することができるが、ここではDCマグネト
ロン・スパッタリングを採用した。
【0034】上記Al系配線膜成膜用のスパッタリング
・ユニット7では、純Al、Al−Si合金、Al−S
i−Cu合金といった公知のAl系材料からなるターゲ
ットをスパッタすることにより、Al系配線が成膜され
る。このスパッタリングの方式も上述したあらゆる方式
とされて良いが、これもDCマグネトロン・スパッタリ
ングとした。
【0035】上記プラズマ処理ユニット8は、平行平板
型電極間でグロー放電プラズマを生成させるタイプ、あ
るいはECRプラズマ,ICP(誘導結合プラズマ),
ヘリコン波プラズマといったような近年開発された高密
度プラズマを用いるタイプの中から適宜選択されるもの
である。ただし、ウェハWを載置するステージには、ウ
ェハWの温度をイオウまたは窒化イオウ系化合物の昇華
/分解温度未満に維持できる温度調節手段を備えている
ことが必要である。実用上は、プラズマ・エッチングに
用いられるプラズマ装置を転用しても良く、基板バイア
ス印加機構を有する装置についてはこれを無バイアス条
件下で使用すれば良い。本実施例では、ソフト・エッチ
ング用のICPユニットを採用した。
【0036】一方、上記高圧リフロー装置101は、断
面形状正方形の搬送ユニット9の各辺上に、プロセス開
始前のウェハWを収容するロード・ユニット15L、プ
ロセス終了後のウェハWを収容するアンロード・ユニッ
ト15U、前記保護膜を加熱除去するための加熱ユニッ
ト12、配線膜をリフローさせるための高圧リフロー・
ユニット13、プロセス終了後の前のウェハWを収容す
るアンロード・ユニット16が、各々ゲート・バルブ3
を介して接続された構成を有する。
【0037】上記ロード・ユニット15Lおよびアンロ
ード・ユニット15U内には、複数枚のウェハWをセッ
トするためのウェハ・カセットが収容される。また、こ
のロード・ユニット15Lおよびアンロード・ユニット
15Uはウェハ・カセットの搬出入時に大気開放される
ので、この時の高圧リフロー装置101全体の真空度の
低下を防止するために、ゲート・バルブ3との間にバッ
ファ室12を設ける形で配置されている。
【0038】上記加熱ユニット11は、ヒータを内蔵す
るウェハ・ステージを収容し、かつ、ユニット内部を減
圧雰囲気に保つための排気系統に接続されている。上記
高圧リフロー・ユニット13は、不活性ガスの高圧雰囲
気中でウェハを加熱するユニットである。10気圧レベ
ルの耐圧仕様であれば、Ar等の不活性ガスを含む高圧
ガス・ボンベに接続された円筒形の加圧チャンバの上下
面に石英ガラス窓を配し、この窓の外側に配設されたハ
ロゲン・ランプを用いてウェハWを加熱することができ
る。また、100気圧レベルの耐圧仕様であれば、ステ
ンレス鋼等の剛性材料からなる球形の加圧チャンバを用
い、ウェハWはこれを載置するステージに内蔵されるヒ
ータを用いて加熱することができる。本実施例では、前
者の仕様を採用した。
【0039】なお、この高圧リフロー・ユニット13は
減圧雰囲気を有する加熱ユニット11と異なり高圧ユニ
ットであるため、ゲート・バルブ3との間にバッファ室
12を介在させる形で設置した。
【0040】上記スパッタリング装置100の各ユニッ
ト1L,1U,6,7,8に対するウェハWの搬出入
は、搬送ユニット4に備えられたハンドラ5によってそ
の都度ゲート・バルブ3を開閉しながら行われる。
【0041】また、上記高圧リフロー装置101のこれ
ら各ユニット15L,15U,11,13に対するウェ
ハWの搬出入は、搬送ユニット9に備えられたハンドラ
10によってその都度ゲート・バルブ3を開閉しながら
行われる。
【0042】本実施例の配線形成装置を用いた一連の配
線形成プロセスは、概略以下の様になる。すなわち、ま
ずスパッタリング装置100内において、ハンドラ5を
用いてロード・ユニット1L内のウェハ・カセットから
1枚ずつ取り出されたウェハWは、ハンドラ5によりス
パッタリング・ユニット6,7およびプラズマ処理ユニ
ット8間を順次移送されながら、バリヤメタルの成膜、
Al系配線膜の成膜、および保護膜の堆積の各プロセス
を経る。保護膜でパッシベートされた状態のウェハWは
アンロード・ユニット1U内のウェハ・カセットに収納
される。
【0043】上記ウェハ・カセットが満杯になると、こ
れを一旦大気中へ搬出し、高圧リフロー装置101のロ
ード・ユニット15Lへ搬入する。すると、今度はハン
ドラ10を用いてウェハ・カセットからウェハWが1枚
ずつ取り出され、ハンドラ10により前処理ユニット1
1、高圧リフロー・ユニット13間を順次移送されなが
ら、保護膜の除去およびAl系配線膜のリフローを順次
経る。以上のプロセスをすべて終了した後、ウェハWは
アンロード・ユニット15Uに収容される。
【0044】本実施例の配線形成装置では、スパッタリ
ング装置100から高圧リフロー装置101へのウェハ
Wの大気搬送は、パッシベートされた状態で行われ、こ
のパッシベート状態は高圧リフローが行われる直前まで
継続される。したがって、Al系配線膜の表面に自然酸
化膜が成長する機会が極めて少なく、高圧リフローを円
滑に再現性良く行うことが可能となる。
【0045】実施例2 本実施例では、高圧リフロー装置とスパッタリング装置
とが一体化された配線形成装置について、図2を参照し
ながら説明する。この装置は、中央の連結ユニット16
より図中向かって左側がスパッタリング装置102、向
かって右側が高圧リフロー装置103とされており、該
連結ユニット16が両装置102,103の各搬送ユニ
ット4,17の一辺に接続された構成を有する。上記ス
パッタリング装置102の構成ユニットについては、ほ
ぼ実施例1で上述したとおりであるが、バッファ室2に
接続されているのはここではロード・ユニット1Lのみ
である。
【0046】一方、上記高圧リフロー装置103の構成
ユニットもほぼ実施例1で上述したとおりであるが、こ
こでは搬送ユニット17は断面形状が5角形とされ、ま
たバッファ室14に接続されているのはアンロード・ユ
ニット15Uのみである。
【0047】両装置102,103間におけるウェハW
の搬送は、連結ユニット16を介して行われる。この連
結ユニット16には、ハンドラ5,10との間でウェハ
Wの受渡しを行うためのウェハ載置台、あるいはウェハ
Wを能動的に搬送するための搬送機構が設けられてい
る。
【0048】本実施例の配線形成装置を用いた一連の配
線形成プロセスは、概略以下の様になる。すなわち、ま
ずスパッタリング装置102内において、ハンドラ5を
用いてロード・ユニット1Lから1枚ずつ取り出された
ウェハWは、ハンドラ5によりスパッタリング・ユニッ
ト6,7およびプラズマ処理ユニット8間を順次移送さ
れながら、バリヤメタルの成膜、Al系配線膜の成膜、
および保護膜の堆積の各プロセスを経る。保護膜でパッ
シベートされた状態のウェハWは連結ユニット16を介
して高圧リフロー装置103に送られる。ここで、ウェ
ハWは今度はハンドラ10を用いて加熱ユニット11、
高圧リフロー・ユニット13間を順次移送されながら、
保護膜の除去およびAl系配線膜の高圧リフローを順次
経る。以上のプロセスをすべて終了した後、ウェハWは
アンロード・ユニット15Uに収容される。
【0049】この説明からも明らかなように、一連の配
線形成プロセスはすべてウェハWを大気から遮断した状
態で連続的に行われる。しかも、Al系配線膜の表面は
成膜後直ちに保護膜でパッシベートされ、この状態は高
圧リフローが行われる直前まで継続される。したがっ
て、Al系配線膜の表面に自然酸化膜が成長する機会が
ほとんど断たれ、高圧リフローを一層円滑に、かつ再現
性良く行うことが可能となる。
【0050】実施例3 本実施例では、実施例1で上述した配線形成装置を用い
て微細な接続孔を被覆するAl系配線膜の成膜とその埋
め込みを行う際に、途中でAl系配線膜の表面をS(イ
オウ)を用いてパッシベートした。本実施例のプロセス
を、図2ないし図6を参照しながら説明する。
【0051】まず、下層配線21上にたとえばO3 /T
EOS混合ガスを常圧CVDによりSiO2 からなる層
間絶縁膜22を約1.2μmの厚さに形成し、化学増幅
系レジスト材料とKrFエキシマ・レーザ・ステッパを
用いて図示されないレジスト・マスクを形成し、このマ
スクを介してRIEを行うことにより、開口径約0.3
μm,アスペクト比約4の接続孔23を形成した。ここ
で、上記下層配線21は、Si基板内に形成された不純
物拡散領域であっても、あるいはポリシリコン膜、ポリ
サイド膜、Al系配線膜等の公知の配線材料膜からなる
配線パターンであっても良く、これにより上記接続孔2
3もコンタクト・ホールあるいはビア・ホールのいずれ
かとなる。前述の配線形成装置のロード・ユニット1内
には、この状態のウェハWが多数待機している。
【0052】次に、このウェハWを1枚ずつ取り出して
スパッタリング・ユニット6へ搬入し、一例として下記
の条件でTi膜24およびTiN膜25を連続的に成膜
した。 〔Ti膜24の成膜条件〕 Ar流量 100 SCCM ガス圧 0.4 Pa DCパワー 5 kW 成膜温度 150 ℃ 〔TiN膜25の成膜条件〕 Ar流量 30 SCCM N2 流量 80 SCCM ガス圧 0.4 Pa DCパワー 5 kW 成膜温度 150 ℃ このスパッタリングにより、接続孔23の内壁面を被覆
するごとく厚さ約30nmのTi膜24と厚さ約70n
mのTiN膜25が順次形成され、厚さ計100μmの
バリヤメタル26が成膜された。
【0053】次に、ウェハWをスパッタリング・ユニッ
ト7に移送し、一例として下記の条件でAl系配線膜を
成膜した。 ターゲット Al−2%Cu Ar流量 100 SCCM ガス圧 0.4 Pa DCパワー 5 kW 成膜温度 300 ℃ このスパッタリングにより、厚さ約500nmのAl系
配線膜27を成膜した。ただし、接続孔23の開口径が
小さく、アスペクト比が大きいため、上記Al系配線膜
27は該接続孔23の開口端付近でブリッジ状に繋がっ
ており、接続孔23の内部には空洞部28が残されてい
る。図2には、ここまでの状態が示されている。
【0054】次に、ウェハWをプラズマ処理ユニット8
に移送し、一例として下記の条件でプラズマ処理を行っ
た。 H2 S流量 30 SCCM ガス圧 1 Pa ソース・パワー 2 kW(13.56 MHz) 堆積温度 20 ℃ このプラズマ処理においては、ウェハWの温度が室温に
維持されているため、H2 SのICP中に生成した遊離
のSがAl系配線膜27の表面に堆積し、保護膜29を
形成してこれをパッシベートした。パッシベーションを
終了したウェハWは、アンロード・ユニット1U内のウ
ェハ・カセットへ収容した。
【0055】次に、ウェハWをウェハ・カセットごと装
置外へ取り出し(大気開放)、高圧リフロー装置101
のロード・ユニット15Lへ搬入した。このウェハWを
1枚ずつ加熱ユニット11内に搬入し、1Paの減圧下
でウェハWを90℃に加熱することにより、図5に示さ
れるように保護膜29を昇華除去した。このとき、ウェ
ハW上でパーティクル汚染は検出されなかった。
【0056】さらに、ウェハWを高圧リフロー・ユニッ
ト13に搬入し、一例としてAr雰囲気下、加熱温度4
00℃,圧力106 Paの条件で高圧リフローを行っ
た。この結果、図6に示されるように空洞部28が徐々
に縮小されるごとくAl系配線膜27のリフローが進行
した。本実施例では、上述のように途中でウェハWを一
旦大気開放しているにもかかわらず、Sの保護膜29に
よりAl系配線膜27の表面酸化が防止されたため、最
終的には図7に示されるように、接続孔23の内部をA
l系配線膜27で埋め込むことができた。
【0057】実施例4 本実施例では、実施例2で上述した配線形成装置を用い
て微細な接続孔を被覆するAl系配線膜の成膜とその埋
め込みを行う際に、途中でAl系配線膜の表面をポリチ
アジル(SN)x を用いてパッシベートした。以下、本
実施例のプロセスを説明するが、実施例3と共通する部
分については詳しい説明を省略する。
【0058】まず、図2に示される配線形成装置の中の
スパッタリング装置102を用いて図3に示されるよう
なAl系配線膜27の成膜までを行った後、プラズマ処
理ユニット8内で一例として下記の条件で(SN)x
らなる保護膜29を形成した。 H2 S流量 30 SCCM N2 流量 20 SCCM ガス圧 1 Pa ソース・パワー 2 kW(13.56 MHz) 堆積温度 20 ℃ プラズマ処理においては、ウェハWの温度が室温に維持
されているため、H2S/N2 混合ガスのICP中に生
成した(SN)x がAl系配線膜27の表面に堆積し、
保護膜29を形成してこれをパッシベートした。
【0059】次に、パッシベーションを終了したウェハ
Wを、連結ユニット16を介して高圧リフロー装置10
3に搬送し、加熱ユニット11内において1Paの減圧
下でウェハWを150℃に加熱することにより、図5に
示されるように保護膜29を除去した。このとき、(S
N)x は主としてSとN2 に分解して除去され、ウェハ
W上に何らパーティクルを残すことはなかった。
【0060】この後、実施例3と同様の高圧リフローを
行い、Al系配線膜27を接続孔23の内部に良好に埋
め込むことができた。本実施例では、Sよりもさらにパ
ッシベーション効果の高い(SN)x を保護膜29とし
て用い、しかも成膜から高圧リフローまでの工程中にウ
ェハWを一度も大気開放しないため、極めて再現性と信
頼性に優れる接続孔埋め込みを行うことができた。
【0061】以上、本発明を4例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、上記実施例3ではスパッタリ
ング装置と高圧リフロー装置とが独立した配線形成装置
とSによるパッシベーションとを組み合わせ、一方実施
例4では両装置が一体化された配線形成装置と(SN)
x によるパッシベーションとを組み合わせたが、これら
の組み合わせは互いに交換しても構わない。また、バリ
ヤメタルやAl系配線膜の成膜条件、パッシベーション
のためのプラズマ処理条件、高圧リフロー条件、ウェハ
Wの構成等の細部はいずれも適宜変更が可能である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば高圧リフロー時の加熱流動を円滑に進行さ
せ、アスペクト比の高い微細な接続孔の均一な埋め込み
をパーティクル汚染を招くことなく実現することができ
る。したがって、本発明は将来の半導体装置のデザイン
・ルールの微細化にも対応可能であり、半導体装置の高
集積化、微細化、高性能化、高信頼化に大きく貢献する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】互いに分離されたスパッタリング装置と高圧リ
フロー装置とを含む本発明の配線形成装置の一構成例を
示す模式的上面図である。
【図2】スパッタリング装置と高圧リフロー装置が一体
化された本発明の配線形成装置の他の構成例を示す模式
的上面図である。
【図3】本発明の配線形成方法を適用したプロセス例に
おいて、層間絶縁膜の表面にAl系配線膜が成膜された
際に接続孔の内部に空洞部が残った状態を示す模式的断
面図である。
【図4】図4のAl系配線膜の表面をイオウもしくは窒
化イオウ系化合物からなる保護膜でパッシベートした状
態を示す模式的断面図である。
【図5】図4の保護膜を加熱除去した状態を示す模式的
断面図である。
【図6】高圧リフローにより図5のAl系配線膜を接続
孔に押し込んでいる途中状態を示す模式的断面図であ
る。
【図7】図6の接続孔がAl系配線膜により完全に埋め
込まれた状態を示す模式的断面図である。
【図8】従来の配線形成方法において、Al系配線膜の
表面に自然酸化膜が成長した状態を示す模式的断面図で
ある。
【図9】図8のAl系配線膜に対して高圧リフローを行
っても、接続孔の埋め込みが円滑に進行しない状態を示
す模式的断面図である。
【符号の説明】
3 ゲート・バルブ 4,9 搬送ユニット 6 (バリヤメタル成膜用の)スパッタリング・ユニッ
ト 7 (Al系配線膜成膜用の)スパッタリング・ユニッ
ト 8 (保護膜成膜用の)プラズマ処理ユニット 11 (保護膜除去用の)加熱ユニット 13 高圧リフロー・ユニット 21 下層配線 22 層間絶縁膜 23 接続孔 25 バリヤメタル 27 Al系配線膜 28 空洞部 29 保護膜(イオウまたは窒化イオウ系化合物) 100,102 スパッタリング装置 101,103 高圧リフロー装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層間絶縁膜に開口された接続孔をその開
    口プロファイルに倣ってバリヤメタルで被覆する工程
    と、 前記バリヤメタル上に配線膜を成膜する工程と、 前記配線膜の表面をイオウもしくは窒化イオウ系化合物
    の少なくとも一方よりなる保護膜で被覆する工程と、 基体を加熱することにより前記保護膜を除去する工程
    と、 前記保護膜を除去後、直ちに前記配線膜を高圧リフロー
    法により前記接続孔に埋め込む工程とを有する配線形成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記保護膜は、S2 2 ,SF2 ,SF
    4 ,S2 10,S3 Cl2 ,S2 Cl2 ,SCl2 ,S
    3 Br2 ,S2 Br2 ,SBr2 ,H2 Sから選ばれる
    少なくとも1種類のイオウ系化合物を含むガスを放電解
    離させたプラズマ中に生成するイオウを堆積させること
    により形成される請求項1記載の配線形成方法。
  3. 【請求項3】 前記保護膜は、S2 2 ,SF2 ,SF
    4 ,S2 10,S2 Cl2 ,SCl2 ,S3 Br2 ,S
    2 Br2 ,SBr2 ,H2 Sから選ばれる少なくとも1
    種類のイオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合ガス
    を放電解離させたプラズマ中に生成する窒化イオウ系化
    合物を堆積させることにより形成される請求項1記載の
    配線形成方法。
  4. 【請求項4】 前記配線膜としてアルミニウム系配線膜
    を用いる請求項1記載の配線形成方法。
  5. 【請求項5】 内部に減圧雰囲気を生成可能な減圧容器
    と、該減圧容器内で非処理基板を保持する基板保持手段
    と、イオウもしくは窒化イオウ系化合物の基板からの脱
    離温度よりも高い温度に該基板を加熱する加熱手段とを
    備えた加熱ユニットと、 内部に加圧雰囲気を生成可能な圧力容器と、該圧力容器
    内で被処理基板を保持する基板保持手段と、該基板を加
    熱する加熱手段とを備えた高圧リフロー・ユニットと、 前記前処理ユニットと前記高圧リフロー・ユニットとの
    間で前記基板を大気から遮断された状態で搬送する搬送
    ユニットとを少なくとも有する配線形成装置。
  6. 【請求項6】 バリヤメタル成膜用の成膜ユニットと、
    配線膜成膜用の成膜ユニットと、保護膜形成用のプラズ
    マ処理ユニットとを少なくとも含む成膜装置が、前記搬
    送ユニットに接続されてなる請求項5記載の配線形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記高圧リフロー・ユニットと前記搬送
    ユニットとの間に前記加熱ユニットとの間の圧力差を緩
    和するためのバッファ・ユニットが介在されてなる請求
    項5記載の配線形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015153879A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 セイコーインスツル株式会社 半導体装置の製造方法

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