JPH08240580A - 熱イオンイオン化検出器を備えた分析器機及び分析方法 - Google Patents

熱イオンイオン化検出器を備えた分析器機及び分析方法

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JPH08240580A
JPH08240580A JP8022172A JP2217296A JPH08240580A JP H08240580 A JPH08240580 A JP H08240580A JP 8022172 A JP8022172 A JP 8022172A JP 2217296 A JP2217296 A JP 2217296A JP H08240580 A JPH08240580 A JP H08240580A
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detector
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flow
flow rate
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    • G01N27/62Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating the ionisation of gases, e.g. aerosols; by investigating electric discharges, e.g. emission of cathode
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    • GPHYSICS
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N30/02Column chromatography
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱イオンイオン化検出器を備えた分析機器を
提供する。 【解決手段】 第一の検出器流体を含む複数の流体の各
々について選択可能な流れを与えるための、制御信号に
応答する気体制御装置26;被検体と溶剤との流体混合
物を含む第一流体を与える第一の手段(カラム)14;
第一の流体を受けるため第一の手段に実施可能に接続さ
れ、第一の検出器流体の選択可能な流れを受けるため流
体制御装置に実施可能に接続された熱イオンイオン化検
出器24であって、該検出器での溶剤の溶離が溶剤の溶
離期間で発生する該検出器;及び低減流量までの第一検
出器流体流の初期流量の低減を予定した流量低減期間の
間実行できるよう前記制御信号を供給するプログラマブ
ル・コンピュータ22であって、流量低減期間を溶剤の
溶離期間と整合する該コンピュータ;を含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にはガスクロ
マトグラフィーに関し、より詳細には熱イオンイオン化
検出器(thermionic ionization
detectors)の動作に関する。
【0002】
【技術背景】熱イオンイオン化検出器は、流体の流れ中
に存在する試料の特定構成成分(即ち、被検体)を検出
するためのクロマトグラフィーの分野で用いられてい
る。該検出器は、通常、その検出器をハロゲン、窒素、
又はリン化合物に特定的に感応させるようアルカリ金属
化合物の浸み込んだ表面を有するイオン化源を包含して
いる。イオン化源に包埋された抵抗加熱線で運ばれる電
気加熱電流のようなエネルギー源によってイオン化源が
加熱される。ある種の試料化合物、又はその分解生成物
は、その源の高温熱イオン表面から電荷を抽出する。イ
オン群は、イオン化源で生じ、イオン化源を通過してコ
レクター電極へ流れている流体流を通って移動する。そ
の結果、イオン電流は、コレクター電極で捕集される。
電子電流測定回路、例えば電位計によって、コレクター
電極に到達するそのイオン電流が測定される。
【0003】流体流中の被検体の存在に対する熱イオン
化検出器の感度は、流体中にある種の溶剤が存在すると
低下することがあり得る。例えば、塩素化溶剤の溶離に
よって検出器の基線出力の変動が引き起こされる虞があ
る。その後で溶離されるほとんどの被検体に対する検出
器の応答は不正確である;そのため、検出器はほとんど
の用途に不向きであると考えられる。さらに、前述の溶
剤とイオン化源との間で生ずる化学反応によってイオン
化源が損傷を受け、故にその耐用寿命が短縮することが
分かっている。従って、前述の溶剤は、本明細書では、
“不良溶剤”(hostile solvents)と
考えられるものである。
【0004】全てではないが、ほとんどの不良溶剤は、
典型的には保持時間が短く、従って、その溶離は予測で
きるものである。それ故、ある従来技術の検出技法で
は、有害な溶剤の溶離中、キャリヤーガス流を検出器か
ら逸らすことを試みている。例えば、米国特許第3,8
59,209号参照。従来技術の別の対処法は、溶剤が
溶離される時、そのビーズ(bead)に存在する加熱
電流を減ずることである。それによって、ビーズ温度
は、源に対する破壊的反応を持続させない温度まで相応
して降下されると云われている。例えば、米国特許第
4,202,666号参照。
【0005】しかし、前述の対処法には顕著な欠点があ
る。キャリヤー流体流を逸らすために弁を付加すると、
流体流に、ムダ容積(dead volume)とさら
に別の反応表面とを招来することになる。この対処法は
また、望まれるよりコストが高く且つ実施がより複雑に
なる。ビーズ温度を下げる手段は、検出器の基線応答を
許容できるより著しく長い遅延時間の間低下させること
であることが分かっている。即ち、検出器の出力レベル
は使用不能のレベルまで低下し、且つ検出器の出力レベ
ルは1分以上の間その元の値に復帰しない。そのような
遅延は、対象とする多くの被検体の溶離時間を超過する
ものである。結果として、ある種の被検体の溶離が正確
に検出できないこともあり得、従ってその検出器は信頼
できないと考えられる。さらに、温度サイクリングに起
因する熱衝撃によってビーズの寿命が縮まる虞がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、不良溶剤に溶解されていてよ
い試料の1つ以上の被検体の熱イオンイオン化検出の改
善のための方法と器機とを提供するものである。
【0007】
【発明の概要】本発明の第一の好ましい具体例では、分
析機器は、第一の検出器流体を含む複数の流体の各々に
ついて選択可能な流れを与える気体制御装置(pneu
matic controller)と;被検体と溶剤
との流体混合物を含む第一流体を与える第一の手段と;
第一の流体を受けるため第一の手段に実施可能に接続さ
れ、且つ第一の検出器流体の選択可能な流れを受けるた
め流体制御装置に実施可能に接続された熱イオンイオン
化検出器であって、熱イオンイオン化検出器での溶剤の
溶離が溶剤の溶離期間に発生するところの該検出器と;
低減流量までの第一の検出器流体流の初期流量の低減を
予定した流量低減期間の間実行するためのプログラマブ
ル・コンピュータであって、その制御には溶剤の溶離期
間と整合する流量低減期間を含む該コンピュータ、を包
含するよう構成してよい。
【0008】本発明の第二の好ましい具体例では、被検
体と溶剤との流体混合物を含む第一の流体流を実現する
ための分離カラムと;第一の流体と第一の検出器流体を
含む複数の流体を受けるための流体混合構造体を含む熱
イオンイオン化検出器と;イオン電流を発生させるため
被検体をイオン化できるアルカリ金属化合物を包含する
基質(マトリックス)をもつイオン化源と;そのイオン
電流を受けるコレクター電極と;イオン化源とコレクタ
ー電極とをある間隔を持たせて軸調整し、且つ流体混合
物をイオン化源と接触させてコレクター電極の方へ導く
ための流体誘導構造体と;を包含するようクロマトグラ
フを構成してよい。プログラマブル・コンピュータは、
イオン化源における溶剤の存在を決定し、且つその決定
に従って制御信号を与えるために設けられており、該制
御信号はイオン化源における溶剤の存在と整合される予
定期間の間第一検出器の流量の低減を実行するのに向け
られるものである。気体制御装置は、制御信号に応じて
熱イオンイオン化検出器への複数の流体の各々の流量を
制御するために設けられている。
【0009】
【発明の好ましい実施の形態】本発明は、流体中に存在
している試料の1つ以上の特定構成成分の熱イオンイオ
ン化検出を活用する様々な流体分析系に有効に利用でき
ることが分かるであろう。そのような系は、通常、広範
囲の用途に、例えば、試料分析又は精製、化学分析、臨
床試験、環境の監視又は検出、工業処理、及び水精製に
採用されている。
【0010】本発明の器機と方法は、種々の流体に存在
してよい被検体の検出を改善するのに用いてよい。該流
体は、気体、液体、多成分の気体と液体、及び流量調整
可能なそれらの混合体を含むものとする。気体は本発明
の実行になじむ好ましい流体であり、従って、本発明に
ついての以降の説明はガスクロマトグラフィー分析系
(以下、クロマトグラフ)に向けられるであろう。本発
明を使うことにより特に有益であるさらなる実施例は、
超臨界流体クロマトグラフィーと高圧ガスクロマトグラ
フィーを包含する。しかし、本明細書の諸教示は他の流
体の分析にも応用し得るものであるということは理解す
べきである。
【0011】新規な分析機器が図1に示されており、一
般にクロマトグラフ10と呼ばれるものである。好まし
い具体例では、クロマトグラフ10はヒューレット・パ
ッカード社のHP6890型ガスクロマトグラフであ
る。与えられた試料化合物のクロマトグラフ分離を実行
するために、その試料は、注入口12を使って加圧キャ
リヤーガスとともに注入される。注入口12へ供給され
るキャリヤーガスは、キャリヤーガスの圧力を制御する
働きをする適当なキャリヤーガス弁13を通してガス源
から与えられる。注入口12は、注入中に試料を加熱
し、且つ従って気化できるよう構成してよい。キャリヤ
ーガス弁13は、気体制御装置26から制御ライン28
に供給される制御信号を介するコンピュータ22の制御
下で作動される。カラム14はオーブン16の内部に配
置される。本発明の原理に準拠するために特殊なオーブ
ン設計は何ら必要ないが、そのオーブンは、好ましく
は、加熱ユニット18と温度センサ20を包含するもの
である。オーブン内の温度が所望のレベルに維持される
よう、センサ20はオーブン16の温度に相当するフィ
ードバック信号を発生し、その信号はコンピュータ22
へ供給される。加熱ユニット18は、コンピュータ22
によって発生された制御信号に応答してオーブン16へ
熱を供給する。カラム14を通過するキャリヤーガス/
試料の混合体は、オーブン16内部のヒータ18の作動
によって部分的に生ずる温度プロフィルに曝される。こ
の変化する温度プロフィルの間に、試料は、与えられた
温度における試料成分とカラムコーティングとの相互作
用の差異に主に起因してその成分に分離されることにな
る。
【0012】その成分は全てカラム14を出ると熱イオ
ンイオン化検出器(以後、検出器)24で検出される。
適当な種類の複数の検出器ガス、例えば、空気、水素、
及びメークアップガスがガス源(図示せず)から検出器
24へ供給される。図示のように、1つの該検出器ガス
は、特に、制御ライン30を経由して気体制御装置26
の制御下で弁25を通して供給される。弁25は、コン
ピュータ22から気体制御装置26によって受信される
制御信号に関連して開閉される。気体制御装置26は、
とりわけ、弁13と弁25が系10の一定の動作条件に
関連して開閉されているその間の時間の制御を実行す
る。特に、及び本発明の特徴に準じて、弁25は、不良
溶剤の溶離中、検出器24へ供給される水素ガスの流量
を減らすよう制御される。
【0013】コンピュータ22は、ガスクロマトグラフ
に関連した全系の全体的制御を支援するものである。特
殊なガスクロマトグラフの何れも本発明に関連して説明
されたものより多くのシステムを含んでよいことは認め
られるであろう。また、コンピュータ22は単一ブロッ
クとして示されているが、該コンピュータは、中央演算
処理装置と全ての関連周辺機器、例えば、ランダムアク
セスメモリ、読取り専用メモリ、入/出力分離装置、ク
ロック群及び他の関連電子部品を包含することも理解さ
れよう。好ましい具体例では、コンピュータ22に使わ
れている中央処理装置はマイクロプロセッサである。そ
のように、コンピュータ22は、情報及びプログラミン
グが既知の方法で格納且つ検索できるメモリを包含して
いる。しかし、気体制御装置26のプログラムによる制
御は、他の計算手段、例えば、組込み型マイクロプロセ
ッサ即ち気体制御装置26に組込まれた専用制御器回路
によって実行されてよいことは認知されよう。また、本
発明に関連して用いられるコンピュータ22に結合され
たプログラミングは本明細書の説明から容易に理解され
るであろう。
【0014】電子制御パネル50は、少なくとも2つの
主要入/出力部品、即ち、キーパッド58とディスプレ
ィ60とを含めて示されている。センサ20のようなセ
ンサ群からの信号によってクロマトグラフ10の動作を
監視することによって、コンピュータ22は、分析作業
に必要な一定の機能を創設し且つ維持することができ
る。従って、表示又はプロンプトメッセージ(prom
pt messages)は、コンピュータ22で発生
しそしてディスプレィ60上に表示できる。操作命令及
び他の情報はキーパッド58を経由してコンピュータ2
2に入力される。ディスプレィ60に表示された特定メ
ッセージ及び本発明に関するキーパッド58を通して入
力された情報については、図4A、4B、4C、及び4
Dを参照して以下に説明する。
【0015】図2は、気体制御部と、イオン化源21
1、ビーズ・ヒーターライン212、及びコレクター電
極213を包含して構成された熱イオンイオン化検出器
201の第一の好ましい具体例との略図を示す。イオン
化源211とコレクター電極213は、同軸に軸調整さ
れ、流体誘導構造体(fluid−directing
structure)210によって限定された流路の
内部に密接して固定される。電子式電源(electr
onic power supply)(図示せず)
は、制御量の電流又は電圧をビーズ・ヒーターライン2
12に供給して、イオン化源211に選択可能な量の熱
エネルギーを生ずる。イオン化源211に吸収される熱
エネルギーによってイオン化源は予定された高温度に達
することができる。それに応答して、イオン化源211
のアルカリ金属原子群は高温度で作用される間に電荷を
伝達できる低仕事関数をもつ表面を発効させる。コレク
ター電極213は、イオン化源からコレクター電極21
3へ流れるイオン化電流の大きさを測定するのに使用さ
れる電位計のようなイオン電流測定装置(図示せず)に
電気的に接続されている。
【0016】流体混合構造体222は、次の流体:第一
供給ライン224に供給される第一流体、メークアップ
流体ライン225に供給されるメークアップ流体、第一
検出器流体ライン226に供給される第一検出器流体、
及び第二検出器流体ライン227に供給される第二検出
器流体をイオン化源の方向へ向けるための流体誘導構造
体210に連絡する。好ましくは、第一供給ライン22
4はカラム14と一体にされ、従って第一流体は、被分
析試料とキャリヤーガスの加熱された(加圧下の)ガス
状混合体から構成される。メークアップ流体もまた、好
ましくは、キャリヤーガスから成り;第一検出器流体は
加圧水素ガスから成り;そして第二検出器流体は常温常
圧の空気から成る。メークアップ流体と第一検出器流体
は、流体混合構造体222、メークアップ流体ライン2
25、及び第一検出器流体ライン226間に連接された
導管229を介して組み合わされる。その他構成物は、
メークアップ流体圧力調節器235、メークアップ流体
弁225V、及びメークアップ流体レストリクター22
5R;第一検出器流体弁226Vとレストリクタ226
R;及び第二検出器流体弁227Vとレストリクター2
27Rである。弁225V、226V、及び227V
は、好ましくは、以下により詳細に説明するように、気
体制御装置26の制御で御されるソレノイド式弁であ
る。
【0017】前述の流体は結合して、イオン化源211
とコレクター電極213の通過が制限される流体混合物
を形成する。従って、その流体混合物がイオン化源21
1と接触して化学反応並びにイオン化源211で起こる
関連イオン化メカニズムを生ずる。しかし、従来技術と
は違い、混合物の含有量は、不良溶剤の溶離時間中、少
なくともある様相の化学反応を抑えるよう、検出器20
1の感度を保持するよう、一時的に変更される。イオン
化源は、窒素(N)とリン(P)を含有している流体混
合物中の有機分子をイオン化する。このイオン群は、コ
レクター電極213で捕集され、得られるイオン電流が
測定されてクロマトグラムをもたらす。
【0018】通気管232は、検出器201から、周知
のように流体混合物をさらに分析するために随意で包含
してよい質量分析計のような分析機器(図示せず)への
流体混合物のさらに先への通過を可能にするものであ
る。上述の検出器201の好ましい応用では、第一流体
流は、ガスクロマトグラフ装置の流出ガス流から取り出
される。しかし、本発明の好ましい具体例は、ガスクロ
マトグラフ装置用の熱イオンイオン化検出器として使用
する用途に限定されない。意図されたイオン化源211
は、ある種の化学物質の選択的イオン化を実現する故、
この源はまた任意の流体環境にあるそれらの特定化学物
質の存在の有無の検出にも用いてよい。また、本発明の
好ましい具体例は、質量分析計による電荷と質量との
比、もしくはイオン移動度測定器による質量とサイズに
ついての後続の分析のために、ある種の化学物質の分子
群を気相負イオンに変換する手段として使用できるよう
修正されてよい。そのような諸応用のために、通気管2
32は、後続の分析装置へ気相イオンが通過できるよう
配管されることになる。
【0019】イオン化源211は、好ましくは、マトリ
ックス即ち基質に挿入された1つ以上のアルカリ金属化
合物から形成される。好ましい具体例では、イオン化源
211は、1つ以上のアルカリ金属化合物に富んだ溶融
シリカ又は溶融石英のマトリックスから構成される。代
替組成では、1つ以上のアルカリ金属化合物を含有する
硬化セラミック材料を含むであろう。一般に、アルカリ
金属化合物の量と種類は、意図された方式の表面イオン
化処理要件に従って選択される。アルカリ金属化合物の
添加物は、Cs、Rb、K、Na、及びLiを含有する
アルカリ金属の何れかの種類の化合物を含んでよく、あ
る場合は、少なくとも2種類のアルカリ金属化合物の化
合物を含んでよい。アルカリ硫酸塩化合物、アルカリ炭
酸塩、及びアルカリ塩化物は適していよう。
【0020】図3は、図2の気体制御部の代替態様を説
明するものである。図3において、弁225V、226
V、及び227Vは、好ましくは、以下により詳しく説
明するように、センサ225S、226S、及び227
Sからコンピュータ22によって受信される信号に応じ
て気体制御装置26によって制御されるような比例弁の
形で設けられる。好ましくは、前述のセンサ群は、メー
クアップ流体ライン225、第一検出器流体ライン22
6、及び第二検出器流体ライン227におけるそれぞれ
の圧力に相当する検知信号を供給するような圧力センサ
である。また、それぞれのフィルターフリット225
F、226F、及び227Fが設けられる。
【0021】図2及び3に説明されている具体例では、
コンピュータ22は、気体制御装置26に適当な信号を
伝達し、続いて各信号を個々の弁に供給して検出器20
1を通って流れる流体量を増減することによって、メー
クアップ流体、第一検出器流体、及び第二検出器流体を
制御する。図3に説明されている具体例では、センサ群
225S、226S、227Sは、それぞれ個々の流体
パラメータ、例えば、流体圧力又は流体流量を検知し、
そして該パラメーターに相当するフィードバック信号を
コンピュータ22に伝達する。センサ群225S、22
6S、227Sからの検知信号を監視することによっ
て、コンピュータ22は、任意の所望時間に検出器へ供
給される各流体の流量のほぼ瞬間的変更を実行できる。
特に、図3に示されている具体例の流体流量制御は、好
ましくは、電子式気体制御(EPC−electron
ic pneumatic control)によって
実施される。電子式気体制御系のより詳しい詳細につい
ては、例えば、Klein等の米国特許第4,994,
096号及び米国特許第5,108,466号に説明さ
れている。
【0022】コンピュータ22の好ましい具体例では、
クロマトグラフ10を設置し又は操作するために必要な
諸処置は、特定のガスクロマトグラフ分離試験又は分析
作業を行うことができるよう、自動化される。計画され
た自動化によって、オペレータは、実行テーブル又はク
ロック時プログラミングを介して、実行時プログラミン
グを用いて、諸事象をプログラムすることが可能とな
る。複数の時間事象は、分析作業中の実行に対する各実
行テーブルにおいてプログラムしてよい。実行時プログ
ラミングによって、クロマトグラフ実行時の関数とし
て、いくつかの設定点を実行中に自動的に変えることが
できる。例えば、1つの事象は、各注入後2分で起こる
ようプログラムしてよい。該実行時プログラミングは、
気体制御装置の操作に、特に第一検出器流体流の制御に
応用できるよう計画されるものである。
【0023】本発明に関連し且つ準拠するコンピュータ
22の操作についての実行時プログラミング、及び気体
制御装置26の動作は、図4A、4B、4C、及び4D
で説明する。好ましい具体例では、オペレータは、キー
パッド58を使って気体制御装置26の動作に関するデ
ータをコンピュータ22へ入力してよい。コンピュータ
22は、後でアクセスできるよう1つ以上の実行テーブ
ルの形で入力された情報をメモリに格納するよう動作す
る。プログラムされた諸事象は、実行テーブルに実行時
間順に配列される。各事象の特性を表すテキストは、デ
ィスプレィ60上に表示される。好ましくは、ディスプ
レィ60は、それぞれ4行のテキストを有する一連のウ
インドウ401A〜401Dを順々に表示できるもので
ある。可動カーソル410は、テキストの行又は選択事
象の種類がオペレータによって選択できるように設けら
れ、それ故に、(図4Cに示すように)選択した事象が
ウインドウ401に表示されるのである。
【0024】本発明に関連する2つの事象は、第一は、
初期レベルから減少レベルへ第一検出器流体の流量減を
生ずる事象であり、第二は、第一検出器流体流量の初期
レベルへの復帰の原因となる事象である。第一事象と第
二事象の間で起こるようプログラムされる時間期間は、
流量減少期間と考えてよい。好ましい具体例では、流量
減少は実質上ゼロになり、従って第一検出器流体流量が
“off”に設定される。しかし、他の具体例では、第
一検出器流体流量は、初期流量の選択可能部分、例えば
二分の一だけの減少、に設定してよい。また、好ましい
具体例では、第一検出器流体は水素ガスとして与えられ
る。
【0025】クロマトグラフ10の好ましい具体例で
は、検出器24は、離れて置かれた複数の検出器、例え
ば、前方検出器と後方検出器として設けられる。従っ
て、1つの事象はウインドウ401Aに表示されてよ
く、キーパッド58上のスクロール・キーを使って連続
ウインドウ401B、401C、401Dの順々に続く
表示ができるよう後続の事象は、ディスプレィ60にお
いて上方へ順にスクロールされてよい。図4Aと4Cに
示すように、一対の実行テーブルは、前方検出器への第
一検出器流体の流量の制御ができるよう(“F det
H2 flow”と表示)プログラムしてよい。図4
Bと4Dに示すように、第二の対の実行テーブルは、後
方検出器への第一検出器流体の流量の制御ができるよう
(“B detH2 flow”と表示)プログラムし
てよい。そのような第一流体流量の制御は、ウインドウ
401で示すことができるテキストの多くの例の中の1
つに過ぎず;ディスプレィ60は、他の選択可能事象の
種類のメニュー(図示せず)を包含させてよく、これは
ウインドウ401でスクロールされてもよい。
【0026】このように、水素流の事象の種類をそれぞ
れ選択することによって、時間ライン422、種類ライ
ン424、及び設定点ライン426を含むぞれぞれの実
行テーブルが表示されることになる。キーパッド58上
でのカーソル410の位置選定及びその後の数値データ
の入力で、オペレータは、第一検出器流体の流量がその
点で初期値から減らされる事象をプログラムでき、また
同様の操作で第一検出器流体の流量がその点で初期値の
流量に回復される第二の事象をプログラムできる。該プ
ログラミングによって、イオン化源211へ流れる第一
検出器流体の流量の減少は、不良溶剤の溶離中に起こる
別の期間と整合される選択可能な期間にわたって起こる
よう時間調整できるのである。従って、及び本発明の特
異性において、溶離している溶剤のピークがでている間
の第一検出器流体の流量の減少によって、そうでなけれ
ば不良溶剤の影響によってイオン化源で起こったであろ
う化学反応の有害な局面が抑えられることになる。
【0027】用語“整合される(coordinate
d)”は、好ましい具体例では、第一検出器流体の流量
が減らされる時間で特徴付けられる流量減少期間は、実
質上、時間的に、検出器における不良溶剤の存在(即
ち、溶離)で特徴付けられる溶剤溶離期間と重複するよ
う設定されるということを意味する。しかし、この整合
はまた、流量減少期間の二分の一だけ溶剤溶離期間が重
複するといった完全とは云えない重複を含むものとす
る。勿論、流量減少期間と溶剤溶離期間の予測重複が縮
小されるにつれ、化学反応に対する望ましい抑制が不完
全なものとなり得、且つ本発明の利益がそれに応じて下
落することが予測できよう。
【0028】化学反応の適切な抑制は、ゼロ乃至初期流
量の二分の一の範囲にある水素流量レベルで起こること
が知られている。化学反応の適切な抑制はまた、全検出
器流体流量の約1%を下回る範囲にある水素流量レベル
でも起こると考えられており(ここで、全検出器流体流
量は、第一流体、第一検出器流体、第二検出器流体、及
びメークアップ流体流の混合体であると考えてよい)。
従って、第一検出器流体の流速は、好ましくは、a)第
一検出器流体の初期流速のほぼ半分、又はb)全検出器
流体流量の1%の何れかより低いレベルまで落とされ
る。
【0029】化学活性の望ましい抑制によってイオン化
源でのイオン化メカニズムが抑えられることが知られて
おり、結果として、検出器24の出力信号の基線は、典
型的には約3ピコアンペア(pA)未満まで減少するで
あろう。しかし、イオン化源への第一検出器流体の流量
が回復すると、イオン化メカニズムに対する抑制は終わ
り、そして極めて短い復帰期間後、検出器24の出力信
号の基線は初期レベルまで復帰する。検出器の出力信号
基線のその初期値への復帰に同期して、検出器24の感
度も復帰する。その復帰期間は、約30秒未満であるこ
とが知られている。従って、復帰期間後の被検体の溶離
は通常通り検出でき、従って検出器24の出力信号は、
既にこれまでに説明したように、いくつかの従来技術の
対処法で経験されるような感度の広範囲にわたる下落を
被らない。
【0030】
【実施例】上述の諸具体例の利点は、電子式気体制御装
置(EPC)、前方窒素−リン検出器、及び後方窒素−
リン検出器を装備したヒューレット・パッカード社のH
P6890型ガスクロマトグラフで実施された試料注入
反復性の実験で立証された。複数試料が不良溶剤(塩化
メチレン)に溶解され、ヒューレット・パッカード社の
HP7673B型自動注入器を使って注入され、そして
機器制御とデータ収集には、ヒューレット・パッカード
のケミステーション(Chemistation)が用
いられた。他の関連実験条件は表1及び2に掲載する。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】図5及び図6に示すように、検出器の出力
レベルは、それぞれのクロマトグラムを与えるよう一連
の試験試料の注入・分離中に記録された。各試験試料
は、塩化メチレンに溶解されたアゾベンゼンとマラチオ
ンの同一混合物から構成した。4つの試験試料注入の最
初の組は、実行中一定流量で検出器へ流れる水素で実施
された。4つの試験試料注入の二番目の組は、実行時
0.2分で中断され(即ち、ゼロへ切換えられ)、且つ
実行時3.6分で初期流量に戻される水素の流れで実行
された。
【0034】図5は、検出器へ流れる中断されない(即
ち、一定の)水素流で特徴付けられる試料注入の最初の
組の1つから得られたクロマトグラムを表す。図6は、
検出器へ流れる水素流が中断される(即ち、減らされ
る)ことで特徴付けられる試料注入の二番目の組の1つ
から得られたクロマトグラムを表す。図6で最適に示さ
れるように、検出器の出力基線は、水素流が約0.2分
の実行時で停止される時に降下するが、約0.25分の
実行時以内で初期レベルにすぐ復帰する。
【0035】図6は、前述の試料注入組の一番目
(A)、二番目(B)、三番目(C)、及び四番目
(D)の基準化応答(normalized resp
onses)を示す。一番目及び二番目の応答曲線
(A)と(B)は、一定の水素流(H2一定)を有する
分析実行でのアゾベンゼンとマラチオンのピーク時にお
ける、それぞれ窒素−及びリン−含有化合物の溶離に該
当するものである。三番目及び四番目の応答曲線(C)
と(D)は、不連続水素流(H2切換え)を有する分析
実行でのアゾベンゼンとマラチオンのピーク時におけ
る、それぞれ窒素−及びリン−含有化合物の溶離に該当
するものである。一番目及び二番目の基準化ピーク応答
(A)と(B)は、注入回数が増えるにつれ相当の降下
を被ると見ることができ、これは従来技術で経験される
感度の下落とは矛盾しない。対照的に、三番目及び四番
目の基準化ピーク応答(C)と(D)は、注入回数が増
える時比較的安定に維持されると見ることができ、これ
は、不良溶剤に影響される間でさえ、検出器感度が保持
されることを示すものである。
【0036】本発明は上述の好ましい具体例を参照して
説明されてきたが、種々の変更及び修正は本発明の範囲
と精神の範囲内にあるものとする。
【0037】以上詳述したように、本発明は、〔1〕第
一の検出器流体を含む複数の流体の各々について選択可
能な流れを与えるための、制御信号に応答する気体制御
装置;被検体と溶剤との流体混合物を含む第一流体を与
える第一の手段;第一の流体を受けるため第一の手段に
実施可能に接続され、且つ第一の検出器流体の選択可能
な流れを受けるため流体制御装置に実施可能に接続され
た熱イオンイオン化検出器であって、該検出器での溶剤
の溶離が溶剤の溶離期間で発生するところの該検出器;
及び低減流量までの第一検出器流体流の初期流量の低減
を予定した流量低減期間の間実行できるよう前記制御信
号を供給するプログラマブル・コンピュータであって、
且つ流量低減期間を溶剤の溶離期間と整合する該コンピ
ュータ;を含んで成る分析機器に関し、次のような好ま
しい実施態様を有する。
【0038】〔2〕第一流体を与える第一の手段が分離
カラムである〔1〕記載の分析機器。
【0039】〔3〕流量低減期間が、実質上、溶剤の溶
離期間と重複する〔1〕記載の分析機器。
【0040】〔4〕熱イオンイオン化検出器が全検出器
流体流量を受ける手段を包含し、且つ第一検出器流体
を、a)第一検出器流体の初期流速のほぼ半分、及び
b)全検出器流体流量の1%という2項目のうちの少な
くとも1つより低いレベルまで減じることを特徴とする
〔1〕記載の分析機器。
【0041】〔5〕前記コンピュータがプログラマブル
実行テーブルを包含し、且つ第一検出器流体流量の制御
が実行テーブルのプログラムに従って実施される〔1〕
記載の分析機器。
【0042】〔6〕第一検出器流体が水素から成る
〔1〕記載の分析機器。
【0043】〔7〕熱イオンイオン化検出器が、さら
に、複数の流体を受けるための流体混合構造体;被検体
をイオン化してイオン電流を生ずることができる、アル
カリ金属化合物を含むマトリックスを有するイオン化
源;イオン電流を受けるためのコレクター電極;及びイ
オン化源と間隔をもって配置されるコレクター電極とを
軸調整し、且つイオン化源とコレクター電極とに接触で
きるよう流体混合物を導くための、流体誘導構造体;を
含んで成る〔1〕記載の分析機器。
【0044】また、本発明は、〔8〕第一の検出器流体
を含む複数の流体の各々について選択可能な流れを与え
ること;被検体と溶剤との流体混合物から成る第一流体
を与えること;第一流体と第一検出器流体の選択可能な
流れとを受けるための熱イオンイオン化検出器におい
て、溶剤の存在が溶剤の溶離期間に生じる該検出器を実
現すること;及び流量低減期間に第一検出気流体流量の
初期流量を低減流量まで低減させ、且つその流量低減期
間を溶剤の溶離期間と整合されること、から成る分析方
法にも関する。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、不良溶剤が存在してい
ても、熱イオンイオン化検出器の感度低下を防ぐことが
でき、正確な被検体の分析を行うことができる。また、
不良溶剤とイオン化源との間に化学反応が生じることも
なく、従ってイオン化源の耐用寿命を延長することがで
きる。さらに、被検体やキャリヤーガス等の流体流にム
ダ容積が生じることもなく、低コストで、短時間に、簡
単な手段にて、被検体の正確な分析を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されるクロマトグラフを簡
略化して示す図である。
【図2】図1のクロマトグラフの一部分を簡略化して示
す断面説明図であり、本発明に従って構成された気体制
御部と熱イオンイオン化検出器の第一の配置関係を示
す。
【図3】図1のクロマトグラフの一部分を簡略化して示
す断面説明図であり、気体制御部の第二の配置関係を示
す。
【図4】図1のクロマトグラフの制御パネルに表示され
る連続実行テーブルの代表例である。
【図5】本発明の独創的特長の作用及び利点を有さない
クロマトグラフによって処理された試験試料のクロマト
グラムを示す。
【図6】図5と同様に処理された試験試料のクロマトグ
ラムであるが、本発明の独創的特長の作用及び利点を包
含するクロマトグラムを示す。
【図7】図1のクロマトグラフの異なった方式の作用を
受ける一連の4つの注入において、検出器の出力信号に
表された基準化ピーク領域を示すグラフである。
【符号の説明】
10 クロマトグラフ 12 注入口 13,25 弁 14 カラム 16 オーブン 18 加熱ユニット 20 温度センサ 22 コンピュータ 24 熱イオンイオン化検出器 26 気体制御装置 28,30 制御ライン 50 電子制御パネル 58 キーパッド 60 ディスプレィ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の検出器流体を含む複数の流体の各
    々について選択可能な流れを与えるための、制御信号に
    応答する気体制御装置;被検体と溶剤との流体混合物を
    含む第一流体を与える第一の手段;第一の流体を受ける
    ため第一の手段に実施可能に接続され、且つ第一の検出
    器流体の選択可能な流れを受けるため流体制御装置に実
    施可能に接続された熱イオンイオン化検出器であって、
    該検出器での溶剤の溶離が溶剤の溶離期間で発生すると
    ころの該検出器;及び低減流量までの第一検出器流体流
    の初期流量の低減を予定した流量低減期間の間実行でき
    るよう前記制御信号を供給するプログラマブル・コンピ
    ュータであって、且つ流量低減期間を溶剤の溶離期間と
    整合する該コンピュータ;を含んで成る分析機器。
  2. 【請求項2】 第一の検出器流体を含む複数の流体の各
    々について選択可能な流れを与えること;被検体と溶剤
    との流体混合物から成る第一流体を与えること;第一流
    体と第一検出器流体の選択可能な流れとを受けるための
    熱イオンイオン化検出器において、溶剤の存在が溶剤の
    溶離期間に生じる該検出器を実現すること;及び流量低
    減期間に第一検出気流体流量の初期流量を低減流量まで
    低減させ、且つその流量低減期間が溶剤の溶離期間と整
    合されること、から成る分析方法。
JP8022172A 1995-01-19 1996-01-12 熱イオンイオン化検出器を備えた分析器機及び分析方法 Pending JPH08240580A (ja)

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