JPH08237162A - ディジタル無線装置 - Google Patents
ディジタル無線装置Info
- Publication number
- JPH08237162A JPH08237162A JP7038315A JP3831595A JPH08237162A JP H08237162 A JPH08237162 A JP H08237162A JP 7038315 A JP7038315 A JP 7038315A JP 3831595 A JP3831595 A JP 3831595A JP H08237162 A JPH08237162 A JP H08237162A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reception
- level
- transmission
- input signal
- switch
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 時分割多重方式のディジタル無線装置の送信
・受信切り換えスイッチを利用し、強入力受信時の信号
歪みによる感度劣化を補正し、回路部品の高密度実装化
を可能とする。 【構成】 受信入力信号Rxは、送信・受信切り換えス
イッチ11を通り低雑音増幅器14で増幅され、レベル
検出回路15で受信入力信号Rxのレベルを監視して、
検出レベルSxを制御回路16へ送出し、制御回路16
は、検出レベルSxがある一定以上時は、通常受信時で
は受信系13側の送信・受信切り換えスイッチ11を送
信系12側へ切り換え、このスイッチのアイソレーショ
ンロスを利用して受信系13への強入力受信を防止す
る。
・受信切り換えスイッチを利用し、強入力受信時の信号
歪みによる感度劣化を補正し、回路部品の高密度実装化
を可能とする。 【構成】 受信入力信号Rxは、送信・受信切り換えス
イッチ11を通り低雑音増幅器14で増幅され、レベル
検出回路15で受信入力信号Rxのレベルを監視して、
検出レベルSxを制御回路16へ送出し、制御回路16
は、検出レベルSxがある一定以上時は、通常受信時で
は受信系13側の送信・受信切り換えスイッチ11を送
信系12側へ切り換え、このスイッチのアイソレーショ
ンロスを利用して受信系13への強入力受信を防止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重方式のディ
ジタル無線装置に関する。
ジタル無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディジタル無線装置は、
低雑音増幅器にゲインコントロール機能が設けられてお
り、受信入力信号レベルに応じたゲイン制御を行なって
受信している。
低雑音増幅器にゲインコントロール機能が設けられてお
り、受信入力信号レベルに応じたゲイン制御を行なって
受信している。
【0003】図2はこのような従来のディジタル無線装
置の構成を示すブロック図である。図2において、1は
時分割多重方式の送信時と受信時にそれぞれディジタル
無線装置を送信系2と受信系3とに切り換える送信・受
信切り換えスイッチ、4は制御信号により受信入力信号
Rxの増幅度を制御するゲインコントロール付低雑音増
幅器、5は受信入力信号Rxのレベルを検出するレベル
検出回路、6は検出レベルSxに応じた制御信号Cxを
出力する制御回路である。
置の構成を示すブロック図である。図2において、1は
時分割多重方式の送信時と受信時にそれぞれディジタル
無線装置を送信系2と受信系3とに切り換える送信・受
信切り換えスイッチ、4は制御信号により受信入力信号
Rxの増幅度を制御するゲインコントロール付低雑音増
幅器、5は受信入力信号Rxのレベルを検出するレベル
検出回路、6は検出レベルSxに応じた制御信号Cxを
出力する制御回路である。
【0004】次に上記従来例の動作について説明する。
図2において、送信・受信切り換えスイッチ1は、受信
時には受信系3に、送信時には送信系2側にそれぞれ切
り換わり、送信系2と受信系3のアイソレーションを確
保している。ゲインコントロール付低雑音増幅器4は、
完全な線形性増幅器ではないため、受信入力信号Rxが
あるレベル以上の強入力時には歪みが発生してしまい、
これは、ディジタル無線装置の強入力時感度劣化を引き
起こす。このため、レベル検出回路5により、受信入力
信号Rxのレベルを常に監視して、制御回路6へ受信信
号の検出レベルSxを伝達し、制御回路6は、検出レベ
ルSxがある一定以上の強入力時には、ゲインコントロ
ール付低雑音増幅器4の増幅度を減少する制御信号を出
力する。
図2において、送信・受信切り換えスイッチ1は、受信
時には受信系3に、送信時には送信系2側にそれぞれ切
り換わり、送信系2と受信系3のアイソレーションを確
保している。ゲインコントロール付低雑音増幅器4は、
完全な線形性増幅器ではないため、受信入力信号Rxが
あるレベル以上の強入力時には歪みが発生してしまい、
これは、ディジタル無線装置の強入力時感度劣化を引き
起こす。このため、レベル検出回路5により、受信入力
信号Rxのレベルを常に監視して、制御回路6へ受信信
号の検出レベルSxを伝達し、制御回路6は、検出レベ
ルSxがある一定以上の強入力時には、ゲインコントロ
ール付低雑音増幅器4の増幅度を減少する制御信号を出
力する。
【0005】このように、上記従来例では、ゲインコン
トロール付低雑音増幅器4の増幅度を制御することによ
り、ゲインコントロール付低雑音増幅器4の歪みの発生
を防止している。
トロール付低雑音増幅器4の増幅度を制御することによ
り、ゲインコントロール付低雑音増幅器4の歪みの発生
を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディジタル無線装置では、受信信号の強入力時に歪
みを発生させないように、非常に高価な線形性低雑音増
幅器や上記のようなゲインコントロール付低雑音増幅器
を使用しているため、回路構成が複雑化し、コストが高
くなるという問題があった。
来のディジタル無線装置では、受信信号の強入力時に歪
みを発生させないように、非常に高価な線形性低雑音増
幅器や上記のようなゲインコントロール付低雑音増幅器
を使用しているため、回路構成が複雑化し、コストが高
くなるという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、受信信号強入力時の歪みを補正するとと
もに、受信系回路の簡素化により、小型化およびコスト
ダウンを図った優れたディジタル無線装置の提供を目的
とする。
るものであり、受信信号強入力時の歪みを補正するとと
もに、受信系回路の簡素化により、小型化およびコスト
ダウンを図った優れたディジタル無線装置の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディジタル無線装置は、受信信号入力のア
イソレーションを取るため、送受信信号をそれぞれ送信
側と受信側とに切り換えるスイッチ手段と、受信入力信
号のレベルを検出する検出手段と、検出された受信入力
信号レベルに応じてスイッチ手段を送信側と受信側とに
切り換える制御手段とを備えたものである。
に、本発明のディジタル無線装置は、受信信号入力のア
イソレーションを取るため、送受信信号をそれぞれ送信
側と受信側とに切り換えるスイッチ手段と、受信入力信
号のレベルを検出する検出手段と、検出された受信入力
信号レベルに応じてスイッチ手段を送信側と受信側とに
切り換える制御手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記構成により、受信時の受信入力
信号レベルを常に監視し、受信入力信号レベルが受信系
により歪み始める前にある一定レベルになった時、検出
レベルを監視している制御手段により、スイッチ手段を
通常受信時とは逆の送信系へ切り換えることにより、ス
イッチのアイソレーションを利用して強入力時の受信系
に入力するレベルを減衰させる。これにより、受信系の
歪みが補正されるため、強入力時の感度劣化を防止する
とともに、回路構成が簡素化され、小型化およびコスト
ダウンを図ることができる。
信号レベルを常に監視し、受信入力信号レベルが受信系
により歪み始める前にある一定レベルになった時、検出
レベルを監視している制御手段により、スイッチ手段を
通常受信時とは逆の送信系へ切り換えることにより、ス
イッチのアイソレーションを利用して強入力時の受信系
に入力するレベルを減衰させる。これにより、受信系の
歪みが補正されるため、強入力時の感度劣化を防止する
とともに、回路構成が簡素化され、小型化およびコスト
ダウンを図ることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明のディジタル無線装置の一実施
例を示すブロック図である。図1において、11は送信
・受信切り換えスイッチ、12は送信系、13受信系で
ある。14は低雑音増幅器、15はレベル検出回路、1
6は制御回路である。
例を示すブロック図である。図1において、11は送信
・受信切り換えスイッチ、12は送信系、13受信系で
ある。14は低雑音増幅器、15はレベル検出回路、1
6は制御回路である。
【0011】次に上記実施例の動作について説明する。
図1において、受信時は、送信・受信切り換えスイッチ
11が受信系13側に切り換えられており、受信入力信
号Rxは低雑音増幅器14で増幅され、受信入力信号R
xのレベルがレベル検出回路15により検出される。受
信入力信号Rxが歪み始める前のある一定レベルになっ
た時、検出レベルSxを常に監視している制御回路16
は、制御信号Cxを送出して、通常受信時には受信系1
3側に切り換えられている送信・受信切り換えスイッチ
11を、逆側の送信系12へ切り換える。送信・受信切
り換えスイッチ11が送信側12へ切り換えられると、
送信・受信切り換えスイッチ11のアイソレーションロ
スが発生し、受信入力信号Rxの受信系13における信
号レベルが、このアイソレーションロスの分だけ減衰す
ることになる。これにより、受信系13の受信入力信号
Rxの歪みが補正され、受信入力信号Rxの強入力時に
発生する感度劣化を防止することができる。
図1において、受信時は、送信・受信切り換えスイッチ
11が受信系13側に切り換えられており、受信入力信
号Rxは低雑音増幅器14で増幅され、受信入力信号R
xのレベルがレベル検出回路15により検出される。受
信入力信号Rxが歪み始める前のある一定レベルになっ
た時、検出レベルSxを常に監視している制御回路16
は、制御信号Cxを送出して、通常受信時には受信系1
3側に切り換えられている送信・受信切り換えスイッチ
11を、逆側の送信系12へ切り換える。送信・受信切
り換えスイッチ11が送信側12へ切り換えられると、
送信・受信切り換えスイッチ11のアイソレーションロ
スが発生し、受信入力信号Rxの受信系13における信
号レベルが、このアイソレーションロスの分だけ減衰す
ることになる。これにより、受信系13の受信入力信号
Rxの歪みが補正され、受信入力信号Rxの強入力時に
発生する感度劣化を防止することができる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、時分割多重方式のディジタル無線装置において、あ
る一定レベル以上の受信信号が入力した時に限って、通
常の受信区間時間では受信側に切り換えられているスイ
ッチ手段を逆側の送信系へ切り換え、このスイッチにア
イソレーションロスが発生することを利用して受信信号
の入力レベルを減衰することにより、強入力時の受信感
度劣化を防止することができ、かつ回路構成が簡素化さ
れ、小型化および回路部品の高密度化が可能になるとい
う効果を有する。
は、時分割多重方式のディジタル無線装置において、あ
る一定レベル以上の受信信号が入力した時に限って、通
常の受信区間時間では受信側に切り換えられているスイ
ッチ手段を逆側の送信系へ切り換え、このスイッチにア
イソレーションロスが発生することを利用して受信信号
の入力レベルを減衰することにより、強入力時の受信感
度劣化を防止することができ、かつ回路構成が簡素化さ
れ、小型化および回路部品の高密度化が可能になるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディジタル無線装置
の構成を示す概略ブロック図
の構成を示す概略ブロック図
【図2】従来のディジタル無線装置の構成を示す概略ブ
ロック図
ロック図
11 送信・受信切り換えスイッチ 12 送信系 13 受信系 14 低雑音増幅器 15 レベル検出回路 16 制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】 送受信信号をそれぞれ送信側と受信側と
に切り換えるスイッチ手段と、受信入力信号レベルを検
出する検出手段と、検出された受信入力信号レベルに応
じて前記スイッチ手段を送信側と受信側とに切り換える
制御手段とを備えたディジタル無線装置。 - 【請求項2】 受信入力信号レベルが受信系によって歪
み始める前にある一定のレベルになった時、制御手段か
らの制御信号によりスイッチ手段を受信系側から送信系
側へ切り換える請求項1記載のディジタル無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038315A JPH08237162A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ディジタル無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038315A JPH08237162A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ディジタル無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08237162A true JPH08237162A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12521862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7038315A Pending JPH08237162A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ディジタル無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08237162A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100722738B1 (ko) * | 2006-01-24 | 2007-05-30 | 포스데이타 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 tdd를 위한 발진 장치 및 방법 |
JP2008236055A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Nec Corp | 携帯端末装置、通信制御方法及びプログラム |
CN106506034A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-03-15 | 中国工程物理研究院电子工程研究所 | 一种低噪声开关双工器 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7038315A patent/JPH08237162A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100722738B1 (ko) * | 2006-01-24 | 2007-05-30 | 포스데이타 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 tdd를 위한 발진 장치 및 방법 |
JP2008236055A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Nec Corp | 携帯端末装置、通信制御方法及びプログラム |
CN106506034A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-03-15 | 中国工程物理研究院电子工程研究所 | 一种低噪声开关双工器 |
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