JPH08235603A - 光導波路型検出装置 - Google Patents

光導波路型検出装置

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JPH08235603A
JPH08235603A JP3685595A JP3685595A JPH08235603A JP H08235603 A JPH08235603 A JP H08235603A JP 3685595 A JP3685595 A JP 3685595A JP 3685595 A JP3685595 A JP 3685595A JP H08235603 A JPH08235603 A JP H08235603A
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optical waveguide
type
detection device
slab
pressure
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JP3685595A
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Yoshinobu Nakayama
義宣 中山
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】既存の光導波路検出素子を用い、この素子に外
力を加え、その光導波路のたわみを利用して焦点位置調
整を簡単に行うことができる機能を備えた光導波路型検
出装置を提供する。 【構成】本発明は、スラブ型光導波路112を有する光
導波路型検出装置100において、光ビーム143を導
波しているスラブ型光導波路112に湾曲を起こさせ、
その湾曲の中央と端の部分の光路長の違いを利用して、
集光スポット144となる前の段階で光ビーム143の
波面の方向を変化させることで、光導波路中の導波光の
集光スポット144の位置を変えられるようにした集光
点位置調整機能を備えた構成とした。さらに集光点位置
調整機能として、光導波路112の面に垂直に、上方向
または下方向に圧力を加える加圧手段121を有するス
ラブ型光導波路検出素子110の保持・保護装置10
1,102,103を備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ装
置等、光情報記録再生装置の光ピックアップ装置等に応
用されるスラブ型光導波路を利用した光導波路型検出装
置に関し、特に、光導波路中の導波光の集光スポットの
位置調整機能を備えた光導波路型検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光情報記録再生装置の光ピックア
ップ装置等の検出光学系を光導波路に集積化した光導波
路型の検出装置が提案されている。例えば、Si基板導
波路を用いて集光グレーティングカプラ(FGC)と導
波路型ビームスプリッタ及びフォトダイオード(PD)
アレイのモノリシック集積化を行ない、光源である半導
体レーザ(LD)を結合した構成の光集積ディスクピッ
クアップが提案されている(文献1:「光ディスクピッ
クアップの光集積回路化」,信学技報,OQE85−7
2)。この文献の方式は、光源としての半導体レーザを
光導波路基板の一端側に結合し、半導体レーザから出射
され光導波路を導波してきたレーザ光をレンズとして作
用する集光グレーティングカプラで光ディスクに集光
し、光ディスクからの戻り光を集光グレーティングカプ
ラで光導波路に結合しかつ集束し、この集束光を導波路
型ビームスプリッタにより二光束に分離し、二つの集束
光をその集光点にそれぞれ配置された一対のフォトダイ
オードで検出するものであるが、この装置では光導波路
中の集束光の集光点位置の調整機構はなく、このためス
ポットというミクロンオーダーの小さな集光点二つを、
調整なしに同時にかつ正確に二つの場所(フォトダイオ
ード位置)を通るようにすることは製造上難しいという
問題がある。従って、集光点の位置ずれが発生する率が
高く、検出不良を起こす恐れがある。
【0003】そこで、光導波路内で平面的に集光点の位
置調整ができ、また空間的な位置決めが不要になる集光
点位置調整方法が提案されている(文献2:「集光点位
置調整方法」,特開平5−289118号公報)。文献
2の技術は、光束を導波層に通して薄膜レンズにより集
光し、これを所望の集光位置に照射する場合、導波層に
複数の液晶充填溝を、該溝相互の間隔が中央側に比べて
端部側を狭くなるように形成し、この各溝に液晶を充填
し、この液晶の充填された導波層を、それぞれ複数の電
極を有する第1および第2のクラッド層により挾むと共
に、前記電極対のうちの少なくとも1対の電極対に電圧
を印加して該電極対間の液晶の屈折率を所定の値とし、
かつ前記電極対のうちの残りの電極対に電圧を印加し該
電極間の液晶の屈折率が前記導波層の屈折率と等しくな
るようにするグレーティングレンズを用いて、前記電極
対の電圧の印加を切換えることにより、前記集光点位置
を所望の位置に移動調整するようにしたものである。し
かし、この方式では、光導波路中に液晶を利用したグレ
ーティングレンズを作製しておき、さらに上下のクラッ
ド層に液晶を駆動するための電極を設け、この電極を使
って集光スポットを移動するため、最初から導波路に液
晶を使った複雑な構造を作製しておく必要があり、光導
波路を作製する際に工程数が増え、製造コストがかかる
という問題がある。
【0004】また、集光点位置調整方法としては、文献
3(APPLIED OPTICS/Vol.31,No,18/20 June 1992)のP.
3426のFig.9(b)のように、光導波路にカップリングプリ
ズム、レンズ、バイプリズムを設け、かつ導波路外にア
パーチャを設置し、アパーチャのスリット位置を変える
ことで二組のフォトダイオードアレイA−B及びC−D
のそれぞれの間の位置に入射調整する方法が開示されて
いる。しかし、このような方式の場合も、光導波路の中
に、あらかじめこれらの機能を備えた素子等を導波路上
に作り込まなくてはならないため、光導波路を作製する
際に工程数が増えるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】次に、本発明の課題を
具体的な例によって説明する。図10は、前記文献1記
載の光集積ディスクピックアップとほぼ同様の光検出方
式をとるスラブ型(平板型)光導波路を使った光ピック
アップ用の検出素子を示したものであり、(a)は光導
波路型光ピックアップ素子を横からみた時の断面図、
(b)は光導波路型光ピックアップ素子の上面図であ
る。図中符号110は光導波路型光ピックアップ素子、
111は入射結合器としてのグレーティングカプラ、1
12は光導波路、113は集束機能と光束を二分割する
機能を有する導波路光学系である。また、114はシリ
コン(Si)基板115上に作製された複数のフォトダ
イオード(PD)であり、二つのフォトダイオードをペ
アにして一つの検出素子(二分割受光素子)として基板
の左右に一組ずつ配置されている。また、116はSi
による光の損失を避けるためのバッファ層、117は導
波層、118は保護膜である。図10において、入射光
141は入射結合器111を通して光導波路112へ結
合し、光ビーム142は導波路光学系113を通して二
つの集光ビーム143となり、二組のフォトダイオード
114ペアのところでそれぞれ集光スポット144とな
ってこのフォトダイオード114ペアによって電気信号
として取り出される。
【0006】図11は上記スラブ型光導波路素子110
のフォトダイオードの部分を拡大して示したものであ
り、完全に設計通りに作製された光導波路検出素子の検
出部のスポットは、入射結合器111への入射光141
が平行であれば、左右とも二組のフォトダイオード11
4ペア(PD−A,B、及びPD−C,D)の境界に当
たるようにできていて、これらによって光ディスクドラ
イバヘッドのフォーカス及びトラックなどのサーボのた
めの信号を感度良く検出できる。
【0007】しかし実際には、図12の(a)や(b)
のように、両スポットの間隔がそれぞれ広すぎたり、狭
すぎたりする。このようになると入射結合器111にお
ける傾きを変えてもどちらか一方にスポットが入らない
という問題が生じる。例えば、両スポットの間隔が狭す
ぎる場合は、入射結合器への入射角度を調整しても、図
12の(c)ようにPD−A,B間に合わせた場合はP
D−C,D間にスポットが入らず、反対に図12の
(d)のように、PD−C,D間に合わせた場合はPD
−A,B間にはスポットが入らない。
【0008】このように、光導波路のわずかな屈折率の
分布や、導波路自体の反り、入射結合器や導波路光学
系、フォトダイオード等の作製時の誤差などによって、
設計と異なる位置にスポットがくることが多い。そこで
従来はこのようなことが起こると、前述の文献2や文献
3のように、光導波路に液晶グレーティングレンズと電
極を設ける、あるいは、光学素子を何点か増やすなどの
集光点位置調整方法がなされたが、既に述べたように、
これらの方法では光導波路を作製する際に工程数が増
え、製造コストや手間がかかり、実質的に光導波路外部
からの調整は困難であった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、既存の光導波路検出素子を用い、この素子に外
力を加え、その光導波路のたわみを利用して焦点位置調
整を簡単に行なうことができる機能を備えた光導波路型
検出装置を提供することを目的とし、さらには、その焦
点位置調整による効果を最大限に発揮させるための構造
及び方法を備えた光導波路型検出装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、光導波路中で集光スポットとな
る前に光ビームの波面の向きを変え、集光スポットの位
置を移動させるための光路長の変化のさせ方を提供する
ものであり、スラブ型(平板型)光導波路(112)を
有する光導波路型検出装置(100)において、光ビー
ム(143)を導波しているスラブ型光導波路(11
2)に湾曲を起こさせ、その湾曲の中央と端の部分の光
路長の違いを利用して、集光スポット(144)となる
前の段階で光ビーム(143)の波面の方向を変化させ
ることで、前記スラブ型光導波路中の導波光の集光スポ
ット(144)の位置を変えられるようにした、集光点
位置調整機能を備えた構成としたものである(図1,
2,3)。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の光導波
路型検出装置のより具体的な構成を提供するものであ
り、入射結合手段(111)によって、スラブ型光導波
路(112)中に導波した光ビーム(142)を、前記
スラブ型光導波路上に作製された導波路光学系(11
3)によって集光し、集光ビーム(143)を検出素子
(114)に入射して導波光が持っている情報を検出す
るスラブ型光導波路検出素子(110)を有する光導波
路型検出装置(100)において、集光点位置調整機能
として、前記スラブ型光導波路(112)の面に垂直
に、上方向または下方向に圧力を加える構造(加圧手
段)(121)を有する、スラブ型光導波路検出素子の
保持・保護装置(101,102,103)を備えた構
成としたものである(図1,3,5,6,7,8,
9)。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置が光導波路型光ピックアップ等の場合に、二つ
のビーム間の距離が狭い方へ移動させられる加圧位置を
提供するものであり、スラブ型光導波路検出素子(11
0)の保持・保護装置(101,102,103)が有
する加圧手段(121)による加圧点(131)の位置
を、検出素子(114)の手前でかつ、2つの集光ビー
ム(143)の中間に設ける構成としたものである(図
1,3)。
【0013】請求項4の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置において、機械的に加圧力を与える外部構造体
を、これを使用する装置に設置する際の障害にならない
ための構造を提供するものであり、スラブ型光導波路検
出素子(110)の保持・保護装置(101,102,
103)の加圧手段(121)を有する側とは反対側の
支持体(図1の底板101、あるいは図3の上蓋10
3)に窪み(105)を設けた構成としたものである
(図1,3)。
【0014】請求項5の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置を、光ディスクドライブ装置の光ピックアップ
等として実装する際に、加圧力を光導波路に与える加圧
手段が邪魔にならないための構造を提供するものであ
り、スラブ型光導波路検出素子(110)の保持・保護
装置(101,102,103)が有する加圧手段とし
て、光導波路(112)の下側から上方向に圧力を加え
る底面側からの加圧構造を有し、その加圧手段にネジ
(121)を用いる場合に、該ネジを有する保持・保護
装置の下側(101)の面と光導波路の底面との距離よ
り、ネジの長さを短くする構成としたものである(図
3)。
【0015】請求項6の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置において、加圧力を実際に光導波路へ作用させ
る機械的構造体を提供するものであり、スラブ型光導波
路検出素子(110)の保持・保護装置(101,10
2,103)が有する加圧手段として、ネジ(121)
による加圧構造を用いた場合に、加圧に使うネジの先を
樹脂(205)で覆った構成としたものである(図1,
3,4)。
【0016】請求項7の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置が光導波路型光ピックアップ等の場合に、二つ
の集光スポット間距離を広げる方向へ移動させるための
加圧力の作用点の位置を提供するものであり、スラブ型
光導波路検出素子(110)の保持・保護装置が有する
加圧手段による加圧点(131)の位置を、検出素子
(114)の手前でかつ、2つの集光ビーム(143)
の両側に2箇所設ける構成としたものである(図5)。
【0017】請求項8の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置が光導波路型光ピックアップ等の場合に、加圧
点の数を最小限にして請求項7と同様の効果を与える加
圧力の作用点の位置を提供するものであり、スラブ型光
導波路検出素子(110)の保持・保護装置が有する加
圧手段による加圧点(131)の位置を、検出素子(1
14)の手前でかつ、2つの集光ビーム(143)の外
側の片方に設ける構成としたものである(図6)。
【0018】請求項9の発明は、請求項2の光導波路型
検出装置が光導波路型光ピックアップ等の場合に、請求
項3における位置より、光導波路のたわみによる応力が
少なくても二つの集光スポットの間隔が狭い方へ移動さ
せられる加圧点の位置を提供するものであり、スラブ型
光導波路検出素子(110)の保持・保護装置が有する
加圧手段による加圧点(131)の位置を、導波路光学
系(113)の手前でかつ、光ビーム(142)の中央
に設ける構成としたものである(図7)。
【0019】請求項10の発明は、請求項2の光導波路
型検出装置が光導波路型光ピックアップ等の場合に、請
求項7における位置より、光導波路のたわみによる応力
が少なくても二つの集光スポットの間隔が広げられる方
へ移動させられる加圧点の位置を提供するものであり、
スラブ型光導波路検出素子(110)の保持・保護装置
が有する加圧手段による加圧点(131)の位置を、導
波路光学系(113)の手前でかつ、光ビーム(14
2)の両側の2箇所に設ける構成としたものである(図
8)。
【0020】請求項11の発明は、請求項2記載の光導
波路型検出装置が光導波路型光ピックアップ等の場合
に、請求項10における加圧点の数より少なくしても同
様の効果が得られるための加圧点の位置を提供するもの
であり、スラブ型光導波路検出素子(110)の保持・
保護装置が有する加圧手段による加圧点(131)の位
置を、導波路光学系(113)の手前でかつ、光ビーム
(142)の左右どちらか一方のかたわらに設ける構成
としたものである(図9)。
【0021】請求項12の発明は、請求項2の光導波路
型検出装置において、スラブ型光導波路検出素子(11
0)の保持・保護装置(101,102,103)の加
圧手段を有する側とは反対側の支持体に窪み(105)
を設け、窪みの最適な形状として、窪みの形状を円形ま
たは楕円形に構成したものである(図1,3)。
【0022】
【作用】本発明の光導波路型検出装置においては、請求
項1のように、光ビームを導波しているスラブ型光導波
路に湾曲を起こさせ、その湾曲の中央と端の部分の光路
長の違いを利用して、集光スポットとなる前の段階で光
ビームの波面の方向を変化させることで、スラブ型光導
波路中の光ビームの集光スポットの位置を変えられるよ
うにしたので、光導波路検出素子内の光ビームの光路の
修正が、光導波路内に液晶グレーティングレンズ等の特
別な調整手段を設けなくても可能となる。そして、請求
項2〜12により、既存の光導波路型光ピックアップ素
子等の光導波路検出素子を用いても、光導波路検出素子
内の焦点位置調整を簡単に行なうための構造及び方法を
備えた光導波路型検出装置を提供することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)は光導波路型検出装置の横から見た縦割りの
断面図、(b)は光導波路型検出装置の上蓋の無い状態
を示した上面図である。図1の光導波路型検出装置10
0は、スラブ型光導波路検出素子として図10に示した
ものと同様の光導波路型光ピックアップ素子110を用
い、該光導波路型光ピックアップ素子110の保持・保
護装置として、底板101、側板102、上蓋103か
らなる導波路型光ピックアップパッケージ(以下、単に
パッケージと記す)を設けた構成としたものである。
【0024】光導波路型光ピックアップ素子110を構
成するスラブ型光導波路112は、Si基板115上に
バッファ層116、導波層117、保護膜118を積層
した構造となっており、光導波路上には入射結合器とし
てのグレーティングカプラ111、集束機能と光束を2
分割する機能を有する導波路光学系113、及びシリコ
ン(Si)基板115上に作製された複数のフォトダイ
オード(PD)114が設けられており、二つのフォト
ダイオード114をペアにして一つの検出素子(二分割
受光素子)として基板の左右に一組ずつ配置している。
【0025】図1において、パッケージの開口部104
から入射光141が入射し、入射結合器としてのグレー
ティングカプラ111により入射光が光導波路112へ
入射結合され、導波路112中を平行な光ビーム142
として導波されると、光ビーム142は導波路光学系1
13によって2分割及び集光されて2つの集光ビーム1
43となる。さらにこの集光ビーム143は、フォトダ
イオード114のペアで構成された検出素子の切れ目の
部分に集光スポット144として到達し、電気信号に変
換されて出力される。
【0026】この光導波路型検出装置100のパッケー
ジは、単に光ピックアップ素子110を保持・保護する
ためばかりではなく、パッケージの上蓋103には光ピ
ックアップ素子110の動作を補正する機能(集光点位
置調整機能)として、ネジ穴106が形成され、このネ
ジ穴106には、光ピックアップ素子110の光導波路
面に垂直に上方向から圧力を加える加圧手段としてのネ
ジ121が螺合されている。また、加圧側とは反対側の
支持体である底板101には上側からネジ121により
実際には見えない加圧点131で、加圧されたときの逃
げとして、わずかな隙間となるような窪み105が形成
されている(図では誇張して描かれている)。この窪み
による光導波路レンズとしての効果を良好にするため
に、加圧力に応じて窪みの大きさを決める。
【0027】その際に、窪み105の形状は図のような
円形かまたは楕円状が望ましく、窪みの両端が光導波路
基板115の両端に達せずに、窪み105の周りの部分
が光導波路112の底面と同じ高さで支えられているこ
とが必要である。こうすることで、この周囲の支えが、
加圧点以外の光ピックアップ素子110の底面を支え、
加圧による光導波路112のたわみが、効果的にでき
る。その結果、ネジ121により加圧をかけることで、
矢印161の方向へ集光スポット144が移動する。こ
の際、加圧点のネジ121との接触によって導波光が吸
収損を受けないようにするために、導波層117上には
保護膜118を作製しておく。このネジ121によって
加圧された時の様子を示したのが図2である。図2
(a)はパッケージを図示せず、光ピックアップ素子1
10のみを縦に中央で2つに割って片方のみを示した斜
視断面図である。図中131はネジによって加圧されて
いる点を示し、この加圧により光導波路112がたわ
み、132で示すように窪んでいることがわかる(図で
は誇張して描いてある)。これは一種のジオデシックレ
ンズであり、図2(b)のように、加圧前はスポットが
フォトダイオード114間の切れ目位置より上の方へず
れて実線で示す集光点144(A)に集光されていたの
を、上記の加圧により矢印161のように下の方へシフ
トして破線で示す集光点144(B)に位置調整するこ
とができる。
【0028】このように、図1に示す構成の光導波路型
検出装置100では、パッケージの上蓋103に設けた
加圧手段としてのネジ121による加圧力を調整するこ
とにより光導波路112に所望のたわみ量の湾曲を起こ
させ、その湾曲の中央と端の光路長の違いを利用して、
集光スポットとなる前の段階でビームの波面の方向を変
化させることで、光導波路中の導波光の集光スポット1
44の位置を変えることができる集光位置調整機能を有
するので、集光スポット144の位置を容易に修正する
ことができる。
【0029】次に、図3は本発明の別の実施例を示す図
であって、(a)は光導波路型検出装置の上蓋の無い状
態を示した上面図、(b)は光導波路型検出装置の横か
ら見た縦割りの断面図である。図1の光導波路型検出装
置では加圧手段としてのネジ121をパッケージの上蓋
103側に設けて上から加圧していたが、図3の光導波
路型検出装置は、加圧手段としてのネジ121をパッケ
ージの底板101側に設けて、光ピックアップ素子11
0を上側へ盛り上げるように下から加圧することで、同
様の特性を得るものであり、パッケージの底板101に
はネジ穴が開けられネジ121が螺合され、その反対側
の支持部材である上蓋103側には、たわみのための逃
げとして図示のような楕円状の窪み105が作られてい
る。この場合は、図1の場合と異なり、導波層117を
損傷や、導波光の損失から守ための保護膜118を必ず
しも設けなくてもよい(ただし、窪み105の周りの部
分は光導波路112と接触しなければならないので、ビ
ーム付近で上蓋に接触しないようにする)。尚、このた
わみのための逃げは、窪み105でなく上蓋(図1の場
合は底板)の貫通穴でもよい。
【0030】図3に示す構成の光導波路型検出装置10
0では、図示してない光ディスクドライブ装置に設置す
る際に、多くは底面側をドライブ装置の支持部に接触す
るためパッケージの底板101からネジ121の頭が出
ないようになっている。すなわち、底板101の底面か
ら光ピックアップ素子110の底面までの距離より短い
ネジ121が用いられ、かつ底板101にはネジ穴の周
囲にネジ121の頭が納まる段部が設けてあり、ネジ1
21をネジ穴に螺合して光ピックアップ素子110の光
導波路底面を加圧している状態では底板101からネジ
121の頭が出ることがない。また、これとは逆に、設
置する光ディスクドライブ装置の支持部の方にネジのた
めの逃げを設けてもよい。これらのことは外の装置に固
定する側が上蓋の時も同様にすればよい。
【0031】図3の光導波路型検出装置においては、図
1の装置と同様に、ネジ121により光ピックアップ素
子110に加圧をかけることで加圧点131の光導波路
112が湾曲し、集光スポット144は矢印161の方
向へ移動する。このネジ121については、光導波路1
12に直接突き当てるための構造を図4(a)に示す。
ここで201は、ネジ121を回すための穴、202は
ネジの頭、203はネジを切ってある部分、そして、2
04、205は断面として示したそれぞれ、ネジの上の
部分と同じ金属及び、光導波路を保護するための樹脂の
部分からなっている。樹脂の部分205には脂環硬化型
エポキシを用いて良好な結果を得ている。尚、図4
(a)は図1や図3に示したものと同じ、頭付きのネジ
であるが、図4(b)のような、芋ネジのようなもので
もよく、このほうが頭の無い分、パッケージの底板10
1あるいは上蓋103の厚みを薄くでき、パッケージ全
体の厚みを薄くできる。
【0032】次に、本発明の光導波路型検出装置のさら
に別の実施例を示す。図5は光導波路型検出装置の上蓋
の無い状態を示した上面図であり、この実施例では、加
圧点をフォトダイオード114対からなる検出素子の手
前でかつ二つの集光ビーム143の外側に2箇所設けた
ものである。図1や図3で示してきたのは、二つのスポ
ット間距離が広くなっているときに、これらスポット間
距離を狭くするためのものであったが、逆に、広げるた
めには、図5の131のような位置で加圧するのがよ
い。この場合、パッケージの底板101あるいは上蓋1
03の両側に設けたネジによって独立に調整が可能であ
る。また、光学系の軸を挾んで対称に調整できる特徴を
もっている。この図は、上面図のみを示しているが、断
面構造は、加圧が下からであれば図3と同様、加圧が上
からであれば図1と同様であり、もし図1のように上か
ら加圧するためには、光導波路112の導波層117上
に保護膜118を作製する。
【0033】次に、図6に示す実施例は、集光スポット
の位置調整のための加圧点を、図5のうち、片側の1箇
所のみにし、シンプルな構造にした例である。集光スポ
ット144の間隔が狭かったときに調整する場合は、図
中の矢印161のように片側の集光スポット144の位
置を移動してスポット間の間隔のみを広げ、二組のフォ
トダイオード対へスポットが入るようにする調整は、入
射結合器のプリズムカプラ111への入射角を変えて調
整することができるから、大きく調整するのでなければ
これで十分である。
【0034】次に、図7の実施例は、これまでに示した
実施例が導波路光学系113の後に集光点位置調整用の
加圧点を設けたのに対して、導波路光学系113の手前
でかつ光ビーム142の中央に加圧点131を設けたも
のである。また、加圧の方向は、基本的には、上下どち
らの方向に加圧してもよい。ただし、上方からの場合
は、前述のように、導波層117上に保護膜118が必
要になったり、この図の構成の場合、プリズムが邪魔に
なる。また、加圧を強くすると、光ビーム142は、わ
ずかに集光気味となり、スポット144の間隔は狭くな
り、同時に加圧前より、集光点がわずかに手前側へシフ
トする。この加圧点131を導波路光学系113より先
に配置する方法の利点は、光ビームが広いうちにジオデ
シックレンズ状のたわみに多く接することができるこ
と、および、調整位置がスポット位置より遠い位置で行
なうため、広い範囲の調整が可能であることである。
【0035】次に、図8の実施例も図7のように導波路
光学系113の手前に集光点位置調整用の加圧点131
を設けたものであるが、この例では、加圧点の位置を、
導波路光学系113の手前でかつ、光ビーム142の両
側に2箇所設けたものであり、導波光を発散気味にする
ため、動作は図7の場合と反対である。また、加圧の方
向は、上下どちらの方向に加圧してもよいが、加圧が上
方からの場合、前述のように、保護膜118が必要であ
り、この図の構成の場合は、プリズムが邪魔にならない
ようにするため加圧位置を少し離している。加圧を強く
すると、図7とは反対にビーム142は、わずかに発散
気味となって、集光スポット144の間隔は広くなり、
同時に加圧前より、集光点がわずかにフォトダイオード
114側へシフトする。従って、図7の場合と反対に、
スポットの位置が狭い場合に有効である。また、図5の
ときと同様に、独立に左右のビームの状態を変えられる
ため、光学系の軸を挾んで対称に調整ができる特徴をも
っている。
【0036】次に、図9の実施例は、図8における集光
点位置調整のための加圧点を、導波路光学系113の手
前でかつ、光ビーム142の左右いずれかのかたわらの
1箇所のみにして、シンプルな構造にした例である。す
なわち、集光スポット144の間隔が狭かったときに調
整する場合は、間隔のみを広げ、二組のフォトダイオー
ド対へスポットが入るようにする調整は、入射結合器の
プリズムカプラ111への入射角を変えて調整すること
ができるから、大きく調整するのでなければこれで十分
である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光導波路
型検出装置においては、請求項1のように、光ビームを
導波しているスラブ型光導波路に湾曲を起こさせ、その
湾曲の中央と端の部分の光路長の違いを利用して、集光
スポットとなる前の段階で光ビームの波面の方向を変化
させることで、スラブ型光導波路中の導波光の集光スポ
ットの位置を変えられるようにしたので、光導波路検出
素子内の光ビームの光路の修正が、光導波路内に液晶グ
レーティングレンズ等の特別な調整手段を設けなくても
容易に可能となった。
【0038】また、請求項2のように、集光点位置調整
機能として、スラブ型光導波路の面に垂直に、上方向ま
たは下方向に圧力を加える構造(加圧手段)を有する、
スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置を備えた構
成とすることにより、従来、調整が困難であった、光導
波路検出素子の二つの集光スポットの位置間隔を狭くし
たり広くしたりする調整が容易に可能となった。
【0039】さらに、請求項3の構成のように、スラブ
型光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段
による加圧点の位置を、検出素子の手前でかつ、2つの
集光ビームの中間に設ける構成とすることにより、一つ
の加圧点の調整で両側の集光ビームをバランス良く移動
調整させることができるようになった。
【0040】また、請求項4の構成のように、スラブ型
光導波路検出素子の保持・保護装置の加圧手段を有する
側とは反対側の支持体に窪みを設けた構成とすることに
より、光導波路基板のたわみを支持体が邪魔することが
なくなり、加圧手段による集光ビームの移動調整を効果
的に行なえるようになった。
【0041】また、請求項5の構成のように、スラブ型
光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段と
して、光導波路の下側から上方向に圧力を加える底面側
からの加圧構造を有し、その加圧手段にネジを用いる場
合に、該ネジを有する保持・保護装置の下側の面と光導
波路の底面との距離より、ネジの長さを短くする構成と
することにより、光導波路型検出装置を、光ディスクド
ライブ装置の光ピックアップ等として実装する際に、加
圧力を光導波路に与えるネジ等の加圧手段が邪魔になら
なくなった。
【0042】また、請求項6の構成のように、スラブ型
光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段と
して、ネジによる加圧構造を用いた場合に、加圧に使う
ネジの先を樹脂で覆ったことにより、光導波路に対する
接触点が広くなり、金属などの先端のネジを使う場合の
ような、光導波路に局所的な力が働いて不用意な破損が
起こる危険性を激減させることができた。
【0043】また、請求項7の構成のように、スラブ型
光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段に
よる加圧点の位置を、検出素子の手前でかつ、2つの集
光ビームの両側に2箇所設ける構成とすることにより、
二つの集光スポットの位置間隔が狭すぎた場合の調整が
可能となり、また二つのネジにより加圧点を独立に設定
できるので、両側のビームをバランスよく調整可能とな
り、調整範囲も広くなった。
【0044】また、請求項8の構成のように、スラブ型
光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段に
よる加圧点の位置を、検出素子の手前でかつ、2つの集
光ビームの外側の片方に設ける構成とすることにより、
請求項7の場合に比べ、簡単な構成で、かつ一つのネジ
によって調整可能となった。
【0045】また、請求項9の構成のように、スラブ型
光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段に
よる加圧点の位置を、導波路光学系の手前でかつ、光ビ
ームの中央に設ける構成とすることにより、平行ビーム
が集光気味になり、二つの集光スポットの間隔を狭い方
へ補正することが可能となった。また平行ビームを集光
気味に補正をすることは、フォーカス信号に、オフセッ
トをはかせることと同じこととなるので、副作用の少な
い補正方法となる。
【0046】また、請求項10の構成のように、スラブ
型光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段
による加圧点の位置を、導波路光学系の手前でかつ、光
ビームの両側の2箇所に設ける構成とすることにより、
平行ビームが発散気味になり、二つの集光スポットの間
隔を広いほうへ補正することが可能となった。また、請
求項9と同様の理由で、平行ビームを発散気味に補正を
することは、フォーカス信号に、オフセットをはかせる
ことと同じこととなるので、副作用の少ない補正方法と
なる。
【0047】また、請求項11の構成のように、スラブ
型光導波路検出素子の保持・保護装置が有する加圧手段
による加圧点の位置を、導波路光学系の手前でかつ、光
ビームの左右どちらか一方のかたわらに設ける構成とす
ることにより、平行ビームの片側が発散気味になり、二
つの集光スポットの間隔を広いほうへ補正することが可
能となった。また請求項10のように二つの加圧点の調
整をしなくても集光スポットの間隔を広げられるように
なった。
【0048】請求項12の構成のように、スラブ型光導
波路検出素子の保持・保護装置の加圧手段を有する側と
は反対側の支持体に窪みを設け、窪みの最適な形状とし
て、窪みの形状を円形または楕円形に構成することによ
り、光ビームの波面のシフト量がビームの中でスムーズ
に変化するため、集光スポットの収差が少なく、かつ加
圧力に対しスムーズにスポット位置が移動できるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図であって、(a)は
光導波路型検出装置の横から見た縦割りの断面図、
(b)は光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した
上面図である。
【図2】図1に示す光導波路型検出装置の光導波路に加
圧によるたわみを加えて集光点位置調整を行なう場合の
説明図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す図であって、(a)
は光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した上面
図、(b)は光導波路型検出装置の横から見た縦割りの
断面図である。
【図4】加圧手段とし用いるネジの構造の実施例の説明
図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を示す図であって、
光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した上面図で
ある。
【図6】本発明のさらに別の実施例を示す図であって、
光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した上面図で
ある。
【図7】本発明のさらに別の実施例を示す図であって、
光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した上面図で
ある。
【図8】本発明のさらに別の実施例を示す図であって、
光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した上面図で
ある。
【図9】本発明のさらに別の実施例を示す図であって、
光導波路型検出装置の上蓋の無い状態を示した上面図で
ある。
【図10】従来の光導波路を使った光ピックアップの検
出素子の一例を示す図であって、(a)は光導波路型光
ピックアップ素子の横から見た断面図、(b)は光導波
路型光ピックアップ素子の上面図である。
【図11】図10に示す光導波路型光ピックアップ素子
のフォトダイオードを用いた検出素子部分を拡大して示
したものであり、二つの集光ビームの集光点が、検出素
子を構成するフォトダイオード対の境界位置に一致して
いる場合の説明図である。
【図12】図10に示す光導波路型光ピックアップ素子
のフォトダイオードを用いた検出素子部分を拡大して示
したものであり、二つの集光ビームの両方または片方の
集光点が、検出素子を構成するフォトダイオード対の境
界位置とずれる場合の説明図である。
【符号の説明】
100:光導波路型検出装置 101:保持・保護装置(パッケージ)の底板 102:保持・保護装置(パッケージ)の側板 103:保持・保護装置(パッケージ)の上蓋 104:開口部 105:窪み 106:ネジ穴 110:スラブ型光導波路検出素子(光導波路型光ピッ
クアップ素子) 111:グレーティングカプラ(入射結合器) 112:光導波路 113:導波路光学系 114:フォトダイオード 115:シリコン基板 116:バッファ層 117:導波層 118:保護膜 121:加圧手段としてのネジ 131:加圧点 141:入射光 142:光ビーム(平行ビーム) 143:集光ビーム 144:集光スポット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラブ型(平板型)光導波路を有する光導
    波路型検出装置において、光ビームを導波しているスラ
    ブ型光導波路に湾曲を起こさせ、その湾曲の中央と端の
    部分の光路長の違いを利用して、集光スポットとなる前
    の段階で光ビームの波面の方向を変化させることで、前
    記スラブ型光導波路中の導波光の集光スポットの位置を
    変えられるようにした、集光点位置調整機能を備えたこ
    とを特徴とする光導波路型検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光導波路型検出装置であっ
    て、入射結合手段によって、スラブ型光導波路中に導波
    した光ビームを、前記スラブ型光導波路上に作製された
    導波路光学系によって集光し、集光ビームを検出素子に
    入射して導波光が持っている情報を検出するスラブ型光
    導波路検出素子を有する光導波路型検出装置において、
    集光点位置調整機能として、前記スラブ型光導波路の面
    に垂直に、上方向または下方向に圧力を加える構造(加
    圧手段)を有する、スラブ型光導波路検出素子の保持・
    保護装置を備えたことを特徴とする光導波路型検出装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有す
    る加圧手段による加圧点の位置を、検出素子の手前でか
    つ、2つの集光ビームの中間に設けることを特徴とする
    光導波路型検出装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置の加圧
    手段を有する側とは反対側の支持体に窪みを設けたこと
    を特徴とする光導波路型検出装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有す
    る加圧手段として、光導波路の下側から上方向に圧力を
    加える底面側からの加圧構造を有し、その加圧手段にネ
    ジを用いる場合に、該ネジを有する保持・保護装置の下
    側の面と光導波路の底面との距離より、ネジの長さを短
    くすることを特徴とする光導波路型検出装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有す
    る加圧手段として、ネジによる加圧構造を用いた場合
    に、加圧に使うネジの先を樹脂で覆ったことを特徴とす
    る光導波路型検出装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有す
    る加圧手段による加圧点の位置を、検出素子の手前でか
    つ、2つの集光ビームの両側に2箇所設けることを特徴
    とする光導波路型検出装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有す
    る加圧手段による加圧点の位置を、検出素子の手前でか
    つ、2つの集光ビームの外側の片方に設けることを特徴
    とする光導波路型検出装置。
  9. 【請求項9】請求項2記載の光導波路型検出装置におい
    て、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有す
    る加圧手段による加圧点の位置を、導波路光学系の手前
    でかつ、光ビームの中央に設けることを特徴とする光導
    波路型検出装置。
  10. 【請求項10】請求項2記載の光導波路型検出装置にお
    いて、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有
    する加圧手段による加圧点の位置を、導波路光学系の手
    前でかつ、光ビームの両側の2箇所に設けることを特徴
    とする光導波路型検出装置。
  11. 【請求項11】請求項2記載の光導波路型検出装置にお
    いて、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置が有
    する加圧手段による加圧点の位置を、導波路光学系の手
    前でかつ、光ビームの左右どちらか一方のかたわらに設
    けることを特徴とする光導波路型検出装置。
  12. 【請求項12】請求項2記載の光導波路型検出装置にお
    いて、スラブ型光導波路検出素子の保持・保護装置の加
    圧手段を有する側とは反対側の支持体に窪みを設け、窪
    みの形状を円形または楕円形にすることを特徴とする光
    導波路型検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001281476A (ja) * 1999-08-19 2001-10-10 Mitsubishi Electric Corp 導波路グレーティングデバイス及び導波路グレーティングの反射中心波長調整方法
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CN102621682A (zh) * 2011-01-31 2012-08-01 亚洲光学股份有限公司 瞄准镜

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