JPH08235053A - データ読み込み装置 - Google Patents

データ読み込み装置

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JPH08235053A
JPH08235053A JP7038505A JP3850595A JPH08235053A JP H08235053 A JPH08235053 A JP H08235053A JP 7038505 A JP7038505 A JP 7038505A JP 3850595 A JP3850595 A JP 3850595A JP H08235053 A JPH08235053 A JP H08235053A
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JP
Japan
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data
time
read
signal
timing
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JP7038505A
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English (en)
Inventor
Junichi Orihara
旬一 折原
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセスタイムが延長される場合にも、ウエ
イトタイムの挿入を極力減少する。 【構成】 データバスDの配線負荷容量C5が増加し、
データ伝達の遅延時間が延長される場合、データ保持回
路16がデータを読み込むタイミングをタイミング回路
20にて遅延させ、次のデータアクセスの先頭での従来
のデータバスDの未利用期間にデータを読み込む。読み
込みタイミングのみが遅延され、これによってウエイト
タイムの挿入も極力減少され、サイクルタイムの延長を
抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データバスを経て伝達
されるデータを、データ送り出し元での送り出しのタイ
ミング制御にも用いられている同期信号を用いて生成さ
れる読み込み信号に従って読み込み、保持するようにし
たデータ読み込み装置に係り、特に、データを伝達する
バスの配線負荷の増加等によってアクセスタイムが延長
されてしまう場合にも、ウエイトタイムの挿入を極力減
少することで、サイクルタイムの延長を抑えることがで
きるデータ読み込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、データバスを経てデータを伝達す
る場合、データの受け取り側からデータの要求をするた
めの信号がデータの送り出し側に伝達される(この要求
開始のタイミングを、以降、アクセス開始タイミングと
称する)。この後、データの送り出し側は、要求された
データをデータバスへ送り出す(この送り出しの開始タ
イミングを、以降データ送り出しタイミングと称す
る)。すると、送り出されたデータは、データバスを受
け取り側へと伝達する。
【0003】このとき、前記データ送り出しタイミング
から、受け取り側で正しいデータを読み取ることができ
るタイミング(以降、データ受け取りタイミングと称す
る)までには、データバスへデータを出力する出力バッ
ファの駆動能力や、当該データバスの配線負荷等に起因
する信号遅延時間が存在する。ここで、一般に、前記ア
クセス開始タイミングから前記データ受け取りタイミン
グまでを、アクセスタイムと称する。更に、このような
アクセスタイムを含め、データバスを経て正確なデータ
の受け渡しを1つ行った後、最短時間で次の同様のデー
タの受け渡しを行った場合の、これら2つのアクセス開
始タイミング間の時間を、サイクルタイムと称する。
【0004】ここで、前述のようなデータバスを経たデ
ータの受け渡しの際、データの受け取り側や送り出し側
になり得るものは、CPU(central processing unit
)や、RAM(random access memory)やROM(rea
d only memory)等のメモリ、又外部に対するパラレル
やシリアルのI/O(input output)装置、その他種々
のデータ処理装置等が考えられる。
【0005】図7は、CPUがDRAM(dynamic rand
om access memory)にアクセスする際に用いるメモリ制
御装置及びその周辺の回路図である。
【0006】まず、メモリ12は、前述のデータ送り出
し側の一例であり、アドレスバスADから行アドレスを
行アドレスストローブ信号RASに同期して入力した
後、続いて列アドレスを前記アドレスバスADから列ア
ドレスストローブ信号CASに同期して入力し、この後
に、データバスDを経てデータ読み出しあるいは書き込
みを行うというDRAMである。又、該メモリ12は、
ページモードでのアクセス機能を有する。
【0007】DRAM、又場合によってはその他のタイ
プのメモリにおいて、行アドレスストローブ信号RAS
に同期して行アドレスRAを入力した後、列アドレスス
トローブ信号CASに同期して列アドレスCAを入力
し、これら行アドレスRA及び列アドレスCAに対応す
るメモリセルに対してアクセスする場合、同一行アドレ
スRA、即ちいわゆる同一メモリページ内の異なる列ア
ドレスCAに対して連続アクセスすることが考えられ
る。この場合、2回目以降の同一行アドレスRAに対す
るアクセスの際、再度同一の行アドレスRAを入力した
り、行アドレスストローブ信号RASを入力せず、列ア
ドレスCA及び列アドレスストローブ信号CASのみ順
次入力するという、サイクルタイムを60%程度縮める
ことができる動作モードが用意されたメモリがある。こ
のような行アドレスRA及び行アドレスストローブ信号
RASの入力を省略する動作モードを、ページモードと
称する。
【0008】ここで、前記アドレスバスADは、前述の
行アドレスRAのビット数あるいは列アドレスのビット
数のうち、多い方のビット数と同一の数nの本数のアド
レス線で構成される。又、前記データバスはk本のデー
タ線、例えば8本のデータ線で構成される。又、出力イ
ネーブル信号OEは、前記メモリ12に対して読み出し
アクセスする際に用いられる。読み出しアクセスの際、
L状態の該出力イネーブル信号OEが前記メモリ12へ
入力された後、読み出しデータが前記データバスDへ出
力される。
【0009】このようなメモリ12に対するアクセスに
用いるメモリ制御装置10Aは、制御信号発生回路14
と、データ保持回路16とにより構成される。
【0010】まず、前記制御信号発生回路14は、例え
ばCPUから入力されるアドレスバスADIの信号、そ
の他の信号に従って、前記メモリ12に対する読み出し
アクセスに要する、前記アドレスバスADのアドレス信
号、前記行アドレスストローブ信号RAS、前記列アド
レスストローブ信号CAS、及び、前記出力イネーブル
信号OEを生成する。又、該制御信号発生回路14は、
前記データ保持回路16に対して、読み込み信号SRを
出力する。
【0011】次に、前記データ保持回路16は、図8〜
図10のタイムチャートを用いて後述するように、読み
出しアクセスの際、前記読み込み信号SRに従って、前
記メモリ12から前記データバスDへ出力されたデータ
を読み込み、保持する。又、該データ保持回路16は、
合計k個のデータラッチにて構成される。該データ保持
回路16に保持される読み出しデータは、データバスR
Dを経て例えばCPUに対して送り出される。
【0012】ここで、前記アドレスバスAD、前記行ア
ドレスストローブ信号RAS、前記列アドレスストロー
ブ信号CAS、前記出力イネーブル信号OE及び前記デ
ータバスDには、配線負荷として、それぞれ容量C1〜
C5が存在する。このような配線負荷を起因とする遅延
時間、又種々の信号やデータの伝達経路に存在する入力
や出力のバッファ、アドレスデコーダ等の遅延時間等に
も依存する、前述のようなアクセスタイムが存在し、サ
イクルタイムが存在する。このため、前記アクセス開始
タイミングから前記アクセスタイム以前に、前記読み出
し信号SRに従って前記データ保持回路16が前記デー
タバスDのデータを読み取ってしまうと、前記メモリ1
2から送り出される正しいデータを読み取ることができ
ない。
【0013】図8〜図10は、いずれも、ページモード
で動作したときの前記従来例のメモリ制御装置の動作を
示すタイムチャートである。
【0014】特に、図8の場合に比べ図9の場合は、配
線負荷の増加によってアクセスタイムは延長されてい
る。又、図9の場合に比べ図10の場合は、配線負荷の
増加によってアクセスタイムが長くなっている。
【0015】なお、これら図8〜図10では、いずれ
も、システムクロック信号CKと、前記行アドレススト
ローブ信号RASと、前記列アドレスストローブ信号C
ASと、前記アドレスバスADを伝達する行アドレスR
A及び列アドレスCA1〜CA5(CAに相当)と、出
力イネーブル信号OEと、前記データバスDを伝達する
読み出しデータD1〜D4と、前記読み込み信号SRの
タイミングが示されている。
【0016】なお、前記クロック信号CKは、データの
受け取り側のCPU、前記メモリ制御装置10A、又前
記メモリ12で用いられ、データ送り出しや受け取りの
タイミング制御等に用いられている。特に、図8〜図1
0に示される各信号は、遅延時間を考慮している前記デ
ータバスDを伝達するデータ(D1〜D5等)を除い
て、当該システムクロック信号CKの立ち上がりに同期
して生成、あるいは出力されている。
【0017】まず前記図8のタイムチャートを用い、前
記データバスDの配線負荷が最も軽い場合の動作を説明
する。
【0018】この図8において、まず時刻t11にて、
前記行アドレスストローブ信号RASが立ち上がる。こ
の後、前記アドレスバスADを経て行アドレスRAが出
力され、特に時刻t13での該行アドレスストローブ信
号RASの立ち下がりに同期し、前記行アドレスRAは
前記メモリ12へ取り込まれる。
【0019】又、時刻t11から時刻t13の間の時刻
t12にて、前記列アドレスストローブ信号CASが立
ち上がる。この後、列アドレスCA1が出力される。特
に、時刻t14の前記列アドレスストローブ信号CAS
の立ち下がりに同期し、前記列アドレスCA1は前記メ
モリ12へ取り込まれる。又、該時刻t14にて前記列
アドレスストローブ信号CASの立ち下がりに同期し
て、前記出力イネーブル信号OEがL状態となり、イネ
ーブル状態となる(当該出力イネーブル信号OEは負論
理)。
【0020】又、このように前記行アドレスRA及び列
アドレスCA1が読み込まれ、且つ前記出力イネーブル
信号OEがL状態となると、前記メモリ12はこれらア
ドレスRA及びCAに対応するメモリセルを選択し、こ
れから読み出しデータD1を読み出し、出力する。特
に、時刻t15の前記読み込み信号SRの立ち上がりに
同期し、前記読み出しデータD1は前記データ保持回路
16へ取り込まれ、保持される。このように保持された
データは、前記データバスRDを経てCPUへ伝達され
る。
【0021】以降、前記ページモードで列アドレスCA
2〜CA5が順次入力されると、前記メモリ12はこれ
らにそれぞれ対応する読み出しデータD2〜D5の前記
データバスDを出力する。又、このように出力された読
み出しデータD2〜D4は、それぞれ時刻t16〜t1
8の前記読み込み信号SRの立ち上がりにて、前記デー
タ保持回路16へ取り込まれ保持される(読み出しデー
タD5については、図示省略)。又、保持される読み出
しデータは、前記データバスRDを経て前記CPUへと
出力される。
【0022】次に、前記データバスDの配線負荷の増加
によって、該データバスDを伝達する読み出しデータの
信号遅延時間が延長されてしまい、前記アクセスタイム
が延長され前記サイクルタイムが延長されてしまった場
合の動作を、図9を用いて説明する。
【0023】まず、比較される前記図8の場合では、時
刻t14の前記列アドレスストローブ信号CASの立ち
下がりで読み込まれる前記列アドレスCA1に対応する
前記読み出しデータD1は、該時刻t14から前記シス
テムクロック信号CKの4パルス目の時刻t15におけ
る前記読み込み信号SRの立ち上がりで、前記データ保
持回路16が読み込んでいる。これに対して、前記図9
の場合、前記データバスDの配線負荷の増加によって、
前記時刻t14から5パルス目の時刻t62の前記読み
込み信号SRの立ち上がりにて、前記読み出しデータD
1が読み込まれている。このように、前記図8の場合の
時刻t14とt15との間の時間に比べてなされる時刻
t14とt62との間の時間の延長は、前記図9中の符
号W1で示されるウエイトタイムW1の挿入によってな
されている。該ウエイトタイムの挿入によって時刻t5
1〜t53に相当する時刻が1パルス分遅延され、それ
ぞれ時刻t61、t63、t65となっている。
【0024】ここで、この図9に示されるような動作に
あって、前記ウエイトタイムW1を挿入せず、時刻t6
2より1パルスだけ早い時刻に前記読み出しデータD1
を読み出そうとすると、セットアップタイムが不足し、
誤ったデータを読み込んでしまう恐れがある。なお、こ
の図9において、読み出しデータD2及びD3について
も、それぞれ、時刻t16より遅延された時刻t64、
時刻t17より遅延された時刻t66にて、前記読み込
み信号SRの立ち上がりに同期し読み込んでいる。
【0025】次に、前記図10の場合について説明す
る。
【0026】この場合、前記メモリ12が時刻t14で
読み込んだ前記列アドレスCA1に対応する前記読み出
しデータD1は、該時刻t14から前記システムクロッ
ク信号CKの6パルス目の立ち上がりの時刻t72で
の、前記読み込み信号SRの立ち上がりにて前記データ
保持回路16に読み込まれている。このように前記図8
の場合の時刻t14からt15までの時間に対応してい
る、時刻t14からt72までの時間の延長は、該図1
0中の符号W2で示されるウエイトタイムの挿入によっ
てなされる。ここで、前記ウエイトタイムW2を省略な
いしは短縮して、時刻t72以前、前記システムクロッ
ク信号CKの1パルスないしは2パルス以前に読み出す
と、正しい前記読み出しデータD1を得ることはできな
い。なお、この図10において、時刻t72で読み込ま
れる前記列アドレスCA2に対応する前記読み出しデー
タD2は、時刻t74にて前記データ保持回路16に読
み込まれている。
【0027】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、データ
バスの配線負荷の増加、その他制御信号の配線負荷の増
加、あるいは入力バッファや出力バッファ、アドレスデ
コーダ等の動作速度の低下等によって前記アクセスタイ
ムが延長されてしまう場合、前記図8〜図10を用い前
述したようにウエイトタイムを挿入すると、サイクルタ
イムが延長されてしまうという問題がある。
【0028】例えば前記図8の場合に比べ、前記図9の
場合には前記RASアクセスタイムが前記システムクロ
ック信号CKの1パルス分延長されてしまい、前記図1
0の動作の場合には前記RASアクセスタイムが2パル
ス分だけ延長されてしまっている。これら全ては、前記
メモリ12の動作速度の低下となり、メモリの基本的な
性能の低下となってしまう。
【0029】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、データを伝達するバスの配線負荷の
増加等によってアクセスタイムが延長されてしまう場合
にも、ウエイトタイムの挿入を極力減少することで、サ
イクルタイムの延長を抑え、全体的性能向上が可能なデ
ータ読み込み装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を達成するための手段】本発明は、データバスを
経て伝達されるデータを、データ送り出し元での送り出
しのタイミング制御にも用いられている同期信号を用い
て生成される読み込み信号に従って読み込み、保持する
ようにしたデータ読み込み装置において、前記データバ
スでのデータ伝達の遅延時間に応じたタイミング調整時
間だけ、前記読み込み信号が遅延された第2読み込み信
号を生成するタイミング回路と、該第2読み込み信号に
従って、前記データバスからのデータを読み込み、保持
するデータ保持回路とを備えたことにより、前記課題を
達成したものである。
【0031】又、前記データ読み込み装置において、前
記同期信号が、前記データバスでのデータ伝達のサイク
ルタイムより周期が短いシステムクロック信号であっ
て、前記タイミング回路が、前記タイミング調整時間に
応じたシフト段数の構成の、前記システムクロック信号
に従ってビットデータを順次シフトするシフトレジスタ
を用いて前記読み込み信号を遅延させるものであること
により、前記課題を達成すると共に、前記タイミング回
路における前記読み込み信号の遅延を、前記システムク
ロック信号に従ったシフトレジスタのビットデータのシ
フトにて遅延させることで、より安定した前記タイミン
グ調整時間の実現を可能としたものである。
【0032】
【作用】データバスを経てデータを伝達する場合、ま
ず、種々の制御信号あるいはアドレス等を、データ送り
出し元へ伝達する。ここで、データバスの活用状況を考
えると、実際にデータバスが利用されているのは、前記
アクセス開始タイミングから次のデータアクセスの前記
アクセス開始タイミングまでのサイクルタイム中の一部
期間のみである。即ち、実際にデータバスが利用される
のは、前記データ送り出しタイミングから前記データ受
け取りタイミングまでの期間、及びその近傍の期間のみ
である。見方を変えると、通常、前記アクセス開始タイ
ミングから前記データ送り出しタイミングまでの期間に
は、データバスを利用していない、何らかの長さの時間
が存在する。本発明にあっては、このような点に着目
し、なされている。
【0033】本発明では、データバスを経て1つのデー
タを受け渡しする際、前記データ送り出しタイミングか
ら前記データ受け取りタイミングまでの期間が延長され
てしまい、全体的アクセスタイムが延長されてしまう場
合、この延長された部分を、次のデータアクセスの先頭
部分におけるデータバス未利用期間、即ち、次のデータ
アクセスの前記アクセス開始タイミングから前記データ
送り出しタイミングまでの期間と重複させている。
【0034】従って、延長されてしまった前回のデータ
アクセスの前記データ受け取りタイミングまでの期間
が、隣接する次回のデータアクセスのデータバス未利用
期間で吸収できる場合、データバスの利用が競合するこ
となくこれら2つのデータアクセスを一部重複並行でき
るため、ウエイトタイムの挿入が不要となる。あるい
は、前回のアクセスタイムの延長分が次回のデータバス
未利用期間で全て吸収できない場合でも、次回の該デー
タバス未利用期間で吸収できる範囲の期間分について
は、少なくとも挿入するウエイトタイムの短縮を図るこ
とが可能である。
【0035】従って、本発明によれば、データを伝達す
るバスの配線負荷の増加等で、前記データ送り出しタイ
ミングから前記データ受け取りタイミングまでの期間が
延長され、あるいは何らかの原因で前記アクセスタイム
が延長されてしまう場合にも、ウエイトタイムの挿入を
極力減少することができ、結果としてサイクルタイムの
延長を抑えることが可能となる。
【0036】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0037】図1は、本発明が適用されるメモリ制御装
置の実施例の構成を示すブロック図である。
【0038】この図1にも示される如く、本発明が適用
されたメモリ制御装置10は、前述した図7の前記メモ
リ制御装置10Aに対して、タイミング回路20を追加
したものである。該タイミング回路20は、前記制御信
号発生回路14が出力する前記読み込み信号SRを、前
記タイミング調整時間だけ遅延させた第2読み込み信号
SR2を生成し、これを前記データ保持回路16へ出力
する。前記タイミング調整時間は、外部から、例えばC
PUから入力されるタイミング設定値信号TDにて設定
される。前記データ保持回路16は、前記読み込み信号
SRに対して置き換えられた該第2読み込み信号SR2
に従って、前記データバスDからのデータを読み込み、
保持する。該データ保持回路16にてこのように保持さ
れたデータは、データバスRDにて、例えばCPU側へ
と送り出される。
【0039】図2は、本実施例の前記タイミング回路の
回路図である。
【0040】この図2に示す如く、本実施例のタイミン
グ回路20は、前記システムクロック信号に従ってビッ
トデータを順次シフトするシフトレジスタを用いて、前
記読み込み信号SRを遅延させ、前記第2読み込み信号
SR2を生成している。この遅延に際し、前記タイミン
グ調整時間は、前記システムクロック信号CKの周期及
び前記シフトレジスタのシフト段数にて決定される。
又、前記システムクロック信号CKの周期は、前記デー
タバスDでのメモリ読み出しのサイクルタイムより短く
されている。具体的には、前述のページモードでの本実
施例のメモリ読み出しサイクルタイムは、前記システム
クロック信号CKの4周期(4パルス)となっており、
該メモリ読み出しサイクルタイムに比べ該システムクロ
ック信号CKの周期は(1/4)である。
【0041】ここで、前記タイミング回路20は、合計
r個のD型フリップフロップ22と、タイミング設定レ
ジスタ24と、マルチプレクサ26とによって構成され
ている。
【0042】まず、前記D型フリップフロップ22は、
入力D及び出力Qが互いにシリアルに接続され、シフト
段数がrのシフトレジスタとして構成されている。全て
の前記D型フリップフロップ22の入力CKには、前記
システムクロック信号CKが入力されている。従って、
本タイミング回路20のシフトレジスタは、前記システ
ムクロック信号CKの立ち上がり毎に、各D型フリップ
フロップ22に記憶されるビットデータを順次シフトす
る。
【0043】前記マルチプレクサ26は、合計r個の入
力0〜(r−1)のいずれか1つの論理状態を、入力S
へ入力される選択信号、即ちタイミング設定値信号TD
2に応じて選択し、選択されたものを出力Uへ出力す
る。該マルチプレクサ26のこれら入力0〜(r−1)
には、それぞれ、前記制御信号発生回路14が出力する
前記読み込み信号SR(前記シフトレジスタの入力)、
前記シフトレジスタの途中から引き出される合計(r−
2)本の信号、該シフトレジスタの出力信号が入力され
ている。従って、前記タイミング設定値信号TD2に基
づき前記マルチプレクサ26を入力i(i=0、1、
2、・・・(r−1))に切り換えることで、前記タイ
ミング調整時間が(i×Tck)とされた、前記読み込
み信号SRを遅延した前記第2読み込み信号SR2を生
成することができる。ここで、Tckは、前記システム
クロック信号CKの周期である。
【0044】前記タイミング設定レジスタ24は、CP
Uから入力する前記タイミング設定値信号TDによっ
て、前記タイミング調整時間に対応する値が設定され、
記憶される。又、記憶されるこの値は、前記タイミング
設定値信号TD2として、前記マルチプレクサ26へ出
力される。具体的には、この値は、(i=(タイミング
調整時間)/Tck)で求められる値i(i=0、1、
2、・・・(r−1))である。
【0045】なお、この図2に示される如く前記データ
保持回路16は、合計k個のD型ラッチ16aにて構成
される。これらD型ラッチ16aにおいて、それぞれの
入力Dは前記データバスDの各データ線BD0〜BD
(k−1)に接続され、それぞれの出力Qは前記データ
バスRDの各データ線RD0〜RD(k−1)に接続さ
れている。又、全ての前記D型ラッチ16aのクロック
入力CKには、前記マルチプレクサ26が出力する前記
第2読み込み信号SR2が入力される。
【0046】なお、前記タイミング回路20として、入
力及び出力を直列接続した複数のバッファゲートを用い
て、前記タイミング調整時間だけ前記読み込み信号SR
を遅延させた前記第2読み込み信号SR2を生成するこ
とも考えられる。しかしながら、前記タイミング調整時
間が依存するこれらバッファゲートの入力から出力への
信号遅延時間は、製造プロセスや温度、電源電圧等で変
動し易く、不安定である。従って、本実施例のものに比
べて、実際の前記タイミング調整時間が変動してしまい
易く、動作が不安定となってしまう。
【0047】以下、図3〜図6のタイムチャートを用
い、本実施例の作用を説明する。
【0048】まず、これら図3〜図6は、いずれも本実
施例の動作を示すものであり、これら図3〜図6の順に
前記データバスDの配線負荷が大きくなり、当該データ
バスDのデータ伝達の遅延時間が長くなっている。又、
この順に前記タイミング調整時間が長くなっている。即
ち、前記図3では、前記タイミング調整時間がゼロであ
り、前記図4では前記タイミング調整時間がTckであ
り、前記図5では前記タイミング調整時間が(2Tc
k)であり、前記図6では前記タイミング調整時間が
(3Tck)である。
【0049】まず前記図3では、前記タイミング調整時
間がゼロであり、前記第2読み込み信号SR2は前記読
み込み信号SRとタイミング等が同一となっている。従
って、この図3は前記図8のタイムチャートの“SR”
を“SR2”と置き換えたものと同じである。このよう
に前記タイミング調整時間がゼロの場合、前記値iが
“0”であり、前記マルチプレクサ26は前記タイミン
グ設定値信号TD及びTD2に応じ、入力0を選択し、
前記読み込み信号SRを入力する。
【0050】続いて前記図4では、前記タイミング調整
時間がTckである。従って、前記値iが“1”であ
り、前記マルチプレクサ26は、入力1を選択し、前記
シフトレジスタの第1段目の前記D型フリップフロップ
22の出力Qからの論理状態を入力する。従って、この
図3のタイムチャートに示される如く、前記第2読み込
み信号SR2の立ち上がりのタイミングの時刻t21〜
t24は、それぞれが対応する前記図3の時刻t15〜
t18より、前記システムクロック信号CKの1周期T
ck分遅延されている。又、これらのタイミングの時刻
t21〜t24にて、前記データD1〜D4が前記デー
タ保持回路16に読み込まれている。
【0051】次に前記図5では、前記タイミング調整時
間が(2Tck)となっている。従って、前記値iが
“2”であり、前記マルチプレクサ26は、入力2を選
択し、前記シフトレジスタの第2段目の前記D型フリッ
プフロップ22の出力Qの論理状態を入力する。又、こ
の図5において、前記第2読み込み信号SR2が立ち上
がる時刻t31〜t34は、それぞれが対応する時刻t
15〜t18より、前記システムクロック信号CKの周
期Tckの2倍の時間だけ遅延されている。
【0052】次に前記図6では、前記タイミング調整時
間が(3Tck)となっている。従って、前記値iは
“3”であり、前記マルチプレクサ26は、入力3を選
択し、前記シフトレジスタの第3段目の前記D型フリッ
プフロップ22の出力Qの論理状態を入力する。このた
め、この図6に示される前記第2読み込み信号SR2の
立ち上がる時刻t41〜t43は、それぞれが対応する
時刻t15〜t17より、前記システムクロック信号C
Kの周期Tckの3倍だけ遅延されている。
【0053】以上説明したとおり、本実施例によれば、
前記データ保持回路16で読み込むデータの伝達の遅延
時間に応じた前記タイミング調整時間だけ、前記読み込
み信号SRを遅延させた前記第2読み込み信号SR2を
用いることで、伝達される当該データを正確に読み出す
ことが可能となっている。更に、例えば前記図3に対し
て前記図4〜図6のそれぞれのタイムチャートで示され
る如く、読み込むデータの遅延に応じて、前記第2読み
込み信号SR2に従ったデータの取り込みを遅延させた
としても、メモリ読み出しサイクルタイムは延長されて
いない。例えば、これら図4〜図6のいずれにおいて
も、各読み出しサイクルが開始する時刻t14〜t18
の隣接するもの同士間の時間間隔で示される読み出しサ
イクルタイムは、前記図3の前記タイミング調整時間が
ゼロの場合と同じであり、いずれも(4×Tck)とな
っている。
【0054】ここで、本実施例において、前記列アドレ
スストローブ信号CASが立ち下がり、前記メモリ12
へ列アドレスCAが入力されてから、該列アドレスCA
に対応する正しい読み出しデータが前記データ保持回路
16まで伝達されるまでの時間は、入力される前記行
アドレスRA及び前記列アドレスCAに対応するメモリ
セルが選択されるまでの時間、選択されたメモリセル
から読み出しデータがセンスアンプまで伝達する時間、
出力バッファ等を経て前記センスアンプから読み出さ
れたデータが前記データバスDへ出力し始めるまでの時
間、前記データバスDの配線負荷等に依存する、読み
出したデータが前記データバスDを伝達するための時間
の、これら等の合計時間である。ここで、前記タイミン
グ調整時間は、このような合計時間に依存して定まるも
のであるが、通常、上記に示されるデータバスDを伝
達する時間が最も長い場合が多い。
【0055】ここで、該伝達時間がサイクルタイム、例
えば本実施例の前記メモリ読み出しサイクルタイム(前
記ページモードでの動作では(4×Tck))よりも長
くなる場合等、該伝達時間より長く前記タイミング調整
時間を決定してしまうと、先に前記データバスDへ送り
出されたデータが正しく前記データ保持回路16へ伝達
する以前に、次の読み出しデータが当該データバスDへ
送り出されてしまう。この結果、当該データバスDを経
て正しくデータを伝達することができなくなってしま
う。
【0056】このような場合には、前記伝達時間の範囲
で前記タイミング調整時間を決定し、これに基づいて前
記読み込み信号SRを遅延させた前記第2読み込み信号
SR2を生成して用い、該タイミング調整時間が吸収で
きない遅延時間は従来と同様のウエイトタイムの挿入に
て解消する必要がある。しかしながら、このような場合
にも、該タイミング調整時間分だけ、挿入すべきウエイ
トタイムを削減できるため、全体として動作速度を向上
することができる。
【0057】なお、本発明はこれに限定されるものでは
ないが、本実施例にあっては前記タイミング調整時間の
設定がプログラマブルになっている。即ち、該タイミン
グ調整時間の設定が、CPU等、外部から前記タイミン
グ設定値信号TDを入力することで変更可能となってい
る。従って、接続する前記データバスDの負荷の大きさ
に応じて最も最適な前記タイミング調整時間を容易に設
定することができている。
【0058】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
データを伝達するバスの配線負荷の増加等によってアク
セス回路が延長されてしまう場合にも、ウエイトタイム
の挿入を極力減少することで、サイクルタイムの延長を
抑えることができるという優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるメモリ制御装置の実施例の
回路図
【図2】前記実施例に用いられるタイミング回路の回路
【図3】タイミング調整時間がゼロの際の前記実施例の
動作を示すタイムチャート
【図4】タイミング調整時間がTckの際の前記実施例
の動作を示すタイムチャート
【図5】タイミング調整時間が(2×Tck)の際の前
記実施例の動作を示すタイムチャート
【図6】タイミング調整時間が(3×Tck)の際の前
記実施例の動作を示すタイムチャート
【図7】従来のメモリ制御装置の回路図
【図8】データバスでのデータ伝達の遅延時間がゼロの
際の前記従来例の動作を示すタイムチャート
【図9】データバスでのデータ伝達の遅延時間がTck
程度の際の前記従来例の動作を示すタイムチャート
【図10】データバスでのデータ伝達の遅延時間が(2
×Tck)程度の際の前記従来例の動作を示すタイムチ
ャート
【符号の説明】
10、10A…メモリ制御装置 12…メモリ 14…制御信号発生回路 16…データ保持回路 16a…D型ラッチ 20…タイミング回路 22…D型フリップフロップ 24…タイミング設定レジスタ 26…マルチプレクサ AD、ADI…アドレスバス BD0〜BD(k−1)、RD0〜RD(k−1)…デ
ータ線 CAS…列アドレスストローブ信号 CA1〜CA5…列アドレス CK…システムクロック信号 D、DR…データバス OE…出力イネーブル信号 RA…行アドレス RAS…行アドレスストローブ信号 SR…読み込み信号 SR2…第2読み込み信号 TD、TD2…タイミング設定値信号 W1、W2…ウエイトタイム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データバスを経て伝達されるデータを、デ
    ータ送り出し元での送り出しのタイミング制御にも用い
    られている同期信号を用いて生成される読み込み信号に
    従って読み込み、保持するようにしたデータ読み込み装
    置において、 前記データバスでのデータ伝達の遅延時間に応じたタイ
    ミング調整時間だけ、前記読み込み信号が遅延された第
    2読み込み信号を生成するタイミング回路と、 該第2読み込み信号に従って、前記データバスからのデ
    ータを読み込み、保持するデータ保持回路とを備えたこ
    とを特徴とするデータ読み込み装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記同期信号が、前記データバスでのデータ伝達のサイ
    クルタイムより周期が短いシステムクロック信号であっ
    て、 前記タイミング回路が、前記タイミング調整時間に応じ
    たシフト段数の構成の、前記システムクロック信号に従
    ってビットデータを順次シフトするシフトレジスタを用
    いて前記読み込み信号を遅延させるものであることを特
    徴とするデータ読み込み装置。
JP7038505A 1995-02-27 1995-02-27 データ読み込み装置 Pending JPH08235053A (ja)

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JP7038505A JPH08235053A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 データ読み込み装置

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