JPH08234903A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

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JPH08234903A
JPH08234903A JP7038112A JP3811295A JPH08234903A JP H08234903 A JPH08234903 A JP H08234903A JP 7038112 A JP7038112 A JP 7038112A JP 3811295 A JP3811295 A JP 3811295A JP H08234903 A JPH08234903 A JP H08234903A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータのディスプレイ画面上で作図や
描画を行う場合に、指先にて細かな動きを制御すると共
に、大きな動きも迅速に行うことができ、しかも、キー
ボードと交互に入力を行っても効率良く入力作業を行う
ことができるポインティングデバイスを提供すること。 【構成】 ポインティングデバイスの上部筺体1及び下
部筺体2には、上面と周面の一部が切り欠かれた形状
の,指を収容するための凹部8が形成されており、操作
ボタン3,4が、凹部8の底部に配置されている。凹部
8に指を差し込んでポインティングデバイスを移動し、
コンピュータのディスプレイの画面に表示されるカーソ
ル又はポインタの移動を行い、また、操作ボタン3,4
によって、所定の操作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポインティングデバイ
スに係り、特にコンピュータに用いられるディスプレイ
装置の画面上に表示されるポインタを画面上で移動させ
て、所望の線や図形等を生成したり、表示画面上の特定
領域を指定して所定の命令を実行させるためのポインテ
ィングデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータの入力装置として、
キーボードと共に、種々のポインティングデバイスが用
いられている。ポインティングデバイスは、コンピュー
タに対する命令やデータの入力を、文字ベースのキーボ
ードからの入力に対して手や手首の動きによって行うも
のであり、特に図形データを作成する場合のように、キ
ーボードからの入力ができない場合には欠かせない入力
装置である。
【0003】代表的なポインティングデバイスとして
は、マウスがあり、最近は図形等を取り扱う場合以外に
もコンピュータへ入力する命令をキーボードから入力せ
ずにディスプレイ装置の画面上に表示されているアイコ
ン等をマウスで選択し、これによって所定のプログラム
を実行させるために用いられるようになっている。
【0004】このポインティングデバイスは、操作性を
高めるために、種々の改良が加えられており、例えば、
特開昭3−55622号公報には、マウスの本体部の高
さを調整できるように形成され、これによって操作性の
向上を図っている。
【0005】また、特開平4−65710号公報に記載
されているものは、コンピュータのディスプレイ装置に
その向きを変えるための駆動手段を設け、また、マウス
には、その駆動手段にディスプレイ装置の向きを変える
ための指令を送るボタンを設けて、マウスの動きと,デ
ィスプレイ装置の画面上に表示されるカーソルの動きと
を,一致させて操作性を向上するようにしている。更
に、特開平2−18610号公報には、マウスに任意に
設定する原点からの移動距離が、X,Y方向に分けて表
示できるようにした技術が開示されている。
【0006】更に、実開昭63−27938号公報に
は、ボールと該ボールの回転量検出手段とを収容してい
る収容体とに対して、操作スイッチが設けられている操
作体を、角変位可能に取り付けた入力装置が記載されて
いる。このようなマウス型のポインティングデバイスの
ほか、例えば、特開昭61−79923号公報や実開平
3−100938号公報に記載されているように指でボ
ールを回転させて操作を行うトラックボール型のものも
考え出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したような、従来
のポインティングデバイスは、ディスプレイ装置の画面
上に表示されるカーソル又はポインタを、所定の位置ま
で移動したり、画面上の所定の領域を指定して、プログ
ラムを実行させたりすることは、十分な機能を備えてい
ると言えるが、作図したり、絵を描く場合には、操作性
が悪いという不都合があった。
【0008】すなわち、マウス型のポインティングデバ
イスでは、肩関節が軸となる上腕部の回転運動と、肘関
節が軸となる回転運動と、手の回転動作とでマウスを移
動させている。しかし、作図等の作業では、微妙に軌跡
を制御しなければならず、マウスでは、ペンや鉛筆によ
って描く場合のように、手首の動きと、人差し指と親指
とによる細かな動きが使えない。このため、上記従来例
では、細かい作図や描画を行う作業は困難なものとなっ
ていた。
【0009】また、前述した指でボールを回転させて操
作するトラックボール型のポインティングデバイスで
は、指先の動きによって、細かな動きは可能であるが、
一回の指の移動で動くディスプレイ画面上のカーソル又
はポインタの移動距離が少ないことから、連続した長い
線等を作図する場合等にあっては操作性が悪いという不
都合があった。
【0010】更に、上述したようなポインティングデバ
イスの外にも、従来のペンや鉛筆等の筆記具の動作を模
倣したもので、タブレット上にペン型のポインティング
デバイスを用いて入力する形式のものもある。しかしな
がら、かかるペン型のものは、タブレット上でしか入力
することができず、また、入力する毎にペン型のポイン
ティングデバイスを手に持って構える動作を必要とする
ため、キーボード入力とペン型のポインティングデバイ
スによる入力とを、交互に繰り返す場合には、作業の流
れが途切れて、作業効率が低下するという不都合があっ
た。
【0011】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくにコンピュータのディスプレイ画面上で
作図や描画を行う場合に、指先によって細かな動きを制
御できると共に、通常のマウスと同様に大きな動きを迅
速に行うことでき、しかもキーボードと交互に入力を行
っても作業の流れが途切れることなく、効率良く入力作
業を行うことができるポインティングデバイスを提供す
ることを、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、底面から下方に一部露出して回転自在に支持された
ボールと、このボールの回転量に対応する信号を二方向
の成分に分けて出力する回転量検出手段と、操作信号を
出力する操作スイッチとを内蔵した筺体を備え、この筺
体を上部筺体と下部筺体とで構成すると共に,上部筺体
の上面に、操作スイッチに連結された操作ボタンが装備
されて成るポインティングデバイスにおいて、上部筺体
に、その上面の一部とこれに連なる周面の一部とが切り
欠かれた形状の凹部を形成し、前述した操作ボタンを上
部筺体上の凹部に配置する、という構成を採っている。
【0013】請求項2記載の発明では、上部筺体は、前
述した凹部を1つ備えている、という構成を採ってい
る。
【0014】請求項3記載の発明では、上部筺体は、前
述した凹部を二つ備えていると共に、この二つの凹部の
間に隔壁を設ける、という構成を採っている。
【0015】請求項4記載の発明では、上記請求項1記
載のポインティングデバイスにおいて、下部筺体を円板
状部材により構成すると共に、この下部筺体の底面中央
に前述したボールを支持する穴を設け且つ当該下部筺体
の中央部を周縁部から内側に凹んだ状態に設定し、ボー
ル下端が下部筺体の載置面から離間した状態で支持され
且つ上部筺体の上面を下方に押すことにより上部筺体が
弾性変形してボールが載置面に接触するようにする、と
いう構成を採っている。
【0016】請求項5記載の発明では、前述した筺体
は、下部筺体が、上部筺体との係合状態を維持しつつ同
一中心線の周囲を所定角度の範囲内で回転角度の調整を
可能として連結する、という構成を採っている。これに
よって前述した目的を達成しようとするものである。
【0017】
【作用】本発明のポインティングデバイスは、通常のマ
ウスのように、水平な載置面に置いて使用するもので、
筺体に設けられた凹部に、オペレータは指を差し込み、
操作ボタンに、差し込んだ指の腹が対面するようにす
る。この状態で、凹部に差し込んだ指によって、ポイン
ティングデバイスの筺体の向きが決められる。そして、
ポインティングデバイスの筺体の凹部に指を差し込んだ
まま移動すると、筺体底面のボールが載置面との摩擦で
回転し、通常のマウスと同様に回転量検出手段によっ
て、ボールの回転量と回転方向とが検出されて、その信
号はコンピュータへ向けて入力され、コンピュータのデ
ィスプレイの画面に表示され、カーソル又はポインタの
位置が、ポインティングデバイスの移動に対応して移動
する。
【0018】また、ポインティングデバイスの筺体の凹
部に差し込まれたオペレータの指を細かく動かすことに
より、ディスプレイの画面上に表示されるカーソル又は
ポインタを微妙に動かすことができる。
【0019】この凹部に指を差し込んだままで操作ボタ
ンを押すと、ポインティングデバイスに内蔵された、操
作スイッチが操作されて、コンピュータに操作信号が出
力される。そして、ポインティングデバイスの筺体に、
凹部が、一つ設けられている場合には、筺体を小さく、
軽くできるため、指1本の動きで、微妙な操作が可能と
なる。
【0020】また、凹部が、ポインティングデバイスの
筺体に、隣接して二つ形成され、この二つの凹部の間に
は、当該二つの凹部の間に差し込んだ指で筺体を持ち上
げるための隔壁が形成されている場合には、通常の二つ
の操作ボタンを備えたマウスと同様な感覚で操作ができ
るほか、この凹部に差し込んだ二本の指で、当該隔壁を
持ち上げてポインティングデバイスを、載置面上の所望
の位置まで移動することができる。
【0021】筺体の底面が、中央より凹んだ状態で形成
されボール下端が筺体の載置面から離間して支持してい
るものについては、筺体の凹部に指を単に差し込んでポ
インティングデバイスを移動させただけではポインティ
ングデバイスの動きは、ディスプレイの画面に表示され
たカーソル又はポインタの動きには反映されず、指によ
って筺体を載置面へ押し付けた状態で移動した場合の
み、ディスプレイの画面上でカーソル又はポインタが移
動する。
【0022】さらに、筺体が、前述した凹部と操作ボタ
ンとが設けられた上部筺体と、この上部筺体に対して例
えば90度の範囲内で角度調整可能に連結された下部筺
体とから構成されている場合には、指の操作方向をディ
スプレイの画面上でのカーソル又はポインタの移動方向
に対して変更することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図2に基
づいて説明する。
【0024】図1は、本実施例におけるポインティング
デバイスの外観を示す斜視図であり、また、図2はその
分解斜視図である。この図1及び図2に示すように、ポ
インティングデバイスの筺体は、断面逆U字状で円筒形
の上部筺体1と、底面を構成する円板型の下部筺体2と
から構成されている。上部筺体1には、その上面と周面
の一部が切り欠かれた形状の、指を収容するための凹部
8が形成されており、この凹部8の底部に、操作ボタン
3,4が装備されている。
【0025】この操作ボタン3,4は、それぞれの下方
に設けられた図2には示されていないスイッチに各々連
動されており、操作ボタン3または操作ボタン4を指で
押し下げることにより、操作信号が図示しないコンピュ
ータへ出力されるように構成されている。また、前述し
た凹部8は、指先一本の輪郭が適合する形状に形成され
ており、指先を凹部8内に入れた位置で、指の腹が各操
作ボタン3,4の上面に位置するようになっている。
【0026】本実施例では、ポインティングデバイスの
筺体を構成している上部筺体1及び下部筺体2は、直径
20〔mm〕以上35〔mm〕以下で、高さ25〔m
m〕以下の大きさに形成されており、1本の指で操作可
能な形状になっている。ここで、凹部8は指先を二本並
べて収容できる輪郭形状とし、二本の指を凹部8に収容
した際に各々の指の腹が各操作ボタンの上面に位置する
ように構成してもよい。
【0027】また、下部筺体2は、弾性変形が可能な円
板によって形成されている。下部筺体2の上面周縁部よ
り中心側によった位置には、当該下部筺体2を前述した
上部筺体1の下端の内周縁に係止するための係合凸条7
が環状に設けられている。また、下部筺体2の中央に
は、ボール5が配置されており、このボール5は、下部
筺体2の中央に形成された穴6の周縁部に支持されてい
る。そして、このボール5の下端側の一部が下部筺体2
から下方に露出された状態となっている。
【0028】ボール5には、軸9A及び軸10Aに固定
されている図示しないローラが接触しており、ボール5
の回転がこのローラを介して軸9A及び、軸10Aに伝
達されるようになっている。この軸9A及び軸10A
は、互いに直交した方向(X軸方向,Y軸方向)に、下
部筺体2に対して回転自在に支持されている。各々の軸
9A,10Aには、スリット円板9,10が設けられて
おり、下部筺体2側に固定されているX軸スリットセン
サー16、及びY軸スリットセンサー17によって、ス
リット円板9,10の各々の回転が検出されるようにな
っている。
【0029】図3に、前述したポインティングデバイス
の信号処理系の回路ブロック図を示す。この図3におい
て、操作スイッチとしての左スイッチ13及び右スイッ
チ14は、操作ボタン3及び操作ボタン4の下方に各々
対応して設けられたスイッチであり、各操作ボタン3,
4の操作に対応した信号が前記各スイッチ13,14か
ら信号/座標変換回路21へ入力される。また、この信
号/座標変換回路21には、X軸スリットセンサー16
及びY軸スリットセンサー17で発生した信号,即ちボ
ール5の回転に対応した信号が入力される。
【0030】信号/座標変換回路21では、各スリット
センサー16,17から入力された信号を距離と座標単
位の整数倍に変換し、また、各スイッチ13,14から
の入力信号(スイッチオン信号)を受けて座標特定信号
に変換する。信号/座標変換回路21から出力される信
号は、並列/直列変換回路22と有線/無線変換回路2
3とを介してコンピュータへ送られる。この並列/直列
変換回路22は、コンピュータに信号を並列に送り出す
場合には不要である。また、有線/無線変換回路23
は、ポインティングデバイスの出力信号を無線でコンピ
ュータに送信する場合に必要なものであり、信号を有線
でコンピュータに送り出す場合には、不要である。
【0031】ここで、左スイッチ13と右スイッチ14
とは、独立したスイッチとして二つ設けず、1個のシー
ソー型のスイッチを用いてもよい。また、各スイッチ1
3,14に対応して設けられる操作ボタン3,4も、中
央部を中心に左右に傾動するシーソー型に形成し、単一
部品として構成してもよい。
【0032】図4に、本実施例のポインティングデバイ
スを、机等の載置面20へ載置した状態の概略断面図を
示す。この図4に場合には下部筺体2には力が加えられ
ていない状態であり、その周縁部は当該図4に示すよう
にボール5を支持している穴6の部分よりも低い位置に
なっている。この状態では、ボール5の下端は載置面2
0へ接触しておらず、ポインティングデバイスを移動さ
せても、ボール5は回転を生じない。また、図5は、上
部筺体1の凹部8へ指を置いて載置面20へ、筺体を軽
く押し付けた状態を示す。この状態では、下部筺体2の
周縁部が載置面により押され、下部筺体2は弾性変形し
てその底面が平らになり、穴6の位置が下降してボール
5が載置面7へ接触した状態となっている。この状態で
ポインティングデバイスを移動させると、載置面20と
の摩擦によってボール5が回転し、当該ボール5の回転
は図示しないローラを介して軸9Aと軸10Aに伝達さ
れる。各々の軸9A,10Aの回転は、スリット円板
9,10へ伝達され、それぞれの回転が、スリットセン
サー16,17によってX軸及びY軸方向に分解されコ
ンピュータ側に出力される。
【0033】図6に、ポインティングデバイスの他の実
施例を示す。この図6に示す実施例では、上部筺体1に
形成されている指収容用の凹部8が、その中央に形成さ
れた隔壁11によって、左凹部8Aと右凹部8Bに分割
されている。その他の構成は前述した実施例と同一とな
っている。この左凹部8Aと右凹部8Bは、それぞれ指
先を1つずつ収容できる輪郭形状に形成されており、そ
れぞれの凹部の底面には操作ボタン3と操作ボタン4と
がそれぞれ設けられている。
【0034】この図6に示す実施例では、二本の指の間
に隔壁11を挟み込むことによってポインティングデバ
イスをつまみ上げることができ、コンピュータのディス
プレイの画面に表示されているカーソル又はポインタを
大きく移動させる場合において、ポインティングデバイ
スが載置されている載置面が狭くポインティングデバイ
スが載置面の隅まで移動させてしまった時には、ポイン
ティングデバイスを載置面から持ち上げて、載置面の中
央に置き直すことができる。
【0035】図7に、ポインティングデバイスの、更に
他の実施例を示す。この図7に示す実施例においても、
前述した実施例と構造上の格別な相違はないが、本実施
例では、上部筺体1に対して下部筺体2が、略90度の
範囲内で回動可能となっており、この角度の範囲内で角
度調整ができるものである。
【0036】上部筐体1と下部筐体2には、相互の原点
位置を表示するための、マーク12A,12Bが表示さ
れている。
【0037】ここで、上記各実施例では、筺体の底面の
中央部全体が周縁部から凹んだ円板状の下部筐体2によ
り形成されボール下端が筺体の載置面から離間した状態
で支持され、筺体の上面を下方に押すことにより、下部
筐体2が弾性変形して、ボール5が載置面に接触するよ
うに構成されている場合について例示したが、筺体底面
は平坦面として、ボールは最初から床面に当接するよう
に構成してもよい。
【0038】また、前述した各実施例では、操作ボタン
を二つ設けているが、操作ボタンを一つだけ設けた態様
ものも実施できる。この場合は操作ボタンに対応して設
けられる操作スイッチも一つとし、また、指を収容する
凹部8A,8Bを筐体に二つ設けているものでは、操作
ボタンは何れか一方の凹部8A又は8Bの底部に配置し
てもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明のポインティング
デバイスによれば、筺体に設けられた凹部に指を差し込
んで、移動を行うため、指先の向きによってポインティ
ングデバイスの向きが決まり、指先の微妙な動作をコン
ピュータのディスプレイに表示されるカーソル又はポイ
ンタの動きに反映させることができ、従って、従来マウ
ス等による入力では困難であったディスプレイ画面上で
の作図や描画を、指先の細かな動きで容易に行うことが
できる。
【0040】また、カーソルやポインタを画面上で大き
く移動させる場合には、肩や肘の関節の動作によって、
通常のマウスのように、ポインティングデバイスを大き
く動かすことができる。また、オペレータが指を収容す
るための凹部は、筺体の上面と周面の一部が切り欠かれ
た形状であり、且つ凹部の底部に操作ボタンを配置して
いるため、キーボードと交互に入力を行っても、作業の
流れが途切れることなく、効率良く入力作業を継続する
ことができる。
【0041】さらに、ポインティングデバイスが、指先
の輪郭に適合した形状の凹部1つを筺体に備えている場
合には、ポインティングデバイスをコンパクトに形成で
き、1本の指先だけで容易に操作することができる。
【0042】また、ポインティングデバイスの筺体に、
指先の輪郭に適合した形状の凹部が隣接して二つ形成さ
れ,且つ当該二つの凹部の間に二つの凹部の間に差し込
んだ指で筺体を持ち上げるための隔壁が形成されている
場合には、通常の二つの操作ボタンを備えたマウスと同
様な感覚で操作ができるほか、この凹部に差し込んだ二
本の指で隔壁を持ち上げて、ポインティングデバイスを
載置面上の所望の位置まで移動することができ、このた
め、コンピュータのディスプレイ画面に表示されている
カーソル又はポインタを大きく移動させる際に、ポイン
ティングデバイスが載置されている載置面が狭くポイン
ティングデバイスが載置面の隅まで移動させてしまった
時には、ポインティングデバイス全体を載置面から持ち
上げて載置面の中央に置き直すことができるという利点
がある。
【0043】さらに、ポインティングデバイスの筐体
を、載置面に押しつけた場合のみ、ボール下端が載置面
に接触するように構成されている場合には、筺体の凹部
に指を単に差し込んで、ポインティングデバイスを載置
面に押しつけながら移動させなければ、ポインティング
デバイスの動きはディスプレイの画面に表示されたカー
ソル又はポインタの動きには反映されないので、キーボ
ード等の操作を行っている際に、手がポインティングデ
バイスに触れても、ディスプレイの画面に表示されてい
るカーソル又はポインタの位置が動いてしまうことがな
い。
【0044】また、ポインティングデバイスの筺体が、
凹部と操作ボタンとが設けられた上部筺体とこの上部筺
体に対して略90度の範囲内で角度調整可能に連結され
た下部筺体とから構成されている場合には、指の操作方
向をディスプレイの画面上でのカーソル又はポインタの
移動方向に対して変更することができ、ディスプレイの
向きに応じて最適な操作性が得られるように調整するこ
とができるという従来にない優れたポインティングデバ
イスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1における実施例の内部構造の概略を示す分
解斜視図である。
【図3】図1の実施例における信号処理系の例を示す回
路ブロック図である。
【図4】図1に示す実施例のボール非接地状態を示す断
面図である。
【図5】図1に示す実施例のボール接地状態を示す断面
図である。
【図6】他の実施例を示す斜視図である。
【図7】更に他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上部筺体 2 下部筺体 3,4 操作ボタン 5 ボール 6 穴 7 係合凸条 8 凹部 11 隔壁 13 操作スイッチとしての左スイッチ 14 操作スイッチとしての右スイッチ 20 載置面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面から下方に一部露出して回転自在に
    支持されたボールと、このボールの回転量に対応する信
    号を二方向の成分に分けて出力する回転量検出手段と、
    操作信号を出力する操作スイッチとを内蔵した筺体を備
    え、 この筺体を上部筺体と下部筺体とで構成すると共に,前
    記上部筺体の上面に、前記操作スイッチに連結された操
    作ボタンが装備されて成るポインティングデバイスにお
    いて、 前記上部筺体に、その上面の一部とこれに連なる周面の
    一部とが切り欠かれた形状の凹部を形成すると共に、前
    記操作ボタンを、前記凹部に配置したことを特徴とする
    ポインティングデバイス。
  2. 【請求項2】 前記上部筺体は、前記凹部を1つ備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のポインティングデ
    バイス。
  3. 【請求項3】 前記上部筺体は、前記凹部を二つ備えて
    いると共に、この二つの凹部の間に隔壁を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のポインティングデバイス。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載のポインティングデバ
    イスにおいて、 前記下部筺体を円板状部材により構成すると共に、この
    下部筺体の底面中央に前記ボールを支持する穴を設け且
    つ当該下部筺体の中央部を周縁部から内側に凹んだ状態
    に設定し、前記ボール下端が前記下部筺体の載置面から
    離間した状態で支持され且つ前記上部筺体の上面を下方
    に押すことにより前記上部筺体が弾性変形してボールが
    載置面に接触するように構成したことを特徴とするポイ
    ンティングデバイス。
  5. 【請求項5】 前記筺体は、前記下部筺体が、前記上部
    筺体との係合状態を維持しつつ同一中心線の周囲を所定
    角度の範囲内で回転角度の調整を可能として連結されて
    いることを特徴とした請求項1,2,3又は4記載のポ
    インティングデバイス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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