JPH08234582A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH08234582A
JPH08234582A JP7036779A JP3677995A JPH08234582A JP H08234582 A JPH08234582 A JP H08234582A JP 7036779 A JP7036779 A JP 7036779A JP 3677995 A JP3677995 A JP 3677995A JP H08234582 A JPH08234582 A JP H08234582A
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JP
Japan
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image
image forming
forming apparatus
paper
multicolor
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Application number
JP7036779A
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English (en)
Inventor
Toru Miyasaka
徹 宮坂
Masashi Yamamoto
雅志 山本
Shinya Sato
真也 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08234582A publication Critical patent/JPH08234582A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/0174Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy
    • G03G2215/0183Reciprocal movement of transfer member across transfer point

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カラープリンタなどの電子写真式の多色画像形
成装置において、用紙などの画像合成部材を往復させ
て、多色の画像形成をおこなうときに、安定し画像形成
をおこなえるようにして、印写品質が良くして、しか
も、装置の構造が簡易にする。 【構成】 感光体などの画像形成体から、各色の画像を
用紙などの画像合成部材上に重ね合わせることで、画像
部材上に多色画像を形成する多色画像形成装置におい
て、画像合成部材が、転写する位置を中心に往復運動を
できるようにし、しかも、転写部が、移動できるように
して、画像合成部材と画像形成体が離接可能であるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色画像形成装置に係
り、特に、電子写真プロセスで印刷をおこなうカラープ
リンタや複写機等に関するものであって、印写品質が良
く、しかも、装置の構造が簡易な多色画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタなどの電子写真プロセス
を用いた画像記録装置は、他の方式による画像記録装置
に比較して、高速・高画質・普通紙記録が可能であるな
どの多くの特長を有している。このため、単色の画像記
録装置として従来より広く用いられている。
【0003】ところで、この電子写真プロセスを用いた
方式によるカラー画像記録装置を構成するためには、基
本的に単色の記録プロセスを3回〜4回繰り返して、イ
エロー、マゼンタ、シアン(4色の場合は黒を用いる。
黒色は画像内の文字などに多用する事から、イエロー、
マゼンタ、シアンとともに黒色を使用する4色用いる方
法が一般的である。)の基本色による画像形成し、これ
を重ね合わせることによってフルカラー画像を形成する
必要がある。現在、この方式によるカラー画像形成装置
が多く作られており、高画質なカラー画像記録を実現し
ている。
【0004】これら複数色の画像を形成するために、例
えば、特開平2−61663号公報に記載されているよ
うな複数の感光体を用いる方式と、例えば、特開平2−
141778号公報に記載されている単一の感光体を複
数回、回転させる方式が知られている。
【0005】単一の感光体を複数回、回転させる方式で
は、感光体の各回転毎に形成した異なる色の画像を、用
紙などの最終記録媒体上に重ね合わせる方式と、例え
ば、特開平5−188789号公報に記載されているよ
うな最終記録媒体に記録を行う前の中間的記録媒体に重
ね合わせる方式がある。
【0006】上記電子写真プロセスを利用した各種多色
画像形成装置は、光電性材料である感光体の帯電プロセ
ス、露光プロセス、現像プロセス、転写プロセス、クリ
ーニングプロセスおよび定着プロセスなど多くの印写プ
ロセスを必要とする。このために、電子写真プロセスを
用いたカラー画像形成装置は装置サイズが大きくなりや
すい。
【0007】特に、複数の感光体を用いる方式は、ほぼ
同時に3〜4色の画像を形成できるために、単色の電子
写真方式と同等の記録速度が実現できるが、感光体周辺
の部品点数が多くなるとともに、装置サイズを小さくす
るのは難しい。
【0008】これに対して、単一の感光体を複数回、回
転させる方式では、感光体周辺には3〜4色の現像機を
必要とする以外、単色の電子写真プロセスと同等の部品
点数となるが、記録速度が単色の電子写真方式の3〜4
分の1の速度になる。
【0009】しかし、単色の電子写真プロセスを用いた
画像形成装置の記録速度は毎分数十頁から毎分百頁程度
と非常に高速であるため、3〜4回転、感光体を回転さ
せる方式を用いた場合でも、毎分数頁から毎分数十頁の
記録は十分可能である。この速度は、インクジェット方
式や感熱等の他方式によるカラー画像記録装置と比べて
もかなり速い速度である。
【0010】しかし、単一の感光体を複数回、回転させ
る方式では、用紙や中間的な印写部材を繰り返し、感光
体の画像転写位置に搬送しなければならない。このう
ち、中間的な記録媒体を用いる方式では、中間的な記録
媒体の外周長が記録する画像サイズより大きくする必要
があり、装置サイズが大きくなる傾向にある。また、用
紙などの最終的な記録媒体上に重ねる方式でが、用紙を
時間的または位置的に精度よく感光体の転写位置に複数
回搬送しなければ、各色の画像がずれてしまう。このた
め、例えば、前記公知例特開平2−141778号公報
に記載されているように、これらの転写位置への用紙の
繰り返し搬送は、ドラム状部材等を用いてその上に用紙
を固定し搬送する方式が適用される。この方式では、前
記公知例特開平5−188789号公報に記載されてい
るような、中間的な記録媒体を必要とする方式とほぼ同
等の装置サイズを必要とし、装置が大きくなる。
【0011】中間的な記録媒体にベルト状部材等を用い
る方法もあるが、画像や用紙など記録媒体を保持する部
材であるために、急激な曲率をとることが難しく、それ
ほど大幅な小型化は困難である。
【0012】そこで、特開昭50−63941号公報記
載の「カラー電子複写機」では、転写用帯電器を中心と
して、対称に定着器を設けて、用紙を往復させ、感光体
を左回転、右回転させ、各単色の複写動作を各往路、復
路でおこなう技術が開示されている。また、特開平2−
59773号公報記載の「カラー画像形成装置」では、
ベルト状の感光体を用い、その感光体に対して、用紙を
往復動させて、現像と転写をおこなう技術が開示されて
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、感光
体や用紙を双方向に動かして、多色の画像を形成すると
きであっても、複数の感光体や中間的な記録媒体を用い
ることなく、小型で簡易な構造を実現するものであっ
た。
【0014】しかしながら、上記特開昭50−6394
1号公報と特開平2−59773号公報記載の従来技術
は、画像形成の品質については、十分考慮されていな
い。というのも、これらの従来技術は、何回も用紙の往
復動を繰り返すため、用紙への画像の転写時のぶれは、
避けられないためである。特に、特開昭50−6394
1号公報記載の技術については、感光体も往復運動させ
るため装置の動作の安定性についても問題がある。感光
体は、一定速度で動作させるのが望ましいからである。
【0015】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、カラープリンタ
などの電子写真式の多色画像形成装置において、用紙な
どの画像合成部材を往復させて、多色の画像形成をおこ
なうときに、安定し画像形成をおこない、印写品質が良
く、しかも、装置の構造が簡易な多色画像形成装置を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多色画像形成装置に係る発明の構成は、その
上に画像を形成する画像形成体と、形成された画像を画
像合成部材上に転写するための転写部とを備え、各色ご
とに画像を印写する一連の手段を有し、各色ごとに画像
を印写する一連の手段によって、前記画像形成体上に画
像を印写して、それら各色の画像を画像合成部材上に重
ね合わせることで、前記画像合成部材上に多色画像を形
成する多色画像形成装置において、前記画像合成部材
が、前記転写部によって前記画像形成体上に形成された
画像を前記画像合成部材上に転写する位置を中心に往復
運動するとともに、前記転写部が、移動する機構を有
し、この転写部を移動させることによって、前記画像合
成部材と前記画像形成体が離接可能であるようにしたも
のである。
【0017】より詳しくは、上記多色画像形成装置にお
いて、前記画像合成材上に各色の画像を重ね合わせると
きに、画像合成部材の移動の移動速度および移動方向が
変更可能な手段を有するようにしたものである。
【0018】また詳しくは、上記多色画像形成装置にお
いて、前記画像合成部材は、最終記録媒体に転写をおこ
なう前の中間的な画像保持体であるようにしたものであ
る。
【0019】別に詳しくは、上記多色画像形成装置にお
いて、前記画像合成部材は、最終記録媒体であるように
したものである。
【0020】さらに詳しくは、上記多色画像形成装置に
おいて、前記画像合成部材は、シート状部材であるよう
にしたものである。
【0021】次に、各色ごとに画像を印写する一連の手
段についてより詳しくは、上記多色画像形成装置におい
て、電子写真式であって、前記画像形成体が、感光体で
あるようにしたものである。
【0022】より詳しくは、前記画像形成体が、正逆の
二方向に移動可能であって、それら二方向のいずれに移
動する場合であっても、画像を形成するように動作する
ようにしたものである。
【0023】また詳しくは、各色ごとに画像を印写する
一連の手段が、前記正逆の各移動方向に対応して、前記
画像形成体周囲に配置されているようにしたものであ
る。
【0024】さらに詳しくは、各色ごとに画像を印写す
る一連の手段が、帯電手段と露光手段と現像手段と前記
転写部と定着手段とクリーニング手段とからなり、前記
帯電手段、前記現像手段、前記クリーニング手段が、前
記露光手段を中心として、前記画像形成体周囲の対象位
置に配置されているようにしたものである。
【0025】また、前記転写部について詳しくは、前記
画像合成部材を挟むように配置された複数のローラから
構成され、これらのローラを回転させることによって、
前記複数のローラで保持された画像合成部材を往復運動
させるようにしたものである。
【0026】次に、中間的な画像保持体からなる前記画
像合成部材に関して詳しくは、その表面が誘電体で構成
されているようにしたものである。
【0027】また別に、中間的な画像保持体からなる前
記画像合成部材について詳しくは、少なくとも、前記画
像形成体から前記画像合成部材に、形成された画像を転
写するときに、前記画像合成部材に電圧を印可する手段
を有するようにしたものである。
【0028】さらに、最終記録媒体である前記画像合成
部材に関して詳しくは、少なくとも、前記画像形成体か
ら前記画像合成部材に、形成された画像を転写するとき
に、前記画像合成部材に電圧を印可する手段を有し、し
かも、その電圧を印加する手段によって、前記画像合成
部材へ転写されている位置の周辺であって、前記画像形
成体と接しまたは近接している面とは、逆の面になる画
像合成部材の背面に電圧を印加するようにしたものであ
る。
【0029】
【作用】本発明によれば、上記従来技術の用紙を往復運
動する機構の外に、必要のないときは、転写部を感光体
から離接させる機構を有する。そのため、安定した印写
品質が確保でき、しかも、装置の構造は簡易であり、小
型化も可能である。
【0030】また、この手段は、感光体を一方向のみ回
転させる場合であっても実現することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る各実施例を、図1ないし
図7を用いて説明する。 〔実施例1〕以下、本発明に係る第一の実施例を、図1
および図2を用いて説明する。図1は、本発明の一実施
例に係るカラー電子写真式プリンタの構造を表す模式図
である。
【0032】このカラー電子写真式プリンタは、感光体
ドラム2の周囲に、帯電装置1、露光装置3、イレーズ
装置8、クリーニング装置9および4色の現像装置4が
配置されている。また、現像後の転写位置に複数のロー
ラからなる転写ローラユニット6が配置されている。
【0033】帯電装置1には、コロナ放電を利用したス
コロトロン帯電器を用いることができる。また、これ
に、コロトロン帯電器やコロナ放電を利用しないローラ
帯電方式などを利用することも可能である。このローラ
帯電方式は、電圧を印可したローラを感光体に接触させ
ることによって、感光体を帯電する手法であり、コロナ
放電を利用した帯電方式に比較して、有害なオゾンが発
生しないという利点がある。
【0034】露光装置3は、レーザ露光装置を用いる。
また、露光装置3としては、この他に、LEDや液晶シ
ャッタをアレイ状に配置した露光装置も利用することが
できる。
【0035】イレーズ装置8はクリーニング装置での残
留トナーの回収効率を向上するために設けたものであ
り、LEDや蛍光灯等の光源からなる。また、このイレ
ーズ装置8は、繰り返し露光による感光体のメモリ効果
などを抑制する機能もある。
【0036】本実施例のクリーニング装置9は、回転す
るブラシで感光体を清掃するタイプのものである。ブラ
シに電圧を印可することで、帯電したトナーを電界によ
って効率的に回収することができる。この他に、弾性ブ
レードを感光体に押し付け、感光体上のトナーを掻き取
るブレードクリーニング方式を用いることもできる。な
お、ブレードクリーニング方式のクリーニング装置は、
ブラシクリーニング方式のクリーニング装置に比較し
て、構成が簡単になるが、感光体の摩耗量が大きくなり
やすい。
【0037】この電子写真式プリンタは、帯電装置1に
よって感光体上に一様な電荷を与え、露光装置3によっ
て感光体上に画像パターンに従った露光をおこない、静
電潜像を形成する。そして、4つの現像装置4(4-Y,
4-M,4-C,4-K)のうち、1つの現像装置(例えば、
イエローの現像装置4-Y)のみ感光体に接触または近接
させられており、その現像装置で画像が現像される。1
つの現像装置がこのカラープリンタで用いる1つの色に
対応している。なお一般に、現像装置が磁気ブラシを利
用する2成分系の場合は、現像装置を感光体に近接、磁
気ブラシを利用しない一成分系の場合は、現像装置を感
光体接触させる必要がある。
【0038】用紙10は、用紙トレーから搬送されレジ
ストローラ位置5で待機させる。しかる後に、画像の進
行に合わせてレジストローラ位置から搬送された用紙
は、転写ローラ6-1に巻き付き、感光体上の1色目の画
像を転写する。
【0039】転写後に、転写ローラユニット6は、下方
に移動し感光体から待避する。そして、ローラを逆転さ
せて、感光体回転方向からみて上流側に用紙を後退させ
る。感光体ドラム2の方は、一方向に回転するして、転
写後にイレーズ装置8によるイレーズがおこなわれ、残
留したトナーはクリーニング装置9によって回収され
る。
【0040】次に、2色目の現像をおこなう必要があ
る。2色目の現像でも、以下の様に帯電・露光行程で2
色目の静電潜像を形成する。すなわち、1色目の現像機
(本実施例では、イエロー現像機4-Y)を感光体から待
避させ、2色目の現像機(本実施例では、マゼンタ現像
機4-M)を感光体に近接または接触させて、現像する。
現像後の画像は、感光体上流側に戻された用紙上に、転
写ローラによって、重ねて転写される。この時、転写ロ
ーラユニット6を上方に移動させ、転写ローラ6-1は、
再び感光体側に接触させる。
【0041】これら一連の印写行程を、他の二つの現像
機(本実施例では、シアン現像機4-Cとブラック現像機
4-K)でも、繰り返すことで、用紙10上に4色の画像
を合成する。4色画像が合成された用紙は、定着装置7
に搬送され加熱定着されて、排紙トレーに排出される。
本実施例の定着装置7は、熱源を内部に有するローラに
用紙を挟んで定着する加熱ローラ定着装置を用いている
が、薄膜ベルトとヒータを組み合わせたいわゆるベルト
定着装置なども利用することが可能である。ベルト定着
装置では、消費する熱源が小さくすることが可能である
ので、消費電力が小さくなるとともに装置内の温度上昇
を抑制ことができる。また、用紙の搬送を兼ねることが
できるために、定着機等の配置や搬送経路などの裕度を
が拡大することができる。
【0042】このように、本装置構成では、記録する用
紙が転写位置を中心に往復運動することによって、画像
を重ね合わせることから、装置全体の薄型化につながる
ものである。また、往復運動は、その移動方向の外、用
紙に印写しないときには、早く移動させるなど移動速度
を変更することも可能である。
【0043】次に、図2を用いて転写ローラユニット6
の構造について説明する。図2は、本発明の第一の実施
例に係るカラー電子写真式プリンタの転写ローラユニッ
ト6の斜視図である。
【0044】中心となる転写ローラ6-1の周囲に2つの
押さえローラ6-2が配置されている。押さえローラ6-2
は、軸の用紙両端と接触する部分2箇所にローラをはめ
こんだ構造である。このようにするのは、現像後で定着
前の画像は、用紙の表面にローラを接触させてはならな
いためである。したがって、本実施例の構成では、用紙
両端の画像が形成されない領域において押さえローラを
接触させ、用紙の転写ローラとの同期を確保している。
【0045】また、押さえローラの下方には用紙の移動
方向を水平方向にするための補助ローラ6-3が配置され
ている。前進時の用紙位置は、転写ローラ下流側の押さ
えローラ6-2と転写ローラ6-1接触位置より、用紙後端
が外れない位置まで進め、逆に、転写ローラ逆転後退時
の用紙位置は、転写ローラ6-1上流側の押さえローラ6
-2と転写ローラ接触位置より、用紙先端が外れない位置
までとする。これによって、各色重ね合わせ時に用紙と
転写ローラの接触を常に保つことが可能であり、転写位
置での各色画像の重ね合わせ精度を確保することができ
る。
【0046】このように、本実施例の転写ローラユニッ
トは、転写ローラ6-1と2つの押さえローラ6-2および
補助ローラ6-3から構成されている。ところで、用紙を
逆転後退させるためには、一方向に回転する感光体ドラ
ムから用紙を待避させため、転写ローラユニット6を待
避させる必要がある。待避時させるときには、少なくと
も転写ローラと2つの押さえローラが一体で待避させ
る。これによって、高精度な用紙の往復運動が可能であ
る。
【0047】また、感光体上の画像を用紙上に転写する
行程は、転写ローラを感光体に加圧密着させるととも
に、転写ローラに電圧を印可することで、トナーを用紙
側に引きつける転写電界を用紙−感光体間に発生させる
ことで実現できる。
【0048】〔実施例2〕以下、本発明に係る第二の実
施例を、図3を用いて説明する。図3は、本発明の第二
の実施例に係るカラー電子写真式プリンタの転写ローラ
ユニット6の模式図である。
【0049】本実施例は、第一の実施例の転写ローラユ
ニット6の構造を違えたものである。
【0050】本実施例の構成では、転写ローラ6-1が2
本配置されており、これによって感光体ドラムと大きな
ニップ幅で画像合成体である用紙を接触させることがで
きる。この様な構成にすることで、用紙への画像転写効
率を向上できる。この構成では、2つの転写ローラ6-1
どおしの同期をとることが重要である。
【0051】〔実施例3〕以下、本発明に係る第三の実
施例を、図4および図5を用いて説明する。図4は、本
発明の第三の実施例に係るカラー電子写真式プリンタの
転写機構部の模式図である。図5は、本発明の第三の実
施例に係るカラー電子写真式プリンタのAA´矢視断面
図である。
【0052】本実施例も、第一の実施例の転写機構部の
構造を違えたものである。
【0053】実施例1では、の転写ローラ6-1に押さえ
ローラ6-2で用紙を挟むことで用紙を高精度に往復運動
させるものであった。この構成においては、用紙両端等
に印刷禁止領域を設ける必要がある。この印刷禁止領域
を無くするためには、用紙背面のみで用紙を搬送・往復
運動させるとともに、高精度な用紙位置制御をおこなう
必要がある。そこで、本実施例の構成では、用紙背面に
エアー吸引手段11を設けた搬送ベルト部材12を配置
し、用紙表面には、接触部分を作ること無く背面から搬
送可能なように構成した一実施例である。背面吸着搬送
の他の方法として、静電気による吸着を利用する静電吸
着搬送方式や背面搬送部材として用紙との摩擦係数の大
きなものを用いて重力を利用して搬送する方式などが考
えられる。 ところでこれらの用紙を背面から吸着して
搬送する方式は、実施例1における方式に比較して、用
紙の往復運動搬送時に用紙の位置ズレが発生しやすく多
色重ね合わせ時の各色画像の位置精度を確保するのが難
しい。そこで、本実施例の構成では、用紙先端を検出す
るための高精度な位置センサ13を配置している。この
位置センサ13としては、検出精度の観点から、レーザ
などを利用した光学的なものが現在のところ望ましい。
往復搬送機構による位置ズレは、用紙先端を本センサで
検出し、用紙の転写位置への進入タイミングを搬送機構
の搬送速度で制御したり、レーザの露光タイミングなど
を制御することによって補正することができる。
【0054】また、センサを利用して位置ズレを修正し
ても、用紙の回転方向のズレが生ずることも予測され
る。そこで、センサ位置に用紙が進入する前に図5に示
す用紙側面ガイド板14などを配置し、これに沿わせる
ことで補正する方法がある。また、少なくとも2つ以上
の用紙位置検出センサを用いれば用紙の回転ズレも検出
可能であるので、用紙の回転ズレを補正するための用紙
搬送方向に対して斜めまたは垂直方向に配置された搬送
ベルト15などのアクチュエータを配置することで、用
紙の転写位置への進入タイミングとともに制御すること
が可能である。
【0055】〔実施例4〕以下、本発明に係る第四の実
施例を、図6を用いて説明する。上記第一ないし第三の
実施例は、カット紙に対するものであるが、連続紙を用
いるプリンタ構成においては、本発明の往復運動型の転
写機構は、より容易に実現することが可能である。とい
うのも、連続紙においては、画像合成中すなわち記録中
の画像領域以外の用紙領域において、用紙を保持するこ
とで容易かつ高精度に用紙を往復運動させることが可能
だからである。ただし、この場合においても、記録後の
画像部が定着機構部でも往復運動することから、画像合
成行程中は、用紙上から定着ローラを待避させる機構が
必要である。連続紙を用いる方式で定着機部の用紙を往
復運動させないためには、定着機前に用紙バッファを配
置する方法がある。
【0056】そこで、本実施例では、感光体がベルト方
式であり、用紙バッファを有する連続紙用のカラープリ
ンタの例について説明する。
【0057】図6は、本発明の第四の実施例に係るカラ
ープリンタの模式図である。本実施例では、実施例1と
異なり、感光体にベルト感光体16を用いている。ベル
ト感光体16では、感光体周囲のプロセスの配置裕度が
高く、4つの現像機4を完全に同一形状できる利点など
がある。また、転写位置においても用紙と感光体の接触
幅を大きくすることが可能であり、転写効率が高くかつ
安定に保持させやすい。また、連続紙では画像記録領域
の後部にも連続して用紙が存在することから、その非画
像領域を利用して用紙を挟み込み保持することができ
る。このため、本実施例の装置構成では、図2の様な押
さえローラは配置されていない。
【0058】また、記録後の用紙は、定着機前に設けら
れた用紙バッファ部17を通って、定着機7に搬送され
る。定着機7を一定の速度で作動させるために、全ての
色を現像するために記録機構は4回往復するので、定着
機は1/4の速度で定着するように設定すればよい。記
録する色数が変更される場合は、定着機の速度も変更可
能な構成とすることが望ましい。
【0059】本実施例の構成は、用紙バッファ分17の
装置容積を必要とすることから、実施例1に比べて、前
記定着ローラを用紙から待避する構成の方が装置の小型
化には不利ではあるが、制御が簡単になるという長所を
有する。
【0060】〔実施例5〕以下、本発明に係る第五の実
施例を、図7を用いて説明する。図7は、本発明の一実
施例に係るカラー電子写真式プリンタの構造を表す模式
図である。
【0061】本実施例の構成では、露光装置を中心に両
側に帯電装置1・クリーニング装置9・イレーズ装置8
および2つづつの現像装置4が配置されている。この装
置構成によれば、図中感光体の左側の第1帯電器1-1と
露光装置3および図中感光体2の右側の第1現像機4-Y
および第3現像機4-Cを用いることで、感光体が右回転
β時に画像形成を行うことが可能である。さらに、図中
感光体の右側の第2帯電器1-2と露光装置3および図中
感光体の左側の第2現像機4-Mおよび第4現像機4-Kを
用いることで、感光体が左回転α時に画像形成を行うこ
とが可能である。
【0062】そして、この様な画像形成部構成にするこ
とで、用紙が転写位置で往復する際に両方向とも画像記
録が可能となり、上記実施例の構成に比較して、最大で
2倍の記録速度を達成することができる。露光装置は、
精度が必要であることなどから本実施例の構成では、露
光装置を中心に2組の記録プロセスを配置しているが、
この他にも、感光体の移動方向が両方向の記録プロセス
を用いることで、本実施例よりも効率の良い往復型画像
記録装置を提供することができる。
【0063】〔他の印写方法および印写部材について〕
上記本発明の実施例では、最終記録媒体を用紙を前提と
して説明してきたが、OHPシートなど他のものでも印
写可能な部材なら、本発明の多色画像形成装置に用いる
ことができる。
【0064】さらに、上記本発明の実施例では、最終記
録媒体である用紙を往復運動させる装置構成を説明して
きたが、用紙は周囲環境でその抵抗や容量等の電気的特
性や硬さや表面状態等の機械的特性などや寸法,重さや
厚さなど各種特性が変化しやすく、さらには、記録する
用紙種類によってもこれら特性は大きく変化する。
【0065】したがって、より安定でかつ高精度な画像
記録をおこなうためには、特性の安定したシート状部材
などを画像合成部材として用い、最後に用紙上に一括転
写する中間転写方式の方が容易である。このとき、使用
するシート状の中間転写部材として、マイラーやテフロ
ン等をベースとした誘電体シートを用いることができ
る。これらのシートは、環境に対する誘電率や抵抗など
の特性を安定にするために、適度な導電処理などを施し
て利用することが望ましい。中間転写シート部材と用紙
間の転写は、対向する一対のローラ間に紙と中間転写シ
ート部材を挟み、ローラに電圧を印可して静電的に転写
するなどの方法によって容易におこなうことができる。
【0066】また、用紙に、感光体から画像を転写する
ときには、その用紙の背面に電圧を印加する方法が有効
な方法として知られている。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、カラープリンタなどの
電子写真式の多色画像形成装置において、用紙などの画
像合成部材を往復させて、多色の画像形成をおこなうと
きに、安定し画像形成をおこない、印写品質が良く、し
かも、装置の構造が簡易な多色画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカラー電子写真式プリ
ンタの構造を表す模式図である。
【図2】本発明の第一の実施例に係るカラー電子写真式
プリンタの転写ローラユニット6の斜視図である。
【図3】本発明の第二の実施例に係るカラー電子写真式
プリンタの転写ローラユニット6の模式図である。
【図4】本発明の第三の実施例に係るカラー電子写真式
プリンタの転写機構部の模式図である。
【図5】本発明の第三の実施例に係るカラー電子写真式
プリンタのAA´矢視断面図である。
【図6】本発明の第四の実施例に係るカラープリンタの
模式図である。
【図7】本発明の一実施例に係るカラー電子写真式プリ
ンタの構造を表す模式図である。
【符号の説明】
1 … 帯電装置 1-1 … 第1帯
電器 1-2 … 第2帯電器 2 … 感光体
ドラム 3 … 露光装置 4 … 現像装
置 4-Y … 現像装置1(イエロー) 4-M … 現像装
置2(マゼンタ) 4-C … 現像装置3(シアン) 4-K … 現像装
置4(ブラック) 5 … レジストローラ 6 … 転写機
構部 6-1 … 転写ローラ 6-2 … 押さえ
ローラ 6-3 … 補助ローラ 7 … 定着機 8 … イレーズ装置 8-1 … 第1イ
レーズ装置 8-2 … 第2イレーズ装置 9 … クリー
ニング装置 9-1 … 第1クリーニング装置 9-2 … 第2ク
リーニング装置 10 … 用紙(画像合成体) 11 … 用紙吸
引部 12 … 用紙搬送ベルト 13 … 用紙位
置センサ 14 … 用紙側面ガイド 15 … 用紙回
転補正ベルト 16 … 感光体ベルト 17 … 用紙バ
ッファ部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上に画像を形成する画像形成体と、 形成された画像を画像合成部材上に転写するための転写
    部とを備え、 各色ごとに画像を印写する一連の手段を有し、 各色ごとに画像を印写する一連の手段によって、前記画
    像形成体上に画像を印写して、 それら各色の画像を画像合成部材上に重ね合わせること
    で、前記画像合成部材上に多色画像を形成する多色画像
    形成装置において、 前記画像合成部材が、前記転写部によって前記画像形成
    体上に形成された画像を前記画像合成部材上に転写する
    位置を中心に往復運動するとともに、 前記転写部が、移動する機構を有し、この転写部を移動
    させることによって、前記画像合成部材と前記画像形成
    体が離接可能であることを特徴とする多色画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像合成材上に各色の画像を重ね合
    わせるときに、画像合成部材の移動の移動速度および移
    動方向が変更可能な手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像合成部材は、最終記録媒体に転
    写をおこなう前の中間的な画像保持体であることを特徴
    とする請求項1および請求項2記載のいずれかの多色画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像合成部材は、最終記録媒体であ
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載のいず
    れかの多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像合成部材は、シート状部材であ
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載のいず
    れかの多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 各色ごとに画像を印写する一連の手段
    が、電子写真式であって、 前記画像形成体が、感光体であることを特徴とする請求
    項1および請求項2記載のいずれかの多色画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成体が、正逆の二方向に移動
    可能であって、 それら二方向のいずれに移動する場合であっても、画像
    を形成するように動作することを特徴とする請求項1お
    よび請求項2ならびに請求項6記載のいずれかの多色画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 各色ごとに画像を印写する一連の手段
    が、前記正逆の各移動方向に対応して、前記画像形成体
    周囲に配置されていることを特徴とする請求項7記載の
    多色画像形成装置。
  9. 【請求項9】 各色ごとに画像を印写する一連の手段
    が、帯電手段と露光手段と現像手段と前記転写部と定着
    手段とクリーニング手段とからなり、 前記帯電手段、前記現像手段、前記クリーニング手段
    が、前記露光手段を中心として、前記画像形成体周囲の
    対象位置に配置されていることを特徴とする請求項8記
    載の多色画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記転写部は、前記画像合成部材を挟
    むように配置された複数のローラから構成され、 これらのローラを回転させることによって、前記複数の
    ローラで保持された画像合成部材を往復運動させること
    を特徴とする請求項1および請求項2記載のいずれかの
    多色画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像合成部材は、その表面が誘電
    体で構成されていることを特徴とする請求項3記載の多
    色画像形成装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも、前記画像形成体から前記
    画像合成部材に、形成された画像を転写するときに、 前記画像合成部材に電圧を印可する手段を有することを
    特徴とする請求項3記載の多色画像形成装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも、前記画像形成体から前記
    画像合成部材に、形成された画像を転写するときに、 前記画像合成部材に電圧を印可する手段を有し、 しかも、その電圧を印加する手段によって、 前記画像合成部材へ転写されている位置の周辺であっ
    て、 前記画像形成体と接しまたは近接している面とは、逆の
    面になる画像合成部材の背面に電圧を印加することを特
    徴とする請求項4記載の多色画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2788716A1 (fr) * 1999-01-27 2000-07-28 Hewlett Packard Co Imprimante en couleurs avec entrainement du papier du type navette et procede de mise en oeuvre dans cette imprimante
JP2009288490A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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FR2788716A1 (fr) * 1999-01-27 2000-07-28 Hewlett Packard Co Imprimante en couleurs avec entrainement du papier du type navette et procede de mise en oeuvre dans cette imprimante
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