JPH08232881A - 立軸形排水ポンプ及び立軸形排水ポンプ用軸封装置 - Google Patents
立軸形排水ポンプ及び立軸形排水ポンプ用軸封装置Info
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- JPH08232881A JPH08232881A JP3539695A JP3539695A JPH08232881A JP H08232881 A JPH08232881 A JP H08232881A JP 3539695 A JP3539695 A JP 3539695A JP 3539695 A JP3539695 A JP 3539695A JP H08232881 A JPH08232881 A JP H08232881A
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Abstract
プの外部から注水をすることなく揚水液を潤滑水として
利用し長時間安定して、しかも繰返し気中運転ができる
立軸形排水ポンプの軸封装置を提供する。 【構成】回転する主軸1の外周に保持されたシートリン
グ7と、このシートリングに対向配置され、かつポンプ
ケーシング10に保持されたシールリング8を備え、前
記シールリング8とシートリング7とを押圧接触させて
流体の漏れを防止するようになした立軸形排水ポンプ用
軸封装置において、前記主軸1に、前記シールリング8
およびシートリング7の両者を囲むとともに、その上方
部に揚水液が浸入可能な開口部を有する回転容器14を
設けるようにした。
Description
軸形排水ポンプの軸封装置に係り、特にそのシールリン
グ材にセラミックスが用いられ、かつその潤滑材に水が
用いられる立軸形排水ポンプ及び立軸形排水ポンプの軸
封装置に関するものである。
の軸封装置として、そのシールリング材に耐摩耗性に優
れたセラミックス軸封装置、いわゆる端面型セラミック
軸封装置が使用されるようになってきた。しかしながら
その一方において、近年における急激な都市化の振興に
より排水機場への雨水の流入が急激かつ大量なものとな
りつつあるため、排水ポンプを先行待機運転させる需要
が高まってきており、このような先行待機運転に代表さ
れる気中運転(連続して30分間以上)を行う立軸形ポ
ンプでは、ポンプが起動して主軸が回転しているにも拘
らず揚水されない状態で長時間運転されることになり、
この間軸封装置に対して潤滑水が注水されず、そのまま
ではドライ摺動による異常摩耗が避けられずセラミック
軸封装置を採用することはできない場合が生ずる。
は、回転軸と摺動しているシールリングの内周側隙間
に、外部から潤滑水を常時注水する方法がとられてい
る。なお、これに関連するものとしては、例えば特開平
2−154869号公報が挙げられる。
滑水を供給する軸封装置であると、長時間に及ぶ先行待
機運転が行なわれても、軸封装置には常に潤滑水が注水
されているので、セラミックスのシールリング材に異常
摩耗が生ずる恐れはなく、十分なシールが行われ有効な
のであるが、しかしながらこのセラミックス軸封装置に
対する潤滑構造では、気中運転中ずっと外部から軸封部
に潤滑水を供給することになり、長時間の運転となる場
合には多量の潤滑水が必要となる嫌いがある。
管系を有することから配管のメンテナンスが必要にな
り、そのメンテナンスに手間がかかる恐れがあり、さら
には給水配管系のトラブルなどでポンプが起動できなく
なる恐れもあった。
目的とするところは、軸封装置に対する潤滑構造として
潤滑水をポンプの外部から注水をすることなく揚水液を
潤滑水として利用し長時間安定して、しかも繰返し気中
運転ができるこの種排水ポンプの軸封装置を提供するに
ある。
する主軸の外周に保持されたシートリングと、このシー
トリングに対向配置され、かつポンプケーシングに保持
されたシールリングを備え、前記シールリングとシート
リングとを押圧接触させて流体の漏れを防止するように
なした立軸形排水ポンプ用軸封装置において、前記主軸
に、前記シールリングおよびシートリングの両者を囲む
とともに、その上方部に揚水液が浸入可能な開口部を有
する回転容器を設けるようになし所期の目的を達成する
ようにしたものである。
転容器を設けるとともに、この回転容器の外周上端部に
内周側にのびる環状の返し板を設けるようになしたもの
である。
プの軸封装置であると、ポンプの外部から潤滑水を注水
しなくても揚水時に回転容器に溜められる揚水液が、セ
ラミック軸封装置のシール面に供給循環されるので常に
シール面が潤滑された状態となり安定した摺動特性が得
られるのである。
ていることから、回転容器内の揚水液の飛散防止が図ら
れ、回転容器内の揚水液は外部へほとんど飛散しない。
そのため、外部からの給水をしなくても長時間(30分
以上)の気中運転が繰り返し行える。また、潤滑水は揚
水時(揚水液)に自動給水される。一度貯水された潤滑
水はポンプ内の湿度が高くほとんど蒸発しないので長時
間貯水されている。このため、ポンプ外部からの潤滑水
の注水が全く必要なくなる。
メンテナンスが無くなり手間が省ける。さらに、給水配
管系のトラブルが無くなり機器全体の信頼性も向上す
る。したがって、揚水液がこない気中運転の場合でも長
時間安定した摺動特性が得られるのである。
に説明する。図1にはその軸封装置およびその周辺が断
面で示されている。軸封装置3は、主軸1とポンプケー
シング10との隙間からの流体の漏れを防止する装置で
あり、この軸封装置3は、主軸1に固定されたフランジ
5を備え、そしてこのフランジ5の上面にはシートリン
グ7を格納固定したケース6aが固定されている。
シールリング8が押圧状態で、摺動自在となるように配
置されている。なお、このシールリング8はシールケー
ス9に着脱できるようにケース6bに格納され、ボルト
(図示せず)で固定されている。
にポンプケーシング10が取付けられている。ポンプケ
ーシング10にはシール部を覆うカバー11が取付けら
れ、シールリング8を支持しているシールケース9とカ
バー11との隙間には、軸封装置の内外を封止するOリ
ング12が設けられている。
13はコイルばねで、シールリング8をシートリング7
に押圧するために設置されている。また、フランジ5の
外周側端には、このフランジと共に揚水液を溜める回転
容器14が設けられている。すなわち、シールリング
8、シートリング7およびシールケース9の外周側を囲
むように回転容器14が設けられ、さらにこの回転容器
14の上方端には、回転容器内の揚水液の飛散を防止す
るための返し板15が取り付けられている。
には、フリンガー16が設けられている。このフリンガ
ー16は、ビニールシートや手袋等大きなごみがシール
部に侵入するのを防止する役目をする。また、シールケ
ース9の上部には、Oリング12の部分に土砂等の異物
が堆積しないようにダストカバー17が取付けられてい
る。なお、シートリング7およびシールリング8は、セ
ラミックス(炭化珪素)にて形成されている。
揚水時における漏水は、シールリングのシール面Sの外
周側から内周側に流体が通過し漏れ、漏れた流水は主軸
1の外周面とシールケース9の内周面とで構成される隙
間を上昇し、ダストカバー17の上面17aに達する。
外周側に流れる。このような流れであると、土砂粒子も
漏水した流体と一緒に運ばれ、ダストカバー17の上面
を流れ、Oリング12の上部には土砂等の異物が堆積す
ることはない。
の水は落下するが、回転容器14の水は回転容器内に残
り、返し板上面15aのレベルまで揚水液が溜められ
る。なお、回転容器14内の矢印は排水ポンプの回転中
における揚水液の循環方向を示している。
了後、あらかじめ潤滑水を供給しておくが、その後は、
排水ポンプの運転時に揚水液が自動給水され、揚水液が
潤滑水として常に充満された状態となっている。回転容
器14に揚水液が蓄えられた場合、揚水液は、ポンプ主
軸1が回転した時に遠心力により回転容器14の壁面1
4aを伝わって上昇する。上昇した揚水液は、返し板1
5により下側に戻される。
するだけで回転容器14から外部へ飛散しないので、減
少することはない。すなわち、シールリングのシール面
Sは常に潤滑されている状態にあり、揚水液が揚水され
ない気中運転の場合でも30分以上、安定した摺動特性
を得ることができる。また、回転停止時でも、シール面
Sは揚水液の中に浸積されているので、回転直後から安
定した摺動特性が得られる。
ポンプの外部からの潤滑水の供給が全く不要となる。ま
た、給水配管が不要となるので、給水配管の保守管理を
省くことができ、給水系の事故による排水ポンプの起動
不能等が解消され、ポンプシステムとしての信頼性が向
上する。
高まって水温の上昇が押えられ、シール面Sの水膜形成
が良好となる。また、回転容器14内に流入する揚水液
には土砂粒子を含んでいるが、排水ポンプの回転中に揚
水液が循環するため、揚水液に含まれる土砂粒子もよく
混合される。
中に排出されるので回転容器14内に土砂粒子だけが堆
積することはない。従来の外部から給水するものでは潤
滑液が内径側から外径側に遠心力で漏れてシール面を潤
滑するが、内外径の周長差により外径側が部分的に潤滑
不良が発生する恐れがあるが、本発明のようにシール面
が潤滑液に浸績している場合は毛細管作用により潤滑液
が隙間部分に侵入し水膜が形成されるので、潤滑不良が
確実に防止される。
説明する。この実施例の軸封装置は、構造的には上述の
実施例とほぼ同じであるが、本実施例の場合、次のよう
な特徴を有している。すなわち、上部が開口する円筒状
固定容器18が円板部19aを介してケース6bの外周
側に固定され、かつ、固定容器18の円板部19aにシ
ール面Sとを連通させる通路20を有し、更に、上端部
に返し板15を固定した回転容器14が固定容器18を
囲むようにフランジ5に固定されている。
転したとき、揚水液は遠心力により回転容器の壁面14
aを伝わって上昇するが、上昇した揚水液は、返し板1
5により円筒状固定容器18内に流入する。そして、揚
水液は、通路20を通ってシール面S外周の隙間部に達
する。この場合、円筒状固定容器18内に流入した揚水
液は回転の影響を受けないので水位変動が押えられる。
るので回転容器14から外部へ飛散して減少することが
ない。さらに、一度蓄えられた揚水液は、排水ポンプ内
の湿度が高いので、ほとんど蒸発することなく、長期間
にわたり貯水される。
いる。しかし、通路20の適切な数は、揚水液の循環量
により決定されるので、通路20の数および形状は、特
に限定されるものではない。しかし、信頼性の点から
は、複数個設けたほうが優れている。このようにセラミ
ック軸封装置は、常に潤滑状態にあるので、揚水されな
い状態の気中運転時でも30分以上、安定した摺動特性
が得られる。
する。この実施例は、第2の実施例の軸封構造の返し板
15に、固定容器18の外周側上端部を囲むように戻り
用内板15bを取り付けた場合である。また、シールケ
ース9の外周側には段付き部9aを設けている。
たとき、揚水液は遠心力により回転容器の壁面14aを
伝わって上昇するが、上昇した揚水液は、返し板15に
より戻り用内板15bに沿って下側に戻される。すなわ
ち、戻り用内板15bを取り付けていない場合に比較し
て、揚水液の下側に戻る流速が速くなるので、高速回転
を図ることができる。
る。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じである
が、異なる点は、本実施例では、固定容器18の円板部
19a,19bと上下方向に2段設けたことである。円
板部19a,19bにはそれぞれ通路20,21を設け
ている。本実施例では、通路20,21を1個所に設け
ている。しかし、通路20,21の適切な数および位置
は、揚水液の循環量により決定されるので、通路20,
21の数,形状および位置は、特に限定されるものでは
ない。しかし、信頼性の点からは複数個設け、かつ位置
の位相を周方向にずらしたほうが優れている。
板部19bの隙間の潤滑水の回転が押えられるので、こ
の部分での撹拌損失が低減される。
る。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じである
が、異なる点は、固定容器18の円板部19aの下側部
分18aを二重リング状にし、かつ底部に複数の通路2
2を設けたことである。このような構成により、起動直
後の急激な遠心力による外周側への潤滑水の移動が防止
でき、シール面の潤滑が著しく安定する。
る。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じである
が、異なる点は、本実施例では、返し板の内径側部分2
3を傾斜させてたことである。
器14外に飛散させることなく、回転容器14内に確実
に戻すことができる。すなわち、揚水液は傾斜面により
下向きの流れになるので、返し板15に付着している状
態の揚水液を回転容器14内に確実に戻すことができる
のである。
る。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じである
が、異なる点は、本実施例では、返し板の内径側の付近
のシールケース側に切欠き部24を設けたことである。
このように構成することにより、シールケース上面の内
径側流れを切欠き部24により回転容器14内に戻す流
れに変えることができる。
る。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じである
が、異なる点は、本実施例では、フランジの外周の下部
付近のポンプケーシング側に絞り部25を設けたことで
ある。このような構成にすることにより、絞り部25の
上部では絞り前より上向きの流速が小さくなるため、土
砂粒子が上昇することなく沈降するので、回転容器14
内への土砂粒子の侵入が防止できる。
る。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じである
が、異なる点は、本実施例では、回転容器14内におけ
る揚水液の有無を確認するための、水位を検出する水位
センサー26を設けていることである。
水面計を用いた。すなわち、水位を検出することによ
り、信頼性の一層の向上を図ることができる。なお、水
位センサー26には、静電容量型水面計のほかに、光セ
ンサー式水面計、電極式水面計、又は圧力センサー式重
量計を用いることができる。
明する。本実施例は第3実施例と構造的にはほぼ同じで
あるが、異なる点は、本実施例では、シートリングの摺
動面に大気側とのみ連通する放射状の潤滑溝27を周方
向に複数個設けたことである。放射状の潤滑溝27はシ
ール面の潤滑を目的としているので、設置個所、大き
さ、個数はシートリングのサイズにより決まるものであ
り、特に限定はしない。このような構成により、気中運
転の場合シール面をより確実に潤滑できるので信頼性が
さらに向上する。
明する。本実施例は第10実施例と構造的にはほぼ同じ
であるが、異なる点は、本実施例では、回転容器上端部
に固定した返し板に内径側が開口し半径方向に伸びる円
周溝28を設け、かつこの円周溝28と戻り用内板の外
周側とが連通する複数個の孔29を構成したことであ
る。
側15bとで構成される隙間に流入した潤滑液は円周溝
28に導かれ遠心力により外径側に送りこまれる。円周
溝28に送りこまれた潤滑液は複数個の孔29より固定
容器の上部に戻る。そのため、潤滑液は確実に固定容器
の部分に戻る。このような構成により、シールケースの
外周側9bで返し板の内径側15bとで構成される隙間
に流入した潤滑液も確実に固定容器の上部に戻せるの
で、信頼性が向上する。
明する。この図は本実施例のセラミック軸封装置を搭載
した排水ポンプの構成を示す概略図である。排水ポンプ
は変速機4を介して駆動される主軸1と主軸1の下端に
固定された羽根2および羽根2の上に取り付けられるセ
ラミック軸封装置3で構成されている。なお、セラミッ
ク軸封装置3は、前述の第3実施例とほとんど同一構造
形状のものである。
流入があっても返し板および溜めてある揚水液が抵抗と
なるので、回転容器内への揚水液の流入速度が緩やかに
なる。その結果、揚水液と共に入ってきたビニールや手
袋等はほとんどがポンプ出口方に流入していき回転容器
内へは入らなくなるのでビニールや手袋等の侵入防止に
も効果がある。
トリング材料として、セラミックスを使用した場合であ
るが、どちらも超硬合金等の高硬度材料、又は一方を超
硬合金等の高硬度材料にし超硬合金とセラミックスの組
合せを用いた場合でも、同様の作用効果を得ることがで
きる。
材料としてセラミックスを使用した場合について説明し
てきた(勿論セラミックスシール材に最も適している)
が、シール材料がセラミックスの場合のみに限定される
ものではなく、他の材料であっても何等差し支えないこ
とは勿論である。
次の効果が得られる。すなわち (1)従来の潤滑構造と比較し、外部から潤滑水を注水
しなくてもあらかじめ回転容器に溜めてある揚水液によ
りセラミック軸封装置のシール面が潤滑されるので安定
した摺動特性が得られる。
ないように飛散防止機能があるので長時間(30分以
上)の気中運転が繰り返しできる。潤滑水は揚水時(揚
水液)に自動給水される。一度貯水された潤滑水はポン
プ内の湿度が高くほとんど蒸発しないので長期間貯水さ
れている。このため、外部から潤滑水を注水する必要が
全くない。
メンテナンスが無くなり手間が省ける。さらに、給水配
管系のトラブルがなくなり機器全体の信頼性も向上す
る。
水液の流入があっても返し板および溜めてある揚水液が
抵抗となるので、回転容器内への揚水液の流入速度が緩
やかになる。その結果、揚水液と共に入ってきたビニー
ルや手袋等はほとんどがポンプ出口方に流入していき回
転容器内へは入らなくなるのでビニールや手袋等の侵入
防止がはかれる。
で、放熱性が高まって水温の上昇が押えられる。その結
果、シール面Sの水膜形成が良好となる。
れば、軸封装置に対する潤滑構造として潤滑水をポンプ
の外部から注水をすることなく揚水液を潤滑水として利
用し長時間安定して、しかも繰返し気中運転ができるこ
の種排水ポンプの軸封装置を得ることができる。
例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
実施例を示す縦断側面図である。
実施例を示す縦断側面図である。
立軸形排水ポンプを示す縦断側面図である。
フランジ、6a,6b…ケース、7…シートリング、8
…シールリング、9…シールケース、9a…段付き部、
10…ポンプケーシング、11…カバー、12…Oリン
グ、13…コイルばね、14…回転容器、14a…壁
面、15…返し板、15b…戻り用内板、15a,17
a…上面、16…フリンガー、17…ダストカバー、1
8…固定容器、19a,19b…円板部、20,21,
22…通路、23…傾斜面、24…切欠き部、25…絞
り、26…水位センサー、27…潤滑溝、28…円周
溝、29…孔。
Claims (19)
- 【請求項1】 回転する主軸の外周に保持されたシート
リングと、このシートリングに対向配置され、かつポン
プケーシングに保持されたシールリングを備え、前記シ
ールリングとシートリングとを押圧接触させて流体の漏
れを防止するようになした立軸形排水ポンプ用軸封装置
において、 前記主軸に、前記シールリングおよびシートリングの両
者を囲むとともに、その上方部に揚水液が浸入可能な開
口部を有する回転容器を設けたことを特徴とする立軸形
排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項2】 主軸に設けられたフランジと、このフラ
ンジに固定されたシートリングと、このシートリングの
外周に、シートリングと所定の隙間を有して配置された
ポンプケーシングと、このポンプケーシングに摺動自在
に保持されるとともに前記シートリングに対向するよう
に装着されたシールリングとを備え、前記シールリング
を前記シートリング面に押圧して流体の漏れを防止する
ようになした立軸形排水ポンプ用軸封装置において、 前記フランジの外周に、前記シールリングおよびシート
リングの両者を囲むとともに上方部が開口した回転容器
を設けたことを特徴とする立軸形排水ポンプ用軸封装
置。 - 【請求項3】 主軸に設けられたフランジと、このフラ
ンジに固定されたシートリングと、このシートリングの
外周に、シートリングと所定の隙間を有して配置された
ポンプケーシングと、このポンプケーシングに摺動自在
に保持されるとともに前記シートリングに対向するよう
に装着されたシールリングとを備え、前記シールリング
を前記シートリング面に押圧して流体の漏れを防止する
ようになした立軸形排水ポンプ用軸封装置において、 前記フランジに、前記シールリングおよびシートリング
の両者を囲むとともに、上方部が開口した揚水液を溜め
る回転容器を設け、かつこの回転容器の外周上端部に内
周側にのびる環状の返し板を設けたことを特徴とする立
軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項4】 主軸にフランジを有し、このフランジに
シートリングを固定し、前記主軸とフランジとを囲むよ
うにポンプケーシングを取付け、このポンプケーシング
と主軸とで構成される隙間に、シールリングを装着した
シールケースを配置し、前記シールリングを前記シート
リング面に押圧して流体の漏れを防止するようになした
立軸形排水ポンプ用軸封装置において、 前記フランジに、前記シールリングおよびシートリング
の両者を囲むとともに、外周上方部に返し板を有する回
転容器を設け、かつこの回転容器の内部で、かつ前記シ
ールリングの外周側に、上部が開口する固定容器を設け
るとともに、この固定容器を円板部を介して前記シール
リングの外周側に固定し、かつこの固定容器の円板部に
流体が流通可能な通路を設けたことを特徴とする立軸形
排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項5】 前記回転容器に設けられている返し板の
下方面に、軸方向に伸びた円筒状の戻り用内板を設けて
なる請求項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項6】 前記回転容器に設けられている返し板
に、一方が返し板の内周面に開口し、かつ他方が回転容
器の内部に開口した半径方向に伸びる複数個の円周溝を
設けてなる請求項5記載の立軸形排水ポンプ用軸封装
置。 - 【請求項7】 前記固定容器の円板部に設けられた通路
が複数の孔により構成されてなる請求項4、5若しくは
6記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項8】 前記固定容器の円板部を上下方向に二段
配置し、かつ円板部に設けた通路の位置が上下で異なる
ように配置してなる請求項4記載の立軸形排水ポンプ用
軸封装置。 - 【請求項9】 前記固定容器の円板部の下側部分を二重
リング状にして、かつ底部に複数の孔を設けてなる請求
項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項10】 前記回転容器に設けられている返し板
は、その内径側の下面に傾斜面を有するように形成され
ている請求項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項11】 前記シールケースの外周面で、かつ回
転容器に設けられている返し板の内径側に対向している
部分の付近に、周方向に伸びた切欠き部を設けてなる請
求項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項12】 前記ポンプケーシングの内周面で、か
つ前記フランジの外周面と対向している部分の付近に、
フランジ外周との隙間が狭くなる絞り部を設けてなる請
求項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項13】 前記シールケースとポンプケーシング
との間に土砂が堆積しないように堆積防止手段を設けて
なる請求項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項14】 前記シートリングの摺動面に、大気側
とのみ連通する放射状の潤滑溝を複数個設けてなる請求
項4記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項15】 主軸に設けられたフランジと、このフ
ランジに固定されたシートリングと、このシートリング
の外周に、シートリングと所定の隙間を有して配置され
たポンプケーシングと、このポンプケーシングに摺動自
在に保持されるとともに前記シートリングに対向するよ
うに装着されたシールリングとを備え、前記シールリン
グを前記シートリング面に押圧して流体の漏れを防止す
るようになした立軸形排水ポンプ用軸封装置において、 前記フランジに、前記シールリングおよびシートリング
の両者を囲むとともに、上方部が開口した揚水液を溜め
る回転容器を設け、かつこの回転容器の外周上端部に内
周側にのびる環状の返し板を設け、かつ前記回転容器の
内部に回転容器内の揚水液の有無を確認する手段を設け
たことを特徴とする立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項16】 前記揚水液の有無を確認する手段は圧
力センサー式水面計を用いて行うものである請求項15
記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項17】 前記揚水液の有無を確認する手段は静
電容量型水面計を用いて行うものである請求項15記載
の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項18】 前記揚水液の有無を確認する手段は光
センサー式水面計又は電極式水面計を用いて行うもので
ある請求項15記載の立軸形排水ポンプ用軸封装置。 - 【請求項19】 請求項1〜請求項18のいずれかに記
載の立軸形排水ポンプ用軸封装置を搭載していることを
特徴とする立軸形排水ポンプ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03539695A JP3148087B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 立軸形排水ポンプ及び立軸形排水ポンプ用軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03539695A JP3148087B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 立軸形排水ポンプ及び立軸形排水ポンプ用軸封装置 |
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JPH08232881A true JPH08232881A (ja) | 1996-09-10 |
JP3148087B2 JP3148087B2 (ja) | 2001-03-19 |
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Family Applications (1)
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JP03539695A Expired - Fee Related JP3148087B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 立軸形排水ポンプ及び立軸形排水ポンプ用軸封装置 |
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JP (1) | JP3148087B2 (ja) |
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1995
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