JPH08232119A - 少なくとも一つの接線ベルトで駆動されるスピンドルを備えたリング精紡機 - Google Patents

少なくとも一つの接線ベルトで駆動されるスピンドルを備えたリング精紡機

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JPH08232119A
JPH08232119A JP8002499A JP249996A JPH08232119A JP H08232119 A JPH08232119 A JP H08232119A JP 8002499 A JP8002499 A JP 8002499A JP 249996 A JP249996 A JP 249996A JP H08232119 A JPH08232119 A JP H08232119A
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ペーター・マン
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トマース・ベンケルト
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    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/20Driving or stopping arrangements
    • D01H1/24Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles
    • D01H1/241Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles driven by belt

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一つの接線ベルトにより駆動され
るスピンドルを備えたリング精紡機を提供すること 【解決手段】 駆動位置8に位置する転向ローラ11,
12がスピンドル列4,5の二つの隣接しているスピン
ドル13の相互の間隔内に設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接線ベルトがその
長手方向に沿った多数の位置でそれぞれ一つの転向ロー
ラ対を経てスピンドル列に対して後方に位置ずれして設
けられている駆動プーリへと転向されている、少なくと
も一つの接線ベルトで駆動されるスピンドルを備えたリ
ング精紡機に関する。
【0002】
【従来の技術】この様式の公知のリング精紡機(ドイツ
連邦共和国公開特許第38 02 200号公報)にあ
っては、接線ベルトは互いに上下に設けられている二つ
の転向ローラを巡って、そのスピンドル列に沿った走行
位置から駆動プーリへと、そして逆にスピンドル列内へ
と案内される。この際、接線ベルトが交互に異なった高
さでスピンドルのワーブに沿って走らなければならな
い。これにより、接線ベルトは必ずしもスピンドルのジ
ャーナル軸受の面内を走ることができず、これによりス
ピンドルがその垂直な位置から偏位する誘因となる力が
スピンドルに作用する。更に、接線ベルトを色々な高さ
位置で走行さるために、接線ベルトをある程度交差させ
る必要がある。このような、交差させた状態での走行は
接線ベルトの寿命に不利な影響を与える。
【0003】他の実施例にあっては、接線ベルトの走行
高さが一定しているように構成されており、しかも互い
に並列して設けられている二つの転向ローラ間ではスピ
ンドルが接線ベルトにより駆動されず、短い補助ベルト
が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の公知技術のもつ欠点を回避し、確実に機能する接線ベ
ルトによるスピンドル駆動機構を備えたリング精紡機を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、駆動位置に位置する転向ローラがスピンドル列の二
つの隣接しているスピンドルの相互の間隔内に設けられ
ていることによって解決される。このような構成によ
り、接線ベルトを異なる走行高さで設けることも、また
個々のスピンドルのために補助ベルトも必要としない。
【0006】このように両転向ローラをスピンドルのピ
ッチ内に設けることが可能であるようにするためには、
或る幾何学的な配設が考慮されている。接線ベルトの駆
動位置方向に走るベルト部分は、動力を伝達しなければ
ならないことから、駆動位置から離れる方向に走るベル
ト部分よりも高い引張り力を有していなければならない
ので、特に転向ローラに直ぐ隣接しているスピンドルは
接線ベルトにより異なった力を受けることとなる。この
ような力の状態を補正するために、本発明の構成によ
り、転向ローラはスピンドル列に対して横方向で調節可
能である。
【0007】以下に、添付した図面に示した発明の実施
の形態につき本発明を詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】リング精紡機1は始端機械枠組2
と終端機械枠組3との間にスピンドルの二つの列4と5
を備えており、図1にはこれにらのスピンドル列は鎖線
でのみ示した。これらのスピンドルは接線ベルト6によ
り駆動され、この接線ベルトは角偶転向ローラ7を巡っ
て案内され、−それぞれ駆動されるスピンドルの数に関
して−等しい間隔でその長手方向に沿って設けられてい
る駆動装置8において駆動される。これらの駆動位置8
は電動モータ9により駆動装置されかつ接線ベルト6が
巻回しているそれぞれ一つの駆動プーリ10と二つの転
向ローラ11,12とを有している。これらの転向ロー
ラは接線ベルトをスピンドルの列4,5に沿ったその走
行路から駆動プーリ10の方向に転向させる。
【0009】図2から認めることができるように、駆動
装置8における両転向ローラ11,12は、スピンドル
ピッチT内に、即ちスピンドルの列4,5の互いに隣り
合っている二つのスピンドル13相互の間隔内に設けら
れている。それぞれのスピンドル列の他のスピンドル1
3間において接線ベルト6は板ばね14に設けられてい
る押圧ローラ15によりスピンドル13のワーブに当接
するように保持されている。
【0010】転向ローラ11,12の直径は、接線ベル
ト6のこれらの転向ローラによって案内されるベルト部
分が接触し合わないような寸法に、接線ベルトが転向ロ
ーラに隣接しているスピンドルのワーブに当接した状態
に保持されるような寸法に、そして転向ローラがこのス
ピンドルのワーブに当接しないような寸法に設定されて
いる。このような構成を保証するために、転向ローラは
接線ベルト6を案内するするその周面でもって、 −転向ローラ11,12に隣接しているスピンドル13
のワーブに接する、しかもスピンドルに相対し存在して
いる側での接線16に、 −スピンドル13のワーブとの接線16の接触点間の真
っ直ぐな区間18−この接線はこの真っ直ぐな区間18
からa/2の間隔を有している−に対する平行線17
に、−転向ローラ11,12に隣接しているスピンドル
13の縦軸線を中心とした半径(W+a)(式中Wはス
ピンドル13のワーブの直径を、そしてaは一方では可
能な限り小さい、しかし他方では約5mmより小さくな
ければならない間隔を意味する。)の円弧19に、接線
方向で接する。
【0011】図3から認められように、転向ローラ1
1,12はこれらを支承する軸20により、各々一つの
スライダ21内に支承されている。このスライダはスピ
ンドルレール23内の溝22内でスピンドルの列に対し
て横方向で摺動可能である。スライダ21は下側に切欠
き24を備えており、この切欠き内にスピンドルレール
23内に固定されているピン25が突出しており、この
ピンは切欠き内に突出している領域内にねじ孔を備えて
いる。このねじ孔を貫通して調節ねじ26が延在してお
り、この調節ねじの頭部はスライダ21の端面に支持さ
れている。スライダ21はこのスライダ21内の長孔を
経て延在していてかつスピンドルレール23内のねじ孔
にねじ込み可能な二つの締付けねじ27によりスピンド
ルレールに締付け固定されている。
【0012】調節を行うために、スライダ21は、二つ
の締付けねじ27が緩められた後、調節ねじ26により
接線ベルト6の引張り力に抗して、図3と図4に示すよ
うに、左側に押される。これにより、転向ローラ11,
12に直かに隣接しているスピンドル13のワーブに対
する接線ベルト6の圧接力が調節され、従ったこれらの
スピンドルは一方では接線ベルト6により確実に帯行さ
れ、他方ではここに図示しなかったスピンドル制動部に
より確実に制動される。
【0013】
【発明の効果】本発明による接線ベルトとスピンドル列
のスピンドルワーブとの幾何学的な駆動力の態様により
スピンドルの接線ベルトによる確実な帯行と、スピンド
ル制動部による確実に制動とが達せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接線ベルトの本発明による走行態様を採用した
リング精紡機の概略図である。
【図2】接線ベルトの転向位置の平面図である。
【図3】転向ローラを調節するための装置を備えたスピ
ンドルレールの断面図である。
【図4】図3のスピンドルレールの平面図である。
【符号の説明】
1 リング精紡機 2 始端機械枠組 3 終端機械枠組 4,5 スピンドル列 6 接線ベルト 7 角偶転向ローラ 8 駆動位置 9 電動モータ 10 駆動プーリ 11,12 転向ローラ 13 スピンドル 14 板ばね 15 押圧ローラ 16 接線 17 平行線 18 中間区間 19 円弧 20 軸 21 スライダ 22 スピンドルレール内の溝 23 スピンドルレール 24 スライダ内の切欠き部 25 スピンドルレールのピン 26 調節ねじ 27 締付けねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接線ベルトがその長手方向に沿った多数
    の位置でそれぞれ一つの転向ローラ対を経てスピンドル
    列に対して後方に位置ずれして設けられている駆動プー
    リへと転向されている、少なくとも一つの接線ベルトに
    より駆動されるスピンドルを備えたリング精紡機におい
    て、駆動位置(8)に位置する転向ローラ(11,1
    2)がスピンドル列(4,5)の二つの隣接しているス
    ピンドル(13)の相互の間隔内に設けられていること
    を特徴とするリング精紡機。
  2. 【請求項2】 転向ローラ(11,12)の直径が、こ
    れらの転向ローラがその接線ベルト(6)の作用を受け
    る周面で以下に述べる線、即ち −ワーブに相対している接線の側面での両スピンドル
    (13)−これらのスピンドルの間で接線ベルト(1
    6)が駆動位置(8)に導かれている−のワーブに接す
    る接線(16)に、 −接線(16)のスピンドル(13)のワーブとの接触
    点間の直線上の中心垂線からa/2の間隔での平行線
    (17)に、 −転向ローラ(11,12)に隣接しているスピンドル
    (13)の回転軸を中心とした、直径(W+a)を有す
    る円弧(19)(式中Wはスピンドルのワーブの直径、
    そしてaは可能な限り小さい、しかし約5mmより小さ
    くない間隔を意味する。)に、ほぼ接線方向で接するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    リング精紡機。
  3. 【請求項3】 転向ローラ(11,12)がスピンドル
    列(4,5)に対して横方向で調節可能であることを特
    徴とする請求項1に記載のリング精紡機。
  4. 【請求項4】 各々の転向ローラ(11,12)がスラ
    イダ(21)内に保持されており、このスライダがスピ
    ンドルレール(23)内の溝(22)内をスピンドル
    (13)のスピンドル列(4,5)に対して横方向で摺
    動可能であり、このスライダの位置がスピンドルレール
    とスライダに支持されている調節ねじ(26)により調
    節可能であることを特徴とする請求項1に記載のリング
    精紡機。
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