JPH082309A - 貨物自動車における牽引装置 - Google Patents

貨物自動車における牽引装置

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JPH082309A
JPH082309A JP13683994A JP13683994A JPH082309A JP H082309 A JPH082309 A JP H082309A JP 13683994 A JP13683994 A JP 13683994A JP 13683994 A JP13683994 A JP 13683994A JP H082309 A JPH082309 A JP H082309A
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JP
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self
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vehicle
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JP13683994A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Horie
博元 堀江
Hiroyuki Ogura
廣行 小倉
Nobuhisa Adachi
宜久 足立
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後方に傾倒できる荷台にチエン装置を設け、
このチエン装置により荷台上を自走する自走車両を牽引
してこれを荷台上に積込むようにした貨物自動車におい
て、自走車両の車輪がスリップして横すべりすることが
ないようにして積込作業を安全、確実に行なう。 【構成】 後方に傾動可能な荷台2にその前後方向に沿
って、前後に強制駆動される無端状チエン29を設け、
このチエン29の途中にガイド部材31に沿ってスライ
ドするスライダ33を連結し、このスライダ33に、積
載すべき自走車両に結着される牽引ワイヤを係脱自在に
係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は後方に傾動した荷台上に
自走車両等の積載物を牽引して搭載するようにした貨物
自動車における牽引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来荷台をジャッキの伸長作動により後
方に傾倒できるようにすると共に荷台の後端に設けた歩
み板を荷台と地上間に橋渡して建機等の自走車両を自走
させつつ荷台上に積込むようにした貨物自動車は既に公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記貨物自動
車の荷台上に自走車両を自走させて積込む際に、その自
走車両が比較的軽量な場合には、その車輪が傾斜した荷
台上でスリップして横すべりすることがあり、危険であ
るばかりでなく積込効率が低下するという課題がある。
【0004】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、荷台上に比較的軽量な自走車両等の積載物を自走さ
せて積込む際に、その積載物の車輪がスリップして横す
べりすることがないようにした、新規な貨物自動車にお
ける牽引装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1記載の発明の特徴とするところは、後方に傾倒し
た荷台上に積載物を搭載できるようにした貨物自動車に
おいて、前記荷台には、その前後方向に往復駆動される
移送帯を配設し、この移送帯の適所に、前記荷台にその
前後方向に沿って設けたガイド部材に案内されて移動し
得るスライダを設け、該スライダに前記積載物に結着さ
れる牽引ワイヤと係脱自在に係合し得る係止部材を設け
たことにある。
【0006】また前記目的達成のため、請求項2記載の
発明の特徴とするところは、前記請求項1記載のものに
おいて、前記ガイド部材は前記スライダが前記荷台から
浮き上がることなく該荷台の前後方向に移動するように
案内することである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0008】図1は、本発明装置を備えた貨物自動車の
全体側面図、図2は、図1の2線矢視平面図、図3は、
図2の3−3線に沿う拡大断面図、図4は、図3の4線
矢視図、図5は、図4の5−5線に沿う断面図、図6
は、図3の6−6線に沿う断面図、図7は、図2の7−
7線に沿う拡大断面図、図8は本発明装置の作用図であ
る。
【0009】図1〜7において、貨物自動車Vは前、後
車輪3,4の懸架される車体枠1上に、平坦な荷台2が
架設され、その前部に運転席5が装設される。前記荷台
2はサブフレーム21 上に平坦なデッキ板22 を敷設
し、さらにその上にフロアボード23 を敷設して構成さ
れている。
【0010】運転席5の直後において車体枠1にはジャ
ッキ6が装設され、このジャッキ6の伸長作動によれ
ば、車体枠1を運転席5とともに後方に傾動できるよう
になっている。また荷台2の前部には門型の支持フレー
ム7が一体に立設されており、この支持フレーム7にウ
インチ8が横架されるとともにその下方にシーブ9が軸
支されている。前記ウインチ8から繰り出されるウイン
チワイヤ10はウインチフック12を設けたフックフレ
ーム11に軸支される他のシーブ13および前記シーブ
9を経由したのち前記フックフレーム11に結着されて
おり、前記ウインチワイヤ10の繰込作動により前記ウ
インチフック12は荷台2の前方に牽引される。
【0011】荷台2の後端には、トルク軸15が回転可
能に横架されており、このトルク軸15には、第一リン
ク16を介して荷台2に軸支される第一シリンダ17が
連結され、さらにまた前記トルク軸15には第二リンク
18を介して歩み板19が連結され、該歩み板19と第
二リンク18間には第二シリンダ20が連結されてい
る。そして前記第一、第二シリンダ17,20の順次作
動により前記歩み板19は荷台2上に折畳まれる格納位
置と、荷台2と地上との間に張出される使用位置との間
を起伏回動されるようになっている。而して前記歩み板
19の作動手段は本発明の要旨ではないので、その詳細
な説明を省略する。
【0012】図6に明瞭に示すように、前記荷台2のデ
ッキ板22 の下方には、その左右方向中央部に、その全
長にわたって収容部22が形成され、この収容部22に
チエン装置Cが収容されている。次にこのチエン装置C
の構造を詳細に説明する。
【0013】前記収容部22の前部にはベースプレート
23が前後方向に位置調節可能にボルト止めされ、この
ベースプレート23に減速機付油圧モータ24が支持さ
れており、このモータ24の縦方向に延びる原動軸25
には駆動スプロケット26が略水平に固着されている。
そしてこの油圧モータ24は貨物自動車Vの走行用エン
ジン(図示せず)よりPTOを介して駆動される油圧ポ
ンプにより作動されるようになっている。
【0014】なお、前記減速機付油圧モータ24は他の
駆動源により駆動するようにしてもよい。
【0015】図7に明瞭に示すように、前記荷台2の後
端には、前記駆動スプロケット26に対応して被動スプ
ロケット27が後方下向きに傾斜させて回転自在に支持
され、さらにこの被動スプロケット27に近接させて一
対の案内スプロケット28が略水平軸線回りに回転自在
に支持されている。前記駆動スプロケット26には、移
送体としての無端状チエン29が懸回されており、この
チエン29は荷台2のデッキ板22 上をこれと略平行に
後方に延長され、前記一対の案内スプロケット28を経
由して前記被動スプロケット28に懸回されており、前
記油圧モータ24の駆動により正逆駆動される。
【0016】図4〜6に明瞭に示すように前記荷台2に
は、そのフロアボード23 を切欠いてそのデッキ板22
上に前後方向に延びる2条の長溝301 ,302 が形成
されており、一方の長溝301 内に、デッキ板22 に固
着される上面を開放した断面チャンネル状のガイド部材
31が収容されており、このガイド部材31内には、前
記無端状チエン29の一側が移動可能に収容され、また
前記長溝302 内には前記無端状チエン29の他側が移
動可能に収容されている。そして前記ガイド部材31内
に在る無端状チエン29の一側の途中にはスライダ33
が連結されている。このスライダ33は断面チャンネル
状のガイド部材31内に前後方向に摺動自在に収容され
ており、前記ガイド部材31の、左右上縁の内向きに屈
曲するフランジ片311 と衝合して前記スライダ33に
上向きの力が作用してもスライダ33が浮き上がること
がないようになっている。前記スライダ33には、荷台
2上に突出する、環状の係止部材34が鉛直軸回りに転
向可能かつ前後方向に揺動可能に支持されており、この
係止部材34には、前記ウインチ8のウインチフック1
2が係脱自在に係合され、さらに図8に示すように荷台
2上に積込まれる自走車両V′に結着される牽引ワイヤ
40先端の牽引フック41が係脱自在に係合されるよう
になっている。前記ガイド部材31の前端には、前記ス
ライダ33の抜止め用のストッパ35が固着され、また
その後端は前記スライダ33の抜止め用に絞り加工がな
されている。
【0017】次にこの実施例の作用を主に図8を参照し
て説明する。
【0018】いま前、後車輪3、4が地上に接地され、
歩み板19が荷台2上に折り畳まれた格納位置にある貨
物自動車Vの走行状態より、ジャッキ6を伸長作動して
貨物自動車V全体を、後方に傾倒し、さらに前記歩み板
19を格納位置から使用位置へと反転作動する。これに
より貨物自動車Vは積込準備状態となる。
【0019】次に油圧モータ24の駆動により移送体と
しての無端状チエン29を一方向に駆動すれば、スライ
ダ33は、ガイド部材31に案内されて荷台2の後方に
自動送りされる。ここで荷台2上に積載すべき自走式高
所作業車すなわち比較的軽量な自走車両V′に結着され
る牽引ワイヤ40先端の牽引フック41を係止部材34
に係合する。
【0020】次に自走車両V′を貨物自動車Vの後方か
ら該車両Vに向けて自走させると同時に油圧モータ24
を駆動により無端状チエン他方向に駆動すれば、自走車
両V′は、その自走によるそれ自体の登坂力と、チエン
装置Cによる牽引力とにより傾斜した荷台2上に積込ま
れる。そしてこの積込過程において係止部材34に浮き
上がり方向の力Fが作用しても、これを取付けているス
ライダ33がガイド部材31のフランジ片311 と衝合
してその浮上がりが阻止されるので、前記係止部材34
はスライダ33と共にガイド部材31に案内されて円滑
に移動することができ、前記自走車両V′が軽量であっ
てもスリップして横すべりすることなく、これを軽快、
円滑に荷台2上に積込むことができる。
【0021】また積込まれた自走車両V′の牽引フック
41を係止部材34から外し、チエン装置Cの無端状チ
エン29を一方向に駆動すれば、スライダ33は荷台2
の後方に移動して、他の自走車両等の牽引用として待機
させることができる。
【0022】次に故障して自走できない車両や自走の能
力のない積載物を荷台2上に積込む場合には、本発明の
牽引装置による牽引能力が不足するので、前記ウインチ
(8)を利用して該積載物の荷台2上への積込みが行な
われる。この場合、油圧モータ24の作動により無端状
チエン29を他方向に駆動してスライダ33を荷台2の
前部に自動送りして、その係止部材34にウインチワイ
ヤ10先端のウインチフック12を係合した後、前記無
端状チエン29を一方向に駆動すれば、図8に2点鎖線
で示すようにスライダ33は、その係止部材34にウイ
ンチフック12を係合したままガイド部材31に案内さ
れて荷台2の後方に自動送りされる。ここでウインチフ
ック12を係止部材34から外して、そのウインチフッ
ク12を、故障した車両あるいは自走不能な積載物に取
付ける。
【0023】その後ウインチ8を駆動すれば、故障した
車両あるいは自走不能な積載物は傾斜した荷台2上に積
込まれる。
【0024】以上のように、ウインチ8により積載物を
牽引してこれを荷台上に積込む場合には、該ウインチ8
のウインチフック12を荷台2の後部に自動送りするこ
とができ、人手によるウインチフック12の、荷台2後
方への引出し作業が不要となり、荷台2上への積載物の
積込作業能率の改善が図れる。
【0025】自走車両V′や故障した車両の荷台2上へ
の積込完了後は、使用位置に張出されている歩み板19
を荷台2上の格納位置に折畳み、またジャッキ6を収縮
作動して前車輪3を地上に接地させれば、貨物自動車V
は走行状態となる。
【0026】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば本発明
装置は荷台だけを後方に傾倒できるようにした貨物自動
車にも実施でき、また非自走積載物の積込にも使用し得
ることは勿論であり、また無端状チエンに代えてこれと
同効の移送体を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、後方に傾倒した荷台上に積載物を搭載できるよう
にした貨物自動車において、前記荷台には、その前後方
向に往復駆動される移送帯を配設し、この移送帯の適所
に、前記荷台にその前後方向に沿って設けたガイド部材
に案内されて移動し得るスライダを設け、該スライダに
前記積載物に結着される牽引ワイヤと係脱自在に係合し
得る係止部材を設けたので、荷台上に積載物を自走させ
て積込む際に、その積載物がスリップして横すべりする
ことがなく、該積載物を安全、確実に荷台上に積込むこ
とができる。
【0028】また本請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1記載のものにおいて、前記ガイド部材は前記ス
ライダが前記荷台から浮き上がることなく該荷台の前後
方向に移動するように案内するので、前記スライダに浮
き上がり方向の力が作用しても該スライダは常にガイド
部材に案内されて荷台を前後に円滑、軽快に移動するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた貨物自動車の全体側面図
【図2】図1の2線矢視平面図
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図
【図4】図2の4線矢視平面図
【図5】図4の5−5線に沿う断面図
【図6】図3の6−6線に沿う断面図
【図7】図2の7−7線に沿う拡大断面図
【図8】本発明装置の作用図
【図9】図8の9部の拡大図
【符号の説明】
2・・・・・・荷台 29・・・・・無端状チエン(移送体) 31・・・・・ガイド部材 33・・・・・スライダ 34・・・・・係止部材 40・・・・・牽引ワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方に傾動した荷台(2)上に積載物を
    搭載できるようにした貨物自動車において、前記荷台
    (2)には、その前後方向に往復駆動される移送帯(2
    9)を配設し、この移送帯(29)の適所に、前記荷台
    (2)にその前後方向に沿って設けたガイド部材(3
    1)に案内されて移動し得るスライダ(33)を設け、
    該スライダ(33)に前記積載物に結着される牽引ワイ
    ヤ(40)と係脱自在に係合し得る係止部材(34)を
    設けたことを特徴とする、貨物自動車における牽引装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材(31)は前記スライダ
    (33)が前記荷台(2)から浮き上がることなく該荷
    台(2)の前後方向に移動するように案内することを特
    徴とする、貨物自動車における牽引装置。
JP13683994A 1994-06-20 1994-06-20 貨物自動車における牽引装置 Pending JPH082309A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045914A1 (ja) 2012-09-19 2014-03-27 富士フイルム株式会社 圧電デバイス及びその使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014045914A1 (ja) 2012-09-19 2014-03-27 富士フイルム株式会社 圧電デバイス及びその使用方法

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