JPH08230153A - カール防止装置 - Google Patents
カール防止装置Info
- Publication number
- JPH08230153A JPH08230153A JP3867395A JP3867395A JPH08230153A JP H08230153 A JPH08230153 A JP H08230153A JP 3867395 A JP3867395 A JP 3867395A JP 3867395 A JP3867395 A JP 3867395A JP H08230153 A JPH08230153 A JP H08230153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction port
- paper
- curl
- preventing device
- vacuum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空円筒状本体に開口するスリット状の吸引
口を印刷紙サイズに応じて調整可能とした。 【構成】 互いに近接して平行に配設された2本の真空
円筒状本体4の近接面上部にスリット状の吸引口6を設
けたカール防止装置において、前記スリット状の吸引口
6内に軸方向でかつ互に反対方向に移動する1対の仕切
板1を設けたことを特徴とする。
口を印刷紙サイズに応じて調整可能とした。 【構成】 互いに近接して平行に配設された2本の真空
円筒状本体4の近接面上部にスリット状の吸引口6を設
けたカール防止装置において、前記スリット状の吸引口
6内に軸方向でかつ互に反対方向に移動する1対の仕切
板1を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉印刷機の印刷紙のカ
ールを防止するカール防止装置に関する。
ールを防止するカール防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカール防止装置は例えば図4に示
すように互いに近接して平行に配設された2本の真空円
筒4の近接面上部にスリット状の吸引口6が設けられ、
この吸引口の巾は通常その印刷機で印刷される最大印刷
紙7の巾以上に設定されている。
すように互いに近接して平行に配設された2本の真空円
筒4の近接面上部にスリット状の吸引口6が設けられ、
この吸引口の巾は通常その印刷機で印刷される最大印刷
紙7の巾以上に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷紙7のカールとは
図6に示すように印刷面の反対側に反り返ることを云
い、印刷時の印刷紙7の伸びが表裏で異なることによっ
て生ずる。したがって画線率(インキの付着面積比)の
大きい程カールは顕著に現れる。これは最終パートの紙
積み段階において印刷紙7を正確に揃えて積むことの大
きな障害となるため、紙積み前には発生したカールを取
り除く必要がある。
図6に示すように印刷面の反対側に反り返ることを云
い、印刷時の印刷紙7の伸びが表裏で異なることによっ
て生ずる。したがって画線率(インキの付着面積比)の
大きい程カールは顕著に現れる。これは最終パートの紙
積み段階において印刷紙7を正確に揃えて積むことの大
きな障害となるため、紙積み前には発生したカールを取
り除く必要がある。
【0004】従来のデカーラはカールした印刷紙7を元
の平紙に戻すため2本の真空発生円筒4の対面する一部
を切り欠いて吸引口6を設け、真空吸引法によって強制
的にカール面の反対方向に印刷紙7を引きつけて曲げる
(反らす)ことで平紙に戻すようになされている。通常
この防止装置は紙巾方向に設置されており、その印刷機
で印刷し得る最大紙の巾以上に設定されている。
の平紙に戻すため2本の真空発生円筒4の対面する一部
を切り欠いて吸引口6を設け、真空吸引法によって強制
的にカール面の反対方向に印刷紙7を引きつけて曲げる
(反らす)ことで平紙に戻すようになされている。通常
この防止装置は紙巾方向に設置されており、その印刷機
で印刷し得る最大紙の巾以上に設定されている。
【0005】最近の印刷機械はサイズの異なる紙を印刷
することが多く、紙巾が小さくなる場合、従来のカール
防止装置では、防止効果は半減してしまう。これは装置
の切り欠きである真空吸引口6が、印刷紙が小さいがた
めにふさがれずオープン状態になり必要部分の真空圧が
減じ、吸引による印刷紙の曲げ(反り)直し効果が少な
くなるためである。
することが多く、紙巾が小さくなる場合、従来のカール
防止装置では、防止効果は半減してしまう。これは装置
の切り欠きである真空吸引口6が、印刷紙が小さいがた
めにふさがれずオープン状態になり必要部分の真空圧が
減じ、吸引による印刷紙の曲げ(反り)直し効果が少な
くなるためである。
【0006】本発明は紙のサイズが異なっても、真空圧
が減ずることなく、カール防止効果を発揮するようにす
ることを目的とする。
が減ずることなく、カール防止効果を発揮するようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は互いに近接して平行に配設された2
本の真空円筒状本体の近接面上部にスリット状の吸引口
を設けたカール防止装置において、前記スリット状の吸
引口内に軸方向でかつ互に反対方向に移動する1対の仕
切板を設けたことを特徴とする。
めの本発明の構成は互いに近接して平行に配設された2
本の真空円筒状本体の近接面上部にスリット状の吸引口
を設けたカール防止装置において、前記スリット状の吸
引口内に軸方向でかつ互に反対方向に移動する1対の仕
切板を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】そして本発明は上記の手段により、吸引口は、
仕切板によって印刷される印刷紙の巾に自由に設定され
るため、真空吸引能力を減ずることなくカール防止機能
を発揮できる。
仕切板によって印刷される印刷紙の巾に自由に設定され
るため、真空吸引能力を減ずることなくカール防止機能
を発揮できる。
【0009】
【実施例】図1に本発明の第1実施例を示す。カール防
止装置の本体4には従来例同様、印刷紙7を吸い付ける
吸引口6が設けてある。本発明ではこの吸引口6を印刷
紙7の紙巾に合わせてその吸引巾を変えるためにO−リ
ング2を備えた仕切板1を1対設けた。
止装置の本体4には従来例同様、印刷紙7を吸い付ける
吸引口6が設けてある。本発明ではこの吸引口6を印刷
紙7の紙巾に合わせてその吸引巾を変えるためにO−リ
ング2を備えた仕切板1を1対設けた。
【0010】この仕切板1は円筒状本体4の内面に沿っ
てスライドするためにネジ溝を持つ中央シャフト8によ
って支持され、中央シャフト8の回転によってスライド
する構造である。中央シャフト8は装置本体4の中央部
を基準に左右でネジ溝方向が異なる。この結果、中央シ
ャフト8の回転により1対の仕切板1は逆の動きとなり
紙巾に合わせた動きが可能となる。中央シャフト8は本
体4の両端部の止め具10に保持され、片端面には中央
シャフト8の回転用ハンドル9が取り付けてある。
てスライドするためにネジ溝を持つ中央シャフト8によ
って支持され、中央シャフト8の回転によってスライド
する構造である。中央シャフト8は装置本体4の中央部
を基準に左右でネジ溝方向が異なる。この結果、中央シ
ャフト8の回転により1対の仕切板1は逆の動きとなり
紙巾に合わせた動きが可能となる。中央シャフト8は本
体4の両端部の止め具10に保持され、片端面には中央
シャフト8の回転用ハンドル9が取り付けてある。
【0011】仕切板1の回転防止及び紙端面からの空気
流入防止を目的として吸引口6に沿った形で廻り止め3
がボルト33で仕切板1に取り付けてある。したがっ
て、中央シャフト8を回転さすことによりスムーズに仕
切板1がスライドすることになる。真空排気は排気管5
より行なわれる。以上の構成により紙巾の小さい紙7′
でも回転ハンドル9を回転さすことにより仕切板1′の
位置を変えることが出来、吸引能力を落すことはない。
流入防止を目的として吸引口6に沿った形で廻り止め3
がボルト33で仕切板1に取り付けてある。したがっ
て、中央シャフト8を回転さすことによりスムーズに仕
切板1がスライドすることになる。真空排気は排気管5
より行なわれる。以上の構成により紙巾の小さい紙7′
でも回転ハンドル9を回転さすことにより仕切板1′の
位置を変えることが出来、吸引能力を落すことはない。
【0012】尚、カール防止装置は2本の本体を組合せ
て構成され、中央シャフトの回転には、2本の本体の軸
同志をチェンで連結させることで、同時スライドが可能
となる。尚、シール材であるO−リング2の替わりに図
3に示すような、例えばゴム板22等の柔軟なシート状
のシール材を用いても効果を損なうことはない。
て構成され、中央シャフトの回転には、2本の本体の軸
同志をチェンで連結させることで、同時スライドが可能
となる。尚、シール材であるO−リング2の替わりに図
3に示すような、例えばゴム板22等の柔軟なシート状
のシール材を用いても効果を損なうことはない。
【0013】尚図1は、紙サイズ変更に当って手動式の
回転ハンドル9を用いたものであるが、紙サイズをあら
かじめ検知又は入力することにより、回転ハンドル9に
換る変速機付モータ9′等にて自動的に紙サイズセット
できるシステムを構築することも可能となる。
回転ハンドル9を用いたものであるが、紙サイズをあら
かじめ検知又は入力することにより、回転ハンドル9に
換る変速機付モータ9′等にて自動的に紙サイズセット
できるシステムを構築することも可能となる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によるときは真空円筒
状本体に開口するスリット状の吸引口内に軸方向で且つ
反対方向に移動する1対の仕切板を設けたものであるか
ら、吸引口は仕切板によって自由に印刷紙のサイズに合
せて調整できるため、無用な吸引口の開口部を除くこと
ができ、したがって吸引能力を維持することで印刷紙に
生ずるカールを防止できる効果を有する。
状本体に開口するスリット状の吸引口内に軸方向で且つ
反対方向に移動する1対の仕切板を設けたものであるか
ら、吸引口は仕切板によって自由に印刷紙のサイズに合
せて調整できるため、無用な吸引口の開口部を除くこと
ができ、したがって吸引能力を維持することで印刷紙に
生ずるカールを防止できる効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2の他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】印刷紙の斜視図である。
【符号の説明】 1 仕切板 4 真空円筒状本体 6 吸引口
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに近接して平行に配設された2本の
真空円筒状本体の近接面上部にスリット状の吸引口を設
けたカール防止装置において、前記スリット状の吸引口
内に軸方向でかつ互に反対方向に移動する1対の仕切板
を設けたことを特徴とするカール防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3867395A JPH08230153A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | カール防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3867395A JPH08230153A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | カール防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08230153A true JPH08230153A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12531801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3867395A Withdrawn JPH08230153A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | カール防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08230153A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009110512A1 (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-11 | 三菱重工業株式会社 | カール除去装置及び片面/両面兼用枚葉印刷機 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3867395A patent/JPH08230153A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009110512A1 (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-11 | 三菱重工業株式会社 | カール除去装置及び片面/両面兼用枚葉印刷機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |