JPH08229447A - イオン化システム - Google Patents

イオン化システム

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JPH08229447A
JPH08229447A JP1450596A JP1450596A JPH08229447A JP H08229447 A JPH08229447 A JP H08229447A JP 1450596 A JP1450596 A JP 1450596A JP 1450596 A JP1450596 A JP 1450596A JP H08229447 A JPH08229447 A JP H08229447A
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electrode
needle
ionization
ionizing
electrostatic
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JP1450596A
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Yamin Ma
ヤーミン・マ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/053Arrangements for supplying power, e.g. charging power
    • B05B5/0533Electrodes specially adapted therefor; Arrangements of electrodes
    • B05B5/0535Electrodes specially adapted therefor; Arrangements of electrodes at least two electrodes having different potentials being held on the discharge apparatus, one of them being a charging electrode of the corona type located in the spray or close to it, and another being of the non-corona type located outside of the path for the material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/053Arrangements for supplying power, e.g. charging power
    • B05B5/0533Electrodes specially adapted therefor; Arrangements of electrodes

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  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い印加電圧によって非常に強い静電場強度
を実現できる静電式イオン化システムの提供。 【解決手段】 スプレイガン10に関連して利用される
静電式イオン化システムは、スプレイガン10のスプレ
イパターン24の中心近傍に配置された導電性ニードル
20を有している。このニードル20は、約250マイ
クロメートル以下の直径を有する。ニードル20の先端
は尖っていて、約50マイクロメートル以下の曲率半径
を有している。第2の電極18が、ニードル20から約
1センチメートル離れて配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、霧化装置やコー
ティング用アプリケータのための静電気帯電システムに
関し、詳しくは、静電式ペイントアプリケータに関連し
て利用されるイオン化システムに関する。この静電式ペ
イントアプリケータとしては、手持ち式のスプレイガ
ン、遠隔制御によって作動する自動式スプレイガン或い
はペイント粉末アプリケータが有る。また、この発明
は、主として非導電性の液体及び粉末を塗布するときに
有用であるが、この発明の原理は、導電性の液体をスプ
レイする場合にも使用可能である。
【0002】
【従来の技術】静電式スプレイでは、静電場が、スプレ
イガンとスプレイされるターゲットあるいは物体との間
の近傍に形成されることが好ましい。噴霧された粒子は
この静電場の中を通過し、それぞれの粒子は場の中を通
過するときに電荷を帯びる。こうして、帯電した粒子が
スプレイされる物体へ引き付けられるようになる。スプ
レイされる物体は一般にアースへ接地されており、すな
わちゼロボルト電位に維持されていて、接地されている
物体と帯電した粒子との間に引きつけ力が生じるように
なっている。このプロセスによって、スプレイされた粒
子を非常に高い割合で、スプレイしようとする物体の方
へ実際に導き、その結果としてスプレイの効率を従来の
方法に比べて大きく改善することが可能である。
【0003】一般的な静電式スプレイシステムにおいて
は、イオン化するための電極はスプレイガンのスプレイ
オリフィスの近傍に設置され、塗装しようとする物体は
接地電圧に維持されて、イオン化用電極と物体との間に
静電場が形成される。二つの電極の間の距離は約30.
5cm(1フィート)のオーダである。従って、十分な強
さの静電場を発生して多数のイオン/粒子相互作用を生
じさせ、ペイント粒子とターゲットとの間に十分な大き
さの引きつけ力を発生させるためには、スプレイガン電
極へ印加される電圧は必然的に極めて高いものでなけれ
ばならない。スプレイ作業において適切な効率を達成す
るために、スプレイガンの電極へ60,000〜100,000 ボル
ト(60〜100 kv)のオーダの静電気電圧を印加するこ
とは珍しいことではない。一般に、50マイクロアンペ
アのオーダのイオン化電流が、接地されている物体と、
スプレイガン電極との間に流れる。
【0004】上述したタイプの静電気システムは、しば
しばコロナ帯電システムと呼ばれる。その理由は、この
ときの電場強度においては、電極からコロナ電流が発生
するからである。電極は、その近傍の空気をイオン化
し、イオン化された領域の中を通過する噴霧ペイント粒
子はイオン化された電荷を帯び、コーティングしようと
する接地された、すなわち中性電位にある物体へより容
易に引き付けられるようになる。このプロセスの効率
は、スプレイガンとターゲットとの間を一般的な粒子が
通過するとき、この粒子へ付くイオンの数nによって、
以下の関係によって決まる。 n=k*E*t*I ここで、 n=粒子当りのイオン電荷の数 k=定数 E=帯電領域における電場の強さ t=粒子が帯電領域に滞在する時間 I=帯電領域におけるイオン濃度 帯電領域における電場の強度は、電極の近傍(帯電領
域)にある空気をイオン化して上述したコロナ電流を発
生するのに十分な大きさでなければならない。
【0005】主要な霧化力が圧縮空気、油圧、遠心力の
いずれによって発生される場合でも、静電気電圧帯電シ
ステムをスプレイガンに適用することができる。どの場
合にも、イオン化電極は霧化が行われる箇所か、あるい
はその近傍に設置されており、できる限り多くの霧化粒
子がイオン化領域を通過するようになっていることが好
ましい。静電式イオン化システムは、導電性ペイントに
も非導電性ペイントにも使用することができる。しか
し、導電性ペイントの場合には、ペイントを霧化する箇
所の前の液体ペイントのコラムの中に導電性経路が形成
されないように、慎重に静電式イオン化システムを設置
する必要があろう。従来、十分な性能を得るために最も
一般的に使用される静電電極構造は、ニードル形状であ
る。この構造によれば、ニードルの先端に非常に強い場
を形成することができる。この場合、ニードルは霧化領
域か、その近傍に設置される。従来、一般にこれらのニ
ードルは硬化されたスチール材料(しばしばステンレス
スチール)から形成されている。ニードルの直径は一般
に約0.5ミリメートル(mm)であり、ノズルから約2
〜6mmの距離だけ前方へ突き出している。これらのニー
ドルは一般に適当な長さに切断された線材から形成され
ているが、ニードルの先端を尖らせる試みはなされてい
ない。多くの場合、ニードルの端部は丸くなっている。
こうしたニードルに印加される電圧は通常40〜100
kvの範囲であり、この電圧でニードルの近傍に比較的
強い静電場が形成される。このとき、静電場の電気力線
はニードルと、塗装しようとする通常は接地されている
物体との間に形成される。ボルト/センチメートル(v
/cm)で表される場の勾配は、ニードルへ印加される
電圧を、場が形成される第2の電極(通常は物体)まで
の間の距離(センチメートル単位)で割ることによって
求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】静電式スプレイの分野
においては、従来使われているよりもずっと低い印加電
圧によって非常に強い静電場強度を実現できるような構
造を実現できれば、非常に有利である。例えば、印加電
圧を60kvから15kvまで下げると、電圧発生回路
の技術的な設計が非常に簡単化され、好ましくない外部
の影響から静電場をシールドする複雑さは少なくなり、
システムを動作させるときの全体的な安全性が向上す
る。適切な静電気システムの設計に影響する要因として
は、各電極間の距離や、電極の形状、噴霧されたスプレ
イに対する電極の位置、システムによってスプレイされ
る材料の種類などがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ニードルの
形状を制御することによって、また第2の電極に対する
ニードル電極の設置を制御することによって、静電式ス
プレイシステムのための十分な静電場強度Eを達成でき
るような構造を提供するものである。ニードルの直径
は、約250マイクロメータ(μm)以下に選択され
る。ニードル先端は、約50マイクロメータ(μm)以
下の曲率半径で尖らせている。電極の間隔は、約1.5
センチメートル(cm)に設定されていることが好まし
い。ニードルは、このニードルが取付けられている特定
のスプレイガンの噴霧領域の比較的中央に近いところに
配置される。このような静電気システムでは、約15k
vの印加電圧によって、20〜50マイクロアンペア
(μa)の範囲のイオン化電流を発生できる。
【0008】
【発明の目的及び利点】この発明の主な目的及び利点
は、従来の周知のものに比べてかなり低い印加電圧によ
って静電気イオン化電場を実現することのできる、スプ
レイガンのための静電気システムを提供することであ
る。この発明の別の目的及び利点は、比較的短い距離に
わたって、スプレイガンの噴霧領域に強い場が形成され
るような静電気システムを提供することである。この発
明のさらに別の目的及び利点は、約250マイクロメー
タ(μm)以下の直径と尖った先端を有するニードルに
よって、制御された状態で非常に強い静電場を提供する
ことである。上述した目的や利点、またその他の目的や
利点は、以下の説明や特許請求の範囲、そして添付され
ている図面から明かになろう。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1はこの発明に関連する典型的な静電式
スプレイガンを示す斜視図である。静電式のスプレイガ
ン10は、給送チューブ16を介して供給された液体
を、ノズル12を介してスプレイするために手動で操作
されるトリガ14を有している。静電気高電圧は、スプ
レイガンの中に設けられた高電圧電源から内部的に供給
されるか、あるいはケーブル15を介してスプレイガン
へ供給される。こうして、ノズル12の中のニードル2
0上に高電圧が印加される。接地されている一対の球形
の電極18が、ノズル12へ取付けられており、ニード
ル20と電極18との間に強い静電場が形成される。球
形の各電極18の直径は、ニードル20の直径の少なく
とも約10倍であることが必要である。霧化されたスプ
レイはノズル12の前部のオリフィスから放出され、ス
プレイパターン24に整形される。スプレイパターン2
4を形成する粒子は、これらの粒子がノズル12の中の
オリフィスから放出されるときにこれらの粒子が通過す
る静電場によって、それぞれがイオン化される。
【0010】図2はスプレイガン10へ取付けられた静
電式イオン化システムの別の実施例を示す図である。こ
の実施例においては、接地されているリング電極22が
ノズル12に取付けられ、このリング電極22はノズル
12内の霧化用のオリフィスを取り囲んでいる。ニード
ル20はリング電極22まで強い静電場を形成する。霧
化されてスプレイパターン24を形成するスプレイ粒子
は、これらの粒子がスプレイガン10から前方へ伝搬す
るときにイオン化電場の中を通過する。
【0011】図3は図1に示されているスプレイガンの
部分断面図である。ニードル20は液体バルブ19から
前方へ突き出している。液体バルブ19は、スプレイガ
ンの液体流路に介在されている。ニードル20は摺動可
能な電気コンタクト20Aを有している。この電気コン
タクトは管状抵抗23の中で可動になっている。管状抵
抗23は、導体17を介して高電圧カップラ15へ電気
的に接続されている。高電圧カップラ15は高電圧電源
へ接続されている。従って、高電圧は、高電圧カップラ
15と、導体17と、管状抵抗23と、摺動可能な電気
コンタクト20Aを介してニードル20へ伝えられる。
スプレイガン10の中の液体流路は、給送チューブ16
から、ノズルチャンバ25の中へ延びており、そしてオ
リフィス27の中を貫いている。圧縮空気は通路を介し
てエアーキャップチャンバ37の中へ供給されて外側へ
流れ、オリフィス27から放出される液体へ当り、液体
を霧化する。圧縮空気はさらに、エアーキャップ35内
の通路33を介して運ばれて、霧化された粒子の上へ当
たって、霧化された粒子を”偏平化(flatten) ”する、
すなわち狭いスプレイパターンに整形する。ニードル2
0の先端に形成された強い静電場は、ニードル20と、
接地されている球形の電極18との間に広がっている。
従って、ニードル20の尖った先端の近傍において非常
に強い静電場が形成されており、ニードル20のまわり
を通常前方へ流れる液体粒子をイオン化する。
【0012】図4は図2のスプレイガンの部分断面図で
ある。この図面においては、図3に示したと同様な部材
には同一符号が付してある。すべての面において、図4
のスプレイガン10は図3のスプレイガン10と同じよ
うに動作する。唯一の違いは、図4と図3の静電式イオ
ン化システムの構成である。図4においては、静電気の
ニードル20は接地されたリング電極22とで、強い静
電場を形成する。この静電場は、オリフィス27から放
出される霧化粒子の軸のまわりに均一に分散する。こう
して、霧化された粒子がニードル20を通りすぎるとき
に、これらの粒子が完全にイオン化されるようになって
いる。図4に示されているリング電極22は、当該分野
においては周知の方法によって、図3に示されている球
形の電極18と同様に、アース電位へ電気的に接続され
ている。
【0013】この発明の重要な成果は、これまで必要で
あると考えられてきたように40〜100kvの範囲の
静電電圧を必要とすることなく、非常に効率のよいコー
ティングプロセスを実現できる改善されたイオン化シス
テムを見い出したことである。これは、電極を、接地さ
れた電極から約2.54cm(1インチ)以下の範囲内に
設置する配置と、電極の構造を電極が非常に尖った先端
あるいは端部を有するようにすることによって実現され
る。これは、必要なイオン化電場強度が、電場がそこか
ら放出される電極の曲率半径の平方根に逆比例するとい
うことから導き出される。すなわち、ニードルとアース
との間に同じ電圧を印加したとき、尖った先端は、もっ
と丸い形状のものよりも先端のまわりに局所的にずっと
高い電場強度を形成することができる。電場強度が強い
と、先端からの電子の放出は多くなり、その結果、より
強いコロナ放電を介してより多数のイオンが発生され、
イオン化領域の中を通過するペイント粒子の帯電が増加
する。電圧電極と、接地電極との間の間隔を相対的に近
づけると、非常に強いイオン化領域が形成される。も
し、このイオン化領域が霧化領域内に位置するか、ある
いはその近傍に位置すると、高い電荷に帯電する粒子の
数も増加する。二つの電極の間の間隔が近いと、イオン
化領域の寸法は小さくなり、従って、粒子がイオン化領
域の中に留まる時間が短くなるが、この欠点は、イオン
化領域の中におけるイオン化濃度の増加によって相殺さ
れる。この発明のニードルへ約15kvの電圧を印加し
たときの正味の結果では、従来の静電式システムへ約1
00kvを印加したときと等価な粒子帯電が行われた。
【0014】この改良されたイオン化システムによって
発生されるコロナ電流は、50〜100マイクロアンペ
ア(50〜100μa)の範囲であり、尖った先端ある
いは端部からの放出点において加熱効果を生じる可能性
がある。従って、比較的高い融点を有する材料をニード
ル構造のために選択することが重要である。図5は、従
来から知られている一般的なニードルの部分拡大正面図
である。こうしたニードルは一般にステンレススチール
のような硬化されたスチールから形成されている。その
直径D1は通常、約0.5mmである。
【0015】図6はこの発明によるニードルの部分拡大
正面図である。このニードルは、摂氏2300度(℃)
以上の高い融点を有する合金から形成されていることが
好ましい。ニードル20を形成するのに好ましい材料は
タングステンであり、タングステンは 3,410℃の融点を
有している。ニードル20は直径D2を有している。こ
の直径D2は、約250マイクロメートル(μm)以下
であることが好ましい。ニードル20は曲率半径”R”
にまで先端が尖っている。半径”R”は50μm以下で
あり、25μm以下であることが好ましい。
【0016】図7はこの発明の別の実施例の断面図であ
る。図7に示されている実施例においては、各部材はほ
ぼ円筒形状を有しており、図面は各円筒部材の直径に沿
った断面である。エアーキャップ28は流体ノズル30
を取り囲む外側円筒部材を形成している。流体ノズル3
0とエアーキャップ28との間には一対の空気通路29
が延びている。流体ノズル30は対応する環状の液体通
路32を取り囲む環状の空気通路31を有している。液
体通路32の中心には接地されたロッド34が設けられ
ている。ニードル36は高電圧電源38へ接続されてい
る。ニードル36は、液体通路32から放出する液体粒
子の霧化領域内において、尖った先端を有している。液
体通路32の中を流れる液体は、空気通路31の中を流
れる圧縮空気の作用によって霧化される。霧化された粒
子は空気通路29からの空気によって”偏平化”され、
ニードル36の先端の近傍に、整形されたスプレイパタ
ーンを形成する。図8は、別の形の高電圧電極の実施例
全体を示している。この場合には、ニードル導体40は
高電圧電源38へ接続されているが、ニードル導体40
の端部は複数のブラシニードル42として形成されてい
る。ブラシニードル42はそれぞれが非常に細いワイヤ
である。これらのワイヤはそれぞれ約15μmの半径を
有する尖った先端を有している。ブラシニードル42の
先端は、スプレイノズル26から放出される粒子の霧化
領域に近接している。
【0017】図9は、ここに記載するところの静電式イ
オン化システムを利用したスプレイノズル44の別の実
施例を示している。エアーキャップ46は流体ノズル4
8を取り囲んでいる。流体ノズル48はオリフィス53
を有しており、オリフィス53は接地されているエアー
キャップ面50の中心を通って突出している。エアーキ
ャップ面50は金属製であり、アース(図示しない)へ
電気的に接続されている。エアーキャップ46は二つの
空気通路47を有している。空気通路47は、霧化パタ
ーンを整形するための圧縮空気を中に閉じ込めている。
さらに、空気通路54が流体ノズル48を取り囲んでい
る。空気通路54は霧化用の圧縮空気を、流体ノズル4
8の外側表面と、エアーキャップ面50との間で放出
し、こうして、オリフィス53から放出される液体粒子
を霧化する。液体粒子は液体通路49を介して流体ノズ
ル48の中へ流入する。一対のニードル電極52がエア
ーキャップ46から突出しており、高電圧の供給源(図
示しない)へ接続されている。ニードル電極52は、こ
の発明に関連して説明したタイプのものであり、非常に
小さな直径と、尖った先端とを有している。ニードル電
極52の各先端は、スプレイノズル44の霧化領域内に
配置されている。
【0018】図10は、この発明の原理を利用したさら
に別例のスプレイノズル58を示している。この場合に
は、エアーキャップ62が流体ノズル60を取り囲んで
おり、その間に空気通路63が形成されている。流体ノ
ズル60の中を流れる液体はオリフィス61を介して放
出される。空気通路63の中を流れる圧縮空気は、エア
ーキャップ62と流体ノズル60との間の領域におい
て、流体ノズル60を取り囲んでいる環状のオリフィス
61から放出される。ニードル電極64は流体ノズル6
0の中心を通って挿入され、電気的なアースへ接続され
ている。金属リング66がエアーキャップ62の前部周
辺に形成されている。金属リング66はスプレイノズル
のエアーキャップの一部として形成できる。金属リング
66は高電圧の供給源(図示しない)へ接続されてい
る。この実施例において、ニードル電極64はこの発明
に関連してここに記載したタイプのものであり、ニード
ル電極64の前端は、スプレイノズル58から放出され
る液体粒子の霧化領域内に配置されている。イオン化電
場は、ニードル電極64の先端と周辺の金属リング66
との間に形成され、均一なイオン化電場を形成する。噴
霧化された粒子はすべてこの均一なイオン化電場の中を
通過する。
【0019】運転時に、図示されている様々な実施例の
スプレイガンのニードル電極へ供給される高電圧は約1
5kvである。この電圧によって少なくとも20〜50
マイクロアンペア(μa)の範囲の安定したコロナ電流
が発生され、コロナ電流全体が、ニードル電極のきわめ
て尖った先端から流れる。比較的高いコロナ電流がニー
ドル先端に集まっているために、ニードルの先端近傍に
は熱が発生する傾向がある。従って、ニードルは高い融
点を有する材料から形成されていて、加熱されたときに
ニードル先端の鋭さが維持できるようになっていること
が重要である。炭素やオスミウム、レニウムも3000
℃を越える融点を有しているけれどの、この発明に関連
して使用するのに好ましい材料はタングステンである。
高い融点を有していてこの発明において使用するのに適
した他の材料としては、ホウ素、モリブデン、ニオビウ
ム、タンタル、ルテニウムがある。しかし、コストなど
他の要因によって材料の選択は制限される。運転時に
は、ニードルの尖った先端から放出される強い静電場
は、スプレイガンから放出される霧化粒子の流れの比較
的中央に静電場が位置するような形で、接地されている
電極まで分布する。従って、霧化粒子の大部分がイオン
化され、それ自身アース電位に維持されている塗装しよ
うとする物体へ静電的に引き付けられる。
【0020】この発明は、発明の精神あるいは本質から
逸脱しない限り他の形態によっても実現が可能である。
従って、上述した実施例は単に説明のためのものであ
り、発明を限定するものではない。この発明の範囲に関
しては、上述した実施例よりも、添付されている特許請
求の範囲を参照すべきである。例えば、この発明の原理
は、ここで述べた考えがその構造に取り入れられていれ
ば、尖った先端を有するものであればニードル以外の形
の電極によって達成することができる。
【0021】なお、本明細書において括弧書の数値とと
もに示した数値は括弧書の数値の換算値であり、不一致
がある場合は括弧書きの数値が正しいものとみなされる
べきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による静電式スプレイガ
ンの斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例による静電式スプレイガ
ンの斜視図である。
【図3】図1のスプレイガンの部分断面図である。
【図4】図2のスプレイガンの部分断面図である。
【図5】従来の静電気ニードルの部分正面図である。
【図6】本発明による静電気ニードルの部分正面図であ
る。
【図7】本発明によるニードルの設置に関する第1の形
態を示す図である。
【図8】本発明の第2の形態を示す図である。
【図9】この発明の第3の形態を示す図である。
【図10】この発明の第4の形態を示す図である。
【符号の説明】
10 スプレイガン 12 ノズル 18 電極 20 ニードル 22 リング電極 24 スプレイパターン 26 スプレイノズル 30 流体ノズル 36 ニードル 40 ニードル導体 42 ブラシニードル 44 スプレイノズル 48 流体ノズル 52 ニードル電極 58 スプレイノズル 60 流体ノズル 64 ニードル電極 66 金属リング

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2の電極と協働するイオン化用ニード
    ルを有し、該イオン化用ニードルと前記第2の電極との
    間の電位差により静電場とコロナ放電を形成して、スプ
    レイガンによって放出されて電場の中を通過する粒子を
    帯電させるようになっている静電式スプレイガンにおけ
    るイオン化システムであって、(a) 前記イオン化用ニ
    ードルがスプレイガンから放出される粒子のパターンの
    近傍に配置され、前記イオン化用ニードルが約50マイ
    クロメータ(μm)以下の曲率半径を有する尖った先端
    を有し、(b) 前記第2の電極が、スプレイガンから放
    出される粒子のパターンの外側で、かつ前記イオン化用
    ニードルから約1.5cm以内に配置されている、 イオン化システム。
  2. 【請求項2】 前記イオン化用ニードルが約250μm
    以下の直径を有する請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記イオン化用ニードルが、2300℃
    以上の融点を有する金属部材からなっている請求項1も
    しくは請求項2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記イオン化用ニードルがタングステン
    材料から形成されている請求項3記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記第2の電極が、前記ニードルの軸の
    まわりに配置された金属リングからなっている請求項1
    記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記第2の電極が少なくとも一つの金属
    球からなっており、この金属球が前記ニードルの軸を横
    切る軸に沿って配置されている請求項1記載のシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも一つの金属球が、前記ニ
    ードルの直径の少なくとも10倍の直径を有している請
    求項6記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記イオン化用ニードルが、約250μ
    m以下の直径を有する請求項5もしくは請求項6記載の
    システム。
  9. 【請求項9】 前記イオン化用ニードルが、約2300
    ℃以上の融点を有する金属部材からなっている請求項5
    もしくは請求項6記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記イオン化用ニードルがタングステ
    ン材料から形成されている請求項8記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記電位差が約15キロボルトである
    請求項1記載のシステム。
  12. 【請求項12】 霧化粒子のパターンを放出する霧化ノ
    ズルの近傍において、スプレイガンへ取付けられる静電
    式イオン化システムであって、(a) 先端が霧化された
    粒子のパターンの近傍にくるように配置され、250マ
    イクロメートル以下の直径を有するニードル電極であっ
    て、前記先端を50マイクロメートル以下の曲率半径で
    尖らせたニードル電極と、(b) 霧化された粒子のパタ
    ーンの近傍で、かつ前記尖った先端から約1.5 センチメ
    ートル以内に配置された第2の電極であって、前記パタ
    ーンが前記ニードル電極と当該第2の電極との間に位置
    するようにした第2の電極と、(c) 前記ニードル電極
    と、前記第2の電極との間に電位差を与えるための手段
    と、 を有する静電式イオン化システム。
  13. 【請求項13】 前記イオン化用ニードルが、少なくと
    も2300℃以上の融点を有する材料から形成されてい
    る請求項12記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記第2の電極が、前記ニードルのま
    わりに同心状に配置された金属リングからなっている請
    求項2もしくは請求項3記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記第2の電極が少なくとも二つの金
    属球からなっており、これら金属球が前記イオン化用ニ
    ードルを通る軸に沿って対向状に配置されている請求項
    12もしくは請求項13記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記電位差が約15キロボルトである請
    求項12もしくは請求項13記載のシステム。
  17. 【請求項17】 霧化された粒子のパターンを放出する
    霧化ノズルの近傍において、スプレイガンへ取付けられ
    る静電式イオン化システムであって、(a) 霧化された
    粒子の前記パターンの近傍に配置され、各々50マイク
    ロメートル以下の直径を有する複数のイオン化用ワイヤ
    と、(b) 霧化された粒子の前記パターンの近傍で、か
    つ前記複数のイオン化用ワイヤの約1cm以内に配置され
    ている第2の電極と、(c) 前記複数のイオン化用ワイ
    ヤと、前記第2の電極との間に電位差を与えるための手
    段と、 を有する静電式イオン化システム。
  18. 【請求項18】 前記複数のイオン化用ワイヤの各々
    が、少なくとも1500℃の融点を有する材料から形成
    されている請求項17記載のシステム。
  19. 【請求項19】 第2の電極と協働して動作するイオン
    化用電極を有し、前記イオン化用電極と第2の電極との
    間の電位差により静電場とコロナ放電を形成し、スプレ
    イガンによって放出されて電場の中を通過する粒子を帯
    電させるようになっている静電霧化装置におけるイオン
    化システムであって、(a) 前記イオン化用電極が、霧
    化装置から放出される粒子のパターンの近傍に配置さ
    れ、また前記イオン化用電極が約50マイクロメータ
    (μm)以下の曲率半径を有する尖った端部を有し、
    (b) 前記第2の電極が、霧化装置から放出される粒子
    のパターンの外側で、かつ前記イオン化用電極から約
    1.5cm以内に配置されている、 イオン化システム。
  20. 【請求項20】 前記イオン化用電極が、約2300℃
    以上の融点を有する金属部材からなっている請求項19
    記載のシステム。
  21. 【請求項21】 前記イオン化用電極がタングステン材
    料から形成されている請求項20記載のシステム。
  22. 【請求項22】 前記第2の電極が、前記イオン化用電
    極のまわりに配置された金属リングからなっている請求
    項19記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記第2の電極が少なくとも一つの金
    属球からなっており、この金属球が前記イオン化用電極
    の軸を横切る軸に沿って配置されている請求項19記載
    のシステム。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも一つの金属球が、前記
    端部の曲率半径の少なくとも10倍の直径を有する請求
    項23記載のシステム。
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