JPH08228831A - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

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JPH08228831A
JPH08228831A JP6484595A JP6484595A JPH08228831A JP H08228831 A JPH08228831 A JP H08228831A JP 6484595 A JP6484595 A JP 6484595A JP 6484595 A JP6484595 A JP 6484595A JP H08228831 A JPH08228831 A JP H08228831A
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JP
Japan
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liquid
valve
thin plate
valve seat
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6484595A
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English (en)
Inventor
Takumi Kurokawa
巧 黒河
Hideyuki Usami
秀幸 宇佐美
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液体貯溜室の液体を弁座と弁体とからなる弁
機構を介して吐出口部から吐出させる吐出容器にあっ
て、前記弁座と弁体との間に揮発性の少ない液状密閉剤
を介在させた吐出容器。 【効果】 容器本体内(液体貯溜室)に空気などが侵入
せず、液体の乾燥防止が図れ、また、衛生的でもある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧用乳液、ハンドク
リ−ム、ファンデ−ション、洗髪用シャンプ−、リン
ス、液状の歯磨粉、マヨネ−ズ、ケチャップ、糊、絵の
具などの液体の吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】液体貯溜室の液体を弁機構を介して吐出
口部から吐出させる吐出容器の1例として、図6、図7
(図7は、図6における先端部の拡大図)に示すような
ものがある。押圧変形可能な比較的柔らかい容器本体1
01は、液体が蓄えられる液体貯溜室102となってい
る。また、容器本体101の上部には、先部材103が
螺着などにより取り付けられており、その先部材103
の先端部には、吐出口部104が形成されている。そし
て、その吐出口部104の内側には、湾曲形成された弁
座部105が形成されている。また、前記先部材103
の内側には、弾撥部材106により吐出口部104の方
向に付勢された弁体107が配置されている。その弁体
107の中間部には、弁部108が形成されており、前
記弁座部105に弾撥部材106の作用により当接して
いる。尚、前記弁体107の先端には、塗布部109が
形成されており、吐出口部104から突出している。こ
の塗布部109を塗布する面に押圧することにより、弁
体107を後退せしめ弁機構を拡開させ、さらに容器本
体101を押圧することにより、液体を吐出口部104
より吐出させるのである。また、図8に示すような板状
の平弁構造を有する吐出容器も知られている。容器本体
110は、液体が貯えられる液体貯溜室111となって
いる。その容器本体110には、蓋体112が固定され
ており、その蓋体112には、第1の平弁113を有す
るピストン体114が固定されている。また、蓋体11
2の上方には、第2の平弁115を有し、シリンダ−部
116が形成された押圧体117が弾撥部材118によ
って付勢され配置されている。この押圧体117の移動
により、前記第1の平弁113並びに第2の平弁115
を開閉させ液体を吐出させるものであり、前例の弁構造
に比べて比較的小さい作用(力)で弁機構を拡開させる
ことができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】云うまでもないが、弁
機構は、一般的に、不使用時において、液が漏れないよ
うに精度良く形成されている。しかし、精度良く成形す
ると云っても限界がある。精度が劣る1例としては、製
造上の寸法バラツキや弁座部や弁部の表面に形成されて
しまう微小な凹凸であり、これらによって弁座部と弁部
との接触面に隙間が生じてしまう。これは、特に、弁体
並びに弁座部が硬質材質より形成されているときに発生
しやすい。しかし、昨今においては低価格化を図らなけ
ればならなくなり、バラツキや表面の微小な凹凸を極力
抑えるなどの精度を追求することが困難になってきた。
ここで、単に、弾撥部材106の弾撥力や、第1の平弁
114並びに第2の平弁116の閉鎖力を強くすること
も考えられるが、使用の際、弁機構を拡開させる力も大
きく掛けなければならなくなり実用的ではない。ここ
で、一度、弁機構である弁座部と弁部との間に液体が介
在すれば、多少、弁機構にバラツキや凹凸があっても、
液体が凹凸などに入り込み、液体の表面張力などにより
不使用時には密閉状態になるものである。しかし、最初
に使用するのは消費者であり、よって、消費者に渡るま
で弁機構には液体が介在していないことになる。製造者
から消費者に渡るまではかなりの日数がかかる。この期
間において、空気などが弁機構の微小な凹凸などから入
り込んでしまう危険性がある。そして、空気が侵入する
と、液体の表面は空気に触れ続けていることになり、液
体を乾燥させてしまうことになる。また、液体に揮発性
の高い物質が混入している場合などは、その物質が弁機
構の微小な凹凸から逃げてしまうことにもなる。
【0004】また、空気には、様々なバイ菌やほこりや
ちりなど、人間にとっては悪影響をおよぼすような物質
が混入している。このようなバイ菌などの物質が液体に
混入すると、非衛生的な液体となってしてしまうことは
云うまでもない。時には、かびや変色が発生し、非常に
非衛生的な液体となってしまう。このような非衛生的な
液体が、特に、化粧料や食用である場合には非常に好ま
しくない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたものであり、液体貯溜室の液体
を弁座と弁体とからなる弁機構を介して吐出口部から吐
出させる吐出容器にあって、前記弁座と弁体との間に揮
発性の少ない液状密閉剤を介在させたことを要旨とす
る。
【0006】
【作用】液体貯溜室の液体が弁機構に介在(付着)する
前、つまり、消費者が使用する前から、揮発性の少ない
液状密閉剤があらかじめ介在しているので、弁機構は密
閉されている。
【0007】
【実施例】添付図面に基づき一例を説明する。容器本体
1は内部に液室(液体貯溜室)2を形成する軟質の袋体
3を収容している。直接、容器本体1の内部を液室2と
してもよいが、軟質の袋体3の使用は、収容する液の消
費に応じて収縮し、外気の混入を防止できる上で容易な
手段である。この軟質の袋体3は、容器本体1の開口部
に取り付けた口部材4の下側周壁面にヒ−トシ−ルなど
により液漏れしないよう取り付けられている。口部材4
は内側にピストン5を有している。図示のピストン5
は、適度の弾力性を発揮させるとともに大きな口径を確
保するために別体のピストン体6を固着したものとなっ
ているが一体成形品であってもよい。また、ピストン5
には図面上方に開放できる弁7が取り付けられている。
弁7は、液室2と連通する内孔8からの液の出口となる
ものである。
【0008】弾撥体9により図面上方に付勢されたシリ
ンダ−10がこのピストン5に対して液密摺動可能に取
り付けられている。ピストン体6の外周壁に唯一設けた
弾性環状部11がこのシリンダ−10の内孔12の内周
壁に対する密閉摺接部となっている。また、シリンダ−
10には、弁7同様、図面上方に開放できる弁13が取
り付けられている。弁13は、弁7から内孔12に出て
きた液の出口となるものである。
【0009】このシリンダ−10の上部にはノズル体1
4が取り付けられている。図示のノズル体14は、弁1
3から出てきた液体の流通路を有するノズル部材15
と、このノズル部材15に別体あるいは一体的に成形さ
れた頭冠16と、ノズル部材15の液体流通路15aの
中間に固定された弁体となる薄板状部材17とよりなっ
ている。ここで、薄板状部材17は、常時は液体流通路
15aを遮蔽した状態であり、後方部で固定されている
ものであ。つまり、使用時に、薄板状部材17が弾性変
形し、液体流通路15aの先端近傍が吐出口部17aと
なる。また、前記頭冠16の下面には、薄板状部材17
が弾性変形するための逃げ空間部16aが形成されてい
る。なお、前記記薄板状部材17は、できる限りノズル
部材15の液体流通路端部の吐出口18の近傍まで位置
しているが、吐出口18からは露出しないよう配置され
ている。薄板状部材17の成形によるばらつきを考慮し
たものであり、薄板状部材17に直接、指などが触れな
いようにするための配慮である。
【0010】また、前記薄板状部材17と、その薄板状
部材17の下面に接するノズル部材15の弁座部15b
との間には、揮発性が低い液状密閉剤19が介在してい
る。この液状密閉剤の種類としては、揮発性の低い物質
であれば種々採用可能であるが、液室2内の液体が化粧
料などの場合には、その化学変化(変質)などを考慮
し、他の物質と混合しても化学変化の起こしにくい、例
えば、シリコ−ンや流動パラフィン、グリセリン、ポリ
エチレングリコ−ルなどが良い。また、粘度としては、
比較的低粘度(100cps〜10万cps)とするの
が好ましい。消費者が容易に使い始められるようにであ
る。
【0011】前記薄板状部材は、ステンレスや炭素鋼、
同合金(リン青銅)などの金属材質、や、これらの金属
材質の表面にポリアミドや塩ビニル、ポリエチレン、ポ
リウレタンなどの樹脂のコ−ティングを施したもの、あ
るいは、POMやABS、PP、PET、PEなどの樹
脂成形品が挙げられる。要は、液体の種類によって適宜
選択すれば良いのである。なお、金属材質に樹脂のコ−
ティングを施すことにより、密着性(密閉性)、耐食性
を向上させることができる。また、前記薄板状部材17
は、後方が湾曲形成されており、その後方部17bをノ
ズル部材15に形成した固定縦溝15cに圧入している
が、単なる板状物としその後端部を溶着などによりノズ
ル部材15に固定しても良く、種々の方法が考えられ
る。符号15dは、薄板状部材17の過剰なる湾曲を防
止するための規制突起であり、薄板状部材17を固定
後、内側方向に折り曲げたのである。この薄板状部材の
過剰なる湾曲防止は、薄板状部材の塑性変形を防止し経
時的に復元を確実にするためでもあり、また、使用時に
おける液体の過剰吐出も防止するためである。
【0012】次に、使用例について説明する。頭冠16
を押圧すれば、シリンダ−10が弾撥体9の弾撥力に抗
して図面下方に摺動し、このとき、弁13が開放してシ
リンダ−10の内孔12内からノズル部材15の液体流
通路に出た液体により内圧が高くなって薄板状部材17
が変形して吐出口部17aが拡開し液体流通路が形成さ
れ、薄板状部材17と弁座15bとの間に介在している
液状密閉剤を伴い、或は、押し退けて、やがては、ノズ
ル体16に形成されている吐出口18から液体が吐出さ
れる。また、頭冠16の押圧を解除すれば、薄板状部材
17が復帰し、再び液体流通路を遮蔽するとともに、弾
撥体9の弾撥力によってシリンダ−10が図面上方に摺
動(復帰)し、このとき、弁7が開放してピストン5の
内孔8からシリンダ−10の内孔12へ液体が出て、次
の使用準備がなされることになる。ここで、液状密閉剤
が排出されても、今度は液体が介在し密閉状態となるも
のである。
【0013】その他にも種々なせる。例えば、弁7や弁
13の形成位置や形状は必ずしも図示したものに一致さ
せなくてもよい。図4に示す例は、ボ−ルタイプの弁機
構を使用したものであり、容器本体(図示せず)に固定
されている口部材20には、液体通路21が形成されて
おり、その先端は吐出口部22となっている。また、前
記液体通路21の中間部には、コイルスプリングなどの
弾撥部材23により付勢されたボ−ル24が配置されて
おり弁機構を形成している。本例においても、製造時に
あらかじめ、ボ−ル24と口部材20の弁座部20aと
の間に液状密閉剤19が介在されている。
【0014】図5に示す例は、ペンシル型の塗布具を示
すものであり、後端を押圧することにより弁機構を拡開
させ、繊維状の塗布部に液体を供給するものである。容
器本体25の内部は、長手方向に移動可能液体貯溜室2
6が配置されている。その液体貯溜室の後方(図中下
方)で、容器本体25の後方には、弾撥部材27によっ
て付勢されたノック体28が配置されている。一方、液
体貯溜室26の前方で、容器本体25の前方には、繊維
状の塗布部29が取り付けられた筒状の固定部材30が
取り付けられている。そして、その固定部材30の内側
には、弁座部30aが形成されており、その弁座部30
aには、弾撥部材31によって付勢された弁体32の弁
部32aが係合し弁機構を形成している。そして、本例
においても、勿論、製造時にあらかじめ、弁座部30a
と弁体32の弁部32aとの間に液状密閉剤19が介在
されている。
【0015】なお、従来技術で示したような弁構造の弁
部と弁座部との間にも、製造時あらかじめ、液状密閉剤
を介在しておいても良い。弾撥部材の弾撥力を大きく設
定することなく、良好な密閉作用を保てるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明の吐出容器は、液体貯溜室の液体
を弁座と弁体とからなる弁機構を介して吐出口部から吐
出させる吐出容器にあって、前記弁座と弁体との間に揮
発性の少ない液状密閉剤を介在させたので、容器本体内
(液体貯溜室)に空気などが侵入せず、液体の乾燥防止
が図れ、また、衛生的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部縦断面図。
【図2】図1の頭冠を除いた状態を示す上面図。
【図3】図3の薄板状部材を除いた状態を示す上面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部縦断面図。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す縦断面図。
【図6】従来の技術を示す縦断面図。
【図7】図6における要部拡大縦断面図。
【図8】他の従来の技術を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 液室(液体貯溜室) 3 軟質の袋体 4 口部材 5 ピストン 6 ピストン体 7 弁 8 内孔 9 弾撥体 10 シリンダ− 11 弾性環状部 12 内孔 13 弁 14 ノズル体 15 ノズル部材 15a 液体流通路 15b 弁座部 15c 固定横溝 15d 規制突起 16 頭冠 16a 逃げ空間部 17 薄板状部材 17a 吐出口部 17b 後方部 18 吐出口 19 液状密閉剤 20 容器本体 20a 弁座部 21 液体流通路 22 吐出口部 23 弾撥部材 24 ボ−ル 25 容器本体 26 液体貯溜室 27 弾撥部材 28 ノック体 29 塗布部 30 固定部材 30a 弁座部 31 弾撥部材 32 弁体 32a 弁部 101 容器本体 102 液体貯溜室 103 先部材 104 吐出口部 105 弁座部 106 弾撥部材 107 弁体 108 弁部 109 塗布部 110 容器本体 111 液体貯溜室 112 蓋体 113 第1の平弁 114 ピストン体 115 第2の平弁 116 シリンダ−部 118 押圧体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体貯溜室の液体を弁座と弁体とからな
    る弁機構を介して吐出口部から吐出させる吐出容器にあ
    って、前記弁座と弁体との間に揮発性の少ない液状密閉
    剤を介在させたことを特徴とする吐出容器。
JP6484595A 1995-02-28 1995-02-28 吐出容器 Pending JPH08228831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6484595A JPH08228831A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6484595A JPH08228831A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 吐出容器

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JPH08228831A true JPH08228831A (ja) 1996-09-10

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ID=13269972

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JP6484595A Pending JPH08228831A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 吐出容器

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