JPH08228625A - 飼料給餌器用パーツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】餌のこびりつきによる詰まりを解消させる。 【構成】飼槽１に支持棒４を取付け、連結具６の上限調
節ナットを支持棒４の穴の部分に差込む、支持ボルト５
をねじ込み支点板で固定なる。連結具６とホッパー２は
あらかじめ連結されており、ホッパー２は連結具６によ
り固定されている。下部排出口にブリッジ防止筒７を取
付ける。飼槽１に配管取付けアーム９をあらかじめ取付
けておく、これに給水パイプ１１を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は家畜に飼料を与える給餌
器に係るものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の技術は排出口部分が押しベラ開閉
式で貯留ホッパーが揺れないもの、貯留ホッパーは揺れ
るが排出口の逆錐形のもの、縦型筒で下部が広がりをも
たせていないもの、また揺動かし方式の場合でも部品の
数が多く故に構造が複雑で管理者の操作が面倒で、生産
コストが高くつくものがある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の給餌器は貯留ホ
ッパーならびに、供給縦型筒の飼料排出口部分への飼料
のこびりつきがありそのため餌詰まりを発生する。本発
明はそれを解決するものである。 【０００４】従来の押しベラ開閉式は貯留ホッパー内部
の飼料が動かないのでブリッジを発生する。また揺り動
かし式はホッパーならびに縦型筒が揺り動くための部品
が多くそのための部品費用がかかり、複雑な構造のため
故障しやすうえ操作が面倒である。本発明はそれを解決
するものである。 【０００５】従来のウエット給餌器における給水配管は
撤去、取付けに手間がかかり簡単に行えない。本発明は
それを解決するものである。 【０００６】 【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、飼料貯留供給ホッパー２ならびに飼料供給縦型筒の
飼料排出口に餌ブリッジ防止筒７を設ける。 【０００７】上記目的を達成するために、飼料貯留供給
ホッパー２ならびに飼料供給縦型筒を揺動かし振動させ
るために支持棒４を設ける。 【０００８】上記目的達成のため給水配管用取付けアー
ム９を設ける。 【０００９】 【作用】飼料貯留供給ホッパー２の下部の排出口へブリ
ッジ防止筒７をビスナット１６１７を用い取付ける。そ
して間隙より出た飼料を家畜が食べようとするとその筒
７に触れる。そしてホッパー２に力が伝わる。この場合
家畜の唾液あるいは飲水の水で餌が湿った場合でも排出
口が広がっているので餌詰まりがない。 【００１０】飼料ホッパーに家畜が加えた力は連結具６
を経由し３の上下調節ナットからボルト５に伝わり支点
板１３に伝わる。そして伝えられた圧迫力は支持棒４の
材質へ加わり、その場合４の材質のもつ伸縮復元運動し
なりを呼起こす。そして結果的にはその反発力がホッパ
ー２に返り振動させ揺り動かす。 【００１１】給水パイプ１１は水平方向より縦方向に変
換し、取付けアーム９に密着させるそのアームにバンド
１０で締付け固定する。そのパイプに給水の水が通じ
る。または縦方向から水平方向に変換し取付けアームに
バンド１０またはユーボルトで締付け固定する。その給
水パイプの中を飲水器へと水が通ずる。 【００１２】 【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は飼料給餌器全体の斜視図である。ホッパー２の下部
にブリッジ防止筒７が設けてある。この場合図７では丸
形、角形の図を表してあるが、ホッパー２に差込みビス
１６、１７で固定する図６では飼料が下部の隙間より排
出され停止している。図８、図１２はホッパー２のかわ
りに縦型筒２を用いている。図９はブリッジ防止筒の様
々な形状を表してあるが上部より下部が広がっているの
が共通している。そのことにより同じ効果を得ることが
できる。図４ではホッパー２の上部に取付けた連結具６
よりの上下調節ナット３を支持棒４の内部に差込んであ
る３は外部の支持棒の内壁面にすれる状態で上下する。
従って支持棒にゆとりある状態で固定されている。また
図５を参照すればその構造が分かりやすく表してある。
ボルト５を支点板１３で支持しフリー状態で回転可能で
ある。従って３のナットをボルトにより上下させるので
ある。そういった構造に合わせもたせたのが支持棒の伸
縮しなりを上記の経路でホッパー２に力を返す構造であ
る。支持棒４は下部の部分で給餌器本体１に連結固定し
てある。図１における給水管１１に取付けた飲水器１２
は配管取付けアーム９にバンド１０で締付け固定してあ
る。アーム９は飼料給餌の飼槽１に完全固定してある。
図１０、１１ではアームの形状を表してあり給水管の取
付けはバンド１０、ユーボルト１９で取付ける。 【００１３】 【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので次に記載する効果を奏する。 【００１４】飼料排出口にブリッジ防止筒７を設けるこ
とで、排出口が広がり飼料の排出が速く、しかも量が多
く排出供給できる。また排出口が広がることでブリッジ
による餌詰まりが発生しない、飼料のこびりつきを最小
限にし、万一こびりつきがあっても排出口が下部で広が
っているので餌詰まりがない。以上のことで、このブリ
ッジ防止筒のパーツを設けることで、従来の飼料給餌器
に多発するトラブルを無くすことができる。故に家畜が
食べたい量を食べたい時間帯に充分飼料供給することが
できるため、給餌器による家畜へのストレスとなるマイ
ナス要因を与えること無く成長させることができる。ま
た飼育管理者への管理上の負担も排除でき作業能率が一
段と飛躍する効果を得ることができる。 【００１５】飼料貯留供給ホッパー内での飼料ブリッジ
の発生を無くす意味において、支持棒を用いる。この支
持棒はホッパーを固定する意味と共に振動させる働きも
兼ね備えている。また図８の場合の縦型筒にて餌供給す
る場合においても同じである。従来の給餌器のような、
振動させるための部品を必要としない発明のため、構造
はいたって単純であり故障しない。また操作も簡単であ
る。従って耐用年数が長くまた製作費も安価である。以
上のことでこの支持棒パーツを用いることで餌詰まり、
言換えれば飼料ブリッジを未然に防止しすることができ
る従って飼育管理者並びに畜産経営者への多方面でのコ
スト削減、無駄手間の排斥のお役にたつ効果を得ること
ができる。 【００１６】ウエット給餌器における給水配管におい
て、水詰まりや腐蝕損傷はよく発生する。この場合配管
撤去、新配管取付け作業を行わなければならない。畜房
内での作業は家畜が房内にいる状況で行うのが一番良
い。その場合撤去に時間がかかると、餌と同様家畜にス
トレスを与えることになる。この作業を素早く行うた
め、本発明の給水配管取付けアームのパーツを用いれば
簡単に行うことが可能である。以上のことで飼育管理者
の手間を最小限にすることができる。家畜の移動など面
倒で時間のかかる作業はいらなくなる。以上の効果を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】飼料給餌器の全体の斜視図である。飼料貯留供
給ホッパーで表してある。 【図２】給餌器全体の正面図である。飼槽の前面は一部
省略して表してある。 【図３】給餌器全体の平面図である。 【図４】給餌器全体の側面図である。飼槽は一部省略し
て表してある。 【図５】支持棒の構造の斜視図である。支持棒は中程で
省略して表してある。 【図６】飼料ブリッジ防止筒の取付けられた状態の斜視
図である。餌が出ている状態も同時に表してある。ホッ
パーは省略して表してある。 【図７】飼料ブリッジ防止筒の構造の斜視図である。ビ
スにて取付けする場合の状況を表してある。ホッパーは
省略して表してある。 【図８】飼料ブリッジ防止筒を縦型筒に取付けた状態の
斜視図である。 【図９】飼料ブリッジ防止筒の様々な形を表した斜視図
である。何れも上部より下部が広がっている構造が共通
しているのを表してある。 【図１０】、 【図１１】給水配管取付けアームの斜視図である。アー
ムの形の種類の異なるのを表してある。また取付けるた
めのバンドビス、ユーボルトも同時に表してある。配管
パイプは一部のみで省略してある。 【図１２】飼料供給縦型筒をホッパー２に代用して取付
けた斜視図である。 【符号の説明】 １ 飼槽 ２ 飼料貯留供給ホッパー、飼料供給縦型筒 【パイプ】 ３ 上下調節ナット ４ 支持棒 ５ 支持ボルト ６ 連結具 ７ ブリッジ防止筒 ８ 振れ止めピン ９ 配管取付けアーム １１ 給水パイプ １２ 飲水器 【ニップル】 １３ 支点板 １４ 配管取付けビス １５ 配管取付けナット １６ 筒取付けビス １７ 筒取付けナット １８ 飼料 １９ 配管取付けユーボルト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】家畜の飼料給餌器における餌供給方法とし
   て、給餌器の飼槽１に飼料を安定的に供給するために、
   ブリッジ防止筒７を飼料貯留ホッパー２の最下部に設け
   るこの飼料貯留ホッパー２に設けたブリッジ防止筒７の
   最下部と給餌器本体１の底部上面の間隙より飼料が重力
   により溢れようとする。このとき一定の量が出現すると
   ブリッジが発生し飼料出現は停止する。しかし出現した
   餌を家畜が食べると餌は無くなりその跡に餌が再び重力
   により落ちてくる。この場合自然落下排出のみの力作用
   であれば餌の湿り具合などで何時か餌詰まりが発生す
   る。しかし本発明は飼料供給貯留ホッパーの最下部にブ
   リッジ防止筒７を設けることで飼料の湿りなどによるこ
   びりつきを防止することができる。その理由は上部より
   下部にかけて広がりをもたせてあるためである。通常の
   給餌器にありがちな逆錐形あるいは垂直縦型筒では飼料
   のこびりつきが発生しやすい。飼料の通過経路において
   こびりつきやすい部分は、家畜が食べる場合直接触れる
   飼料の排出口部分である。本発明はこの飼料の排出口に
   上部より下部にかけて広がりをもたせてあるブリチッジ
   防止筒を設けることで、この問題を解決するものであ
   る。以上のように飼料給餌器における問題点を解決する
   べく発明された飼料給餌器用パーツ、ブリッジ防止筒。 【請求項２】飼料貯留供給ホッパー２に貯留された飼料
   は、下部で家畜が食べると重力により下に落下する。し
   かし貯留された期間が長くなれば逆錐形の場合狭くなっ
   てゆく下部に近付くほど、飼料が密集しブリッジを発生
   させる。また垂直形の飼料供給筒においても細い縦型筒
   などは同じ現象が発生する。本発明はこの問題を解決す
   るべく飼料貯留供給ホッパーの支持棒４を設けたのであ
   る。この支持棒４は上下調節ボルト５と連結具６からな
   る。家畜が飼料を食べる場合に下部の筒７に触れる。こ
   の家畜が作用した力は飼料貯留ホッパー２に伝わる。そ
   してホッパー２に取付けられた連結具６を経由し３の上
   下調節ナットとボルト５に伝わる。そしてボルト５に加
   わった力を支点板１３の上、下において支持棒４に伝え
   る。支持棒４の材質への圧迫力は、支持棒４のもつ材質
   の伸縮復元運動で吸収そして反発される。この場合支持
   棒４の下部が飼槽１に完全固定されいるため支持棒４に
   しなりを発生させるのである。そしてその復元力が同じ
   経路をたどりホッパー２に返り、ホッパー２を振動また
   は揺れ動かさせる。故に内部の飼料も同時に振動され揺
   り落とし現象を発生させる。ブリッジの部分は解消され
   飼料は落下する。以上のように飼料給餌器にありがちな
   ブリッジを防止するために発明された 【請求項１】の飼料給餌器用パーツ支持棒。 【請求項３】飼料給餌器におけるウエット給餌の飲水配
   管は、詰まり、腐蝕等のトラブルが発生する。この場合
   配管撤去し新たに配管取付けの工事を必要とする。家畜
   房の家畜の移動が困難な場合、作業は迅速に行わなけれ
   ばならない。しかしながら従来の設置状況では給餌本体
   の裏面より配管されていたり、配管パイプの締付けナッ
   トが壁面や柵面の給餌器どうしの隙間にあり、撤去、取
   付けが困難である。しかし本発明はこの問題を解決する
   ものである。その方法として配管取付けアーム９を設け
   るのである。アーム９はバンド１０、ビス１４、１５、
   ユーボルト１９において撤去、取付けが簡単にできる。
   特に給餌器の飼槽内部でで撤去、取付けができるよう発
   明したのである。このことで作業者の両手が自由に使用
   でき、工事が迅速にしかも楽にできるのである。以上の
   ように発明された 【請求項１】 【請求項２】の飼料給餌器用パーツ配管取付けアーム。