JPH08228616A - 環境共生型建造物の立体花壇システム - Google Patents

環境共生型建造物の立体花壇システム

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JPH08228616A
JPH08228616A JP7058268A JP5826895A JPH08228616A JP H08228616 A JPH08228616 A JP H08228616A JP 7058268 A JP7058268 A JP 7058268A JP 5826895 A JP5826895 A JP 5826895A JP H08228616 A JPH08228616 A JP H08228616A
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JP
Japan
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dimensional
tank
flowerbed
water
pipe
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Application number
JP7058268A
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English (en)
Inventor
Koichi Furusawa
浩一 古澤
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Hiroshi Kamiya
博 神谷
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Dokoo Kk
SEKKEI KEIKAKU SUIKEI DESIGN K
SEKKEI KEIKAKU SUIKEI DESIGN KENKIYUUSHITSU KK
TECHNO PLAN KK
Dokoo KK
Original Assignee
Dokoo Kk
SEKKEI KEIKAKU SUIKEI DESIGN K
SEKKEI KEIKAKU SUIKEI DESIGN KENKIYUUSHITSU KK
TECHNO PLAN KK
Dokoo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Dokoo Kk, SEKKEI KEIKAKU SUIKEI DESIGN K, SEKKEI KEIKAKU SUIKEI DESIGN KENKIYUUSHITSU KK, TECHNO PLAN KK, Dokoo KK filed Critical Dokoo Kk
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】マンション等の建造物のバルコニーやポーチや
階段部に沿って設けられた花壇に雨水を自然エネルギー
を介し循環裡に給水し、環境に優しく自然と調和した立
体花壇システムを提供する。 【構成】雨水集水タンク4からヘッダーパイプ6を介し
横方向各ユニットの花壇に対しブランチパイプ7を介し
横配列の各花壇3に対しその上部に灌水タンク10を設
けて給水し、灌水タンク10はドレンパイプ21によっ
て接続され、最下層の雨水貯溜タンク15に接続され、
雨水貯溜タンク15は風車19により駆動されるポンプ
16によりリターンパイプ17を介し屋上の雨水集水タ
ンク4にリサイクル裡に循環され、常に環境に優しく自
然と調和した立体花壇システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、環境に優しく共生型
に託されたマンション等の建造物のバルコニーやポーチ
や階段等に沿って縦横行列式に配設された立体花壇に雨
水をリサイクルして供給することが出来るようにした環
境共生型建造物の花壇システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、市民生活は科学技術の著し
い発達に支えられて著しく向上するようになっており、
生活環境のみならず、産業環境も著しく豊かにはなって
きているが、反面公害問題や環境汚染問題は、単に一地
区のみならず、全地球規模で市民生活を脅かすようにな
ってきており、したがって、近時科学技術の発達に支持
されている豊かな市民生活は環境調和問題と共存するこ
とが強く求められるようになってきている。
【0003】この点は単に行政からの指導のみならず、
市民コミュニティーでの問題としても取り上げられるこ
とが強く認識されるようになり、特に、市民生活に直結
する住環境においてはみじかな環境調和問題としてとら
えることが出来、都市部,地方部を問わず、例えば、緑
化計画が導入されるようになってきている。
【0004】しかも、かかる緑化問題が自然との調和が
強く求められ、所謂「人や地球に優しい」住環境造りが
強く求められるようになってきている。
【0005】更に、環境共生型建造物としてのマンショ
ン等の集合住宅が開発され、実現されつつあるが、かか
る環境共生型建造物としてのマンション等の在来態様は
屋上やバルコニーやポーチ等有効利用出来る部位に草木
や草花等を植設する程度であり、建造物の壁面を含めた
全体部分の有効利用は図られておらず、バルコニーやポ
ーチ等には精々鉢植程度のプランターが配列されている
にすぎず、又、水道水等の給水等に頼り、屋上等のプラ
ンターが僅かに降水等を利用しているに過ぎなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、花壇等に
あっては完全には降水利用がなされておらず、水道水に
よるシャワーリング等が給水の態様であり、ましてや太
陽熱や風力等を有効利用する自然との調和が図られてい
る住環境はほとんど現出されていないきらいがあった。
【0007】そして、バルコニーやポーチ等に鉢植等の
プランターを直線的に配列する態様では住人等の観賞に
は耐えられるが、当該建造物の外側からは視認されず、
したがって、鳥や昆虫等が住みつくような生息さえも叶
わず、自然環境との共生が確実に行われていない難点が
あった。
【0008】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくマンション等の建造物における環境調和問題が充
分に採り入れられていない問題点を解決すべき技術的課
題とし、単に屋上に緑化植物を植生させるのみならず、
当該建造物の側壁に沿って、又、階段にすら沿ってプラ
ンターを縦横に立体的に配列し、給水は降水を確実に利
用し、風力を利用する降水のリサイクルをも可能にし、
太陽電池パネル等の利用と共に完全に自然環境との調和
を図ることが出来るようにして建設産業における環境調
和技術利用分野に益する優れた環境共生型建造物の立体
花壇システムを提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、マンション等の環境共
生型建造物の屋上には各種の菜園等の植物を植生させ、
又、バルコニーやポーチや階段等の側面には縦横にユニ
ットの立体花壇をハンガータイプ等にして設け、給水シ
ステムについては屋上に降水に対する集水タンクを設
け、該集水タンクからヘッダーパイプを介し縦樋から横
樋に導水がなされ、各横配列の立体花壇のユニットが上
部、又は、下部に灌水タンクを設け、該各灌水タンクの
間には給水パイプが接続されて各ユニットの階層の花壇
には横樋、及び、オーバーフローパイプが設けられて各
階層の花壇のプランターには同時に給水が開始され、而
して、横樋兼灌水タンクの間には給水パイプによって直
接的に相互に接続されていることにより、ヘッダーパイ
プを介しての給水は各ユニットの各階層の立体花壇の各
灌水タンクに間断なく速やかに給水されるようにされ、
又、経時的には各層の灌水タンクに接続されているオー
バーフローパイプによりスムーズに給水が行われるよう
にされ、経時的には給水パイプの基端部、及び、横樋か
ら毛細管作用体の不織布等が接続されて同時給水が行わ
れ、最下層の保水タンクからはオーバーフローパイプを
介して雨水貯溜タンクにオーバーフロー水が貯溜され、
屋上に設けた風車等を介しポンプの作用により該雨水貯
溜タンクから貯溜された雨水が屋上の雨水集水タンクに
リサイクル裡に循環され、当該建造物全体を覆うように
された立体花壇や菜園等の炭酸同化作用により健康増進
にプラスし、鳥類や昆虫類の生息も可能にし、外観的に
も立体的観賞がなされるようにして自然環境との共生が
確実に図れるようにした技術的手段を講じたものであ
る。
【0010】
【実施例】次に、この出願の発明の1実施例を図面に基
づいて説明すれば以下の通りである。
【0011】まず、前半にこの出願の発明の概略を説明
し、次に後半に詳細な部分を説明するものとする。
【0012】図1〜図4に示す態様において、1は環境
共生型建造物としてのマンションであり、その各階の階
層には壁面に沿ってバルコニーやポーチ2の南向きの方
向に縦方向所定段数各階層ごとの立体花壇3,3,3…
が横方向に各ユニットごとに配列されており、又、各階
段2' にも日当りの良い方向に指向して当該階段2'に
沿って立体花壇3' ,3' が配列されている。
【0013】尚、当該図1〜図4に示す態様において各
ユニットの立体花壇の縦方向段数は3階層に示されてい
るが、当該態様は1実施例のものであって階層は3階層
に限るものでないことは勿論のことである。
【0014】そして、当該マンション1の屋上には図示
しない菜園が設けられ、図示しない雨水の集水樋が当該
菜園の間に同じく図示しない太陽電池パネル等と共に配
列されており、図5,図6に示す様に、集水樋から捕集
された雨水は雨水集水タンク4に貯溜されてドレンコッ
ク5を介しヘッダーパイプ6に給水され、該ヘッダーパ
イプ6からは各横配列のユニット花壇へのブランチパイ
プ7,7に各々給水バルブ8を介し分岐接続されてお
り、該各ブランチパイプ7,7は縦樋9を介し各ユニッ
ト花壇の各階層の横樋をかねる灌水タンク10,10に
接続され、各灌水タンク10に一斉に給水が出来るよう
にされている。
【0015】而して、灌水タンク10は各階層の立体花
壇の上部に設けられているが、最下層の立体花壇の下側
には保水タンク11が設けられている。
【0016】そして、各灌水タンク10、及び、保水タ
ンク11の間には階層の立体花壇3,3' に対し、J型
の給水パイプ13を介し接続されており、ブランチパイ
プ7、及び、給水パイプ13には毛細管作用体としての
不織布が貫通されており、上記縦樋9からの給水とは別
に経時的に各灌水タンク10に湿潤的に導水することが
出来るようにされている。
【0017】尚、当該給水パイプ13,13…について
図5,図6では図示の都合上整合的には示されていない
ものである。
【0018】又、各灌水タンク10,10からはドレン
パイプ21が縦樋9に沿って設けられてオーバーフロー
水を最下層の立体花壇の下側に設けられている雨水貯溜
タンク15に接続され、該雨水貯溜タンク15からはポ
ンプ16を介しリターンパイプ17が屋上の雨水集水タ
ンク4に接続されて該雨水を循環裡にリサイクルして環
境共生型にされている。
【0019】そして、当該ポンプ16はギヤ機構18を
介し屋上に設けられている風車19にシャフト20を介
し動力を得るようにされている。
【0020】勿論、当該ポンプ16の風車19による力
学的な動力を得るように加えて無風状態の場合には、前
記太陽電池パネルからの太陽熱発電を介してのモーター
により駆動されるようにされていることである。
【0021】而して、各灌水タンク10からは最下層の
保水タンク11にストレートなドレンパイプ21が設け
られて各層の灌水タンク10の余剰水を該各灌水タンク
10に均一に補給することが出来ると共に不要な余剰水
は当該保水タンク11を介し雨水貯溜タンク15に排水
し、このようにして雨水はリサイクル裡に自然循環さ
れ、しかも、ポンプ16の動力は風車19や太陽電池パ
ネルによる太陽エネルギーにより補われるようにされて
いるために、自然環境に優しい環境共生型にされてい
る。
【0022】そして、図7〜図11に示す様に、各階層
の立体花壇3に於ては各プランター22が保水層23を
有し逆J型の給水兼ハンガーパイプ24を介し適宜に取
り付けられ、該給水兼ハンガーパイプ24内には毛細管
作用体としての不織布25が図11に示す様に、挿通さ
れて灌水タンクの横樋10からの保水層23への給水が
絶えず行われて植物26の根26' に対する湿潤作用を
常時行われるようにされている。
【0023】尚、各プランター22の保水層23底部に
はその下側の灌水タンクに対し逆U型の毛細管作用体と
しての不織布25' が上記不織布25と相俟って毛細管
現象により保水層23に給水することが出来るようにさ
れ、植物26の根26' に対して不断に確実に給水機能
を果すことが出来るようにされている。
【0024】尚、給水パイプ13は雨水灌水タンクの横
樋10と共に各階層の手摺27にクリップやバンド体2
8を介して適宜に取り付けられている。
【0025】そして、設計によっては手摺27は省略さ
れていも良い。
【0026】又、給水パイプ13は図9に示す様に、灌
水タンクの横樋10に対しエルボパイプを介し上方から
給水用に曲折して接続され、又、下層の灌水タンク10
にはドレン用の曲折通路として設けられており、ドレン
パイプ21は当該給水パイプ13に近接して対向し、各
灌水タンク10の均一な水量を保持することが出来るよ
うにされている。
【0027】而して、図12〜図17に示す態様は階段
部2' に於ける立体花壇3' の取り付け態様であり、長
手方向アール状の灌水タンク兼横樋10' には縦樋9か
らの給水ポート29が設けられ、当該灌水タンク兼横樋
10' の図示しないフレームに対する取付ブラケット3
0にハンガーフック31を介して設けられたプランター
22に当該給水ポート29からJ型のハンガー兼給水パ
イプ24が接続され、内装する毛細管作用体としての不
織布25により各プランター22の保水層23に湿潤的
に給水が出来るようにされている。
【0028】尚、当該灌水タンクの横樋10' の端部に
は縦樋からの保水ポート32が開口している。
【0029】したがって、日当りの良い方向からの外視
では当該マンションの建造物1は階段部2' を含めて全
ての壁面に立体花壇が形成されていることになる。
【0030】上述構成において、降水があると総合的に
大面積の集水樋を介し集水タンク4に集水される(これ
までの集水により当該集水タンク4には充分な量の雨水
貯溜タンク15からのリサイクルされる雨水と共に集水
されている。
【0031】而して、当該集水タンク4からはドレンコ
ック5によりヘッダーパイプ6を介し、各横方向配列の
立体花壇の各ユニット最上部の横樋としての灌水タンク
10にブランチパイプ7を介し、そのヘッド差を介し給
水され、ヘッド差が小さくなるような状態では、当該ブ
ランチパイプ7内に介装されている不織布、所謂毛細管
作用を介し経時的に安定して給水状態がなされるよう
に、管理人が定期,不定期的に給水バルブ8を調整して
給水状態をコントロールする。
【0032】而して、各ブランチパイプ7に接続される
給水通路としての縦樋9からは各階層の立体花壇の上部
に設けられて各階層の横樋としての灌水タンク10に一
挙に給水が均一になされていく。
【0033】又、各階層の灌水タンク10相互は不織布
を内装する給水パイプ13により相互に接続されている
ために、当該各階層の横樋としての灌水タンク10は充
分に必要な量の給水がなされる。
【0034】そして、この間該各灌水タンク10はドレ
ンパイプ21により最下層に設けられた雨水貯溜タンク
15に排水され、該雨水貯溜タンク15内の貯溜水はリ
ターンパイプ17を介し風車19によるポンプ16の作
動を介し雨水集水タンク4にリターンされ、このように
して各立体花壇3,3' 内の各花壇12には常時充分な
量の雨水が全く自動的に給水され、その各プランター2
2の保水層23には各灌水タンク10に接続されている
逆J型の給水パイプ24内に介装されている不織布25
による毛細管現象により充分な給水がなされ、又、該保
水層23の下部に設けられた逆U型の不織布25' によ
り下部灌水タンク10からの雨水が確実に吸引供給され
て植物26の根26' に対する保水状態は完全に保持さ
れる。
【0035】勿論、当該作用はバルコニーやポーチに設
けられた立体花壇3に於ても階段部2' に設けられた立
体花壇3' に於ても全く均等に行われる。
【0036】そして、この間の雨水貯溜タンク15から
雨水集水タンク4に対するリサイクル裡の循環にはポン
プ16が作用するが、当該ポンプ16は風車19の回転
作用により行われるが、当該風車19が風力の大小,有
無によって作動する場合においても充分な平滑容量の雨
水貯溜タンク15、及び、雨水集水タンク4の容量にさ
れており、又、長期に亘る無風状態によって風車19が
回転しない場合には太陽エネルギーによりポンプ16が
作動することにより、リサイクル裡の循環は充分に保持
されるものである。
【0037】そして、この間各灌水タンク10にあって
は縦樋9から直接各階層の横樋としての灌水タンク10
にサブブランチパイプを介し水が一挙に供給されるため
に、上から順番に給水される時間ずれはなく、ドレンパ
イプ21により給水が補助的に行われ、更に、その後の
適量の給水で各プランター22の保水層23には潤沢に
給水がなされて植物26の根26' は充分に水分を給水
してその生長を保持することが出来る。
【0038】勿論、この間雨水集水タンク4には管理人
等が所定の栄養剤等を供給して植物26の順調な生長を
促進させるようにすることが出来る。
【0039】そして、日当りの良い方向に在る立体花壇
3,3' が設置されていることにより外方向から視認す
るに建物全体が花壇に覆われて住環境を向上させ、又、
鳥類や昆虫類等も生息することが出来、自然に優しい良
環境のマンションとすることが出来、又、当該立体花壇
3,3' による炭酸同化作用は大量の酸素を供給し住民
の健康保持に大いにプラスすることが出来る。
【0040】そして、手入や補修等の管理業務は各バル
コニーやポーチ2、及び、各階段部2' の内側から適宜
に行うことが出来、当該管理体制は充分に図ることが出
来る。
【0041】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にマンション等の環境共生型建造物の立体花壇システム
において、当該建造物の壁面に沿ったり、階段に沿って
バルコニーやポーチや当該階段の側部に沿って設けられ
た立体花壇に対する水の供給が屋上に設けた雨水集水タ
ンクから縦樋、及び、該縦樋にサブブランチパイプの横
樋の灌水タンクを介して雨水を供給することが出来るこ
とにより、水道水等の止水を用いることなく、したがっ
て、節水に協力出来、コスト的にも安くつくという優れ
た効果が奏される。
【0042】又、該雨水集水タンクから横方向各ユニッ
トの複数階層に設けられた花壇に給水される雨水は最下
層の保水タンクよりその下部に設けた雨水貯溜タンクを
介し、風車により駆動されるポンプにより屋上の雨水集
水タンクにリサイクル裡に循環されることにより、省エ
ネルギー的に当該雨水のリサイクル裡の利用が可能とな
り、この点からも水道水の給水等を用いることなく、省
エネルギー的に給水が図られるという環境共生型建造物
の立体花壇システムとして自然環境に優しい給水システ
ムを採ることが出来るという優れた効果が奏される。
【0043】又、立体花壇にあってはバルコニーやポー
チや階段の手摺部分に沿って(或いはこれに代って)設
けた灌水タンクから給水パイプを介して階層の灌水タン
クに給水が図られることから、階層の灌水タンクには一
斉に灌水が補給され、各階層の灌水タンクに時間ずれの
ない給水が行われるという優れた効果が奏される。
【0044】又、灌水タンクからはオーバーフローパイ
プが接続され、しかも、該オーバーフローパイプや雨水
集水タンクからヘッダーパイプを介してのブランチパイ
プに毛細管作用体の不織布等が介挿されていることによ
り上記一斉の灌水タンクへの給水が行われることに加え
て、その後の経時的給水が該不織布等の毛細管作用体を
介して不断に供給されることが出来、したがって、各立
体花壇に於けるプランターの保水層に常に当該植物の根
に対する給水が完全に行え得るという優れた効果が奏さ
れる。
【0045】而して、当該立体花壇はバルコニーやポー
チ等の建造物の側壁に沿って配設されると共に階段の手
摺等に沿って(或いはこれに代えて灌水タンク)に配設
されるために、日当りの良い方向にプランターを向ける
ことにより、当該日当りの良い方向からの外視により当
該建造物全体が立体花壇に覆われ、斑模様のモザイク的
パターンが当該建造物を覆うことにより外観上も見映え
が向上するのみならず、炭酸同化作用が屋上菜園の炭酸
同化作用と相俟って当該建造物の住民全体に対する酸素
呼吸が行われるようになり、健康保持に大いにプラスす
るという優れた効果が奏される。
【0046】又、当該建造物の全体を覆う立体花壇には
鳥類や昆虫類も生息出来、自然との調和がとれ、環境に
優しい建造物とすることが出来るという優れた効果が奏
される。
【0047】そして、上部の雨水集水タンクと下部の雨
水貯溜タンクとの間をリサイクル裡に循環する雨水のエ
ネルギーは風車を介してのポンプの駆動や太陽発電パネ
ル等の自然力を利用することが出来るために、地域公害
等にも結びつかず、自然に優しい環境を提供することが
出来るという優れた効果が奏される。
【0048】又、立体花壇はバルコニーやポーチや階段
等の手摺に沿って(或いは灌水タンクに沿って)ハンガ
ー等により吊下式にすることが出来るために、該バルコ
ニーやポーチや階段等の内側から保守,管理,整備等が
行われるために管理もし易いという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の環境共生型建造物
の模式平面図である。
【図2】立体花壇の側壁に沿う配列態様の模式側面図で
ある。
【図3】同、模式縦断面図である。
【図4】同、模式横断面図である。
【図5】この出願の発明の給水ラインと循環ラインの模
式斜視図である。
【図6】同、給水ラインと立体花壇の取り合い模式斜視
図である。
【図7】側壁に沿う立体花壇のプランターの模式正面図
である。
【図8】同、模式縦断面図である。
【図9】縦樋の排水ラインの取り合い模式斜視図であ
る。
【図10】同、模式断面図である。
【図11】縦樋と花壇のプランターの取り合い断面図で
ある。
【図12】階段部分の縦樋の模式図である。
【図13】同、側面図である。
【図14】同、縦断面図である。
【図15】同、部分側面図である。
【図16】同、端部給水ポートの断面図である。
【図17】同、正面図である。
【符号の説明】
4 雨水集水タンク 3,3' 立体花壇 9 縦樋 1 建造物 7 ブランチパイプ 6 ヘッダーパイプ 15 雨水貯溜タンク 16 ポンプ 17 リターンパイプ 10 灌水タンク 25 毛細管作用体(不織布)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 17/00 A01G 27/00 502W (72)発明者 古澤 浩一 東京都渋谷区神宮前1−16−1 原宿関口 ビル 株式会社ドコー内 (72)発明者 佐藤 清 埼玉県入間郡大井町苗間596 株式会社テ クノプラン内 (72)発明者 神谷 博 東京都文京区千駄木1−22−30 ザ・ヒル ハウス404 株式会社設計計画水系デザイ ン研究室内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根上に設けた雨水集水タンクからその下
    側に設置された立体花壇に通水路が接続されている環境
    共生型建造物の立体花壇システムにおいて、上記立体花
    壇が縦方向複段の階層式に配列され、且つ横方向複数ユ
    ニット配列され該各ユニットの立体花壇に給水用のブラ
    ンチパイプが上記雨水集水タンクからのヘッダーパイプ
    に接続され、而して各ユニットの立体花壇の最下段の下
    には雨水貯溜タンクが配設されて上記雨水集水タンクに
    ポンプを介してリターンパイプにより接続されているこ
    とを特徴とする環境共生型建造物の立体花壇システム。
  2. 【請求項2】上記ブランチパイプには毛細管作用体が介
    設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の環境共生型建造物の立体花壇システム。
  3. 【請求項3】上記ポンプが屋上に設置された風車により
    作動されるようにされていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の環境共生型建造物の立体花壇システ
    ム。
  4. 【請求項4】上記各ユニットの各層の立体花壇の上部又
    は下部には横樋の灌水タンクが設けられ該各灌水タンク
    の間には給水パイプが接続されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の環境共生型建造物の立体花
    壇システム。
  5. 【請求項5】上記給水パイプの基部には毛細管作用体が
    介設されていることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の環境共生型建造物の立体花壇システム。
  6. 【請求項6】上記灌水タンクからはオーバーフローパイ
    プがその下段側に接続されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の環境共生型建造物の立体花壇シ
    ステム。
  7. 【請求項7】上記各ユニットの立体花壇が各ヘッダーパ
    イプからの横樋に接続されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の環境共生型建造物の立体花壇シ
    ステム。
  8. 【請求項8】上記横樋からはその側部のプランターの保
    水層に毛細管作用体が介設されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第7項記載の環境共生型建造物の立体花
    壇システム。
  9. 【請求項9】上記立体花壇が建造物の側壁に沿って配設
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の環境共生型建造物の立体花壇システム。
  10. 【請求項10】上記立体花壇が階段の手摺に沿って配設
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の環境共生型建造物の立体花壇システム。
  11. 【請求項11】上記手摺が灌水タンクにされていること
    を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の環境共生型
    建造物の立体花壇システム。
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